(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041594
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】手持ち型コードレス集塵掃除機
(51)【国際特許分類】
A47L 9/00 20060101AFI20230316BHJP
A47L 5/24 20060101ALI20230316BHJP
A47L 9/10 20060101ALI20230316BHJP
【FI】
A47L9/00 Z
A47L5/24 A
A47L9/10 D
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067490
(22)【出願日】2022-04-15
(31)【優先権主張番号】202111070734.3
(32)【優先日】2021-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522154386
【氏名又は名称】広東一沐科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Guangdong Yimu Technology Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 201, Building 1, No. 1, Dongsan Lane, Hengjiang, Fushan, Liaobu Town, Dongguan, Guangdong 523400, China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】劉永潮
(72)【発明者】
【氏名】韓艶山
(72)【発明者】
【氏名】向栄
(72)【発明者】
【氏名】丁浩
【テーマコード(参考)】
3B006
3B062
【Fターム(参考)】
3B006GA03
3B062AG02
(57)【要約】
【課題】手持ち型コードレス集塵掃除機を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、ダストカップと、集塵フードと、可動扉機構と、集塵ロッドと、集塵タンク組立体とを備え、ダストカップは集塵フードの一側に着脱可能に連結され、ダストカップの集塵フードに近い表面に可動扉機構が設けられ、集塵ロッドの上端が集塵フードの下端に差し込まれ、集塵ロッドの下端が集塵タンク組立体に差し込まれる手持ち型コードレス集塵掃除機を開示する。奏する技術的効果としては、本発明の手持ち型コードレス集塵掃除機により、従来技術における集塵筒の清掃に存在する問題を完全に解決し、清掃過程中で清掃者とゴミとの間のゼロ接触を完全に達成し、構造が単純で製造コストが低く、清潔性が明らかに向上している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手持ち型コードレス集塵掃除機であって、ダストカップ(7)と、集塵フードと、可動扉機構と、集塵ロッド(29)と、集塵タンク組立体とを備え、前記ダストカップ(7)は前記集塵フードの一側に着脱可能に連結され、前記ダストカップ(7)の前記集塵フードに近い表面に前記可動扉機構が設けられ、前記集塵ロッド(29)の上端が前記集塵フードの下端に差し込まれ、前記集塵ロッド(29)の下端が前記集塵タンク組立体に差し込まれることを特徴とする、手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項2】
前記集塵フードは、集塵フード本体(1)と、導流シェル(103)と、急速管継手(106)とを備え、前記集塵フード本体(1)の前側面に集塵口(104)が穿設され、前記集塵フード本体(1)の下部に前記急速管継手(106)が設けられ、前記集塵口(104)と前記急速管継手(106)は前記導流シェル(103)を介して連通することを特徴とする、請求項1に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項3】
前記集塵フード本体(1)は、前筐体(101)と、後筐体(102)とを備え、前記前筐体(101)の前側面に前記集塵口(104)が穿設され、前記前筐体(101)の後側が前記後筐体(102)の前側とスナップフィット結合し、前記後筐体(102)の下部に前記急速管継手(106)が設けられ、前記導流シェル(103)が前記前筐体(101)に固定され、
前記導流シェル(103)の入口は、前記集塵口(104)にフィットされ、水平方向に延び、前記導流シェル(103)の出口が前記急速管継手(106)にフィットされ、垂直方向に延び、
前記集塵フード本体(1)は、前記集塵口(104)の外縁に周設されたシールリング(105)をさらに備え、
前記集塵フード本体(1)は、掛着ポスト(2)をさらに備え、前記前筐体(101)の前側面に前記掛着ポスト(2)が設けられ、前記ダストカップ(7)に設けられた掛着溝(9)に掛着するために用いられ、
前記集塵フード本体(1)は、充電弾性片(3)をさらに備え、前記前筐体(101)の前側面に複数の前記充電弾性片(3)がさらに設けられ、前記充電弾性片(3)が前記ダストカップ(7)の充電接点(10)に当接するために用いられ、
前記集塵フード本体(1)は、ホールセンサー(4)をさらに備え、前記集塵フードの前記前筐体(101)の前側面に前記ホールセンサー(4)がさらに設けられ、
前記充電弾性片(3)は、均しく復帰バネを介して前記前筐体(101)の前側面に接続され、
前記掛着ポスト(2)の縦断面は、T字形の構造であり、
前記集塵フード本体(1)は、係着板(5)をさらに備え、前記前筐体(101)の下部に弧状の前記係着板(5)が設けられ、前記係着板(5)が前記ダストカップ(7)の外面に当接し、前記係着板(5)の内面に係着溝(6)が穿設され、前記ダストカップ(7)の外面に係着突起(8)が設けられ、前記係着溝(6)が前記係着突起(8)と係合する、
ことを特徴とする、請求項2に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項4】
