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▶ 立石 春光の特許一覧

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  • 特開-マスク 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040577
(43)【公開日】2023-03-23
(54)【発明の名称】マスク
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20230315BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20230315BHJP
【FI】
A41D13/11 M
A62B18/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021147658
(22)【出願日】2021-09-10
(71)【出願人】
【識別番号】521400947
【氏名又は名称】立石 春光
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(72)【発明者】
【氏名】立石 春光
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA20
2E185CC32
(57)【要約】
【課題】
磁気体を備えたマスクに関しては、市場では、原則として、見当たらない。しかし、この種の磁気体で形成される磁場は、酸素摂取、汚染空気阻止、血行促進等に対しの有効性が、考えられているが、従来例では十分とはいえない。
【解決手段】
本発明は、マスクの主体となる方形状等の本体、本体に設けた磁気体、及び磁気体を、本体の内面側に設け、
磁気体より発生の磁力を、菌・ウイルスに照射可能とするマスクであって、
磁場機能の達成、又は防菌効果達成を図り、近々のコロナ禍の、幾分の鎮静化を図ることにある。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクの本体と、
この本体に設けた磁気体と、
この磁気体を、前記本体の内面側に設け、
前記磁気体より発生の磁力を、菌・ウイルスに照射可能とする構成としたマスク。
【請求項2】
マスクの本体と、
この本体に設けた磁気体と、
この磁気体を、前記本体の内面側に設け、
前記本体と前記マスクを装着する人の顔面との間に磁場を形成し、この磁場は、菌・ウイルス防止に、有効である構成としたマスク。
【請求項3】
前記磁気体を、前記本体の前記内面側の周辺部に配備する構成とした請求項1、又は請求項2に記載のマスク。
【請求項4】
前記磁気体を、板状、及び/又は、線状に形成する構成とした請求項1、又は請求項2に記載のマスク。
【請求項5】
前記磁気体を、面状とし、前記マスクの装着時に、前記人の鼻の下側と近接する前記本体、及び/又は、前記人の口の下側と近接する前記本体に、それぞれ設ける構成とした請求項1、又は請求項2に記載のマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、菌・ウイルス防止に有効と考えられるマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
磁気体を備えたマスクに関しては、市場では、原則として、見当たらない。しかし、この種の磁気体で形成される磁場は、酸素摂取、汚染空気阻止、血行促進等に対しの有効性が、考えられている。従って、出願に関しては、色々の発明、考案が提案されている。
(1) 実開昭54-107198号公報では、酸素摂取を意図する。
(2) 実開昭55-40882号公報では、汚染空気阻止と血行促進を意図する。
(3) 特開2014-150805号公報では、汚染空気阻止、血行促進等を意図する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭54-107198号公報
【特許文献2】実開昭55-40882号公報
【特許文献3】特開2014-150805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明が意図する磁気体の磁場効果(磁場機能の達成)を図ること、又は本体内への菌の浸入防止(防菌効果達成)を図ること、等に関する配慮と、この目的達成のための構造に関しての説明が、十分でないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記に鑑み、本発明では、磁気体の磁場効果(磁場機能の達成)を図ること、及び/又は、本体内への菌の浸入防止(防菌効果達成)を図ることと、この目的達成に有効な構造を提案する。
【発明の効果】
【0006】
請求項1においては、
マスクの本体(マスクの主体となる方形状等の本体)と、
本体に設けた磁気体と、
磁気体を、本体の内面側に設け、
磁気体より発生の磁力を、菌・ウイルスに照射可能とするマスクとし、
磁力機能の達成、又は防菌効果達成を図り、近々のコロナ禍の、幾分の鎮静化を図ることにある。
【0007】
請求項2においては、
マスクの本体と、
本体に設けた磁気体と、
磁気体を、本体の内面側に設け、
本体とマスクを装着する人の顔面との間に磁場を形成し、磁場は、菌・ウイルス防止に、有効である構成としたマスクとし、
請求項1の効果を図ることにある(以下同じ)。
【0008】
請求項3においては、
磁気体を、本体の内面側の周辺部に配備するマスクの提供である。
