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特開2023-40230連続血糖測定機の動作制御装置及び通信連結方法
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  • 特開-連続血糖測定機の動作制御装置及び通信連結方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040230
(43)【公開日】2023-03-22
(54)【発明の名称】連続血糖測定機の動作制御装置及び通信連結方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/1473 20060101AFI20230314BHJP
【FI】
A61B5/1473
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023003164
(22)【出願日】2023-01-12
(62)【分割の表示】P 2021506293の分割
【原出願日】2019-06-21
(31)【優先権主張番号】10-2018-0091868
(32)【優先日】2018-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジンウォン
(72)【発明者】
【氏名】ユウ,チュンポム
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヒョソン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ハナ
(57)【要約】
【課題】別途の使用者の介入なしで連続血糖測定器を動作開始すること。使用者端末機が近距離通信距離を脱する場合にも使用者端末機とペアリング連結を維持すること。
【解決手段】使用者端末機と一定距離以内に位置する場合近距離通信(Near field communication)モジュールで生成されるイネーブル信号によってオンされる電源スイッチを通じてバッテリー電源を連続血糖測定器に供給する。近距離通信モジュールで接続情報を使用者端末機に提供することで近距離通信モジュールとブルートゥース(登録商標)通信モジュールを通じて使用者端末機とのペアリング接続を自動で遂行して、使用者端末機とペアリング接続が完了される場合ブルートゥースモジュールで生成したイネーブル信号を電源スイッチに提供する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続血糖測定機の動作制御装置において、
第1通信モジュールと、及び
第2通信モジュールを含み、
前記第1通信モジュールは前記連続血糖測定機の接続情報を隣接した使用者端末機に送信し、
前記接続情報を利用して前記第2通信モジュールは前記使用者端末機と通信連結する連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項2】
前記第1通信モジュールは前記使用者端末機と隣接時前記使用者端末機から提供を受ける電源で動作する請求項1に記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項3】
前記連続血糖測定機の動作制御装置は、
バッテリー電源を前記第2通信モジュールに提供するか、または遮断する電源スイッチをさらに含む請求項1に記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項4】
前記第1通信モジュールは隣接した前記使用者端末機から前記第1通信モジュールの動作電源を受信する場合第1イネーブル信号を生成して前記電源スイッチに提供し、
前記電源スイッチは前記第1イネーブル信号を受信する場合前記バッテリー電源を前記第2通信モジュールに提供して前記第2通信モジュールを動作開示させる請求項3に記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項5】
前記第2通信モジュールは動作開始された後、前記連続血糖測定機の識別子を具備する広告メッセージを生成して前記広告メッセージを前記使用者端末機に送信する請求項4に記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項6】
前記広告メッセージを前記使用者端末機に送信後、前記第1通信モジュールは前記接続情報を前記使用者端末機に送信する請求項5に記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項7】
前記第2通信モジュールは前記使用者端末機から接続完了メッセージを受信する場合第2イネーブル信号を生成して前記電源スイッチに提供し、
前記電源スイッチは前記第1イネーブル信号または前記第2イネーブル信号のうちで何れか一つを受信する場合前記バッテリー電源を前記第2通信モジュールに提供する請求項1乃至請求項6のうちで何れか一つに記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項8】
前記第1通信モジュールは近距離無線通信モジュールであり、
