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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040000
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】真空掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/28 20060101AFI20230314BHJP
   A47L 9/32 20060101ALI20230314BHJP
   A47L 9/24 20060101ALI20230314BHJP
   A47L 9/16 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
A47L9/28 P
A47L9/32 B
A47L9/24 C
A47L9/16
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022199579
(22)【出願日】2022-12-14
(62)【分割の表示】P 2021524432の分割
【原出願日】2019-11-06
(31)【優先権主張番号】1818287.3
(32)【優先日】2018-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(71)【出願人】
【識別番号】500024469
【氏名又は名称】ダイソン・テクノロジー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン・キング
(72)【発明者】
【氏名】ネイサン・ローソン・マクリーン
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・ホールデン
(72)【発明者】
【氏名】エドワード・ボールドリー
(57)【要約】      (修正有)
【課題】制御装置が、ビデオ指導(映像を利用した説明)を表示するように構成されている、真空掃除機を提供する。
【解決手段】真空掃除機4は、空気流を真空掃除機の空気流路を通じて引き込むように構成されている真空モータと、空気流に含まれる塵埃を分離するための塵埃分離器50であって、塵埃受容器を具備する塵埃分離器と、ディスプレイスクリーン100と、ディスプレイスクリーン100に表示される画像を制御するように構成されている制御装置と、を備えている。塵埃受容器が、空気流から分離された塵埃を塵埃受容器に受容することができる閉構成と、塵埃受容器に収容された塵埃を塵埃受容器から排出することができる開構成と、を有している。制御装置が、ディスプレイスクリーン100にビデオ指導を表示するように構成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空掃除機であって、
空気流を前記真空掃除機の空気流路を通じて引き込むように構成されている真空モータと、
前記空気流に含まれる塵埃を分離するための塵埃分離器であって、塵埃受容器を具備する前記塵埃分離器と、
ディスプレイスクリーンと、
前記ディスプレイスクリーンに表示される画像を制御するように構成されている制御装置と、
を備えている前記真空掃除機において、
前記塵埃受容器が、前記空気流から分離された塵埃を前記塵埃受容器に受容することができる閉構成と、前記塵埃受容器に収容された塵埃を前記塵埃受容器から排出することができる開構成と、を有しており、
前記制御装置が、前記ディスプレイスクリーンにビデオ指導を表示するように構成されていることを特徴とする真空掃除機。
【請求項2】
前記ビデオ指導が、前記真空掃除機の通常操作のためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機。
【請求項3】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記塵埃受容器を前記閉構成から前記開構成に移動させるための指導を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機。
【請求項4】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記塵埃受容器を前記開構成から前記閉構成に移動させるための指導を含んでいることを特徴とする請求項2又は3に記載の真空掃除機。
【請求項5】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記真空掃除機のフィルタ組立体を清掃するための指導を含んでいることを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項6】
前記ビデオ指導が、問題解決のためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項7】
問題解決のための前記ビデオ指導が、前記空気流路にある障害物を見つけるためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機。
【請求項8】
前記ビデオ指導が、前記真空掃除機を組立及び/又は分解するためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項9】
前記制御装置が、前記真空掃除機が関連する状態にあることを検出すると、前記ディスプレイスクリーンにビデオ指導を自動的に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項10】
前記制御装置が、前記真空掃除機が前記関連する状態にあることを検出すると、前記真空掃除機への給電を選択的に切断するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の真空掃除機。
【請求項11】
前記ビデオ指導が、連続的に再生される幾つかの短いサブビデオから構成される一連の指導を含んでいることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項12】
前記制御装置が、前記サブビデオを自動的に進行するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機。
【請求項13】
前記制御装置が、前記サブビデオそれぞれを少なくとも一度繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の真空掃除機。
【請求項14】
前記真空掃除機が、前記真空掃除機の前方端部から後方端部に至るまで延伸している前記真空掃除機の長手方向軸線に対して略横方向に位置決めされているピストルグリップと、前記ピストルグリップの前方の位置決めされている空気入口と、を備えている携行式真空掃除機とされることを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項15】
請求項14に記載の携行式真空掃除機と、
吸引開口部を形成している掃除機ヘッドと、
前記掃除機ヘッドから前記携行式真空掃除機の前記空気入口に至るまで延在している吸引経路を形成している杆体状の高剛性ワンドであって、前記長手方向軸線に対して略平行に又は前記長手方向軸線と同軸に位置決めされている前記高剛性ワンドと、
