(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041616
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】高い電力効率を提供するLED駆動装置、及びそれを含む照明機器
(51)【国際特許分類】
H05B 45/48 20200101AFI20230316BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20230316BHJP
H05B 45/345 20200101ALI20230316BHJP
【FI】
H05B45/48
H01L33/00 J
H05B45/345
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022109001
(22)【出願日】2022-07-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-12-13
(31)【優先権主張番号】10-2021-0122075
(32)【優先日】2021-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520051230
【氏名又は名称】ウェラング・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 鐘泰
【テーマコード(参考)】
3K273
5F241
【Fターム(参考)】
3K273AA10
3K273BA24
3K273CA02
3K273CA12
3K273EA06
3K273EA22
3K273EA36
3K273FA07
3K273FA14
3K273FA30
3K273GA02
3K273GA12
3K273GA28
3K273GA29
5F241AA03
5F241BB05
5F241BB12
5F241BB24
5F241BC03
5F241BD02
5F241FF11
(57)【要約】
【課題】高い電力効率を提供するLED駆動装置、及びそれを含む照明機器を提供する。
【解決手段】少なくとも1つのLED(light emitting diode)を含むLEDアレイを駆動するためのLED駆動装置は、交流電圧から整流された電圧をLEDアレイに提供する整流器、LED駆動電流を、複数の第1ノードを介し、順次にLEDアレイから引き出すLEDドライバ、及び複数の第2ノードを介し、LEDアレイに連結される第1スイッチ回路を含み、該第1スイッチ回路は、複数の第1ノードのうち1つである第1共通ノードに共通して連結され、複数の第2ノードそれぞれに連結された、複数の第1スイッチ、及び複数の第1スイッチが順次にオンになり、順次にオフになるように、複数の第1スイッチを制御する第1コントローラを含むものでもある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのLED(light emitting diode)を含むLEDアレイを駆動するためのLED駆動装置であり、
交流電圧から整流された電圧を前記LEDアレイに提供するように構成された整流器と、
LED駆動電流を、複数の第1ノードを介し、順次に前記LEDアレイから引き出すように構成されたLEDドライバと、
複数の第2ノードを介し、前記LEDアレイに連結される第1スイッチ回路と、を含み、
前記第1スイッチ回路は、
前記複数の第2ノードそれぞれに連結された、複数の第1スイッチと、
前記LEDドライバが前記複数の第1ノードのうち1つである第1共通ノードを介し、前記LED駆動電流を引き出す間、前記複数の第1スイッチがオンになり、オフ)になるように、前記複数の第1スイッチを制御するように構成された第1コントローラと、を含み、
前記複数の第1スイッチそれぞれは、前記第1コントローラにより、オンになる場合、前記複数の第2ノードのうち、自体に連結された第2ノードから前記第1共通ノードに、前記LED駆動電流を通過させるように構成されたことを特徴とするLED駆動装置。
【請求項2】
前記LEDドライバは、前記第1共通ノードを介し、最大サイズの前記LED駆動電流を引き出すように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項3】
前記交流電圧のピークが基準値未満である場合、前記複数の第1スイッチのうち少なくとも一つは、常時オフになることを特徴とする請求項2に記載のLED駆動装置。
【請求項4】
前記複数の第1スイッチは、
前記複数の第2ノードのうち一つ、及び前記第1共通ノードに連結された第1トランジスタと、
前記複数の第2ノードのうち他の一つ、及び前記第1共通ノードに連結された第2トランジスタと、を含み、
前記LED駆動電流は、前記第2トランジスタがオンになる場合、前記少なくとも1つのLEDのうち、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタがそれぞれ連結された第2ノード間の少なくとも1つのLEDを通過し、
前記第1コントローラは、前記第1トランジスタに第1制御電圧を提供し、前記第2トランジスタに、前記第1制御電圧より高い第2制御電圧を提供するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項5】
前記第1制御電圧及び前記第2制御電圧それぞれは、直流電圧であることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。
【請求項6】
前記第1コントローラは、
第1基準電圧に基づき、前記第1制御電圧を生成するように構成された第1増幅器と、
第2基準電圧に基づき、前記第2制御電圧を生成するように構成された第2増幅器と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のLED駆動装置。
【請求項7】
前記第1コントローラは、
前記LEDアレイに連結された抵抗と、
前記抵抗に直列連結された少なくとも1つのダイオードと、を含み、
前記第1制御電圧は、前記少なくとも1つのダイオードにより、前記第2制御電圧から降下された電圧であることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。
【請求項8】
前記LEDドライバは、半導体パッケージに含まれ、
前記第1スイッチ回路は、前記半導体パッケージと共に、印刷回路基板に実装されることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項9】
複数の第3ノードを介し、前記LEDアレイに連結される第2スイッチ回路をさらに含み、
前記第2スイッチ回路は、
前記複数の第1ノードのうち1つである第2共通ノードに共通して連結され、前記複数の第3ノードにそれぞれ連結された複数の第2スイッチと、
前記複数の第2スイッチが順次にオンになり、順次にオフになるように、前記複数の第2スイッチを制御するように構成された第2コントローラと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項10】
前記第1コントローラは、制御電圧を生成するように構成され、
前記複数の第1スイッチは、
前記第1共通ノードに連結されたカソードを有するダイオードと、
