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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041107
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】吸収性物品包装体
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/15 20060101AFI20230316BHJP
   A61F 13/56 20060101ALI20230316BHJP
【FI】
A61F13/15 220
A61F13/56 110
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021148282
(22)【出願日】2021-09-13
(71)【出願人】
【識別番号】000183462
【氏名又は名称】日本製紙クレシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 美沙
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200AA03
3B200BA16
3B200BB02
3B200BB03
3B200BB09
3B200BB24
3B200CA11
3B200DA27
3B200DE03
3B200DF09
3B200EA18
(57)【要約】
【課題】吸収性物品を衛生的かつ容易に取り替えて、使用済みの吸収性物品を隠蔽性に優れた状態で廃棄する。
【解決手段】本開示に係る吸収性物品包装体10は、トップシートとバックシートと吸収体と第1粘着層とを有する吸収性物品11と、吸収性物品11に対して第1粘着層を介して剥離可能に接着されるシート一側面22aと、シート他側面22bに設けられる第2粘着層とを有し、吸収性物品11を個包装可能な第1個包装シート12と、第1個包装シート12に対して第2粘着層を介して剥離可能に接着される第2個包装シート13と、を備え、第1個包装シート12は、シート本体22と、シート本体22の長手方向の一側の端部のシート一側面22a側に一体的に設けられて長手方向の他側へ開口するポケット24と、を有し、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肌面側のトップシートと、非肌面側のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、前記バックシートの非肌面に設けられる第1粘着層とを有し、長手方向に延びる吸収性物品と、
前記吸収性物品の前記バックシートの非肌面側に対して前記第1粘着層を介して剥離可能に接着されるシート一側面と、前記シート一側面とは反対側のシート他側面に設けられる第2粘着層とを有し、前記吸収性物品を前記シート一側面に接着した状態で前記吸収性物品を内包するように折り返して前記吸収性物品を個包装可能な第1個包装シートと、
前記第1個包装シートの前記シート他側面に対して前記第2粘着層を介して剥離可能に接着される第2個包装シートと、を備え、
前記第1個包装シートは、シート本体と、前記シート本体の前記長手方向の一側の端部の前記シート一側面側に一体的に設けられて前記長手方向の他側へ開口する袋状部と、を有し、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布である
ことを特徴とする吸収性物品包装体。
【請求項2】
前記第1個包装シートの前記袋状部は、前記シート本体の前記長手方向の一端から連続して延びて前記シート一側面側へ折り返して形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品包装体。
【請求項3】
前記第1個包装シートの前記袋状部の前記長手方向の長さは、前記シート本体の前記長手方向の半分の長さよりも短い
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品包装体。
【請求項4】
前記第1個包装シートの前記シート本体の短手方向の長さは、前記吸収性物品の前記短手方向の長さよりも長い
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体。
【請求項5】
前記第2個包装シートが、樹脂フィルム、紙、不織布、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布、又はこれらの2種以上の積層体である
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性物品包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、生理用ナプキンや軽失禁製品等の吸収性物品は、下着に取り付けて使用される。使用済みの吸収性物品を下着から取り外す際には、取り外し作業を両手で行うため、新たに使用する吸収性物品の個包装を把持した状態では取り外し作業が難しい。
