(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040029
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】電源装置
(51)【国際特許分類】
E04H 6/42 20060101AFI20230314BHJP
H02K 7/02 20060101ALI20230314BHJP
H02K 7/18 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
E04H6/42 Z
H02K7/02
H02K7/18 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022202760
(22)【出願日】2022-12-20
(62)【分割の表示】P 2018110477の分割
【原出願日】2018-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】397050707
【氏名又は名称】株式会社リニア・サーキット
(74)【代理人】
【識別番号】100090712
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 忠秋
(72)【発明者】
【氏名】尾野 弘明
(57)【要約】
【課題】全体所要コストを少なくして実用性を高める。
【解決手段】揺動板11と、ワンウェイクラッチ15を介して揺動板11の軸11aに連結するフライホイール16と、フライホイール16に連結する発電機17と、発電機17の出力によって充電するバッテリ18とを設ける。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が通過することによって起倒する揺動板と、ワンウェイクラッチを介して前記揺動板に連結するフライホイールと、該フライホイールに連結する発電機と、該発電機の出力によって充電するバッテリとを備えてなり、前記ワンウェイクラッチは、起立状態の前記揺動板が車両のタイヤの通過により倒伏する際に入出力軸が接続されて前記フライホイール、発電機を加速させ、前記揺動板が起立する際には空転して前記フライホイール、発電機を回転させないことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記揺動板は、前端に補助板をヒンジ連結することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項3】
前記揺動板は、ばねを介して起立方向に付勢することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電源装置。
【請求項4】
前記揺動板は、駆動機構により起立して入庫済の車両を出庫不能に拘束することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項5】
前記駆動機構は、前記揺動板が起立状態から倒伏する際に蓄勢するばねを介して前記揺動板を起立させることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
【請求項6】
前記駆動機構は、前記バッテリから給電するモータを介して前記揺動板を起立させることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、屋外に設ける無人駐車場などに好適な電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両を個別に駐車させる複数の駐車スペースを屋外の地上に区画して無人駐車場を構築するとき、各駐車スペースごとに設置する駐車装置用のケーブル工事をできるだけ少なくして設備コストを低減することが要請されている。
【0003】
そこで、各駐車スペースごとの駐車装置用の電源を太陽光発電パネルから給電することが提案されている(たとえば特許文献1、2)。なお、各駐車スペースの駐車料金を精算するための精算装置は、駐車スペースごとに設ける場合もあるが(特許文献1)、全駐車スペースに共通に設け、無線通信により各駐車スペースの駐車装置との間に必要なデータ通信を実行することもある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9-32337号公報
【特許文献2】特開2002-295049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる従来技術によるときは、太陽光発電パネルは、日照がなければ発電できず、雨や雪などの日が続くと電源としての機能を喪失してしまうという問題が避けられない。また、この問題を解決するために必要十分な大容量のバッテリを導入するとすれば、全体の設備コストやメンテナンスコストなどが却って高騰してしまうおそれがある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、車両の通過によって動作する揺動板と、それに連動するフライホイール付きの発電機とを設けることによって、全体所要コストが過大でなく、実用性に優れた電源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、車両が通過することによって起倒する揺動板と、ワンウェイクラッチを介して揺動板に連結するフライホイールと、フライホイールに連結する発電機と、発電機の出力によって充電するバッテリとを備えてなり、ワンウェイクラッチは、起立状態の揺動板が車両のタイヤの通過により倒伏する際に入出力軸が接続されてフライホイール、発電機を加速させ、揺動板が起立する際には空転してフライホイール、発電機を回転させないことをその要旨とする。