前記第2通信モジュールはブルートゥース通信モジュールである請求項1乃至請求項6のうちで何れか一つに記載の連続血糖測定機の動作制御装置。
【請求項9】
使用者端末機が連続血糖測定機に隣接時前記連続血糖測定機と前記使用者端末機との間で接続情報を第1通信モードに交換する段階と、及び
前記接続情報を利用して前記使用者端末機と前記連続血糖測定機を第2通信モードに通信連結する段階、を含む通信連結方法。
【請求項10】
前記通信連結方法は、
通信連結する連続血糖測定機を選択するための使用者命令が入力され、
前記使用者命令に従って選択された連続血糖測定機と前記使用者端末機を前記第2通信モードに前記接続情報を利用して通信連結する請求項9に記載の通信連結方法。
【請求項11】
前記通信連結方法は、
前記使用者端末機で接続可能な、前記接続情報に該当する連続血糖測定機を自動選択し、
選択した前記連続血糖測定機と前記使用者端末機を前記第2通信モードに前記接続情報を利用して通信連結する請求項9に記載の通信連結方法。
【請求項12】
前記第1通信モードは近距離無線通信(NFC)モードであり、
前記第2通信モードはブルートゥース通信モードである請求項9乃至請求項11のうちで何れか一つに記載の通信連結方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血糖測定器の動作制御装置に関するものであり、より具体的には血糖測定器が使用者端末機と一定距離以内に位置する場合、血糖測定器の近距離通信(Near field communication)モジュールで生成されるイネーブル信号によってオンされる電源スイッチを通じてバッテリー電源を血糖測定器に供給することで別途の使用者介入なしも血糖測定器を動作開始することができるし、近距離通信モジュールで接続情報を使用者端末機に提供することで近距離通信モジュールとブルートゥース(登録商標)通信モジュールを通じて使用者端末機とのペアリング接続を自動で遂行し、使用者端末機とペアリング接続が完了する場合ブルートゥースモジュールで生成したイネーブル信号を電源スイッチに提供することで使用者端末機が近距離通信距離を脱する場合にも使用者端末機とペアリング連結を維持することができる血糖測定器の動作制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は現代人にたくさん発生される慢性疾患で韓国国内の場合全体人口の5%に該当する200万人以上に至る。
【0003】
糖尿病は肥満、ストレス、誤った食習慣、先天的遺伝など多様な原因によって膵臓で作られるインシュリンが絶対的に不足であるか、または相対的に不足で血液で糖に対する均衡をすぐ取ってくれることができないことで、血液内に糖成分が絶対的に多くなるようになって発病する。
【0004】
血液内には普通一定濃度の葡萄糖が含有されているし、組織細胞はここでエネルギーを得ている。
【0005】
しかし、葡萄糖が必要以上に増加するようになれば、肝臓や筋肉または脂肪細胞などに適切に貯蔵されることができずに血液内に蓄積され、これにより糖尿病患者は正常人よりずっと高い血糖が維持され、過多な血糖は組織をそのまま通過して小便で排出されることによって身体の各組織に絶対的に必要な糖分は不足になって身体各組織に異常をもたらすようになる。
【0006】
糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるが、病気が進行されれば糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、皮膚そうよう症、手と足の傷が治らないで長続きする場合などの特有の症状が現われて、病気がいっそうさらに進行されれば、視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周疾患、筋肉痙攣及び神経痛、壊疽などで進展する合併症が現われる。
【0007】
このような糖尿病を診断して合併症に進展されないように管理するためには体系的な血糖測定と治療が併行されなければならない。
【0008】
糖尿病患者及び糖尿病に進展されなかったが、血液内に正常より多い糖が検出される人々のために多くの医療機器製造業社では家庭で血糖を測定できるように多様な種類の血糖測定器を提供している。
【0009】
血糖測定器は使用者が指端から採血して血糖測定を1回単位で遂行する方式と、使用者のお腹と腕などに付着して血糖測定を連続的に遂行する方式がある。
【0010】
糖尿病患者の場合、一般に高血糖と低血糖状態を行き交うようになるが、応急状況は低血糖状態でやって来て、意識を失うか、または糖分供給なしに低血糖状態が長い間持続すれば、命を失うこともある。よって、低血糖状態の即刻な発見は、糖尿病患者に非常に重要であるが間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定器ではこれを正確に把握することに限界がある。
【0011】
最近にはこのような限界を乗り越えるために人体内に挿入されて数分間隔で血糖値を測定する連続血糖測定装置(CGMS:Continuous Glucose Monitoring System)が開発されているし、これを通じて糖尿病患者の管理と応急状況に対する対処を容易に遂行することができる。