【0003】
両手を使って吸収性物品の取り外し及び装着作業を行うための先行技術として、例えば、特許文献1に記載のように、吸収性物品の包装体をトイレの壁や装着者の身体に貼り付けることができる吸収性物品の包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-198586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のような吸収性物品では、壁や身体に一時的に貼り付けた包装体、又はこの包装体に貼り付けられた吸収性物品が、壁や身体から剥がれて落下するおそれがあり、衛生面で不安がある。
【0006】
また、一般的に、使用済みの吸収性物品を丸めて個包装に包んで捨てることが行われている。しかし、吸収性物品の側面側から体液の吸収面が他人の目に触れたり、丸めた使用済みの吸収性物品が開いたりして、清掃者や次に使う人の気分を損なうおそれがある。また、隠蔽性を高めるために使用済みの吸収性物品に対して何度もトイレットペーパーを巻き付けると、嵩が増して、ゴミ箱が埋まり易くもなる。
【0007】
そこで、本開示は、吸収性物品を衛生的かつ容易に取り替えて、使用済みの吸収性物品を隠蔽性に優れた状態で廃棄することが可能な吸収性物品包装体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の吸収性物品包装体は、肌面側のトップシートと、非肌面側のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、前記バックシートの非肌面に設けられる第1粘着層とを有し、長手方向に延びる吸収性物品と、前記吸収性物品の前記バックシートの非肌面側に対して前記第1粘着層を介して剥離可能に接着されるシート一側面と、前記シート一側面とは反対側のシート他側面に設けられる第2粘着層とを有し、前記吸収性物品を前記シート一側面に接着した状態で前記吸収性物品を内包するように折り返して前記吸収性物品を個包装可能な第1個包装シートと、前記第1個包装シートの前記シート他側面に対して前記第2粘着層を介して剥離可能に接着される第2個包装シートと、を備え、前記第1個包装シートは、シート本体と、前記シート本体の前記長手方向の一側の端部の前記シート一側面側に一体的に設けられて前記長手方向の他側へ開口する袋状部と、を有し、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布である。
【0009】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の吸収性物品包装体であって、前記第1個包装シートの前記袋状部は、前記シート本体の前記長手方向の一端から連続して延びて前記シート一側面側へ折り返して形成される。
【0010】
本発明の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の吸収性物品包装体であって、前記第1個包装シートの前記袋状部の前記長手方向の長さは、前記シート本体の前記長手方向の半分の長さよりも短い。
【0011】
本発明の第4の態様は、上記第1の態様から上記第3の態様のいずれかの吸収性物品包装体であって、前記第1個包装シートの前記シート本体の短手方向の長さは、前記吸収性物品の前記短手方向の長さよりも長い。
【0012】
本発明の第5の態様は、上記第1の態様から上記第4の態様のいずれかの吸収性物品包装体であって、前記第2個包装シートが、樹脂フィルム、紙、不織布、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布、又はこれらの2種以上の積層体である。
【発明の効果】
【0013】
本開示によれば、吸収性物品を衛生的かつ容易に取り替えて、使用済みの吸収性物品を隠蔽性に優れた状態で廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る吸収性物品包装体の平面図である。
図2図1のII-II矢視断面図である。
図3図1のIII-III矢視断面図である。
図4】包装状態の吸収性物品包装体の外観図である。
図5】吸収性物品を取り替える際の説明図であって、新しい吸収性物品を使用済みの吸収性物品に重ねた状態を示す。
図6】使用済み吸収性物品を包む際の説明図であって、(a)~(c)は第1個包装シートを丸めている状態を段階的に示し、(d)は第1個包装シートを丸め終わった状態を示す。
図7】折り畳んだ第1個包装シートのポケットを裏返す際の説明図であって、(a)は図6のVIIa-VIIa矢視断面図を、(b)はポケットを裏返した後の状態をそれぞれ示す。