を備えていることを特徴とするスティック型真空掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の真空掃除機は、製造業者が付加的な機能又は改良された機能を提供しようとするので、比較的複雑になっている場合がある。従って、多くの真空掃除機が、上述の機能を適切に利用するために、利用者に比較的複雑な操作を実行することを要求している。その結果として、多くの真空掃除機の操作が、単純な直感で行なうことができなくなった。従って、多くの真空掃除機の操作のために、取扱説明書を読むことや試行錯誤で真空掃除機の操作方法を理解することを強いられている。利用者は、取扱説明書を読む場合には、読み込むために時間を費やすことで苛立ち、試行錯誤で操作方法を理解しようとする場合には、真空掃除機の機械を損傷させるか、又は最適な性能を発揮しない方法で意図せず真空掃除機を利用してしまう場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の一の目的は、上述の欠点のうち少なくとも1つの欠点を軽減若しくは解消させること、及び/又は、改良された若しくは代替的な真空掃除機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明における第1の実施態様は、真空掃除機であって、
空気流を真空掃除機の空気流路を通じて引き込むように構成されている真空モータと、
空気流に含まれる塵埃を分離するための塵埃分離器であって、塵埃容器を有している塵埃分離器と、
表示画面と、
表示画面に表示される画像を制御するように構成されている制御装置と、
を備えている真空掃除機において、
塵埃容器が、塵埃容器が空気流から分離された塵埃を受容するための閉構成と、塵埃容器に収容された塵埃が塵埃容器から排除される開構成とを有しており、
制御装置が、ビデオ指導(映像を利用した説明:video instructions)を表示するように構成されている、真空掃除機を提供する。
【0005】
真空掃除機に表示する映像を利用した説明は、必要な情報を利用者に直接提示することができるので、利用者が書物又はオンラインの取扱説明書を閲覧する必要(利用者が取扱説明書を全く閲覧することなく真空掃除機の操作を試行する衝動)が低減または解消される。さらに、映像を利用した説明は、特に容易に理解可能であり、及び/又は、(一部の利用者を萎縮させ、真空掃除機を幾つかの国で販売する場合に翻訳を必要とする)テキストベースの説明の必要性を低減させることができる場合がある。
【0006】
ビデオ指導が、真空掃除機の通常操作のためのビデオ指導を含んでいる。
【0007】
言い換えると、画面は、真空掃除機が正確に機能している場合における真空掃除機の操作方法を利用者に示すための1つ以上の映像を表示することができる。特に、一部の利用者は、取扱説明所を読まずにいきなり真空掃除機を利用しようとする傾向にあるので、潜在的に真空掃除機の利用方法を誤解する可能性がある。従って、上述の利点は特に有益である。
【0008】
通常操作のためのビデオ指導が、塵埃受容器を閉構成から開構成に移動させるための指導を含んでいる。
【0009】
上述の利益と同様に、容器を空にする方法を利用者に示すことは、容器が満杯であることの提示として機能し、及び/又は、容器が開構成と閉構成との間の構成となっていることを示している。さらに、容器を開けることは、真空掃除機の利用に含まれるあまり直感的でない操作の1つである。機構が比較的複雑であるので、容器の開け方を利用者に示すことは特に有益であるからである。
【0010】
通常操作のためのビデオ指導が、塵埃受容器を開構成から閉構成に移動させるための指導を含んでいる。
【0011】
受容器を空にする方法を利用者に示すことに関して、受容器を閉じる方法を利用者に示すことは、受容器が開構成と閉構成との間の構成にあることを示す表示として機能する。同様に、受容器を閉じることは、真空掃除機を利用することに含まれるあまり直感的でない操作の一つであるので、利用者に受容器を閉じることを示すことは、特に有益である。
【0012】
通常操作のためのビデオ指導が、真空掃除機のフィルタ組立体を清掃するための指導を含んでいる。
【0013】
一部の利用者は、特に真空掃除機のフィルタ組立体の清掃の必要性を忘れ易い(又は怠り易い)。従って、ビデオ指導は、特に重要なリマインダを提供することができる。また、フィルタの清掃は、真空掃除機を利用する場合に必要とされるが、あまり直感的でない操作の一つである。従って、この点に関する明確な指導は特に有益である。
【0014】
ビデオ指導が、問題解決のためのビデオ指導を含んでいる。
【0015】
言い換えると,スクリーンは、真空掃除機の故障状態を見つけるための、及び/又は、真空掃除機の故障状態を処理するためのビデオ指導を表示することができる。
【0016】
問題解決のためのビデオ指導が、空気流路にある障害物を見つけるためのビデオ指導を含んでもよい。
【0017】
真空掃除機に目詰まりを起こすことは、真空掃除機に特に共通する故障であるので、利用者に障害物を見つけさせ、及び/又は除去させるためのビデオ指導は、特に有益である。
【0018】
ビデオ指導が、真空掃除機を組立及び/又は分解するためのビデオ指導を含んでいる。
【0019】
例えば,ビデオ指導は、フィルタを洗浄するためにフィルタを真空掃除機から取り外すための方法を利用者に示すビデオを含んでいる(この点において、当該ビデオは、真空掃除機の通常操作のためのビデオ指導であるとも考えられる)。他の例としては、ビデオ指導は、障害物を配置させるためにワンド及び掃除機ヘッドをスティック型真空掃除機から取り外すための方法を利用者に示すビデオを含んでいる(この点において、当該ビデオは、問題解決のためのビデオ指導であると考えられる)。
【0020】
制御装置が、真空掃除機が関連する状態にあることを検出すると、ディスプレイスクリーンにビデオ指導を自動的に表示するように構成されている。
【0021】
これにより、行動すべきであるという利用者に対する警告としてビデオ指導の表示を機能させることができ、及び/又は、利用者が情報にアクセスするために(例えばボタンを押すなどの)付加的な操作を実施しなくても、当該利用者に情報を提示することができる。
【0022】
制御装置が、真空掃除機が関連する状態にあることを検出すると、真空掃除機への給電を選択的に切断するように構成されている。
【0023】
このことは、警告として機能するビデオ指導の表示能力をさらに高めることができる。利用者は、真空掃除機の利用の際に表示されるビデオ指導に気づかないかもしれない。一方、真空モータが不慮に停止した場合に、利用者は、説明を求めてスクリーンを見ようとする。
【0024】
ビデオ指導が、連続的に再生される幾つかの短いサブビデオから構成される一連の指導を含んでいる。
【0025】
このことは、特定のタスクのためのビデオ指導を一層管理可能なピースに分割することができる点において有益である。例えば、スクリーンがフィルタの取外方法、フィルタの清掃方法、及びその後のフィルタの再取付方法を示すビデオを表示することができる場合には、利用者は、すべてのこのようなビデオに従うよう一度は奮闘するかもしれない。ビデオをサブビデオに分割することによって、利用者は一層容易にサブビデオに従うことができる。
【0026】
真空掃除機は、制御装置と通信する利用者が動作させることができる制御部材をさらに備えており、制御装置は、制御部材の動作の際に一のサブビデオから次のサブビデオに進行させるように構成されている。
【0027】