前記制御電圧を受信するゲート、及び前記ダイオードのアノードに連結されたソースを含む第1トランジスタと、
前記制御電圧を受信するゲート、及び前記第1共通ノードに連結されたソースを含む第2トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項11】
前記第1コントローラは、基準電圧、及び前記第1共通ノードの電圧に基づき、前記制御電圧を生成するように構成された増幅器を含むことを特徴とする請求項10に記載のLED駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED(light emitting diode)に係り、詳細には、高い電力効率を提供するLED駆動装置、及びそれを含む照明機器に関する。
【背景技術】
【0002】
発光素子の一例として、発光ダイオード(LED)は、良好な電力消耗及び小サイズにより、多様なアプリケーションに使用されている。通過するする電流の大きさによっり、LEDから放出される光の強度が左右され、交流(AC)電圧を電源にする照明機器は、交流電圧からLEDに、適切な電流を提供するための構成要素を含むものでもある。それにより、交流電源から、LEDに効率的に電流を提供することが要求されている。また、環境によって異なって供給される交流電圧の大きさにもかかわらず、該照明機器は、光を安定して出力することが要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、多様な環境において、高い電力効率を提供するLED駆動装置、及びそれを含む照明機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述のような目的を達成するために、本開示の技術的思想の一態様により、少なくとも1つのLED(light emitting diode)を含むLEDアレイを駆動するためのLED駆動装置は、交流電圧から整流された電圧をLEDアレイに提供する整流器、LED駆動電流を、複数の第1ノードを介し、順次にLEDアレイから引き出すLEDドライバ、及び複数の第2ノードを介し、LEDアレイに連結される第1スイッチ回路を含み、該第1スイッチ回路は、複数の第1ノードのうち1つである第1共通ノードに共通して連結され、複数の第2ノードそれぞれに連結された複数の第1スイッチ、及び複数の第1スイッチが順次にオン(on)になり、順次にオフ(off)になるように、複数の第1スイッチを制御する第1コントローラを含むものでもある。
【0005】
本開示の例示的実施形態により、LEDドライバは、第1共通ノードを介し、最大サイズのLED駆動電流を引き出すことができる。
【0006】
本開示の例示的実施形態により、交流電圧のピークが基準値未満である場合、複数の第1スイッチのうち少なくとも一つは、常時オフにもなる。
【0007】
本開示の例示的実施形態により、複数の第1スイッチは、複数の第2ノードのうち一つ、及び第1共通ノードに連結された第1トランジスタ、複数の第2ノードのうち他の一つ、及び第1共通ノードに連結された第2トランジスタを含み、LED駆動電流は、第2トランジスタがオンになる場合、少なくとも1つのLEDのうち、第1トランジスタ及び第2トランジスタがそれぞれ連結された第2ノード間の少なくとも1つのLEDを通過するすることができ、第1コントローラは、第1トランジスタに第1制御電圧を提供し、第2トランジスタに、第1制御電圧より高い第2制御電圧を提供することができる。
【0008】
本開示の例示的実施形態により、第1制御電圧及び第2制御電圧それぞれは、直流電圧でもある。
【0009】
本開示の例示的実施形態により、第1コントローラは、第1基準電圧に基づき、第1制御電圧を生成する第1増幅器、及び第2基準電圧に基づき、第2制御電圧を生成する第2増幅器を含むものでもある。
【0010】
本開示の例示的実施形態により、第1コントローラは、LEDアレイに連結された抵抗、及び該抵抗に直列連結された少なくとも1つのダイオードを含み、第1制御電圧は、少なくとも1つのダイオードにより、第2制御電圧から降下された電圧でもある。
【0011】
本開示の例示的実施形態により、LEDドライバは、半導体パッケージに含まれ、第1スイッチ回路は、半導体パッケージと共に、印刷回路基板に実装されうる。
【0012】
本開示の例示的実施形態により、LED駆動装置は、複数の第3ノードを介し、LEDアレイに連結される第2スイッチ回路をさらに含み、該第2スイッチ回路は、複数の第1ノードのうち1つである第2共通ノードに共通して連結され、複数の第3ノードにそれぞれ連結された、複数の第2スイッチ、及び複数の第2スイッチが順次にオンになり、順次にオフになるように、複数の第2スイッチを制御する第2コントローラを含むものでもある。
【発明の効果】
【0013】
本開示の例示的実施形態によるLED駆動装置及び照明機器によれば、交流電圧からLEDを駆動するのに使用される電力の損失が最小化され、それにより、高い効率の照明機器が達成されうる。
また、本開示の例示的実施形態によるLED駆動装置及び照明機器によれば、交流電圧のピークが変動されても、最大限のLEDが駆動され、それにより、高い電力効率が維持されうる。
【0014】
また、本開示の例示的実施形態によるLED駆動装置及び照明機器によれば、さらなる電力効率を提供するスイッチ回路が、容易に追加されたり除去されたりし、それにより、多様な要件に対応する照明機器の生産が容易に可能となる。
本開示の例示的実施形態において得ることができる効果は、以上で言及された効果に制限されるものではなく、言及されていない他の効果は、以下の記載から、本開示の例示的実施形態が属する技術分野において当業者に、明確に導き出されて理解されうるであろう。すなわち、本開示の例示的実施形態の実施による意図されていない効果も、本開示の例示的実施形態から、当該技術分野の当業者により、導き出されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本開示の例示的実施形態による照明機器を示すブロック図である。
【
図2】本開示の例示的実施形態による照明機器を示す回路図である。
【
図3A】本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。
【
図3B】本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。
【
図4】本開示の例示的実施形態による照明機器を示す回路図である。
【
図5A】本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。
【
図5B】本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。
【
図6】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路を示すブロック図である。
【
図7A】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。
【
図7B】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。
【
図7C】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。
【