図8】吸収性物品包装体の変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。
【0016】
また、本明細書の説明において、吸収性物品包装体10の長手方向とは、吸収性物品11が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、矢印Xに沿った方向である。また、吸収性物品包装体10の短手方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、矢印Yに沿った方向である。また、吸収性物品包装体10の肌面側とは、吸収性物品11の厚さ方向のうち、着用時に着用者の肌側に向く方向(図中の矢印Zが差指し示す方向)を示し、吸収性物品包装体10の非肌面側とは、吸収性物品11の着用時に着用者の肌側とは反対側(下着40側)に向く方向(図中の矢印Zが差指し示す方向とは反対の方向)を示す。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品11としては、特に生理用ナプキン、軽失禁用製品が例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品包装体10の平面図である。図2は、図1のII-II矢視断面図である。図3は、図1のIII-III矢視断面図である。
【0018】
図1図3に示すように、本発明の一実施形態に係る吸収性物品包装体10は、例えば、生理用ナプキンの包装体であって、吸収性物品11と、吸収性物品11を包装可能な第1個包装シート12と、第2個包装シート13とを備える。
【0019】
吸収性物品11は、下着40に取り付けられて体液を吸収するための物品であって、肌面側の液透過性のトップシート14と、非肌面側の液不透過性のバックシート15と、トップシート14とバックシート15との間に配置される吸収体16と、バックシート15の非肌面側に設けられる第1粘着層17とを有する。
【0020】
吸収性物品11の長手方向の寸法L1は、100mm以上800mm以下、短手方向の寸法L2は、50mm以上500mm以下であることが好ましい。吸収性物品11の寸法を上記の範囲に調整することにより、生理用ナプキン、軽失禁用製品に適した吸収性物品11を得ることができる。
【0021】
また、吸収性物品11には、着用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、図2に示すように、吸収性物品11の長手方向に沿って、トップシート14上に立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザー18cを備えていてもよい。立体ギャザー18cを構成する立体ギャザーシート18は、幅方向の外端部18aがバックシート15の幅方向の外端部に固定され、外端部18aよりも短手方向の内側の部分18bがトップシート14の幅方向の外端部に固定され、トップシート14に固定される部分18bよりも短手方向の内側(吸収性物品11の中央側)の領域18cが自由端となっている。立体ギャザーシート18のうちトップシート14に固定される部分18bよりも短手方向の内側の領域18c(自由端側の領域)は、長手方向に延びる立体ギャザー18cとして機能する。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザー18cが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。
【0022】
立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、ポリエチレンフィルム、又はそれらのシートを組み合わせて接合したシートなどが使用できる。強度及び加工性の点から、立体ギャザー18cの坪量は、13g/m以上20g/m以下であることが好ましい。なお、本実施形態では、吸収性物品11に立体ギャザー18cを設けたが、立体ギャザー18cを設けなくてもよい。
【0023】
トップシート14は、体液が吸収体16へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよい。基材の一例としては、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布などがある。また、トップシート14には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート14には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
【0024】
トップシート14の坪量は、強度、加工性及び液戻り量の点から、15g/m以上40g/m以下であることが好ましく、19g/m以上35g/m以下であることがより好ましい。トップシート14の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体16へと誘導するために必要とされる、吸収体16を覆う形状であればよい。