【0012】
採血式血糖測定器は糖尿病患者が自分の血糖を検査するために針で痛症に敏感な手先を突いて血液を採取する方式で血糖測定がなされるので、採血過程で苦痛と拒否感を誘発するようになる。このような苦痛と拒否感を最小化するために痛症が相対的に減ったお腹と腕などの部位に針形態のセンサーを挿入した後連続的に血糖を測定する連続血糖測定システムに対する研究開発が遂行されている。
【0013】
連続血糖測定器は身体の肌に付着して体液を抽出して血糖を測定するセンサーモジュールと、センサーモジュールによって測定された血糖数値を使用者端末機に送信するトランスミッタなどを含んで構成される。使用者端末機には連続血糖測定器から受信した血糖情報を管理する専用アプリケーションが設置されているが、使用者は使用者端末機の専用アプリケーションを通じて測定した血糖情報を確認することができる。
【0014】
使用者端末機を通じて血糖情報を受信して受信した血糖情報を確認するために連続血糖測定器が作動開始された後連続血糖測定器と使用者端末機をお互いに通信連結する過程を先行しなければならないが、通常的に使用者端末機と連続血糖測定器はブルートゥース(Bluetooth)通信を利用してペアリング(pairing)連結された後通信を遂行する。
【0015】
しかし、2週単位で使い捨てで使用する連続血糖測定器を使用者端末機にペアリング連結するために毎度使用者はペアリング接続情報を使用者端末機に直接入力しなければならない不便さがあり、さらに高年者または小児のように使用者端末機と連続血糖測定器のペアリング連結過程に慣れない使用者の場合操作未熟で正確に血糖情報を測定し難いか、または制限されたバッテリー電源に設定された期間の間に血糖情報を測定することができなくなる問題点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、上で言及した従来の連続血糖測定器が有する問題点を解決するためのものであり、本発明が成そうとする目的は、連続血糖測定器が使用者端末機と一定距離以内に位置する場合連続血糖測定器の近距離通信(Near field communication)モジュールで生成されるイネーブル信号によってオンされる電源スイッチを通じてバッテリー電源を連続血糖測定器に供給して連続血糖測定器を動作開始することができる連続血糖測定器の動作制御装置を提供することである。
【0017】
本発明が成そうとする他の目的は、近距離通信モジュールとブルートゥース通信モジュールを通じて使用者端末機とペアリング接続を自動で遂行する連続血糖測定器の動作制御装置を提供することである。
【0018】
本発明が成そうとするまた他の目的は、使用者端末機とペアリング接続が完了する場合ブルートゥースモジュールで生成したイネーブル信号を電源スイッチに提供して使用者端末機とペアリング通信を維持することができる連続血糖測定器の動作制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の目的を達成するために、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は使用者端末機から電源の供給を受ける場合第1イネーブル信号を生成する近距離無線通信(NFC)モジュールと、ブルートゥース通信モジュールと、近距離無線通信モジュールから第1イネーブル信号を受信する場合オンされてバッテリーからブルートゥース通信モジュールに電源を供給する電源スイッチを含んで、ブルートゥース通信モジュールは電源スイッチを通じてバッテリーから電源の供給を受ける場合使用者端末機にアドバタイジングメッセージを送信することを特徴とする。
【0020】
ここで、ブルートゥース通信モジュールは近距離無線通信モジュールを通じて提供される接続信号に活性化されて使用者端末機にアドバタイジングメッセージを送信することを特徴とする。
【0021】
ここで接続信号は近距離無線通信モジュールを通じて使用者端末機から受信されることを特徴とする。
【0022】
ここで近距離無線通信モジュールは接続信号をブルートゥース通信モジュールを提供後、使用者端末機で接続情報を送信することを特徴とする。
【0023】
ここで近距離無線通信モジュールは接続信号をブルートゥース通信モジュールに提供後、ブルートゥース通信モジュールから提供を受けた接続情報を使用者端末機に送信することを特徴とする。
【0024】
ここでブルートゥース通信モジュールは使用者端末機から接続完了メッセージを受信する場合、使用者端末機と通信を維持することを特徴とする。
【0025】
望ましくは、本発明によるブルートゥース通信モジュールは使用者端末機から接続完了メッセージを受信する場合、第2イネーブル信号を生成しながら生成した第2イネーブル信号を電源スイッチに提供することを特徴とする。
【0026】
ここで電源スイッチは第1イネーブル信号または第2イネーブル信号のうちで少なくとも何れか一つを受信する場合、オンされてバッテリーの電源をブルートゥース通信モジュールに提供することを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は次のような効果を有する。