【0008】
なお、揺動板は、前端に補助板をヒンジ連結することができる。
【0009】
また、揺動板は、ばねを介して起立方向に付勢してもよい。
【0010】
さらに、揺動板は、駆動機構により起立して入庫済の車両を出庫不能に拘束してもよい。
【0011】
なお、駆動機構は、揺動板が起立状態から倒伏する際に蓄勢するばねを介して揺動板を起立させてもよく、バッテリから給電するモータを介して揺動板を起立させてもよい。
【発明の効果】
【0012】
かかる発明の構成によるときは、バッテリは、駐車装置に必要な電力を供給する。一方、揺動板は、車両が通過することによって起倒し、起立状態から倒伏する際のエネルギがワンウェイクラッチを介してフライホイールに蓄積され、発電機は、このようにして蓄積されたフライホイールのエネルギを利用して発電し、バッテリを充電する。すなわち、バッテリは、車両が起立状態の揺動板を倒伏させて通過するごとに随時充電されるため、容量を最少に抑えることができる。また、発電機も、フライホイールを介して駆動することにより、所要出力容量を小さくすることができ、全体装置を小形化して所要コストを最少にするとともに、実用性の向上を図ることができる。
【0013】
フライホイールの惰性回転時間を10秒以上にすると、発電機の所要出力容量を必要十分に小さくすることができる。ただし、惰性回転時間を5分超に設定すると、発電機の出力容量が極端に小さくなり過ぎて実用的でない。そこで、フライホイールの惰性回転時間は、10秒以上5分以下、さらに好ましくは、30秒ないし2分程度になるように設定するのがよい。
【0014】
揺動板は、起立状態において車両を拘束し、入庫した車両を出庫不能にして駐車装置用とすることができる。ただし、このときの揺動板は、車両が入庫した後、駆動機構を介して倒伏状態から起立させるものとする。
【0015】
駆動機構は、ばねを利用して揺動板を起立させることにより、バッテリの電力を消費せず、バッテリの消耗を抑えることができる。また、揺動板と、ワンウェイクラッチ、ばねとの間にそれぞれ介装するクラッチは、その双方を切断すると揺動板をフリー状態に解放し、起立状態の揺動板を自重により倒伏させて車両を出庫可能にすることができる。ただし、揺動板は、揺動中心となる軸の両側の重量を不平衡に形成し、たとえば斜め上向きに起立させるものとする。なお、駆動機構は、ばねを利用するに代えて、バッテリによって給電するモータを利用すれば、機械部品を少なくして全体構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0018】
電源装置は、揺動板11、ワンウェイクラッチ15、フライホイール16、発電機17、バッテリ18を主要部材としてなる(
図1)。ただし、バッテリ18は、駐車装置用の電子回路21に給電する。また、駐車装置は、ばね24を主要部材とする駆動機構を電源装置に組み合わせて構成されている。
【0019】
揺動板11は、水平の軸11aを介して地上に上下に揺動自在に設置されている。揺動板11は、図示しない車両のタイヤが通過することにより(
図1の矢印K1 方向)、図示の斜め上向きの起立状態から前方側が下向きに揺動し(同図の矢印K2 方向)、斜め下向きに倒伏させることができる。軸11aの軸端には、大径のギヤ12が付設され、ギヤ12には、揺動板11の起立状態、倒伏状態を検出するリミットスイッチ12a、12bが設けられている。ただし、リミットスイッチ12a、12bは、ギヤ12の径方向のアクチュエータバー12cを介して作動する。
【0020】
ギヤ12に噛合する小径のギヤ13aは、クラッチ13、増速用のギヤボックス14、ワンウェイクラッチ15を介してフライホイール16に連結されている。また、フライホイール16には、大小のギヤ16a、17aを介して発電機17が連結されている。発電機17の出力は、バッテリ18に接続されている。
【0021】
ギヤ12に噛合する別の小径のギヤ22aは、クラッチ22、増速用のギヤボックス23を介して渦巻き形のばね24の巻上げ用の軸24aに連結されている。軸24a上には、ばね24の戻り止め用のフック24c付きのカム24bが組み付けられており、フック24cには、解除用のソレノイド24dが連結されている。
【0022】
バッテリ18の出力は、電子回路21に接続されている。電子回路21には、マイクロコンピュータ21a、ドライバ21b、外部のアンテナ21d付きの無線通信ユニット21cが搭載されている。電子回路21は、クラッチ13、22、ソレノイド24dに対し、ドライバ21bを介してそれぞれ制御信号S1 、S2 、Sd を出力することができる。また、電子回路21は、無線通信ユニット21c、アンテナ21dを介し、図示しない精算装置との間に必要な無線データ通信を実行することができる。