【0025】
また、後述する吸収性物品11の取り替え時に、第1個包装シート12の後述する第2粘着層23を、使用済みの吸収性物品11のトップシート14上に貼り付き易くするために、トップシート14の肌面側であって、かつ、吸収性物品11の長手方向の両端部に、一対の液不透過性のサイドシート19が備えられることが好ましい。サイドシート19のそれぞれの長手方向の寸法は、10mm以上30mm以下であることが好ましい。なお、本実施形態では、吸収性物品11にサイドシート19を設けたが、サイドシート19を設けなくてもよい。
【0026】
バックシート15は、吸収体16が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、通気性又は非通気性である、不透液性のポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムを使用できる。
【0027】
バックシート15の坪量は、強度及び加工性の点から、15g/m以上60g/m以下であることが好ましく、20g/m以上40g/m以下であることがより好ましい。バックシート15に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート15にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
【0028】
バックシート15の非肌面側には、第1粘着層17が設けられる。第1粘着層17は、吸収性物品11を着用者の下着に対して取り付けるために設けられる。第1粘着層17を構成する粘着剤については、公知の材料を用いることができる。
【0029】
吸収体16は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(SAP)とを含有する。吸収体16の長手方向の最長幅の寸法は、100mm以上800mm以下であることが好ましく、150mm以上500mm以下であることがより好ましい。また、吸収体16の短手方向の最長幅の寸法は、50mm以上500mm以下であることが好ましく、70mm以上105mm以下であることがより好ましい。
【0030】
吸収体16の吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N-BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体16に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、100g/m以上800g/m以下であることが好ましく、325g/m以上615g/m以下であることがより好ましい。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収させることができる。
【0031】
吸収体16の高吸収性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。
【0032】
また、吸収体16において、吸収体16全体の重量に対する、高吸収性ポリマーの重量の比率である、高吸収性ポリマーの重量/吸収体16全体の重量×100(%)が、40%以上であることが好ましく、40%以上70%以下であることがより好ましい。
【0033】
吸収体16において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したものでもよく、吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートでもよい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体16の形状の安定化の目的から、吸収体16の下に、キャリアシート(図示省略)を設けてもよい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、複数のキャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
【0034】
第1個包装シート12は、吸収性物品11を個包装可能な個包装シートであって、吸収性物品11を個包装するシート本体22と、シート本体22に一体的に設けられるポケット(袋状部)24とを有する。
【0035】