利用者は、スクリーンが連続的に次のサブビデオを示すタイミングを制御することができるので、利用者は、利用者が次のサブビデオを視聴する準備が整ったことを確認して、ビデオ指導のタイミングを自分に合うように調整することができる。
【0028】
制御装置は、サブビデオを自動的に進行するように構成されている。
【0029】
一部の利用者は、サブビデオを手動で進行させることがわずらわしいと思うかもしれない。従って、制御装置がサブビデオを自動的に表示する点において有益である。
【0030】
幾つかの実施例では、制御装置は、サブビデオを自動的に進行するように構成されているが、付加的に、利用者は自動的な進行を無効にして、制御部材を動作させることによって一のビデオから次のビデオに進行させることができる場合がある。
【0031】
制御装置は、サブビデオそれぞれの間で停止させるように構成されている。
【0032】
サブビデオ同士の間での停止を利用することによって、利用者は、次のサブビデオがスタートする前に、サブビデオそれぞれに追従するための十分な時間を確保することができる。
【0033】
制御装置が、サブビデオそれぞれを少なくとも一度繰り返すように構成されている。
【0034】
制御装置がサブビデオを自動的に進行させる一例として、制御装置は、次のサブビデオに自動的に進行する前に、サブビデオそれぞれを2回以上表示することができる。制御装置が制御部材の作動の際にサブビデオを進行する他の例としては、制御装置が、制御部材が作動するまでサブビデオそれぞれをループで繰り返すことができる。
【0035】
サブビデオが繰り返されるので、利用者は、利用者がサブビデオを見逃した場合であっても、サブビデオを再度視聴する機会又は利用者が初見の際にサブビデオを誤解していたことに気づく機会を有している。
【0036】
ビデオ指導は、特定のビデオ又はサブビデオの長さを利用者に示すために、例えばカウントダウンタイマーやプログレスタイマーのようなビジュアルタイマーを含んでいる場合がある。代替的に又は付加的に、ビデオ指導は、ビデオ又はサブビデオが完了したことを示す画像又は動画を含んでいる場合がある。例えば、ビデオ又はサブビデオは、グリーンチック(green tick)、笑顔、又はチェッカーフラッグを表示して完了する場合がある。これにより、さらなる指導が表示されるか否かに関わらず、利用者がビデオの終わりのスクリーンを見続ける危険性を回避することができる。
【0037】
真空掃除機が、真空掃除機の前方端部から後方端部に至るまで延伸している真空掃除機の長手方向軸線に対して略横方向に位置決めされているピストルグリップと、ピストルグリップの前方の位置決めされている空気入口と、を備えている携行式真空掃除機とされる。
【0038】
代替的には、真空掃除機は、異なる構成の携行式真空掃除機、又は例えば直立型若しくはシリンダ型の真空掃除機のような他の形態の真空掃除機である場合がある。
【0039】
スクリーンは、略後方に面していてもよい。一般に、このような真空掃除機を利用するために、利用者は、ピストルグリップを介して真空掃除機を保持し、空気入口(又は空気入口に取り付けられた吸引ツール)を清掃すべき領域に方向づけるように、ピストルを標的に向けるのと同様に清掃すべき領域に向かって長手方向軸線を‘向ける’。電子式視覚ディスプレイが略後方に面していることは、電子式視覚ディスプレイが利用の際に利用者から明確に視認可能であることを意味する。対照的に、電子式視覚ディスプレイが他の方向に面しているならば、利用者は、電子式視覚ディスプレイを見るために、真空掃除機の利用を中断し、真空掃除機の位置を再度修正する必要がある。
【0040】
本発明の第2の実施態様は、
本発明の第1の実施態様における携行式真空掃除機と、
吸引開口部を形成している掃除機ヘッドと、
掃除機ヘッドから携行式真空掃除機の空気入口に至るまで延在している吸引経路を形成している杆体状の高剛性ワンドであって、長手方向軸線に対して略平行に又は長手方向軸線と同軸に位置決めされている高剛性ワンドと、
を備えていることを特徴とするスティック型真空掃除機を提供する。
【0041】
ワンドと掃除機ヘッドとによって、上述の利点を提供することができる携行式真空掃除機が、床清掃のために一層効率的に利用可能となる。
【0042】
本発明の実施例については、添付図面を参照しつつ、例示的な目的のみを以て以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明におけるスティック型真空掃除機の斜視図である。
図2図1に表わすスティック型真空掃除機の携行式真空掃除機の斜視図である。
図3図2に表わす携行式真空掃除機の概略的な断面図である。
図4】フィルタ組立体が取り外された状態における、図2に表わす携行式真空掃除機の後方から見た斜視図である。
図5】塵埃容器が開構成になっている状態における、図2図4に表わす携行式真空掃除機の側面図である。
図6A】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6B】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6C】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6D】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6E】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6F】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6G】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図6H】真空掃除機のフィルタ組立体を取り外し、清掃し、及び再度取り付けるための、一連のビデオ指導の静止画である。
図7A】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7B】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7C】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7D】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7E】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7F】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図7G】携行式真空掃除機の塵埃容器を閉構成に移行させるための方法についての一連のビデオ指導の静止画である。
図8A】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8B】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8C】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8D】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8E】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8F】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