前記可動扉機構は、ダストカップエンドカバー(701)と、可動扉組立体と、弾性係着組立体(706)とを備え、前記ダストカップ(7)の外側壁に前記弾性係着組立体(706)が設けられ、前記ダストカップエンドカバー(701)は前記弾性係着組立体(706)を介して前記ダストカップ(7)のダスト排出側に着脱可能に取り付けられ、前記ダストカップエンドカバー(701)に前記ダストカップ(7)のダスト排出側と連通するダスト排出穴(703)が穿設され、前記可動扉組立体は前記ダストカップエンドカバー(701)の側面に回転可能に連結され、前記ダスト排出穴(703)を閉鎖するために用いられることを特徴とする、請求項3に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項5】
前記可動扉組立体は、可動扉板(702)と、回転軸(708)と、復帰用ねじりばね(709)とを備え、前記可動扉板(702)の上端に前記回転軸(708)が貫設され、前記可動扉板(702)は前記回転軸(708)を介して前記ダストカップエンドカバー(701)の側面に回転可能に連結され、前記復帰用ねじりばね(709)は前記回転軸(708)を外嵌し、前記可動扉板(702)による前記ダスト排出穴(703)の塞ぎを制限するために用いられ、
前記弾性係着組立体(706)は、係着復帰バネ(713)と、側面係着板(711)とを備え、前記ダストカップ(7)の外側壁に摺動溝(712)が設けられ、前記側面係着板(711)は前記摺動溝(712)内に摺動可能に設けられ、前記係着復帰バネ(713)の一端が前記摺動溝(712)の底部に連結され、前記係着復帰バネ(713)の他端が前記側面係着板(711)に連結され、前記ダストカップエンドカバー(701)の外縁に係着環(704)が設けられ、前記係着環(704)は前記側面係着板(711)の自由端に係着され、
前記側面係着板(711)の内側にくさび形の突起(714)が設けられ、前記係着環(704)は、前記くさび形の突起(714)に係着され、
エンドカバーシールリング(705)をさらに備え、前記ダストカップエンドカバー(701)と前記ダストカップ(7)のダスト排出側との連結部に前記エンドカバーシールリング(705)が設けられ、
可動扉シールリング(707)をさらに備え、前記ダスト排出穴(703)の外周側に前記可動扉シールリング(707)が周設され、前記可動扉シールリング(707)の外側面が前記可動扉板(702)に当接し、
取り付け穴(710)をさらに備え、前記ダストカップエンドカバー(701)の中央部に前記取り付け穴(710)が穿設され、前記取り付け穴(710)は、前記ダストカップ(7)のコアを取り付けるために用いられ、
前記弾性係着組立体(706)は、複数あり、複数の前記弾性係着組立体(706)が前記ダストカップ(7)の外側壁の周りに間隔を置いて配置され、前記ダストカップエンドカバー(701)上の前記係着環(704)は前記弾性係着組立体(706)に一対一で対応して設けられ、
前記ダストカップエンドカバー(701)の外側面に戸溝が穿設され、前記ダスト排出穴(703)は前記戸溝の内部に位置し、前記可動扉板(702)が前記戸溝内に嵌設され、
前記可動扉板(702)が前記戸溝の底部平面に当接した時、前記可動扉板(702)の外側面は、前記ダストカップエンドカバー(701)の外側面と面一となる、
ことを特徴とする、請求項4に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項6】
前記集塵タンク組立体は、集塵タンク本体(11)と、外蓋(12)と、底板(13)と、陰圧ファン(22)と、ゴミ袋(26)と、集塵急速継手(18)と、集塵パイプセットとを備え、前記集塵タンク本体(11)は中空の収容室を有し、収容室の頂部に前記外蓋(12)が取り付けられ、収容室の底部に前記底板(13)が取り付けられ、前記陰圧ファン(22)は前記底板(13)に取り付けられ、前記ゴミ袋(26)は前記陰圧ファン(22)の上に設けられ、前記ゴミ袋(26)の底部が前記陰圧ファン(22)の吸気口に接続され、前記集塵タンク本体(11)の頂部に前記集塵急速継手(18)が取り付けられ、前記集塵パイプセットの一端が前記集塵急速継手(18)と連通し、前記集塵パイプセットの他端が前記ゴミ袋(26)と連通することを特徴とする、請求項5に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項7】
前記集塵パイプセットは、第1パイプセクション(19)と、点検パイプセクション(20)と、第2パイプセクション(21)とを備え、前記第1パイプセクション(19)の上端が前記集塵急速継手(18)の下端に接続され、前記第1パイプセクション(19)の下端が前記点検パイプセクション(20)の一端に接続され、前記点検パイプセクション(20)の他端が前記第2パイプセクション(21)の下端に接続され、前記第2パイプセクション(21)の上端が前記ゴミ袋(26)に連通し、
点検用止め板(15)をさらに備え、前記底板(13)に点検口(28)が穿設され、前記点検パイプセクション(20)の下面は開放され、前記点検口(28)に面して設けられ、前記点検用止め板(15)が前記点検口(28)に着脱可能に連結され、
ハッチドア取付枠(23)と、スライド式ハッチドア(24)とをさらに備え、前記ハッチドア取付枠(23)は、前記ゴミ袋(26)の一側に設けられ、前記ハッチドア取付枠(23)には前記ゴミ袋(26)の内部空間に連通されるゴミ投入口(25)が穿設され、前記ゴミ投入口(25)の両側にハッチドア用摺動溝が設けられ、前記スライド式ハッチドア(24)が前記ハッチドア用摺動溝内で摺動可能に連結され、前記第2パイプセクション(21)の上端が前記ゴミ投入口(25)と連結し、
前記集塵パイプセットは、U字形に湾曲した構造であり、
内蓋(14)をさらに備え、前記外蓋(12)と前記集塵タンク本体(11)の収容室の頂部の開放端との間に前記内蓋(14)が設けられ、