図7D】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。
【
図7E】本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。
【
図8】本開示の例示的実施形態による照明機器を示すブロック図である。
【
図9】本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明の実施形態は、当業界において当業者に、本発明についてさらに完全に説明するために提供されるものである。本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示し、詳細に説明する。しかしながら、それらは、本発明を特定の開示形態について限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含むと理解されなければならない。各図面について説明しながら、類似した参照符号を、類似した構成要素に使用する。添付図面において、構造物の寸法は、本発明の明確性を期するために、実際より拡大されたり縮小されたりして図示されている。
【0017】
本出願で使用された用語は、単に特定実施形態についても説明に使用されたものであり、本発明を限定する意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、[含む]または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部分品、またはそれらの組み合わせが存在するということを指定するものであり、1またはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部分品、またはそれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0018】
取り立てて定義正義されない限り、技術的であったり科学的であったりする用語を含め、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野で当業者により、一般的に理解されるところと同一意味を有する。一般的に使用される事前に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本出願で明白に定義されない限り、理想的であったり、過度に形式的であったりする意味に解釈されるものではない。
【0019】
図1は、本開示の例示的実施形態による照明機器10を示すブロック図である。具体的には、
図1のブロック図は、照明機器10に電力を提供する交流電圧源を、照明機器10と共に図示する。照明機器10は、交流電圧V
ACから提供された電力に基づき、光を放出することができる。一部実施形態において、照明機器10は、非制限的な例示として、室内照明、室外照明、携帯照明、車両照明などのためのランプに含まれるものでもある。一部実施形態において、照明機器10は、独立して流通される単位として、ランプから除去可能な構造を有することもできる。
【0020】
図1を参照すれば、照明機器10は、整流器11、LED(light emitting diode)アレイ12、LEDドライバ13及びスイッチ回路14を含むものでもある。一部実施形態において、照明機器10に含まれた2以上の構成要素が、1つの半導体パッケージに含まれるものでもある。例えば、整流器11、LEDドライバ13及びスイッチ回路14は、少なくとも1つの半導体パッケージに含まれるものでもある。一部実施形態において、照明機器10は、印刷回路基板(POCB:printed circuit board)を含み、少なくとも1つの半導体パッケージが印刷回路基板に実装されうる。
【0021】
整流器11は、正弦波のような交流電圧VACを整流することによって整流された電圧VRECを生成することができる。例えば、整流器11は、交流電圧VACを全波(full-wave)整流することができ、整流された電圧VRECをLEDアレイ12に提供することができる。本明細書において、整流器11は、全波整流器と仮定することができるが、本開示の例示的実施形態は、それに制限されるものではない点が留意される。
【0022】
LEDアレイ12は、少なくとも1つのLEDを含むものでもある。例えば、LEDアレイ12は、単一LED、または直列連結された2以上のLEDによって構成された少なくとも1つのLEDストリングを含むものでもある。LEDアレイ12は、一部実施形態において、実質的に同一色温度を有する複数のLEDを含み、一部実施形態において、2以上の異なる色温度をそれぞれ有する複数のLEDを含むものでもある。LEDアレイ12に含まれたLEDストリングそれぞれは、LED駆動電流ILEDの少なくとも一部を受信することができ、自体を通過するする電流の大きさにより、決められた強度で光を放出することができる。
【0023】
LEDドライバ13は、LEDアレイ12から、LED駆動電流I
LEDを引き出す(drain)ことができる。例えば、
図1に図示されているように、LEDドライバ13は、複数の第1ノードN10を介し、LED駆動電流I
LEDを引き出すことができ、それにより、整流器11からLEDアレイ12に、LED駆動電流I
LEDが流れることができる。
図3Aなどを参照して後述されるように、LEDドライバ13は、LED駆動電流I
LEDを複数の第1ノードN10を介し、順次にLEDアレイ12から引き出すことができ、LED駆動電流I
LEDは、整流された電圧V
RECに追従する大きさを有することができる。
【0024】
スイッチ回路14は、LEDアレイ12とLEDドライバ13との間に連結されうる。例えば、
図1に図示されているように、スイッチ回路14は、複数の第1ノードN10のうち一つ(本明細書において、第1共通ノードとしても称される)を介し、LEDドライバ13と連結され、複数の第2ノードN20を介し、LEDアレイ12と連結されうる。
図4などを参照して後述されるように、LEDドライバ13と連結された第1ノード(すなわち、第1共通ノード)を介して出力されるLED駆動電流I
LEDは、スイッチ回路14により、複数の第2ノードN20のうち少なくとも一つを介し、LEDアレイ12からも引き出される。それにより、照明機器10は、
図5Aを参照して後述されるように、高い電力効率を有するだけではなく、
図5Bを参照して後述されるように、交流電圧V
ACのピークが変動されても、高い電力効率を維持することができる。
【0025】
一部実施形態において、スイッチ回路14は、LEDドライバ13に独立して具現されうる。例えば、LEDドライバ13は、半導体パッケージに含まれ、スイッチ回路14は、別途の半導体パッケージ、または2以上の半導体パッケージによって具現され、印刷回路基板上に、LEDドライバ13の半導体パッケージと共に実装されうる。それにより、スイッチ回路14は、LEDアレイ12及びLEDドライバ13を含む照明機器10に容易に追加されたり除去されたりし、照明機器10の多様な要件(例えば、電力効率、コスト、体積など)により、スイッチ回路14を選択的に含むものでもある。結果として、多様な種類の照明機器の生産が容易に可能となる。本明細書において、LEDアレイ12を駆動するための構成要素、すなわち、整流器11、LEDドライバ13及びスイッチ回路14は、LED駆動装置と総括的に称されうる。
【0026】
図2は、本開示の例示的実施形態による照明機器20を示す回路図であり、