【0023】
バッテリ18には、補助発電機33の出力が併せて接続されている。補助発電機33は、増速用のギヤボックス32を介して足踏み式のペダル31の軸31aに連結されている。ペダル31は、箱体31bに組み込まれ、利用者が足Fを介して上下に揺動駆動することができる(
図1の矢印K3 方向)。
【0024】
かかる駐車装置の入庫時の動作は、たとえば
図2、
図3(A)~(C)のとおりである。ただし、駐車装置は、車両Cが個別に駐車する駐車スペースごとに設置され、揺動板11は、駐車スペースに後向きに進入して入庫する車両Cの片側の後輪タイヤTが通過するように、駐車スペース内の地上に設置されている(
図3(A))。
【0025】
駐車装置は、揺動板11を起立状態にセットするとともに、電子回路21からの制御信号S1 、S2 を介してクラッチ13、22の双方を接続させて待機する。そこで、入庫する車両Cがあり(
図3(A)の矢印Ka 方向)、片側の後輪タイヤTが揺動板11上を通過すると(
図3(A)、(B))、起立状態の揺動板11が車重により倒伏する(
図3(B)の矢印Kb 方向、
図2のステップ(1)、以下、単に(1)のように記す)。また、このとき、ギヤ12、13a、クラッチ13、ギヤボックス14、ワンウェイクラッチ15を介してフライホイール16が回転して加速されるから、ギヤ16a、17aを介して発電機17が駆動され、発電機17の発電電力によりバッテリ18を充電することができる。同時に、ギヤ12、22a、クラッチ22、ギヤボックス23、軸24aを介してばね24が巻き上げられて蓄勢され、軸24a上のカム24bに噛合するフック24cを介してばね24を蓄勢状態にロックすることができる。
【0026】
その後、車両Cを適位置にまで進入させて駐車する一方、たとえば3分程度の適切なサービス時間の経過を待って(2)、電子回路21からの制御信号S1 、Sd を介し、ワンウェイクラッチ15側すなわち発電機17側のクラッチ13を切断するとともに(3)、ソレノイド24dを駆動してフック24cをカム24bから外してばね24のロックを解除する。そこで、ばね24は、軸24a、ギヤボックス23、クラッチ22、ギヤ22a、12、軸11aを介して倒伏状態の揺動板11を起立させることができる(
図3(C)の矢印Kc 方向、(4))。また、このようにして起立状態となった揺動板11は、後輪タイヤTが乗り越えることができず、車両Cを出庫不能に拘束する。その後、電子回路21は、制御信号S1 を介して発電機17側のクラッチ13を接続させ(5)、無線通信ユニット21c、アンテナ21dを介し、図示しない精算装置に対して車両Cの入庫情報を送信して(6)、入庫時の動作を終了する。
【0027】
なお、
図2のステップ(1)、
図3(A)、(B)において、車両Cの入庫により起立状態の揺動板11が倒伏する際のワンウェイクラッチ15、フライホイール16、発電機17の動作態様は、たとえば
図4のとおりである。ただし、
図4の横軸は、時刻tである。
【0028】
図4の時刻t=t1 ~t2 において、起立状態の揺動板11が入庫しようとする車両Cにより倒伏されると(
図3(A)、(B))、ワンウェイクラッチ15は、この間において入出力軸が一体に接続される。そこで、フライホイール16、発電機17は、時刻t=t1 ~t2 において、揺動板11の倒伏に従って回転数n=0の停止状態から回転数n=na (na は、最高回転数)まで加速される。すなわち、時刻t=t1 ~t2 の期間は、フライホイール16、発電機17の加速時間T1 =t2 -t1 となっている。
【0029】
一方、時刻t=t2 において揺動板11が倒伏状態となると、ワンウェイクラッチ15の入出力軸が切断される。そこで、フライホイール16、発電機17は、その後、惰性回転しながら減速し、惰性回転時間T2 =t3 -t2 の後、時刻t=t3 において停止する。なお、発電機17は、加速時間T1 、惰性回転時間T2 の双方を通じて発電し、フライホイール16に蓄積されるエネルギの全部を惰性回転時間T2 の間に電気エネルギとしてバッテリ18に充電することができる。また、惰性回転時間T2 は、発電機17による発電電力負荷、すなわち発電機17の出力容量によって変動する。
【0030】
駐車スペース内に駐車中の車両Cが出庫する際の駐車装置の動作は、たとえば
図5、
図6(A)~(C)のとおりである。
【0031】
駐車スペース内に駐車中の車両Cに対する駐車料金の精算が完了した旨の情報が無線通信により外部の精算装置から電子回路21に到来すると、電子回路21は、制御信号S1 、S2 を介して発電機17側、ばね24側のクラッチ13、22の双方を切断する(
図5のステップ(1)、以下、単に(1)のように記す)。そこで、起立状態の揺動板11は、自重により倒伏するから(
図6(A)の矢印Ka 方向、(2))、電子回路21は、制御信号S1 により発電機17側のクラッチ13を接続させる(3)。
【0032】
その後、車両Cを前向きに出庫させて(