押しボタンスイッチ(17)と、回路基板(27)とをさらに備え、前記回路基板(27)は、前記集塵タンク本体(11)内に設けられ、前記押しボタンスイッチ(17)は前記集塵タンク本体(11)の上面に設けられ、前記押しボタンスイッチ(17)及び前記陰圧ファン(22)がいずれも前記回路基板(27)に電気的に接続され、
前記集塵タンク本体(11)の垂直側壁に前記集塵タンク本体(11)の内部収容室と連通する複数の通気孔(16)が穿設され、
前記ゴミ袋(26)を配置したチャンバーと前記陰圧ファン(22)を配置したチャンバーは、互いに独立して設けられ、
点検シールリングをさらに備え、前記点検用止め板(15)と前記点検口(28)との連結部に前記点検シールリングが設けられる、
ことを特徴とする、請求項6に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項8】
前記集塵ロッド(29)の上端は、前記急速管継手(106)内に着脱可能に差し込まれ、前記集塵ロッド(29)の下端が前記集塵急速継手(18)内に着脱可能に差し込まれることを特徴とする、請求項7に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項9】
前記掛着溝(9)は、掛止領域(30)と、ガイド領域(31)とを備え、前記掛止領域(30)は前記ガイド領域(31)の上に設けられ、かつ二者の間を連通し、前記ガイド領域(31)の開放端の断面積が前記掛止領域(30)の開放端の断面積よりも大きいことを特徴とする、請求項8に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【請求項10】
前記ダストカップ(7)の下面に設けられゴミ・ダスト入口をさらに備え、前記ゴミ・ダスト入口の軸線と前記集塵ロッド(29)の軸線とが互いに平行であることを特徴とする、請求項1に記載の手持ち型コードレス集塵掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除機の技術分野に関し、特に、手持ち型コードレス集塵掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市販されているコードレス掃除機の本体には、集塵筒設計があるが、掃除した後、集塵筒内のゴミを手動で捨てる必要があるため、ゴミや埃が舞い上げ、一部環境への汚染及び手を汚していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これ故に、本発明は、従来技術の上記問題点を解決するため、手持ち型コードレス集塵掃除機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明では、次の技術的手段を提示する。
【0005】
本発明の第1の態様によれば、手持ち型コードレス集塵掃除機であって、ダストカップと、集塵フードと、可動扉機構と、集塵ロッドと、集塵タンク組立体とを備え、ダストカップは集塵フードの一側に着脱可能に連結され、ダストカップの集塵フードに近い表面に可動扉機構が設けられ、集塵ロッドの上端が集塵フードの下端に差し込まれ、集塵ロッドの下端が集塵タンク組立体に差し込まれる。
【0006】
さらに、集塵フードは、集塵フード本体と、導流シェルと、急速管継手とを備え、集塵フード本体の前側面に集塵口が穿設され、集塵フード本体の下部に急速管継手が設けられ、集塵口と急速管継手は導流シェルを介して連通する。
【0007】
さらに、集塵フード本体は、前筐体と、後筐体とを備え、前筐体の前側面に集塵口が穿設され、前筐体の後側が後筐体の前側とスナップフィット結合し、後筐体の下部に急速管継手が設けられ、導流シェルが前筐体に固定され、
導流シェルの入口は、集塵口にフィットされ、水平方向に延び、導流シェルの出口が急速管継手にフィットされ、垂直方向に延び、
集塵フード本体は、集塵口の外縁に周設されたシールリングをさらに備え、
集塵フード本体は、掛着ポストをさらに備え、前筐体の前側面に掛着ポストが設けられ、ダストカップに設けられた掛着溝に掛着するために用いられ、
集塵フード本体は、充電弾性片をさらに備え、前筐体の前側面に複数の充電弾性片がさらに設けられ、充電弾性片がダストカップの充電接点に当接するために用いられ、
集塵フード本体は、ホールセンサーをさらに備え、集塵フードの前筐体の前側面にホールセンサーがさらに設けられ、
充電弾性片は、均しく復帰バネを介して前筐体の前側面に接続され、
掛着ポストの縦断面は、T字形の構造であり、
集塵フード本体は、係着板をさらに備え、前筐体の下部に弧状の係着板が設けられ、係着板がダストカップの外面に当接し、係着板の内面に係着溝が穿設され、ダストカップの外面に係着突起が設けられ、係着溝が係着突起と係合する。
【0008】
さらに、可動扉機構は、ダストカップエンドカバーと、可動扉組立体と、弾性係着組立体とを備え、ダストカップの外側壁に弾性係着組立体が設けられ、ダストカップエンドカバーは弾性係着組立体を介してダストカップのダスト排出側に着脱可能に取り付けられ、ダストカップエンドカバーにダストカップのダスト排出側と連通するダスト排出穴が穿設され、可動扉組立体はダストカップエンドカバーの側面に回転可能に連結され、ダスト排出穴を閉鎖するために用いられる。
【0009】
さらに、可動扉組立体は、可動扉板と、回転軸と、復帰用ねじりばねとを備え、可動扉板の上端に回転軸が貫設され、可動扉板は回転軸を介してダストカップエンドカバーの側面に回転可能に連結され、復帰用ねじりばねは回転軸を外嵌し、可動扉板によるダスト排出穴の塞ぎを制限するために用いられ、
弾性係着組立体は、係着復帰バネと、側面係着板とを備え、ダストカップの外側壁に摺動溝が設けられ、側面係着板は摺動溝内に摺動可能に設けられ、係着復帰バネの一端が摺動溝の底部に連結され、係着復帰バネの他端が側面係着板に連結され、ダストカップエンドカバーの外縁に係着環が設けられ、係着環は側面係着板の自由端に係着され、
側面係着板の内側にくさび形の突起が設けられ、係着環は、くさび形の突起に係着され、
エンドカバーシールリングをさらに備え、ダストカップエンドカバーとダストカップのダスト排出側との連結部にエンドカバーシールリングが設けられ、