図3A及び
図3Bは、本開示の例示的実施形態による照明機器20の動作例示を示すタイミング図である。具体的には、
図2の回路図は、1のスイッチ回路14が省略された照明機器20を示す。
【0027】
図2を参照すれば、照明機器20は、整流器21、LEDアレイ22及びLEDドライバ23を含むものでもある。整流器21は、交流電圧V
ACから整流された電圧V
RECを生成することができる。LEDアレイ22は、整流された電圧V
RECを受信することができ、相互直列連結された第1LEDストリングS1ないし第4LEDストリングS4を含むものでもある。LEDドライバ23は、第1LEDストリングS1ないし第4LEDストリングS4にそれぞれ対応する4個の第1ノードN11ないしN14を介し、LEDアレイ22と連結され、LED駆動電流I
LEDを引き出すことができる。そのために、LEDドライバ23は、4個の第1ノードN11ないしN14にそれぞれ連結された第1電流源CS21ないし第4電流源CS24を含み、第1電流源CS21ないし第4電流源CS24は、イネーブル状態において、第1電流I
1ないし第4電流I
4をそれぞれ生成することができる。一部実施形態において、後述されるように、第1電流I
1ないし第4電流I
4は、順次に増大するか、あるいは同じ大きさを有することができる(I
1≦I
2≦I
3≦I
4)。
【0028】
第1電流源CS21ないし第4電流源CS24は、4個の第1ノードN11ないしN14の電圧により、相互排他的にそれぞれイネーブルされうる。例えば、整流された電圧VRECが増大することにより、第1電流源CS21ないし第4電流源CS24が順次にイネーブルされ、他の電流源がイネーブルされれば、既存にイネーブルされていた電流源は、ディセーブルされうる。一部実施形態において、LEDドライバ23は、前述のところにより、第1電流源CS21ないし第4電流源CS24を制御する制御回路を含むものでもある。
【0029】
以下において、4個のLEDストリングを含むLEDアレイ、及び4個の第1ノードを介し、LEDアレイからLED駆動電流I
LEDを引き出すLEDドライバについて、主に説明されるが、本開示の例示的実施形態は、それらに制限されるものではない点が留意される。例えば、LEDアレイ22は、
図2に図示されているところと異なる個数のLEDストリングを含み、LEDドライバ23は、LEDストリングに対応する個数のノードを介し、LEDアレイ22に連結されうる。また、一部実施形態において、LEDストリングは、
図2に図示されているところと異なる個数の相互直列連結されたLEDを含むものでもある。一部実施形態において、
図2に図示された1つのLEDは、相互並列連結された2以上のLEDを含むものでもある。
図3A及び
図3Bにおいて、LED電圧V
LEDは、LED駆動電流I
LEDが通過するするLEDにかかる電圧に対応しうる。
【0030】
図3Aを参照すれば、第1ピークPK1を有する整流された電圧V
RECがLEDアレイ22に提供され、第1ピークPK1は、後述される
図3Bの第2ピークPK2よりも大きくなる(PK1>PK2)。時間t11ないし時間t12の区間、及び時間t17ないし時間t18の区間において、第1電流源CS21だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第1電流I
1と一致し、それにより、
図3Aに図示されているように、第1LEDストリングS1が光を放出することができる。時間t12ないし時間t13の区間、及び時間t16ないし時間t17の区間において、第2電流源CS22だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第2電流I
2と一致し、それにより、
図3Aに図示されているように、第1LEDストリングS1及び第2LEDストリングS2が光を放出することができる。時間t13ないしt14の区間、及び時間t15ないしt16の区間において、第3電流源CS23だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第3電流I
3と一致し、それにより、
図3Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3が光を放出することができる。時間t14ないし時間t15の区間において、第4電流源CS24だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第4電流I
4と一致し、それにより、
図3Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第4LEDストリングS4が光を放出することができる。
【0031】
図3Aで整流された電圧V
RECとLED電圧V
LEDとの間ハッチングされた領域は、電力損失に対応し、ハッチングされた領域の面積が縮小されるほど、電力効率が上昇しうる。
図3Aに図示されているように、整流された電圧V
RECの絶対傾きが相対的に緩やかな区間、すなわち、時間t13ないし時間t14の区間、及び時間t15ないしt16の区間において、相対的に多くの電力損失が生じうる。以下において、
図4及び
図5Aを参照して後述されるように、
図1のスイッチ回路14は、時間t13ないし時間t14の区間、及び時間t15ないしt16の区間において生じる電力損失を減らすことができ、それにより、高い電力効率を可能にする。
【0032】
図3Bを参照すれば、
図3Aの第1ピークPK1より小さい第2ピークPK2を有する整流された電圧V
RECがLEDアレイ22に提供されうる(PK2<PK1)。多様な要因に起因し、照明機器20に供給される交流電圧V
ACの大きさ(例えば、ピーク)が変動され、それにより、LEDアレイ22に提供される整流された電圧V
RECの大きさも変動しうる。時間t21ないし時間t22の区間、及び時間t25ないし時間t26の区間において、第1電流源CS21だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第1電流I
1と一致し、それにより、
図3Bに図示されているように、第1LEDストリングS1が光を放出することができる。時間t22ないし時間t23の区間、及び時間t24ないし時間t25の区間において、第2電流源CS22だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第2電流I
2と一致し、それにより、
図3Bに図示されているように、第1LEDストリングS1及び第2LEDストリングS2が光を放出することができる。時間t23ないしt24の区間において、第3電流源CS23だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第3電流I
3と一致し、それにより、
図3Bに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3が光を放出することができる。
【0033】
図3Bで整流された電圧V
RECとLED電圧V
LEDとの間ハッチングされた領域は、電力損失に対応し、ハッチングされた領域の面積が縮小されるほど、電力効率が上昇しうる。
図3Aの例示と異なり、
図3Bにおいて、第4電流源CS24は、イネーブルされず、それにより、第4LEDストリングS4は、光を放出しないのである。また、