【0028】
第一、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は連続血糖測定器が使用者端末機と一定距離以内に位置する場合近距離通信(Near field communication)モジュールで生成されるイネーブル信号によってオンされる電源スイッチを通じてバッテリー電源を連続血糖測定器に供給することで、別途の使用者介入なしも連続血糖測定器を動作開始することができる。
【0029】
第二、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は近距離通信モジュールで接続情報を使用者端末機に提供することで、近距離通信モジュールとブルートゥース通信モジュールを通じて使用者端末機とのペアリング接続を自動で遂行する。
【0030】
第三、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は、使用者端末機とペアリング接続が完了される場合ブルートゥースモジュールで生成したイネーブル信号を電源スイッチに提供することで、使用者端末機が近距離通信距離を脱する場合にも使用者端末機とペアリング連結を維持することができる。
【0031】
第四、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置は連続血糖測定器と近距離に使用者端末機が位置する場合近距離に位置する使用者端末機に接続情報を送信してペアリング接続を遂行することで、連続血糖測定器の情報を制限された使用者端末機のみに送信して使用者の個人情報を安全に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1図1は本発明による連続血糖測定システムを説明するための図面である。
図2図2は本発明による連続血糖測定器の動作制御装置を説明するための機能ブロック図である。
図3図3は本発明によるブルートゥース通信モジュール170の一例を説明するための機能ブロック図である。
図4図4は本発明による連続血糖測定システムで送受信されるメッセージを説明するための図面である。
図5図5は本発明による連続血糖測定システムで使用者端末機の専用アプリケーション動作例を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明で使用される技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではないことを留意しなければならない。また、本発明で使用される技術的用語は、本発明で特別に異なる意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般的に理解される意味で解釈されなければならないし、過度に包括的な意味で解釈されるか、または過度に縮まった意味で解釈されてはいけない。また、本発明で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない誤った技術的用語である時には、当業者が正しく理解することができる技術的用語で取り替えられて理解されなければならないであろう。
【0034】
また、本発明で使用される単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り複数の表現を含む。本発明で、"構成される"または"含む"などの用語は発明に記載した多くの構成要素ら、または多くの段階を必ずすべて含むことで解釈されてはいけなくて、そのうちで一部構成要素らまたは一部段階らは含まれないこともあって、または追加的な構成要素または段階らをさらに含むことができることで解釈されなければならない。
【0035】
また、添付された図面は本発明の思想を易しく理解できるようにするためのことであるだけで、添付された図面によって本発明の思想が制限されることで解釈されてはいけないことを留意しなければならない。
【0036】
図1は、本発明による連続血糖測定システムを説明するための図面である。
【0037】
図1を参照でより具体的に詳しく見れば、使用者1の肌には連続血糖測定器100が付着されているが、連続血糖測定器100は使用者1の体液を周期的に抽出して抽出した体液を利用して使用者1の生体情報、例えば血糖を連続して測定する。
【0038】
連続血糖測定器100と使用者端末機10はお互いに近距離通信、例えばブルートゥース(Bluetooth)通信、NFC通信(Near Field Communication)などで接続されているが、連続血糖測定器100と使用者端末機10は近距離通信を通じてデータを送受信する。すなわち、連続血糖測定器100と使用者端末機10がお互いに近距離通信範囲に位置する場合連続血糖測定器100は測定した使用者1の生体情報を使用者端末機10に送信する。以下で、連続血糖測定器100で測定する生体情報を血糖情報で例えて説明する。
【0039】