可動扉シールリングをさらに備え、ダスト排出穴の外周側に可動扉シールリングが周設され、可動扉シールリングの外側面が可動扉板に当接し、
取り付け穴をさらに備え、ダストカップエンドカバーの中央部に取り付け穴が穿設され、取り付け穴は、ダストカップのコアを取り付けるために用いられ、
弾性係着組立体は、複数あり、複数の弾性係着組立体がダストカップの外側壁の周りに間隔を置いて配置され、ダストカップエンドカバー上の係着環は弾性係着組立体に一対一で対応して設けられ、
ダストカップエンドカバーの外側面に戸溝が穿設され、ダスト排出穴は戸溝の内部に位置し、可動扉板が戸溝内に嵌設され、
可動扉板が戸溝の底部平面に当接した時、可動扉板の外側面は、ダストカップエンドカバーの外側面と面一となる。
【0010】
さらに、集塵タンク組立体は、集塵タンク本体と、外蓋と、底板と、陰圧ファンと、ゴミ袋と、集塵急速継手と、集塵パイプセットとを備え、集塵タンク本体は中空の収容室を有し、収容室の頂部に外蓋が取り付けられ、収容室の底部に底板が取り付けられ、陰圧ファンは底板に取り付けられ、ゴミ袋は陰圧ファンの上に設けられ、ゴミ袋の底部が陰圧ファンの吸気口に接続され、集塵タンク本体の頂部に集塵急速継手が取り付けられ、集塵パイプセットの一端が集塵急速継手と連通し、集塵パイプセットの他端がゴミ袋と連通する。
【0011】
さらに、集塵パイプセットは、第1パイプセクションと、点検パイプセクションと、第2パイプセクションとを備え、第1パイプセクションの上端が集塵急速継手の下端に接続され、第1パイプセクションの下端が点検パイプセクションの一端に接続され、点検パイプセクションの他端が第2パイプセクションの下端に接続され、第2パイプセクションの上端がゴミ袋に連通し、
点検用止め板をさらに備え、底板に点検口が穿設され、点検パイプセクションの下面は開放され、点検口に面して設けられ、点検用止め板が点検口に着脱可能に連結され、
ハッチドア取付枠と、スライド式ハッチドアとをさらに備え、ハッチドア取付枠は、ゴミ袋の一側に設けられ、ハッチドア取付枠にはゴミ袋の内部空間に連通されるゴミ投入口が穿設され、ゴミ投入口の両側にハッチドア用摺動溝が設けられ、スライド式ハッチドアがハッチドア用摺動溝内で摺動可能に連結され、第2パイプセクションの上端がゴミ投入口と連結し、
集塵パイプセットは、U字形に湾曲した構造であり、
内蓋をさらに備え、外蓋と集塵タンク本体の収容室の頂部の開放端との間に内蓋が設けられ、
押しボタンスイッチと、回路基板とをさらに備え、回路基板は、集塵タンク本体内に設けられ、押しボタンスイッチは集塵タンク本体の上面に設けられ、押しボタンスイッチ及び陰圧ファンがいずれも回路基板に電気的に接続され、
集塵タンク本体の垂直側壁に集塵タンク本体の内部収容室と連通する複数の通気孔が穿設され、
ゴミ袋を配置したチャンバーと陰圧ファンを配置したチャンバーは、互いに独立して設けられ、
点検シールリングをさらに備え、点検用止め板と点検口との連結部に点検シールリングが設けられる。
【0012】
さらに、集塵ロッドの上端は、急速管継手内に着脱可能に差し込まれ、集塵ロッドの下端が集塵急速継手内に着脱可能に差し込まれる。
【0013】
さらに、掛着溝は、掛止領域と、ガイド領域とを備え、掛止領域はガイド領域の上に設けられ、かつ二者の間を連通し、ガイド領域の開放端の断面積が掛止領域の開放端の断面積よりも大きい。
【0014】
さらに、ダストカップの下面に設けられゴミ・ダスト入口をさらに備え、ゴミ・ダスト入口の軸線と集塵ロッドの軸線とが互いに平行である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、次の利点を有する。すなわち、
本発明の手持ち型コードレス集塵掃除機により、従来技術における集塵筒の清掃に存在する問題を完全に解決し、清掃過程中で清掃者とゴミとの間のゼロ接触を完全に達成し、構造が単純で製造コストが低く、清潔性が明らかに向上している。
【0016】
以下、本発明の実施形態又は従来技術内の技術的手段を明確に説明するため、実施形態又は従来技術の描写に使用する必要がある添付図面を簡単に説明する。明らかに以下に描写する添付の図面は、単なる例示であり、当業者にとって創造性の活動をしない前提で、それら添付属図面に基づいてその他の添付属図面を得ることができる。
【0017】
本明細書に例示されている構造、比率、サイズ等は、当業者が理解と閲覧できるよう、本明細書に開示されている内容に合わせるためにのみ使用され、本発明の実施可能な条件を限定するものではないため、技術上の実質的意味がない。構造の修飾、比例関係の変更又はサイズ調整は、本発明によって生み出すことができる効果及び達成できる目的に影響を与えない場合において、本発明が開示されている内容は網羅できる範囲内にあるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の断面図である。
【
図2】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の急速充電スナップフィット構造を示す概略展開図である。
【
図3】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の急速充電スナップフィット構造を示す概略展開図である。
【
図4】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の急速充電スナップフィット構造を示す概略展開図である。
【
図5】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉機構の立体取り付け図である。
【
図6】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉機構を示す概略展開図である。
【
図7】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉機構の第1の視点から見た立体分解図である。
【