図3Bに図示されているように、時間t23ないし時間t24の区間において、電力損失が増大し、それにより、
図3Aの例示より低い電力効率が生じうる。以下において、
図4及び
図5Bを参照して後述されるように、
図1のスイッチ回路14は、時間t23ないしt24の区間において生じる電力損失を減らすことができ、それにより、整流された電圧V
RECの大きさが低減される状況においても、 高い電力効率を可能にすることができる。
【0034】
図4は、本開示の例示的実施形態による照明機器40を示す回路図であり、
図5A及び
図5Bは、本開示の例示的実施形態による照明機器40の動作例示を示すタイミング図である。具体的には、
図4の回路図は、スイッチ回路44を含む照明機器40を示す。以下において、
図4、
図5A及び
図5Bに係わる説明において、
図2、
図3A及び
図3Bを参照して説明された内容と重複される内容は、省略される。
【0035】
図4を参照すれば、照明機器40は、整流器41、LEDアレイ42、LEDドライバ43及びスイッチ回路44を含むものでもある。スイッチ回路44は、4個の第1ノードN11ないしN14のうち、第1ノード(すなわち、第1共通ノード)N14に連結され、4個の第2ノードN21ないしN24を介し、LEDアレイ42に連結されうる。例えば、
図4に図示されているように、スイッチ回路44は、第1LEDストリングS1ないし第4LEDストリングS4のうち、LED駆動電流I
LEDが最も後に通過するする第4LEDストリングS4と、4個の第2ノードN21ないしN24を介して連結され、第4LEDストリングS4は、相互直列連結された第1LED D41ないし第4LED D44を含むものでもある。
図2を参照して説明したように、一部実施形態において、第4LEDストリングS4は、
図4に図示されているところと異なる個数の相互直列連結されたLEDを含み、スイッチ回路44は、
図4に図示されているところと異なる個数の第2ノードを介し、第4LEDストリングS4に連結されうる。
図5A及び
図5Bにおいて、LED電圧V
LEDは、LED駆動電流I
LEDが通過するするLEDにかかる電圧に対応しうる。
【0036】
図5Aを参照すれば、第1ピークPK1を有する整流された電圧V
RECが、LEDアレイ42に提供されうる。時間t31ないし時間t32の区間、及び時間t43ないし時間t44の区間において、第1電流源CS41だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第1電流I
1と一致し、それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1が光を放出することができる。時間t32ないし時間t33の区間、及び時間t42ないし時間t43の区間において、第2電流源CS42だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第2電流I
2と一致し、それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1及び第2LEDストリングS2が光を放出することができる。時間t33ないしt34の区間、及び時間t41ないしt42の区間において、第3電流源CS43だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第3電流I
3と一致し、それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3が光を放出することができる。
【0037】
時間t34ないし時間t41の区間において、第4電流源CS44だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第4電流I
4と一致することができる。具体的には、時間t34ないし時間t35、及び時間t40ないしt41の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流I
LED(すなわち、第4電流I
4)が、4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第1LED D41のカソード(cathode)が連結された第2ノードN21を介して流れるようにする。それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、及び第1LED D41が光を放出することができる。時間t35ないし時間t36、及び時間t39ないし時間t40の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流ILEDが、4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第2LED D42のカソードが連結された第2ノードN22を介して流れるようにする。それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、第1LED D41及び第2LED D42が光を放出することができる。時間t36ないし時間t37、及び時間t38ないし時間t39の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流I
LEDが、4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第3LED D43のカソードが連結された第2ノードN23を介して流れるようにする。それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、第1LED D41ないし第3LED D43が光を放出することができる。時間t37ないし時間t38の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流I
LEDが、4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第4ダイオードN44のカソードが連結された第2ノードN24を介して流れるようにする。それにより、
図5Aに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、第1LED D41ないし第4LED D44(すなわち、第4LEDストリングS4が光を放出することができる。
【0038】
図5Aで整流された電圧V
RECとLED電圧V
LEDとの間のハッチングされた領域は、電力損失に対応し、ハッチングされた領域の面積が縮小されるほど、電力効率が上昇しうる。
図3Aにおいて、第3LEDストリングS3が光を放出する区間(すなわち、時間t13ないし時間t16の区間)より、
図5Aにおいて、第3LEDストリングS3が光を放出する区間(すなわち、時間t33ないし時間t42の区間)において、電力損失が顕著に低減され、それにより、電力効率が上昇しうる。
【0039】
図5Bを参照すれば、第2ピークPK2を有する整流された電圧V
RECが、LEDアレイ42に提供されうる。時間t51ないし時間t52の区間、及び時間t59ないし時間t60の区間において、第1電流源CS41だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第1電流I
1と一致し、それにより、