図8G】スティック型真空掃除機の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を構成するサブビデオの一連の静止画である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
発明の詳細な説明及び図面のすべてを通じて、対応する参照符号が対応する形体に付されている。
【0045】
図1は、本発明の一の実施例におけるスティック型真空掃除機2を表わす。スティック型真空掃除機は、桿体状の高剛性ワンド8を介して掃除機ヘッドの形態をした床ツール6に接続されている、携行式真空掃除機4を備えている。この場合には、ワンドは、携行式真空掃除機の空気入口10に、及び掃除機ヘッド6の後方ダクト12に取り付け可能とされる。ワンド8は、略管状とされ、ワンド8の内側空間は、掃除機ヘッド6から携行式真空掃除機4の空気入口10に延在している吸引経路を形成している。
【0046】
掃除機ヘッド6は、床面に接触するように構成されているソール板14を有しており、ソール板14は、床面からの汚染空気(すなわち塵埃を含む空気)が掃除機ヘッド6に吸引される際に通過する吸引開口部(図示しない)を有している。利用の際には、携行式真空掃除機4に収容されている真空モータ(図示しない)が、空気入口10において吸引を発生させる。床面からの汚染空気は、ソール板14の吸引開口部(図示しない)を通じて掃除機ヘッド6に引きまれた後に、ワンド8の内側に沿って流れ、携行式真空掃除機4の空気入口10に流入する。
【0047】
ワンド8は、携行式真空掃除機4が単独で(又は空気入口10に取り付けられたツールによって)利用可能とされるように、携行式真空掃除機4に脱着可能とされる。また、ワンド8は、様々な床ツールがワンド8に装着可能とされるように、掃除機ヘッド6に脱着可能とされる。さらに、掃除機ヘッド6が、スティック型真空掃除機2の一部としての利用に制限されるのではなく、携行式真空掃除機4と連結して利用可能とされるように、掃除機ヘッド6の後方ダクト12は、携行式真空掃除機4の空気入口10に直接取り付け可能とされる。
【0048】
携行式真空掃除機4は、携行式真空掃除機4の前方端部18から後方端部20に至るまで延伸している長手方向軸線16を形成している。長手方向軸線16は、空気入口10と交差している。後方ダクト12が携行式真空掃除機4に取り付けられた場合に、ワンド8は長手方向軸線16に対して平行とされる(この場合には長手方向軸線16と同軸とされる)。さらに、携行式真空掃除機4は、長手方向軸線16に対して横向きに位置決めされているピストルグリップ22を備えている。ピストルグリップ22は、空気入口10の後方に位置決めされている。すなわち、ピストルグリップ22の軸線方向部分は、空気入口10よりもさらに後方端部20に向かっている。言い換えると、(空気入口10の軸線方向部分が、ピストルグリップ22よりもさらに前方端部18に向かっているという点において)空気入口10は、ピストルグリップ22の前方に位置決めされている。
【0049】
図2図5は、携行式真空掃除機4を単独で表わす。図2及び図3は、使用可能な状態にある携行式真空掃除機4を表わし、図3は、フィルタ組立体44が取り外された状態の携行式真空掃除機4を表わす。携行式真空掃除機4については、図1に関連する図2図5を参照しつつ、さらに説明する。
【0050】
上述のように、ピストルグリップ22は、長手方向軸線16に対して横向きに位置決めされている。この場合には、ピストルグリップ22は、長手方向軸線16に対して約75°の角度で位置決めされている。図1図3に表わすように、携行式真空掃除機4が長手方向軸線16が水平である状態で位置決めされているので、ピストルグリップ22を、下側端部24から上側端部26に至るまで略垂直に配向された状態で位置決めすることができる。上側端部26は、携行式真空掃除機4のためのオン/オフスイッチを形成しているトリガー28を有している。
【0051】
携行式真空掃除機4は、ピストルグリップ22の上側端部26に位置決めされている第1のハウジング30と、ピストルグリップ22の下側端部24に位置決めされている第2のハウジング32とを備えている。第1のハウジング30と第2のハウジング32とが、ピストルグリップ22を介して、及び、この場合にはピストルグリップ22に対して略平行に延在している支持ストラット34を介して、互いに対して取り付けられている。
【0052】
当該実施例では、携行式真空掃除機4はバッテリ駆動される。バッテリアレイ(図示しない)が、第2のハウジング32の内部に設けられており、バッテリと第2のハウジング32とが、バッテリパックを形成している。幾つかの実施例では、バッテリパックは取り外し可能とされるが、この場合には永続的に取り付けられている。バッテリは再充電可能とされ、充電ケーブルを携行式真空掃除機4の充電ポート(図示しない)に差し込むことによって、現場で充電される。
【0053】
第1のハウジング30は、モータハウジング38と分離器サポート40とを備えている。モータハウジング38は、略杆体状とされ、長手方向軸線16と同軸の長手方向軸線を定義している。モータハウジング38は、真空モータ42を収容しており、フィルタ組立体44を支持している。真空モータ42は、電気モータ46と羽根車48とを備えている。電気モータ46は、この場合には長手方向軸線16と同軸であるモータ軸を中心として回転させるために羽根車48を駆動するように、バッテリ(図示しない)から受電するように構成されている。羽根車48の回転によって、(以下に詳述するように)空気が携行式真空掃除機4を通じて流れ、これにより空気入口10において吸引が発生する。
【0054】
分離器サポート40は、空気入口10を通じて携行式真空掃除機4に引き込まれた空気から塵埃を除去するように構成されている塵埃分離器50を支持している。当該実施例の塵埃分離器50は、第1の分離段52と第2の分離段54とを備えている。第1の分離段52は、透明な塵箱58の上側部分によって形成されている単一のサイクロンチャンバ56と、多孔状の円筒シュラウド60と、塵箱58の下側部分によって形成されている第1の塵埃受容器62と、開放可能な蓋64であって、ヒンジ(図示しない)を中心として回動可能とされる蓋64とを有している。塵箱58は、長手方向軸線16を中心として同心状に位置決めされている円筒状の外壁の形態とされる。塵箱58が同心状に位置決めされている状態において、第1の分離段52の回転軸(すなわち、サイクロンチャンバ56の内側に形成されるサイクロンの回転軸)は、長手方向軸線と同軸に配置されている。
【0055】
空気通路66が、シュラウド60の後方に配置されており、内壁68を囲んでおり、第2の分離段54に通じている。第2の分離段54は、並行に配置されている複数のサイクロンチャンバ70を有している。サイクロンチャンバ70はそれぞれ、空気通路66から分岐している接線方向入口72と、塵埃出口として構成されている開端部74と、渦ファインダ76の形態とされる空気出口とを有している。また、第2の分離段54は、内壁68と空気入口10のダクト80との間に形成されている第2の塵埃容器78を有している。ダクト80は、略杆体状とされ、ダクト80の入口軸線は、長手方向軸線16に対して平行とされる、この場合には長手方向軸線16と同軸とされる。
【0056】