図8】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉機構の第2の視点から見た立体分解図である。
【
図9】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉機構の部分的構造図である。
【
図10】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの第1の視点から見た立体図である。
【
図11】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの第2の視点から見た立体図である。
【
図12】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの前面図である。
【
図13】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの断面図である。
【
図14】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの第1の視点から見た立体分解図である。
【
図15】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードの第2の視点から見た立体分解図である。
【
図16】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の断面図である。
【
図17】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の外形図である。
【
図18】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の立体分解図である。
【
図19】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の立体分解図である。
【
図20】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の立体分解図である。
【
図21】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の立体図である。
【
図22】本発明のいくつかの実施例により提供される手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、具体的実施例を基に本発明の実施形態を説明し、当業者は本明細書で開示される内容から本発明その他の利点及び効果を容易に理解できる。説明する実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例でないことは言うまでもない。本発明中の実施例に基づいて、当業者が創造性の活動をしない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0020】
図1~
図22を参照すると、本発明の第1の態様の実施例における手持ち型コードレス集塵掃除機は、ダストカップ7と、集塵フードと、可動扉機構と、集塵ロッド29と、集塵タンク組立体とを備え、ダストカップ7は集塵フードの一側に着脱可能に連結され、ダストカップ7の集塵フードに近い表面に可動扉機構が設けられ、集塵ロッド29の上端が集塵フードの下端に差し込まれ、集塵ロッド29の下端が集塵タンク組立体に差し込まれる。
【0021】
上記の実施例により奏する技術的効果:本実施例の手持ち型コードレス集塵掃除機により、従来技術における集塵筒の清掃に存在する問題を完全に解決し、清掃過程中で清掃者とゴミとの間のゼロ接触を完全に達成し、構造が単純で製造コストが低く、清潔性が明らかに向上している。
【0022】
代替手段として、
図10~
図15を参照すると、いくつかの実施例において、集塵フードは、集塵フード本体1と、導流シェル103と、急速管継手106とを備え、集塵フード本体1の前側面に集塵口104が穿設され、集塵フード本体1の下部に急速管継手106が設けられ、集塵口104と急速管継手106は導流シェル103を介して連通する。導流シェル103は、集塵口104から吸い込まれたゴミを急速管継手106に誘導して排出し、その後集塵ロッド29を経由して集塵タンク内に入り、ここで、急速管継手106が急速継手タイプを用いることから集塵ロッドを急速管継手106から迅速に着脱できることを実現する。本実施例の手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵フードを介して、掃除機のダストカップを固定する役割を果たすだけではなく、掃除機のダストカップに吸い込まれたダスト及び集塵ロッド29に吸込まれたダストを集めて排出する機能もある。
【0023】
代替手段として、
図10~
図15を参照すると、いくつかの実施例において、集塵フード本体1は、前筐体101と、後筐体102とを備え、前筐体101の前側面に集塵口104が穿設され、前筐体101の後側が後筐体102の前側とスナップフィット結合し、後筐体102の下部に急速管継手106が設けられ、導流シェル103が前筐体101に固定される。前筐体101と後筐体102は、ネジで結合され、集塵フード本体1を前筐体101と後筐体102とを備えた構造形態に設けることにより、集塵フード本体1の内部構造を保守するのに便利で、内部に取り付けられた電子部品を適時に点検するにも便利である。
【0024】
導流シェル103の入口は、集塵口104にフィットされ、水平方向に延び、導流シェル103の出口が急速管継手106にフィットされ、垂直方向に延びる。導流シェル103の入口と導流シェル103の出口の位置関係は、実際のニーズに応じて設置することもできる。本実施例の導流シェル103の入口と導流シェル103の出口の位置の設置により、構造がコンパクトで、集塵フードに取られるスペースを大幅に減少することができる。
【0025】
集塵フード本体1は、集塵口104の外縁に周設されたシールリング105をさらに備える。シールリング105は、ゴム又はシリコーンゴム材質できていることができる。集塵口104のシールリング105を設けることにより、ダストカップ7と集塵フードとの間の連結部のシール性を高める。