第1個包装シート12のシート本体22は、吸収性物品11を一方の面22a(以下、「シート一側面22a」という。)に接着した状態で、吸収性物品11を内包するように折り返すことによって、吸収性物品11を個包装可能である。本実施形態では、第1個包装シート12のシート本体22は、吸収性物品11と同様の長手方向と短手方向とを有する略矩形状に形成される。第1個包装シート12のシート本体22のシート一側面22a(以下、単に「第1個包装シート12のシート一側面22a」という場合がある。)は、吸収性物品11のバックシート15の非肌面側に対して第1粘着層17を介して剥離可能に接着される。本実施形態では、吸収性物品11は、第1個包装シート12のシート一側面22aのうち、長手方向の一側(矢印Xが指し示す方向とは反対側の方向)の端部の領域20(後述するポケット24に覆われる領域20)には接着されず、当該領域20よりも長手方向の他側(矢印Xが指し示す方向)の領域21に接着される。第1個包装シート12のシート本体22の短手方向の長さL3は、吸収性物品11の短手方向の長さL2よりも長い。吸収性物品11は、第1個包装シート12のシート本体22の短手方向の中央を中心として左右対称的に配置される。
【0036】
第1個包装シート12のポケット24は、第1個包装シート12のシート本体22の長手方向の上記一側の端部の領域20のシート一側面22a側に設けられる。ポケット24は、長手方向の上記他側へ向かって開口する開口部25を有し、短手方向の両側及び長手方向の上記一側が塞がれた袋状に形成される。ポケット24の短手方向の長さは、シート本体22の短手方向の長さL3と略同じである。本実施形態では、ポケット24は、第1個包装シート12のシート本体22の長手方向の上記一側の端26(以下、「一端26」という。)から連続して延びる部分をシート一側面22a側へ折り返して、短手方向の両側をシート本体22の短手方向の両側に固定することによって形成される。すなわち、ポケット24とシート本体22とは、1枚の同じ部材で構成される。ポケット24は、第1個包装シート12のシート本体22の長手方向の上記一端26から上記他側へ延び、ポケット24の開口部25は、シート本体22の長手方向の中央よりも上記一側に配置される。すなわち、ポケット24の長手方向の長さL4は、第1個包装シート12のシート本体22の長手方向の半分の長さよりも短い。
【0037】
第1個包装シート12のシート本体22のシート一側面22aとは反対側の面22b(以下、「シート他側面22b」という。)には、第2粘着層23が設けられる。すなわち、第1個包装シート12は、吸収性物品11のバックシート15の非肌面側対して第1粘着層17を介して剥離可能に接着されるシート一側面22aと、シート一側面22aとは反対側のシート他側面22bに設けられる第2粘着層23とを有し、吸収性物品11をシート一側面22aに接着した状態で吸収性物品11を内包するように折り返して吸収性物品11を個包装可能な個包装シートである。第2粘着層23は、第1個包装シート12のシート本体22を後述する使用済みの吸収性物品11bのトップシート14上に貼り付けるために設けられる。第2粘着層23を構成する粘着剤については、公知の材料を用いることができる。
【0038】
第1個包装シート12(シート本体22及びポケット24)は、抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布(以下、「抗菌不織布」という。)である。第1個包装シート12である抗菌不織布の坪量は、強度及び加工性の観点から、15g/m以上30g/m以下の範囲であることが好ましい。また、第1個包装シート12の肌面側のシート一側面22aには、剥離剤が塗布されていることが好ましい。剥離剤が塗布されることによって、第1個包装シート12を吸収性物品11から剥離し易くなり、吸収性物品11の取り替え作業が行い易くなる。剥離剤としては、シリコーン系剥離剤又はフッ素系剥離剤であることが好ましい。
【0039】
第2個包装シート13は、第1個包装シート12の第2粘着層23を保護するためのシートであって、第1個包装シート12と共に吸収性物品11を個包装する。第2個包装シート13は、第1個包装シート12のシート他側面22bに対して第2粘着層23を介して剥離可能に接着される。すなわち、第2個包装シート13は、第1個包装シート12に対して接着されることによって、吸収性物品11の個包装シートとして機能する。本実施形態では、第2個包装シート13の大きさは、第1個包装シート12と略同じ大きさに形成され、その全域が第1個包装シート12に重なる状態で第1個包装シート12に接着される。
【0040】
第2個包装シート13は、樹脂フィルム、紙、不織布、抗菌不織布、又はこれらの2種以上の積層体である。好ましい実施形態では、第2個包装シート13には、樹脂フィルム、又は紙、又は抗菌不織布が用いられる。第2個包装シート13の坪量は、強度及び加工性の観点から、樹脂フィルム、又は不織布、又は抗菌不織布である場合は、15g/m以上50g/m以下の範囲であることが好ましく、紙である場合は、30g/m以上70g/m以下の範囲であることが好ましい。また、第2個包装シート13の肌面側(第1個包装シート12に対向する面側)には、剥離剤が塗布されていることが好ましい。剥離剤が塗布されることによって、第2個包装シート13を第1個包装シート12から剥離し易くなり、吸収性物品11の取り替え作業が行い易くなる。剥離剤としては、シリコーン系剥離剤又はフッ素系剥離剤であることが好ましい。