フィルタ組立体44は、ケーシング82と、モータ前フィルタ部材84とモータ後フィルタ部材86とを備えている。ケーシング82には、一組のグリッド状の空気出口88が形成されており、清浄空気(すなわち、混入していた塵埃の少なくとも一部が分離された空気)が、空気出口88を通じて、携行式真空掃除機4から排出される。モータ前フィルタ部材84は、真空モータ42の上流且つ塵埃分離器50の下流に位置決めされており、真空モータ42に到達する前に塵埃分離器50によって除去されなかった小さい塵埃粒子を取り除くように構成されている。モータ前フィルタ部材84は、この場合には“Technostat(登録商標)”の商品名で市販されている静電フェルトの層を含む多孔状フェルトから成る重構造の束を備えている。モータ後フィルタ部材86は、真空モータ42の下流且つ空気出口88の上流に位置決めされている。モータ後フィルタ部材86は、電気モータ46によって開放された任意の塵埃粒子(例えば電気モータ46のカーボンブラシからの塵埃)を取り除くように構成されている。この場合には、モータ後フィルタ部材86は、襞を有するガラス繊維HEPAフィルタとされる。モータ前フィルタ部材84とモータ後フィルタ部材86とは、環状の形状とされ、当該実施例では長手方向軸線16と同軸である軸線を共有している。特に,フィルタ組立体44全体が環状とされ、長手方向軸線16の略同心状に位置決めされている。
【0057】
当該実施例では、フィルタ組立体44は、利用者によって取り外し可能とされる。その結果として、利用者は、モータ前フィルタ部材84及びモータ後フィルタ組立体86を洗浄するために、フィルタ組立体44を取り外すことができる。塵埃分離器50と第1のハウジング30とフィルタ組立体44とが、桿体状の本体93を形成しており、本体93の長手方向軸線は、携行式真空掃除機4の長手方向軸線16と同軸である。フィルタ組立体44は、長手方向軸線16を中心としてフィルタ組立体44を僅かに回転させることによって、携行式真空掃除機4から取り外し可能とされる。その結果として、フィルタ組立体44は、モータハウジング38に設けられたラグ89から係合解除される。
【0058】
フィルタ組立体44は、携行式真空掃除機4に取り付けられた場合に、モータハウジング38のモータバケット38aの周りに装着される。その結果として、フィルタ組立体44が、軸線方向において真空モータ44(電気モータ46と羽根車48との両方)に重なり、モータハウジング38の外側カバー38Bの内部に突入する。モータバケット38aは、モータ前フィルタ部材84と電気モータ46との間を流通させるための開口部90から成る前方列と、電気モータ46とモータ後フィルタ部材86との間を流通させるための開口部92から成る後方列とを有している。
【0059】
携行式真空掃除機4は、スクリーン100、より具体的には後方に面しているモータバケット38aの後面に取り付けられているバックライト付きTFTスクリーンを備えている。スクリーン100の裏側には、PCBの形態をした制御装置101が配設されている。制御装置101は、バッテリ(図示しない)から受電するように、及び、利用者に対する情報をスクリーンに表示するように構成されている。これについては、以下に詳述する。
【0060】
スクリーン100は、正に略後方に(すなわち、長手方向軸線に対して略垂直に)面している。スクリーンは、第1のハウジング30に(より具体的には、真空モータ42の後方においてモータバケット38aに)位置決めされているので、視認性を向上させるために、径方向においてピストルグリップ22の上方に位置している。特に、スクリーン100は、当該スクリーンの後方に位置決めされた携行式真空掃除機の構成部品によって当該スクリーンが隠れないように、携行式真空掃除機の最後方面103に位置決めされている。スクリーン100は、長手方向軸線16が当該スクリーンと交差するように配置されている。
【0061】
スクリーン100は、フィルタ組立体44の開口部102を通じて視認可能とされる。開口部102は、円状の貫通穴の形態とされ、フィルタ組立体44のケーシング82に配設されている。この場合には、スクリーン100は、開口部102を通じて見ると当該スクリーンが視認されるように、ケーシング82に対して僅かに窪んでいる。しかしながら、他の場合には、モータハウジング30のコア38は、スクリーン100が開口部102を通じて突出するように且つケーシング82から剖出するように、僅かにさらに後方に延在している。
【0062】
一組の制御部材104a,104bが、(ピストルグリップ22によって定義される垂直方向において)スクリーン100の下方に位置決めされており、制御部材それぞれが、スクリーン100に隣接して位置決めされており、利用者からの制御入力を受けるように構成されている。長手方向軸線16に対して平行な方向において前方に制御部材104a,104bを押すことによって、制御部材104a,104bは押される。当該実施例では、ボタン104a,104bが、真空掃除機4の吸引力レベルを変更するために利用される。
【0063】
スティック型真空掃除機2を利用するために、利用者は、利用者の人差し指と中指とが上側端部26を把持している状態で、且つ、利用者の薬指と小指とが下側端部24を把持している状態で、ピストルグリップ22を介して携行式真空掃除機4を把持する。これにより、長手方向軸線16は、利用者の手首が真っ直ぐになっている場合に、利用者の前腕と略同一直線状に位置決めされる。利用者は、(利用者の前腕及び/又は手首を移動させることによって)携行式真空掃除機4の長手方向軸線16を清掃すべき床の領域に向けることができる。これにより、利用者は、空気入口10、ワンド8、及び掃除機ヘッド6を当該領域に向けることができる。
【0064】
利用者が利用者の人差し指でトリガー28を引いた場合に、バッテリからの電力が、電線(図示しない)を介して電気モータ46に供給され、電気モータ46は、羽根車48を回転させる。羽根車は、真空掃除機を通過する空気流を生み出す。空気は、空気入口10に引き込まれ、空気出口88から排出される。これにより、空気流をスティック型真空掃除機2の内部に引き込むための吸引が、空気入口10において発生する。空気流は、空気通路を通じて流れる。当該空気通路は、掃除機ヘッド6、ワンド8、及び携行式真空掃除機4を通じて、ソールプレート14の吸引開口部(図示しない)からフィルタ組立体44の空気出口88に至るまで延在している。
【0065】
ワンド8を介して掃除機ヘッド6から空気入口10に流入した汚染空気は、ダクト80に沿って通過し、ダクト80の端部セクション94は、空気を径方向外方に転向させた後に、接線方向において当該空気を第1の分離段52のサイクロンチャンバ56に流入させる。その後に、空気は、サイクロンチャンバ56の周りに螺旋状に回り、その結果、粗い塵埃が、遠心作用によって当該空気から分離され、第1の塵埃受容器62の内部に堆積する。その後に、粗い塵埃が分離された空気が、シュラウド60及び空気通路66を通じて、第2の分離段54の内部に到達する。その後に、空気は、一連の流れに分けられる。当該流れそれぞれが、サイクロンチャンバ70のうち一のサイクロンチャンバの入口72を通じて当該一のサイクロンチャンバに流入し、当該位置のサイクロンチャンバの内部でサイクロンを形成する。より微細な塵埃が、遠心作用によって分離され、サイクロンチャンバ70の開端部74から排出され、第2の塵埃受容器78の内部に堆積する一方、より微細な塵埃が除去された空気は、渦ファインダ76を通じてサイクロンチャンバ70に流出する。その後に、独立した流れが、渦ファインダ76からフィルタ組立体44に向かって方向づけられる。その後に、空気は、モータ前フィルタ部材84及び開口部90を通じて、電気モータ46の内部に向かって略径方向内方に方向づけられる。その後に、空気は、電気モータ46の軸線方向において、羽根車48、開口部92、及びモータ後フィルタ部材86を通じて通過する。その後に、清浄空気は、空気出口88を通じて携行式真空掃除機4から流出される。