【0026】
集塵フード本体1は、掛着ポスト2をさらに備え、前筐体101の前側面に掛着ポスト2が設けられ、ダストカップに設けられた掛着溝9に掛着するために用いられる。使用時、ダストカップ7の掛着溝を掛着ポスト2に嵌め込み、ダストカップ7が集塵フード1上から外れないようにするため、下から上へと掛着方法を用い、すなわち掛着溝を下から上に向かって漸縮する構造として構成させる。掛着ポスト2及びダストカップ7の掛着溝を設けることにより、集塵フード1とダストカップ7との間の迅速な着脱を実現し、ダストカップ7は集塵フード1に安定して係着されることで使用者の操作に便利になる。
【0027】
集塵フード本体1は、充電弾性片3をさらに備え、前筐体101の前側面に複数の充電弾性片3がさらに設けられ、充電弾性片3がダストカップ7の充電接点10に当接するために用いられる。充電弾性片3は、2つで、2つの充電弾性片3が垂直方向に沿って延び、間隔を置いて配置され、2つの充電弾性片3の一方は正極で、他方が負極で、充電弾性片3が銅質材質を用いることが好ましい。充電弾性片3を設けることにより、急速充電が可能で、この装置の構造が単純で、コストも安く、充電効率も明らかに向上する。
【0028】
集塵フード本体1は、ホールセンサー4をさらに備え、集塵フードの前筐体101の前側面にホールセンサー4がさらに設けられる。コントローラをさらに備え、コントローラ内に時間遅延モジュールが設けられ、電池の充電弾性片3の接触が良好であることが検出されると、内部回路が充電電流状態を検出し、ホールセンサー4が導通を検出した後、2秒間遅延して起動し、構造形態により誤トリガの状況が生じることなく、ダストカップ7は集塵フード1にあることを確保できる。ホールセンサー4を設けることにより、回路の導通検出を実現し、誤トリガ現象の発生を避ける。
【0029】
充電弾性片3は、均しく復帰バネを介して前筐体101の前側面に接続される。復帰バネは圧縮ばねであり、復帰バネを設けることにより、充電弾性片3が充電接点に安定して接触し、充電の有効性を確保する。
【0030】
掛着ポスト2の縦断面は、T字形の構造である。また、実際のニーズに応じて掛着ポスト2の形状も設けることができ、上記構造の設置によりダストカップ7の安定した掛着を実現する。
【0031】
集塵フード本体1は、係着板5をさらに備え、前筐体101の下部に弧状の係着板5が設けられ、係着板5がダストカップ7の外面に当接し、係着板5の内面に係着溝6が穿設され、ダストカップ7の外面に係着突起8が設けられ、係着溝6が係着突起8と係合する。ダストカップ7主体の外側壁は、円弧状で係着板5がダストカップ7の外面に安定して係着する。係着突起の形状は、ダストカップ7の外面から少し隆起する構造であり、取り付け時、先にダストカップ7の頂部にある掛着溝を掛着ポスト2に掛け、次にダストカップ7を集塵フード1の一側に押し込み、係着板5を掛着ポスト2と組み合わせることで、ダストカップ7の安定した固定を実現し、係着溝6を設けることにより、ダストカップ7と集塵フード1との間の連結の安定性を効果的に維持する。
【0032】
代替手段として、
図2~
図9に示すように、いくつかの実施例において、可動扉機構は、ダストカップエンドカバー701と、可動扉組立体と、弾性係着組立体706とを備え、ダストカップ7の外側壁に弾性係着組立体706が設けられ、ダストカップエンドカバー701は弾性係着組立体706を介してダストカップ7のダスト排出側に着脱可能に取り付けられ、ダストカップエンドカバー701にダストカップ7のダスト排出側と連通するダスト排出穴703が穿設され、可動扉組立体はダストカップエンドカバー701の側面に回転可能に連結され、ダスト排出穴703を閉鎖するために用いられる。使用時、ダストカップ7と集塵フードとの間の協働により、集塵タンク内の陰圧ファンの陰圧作用を通じて可動扉組立体が開かれた後のダスト排出を実現する。本実施例の手持ち型コードレス集塵掃除機の可動扉組立体を介して、ダストカップ7と集塵フードを分離する際にダストカップ7内のゴミを閉じ込み、ダストカップ7が集塵フードに取り付けられた時、可動扉板を直ちに開くために用いられることからゴミが集塵フードに入ると共に集塵タンク内に排出されることを実現する。
【0033】
代替手段として、
図2~
図9を参照すると、いくつかの実施例において、可動扉組立体は、可動扉板702と、回転軸708と、復帰用ねじりばね709とを備え、可動扉板702の上端に回転軸708が貫設され、可動扉板702は回転軸708を介してダストカップエンドカバー701の側面に回転可能に連結され、復帰用ねじりばね709は回転軸708を外嵌し、可動扉板702によるダスト排出穴703の塞ぎを制限するために用いられる。具体的な実施過程で、ダストカップエンドカバー701に内側に凹陥する取り付け溝を設けることができ、回転軸708の両端が各々内側に凹陥する取り付け溝の垂直側壁に取り付けられる。上記の可動扉組立体の構造形態を介して、復帰用ねじりばね709自体の弾性力を効果的に利用し、可動扉板702が使用されていない時でもダスト排出穴703を安定して塞ぐように効果的に維持される。
【0034】
弾性係着組立体706は、係着復帰バネ713と、側面係着板711とを備え、ダストカップ7の外側壁に摺動溝712が設けられ、側面係着板711は摺動溝712内に摺動可能に設けられ、係着復帰バネ713の一端が摺動溝712の底部に連結され、係着復帰バネ713の他端が側面係着板711に連結され、ダストカップエンドカバー701の外縁に係着環704が設けられ、係着環704は側面係着板711の自由端に係着される。係着復帰バネ713が力を受けていない時、側面係着板711の外側面は、ダストカップ7の外側面と面一となり、係着環704が側面係着板711に係入される過程中で、係着復帰バネ713が伸長するため、係着環704を側面係着板711内に係入させる。弾性係着組立体706の上記構造形態を設けることにより、ダストカップエンドカバー701がダストカップ7に安定して係着できることを確保し、ダストカップエンドカバー701の誤脱落の発生を避ける。