【0041】
第1個包装シート12に用いられ、第2個包装シート13に用いられることがある抗菌不織布としては、例えば、抗菌活性値2.0以上の抗菌性繊維を主成分として含有しかつ他の繊維をも含有する不織布、抗菌活性値2.0以上の抗菌性繊維からなる不織布等が挙げられる。「主成分として含有する」とは、全体の50重量%を超えて含有することを意味する。抗菌性繊維以外に含有可能な繊維としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂からなる合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維等が挙げられる。
【0042】
抗菌性繊維としては、抗菌性を有する繊維であれば特に限定されないが、無機系抗菌剤を練り込んだ合成繊維を繊維化したものが好ましい。無機系抗菌剤としては、銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属イオンを含有する無機化合物を特に制限なく使用でき、例えば、前述の抗菌性金属イオンを含有する金属化合物、ゼオライト、ハイドロタルサイト、ハイドロキシアパタイト、粘土鉱物類、アルミナ、シリカ、ベントナイト等の無機多孔体等が挙げられる。無機系抗菌剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。抗菌性繊維は、例えば、溶融状態にある合成樹脂に無機系抗菌剤の1種又は2種以上を添加及び混錬した後、該合成樹脂を紡糸する方法により作製できる。ここで、無機系抗菌剤を配合する合成樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、架橋型ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルホルマール等が挙げられる。無機系抗菌剤の合成樹脂に対する配合量は、抗菌活性値を所定範囲にする観点や、得られる抗菌性繊維の強度の観点等から、例えば、無機系抗菌剤と合成樹脂との合計量100重量%中の、0.005重量%以上0.5重量%以下の範囲である。
【0043】
本実施形態では、JIS L 1902菌液吸収法に順じて黄色ブドウ球菌及び大腸菌を用い、対照に標準布(綿布)を用いた抗菌試験を実施し、得られた抗菌活性値が2.0以上である抗菌性繊維を用いる。ここで、抗菌活性値は、JIS L 1902の菌液吸収法に従って測定される。
【0044】
図4は、包装状態の吸収性物品包装体10の外観図である。
【0045】
図1図4に示すように、吸収性物品包装体10は、使用前には、吸収性物品11を第1個包装シート12及び第2個包装シート13によって個包装した包装状態(図4に示す状態)となっており、使用する際には、包装状態から開封して広げた開封状態(図1図3に示す状態)とにすることができる。
【0046】
吸収性物品包装体10を包装状態にする際には、先ず、吸収性物品11、第1個包装シート12、及び第2個包装シート13を、互いに重ねて接着する(図3参照)。次に、吸収性物品11、第1個包装シート12、及び第2個包装シート13を、吸収性物品11を内包するように肌面側を内側にした状態で折り返す(例えば、図3に示す白抜き矢印A1、A2の順に三つ折りに折り返す)。次に、互いに重なる第1個包装シート12及び第2個包装シート13の短手方向の両端部28(図4参照)を、剥離可能にシールする。最後に、延ばした状態における第1個包装シート12及び第2個包装シート13の長手方向の上記他側の端部29(図4参照)を、折り返した状態の吸収性物品包装体10の上記一側の端部に対してタブテープ27によって止める。なお、本実施形態では、包装状態にする際に、吸収性物品11、第1個包装シート12、及び第2個包装シート13を、三つ折りに折り返したが、これに限定されるものではなく、例えば、二つ折りに折り返してもよく、あるいは四つ折り以上に折り返してもよい。また、本実施形態では、第1個包装シート12及び第2個包装シート13の長手方向の上記他側の端部29を、タブテープ27によって止めたが、これに限定されるものではなく、タブテープ27以外の他の方法で止めてもよいし、あるいは止めなくてもよい。
【0047】
包装状態の吸収性物品包装体10を開封状態にする際には、タブテープ27を引っ張り、第1個包装シート12及び第2個包装シート13の短手方向の両端部28のシールを剥離して、吸収性物品11、第1個包装シート12、及び第2個包装シート13を広げることによって、開封状態にする。
【0048】
次に、吸収性物品包装体10を使用した吸収性物品11の取り替え作業について、図5図7に基づいて説明する。
【0049】
