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▶ 田中 正彦の特許一覧

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  • 特開-洗車器具 図1
  • 特開-洗車器具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023040979
(43)【公開日】2023-03-23
(54)【発明の名称】洗車器具
(51)【国際特許分類】
   B60S 3/04 20060101AFI20230315BHJP
   B08B 3/02 20060101ALI20230315BHJP
【FI】
B60S3/04
B08B3/02 G
B08B3/02 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021167736
(22)【出願日】2021-09-10
(71)【出願人】
【識別番号】521451215
【氏名又は名称】田中 正彦
(72)【発明者】
【氏名】田中 正彦
【テーマコード(参考)】
3B201
3D026
【Fターム(参考)】
3B201AA46
3B201AB52
3B201BB22
3B201BB42
3B201BB55
3B201BB62
3B201BB92
3B201BB94
3D026AA03
3D026AA07
3D026AA08
3D026AA23
3D026AA27
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車体下部の洗浄に適した洗車器具を提供する。
【解決手段】車体下部の全域に届く長さの通水を兼ねたパイプシャフトの手元のグリップ部分に給水開閉バルブを具備し、先端部に洗浄ノズルの噴射口を上向きに取り付け、水噴射の反動スラスト荷重を受ける下側に、転がり方向自在な車輪を備えて、洗浄ノズルを車体下部の任意の位置にスムーズに移動できるようにした洗車器具とした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体下部の全域に届く長さの通水を兼ねたパイプシャフト端の一方を手元のグリップ部分とし、給水の開閉バルブを具備、先端となる他端にシャワーノズルの噴射口を上向きに取り付け、その下側に転がる方向が自在な車輪を備えたこと特長とした洗車器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の汚れを洗浄する作業に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に洗車は、ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機による洗車、ホースにつないだ散水ノズル、高圧洗浄機などにより行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
雨、ホコリ、黄砂、泥ハネ、衝突してくる虫などの汚れは、前記いずれのやり方でも車体の外観部分はキレイに洗車されることになるのだが、問題は、冬季の寒冷地域の道路上に撒かれる凍結防止剤(塩基である塩化カルシウム、通称塩カル)の付着にある。
【0004】
特に気温が氷点以上となり、路肩の雪や氷が解けだし水に濡れた路上では、前を走行するクルマ、対向車、自車のタイヤが撤き上げる塩カルを含んだミストで車体の外側全面は白く汚れてワイパーの動作が頻繁にほどである。
【0005】
付着した塩カルをそのままにしておくと、錆の原因となるので洗い流す必要がある、外観部分は前記、洗車機、高圧洗浄機、散水ノズルにより水で容易に洗い流せるが、路面と車体下部間の狭いスペース全域の洗浄には、それに適したやり方が必要となる。
【0006】
車体の外観部分はノズルによる洗浄、スポンジ洗いなど簡単にキレイにできるのだが、手が届かない車体下部は、水でしっかり洗い流す必要がある。
【0007】
まず、下部全域に届く長さの通水を兼ねたパイプシャフト先端にシャワーノズルの噴射口を上向きに取り付け、手元のグリップ部分には給水開閉バルブを具備した。
【0008】
ノズルから噴き出す水の反動によるスラスト荷重を受ける噴射ノズル部分の下側に、転がりの進行方向自在な車輪を備えた。
【発明の効果】
【0009】
先端のノズル部分を車体の下部に差し入れて、手元グリツプのバルブを開けて洗浄を開始、水の噴射による反動スラスト荷重による摩擦抵抗を受けることなくノズルを任意の位置にスムーズに移動できることになる。
【0010】
また、自動車以外に農業用、建設車両、などにも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の概要を示した斜視図
図2】本発明の使用状況を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように、まず噴射ノズル部分1の噴射口は上向きとし、下側に転がりの進行方向自在な車輪2を具備している。
【0014】
水の通水を兼ねたパイプシャフト3は車体下部全域の洗浄には長さが必要で、手元から先端のノズル位置まで距離があり、反動スラストがモーメント荷重としてグリップ部分加わるが、自在車輪があるためノズルの洗浄位置への移動がスムーズできる。
【0015】
グリップ部分の給水バルブは開閉レバー4を具備しているが、バルブの方式にはこだわらない。
【0016】
また、グリップ部分はホース接続の継ぎ手を兼ねているが、その仕組み、構造にはこだわらない。
【符号の説明】
【0017】
1 噴射ノズル部分
2 自在車輪
3 パイプシャフト
4 グリップ部分の給水バルブ開閉レバー
図1
図2