【0035】
側面係着板711の内側にくさび形の突起714が設けられ、係着環704は、くさび形の突起714に係着され、くさび形の突起714の横断面は、三角形、台形又は半円形等の形状にすることができる。くさび形の突起714を設けることにより、係着環704の係着固定の安定性を向上する。
【0036】
エンドカバーシールリング705をさらに備え、ダストカップエンドカバー701とダストカップ7のダスト排出側との連結部にエンドカバーシールリングが設けられ、エンドカバーシールリング705はゴム又はシリコーンゴム材質できている。エンドカバーシールリング705を設けることにより、ダストカップエンドカバー701とダストカップ7のダスト排出側との連結部のシール性を確保する。
【0037】
可動扉シールリング707をさらに備え、ダスト排出穴703の外周側に可動扉シールリング707が周設され、可動扉シールリング707の外側面が可動扉板702に当接し、可動扉シールリング707は、ゴム又はシリコーンゴム材質できている。可動扉シールリング707を設けることにより、可動扉板702とダスト排出穴703との連結部のシール性を確保する。
【0038】
取り付け穴710をさらに備え、ダストカップエンドカバー701の中央部に取り付け穴710が穿設され、取り付け穴710は、ダストカップ7のコアを取り付けるために用いられ、取り付け穴710は丸穴である。取り付け穴710を設けることにより、ダストカップ7のコアに安定的な支持を提供する。
【0039】
弾性係着組立体706は、複数あり、複数の弾性係着組立体706がダストカップ7の外側壁の周りに間隔を置いて配置され、ダストカップエンドカバー701上の係着環704は弾性係着組立体706に一対一で対応して設けられ、弾性係着組立体706の数は実際のニーズに応じて設けられる。弾性係着組立体706を複数に設けることにより、ダストカップエンドカバー701の固定の安定性を向上する。
【0040】
ダストカップエンドカバー701の外側面に戸溝が穿設され、ダスト排出穴703は、戸溝の内部に位置し、可動扉板702が戸溝内に嵌設され、戸溝の面積はダスト排出穴703の面積より大きい。戸溝を設けることにより、可動扉板702への規制作用を働かせる。
【0041】
可動扉板702が戸溝の底部平面に当接した時、可動扉板702の外側面は、ダストカップエンドカバー701の外側面と面一となる。可動扉板702の外側面をダストカップエンドカバー701の外側面と面一となるよう設けることにより、体裁よくすることを確保し、可動扉板702の突出によりスペースが取られることを避ける。
【0042】
代替手段として、
図16~
図22を参照すると、いくつかの実施例において、集塵タンク組立体は、集塵タンク本体11と、外蓋12と、底板13と、陰圧ファン22と、ゴミ袋26と、集塵急速継手18と、集塵パイプセットとを備え、集塵タンク本体11は中空の収容室を有し、収容室の頂部に外蓋12が取り付けられ、収容室の底部に底板13が取り付けられ、陰圧ファン22は底板13に取り付けられ、ゴミ袋26は陰圧ファン22の上に設けられ、ゴミ袋26の底部が陰圧ファン22の吸気口に接続され、集塵タンク本体11の頂部に集塵急速継手18が取り付けられ、集塵パイプセットの一端が集塵急速継手18と連通し、集塵パイプセットの他端がゴミ袋26と連通する。使用時、陰圧ファン22を起動させ、ダストカップ内に溜まったダスト等のゴミを集塵ロッド、集塵フード、集塵パイプセットの順を経由してゴミ袋26内に入らせ、ダスト排出が完了した後、ゴミ袋26全体を取り出すことができる。本実施例の手持ち型コードレス集塵掃除機の集塵タンク組立体の陰圧ファンの設置により、掃除機のダストカップ内のゴミ・ダストの収集を効果的に実現し、ゴミ袋を設けることにより、陰圧ファンで吸引されたゴミ・ダストの収容を効果的に実現し、清掃過程中の清掃者とのゴミの接触を完全にゼロにし、構造が単純で製造コストも安く、清潔性も明らかに向上する。
【0043】
代替手段として、
図16~
図22を参照すると、いくつかの実施例において、集塵パイプセットは、第1パイプセクション19と、点検パイプセクション20と、第2パイプセクション21とを備え、第1パイプセクション19の上端が集塵急速継手18の下端に接続され、第1パイプセクション19の下端が点検パイプセクション20の一端に接続され、点検パイプセクション20の他端が第2パイプセクション21の下端に接続され、第2パイプセクション21の上端がゴミ袋26に連通し、第1パイプセクション19と点検パイプセクション20との間、及び点検パイプセクション20と第2パイプセクション21との間は、管継手で接続される。集塵パイプセットを第1パイプセクション19、点検パイプセクション20、及び第2パイプセクション21の三セグメント式構造として設けることにより、加工コストを大幅に削減し、集塵パイプセットを製造するための金型は従来の配管基準品を採用することで組立を実現できる。
【0044】
点検用止め板15をさらに備え、底板13に点検口28が穿設され、点検パイプセクション20の下面は開放され、点検口28に面して設けられ、点検用止め板15が点検口28に着脱可能に連結され、集塵パイプセット内で詰まりが起きた場合、点検用止め板15を取り外して点検できる。点検用止め板15を設けることにより、集塵パイプセットが詰まった後の点検難易度を効果的に低減する。
【0045】
ハッチドア取付枠23と、スライド式ハッチドア24とをさらに備え、ハッチドア取付枠23は、ゴミ袋26の一側に設けられ、ハッチドア取付枠23にはゴミ袋26の内部空間に連通されるゴミ投入口25が穿設され、ゴミ投入口25の両側にハッチドア用摺動溝が設けられ、スライド式ハッチドア24がハッチドア用摺動溝内で摺動可能に連結され、第2パイプセクション21の上端がゴミ投入口25と連結する。スライド式ハッチドア24には、ゴミ投入口25と同じ形状の穴が穿設され、遮断を必要とする場合、スライド式ハッチドア24上の穴とゴミ投入口25をずらすだけでよく、連通を必要とする場合、スライド式ハッチドア24上の穴をゴミ投入口25に合わせるだけでよい。スライド式ハッチドア24を設けることにより、集塵ロッドから集塵パイプセットを経由してゴミ袋26に入るゴミ・ダストの遮断を実現する。