図5は、吸収性物品11を取り替える際の説明図であって、新しい吸収性物品11aを使用済みの吸収性物品11bに重ねた状態を示す。図6は、使用済み吸収性物品を包む際の説明図であって、(a)~(c)は第1個包装シート12を丸めている状態を段階的に示し、(d)は第1個包装シート12を丸め終わった状態を示す。図7は、折り畳んだ第1個包装シート12のポケット24を裏返す際の説明図であって、(a)は図6のVIIa-VIIa矢視断面図を、(b)はポケット24を裏返した後の状態をそれぞれ示す。なお、図6(a)~(c)の白抜き矢印は、第1個包装シート12を丸める方向を、図6(d)及び図7(a)の白抜き矢印は、ポケット24を裏返す方向をそれぞれ示す。
【0050】
吸収性物品11を取り替える際には、先ず、包装状態の吸収性物品包装体10を開封状態にし、第2個包装シート13を第1個包装シート12から剥がして、第1個包装シート12の第2粘着層23を露出させる。この状態では、新しい吸収性物品11aは、第1個包装シート12に接着されたままの状態である。なお、第2個包装シート13は、後述する裏返したポケット24内に入れて廃棄することができる。
【0051】
次に、図5に示すように、第1個包装シート12のシート一側面22a側に新しい吸収性物品11aを接着したままの状態で、第1個包装シート12のシート他側面22bの第2粘着層23を、下着40に装着(接着)されている使用済み吸収性物品11bの肌面側に貼り付ける。次に、使用済み吸収性物品11bを、第1個包装シート12に貼り付けた状態のまま、新しい吸収性物品11a及び第1個包装シート12と共に下着40から取り外す。
【0052】
次に、図6(a)~図6(d)に示すように、第1個包装シート12のシート他側面22bに使用済み吸収性物品11bを重ねたまま、第1個包装シート12のシート本体22及び使用済み吸収性物品11bを、長手方向の上記他側の端部から上記一側へ向かってシート他側面22bへ丸め、又は折り畳む(以下、単に「丸める」という。)。このとき、第1個包装シート12のシート本体22及び使用済み吸収性物品11bを丸めながら、新しい吸収性物品11aを第1個包装シート12から剥がしていく(図6(b)及び図6(c)参照)。新しい吸収性物品11aが第1個包装シート12から所望の長さ分だけ剥がれたら(図6(c)参照)、新しい吸収性物品11aのバックシート15の第1粘着層17を下着40の肌側の面に貼り付けて、新しい吸収性物品11aを下着40に装着する。そして、第1個包装シート12のシート本体22及び使用済み吸収性物品11bを、ポケット24の開口部25の手前まで丸める(図6(d)及び図7(a)参照)。
【0053】
次に、図6(d)及び図7(a)に白抜き矢印で示すように、ポケット24の内面側が外部に露出するように、ポケット24を裏返しつつ、丸めた使用済み吸収性物品11b及び第1個包装シート12のシート本体22を、裏返したポケット24内に入れ込む。最後に、使用済み吸収性物品11bを裏返したポケット24内に収納した状態で、使用済み吸収性物品11b及び第1個包装シート12を廃棄する。
【0054】
上記のように構成された吸収性物品包装体10では、第1個包装シート12のシート他側面22b側に第2粘着層23を有する。このため、第1個包装シート12のシート一側面22a側に新しい吸収性物品11aを接着したまま、第1個包装シート12の第2粘着層23を下着40に装着されている使用済み吸収性物品11bの肌面側に貼り付けて、使用済み吸収性物品11bを新しい吸収性物品11a及び第1個包装シート12と共に下着40から取り外すことができる。このように、新しい吸収性物品11a又は使用済み吸収性物品11bを、台に置いたり、壁等に一時的に貼り付けたりしなくても、吸収性物品11の取り替え作業を両手で行うことができるので、吸収性物品11を衛生的かつ容易に取り替えることができる。
【0055】
また、第1個包装シート12の第2粘着層23を使用済み吸収性物品11bの肌面側に貼り付けるので、隠蔽性もあり、使用済み吸収性物品11bを取り外す際に衛生的に作業を行うことができる。
【0056】
また、第1個包装シート12が、抗菌不織布(抗菌活性値2.0以上の抗菌繊維を含む不織布)であるので、第1個包装シート12での雑菌の繁殖が防止される。このため、雑菌の繁殖に伴う臭いの発生を軽減でき、吸収性物品11の取り替え作業を衛生的にかつ安全に実施できる。また、第1個包装シート12に加え、必要に応じて第2個包装シート13にも抗菌不織布を用いることで、第1個包装シート12及び第2個包装シート13の双方での雑菌の繁殖が防止されるので、雑菌の繁殖に伴う臭いの発生を更に軽減でき、吸収性物品11の取り替え作業を更に衛生的にかつ安全に実施できる。
【0057】
また、使用済み吸収性物品11bを丸める際には、長手方向の上記他側の端部から上記一側へ向かってシート他側面22bへ丸める。すなわち、使用済み吸収性物品11bをその第1粘着層17側へ丸めるので、丸める際に広がり(緩み)を抑えることができ、丸めや易い。
【0058】