より具体的に見れば、使用者端末機10が連続血糖測定器100に接する場合連続血糖測定器100内部に具備されているNFC通信モジュール(図示せず)は、使用者端末機10から電源の供給を受けて動作を開始するが、動作開始されたNFC通信モジュールは連続血糖測定器100内部に具備されているブルートゥースモジュール(図示せず)を動作開始するようにする。連続血糖測定器100はNFC通信モジュールまたはブルートゥース通信モジュールを通じて使用者端末機10と自動で通信接続手続きを進行し、使用者端末機10と連続血糖測定器100がお互いに接続完了する場合連続血糖測定器100は測定した使用者の血糖情報を使用者端末機10に周期的に送信する。
【0040】
ここで使用者端末機10は、連続血糖測定器100から受信した使用者1の血糖情報を問い合わせ可能になるように保存するか、または使用者に出力することができる装置であり、使用者端末機10では血糖情報管理のための専用アプリケーションが実行されることができる。このような使用者端末機10の一例で、スマートフォン、ノートブック、PDA、血糖管理専用端末機などが使用されることができる。
【0041】
使用者端末機10と管理サーバー50はお互いにネットワーク30を通じて接続されている。使用者端末機10は連続血糖測定器100から受信した使用者1の血糖情報を管理サーバー50に送信するか、または連続血糖測定器100のセンサー使用情報を管理サーバー50に送信する。
【0042】
望ましくは、使用者端末機10は入力された使用者情報に基礎して使用者を識別し、識別した使用者にマッピングして受信した血糖情報を登録保存する。一方、使用者端末機10は使用者にマッピングして登録された血糖情報またはセンサー使用情報を使用者情報と共に管理サーバー50に送信する。
【0043】
図2は、本発明による連続血糖測定器の動作制御装置を説明するための機能ブロック図である。
【0044】
図2を参照してより具体的に見れば、連続血糖測定器のNFC通信モジュール110は使用者端末機とNFC通信が可能な第1距離に位置する場合使用者端末機から動作電源の供給を受けて、動作電源の供給を受けたNFC通信モジュール110は第1イネーブル信号(EN1)を生成して電源スイッチ130に提供する。使用者端末機から動作電源の提供を受けることができない場合NFC通信モジュール110は別途の信号を生成しないし、使用者端末機から動作電源の提供を受ける場合に限りNFC通信モジュール110は第1イネーブル信号(EN1)を生成する。
【0045】
電源スイッチ130はイネーブル端子(図示せず)に入力される信号によってバッテリー150とブルートゥース通信モジュール170の接続を制御するが、電源スイッチ130はNFC通信モジュール110から第1イネーブル信号(EN1)を受信することができない場合スイッチオフ状態を維持してNFC通信モジュール110から第1イネーブル信号(EN1)を受信する場合スイッチオンされてバッテリー150とブルートゥース通信モジュール170をお互いに接続させる。電源スイッチ130を通じて使用者端末機とブルートゥース通信モジュール170がお互いに接続される場合バッテリー150電源ブルートゥース通信モジュール170に提供される。
【0046】
ブルートゥース通信モジュール170にバッテリー150電源が提供される場合ブルートゥース通信モジュール170は動作開始されるが、ブルートゥース通信モジュール170は先に連続血糖測定器の識別子を具備するアドバタイジングメッセージを使用者端末機に送信する。ブルートゥース通信モジュール170はアドバタイジングメッセージを送信後、使用者端末機と連続血糖測定器をペアリング連結するために必要な接続情報、例えば、ピンコードをNFC通信モジュール110を通じて使用者端末機に送信制御する。
【0047】
使用者端末機と連続血糖測定器との間のペアリング接続が完了される場合ブルートゥース通信モジュール170は使用者端末機から接続完了メッセージを受信する。ブルートゥース通信モジュール170は接続完了メッセージを受信する場合、第2イネーブル信号を生成して生成した第2イネーブル信号を電源スイッチ130のイネーブル端子に提供する。
【0048】
使用者端末機と連続血糖測定器との間の距離が第1距離より遠くなって、連続血糖測定器のNFC通信モジュール110で使用者端末機から電源の供給を受けることができない場合NFC通信モジュール110は、第1イネーブル信号(EN1)を生成中断するようになる。電源スイッチ130はイネーブル端子に第1イネーブル信号(EN1)または第2イネーブル信号(EN2)のうちで少なくとも何れか一つを受信する場合スイッチオン動作してバッテリー150とブルートゥース通信モジュール170をお互いに連結する。ブルートゥース通信モジュール170は使用者端末機と連続血糖測定器との間のペアリング接続が完了した後第2イネーブル信号(EN2)を生成してNFC通信モジュール110のイネーブル端子に提供することで、使用者端末機と連続血糖測定器との間の距離が第1距離を脱する場合にも続いてバッテリー150電源ブルートゥース通信モジュール170に提供することができる。
【0049】
図3は、本発明によるブルートゥース通信モジュール170の一例を説明するための機能ブロック図である。
【0050】