図5Bに図示されているように、第1LEDストリングS1が光を放出することができる。時間t52ないし時間t53の区間、及び時間t58ないし時間t59の区間において、第2電流源CS42だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第2電流I
2と一致し、それにより、
図5Bに図示されているように、第1LEDストリングS1及び第2LEDストリングS2が光を放出することができる。時間t53ないしt54の区間、及び時間t57ないしt58の区間において、第3電流源CS43だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第3電流I
3と一致し、それにより、
図5Bに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3が光を放出することができる。
【0040】
時間t54ないし時間t57の区間において、第4電流源CS44だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第4電流I
4と一致することができる。具体的には、時間t54ないし時間t55、及び時間t56ないしt57の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流I
LED(すなわち、第4電流I
4)が4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第1LED D41のカソードが連結された第2ノードN21を介して流れるようにする。それにより、
図5Bに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、及び第1LED D41が光を放出することができる。時間t55ないし時間t56の区間において、スイッチ回路44は、LED駆動電流I
LEDが、4個の第2ノードN21ないしN24のうち、第2LED D42のカソードが連結された第2ノードN22を介して流れるようにする。それにより、
図5Bに図示されているように、第1LEDストリングS1ないし第3LEDストリングS3、第1LED D41、及び第2LED D42が光を放出することができる。
【0041】
図5Bで整流された電圧V
RECとLED電圧V
LEDとの間のハッチングされた領域は、電力損失に対応し、ハッチングされた領域の面積が縮小されるほど、電力効率が上昇しうる。
図3Bにおいて、第3LEDストリングS3が光を放出する区間(すなわち、時間t23ないし時間t24区間)より、
図5Bにおいて、第3LEDストリングS3が光を放出する区間(すなわち、時間t53ないし時間t58)において、電力損失が顕著に低減され、それにより、減衰された大きさの整流された電圧V
RECにもかかわらず、電力効率が維持されるか、あるいは増大されうる。
【0042】
図6は、本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路60を示すブロック図である。具体的には、
図6のブロック図は、
図4のスイッチ回路44の例示を示す。
図6に図示されているように、スイッチ回路60は、コントローラ61、及び複数のスイッチ62を含むものでもある。以下において、
図6は、
図4を参照して説明される。
【0043】
複数のスイッチ62は、1つの第1ノードに共通して連結され、複数の第2ノードにそれぞれ連結されうる。例えば、
図6に図示されているように、複数のスイッチ62は、第1ノードN14に連結され、4個の第2ノードN21ないしN24にそれぞれ連結された第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4を含むものでもある。第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4それぞれは、オン(on)(または、ターンオン)状態において、両端を電気的に接続(connection)することができ、オフ(off)(または、ターンオフ)状態において、両端を電気的に断線(disconnection)することができる。一部実施形態において、
図7Aないし
図7Eを参照して後述されるように、第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4それぞれは、少なくとも1つのトランジスタを含むものでもある。
図5Bを参照して説明したように、整流された電圧V
REC(または、交流電圧V
AC)のピークが基準値未満である場合、第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4のうち、第4スイッチSW4を含む少なくとも1つのスイッチが常時オフにもなる。
【0044】
コントローラ61は、複数のスイッチ62を制御するための複数の制御信号を生成することができる。
図5A及び
図5Bを参照して説明したように、第1ノードN14に連結された第4電流源CS44がイネーブルされる区間において、LED駆動電流I
LED(すなわち、第4電流I
4)は、整流された電圧V
RECの大きさにより、4個の第2ノードN21ないしN24を介し、順次に流れることができる。そのために、コントローラ61は、第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4が適切なタイミングにオンになり、オフになるように、第1制御信号CTR1ないし第4制御信号CTR4を生成することができる。一部実施形態において、
図7D及び
図7Eを参照して後述されるように、
図6に図示されているところと異なり、第1スイッチSW1ないし第4スイッチSW4は、カスケードされ(cascade)、コントローラ61は、1つの制御信号を生成することもできる。コントローラ61の例示が、
図7Aないし
図7Eを参照して後述される。
【0045】
図7Aないし
図7Eは、本開示の例示的実施形態によるスイッチ回路の例示を示す回路図である。具体的には、
図7Aないし
図7Eの回路図は、
図4のスイッチ回路44の例示を示す。以下において、
図7Aないし
図7Eは、
図4を参照して説明され、
図7Aないし
図7Eに係わる説明において、相互重複される内容は、省略される。
【0046】
図7Aを参照すれば、スイッチ回路70aは、コントローラ71a、及び複数のスイッチ72aを含むものでもある。複数のスイッチ72aは、第1ノードN14に共通して連結され、4個の第2ノードN21ないしN24にそれぞれ連結された第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4を含むものでもある。たとえ
図7Aにおいて、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4が、NFET(n-channel field effect transistor)であるように図示されているにしても、本開示の例示的実施形態は、それに制限されるものではなく、複数のスイッチ72aは、任意類型のトランジスタを含むものでもある。例えば、複数のスイッチ72aは、接合型(bipolar junction)トランジスタを含むものでもある。一部実施形態において、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、同一構造を有することができる。一部実施形態において、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、異なる構造を有することができる。例えば、第1トランジスタM1は、第2トランジスタM2ないし第4トランジスタM4より小サイズを有することができる。