また、第1個包装シート12のポケット(袋状部)24は、シート本体22の長手方向の上記一側の端部の領域20のシート一側面22a側に一体的に設けられて、長手方向の上記他側へ開口する。このため、第1個包装シート12及び使用済み吸収性物品11bを、ポケット24の開口部25の手前まで丸めた後(図6(d)及び図7(a)参照)、ポケット24を裏返して、丸めた使用済み吸収性物品11b及び第1個包装シート12を、裏返したポケット24内に入れ込むことができる。このように、丸めた使用済み吸収性物品11bを、裏返したポケット24内に収納することができるので、使用済みの吸収性物品11bを隠蔽性に優れた状態で廃棄することができる。
【0059】
また、丸めた使用済み吸収性物品11bを、裏返したポケット24内に収納することができるので、丸めた使用済み吸収性物品11bが開いてしまうことを防止することができる。このため、廃棄した後の使用済みの吸収性物品11bの隠蔽性にも優れている。
【0060】
このように、使用済みの吸収性物品11bの隠蔽性に優れているので、隠蔽性を高めるために使用済みの吸収性物品11bに対して何度もトイレットペーパーを巻き付ける必要がなく、トイレットペーパー使用量を抑えることができる。
【0061】
また、第1個包装シート12のポケット24は、シート本体22の長手方向の一端26から連続して延びる部分をシート一側面22a側へ折り返して形成される。すなわち、第1個包装シート12は、一枚のシートを折り曲げた簡易な構成であるので、シート本体22とポケット24とを別個に準備して互いに固定する場合とは異なり、工数を抑えて容易に製造することができる。
【0062】
また、第1個包装シート12のポケット24の長手方向の長さL4は、シート本体22の長手方向の半分の長さよりも短い。このため、ポケット24の深さ(開口部25から長手方向の上記一側の底までの長さ)を抑えることができるので、ポケット24を裏返す際に裏返し易い。
【0063】
また、第1個包装シート12のシート本体22の短手方向の長さL3は、吸収性物品11の短手方向の長さL2よりも長い。このため、第1個包装シート12と共に使用済み吸収性物品11bを丸める際や、第1個包装シート12と共に使用済み吸収性物品11bを丸めた後の、使用済み吸収性物品11bの側面側(短手方向の両側)からの隠蔽性を確保することができる。
【0064】
このように、本実施形態によれば、吸収性物品11を衛生的かつ容易に取り替えて、使用済みの吸収性物品11bを隠蔽性に優れた状態で廃棄することができる。
【0065】
なお、本実施形態では、第1個包装シート12のポケット24の長手方向の長さL4を、シート本体22の長手方向の半分の長さよりも短くしたが、これに限定されるものではなく、ポケット24を裏返し可能であれば、ポケット24の長手方向の長さL4をシート本体22の長手方向の半分の長さよりも長くしてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、シート本体22の長手方向の一端26から連続して延びる部分をシート一側面22a側へ折り返すことによって第1個包装シート12のポケット(袋状部)24を形成している。このように、本実施形態では、一枚のシートを折り曲げることによって、シート本体22とポケット(袋状部)24とを一体的に設けているが、これに限定されるものではない。例えば、シート本体22とは別体で形成した袋状部を、シート本体22に固定することによって、シート本体22と袋状部とを一体的に設けてもよい。
【0067】
また、本実施形態では、第2個包装シート13の大きさを、第1個包装シート12と略同じ大きさとしたが、これに限定されるものではなく、第1個包装シート12よりも小さい第2個包装シート13を、第1個包装シート12の第2粘着層23に接着してもよい。
【0068】
また、本実施形態では、吸収性物品11を、第1個包装シート12のシート一側面22aのポケット24に覆われる領域20には接着せず、当該領域20よりも長手方向の上記他側の領域21に接着したが、これに限定されるものではない。図8は、吸収性物品包装体10の変形例を示す平面図である。例えば、図8に示すように、吸収性物品11を、ポケット24内に挿入した状態で、第1個包装シート12のシート一側面22aに接着してもよい。あるいは、吸収性物品11を、ポケット24の上(肌面側)から第1個包装シート12のシート一側面22aに接着してもよい。
【0069】
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0070】
10:吸収性物品包装体
11,11a,11b:吸収性物品
12:第1個包装シート
13:第2個包装シート
14:トップシート
15:バックシート
16:吸収体
17:第1粘着層
22:シート本体
22a:シート一側面
22b:シート他側面
23:第2粘着層
24:ポケット(袋状部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8