【0066】
図1図4は、閉構成の第1の塵埃受容器62を表わす。閉構成では、第1の塵埃受容器は、第1の分離段52によって空気流から分離された塵埃を受容することができる。第1の塵埃受容器62は、第1の塵埃受容器62に収容された塵埃を(例えば袋又は塵箱に)排出することができる開構成に移動可能とされる。このことは、ハンドル106を操作することによって実施される。ハンドル106は、支持サポート40の下方に位置決めされているが、塵箱58に取り付けられている。第1の塵埃受容器62を開構成と閉構成との間で移動させるための機構は、真空掃除機のDyson V10シリーズで利用される機構と実質的に同一である。当該機構は、本発明に係る要素ではないが、完全を期すために、当該機構について以下に簡単に説明する。
【0067】
第1の塵埃受容器62を閉構成から開構成に移動させるために、利用者は、ワンド8を取り外し、前方が実質的に下方に向いている状態で携行式真空掃除機4のピストルグリップ22を一方の手で保持し、ハンドル106を他方の手で前方に押す。ハンドル106を前方に回動させることによって、軸線方向において分離器サポート40に対して静止している状態でハンドル106を保持するための、ハンドル106のキャッチ(図示しない)が係合解除される。ハンドル106は、塵箱58及び蓋64をハンドル106と共に持って行くように、軸線方向前方に滑動可能とされる。蓋64が、塵箱58及びハンドル106と共に前方に移動するので、蓋64は、内壁68から離隔し、第2の塵埃受容器78の塵埃を第1の塵埃受容器62に落下させることができる。
【0068】
塵箱が前方に滑動するので、塵箱の後端部に取り付けられている環状のワイパ108は、シュラウド60に固着している任意の塵埃を削ぎ落とすようにシュラウド60全体に亘って滑動する。ハンドル106と塵箱58と蓋64とが十分に離れた前方に進行した場合に、カム駆動式プッシュロッド(図示しない)が、蓋64を塵箱58に接触した状態で保持するための塵箱蓋キャッチ109を強制的に開く。その後に、蓋64は、塵箱から離隔するようにヒンジ111を中心として回動可能とされる。その後に、第1の塵埃受容器62は、図5に表わすように開構成となる。従って、塵埃は、塵箱58から落下する。
【0069】
その後に、利用者は、蓋64を後方に押すことによって、第1の塵埃受容器62を閉構成に戻るように移動開始させる。蓋64はヒンジ111を中心として逆方向に回動し、キャッチ109は塵箱58に寄り掛かるので、蓋64と塵箱58とハンドル106が後方に移動する。このような後方への進行によって,カム駆動型プッシュロッド(図示しない)が待避する。塵箱58と蓋64とハンドル106とが自身の後方への進行の終点に到達した場合に、塵箱蓋キャッチ109と、ハンドル106を分離器サポート40に対して保持するためのキャッチとが、分離器サポート40及び塵箱58それぞれと再係合する。
【0070】
上述のように、制御装置101は、利用者に対する情報をスクリーン100に表示する。より具体的には、制御装置101は、真空掃除機2の通常操作のためのビデオ指導と、真空掃除機2が故障した場合に問題を解決するためのビデオ指導とを表示する。
【0071】
制御装置101がスクリーン100に表示可能な一連のビデオ指導のうち一のビデオ指導、より具体的には通常操作のためのビデオ指導のうち一のビデオ指導は、フィルタ組立体44を清浄するためのビデオ指導である。制御装置101は、掃除機が(この場合には、センサアレイを利用して空気流量の一定の低下を監視することによって)フィルタが目詰まりした状態にある場合を検出する。制御装置がフィルタの目詰まりを検出した場合に、制御装置は、利用者にフィルタ組立体44の取り外し、洗浄、及び交換の方法を示すためのビデオをスクリーン100に自動的に表示する。しかしながら、利用者が(例えば、掃除機がけしている特定の表面を仕上げるために)真空掃除機の利用を継続することを希望するならば、利用者はそのようにすることができる。制御装置101は、当該制御装置が(再度、流量を監視することによって)フィルタが清浄されたことを検出するまで、繰り返しビデオ指導の表示を継続することになる。
【0072】
この場合には、フィルタ洗浄のためのビデオ指導は、単一の連続的なビデオ、及び図6A図6Hに表わす静止画像を含んでいる。図1図4と組み合わせて図6A図6Hを参照すると、当該一連のビデオ指導の第1の部分は、フィルタ組立体44を回転させた後にフィルタ組立体44を軸線方向後方に移動させることによってフィルタ組立体44を取り外すための方法を利用者に示す。このことは、図6Aに表わされている。その後に、ビデオは、モータ後フィルタ部材86の内側を蛇口の下方に配置させることを示し、利用者に同様の作業をすることを指南する。このことは、図6Bに表わされている。
【0073】
その後に、図6Cに表わすように、ビデオは、モータ前フィルタ部材84の外側を蛇口の下方に配置させることを示す。その後に、ビデオは、フィルタ組立体44を利用者の手の上に載置し、水を充填し(図6D参照)、振った(図6E参照)後に空にする(図6F参照)ことを示す。その後に、ビデオは、フィルタ組立体44を乾燥するまで放置することを示す(図6G参照)。最後に、ビデオは、モータバケット38aを覆うようにフィルタ組立体44を滑動させ、フィルタ組立体44を所定位置にロックさせるようにフィルタ組立体44を回転させることによって、フィルタ組立体44を真空掃除機に再び取り付けることを示す(図6H参照)。
【0074】
上述のビデオ指導が、フィルタ組立体44の取り外し方法及び交換方法を利用者に示すことに留意すべきである。従って、上述のビデオ指導は、フィルタ組立体44を清浄するためのビデオ指導であるが、携行式真空掃除機4を分解するための、及び、携行式真空掃除機4を組み立てるためのビデオ指導の一例でもある。
【0075】
また、上述のビデオが弧状のプログレッシブバー110の形態をした目視可能なタイマーを含んでいることに留意すべきである。また、ビデオは、その再生が完了したことを表示する。より具体的には、プログレッシブバー110が端に到達した場合に、小さいチェッカーフラッグ112がその端の隣に表示される。これにより、利用者は、ビデオに表わされた手順が完了したことを確認することができる。
【0076】
制御装置101は、幾つかの他のタイプのビデオ指導を表示するように構成されている。また、例えば、制御装置101は、第1の塵埃受容器62を閉構成に移動させるための(通常操作のためのビデオ指導の他の例である)方法を利用者に指南することができる。制御装置101は、携行式真空掃除機4が第1の塵埃受容器62が閉構成から解除され、トリガー28が引っ張られている状態にあることを制御装置が検出したか否かについて、ビデオをスクリーン100に表示する。このことは、利用者が第1の塵埃受容器62を閉位置に配置させようとしたが、適切な管理を行なわないまま、携行式真空掃除機4を利用しようとしていることを示唆している。
【0077】
