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  • 特開-巻尺 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040655
(43)【公開日】2023-03-23
(54)【発明の名称】巻尺
(51)【国際特許分類】
   G01B 3/1048 20200101AFI20230315BHJP
【FI】
G01B3/1048
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021147766
(22)【出願日】2021-09-10
(71)【出願人】
【識別番号】391033986
【氏名又は名称】ムラテックKDS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】近藤 雄廉
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 幸彦
【テーマコード(参考)】
2F011
【Fターム(参考)】
2F011AA04
2F011AD02
(57)【要約】
【課題】ケースへの磁石の取り付けを安定させることができる巻尺を提供する。
【解決手段】巻尺10は、測定テープMTと、測定テープMTを出し入れ可能に収容するケース1と、ケース1に取り付けられた金属ブラケット2と、金属ブラケット2に取り付けられた磁石4とを備えている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定テープと、
前記測定テープを出し入れ可能に収容するケースと、
前記ケースに取り付けられた金属ブラケットと、
前記金属ブラケットに取り付けられた磁石とを備えた、巻尺。
【請求項2】
ヨークをさらに備え、
前記ヨークは、前記金属ブラケットに取り付けられており、
前記磁石は、前記ヨークを介して前記金属ブラケットに取り付けられている、請求項1に記載の巻尺。
【請求項3】
第1ネジをさらに備え、
前記ヨークは、前記金属ブラケットに前記第1ネジで取り付けられている、請求項2に記載の巻尺。
【請求項4】
第2ネジをさらに備え、
前記磁石は、前記ヨークに前記第2ネジで取り付けられている、請求項3に記載の巻尺。
【請求項5】
前記ケースは、背面および底面を有し、
前記金属ブラケットは、L字状に構成されており、かつ前記背面および前記底面に沿うように配置されており、
前記磁石は、前記底面に沿うように配置されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の巻尺。
【請求項6】
貫通孔が設けられたカバーをさらに備え、
前記カバーは、前記ケースおよび前記金属ブラケットを覆うように構成されており、
前記磁石は、前記カバーの前記貫通孔に配置されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の巻尺。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻尺に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、巻尺にはケースに磁石が取り付けられたものがある。たとえば、特開2006-242661号公報(特許文献1)には、ケースに磁石が設けられた巻尺が記載されている。この公報では、磁石はケースに、例えばインサート、オンサート、接着、ネジ、両面テープ等の部材によって固定される。なお、この公報では、測定テープの爪部にも磁石が設けられている。このため、被測定物の鉄部材に磁石によってケースおよび爪部が固定されることで作業者一人で巻尺を用いた測定作業が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-242661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記公報に記載された巻尺では、ケースへの磁石の取り付けが不十分である。このため、鋼材の壁および柱などに巻尺が磁石によって貼り付けられた後に取り外される際に、磁石がケースの正規位置からずれることがある。したがって、ケースへの磁石の取り付けが不安定になる。
【0005】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースへの磁石の取り付けを安定させることができる巻尺を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の巻尺は、測定テープと、測定テープを出し入れ可能に収容するケースと、ケースに取り付けられた金属ブラケットと、金属ブラケットに取り付けられた磁石とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の巻尺によれば、ケースへの磁石の取り付けを安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態に係る巻尺の構成を概略的に示す斜視図である。