【0047】
コントローラ71aは、第1電圧源VS1ないし第4電圧源VS4を含み、
図6の第1制御信号CTR1ないし第4制御信号CTR4にそれぞれ対応する第1制御電圧V
CTR1ないし第4制御電圧V
CTR4を生成することができる。第1電圧源VS1ないし第4電圧源VS4それぞれは、正の直流電圧を生成する任意の構造を有することができる。それにより、第1制御電圧V
CTR1ないし第4制御電圧V
CTR4は、順次に増大し(V
CTR1<V
CTR2<V
CTR3<V
CTR4)、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4の制御電極(または、ゲート)にそれぞれ提供されうる。
【0048】
下記の[数式1]が充足される場合、第1トランジスタM1がターンオンされ、LED駆動電流ILEDが、第1トランジスタM1を介して流れることができる。
【0049】
【0050】
[数式1]において、V
N13は、
図4の第1ノードN13の電圧であり、V
D41は、第1LED D41のフォワード電圧であり、V
THは、第1トランジスタM1の閾値電圧である。
整流された電圧V
RECが増大することにより、下記の[数式2]が充足される場合、第2トランジスタM2がターンオンされ、LED駆動電流I
LEDが、第2トランジスタM2を介して流れることができる。
【0051】
【0052】
[数式2]において、VD42は、第2LED D42のフォワード電圧である。このとき、第1トランジスタM1も、ターンオンされうるが、第1トランジスタM1のゲート・ソース電圧VGS1は、第2トランジスタM2のゲート・ソース電圧VGS2よりも小さく(VGS1<VGS2)、それにより、LED駆動電流ILEDのほとんどは、第2トランジスタM2を介して流れることができる。
【0053】
整流された電圧VRECが増大することにより、下記の[数式3]が充足される場合、第3トランジスタM3がターンオンされ、LED駆動電流ILEDが、第3トランジスタM3を介して流れることができる。
【0054】
【0055】
[数式3]において、VD43は、第3LED D43のフォワード電圧である。このとき、第1トランジスタM1及び第2トランジスタM2も、ターンオンされうるが、第1トランジスタM1及び第2トランジスタM2のゲート・ソース電圧VGS1、VGS2は、第3トランジスタM3のゲート・ソース電圧VGS3よりも小さく(VGS1<VGS2<VGS3)、それにより、LED駆動電流ILEDのほとんどは、第3トランジスタM3を介して流れることができる。
【0056】
整流された電圧VRECが増大することにより、下記の[数式4]が充足される場合、第4トランジスタM4がターンオンされ、LED駆動電流ILEDが、第4トランジスタM4を介して流れることができる。
【0057】
【0058】
[数式4]において、VD44は、第4LED D44のフォワード電圧である。このとき、第1トランジスタM1ないし第3トランジスタM3も、ターンオンされうるが、第1トランジスタM1ないし第3トランジスタM3のゲート・ソース電圧VGS1、VGS2、VGS3は、第4トランジスタM4のゲート・ソース電圧VGS4よりも小さく(VGS1<VGS2<VGS3<VGS4)、それにより、LED駆動電流ILEDのほとんどは、第4トランジスタM4を介して流れることができる。
【0059】
図7Bを参照すれば、スイッチ回路70bは、コントローラ71b、及び複数のスイッチ72bを含むものでもある。複数のスイッチ72bは、第1ノードN14に共通して連結され、4個の第2ノードN21ないしN24にそれぞれ連結された第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4を含むものでもある。
【0060】
コントローラ71bは、
図7Aのコントローラ71aと類似して、第1電圧源VS1ないし第4電圧源VS4を含み、第1増幅器A1ないし第4増幅器A4をさらに含むものでもある。第1増幅器A1ないし第4増幅器A4は、演算(operational)増幅器でもあり、第1電圧源VS1ないし第4電圧源VS4にそれぞれ連結された非反転(non-inverting)入力をそれぞれ含み、第1ノードN14に連結された反転(inverting)入力をそれぞれ含むものでもある。それにより、
図7Aのコントローラ71aと比較するとき、
図7Bのコントローラ71bは、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4をさらに敏感に制御することができ、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、さらに確実にターンオンされたりターンオフされたりもする。
【0061】
図7Cを参照すれば、スイッチ回路70cは、コントローラ71c、及び複数のスイッチ72cを含むものでもある。複数のスイッチ72cは、第1ノードN14に共通して連結され、4個の第2ノードN21ないしN24にそれぞれ連結された第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4を含むものでもある。
【0062】
コントローラ71cは、抵抗R、第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3、及びツェナー(Zener)ダイオードDZを含むものでもある。
図7Cに図示されているように、抵抗Rは、第1ノードN13に連結され、第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3は、抵抗RとツェナーダイオードDZとの間で相互直列連結されうる。一部実施形態において、
図7Cの図示にもかかわらず、第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3それぞれは、相互に直列連結及び/または並列連結された2以上のダイオードを含み、ツェナーダイオードDZも、相互に直列連結及び/または並列連結された2以上のツェナーダイオードを含むものでもある。該ダイオード及び該ツェナーダイオードの個数及び配置は、要求される第1制御電圧V
CTR1ないし第4制御電圧V
CTR4に基づいても決定される。
【0063】
整流された電圧V
RECが増大することにより、第1ノードN13の電圧が増大し、それにより、順次に増大する第1制御電圧V
CTR1ないし第4制御電圧V
CTR4が生成されうる。抵抗Rにより、ツェナーダイオードDZ、及び第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3を駆動するための電流が調節されうる。一部実施形態において、
図7Cに図示されているところと異なり、抵抗Rは、
図4の第1ノードN12、または第3LEDストリングS3の内部ノードのように、第1ノードN13より高い電圧を提供するノードにも連結される。
【0064】