制御装置101は、真空掃除機4がこのような状態になることを検出した場合に、制御装置101は、第1の塵埃受容器62を閉構成にするための方法を示すビデオ指導を表示すると共に、真空モータ42への給電を切断する。これにより、利用者は、塵箱58が部分的に開いた状態で、真空掃除機4を操作することが防止される。塵箱58の部分的な開放は、真空掃除機の適切な機能を阻害すると共に塵箱に残留した塵埃を大気中に放出することの原因となる。真空掃除機4が機能していない状態で、利用者は、説明のためにスクリーン100を見る、ひいては塵箱を閉めるためのビデオ指導を見るだろう。
【0078】
第1の塵埃受容器62を再び閉構成に移動させるためのビデオ指導は、単一の連続的なビデオ、及び図7A図7Gに表わす静止画像の形態とされる。図6A図6Hに表わすビデオと同様に、このビデオは、任意の特定の時点におけるビデオの進行状況を利用者に示すプログレッシブバー110を有している。最初に、ビデオは、開構成にある第1の塵埃受容器62を(図7A参照)示した後に、蓋64が塵箱58の端部に回動して戻っていること(図7B参照)を示す。蓋64が塵箱58に寄り掛かるように戻り(図7C参照)、その後にビデオは、塵箱58と蓋64とハンドル106とが後方に移動すること(図7D参照)を示す。塵箱58と蓋64とハンドル106とが自身の後方への進行の終端に到達すると、ビデオは、ハンドル106が分離器サポート40と一体になるように戻ること、蓋64が塵箱58の端部を閉じること、キャッチ(図示しない)が再係合すること、及び、再び塵箱58の後方縁部が第2の分離段54に接触した状態で配置されることを示す(図7E参照)。機械のこれら部分から発せられる赤色のマーカー114が、これら構成部品を所定の位置に‘クリック音’がするまで戻すべきであることを利用者に教示する。
【0079】
この時点で、ビデオは、利用者が実施すべき作業手順の動画を完了させる。ビデオは、塵埃受容器68が閉構成にある携行式真空掃除機4を示すことによって完了する(図7F完了)。その後に、ビデオは、ビデオ指導が完了したことを示すためにチェッカーフラッグ112を表示する(図7G参照)。
【0080】
スティック型真空掃除機2(又は携行式真空掃除機4)の通常操作のためのビデオ指導を表示するのと同様に、制御装置101は、問題解決のためのビデオ指導をスクリーン100に表示することもできる。より具体的には、制御装置101は、スティック型真空掃除機2の空気流路にある妨害物を見つけるためのビデオ指導を表示することができる。
【0081】
上述のビデオ指導とは異なり、このような一連のビデオ指導は、逐次的に表示される一連のサブビデオ(sub-video)の形態とされる。この場合には、制御装置101は、サブビデオそれぞれを2回表示した後に、(例えば5秒の)ビデオ再生の停止を開始し、その後に次のサブビデオに進行する。図8A図8Gは、サブビデオそれぞれからの静止画像を表わす。
【0082】
1番目のサブビデオでは、図8Aに表わすように、ビデオがワンド8と空気入口10との交差部分を‘拡大’し、ワンド8が空気入口10から取り外されることを示す。2番目のサブビデオでは、図8Bに表わすように、ビデオは、第1の塵埃受容器62と第2の塵埃受容器78とが開構成に移動されることを示す。サブビデオは、ハンドル106が回動されること、ハンドル106と塵箱58と蓋64とが滑動して開くこと、及び、蓋が開くことによって塵埃が塵箱から排出されることを示す。3番目のサブビデオ(図8C参照)は、蓋64が閉じたことを示し、塵箱58は、第1の塵埃受容器62及び第2の塵埃受容器78を閉構成に戻るように後方に滑動する。
【0083】
第4のサブビデオ(図8D参照)は、携行式真空掃除機4の空気入口10を見上げた後にワンド8を見下ろすように、利用者に指南する。この場合には、利用者は、眼鏡116及びアニメ動画の矢印を介して、これら方向で見ることが示される。第5のサブビデオ(図8E参照)は、掃除機ヘッド6をワンド8から取り外すことを示し、その後に、掃除機ヘッドの後方ダクト12を見下ろした後にワンド8を見上げるように、(再び眼鏡116及び矢印118を利用して)利用者に指南する。第6のサブビデオ(図8F参照)では、眼鏡116及び矢印118は、利用者がソールプレート14の吸引開口部を通じて掃除機ヘッド6を見上げるべきであることを示す。
【0084】
第7のサブビデオ及び最終のサブビデオ(図8G参照)は、スティック型真空掃除機2を再組立することを示す。掃除機ヘッド6がワンド8に再び取り付けられ、ワンドが携行式真空掃除機4に再び取り付けられることが示されている。サブビデオは、(上述の手続を実行している際に遭遇した任意の障害物を除去したと仮定して)真空掃除機2が使用可能な状態であることを利用者に示すように、トリガー28を引くことを示す。このことを補強するために、サブビデオは、再びチェッカーフラッグ112を示す。
【0085】
障害物が真空掃除機の空気経路に存在することに起因して、真空モータはオーバーヒートし、及び/又は、清浄性能は劇的に低下する。従って、制御装置101が、(この場合には、既知ではあるが、空気流量の急速な降下を観測することによって)真空掃除機が塞がれたことを検出した場合に、制御装置は、真空モータ42への給電を切断する。これにより、真空モータ42の損傷が防止され、利用者が真空掃除機2を利用して清掃しようとする危険性が回避される。また、給電の切断は、故障が発生したという、利用者への通知として機能し、その時点で利用者はさらなる情報を求めてスクリーン100を見ることになる。
【0086】
このような一連のビデオ指導は、携行式真空掃除機4、掃除機ヘッド6、及びワンド8の分離方法を利用者に示すので、スティック型真空掃除機2の組立及び分解のためのビデオ指導の一例であることに留意すべきである。さらに、上述のように、第2のサブビデオは、第1の塵埃受容器62及び第2の塵埃受容器78を空にするための方法を利用者に示す。従って、このようなサブビデオ(ひいてはビデオ全体)も、(通常使用のためのビデオ指導の一例でもある)塵埃受容器を開構成に移動させるためのビデオ指導の一例である。
【0087】
上述の実施例の多数の変形例が、特許請求の範囲で定義される本発明の技術的範囲から逸脱しないことを条件として実施可能であることに留意すべきである。例えば、上述の実施例では、塵埃受容器62,78が、塵箱58を前方に滑動させ、蓋64を開くことによって開構成に移動されるが、他の実施例では、底が塞がれたカップの形態をした単一の塵埃受容器であっても良い。この場合には、塵埃受容器を真空掃除機から取り外し、塵埃受容器と塵箱とを逆転させることによって、塵埃受容器を空にすることができる。
【0088】
他の例としては、上述の実施例では、ボタン104a,104bは、携行式真空掃除機4のパワーモードを制御するために利用されるが、このような制御の代わりに又は加えて他の機能を実行しても良い。例えば、制御装置がサブビデオを自動的に進行させる代わりに、1つ以上のボタン104a,104bを利用してサブビデオを手動で繰り返すことができるようにしても良い。このことの代替として、又はこのことに加えて、ボタンのうち一のボタンによって、利用者が、意のままにビデオ指導を停止及び停止解除し、及び/又は巻き戻すことができるようにしても良い。
【0089】
誤解を避けるために、上述の実施例では、塵埃受容器を開構成と閉構成との間で移動させるためのビデオ指導については、第1の塵埃受容器62に関連して説明されている。しかしながら、これらビデオ指導も、第2の塵埃受容器78を開構成と閉構成との間で移動させるための方法を利用者に示すことに留意すべきである。
【0090】
上述のビデオ指導が、当該手順の各ステージを示す一方、このことを限定的に解釈すべきではない。一連のビデオ指導は、当該手順の一部分(例えば最も非直感的であると思われる部分)のみを示す場合がある。