図6(B)、(C)の各矢印Kb 方向)、車重により揺動板11を起立状態に復帰させるが(
図6(C)の矢印Kc 方向、(4))、このときは、ワンウェイクラッチ15、ばね24側のクラッチ22が空転し、フライホイール16、発電機17が回転せず、ばね24の軸24aも回転することがない。つづいて、電子回路21からの制御信号S2 によりばね24側のクラッチ22を接続させ(5)、電子回路21から精算装置に宛て、車両Cが出庫して駐車スペースが空いた旨の情報を無線送信し(6)、出庫動作を終了する。
【0033】
なお、揺動板11の起立状態、倒伏状態を検出するリミットスイッチ12a、12bの出力は、電子回路21に導かれている。そこで、マイクロコンピュータ21aは、リミットスイッチ12a、12bの出力信号をチェックすることにより、たとえば
図2のステップ(4)、
図5のステップ(2)、(4)において、揺動板11が正しく起倒動作していることを確認して次ステップに動作を進行させるとともに、異常発生時に必要な対応処置を実行することができる。また、補助発電機33は、足踏み式のペダル31を操作することにより、必要に応じて随時バッテリ18を補充充電することができる。ただし、補助発電機33は、ペダル31とともに省略してもよい。
【0034】
以上の説明において、ばね24は、図示の渦巻き形に代えて、他の任意の形式であってもよく、また、たとえばエアなどの圧縮性の気体を利用するエネルギ蓄積部材に代えてもよい。さらに、ばね24は、バッテリ18から給電して適切なタイミングで揺動板11を起立させるモータに代えてもよく、このとき、揺動板11は、たとえばソレノイド24d、フック24c付きのカム24bを介して起立状態に保持することができる。なお、車両Cは、図示のように、後向きに入庫して前向きに出庫するに代えて、前向きに入庫して後向きに出庫してもよい。
【他の実施の形態】
【0035】
図1において、ギヤ22a、クラッチ22からばね24に至る一連の部材は、車両Cの入庫の際に倒伏する揺動板11を起立させ(
図2のステップ(4)、
図3(C))、入庫済の車両Cを出庫不能に拘束する駆動機構を形成している。そこで、駆動機構に対応する各部材を
図1から除外すると、残りの揺動板11、ギヤ12、13a、クラッチ13からバッテリ18、電子回路21に至る一連の部材は、電源装置として動作させることができる。ただし、足踏み式のペダル31ないし補助発電機33は、併せて省略してもよい。
【0036】
かかる電源装置は、揺動板11、無線通信用のアンテナ21d以外の各部材を箱体19内にコンパクトに収納することができる(
図7(A))。また、電源装置は、それ自体を駐車装置として使用し、車両Cの入庫時、出庫時において、それぞれ
図3(A)、(B)、
図6(B)、(C)のように動作させることができる。ただし、このときは、揺動板11を起立させて入庫済の車両Cを出庫不能に拘束することがないので、たとえば監視用のカメラ41と組み合わせ(
図7(B))、駐車中の車両Cが未精算のまま不正出庫することを防止する。なお、カメラ41は、たとえば箱体19の近傍のポール41a上に設置する。
【0037】
電源装置は、入出庫する車両Cの通路R上に複数組を並設することができる(
図8(A))。ただし、バッテリ18、アンテナ2d付きの電子回路21は、特定の1個の箱体19に収納する1セットを全部の電源装置に共用するものとする。また、通路Rの一端には、ポール42aを介して開閉式のゲート42が設置されており、通路R上に並設する揺動板11、11…は、入出庫する車両Cの左右の車輪が前後に横切って通過し得るように、通路Rとほぼ同一幅に長く形成されている。なお、各揺動板11の前端には、補助板11bがヒンジ連結されており(
図8(B))、揺動板11の軸11aには、揺動板11を起立方向(
図8(B)の矢印K1 方向)に付勢するばね11cが装着されている。
【0038】
無負荷の揺動板11は、ばね11cを介して斜め上向きの起立状態にあり(
図8(B))、車両Cが上方を通過すると車重により倒伏し(
図8(C)の矢印K2 方向)、車両Cが通過してしまうと、元の起立状態に自動的に復帰する。そこで、
図9(A)~(C)は、たとえば各図の矢印Ka 方向に後向きに進行する車両Cの左右の後輪タイヤT、Tを介して複数の起立状態の揺動板11、11…が順次倒伏され(
図9(B)、(C)の各矢印K2 方向)、つづいて自動起立する動作態様を模式的に示している。ただし、
図9において、車両Cの後輪タイヤT、Tは、片側の1個のみが図示されている。また、車両Cは、揺動板11、11…上を前向きに進行して通過させてもよく、
図9(A)~(C)の各矢印Ka 方向の反対方向に進行してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
この発明は、太陽光発電パネルと異なり、天候に影響されることなく常時安定に動作することができ、任意の地域の屋外の無人駐車場などに対し、広く好適に適用することができる。
【符号の説明】
【0040】
C…車両
11…揺動板
11b…補助板
11c…ばね
15…ワンウェイクラッチ
16…フライホイール
17…発電機
18…バッテリ
24…ばね
特許出願人 株式会社 リニア・サーキット