図2】実施の形態に係る巻尺の構成を概略的に示す分解斜視図である。
図3】実施の形態に係る巻尺の構成を概略的に示す底面図である。
図4】実施の形態に係る巻尺の構成を概略的に示す側面図である。
図5図4のV-V線に沿う断面図である。
図6】実施の形態に係る巻尺の構成を概略的に示す正面図である。
図7図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明は特に必要がなければ繰り返さない。
【0010】
図1および図2を参照して、本実施の形態に係る巻尺10は、測定テープMTと、ケース1と、金属ブラケット2と、ヨーク3と、磁石4と、第1ネジ5aと、第2ネジ5bと、カバー6と、取付ネジ7と、第1アダプタ8と、第2アダプタ9とを主に有している。
【0011】
巻尺10は、測定テープMTで測定対象物の長さ等を測定するためのものである。巻尺10は、測定テープMTをケース1に出し入れ可能に構成されている。測定テープMTは、幅方向に湾曲していてもよい。測定テープMTは、鋼鉄製であってもよい。測定テープMTには目盛が設けられている。
【0012】
測定テープMTの先端部に爪部CPが取り付けられている。爪部CPは、測定テープMTがケース1に収容された状態で、ケース1の出入口Gに係止されるように構成されている。爪部CPは、測定テープMTがケース1に収容された状態で、ケース1の出入口Gから露出している。爪部CPは磁石(爪部磁石MG)を有している。
【0013】
ケース1は、測定テープMTを出し入れ可能に収容するように構成されている。ケース1は測定テープMTを出し入れする出入口Gを有している。ケース1は、出入口Gを通して図1中矢印A方向に測定テープMTを出し入れ可能に構成されている。ケース1の材料は樹脂であることが好ましい。この樹脂は、樹脂に柔らかさを出す添加剤、可塑剤、加硫剤を含有していないことが好ましい。この樹脂は、たとえばABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂である。なお、ケース1の材料は、アルミニウムなどの金属であってもよい。
【0014】
ケース1は、正面1aと、側面1bと、背面1cと、底面1dとを有している。側面1bは、正面1aと背面1cとの間に配置されている。側面1bにストッパーSPが設けられている。ストッパーSPは、カバー6の開口部OPから露出している。ストッパーSPは、測定テープMTがケース1から引き出された状態を維持可能に構成されている。底面1dは、平面形状を有している。測定テープMTの目盛は、底面1dと反対側に配置されている。
【0015】
金属ブラケット2は、ケース1に取り付けられている。金属ブラケット2は、ケース1にヨーク3および磁石4を保持するためのものである。金属ブラケット2の材料は、金属である。金属ブラケット2の剛性は、カバー6の剛性よりも高い。つまり、金属ブラケット2は、カバー6よりも変形しにくい。金属ブラケット2は、L字状に構成されている。金属ブラケット2は、ケース1の背面1cおよび底面1dに沿うように配置されている。金属ブラケット2は、ケース1の背面1cから底面1dにわたって連続して配置されている。金属ブラケット2は、板状に構成されている。
【0016】
金属ブラケット2は、側板部2aと、底板部2bと、角部2cとを含んでいる。側板部2aは、底板部2bに角部2cを介して接続されている。側板部2aは、底板部2bに対して略直角に配置されている。底板部2bの幅は、側板部2aの幅よりも大きい。角部2cは湾曲している。これにより、角部2cは、ばねとして機能する。
【0017】
側板部2aは、ケース1の背面1cに沿うように構成されている。側板部2aは、ケース1の背面1cに接している。底板部2bは、ケース1の底面1dに沿うように構成されている。底板部2bは、ケース1の底面1dに接している。角部2cは、ケース1の背面1cと底面1dとの角に沿うように構成されている。
【0018】
側板部2aは、ケース1の背面1cに取付ネジ7によって取り付けられている。側板部2aがケース1の背面1cに取付ネジ7によって取り付けられることにより、金属ブラケット2はケース1に取り付けられている。
【0019】
ヨーク3は、金属ブラケット2に取り付けられている。ヨーク3の材料は、たとえば鉄である。ヨーク3は、金属ブラケット2に第1ネジ5aで取り付けられている。ヨーク3は、底板部2bに第1ネジ5aによって取り付けられている。具体的には、2つの第1ネジ5aによって底板部2bにヨーク3が取り付けられている。2つの第1ネジ5aは、ヨーク3の長手方向に互いに間隔をあけて配置されている。
【0020】
ヨーク3の底に溝3aが設けられている。溝3aはヨーク3の長手方向に延在している。溝3aはヨーク3の長手方向の一端から他端にわたって連続して延在している。ヨーク3の溝3aに磁石4が挿入されている。
【0021】