【0046】
集塵パイプセットは、U字形に湾曲した構造であり、集塵パイプセットは、集塵タンク本体11内のスペースに応じて他の構造形態に設けることができる。集塵パイプセットをU字形に湾曲した構造に設けることにより、集塵パイプセットの底部の点検・保守を実現し、集塵パイプセットと集塵タンク本体11の連結安定性をさらに向上することができる。
【0047】
内蓋14をさらに備え、外蓋12と集塵タンク本体11の収容室の頂部の開放端との間に内蓋14が設けられ、内蓋14の上面に交差する補強リブが設けられる。外蓋12と内蓋14の二重構造を設けることにより、使用がより便利になり、ゴミ袋26が外蓋12を汚すことを避ける。
【0048】
押しボタンスイッチ17と、回路基板27とをさらに備え、回路基板27は、集塵タンク本体11内に設けられ、押しボタンスイッチ17は集塵タンク本体11の上面に設けられ、押しボタンスイッチ17及び陰圧ファン22がいずれも回路基板27に電気的に接続され、回路基板27がゴミ袋26を配置したチャンバーの外側の空間に設けられる。押しボタンスイッチ17を設けることにより、集塵タンクのワンボタン制御を実現する。
【0049】
集塵タンク本体11の垂直側壁に集塵タンク本体11の内部収容室と連通する複数の通気孔16が穿設され、複数の通気孔16は、集塵タンク本体11の外側壁に等間隔に配置される。通気孔16をけることにより、集塵タンク本体11内の収容室の迅速な換気を実現する。
【0050】
ゴミ袋26を配置したチャンバーと陰圧ファン22を配置したチャンバーは、互いに独立して設けられ、ゴミ袋26を収容するための内部筐体を設けることで、ゴミ袋26の独立した密封を実現し、ゴミ袋26と他の構成要素との間の摩擦によるゴミ袋26の破損を避ける。上記の2つのチャンバーは、互いに独立して設けられることにより、電子部品の寿命を明らかに延ばす。
【0051】
点検シールリングをさらに備え、点検用止め板15と点検口28との連結部に点検シールリングが設けられ、点検シールリングはシリコーンゴム材質又はゴム材質で作ることができる。点検シールリングを設けることにより、点検用止め板15と点検口28の連結部のシール性を大幅に向上する。
【0052】
代替手段として、
図1を参照すると、いくつかの実施例において、集塵ロッド29の上端は、急速管継手106内に着脱可能に差し込まれ、集塵ロッド29の下端が集塵急速継手18内に着脱可能に差し込まれる。
【0053】
上記代替手段の実施例において、集塵ロッド29の上端と下端に均しく急速継手が設けられることに留意されたい。
【0054】
上記代替手段の実施例の有利な効果:上記実施例の設置を介して、集塵ロッド29と集塵フードとの間の迅速な着脱を実現し、集塵ロッド29と集塵タンク組立体との間の迅速な着脱も実現する。
【0055】
代替手段として、
図5に示すように、いくつかの実施例において、掛着溝9は、掛止領域30と、ガイド領域31とを備え、掛止領域30はガイド領域31の上に設けられ、かつ二者の間を連通し、ガイド領域31の開放端の断面積が掛止領域30の開放端の断面積よりも大きい。
【0056】
上記代替手段の実施例において、使用時、先に掛着ポスト2をガイド領域31内に挿入し、次に上向きに掛止領域30内へ押し込むことに留意されたい。
【0057】
上記代替手段の実施例の有利な効果:上記の設置を介して使用者の操作に便利で、かつ集塵フードとダストカップ7との間の連結安定性を向上させる。
【0058】
代替手段として、
図1に示すように、いくつかの実施例において、ダストカップ7の下面に設けられたゴミ・ダスト入口をさらに備え、ゴミ・ゴミ・ダスト入口の軸線と集塵ロッド29の軸線とが互いに平行である。
【0059】
上記代替手段の実施例において、ゴミ・ダスト入口の軸線と集塵ロッド29の軸線は、ニーズに応じて二者の間の関係を設けることができることに留意されたい。
【0060】
上記代替手段の実施例の有利な効果:ゴミ・ダスト入口の軸線と集塵ロッド29の軸線を平行に設けることにより、機器全体に取られるスペースを減らすことで、収納に便利である。
【0061】
上記では、一般的な説明及び具体的実施例を使用して本発明を詳細に説明したが、本発明に基づいていくつかの修正又は改善を行うことができることは、当業者にとって自明である。 したがって、本発明の精神から逸脱することなく、行われたこれらの修正又は改善は、本発明の保護範囲に含まれる。
【0062】
本明細書で使用されている「上」、「下」、「左」、「右」、「中間」などという用語は、あくまでも説明の便宜上のものであり、本発明の実施可能範囲を限定するために意図するものではない。技術内容を実質的に変更することなく、それらの相対的関係を変更又は調整することも本発明の実施可能範囲と見なされるべきである。
【符号の説明】
【0063】
10 充電接点
101 前筐体
102 後筐体
103 導流シェル
104 集塵口
105 シールリング
106 急速管継手
1 集塵フード本体
11 集塵タンク本体
12 外蓋
13 底板
14 内蓋
15 点検用止め板
16 通気孔
17 押しボタンスイッチ
18 集塵急速継手
19 第1パイプセクション
20 点検パイプセクション
2 掛着ポスト
21 第2パイプセクション
22 陰圧ファン
23 ハッチドア取付枠
24 スライド式ハッチドア
25 ゴミ投入口
26 ゴミ袋
27 回路基板
28 点検口
29 集塵ロッド
30 掛止領域
3 充電弾性片
31 ガイド領域
4 ホールセンサー
5 係着板
6 係着溝
7 ダストカップ
701 ダストカップエンドカバー
702 可動扉板
703 ダスト排出穴
704 係着環
705 エンドカバーシールリング
706 弾性係着組立体
707 可動扉シールリング
708 回転軸
709 復帰用ねじりばね
710 取り付け穴
711 側面係着板
712 摺動溝
713 係着復帰バネ
714 くさび形の突起
8 係着突起
9 掛着溝