図3を参照してより具体的に見れば、通信連結部171はNFC通信モジュールを通じて使用者端末機から接続信号を受信する場合アドバタイジングメッセージを生成して使用者端末機に送信する。通信連結部171は保存部173に保存された連続血糖測定器の識別子を具備してアドバタイジングメッセージを生成する。
【0051】
一方、通信連結部171はアドバタイジングメッセージを送信後、保存部173に保存された連続血糖測定器の接続ピンコードなどの接続情報を抽出し、抽出した接続情報をNFC通信モジュールを通じて使用者端末機に送信制御する。接続情報に基礎して使用者端末機と連続血糖測定器は自動でペアリング接続されるが、通信連結部171は使用者端末機から接続完了メッセージを受信する場合、接続完了情報を電源連結部175に提供する。
【0052】
電源連結部175は通信連結部171から接続完了情報を受信する場合第2イネーブル信号(EN2)を生成し、生成した第2イネーブル信号(EN2)を電源スイッチのイネーブル端子に提供する。
【0053】
図4は、本発明による連続血糖測定システムで送受信されるメッセージを説明するための図面である。
【0054】
図4を参照してより具体的に見れば、使用者端末機と連続血糖測定器が第1距離以内に位置する場合NFC通信モジュールは使用者端末機から動作電源の提供を受ける(S10)。ここで使用者端末機にもNFC通信モジュールが具備されている。
【0055】
使用者端末機から動作電源の提供を受けたNFC通信モジュールは動作開始されて第1イネーブル信号を生成しながら生成した第1イネーブル信号を電源スイッチに提供する(S20)。
【0056】
第1イネーブル信号によって電源スイッチは、スイッチオンされてバッテリー電源をブルートゥース通信モジュールに提供するが、ブルートゥース通信モジュールはNFC通信モジュールを通じて使用者端末機から接続信号を受信する(S31、S33)。ここで接続信号は、使用者端末機とNFC通信モジュールが通信を開始する場合、使用者端末機と連続血糖測定器のペアリング接続を始めるために使用者端末機の専用アプリケーションで生成されて連続血糖測定器に提供する信号である。
【0057】
ブルートゥース通信モジュールは接続信号に基礎して連続血糖測定器の識別子を具備するアドバタイジングメッセージを生成して生成したアドバタイジングメッセージを使用者端末機に送信する(S40)。ブルートゥース通信モジュールはアドバタイジングメッセージを使用者端末機に送信後、近距離通信モジュールを通じて接続情報を使用者端末機に送信する(S51、S53)。使用者はアドバタイジングメッセージに基礎して使用者端末機にディスプレイされた連続血糖測定器を確認することができるし、近距離通信モジュールを通じて受信した接続情報に基礎して自動でペアリング接続を遂行することができる。
【0058】
ブルートゥース通信モジュールは使用者端末機から接続完了メッセージを受信する場合(S60)、第2イネーブル信号を生成して生成した第2イネーブル信号を電源スイッチに提供する(S70)。連続血糖測定器と使用者端末機との間でペアリング接続が完了される前まで電源スイッチはNFC通信モジュールから受信した第1イネーブル信号によってスイッチオン動作してバッテリー電源をブルートゥース通信モジュールに提供し、連続血糖測定器と使用者端末機との間でペアリング接続が完了される場合電源スイッチは、ブルートゥース通信モジュールから受信した第2イネーブル信号によってスイッチオン動作してバッテリー電源をブルートゥース通信モジュールに提供する。
【0059】
図5は、本発明による連続血糖測定システムで使用者端末機の専用アプリケーション動作例を説明するための図面である。
【0060】
図5(a)に示されているように、連続血糖測定器からアドバタイジングメッセージを受信する場合使用者端末機には検索した、接続可能なデバイスの識別子がディスプレイされる。本願発明では接続可能なデバイスのうちで使用者によって連続血糖測定器の識別子が選択される場合受信したピンコードに基礎して自動で連続血糖測定器と使用者端末機がペアリング接続連結される。
【0061】
本発明が適用される分野によって使用者が連続血糖測定器の識別子を選択する動作なしも、接続可能なデバイスらのうちで受信したピンコードに該当する連続血糖測定器が自動選択されて使用者端末機と連続血糖測定器が自動でペアリング接続繋がれることができる。
【0062】
図5(b)に示されているように、使用者端末機は連続血糖測定器から周期的に測定した血糖情報を受信し、受信した血糖情報を使用者にディスプレイする。
【0063】
本発明は図面に示された実施例を参照して説明されたが、これは例示的なことに過ぎなくて、本技術分野の通常の知識を有した者なら今後多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解するであろう。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は添付された登録請求範囲の技術的思想によって決まらなければならないであろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0064】
【特許文献1】特表2020-532326号公報
図1
図2
図3
図4
図5