【0091】
誤解を避けるために、付加的な及び/又は好ましい上述の特徴は、任意の適切な組み合わせで、特に特許請求の範囲に記載の請求項の組み合わせで利用可能とされる。本発明の一の実施態様に関連して説明された特徴は、適宜、本発明の他の実施態様にも適用可能とされる。
【符号の説明】
【0092】
2 スティック型真空掃除機
4 携行式真空掃除機
6 床ツール(掃除機ヘッド)
8 ワンド
10 (携行式真空掃除機4の)空気入口
12 (掃除機ヘッド6の)後方ダクト
14 ソール板
16 (携行式真空掃除機4の)長手方向軸線
18 (携行式真空掃除機4の)前方端部
20 (携行式真空掃除機4の)後方端部
22 ピストルグリップ
24 (ピストルグリップ22の)上側端部
26 (ピストルグリップ22の)下側端部
28 (ピストルグリップ22の)トリガー
30 第1のハウジング
32 第2のハウジング
34 支持ストラット
38 (第1のハウジング30の)モータハウジング
38a モータバケット
38b 外側カバー
40 (第1のハウジング30の)分離器サポート
42 真空モータ
44 フィルタ組立体
46 (真空モータ42の)電気モータ
48 (真空モータ42の)羽根車
50 塵埃分離器
52 第1の分離段
54 第2の分離段
56 (第1の分離段52の)サイクロンチャンバ
58 (第1の分離段52の)塵箱
60 (第1の分離段52の)シュラウド
62 (第1の分離段52の)第1の塵埃受容器
64 (第1の分離段52の)蓋
66 空気通路
68 内壁
70 サイクロンチャンバ
72 (サイクロンチャンバ70の)接線方向入口
74 (サイクロンチャンバ70の)閉端部
76 (サイクロンチャンバ70の)渦ファインダ(空気出口)
78 (サイクロンチャンバ70の)開端部
80 ダクト
82 (フィルタ組立体44の)ケーシング
84 (フィルタ組立体44の)モータ前フィルタ部材
86 (フィルタ組立体44の)モータ後フィルタ部材
88 空気出口
89 (モータハウジング38の)ラグ
90 (モータバケット38aの)開口部
92 (モータバケット38aの)開口部
94 (ダクト80の)端部セクション
100 スクリーン
101 制御装置
102 (フィルタ組立体44の)開口部
103 (携行式真空掃除機4の)最後方面
106 ハンドル
108 ワイパ
109 塵箱蓋キャッチ
110 プログレッシブバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
【手続補正書】
【提出日】2023-01-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空掃除機であって、
空気流を前記真空掃除機の空気流路を通じて引き込むように構成されている真空モータと、
前記空気流に含まれる塵埃を分離するための塵埃分離器であって、塵埃受容器を具備する前記塵埃分離器と、
ディスプレイスクリーンと、
前記ディスプレイスクリーンに表示される画像を制御するように構成されている制御装置と、
を備えている前記真空掃除機において、
前記塵埃受容器が、前記空気流から分離された塵埃を前記塵埃受容器に受容することができる閉構成と、前記塵埃受容器に収容された塵埃を前記塵埃受容器から排出することができる開構成と、を有しており、
前記制御装置が、前記ディスプレイスクリーンにビデオ指導を表示するように構成されており、前記ビデオ指導は、当該ビデオ指導が完了したことを示すビジュアルタイマー又は画像を含んでいることを特徴とする真空掃除機。
【請求項2】
前記ビデオ指導が、前記真空掃除機の通常操作のためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機。
【請求項3】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記塵埃受容器を前記閉構成から前記開構成に移動させるための指導を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機。
【請求項4】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記塵埃受容器を前記開構成から前記閉構成に移動させるための指導を含んでいることを特徴とする請求項2又は3に記載の真空掃除機。
【請求項5】
通常操作のための前記ビデオ指導が、前記真空掃除機のフィルタ組立体を清掃するための指導を含んでいることを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項6】
前記ビデオ指導が、問題解決のためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項7】
問題解決のための前記ビデオ指導が、前記空気流路にある障害物を見つけるためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項6に記載の真空掃除機。
【請求項8】
前記ビデオ指導が、前記真空掃除機を組立及び/又は分解するためのビデオ指導を含んでいることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項9】
前記制御装置が、前記真空掃除機が前記ビデオ指導を必要とする状態にあることを検出すると、前記ディスプレイスクリーンに、前記状態と関連するビデオ指導を自動的に表示するように構成されていることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項10】
前記制御装置が、前記真空掃除機が前記ビデオ指導だけでなく問題解決も必要とする状態にあることを検出すると、前記真空掃除機への給電を切断するように更に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の真空掃除機。
【請求項11】
前記ビデオ指導が、連続的に再生される幾つかの短いサブビデオから構成される一連の指導を含んでいることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項12】
前記制御装置が、前記サブビデオを自動的に進行するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の真空掃除機。
【請求項13】
前記制御装置が、前記サブビデオそれぞれを少なくとも一度繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の真空掃除機。
【請求項14】
前記真空掃除機が、前記真空掃除機の前方端部から後方端部に至るまで延伸している前記真空掃除機の長手方向軸線に対して略横方向に位置決めされているピストルグリップと、前記ピストルグリップの前方の位置決めされている空気入口と、を備えている携行式真空掃除機とされることを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載の真空掃除機。
【請求項15】
請求項14に記載の携行式真空掃除機と、
吸引開口部を形成している掃除機ヘッドと、
前記掃除機ヘッドから前記携行式真空掃除機の前記空気入口に至るまで延在している吸引経路を形成している杆体状の高剛性ワンドであって、前記長手方向軸線に対して略平行に又は前記長手方向軸線と同軸に位置決めされている前記高剛性ワンドと、
を備えていることを特徴とするスティック型真空掃除機。
【外国語明細書】