磁石4は、金属ブラケット2に取り付けられている。磁石4は、ヨーク3を介して金属ブラケット2に取り付けられている。磁石4は、長方形状に構成されている。磁石4は、ヨーク3に第2ネジ5bで取り付けられている。具体的には、2つの第2ネジ5bによってヨーク3に磁石4が取り付けられている。2つの第2ネジ5bは、磁石4の長手方向に互いに間隔をあけて配置されている。磁石4は、ケース1の底面1dに沿うように配置されている。
【0022】
カバー6は、ケース1および金属ブラケット2を覆うように構成されている。カバー6は、巻尺10自体を保護するためのものである。また、カバー6は、巻尺10に接触する物を保護するためのものである。また、カバー6は滑り止めのためのものである。カバー6は弾性部材によって構成されていることが好ましい。具体的には、カバー6の材料は弾性を有する樹脂であることが好ましい。この樹脂は、弾性を有するため、樹脂に柔らかさを出す添加剤、可塑剤、加硫剤の少なくともいずれかを含有している。この樹脂は、たとえばゴム、エラストマー樹脂である。
【0023】
カバー6は、正面部6aと、側面部6bと、背面部6cと、底面部6dとを有している。正面部6aはケース1の正面1aに沿うように構成されている。側面部6bはケース1の側面1bに沿うように構成されている。背面部6cはケース1の背面1cに沿うように構成されている。底面部6dはケース1の底面1dに沿うように構成されている。側面部6bは、正面部6aと背面部6cとの間に配置されている。カバー6には開口部OPが設けられている。側面部6bに開口部OPが設けられている。カバー6には貫通孔Hが設けられている。底面部6dに貫通孔Hが設けられている。
【0024】
第1アダプタ8は、カバー6の背面部6cに取り付けられている。第1アダプタ8は背面部6cに対してケース1の背面1cと反対側に配置されている。第1アダプタ8の材料は、たとえば金属である。第2アダプタ9は、第1アダプタ8に取り付けられている。第2アダプタ9は、第1アダプタ8に対して背面部6cと反対側に配置されている。第2アダプタ9は、図示しない巻尺ホルダに巻尺10を取り付け可能に構成されている。第2アダプタ9の材料は、たとえば金属である。第1アダプタ8および第2アダプタ9は、取付ネジ7によって金属ブラケット2およびカバー6を介してケース1に取り付けられている。
【0025】
図3図5を参照して、ヨーク3および磁石4は、巻尺10の底に配置されている。ヨーク3は、カバー6の底面部6dに設けられた貫通孔Hに配置されている。磁石4は、カバー6の貫通孔Hに配置されている。ヨーク3および磁石4は、カバー6の底面部6dから露出している。ヨーク3の先端は、溝3aに挿入された磁石4よりも外方に突出している。ヨーク3の先端は、2つの第2ネジ5bよりも外方に突出している。
【0026】
2つの第1ネジ5aは、金属ブラケット2からヨーク3に向けてねじ締めされている。2つの第2ネジ5bは、磁石4からヨーク3に向けてねじ締めされている。2つの第1ネジ5aは、2つの第2ネジ5bの間に配置されている。2つの第1ネジ5aは、頭部が金属ブラケット2に配置された状態で先端部がヨーク3を貫通しないように構成されている。2つの第2ネジ5bは、頭部が磁石4に配置された状態で先端部がヨーク3を貫通しないように構成されている。
【0027】
プレートPLは、カバー6の正面部6aに配置されている。プレートPLは、巻尺10の製造会社および商品名などが表示されるように構成されている。プレートPLは、銘板として機能するものである。プレートPLは、カバー6よりも剛性が高い。つまり、プレートPLは、カバー6よりも変形し難い。プレートPLの材料は、樹脂であることが好ましい。なお、プレートPLの材料は、アルミニウムなどの金属であってもよい。
【0028】
図6および図7を参照して、金属ブラケット2は、ケース1の外側に配置されている。金属ブラケット2は、カバー6の内側に配置されている。金属ブラケット2は、ケース1とカバー6との間に配置されている。金属ブラケット2は、ケース1およびカバー6に接している。
【0029】
側板部2aは、カバー6の背面部6cに沿うように構成されている。側板部2aは、カバー6の背面部6cに接している。底板部2bは、カバー6の底面部6dに沿うように構成されている。底板部2bは、カバー6の底面部6dに接している。角部2cは、カバー6の背面部6cと底面部6dとの角に沿うように構成されている。角部2cは、カバー6の背面部6cと底面部6dとの角に接している。
【0030】
巻尺10は、巻取軸11と、ボビン12と、ゼンマイバネ13とをさらに有している。巻取軸11はケース1に取り付けられている。巻取軸11に取付ネジ7が取り付けられている。ボビン12は、巻取軸11周りに回転するように構成されている。ボビン12の外周側に測定テープMTが巻き回されている。ボビン12の内周側にゼンマイバネ13が収容されている。ゼンマイバネ13の基端部は巻取軸11に取り付けられている。ゼンマイバネ13の先端部は測定テープMTの基端部に取り付けられている。
【0031】