【0009】
請求項4においては、
磁気体を、板状及び/又は、線状に形成するマスクの提供である。
【0010】
請求項5においては、
磁気体を、面状とし、マスクの装着時に、人の鼻の下側と近接する本体、及び/又は、人の口の下側と近接する本体に、それぞれ設けるマスクの提供である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施例を示しており、本体の裏側(顔に接触する面)に少なくとも二枚の板状の磁気体を設けた例を示した本体裏面図
図2】第2実施例を示しており、本体の裏側周辺部に面状の磁気体を、この周辺部端部にワイヤ形態の磁気体を設けた例を示した本体裏面図
図3】第3実施例を示しており、本体の裏側周辺部端部にワイヤ形態の磁気体を設けた例を示した本体裏面図
図4】第4実施例を示しており、本体の裏側周辺部端部、及び本体の裏側中央やや下寄りにワイヤ形態の磁気体を設けた例を示した本体裏面図
図5】(イ)本発明のマスクを、装着した正面図、(ロ)側面図
図6】磁気体の形状の各例を示した表
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の各実施例を説明する。各実施例は、好ましい一例であり、各実施例の説明、及び/又は、図面に限定されない。従って、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【0013】
図1は、第1実施例を示しており、マスクAの本体1の裏面側100(顔に接触する面)に少なくとも二枚の板状(板状は一例であり、限定されない、以下同じ)の磁気体2a、2bを設けた例を示した裏面図において、磁気体2bは、口Bの下側か、又は口Bの近傍等の口Bの周辺部に、また、磁気体2aは、鼻Cの上側か、又は鼻Cの吸込み等の鼻Cの周辺部に、それぞれ設けた例であって、磁気体2a、2bの働き(磁場の働き)は、菌の浸入防止を図るに最適な箇所とする。従って、磁気体2a、2bを備える位置等は、一例であり、限定されない(各実施例も同じ)。磁気体2a、2bは、板状が理想であるが、ゴム磁石、線状磁石、或いは本体1と一体形態(本体に埋設形態)等の何れでも可能である(各実施例も同じ)。また、本体1に設けた磁気体2a、2bの長さ、幅、厚み等は自由であり限定されない(各実施例も同じ)。尚、この第1実施例において、マスクAの本体1の裏面側100であって、この本体1の周辺部1aに、線状(又はワイヤ形態。尚、線状は一例であって限定されない、以下同じ)の磁気体2cを備えているが、一例である。図示しないが、線状の磁気体2cは、表面側(顔に接触する裏面側100の反対面)101に備えることもある。また、図示しないが、磁気体2cを備えない例も有り得る。
【0014】
図2は、第2実施例を示しており、原則として、第1実施例に準ずるので、第2実施例のみが備える構造を説明する(但し、一例であり、限定されない)。この第2実施例は、裏面側100、かつ周辺部1aに面状の磁気体2dを備え、本体1の周辺部1a(マスクAの周辺部)からの菌の浸入防止を図る。その他として、顔面の美容とか、はり等の効果も期待できると考えられる(面状態では。他の例も同じと考えられる。参考として、特公平4-40031号公報)。尚、第1実施例と同様に、線状の磁気体2cを備えているか否かも、限定されない(以下、同じ)。
【0015】
図3は、第3実施例を示しており、原則として、第1実施例の変形例であって、本体部1の周辺部1aに、線状(ワイヤ形態)の磁気体2cのみを設けた例である。磁気体2cの働きは、第2実施例に準ずる。第3実施例の構造は、第1、第2実施例に準ずるので、割愛する。
【0016】
図4は、第4施例を示しており、原則として、第1・2実施例に準ずるので、第4実施例のみが備える構造を説明する(但し、一例であり、限定されない)。この第4実施例は、本体1の周辺部1a(マスクAの周辺部)に、線状の磁気体2cを備えている。従って、第2実施例のように、本体1の周辺部1a(マスクAの周辺部)からの菌の浸入防止を図る。又はマスクAの形状確保に有益であると考えられる(他の実施例も同じ)。また顔面の違和感の保護にも役立つことが考えられる。また構造の簡素化、軽量化等にも有効である。
【0017】
更に、第4実施例では、本体1の裏面側100の中央やや下寄りに、略楕円形状(一例であって、限定されない)を呈する線状(ワイヤ形態)の磁気体2eを設けた構造であり、この磁気体2eは、口Bの近傍及び周辺部に設ける。従って、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0018】
各磁気体2a~2eの、角隅等の曲り辺部は、緩やかな角度を備えており、顔面に優しく接する構造とする。
【0019】
図中3、3は耳掛けであって、紐を考えている。
【0020】
図5(イ)は、本発明のマスクAを、装着した正面図で、(ロ)は、側面図であり、一例として、第4実施例(図4)のマスクAである。
【0021】
尚、磁気体(図示しないが、2f・・・2nとする)の形態は、様々であって、それぞれの一例を、図6に示す。
【0022】
前述した、各実施例は、好ましい一例である。この各実施例の趣旨の範囲において、構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【符号の説明】
【0023】
1 本体
100 裏面側
101 表面側
1a 周辺部
2a~2n 磁気体
3 耳掛け(紐)
A マスク
B 口
C 鼻
図1
図2
図3
図4
図5
図6