測定テープMTは、ゼンマイバネ13によって巻取軸11周りに巻き取られるように付勢されている。このため、測定テープMTがケース1の出入口Gから引き出される際には、ゼンマイバネ13の付勢力に抗して測定テープMTは引き出される。したがって、測定テープMTがケース1の出入口Gから引き出された状態で、測定テープMTを引き出す力が解除されると、ゼンマイバネ13の付勢力によって測定テープMTはケース1内に引き戻される。また、測定テープMTがストッパーSPによってロックされた場合には、測定テープMTはストッパーSPによってケース1から引き出された状態で維持される。
【0032】
次に、本実施の形態に係る巻尺10の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る巻尺10によれば、磁石4は、ケース1に取り付けられた金属ブラケット2に取り付けられている。つまり、磁石4は、金属ブラケット2を介してケース1に取り付けられている。このため、金属ブラケット2によってケース1へ磁石4をしっかりと取り付けることができる。したがって、ケース1への磁石4の取り付けを安定させることができる。これにより、鋼材の壁および柱などへの磁石4による巻尺10の固定を安定させることができるため、巻尺10によって正確に計測することができる。
【0033】
本実施の形態に係る巻尺10によれば、磁石4は、ヨーク3を介して金属ブラケット2に取り付けられている。このため、ヨーク3によって磁石4の吸着力を増幅することができる。
【0034】
本実施の形態に係る巻尺10によれば、ヨーク3は、金属ブラケット2に第1ネジ5aで取り付けられている。このため、第1ネジ5aによってヨーク3を金属ブラケット2にしっかりと取り付けることができる。
【0035】
本実施の形態に係る巻尺10によれば、磁石4は、ヨーク3に第2ネジ5bで取り付けられている。このため、第2ネジ5bによって磁石4をヨーク3にしっかりと取り付けることができる。
【0036】
本実施の形態に係る巻尺10によれば、金属ブラケット2は、L字状に構成されており、かつ背面1cおよび底面1dに沿うように配置されている。このため、金属ブラケット2をケース1の外形に沿うように配置させることができる。したがって、金属ブラケット2によって巻尺10が大型化することを抑制することができる。
【0037】
また、磁石4は、底面1dに沿うように配置されている。このため、鋼材の壁および柱などに磁石4によって巻尺10が貼り付けられた状態で、底面1dと反対側に配置された測定テープMTの目盛を見やすくすることができる。
【0038】
本実施の形態に係る巻尺10によれば、カバー6は、ケース1および金属ブラケット2を覆うように構成されている。このため、カバー6によってケース1および金属ブラケット2を保護することができる。磁石4は、カバー6の貫通孔Hに配置されている。このため、鋼材の壁および柱などに磁石4によって巻尺10が貼り付けられる際に、カバー6によって鋼材の壁および柱などにケース1および金属ブラケット2が接触することを抑制することができる。
【0039】
また、仮にヨーク3または磁石4がカバー6に取り付けられた場合には、鋼材の壁および柱などに巻尺が磁石によって貼り付けられた後に取り外される際に、ヨーク3または磁石4がカバー6の正規位置からずれること、および、カバー6が伸びることが考えられる。この結果、鋼材の壁および柱などに磁石4によって巻尺10が貼り付けられる際に、巻尺10にぐらつきが発生することが考えられる。これに対して、本実施の形態に係る巻尺10では、ヨーク3または磁石4はカバー6に取り付けられていないため、ヨーク3または磁石4がカバー6の正規位置からずれることはなく、カバー6が伸びることもない。したがって、これらの要因に基づいて、鋼材の壁および柱などに磁石4によって巻尺10が貼り付けられる際に、巻尺10にぐらつきが発生することもない。
【0040】
本実施の形態に係る巻尺では、第1アダプタ8および第2アダプタ9をケース1に取り付ける取付ネジ7によって金属ブラケット2はケース1に取り付けられる。つまり、第1アダプタ8および第2アダプタ9をケース1に取り付ける取付ネジ7を金属ブラケット2のケース1への取り付けに利用することができる。したがって、金属ブラケット2をケース1に取り付けるためだけの部材を用いる場合に比べて、生産性を向上させることができる。
【0041】
なお、上記では、磁石4はケース1の底面1dに沿うように配置されているが、磁石4の配置はこれに限定されない。磁石4は、ケース1の底面1dに沿うように配置されるだけでなく、ケース1の上面および後面に沿うように配置されていてもよい。このため、鋼材の壁および柱などへの磁石4による巻尺10の取り付けの自由度を向上させることができる。
【0042】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
【符号の説明】
【0043】
1 ケース、2 金属ブラケット、3 ヨーク、4 磁石、5a 第1ネジ、5b 第2ネジ、6 カバー、7 取付ネジ、8 第1アダプタ、9 第2アダプタ、10 巻尺、H 貫通孔、MT 測定テープ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7