図7Dを参照すれば、スイッチ回路70dは、コントローラ71d、及び複数のスイッチ72dを含むものでもある。複数のスイッチ72dは、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4、及び第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3を含むものでもある。
図7Dに図示されているように、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、4個の第2ノードN21ないしN24にそれぞれ連結され、第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3は、第1トランジスタM1ないし第3トランジスタM3にそれぞれ連結されうる。例えば、第3ダイオードD3は、第3トランジスタM3のソースに連結されたアノード(anode)、及び第4トランジスタM4のソースに連結されたカソードを有することができる。
【0065】
図6を参照して説明したように、複数のスイッチ72dは、カスケードされた第1スイッチないし第4スイッチを含むものでもある。例えば、第1トランジスタM1及び第1ダイオードD1が第1スイッチに対応し、第2トランジスタM2及び第2ダイオードD2が第2スイッチに対応し、第3トランジスタM3及び第3ダイオードD3が第3スイッチに対応し、第4トランジスタM4が第4スイッチに対応しうる。それにより、
図7Dに図示されているように、カスケードされた第1スイッチないし第4スイッチは、1つの制御信号、すなわち、制御電圧V
CTRによって制御されうる。
【0066】
コントローラ71dは、抵抗R及びツェナーダイオードDZを含むものでもある。
図7Dに図示されているように、抵抗Rは、第1ノードN13に連結され、制御電圧V
CTRは、抵抗R及びツェナーダイオードDZが連結されたノードの電圧に対応しうる。それにより、制御電圧V
CTRは、ツェナーダイオードDZの逆方向(backward)電圧に対応し、一定サイズを有することができる。一部実施形態において、
図7Dに図示されているところと異なり、適切な大きさの制御電圧V
CTRのために、ツェナーダイオードDZは、相互に直列連結及び/または並列連結された2以上のツェナーダイオードを含むものでもある。
【0067】
第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、一定制御電圧V
CTRをゲート電圧として共通に受信することができる一方、第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3によって順次に増大するゲート・ソース電圧をそれぞれ有することができる。それにより、
図7Aを参照して説明したように、整流された電圧V
RECが漸進的に増大する場合、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4が、順次に相互排他的にターンオンされ、その後、整流された電圧V
RECが漸進的に低減される場合、第4トランジスタM4ないし第1トランジスタM1が順次に相互排他的にターンオンされうる。
【0068】
図7Eを参照すれば、スイッチ回路70eは、コントローラ71e、及び複数のスイッチ72eを含むものでもある。複数のスイッチ72eは、
図7Dの複数のスイッチ72dと類似して、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4、及び第1ダイオードD1ないし第3ダイオードD3を含むものでもある。
【0069】
コントローラ71eは、
図7Dのコントローラ71dと類似して、抵抗R及びツェナーダイオードDZを含み、増幅器Aをさらに含むものでもある。増幅器Aは、演算増幅器でもあり、抵抗R及びツェナーダイオードDZに連結された非反転入力、及び第1ノードN14に連結された反転入力を含むものでもある。本明細書において、抵抗R及びツェナーダイオードDZが連結されたノード、すなわち、増幅器Aの非反転入力の電圧は、基準電圧とも称される。
図7Dのコントローラ71dと比較するとき、
図7Eのコントローラ71eは、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4をさらに敏感に制御することができ、第1トランジスタM1ないし第4トランジスタM4は、さらに確実にターンオンされたりターンオフされたりもする。
【0070】
図8は、本開示の例示的実施形態による照明機器80を示すブロック図である。具体的には、
図8のブロック図は、複数のスイッチ回路を含む照明機器80を示す。以下において、
図8に係わる説明において、
図4に係わる説明と重複される内容は、省略される。
【0071】
図8を参照すれば、照明機器80は、
図4の照明機器40と類似して、整流器81、LEDアレイ82、LEDドライバ83及び第1スイッチ回路84を含み、第2スイッチ回路85をさらに含むものでもある。LEDドライバ83は、4個の第1ノードN11ないしN14を介し、LEDアレイ82から、LED駆動電流I
LEDを引き出すことができる。第1スイッチ回路84は、4個の第1ノードN11ないしN14のうち、第1ノードN14(すなわち、第1共通ノード)に連結され、4個の第2ノードN21ないしN24を介し、LEDアレイ82に連結されうる。図面を参照して説明したように、第1スイッチ回路84は、電力損失を減らすことにより、電力効率を上昇させることができ、交流電圧V
ACの大きさが変動しても、電力効率を維持するか、あるいは増大させることができる。
【0072】
照明機器80は、電力損失をさらに低減させるために、第2スイッチ回路85をさらに含むものでもある。第2スイッチ回路85は、4個の第1ノードN11ないしN14のうち、第1ノードN13(本明細書において、第2共通ノードとも称される)に連結され、4個の第3ノードN31ないしN34を介し、LEDアレイ82に連結されうる。第2スイッチ回路85は、第1スイッチ回路84と同一構造を有することができ、それにより、第1ノードN13を介して引き出されるLED駆動電流I
LEDが4個の第3ノードN31ないしN34のうち一つを介して流れるようにする。一部実施形態において、照明機器80は、第1スイッチ回路84及び第2スイッチ回路85と類似して、LEDドライバ83とLEDアレイ82との間に連結された少なくとも1つのさらなるスイッチ回路をさらに含むものでもある。第2スイッチ回路85により、電力効率が上昇する動作の例示が、
図9を参照して後述される。
【0073】
図9は、本開示の例示的実施形態による照明機器の動作例示を示すタイミング図である。具体的には、
図9のタイミング図は、
図8の照明機器80の動作例示を示す。以下において、
図9は、
図8を参照して説明される。
図9において、LED電圧V
LEDは、LED駆動電流I
LEDが通過するするLEDにかかる電圧に対応しうる。
【0074】
図9を参照すれば、第1ピークPK1を有する整流された電圧V
RECが、LEDアレイ82に提供されうる。時間t71ないし時間t72の区間、及び時間t77ないし時間t78の区間において、第1電流源CS81だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第1電流I
1と一致し、それにより、
図9に図示されているように、第1LEDストリングS1が光を放出することができる。時間t72ないし時間t73の区間、及び時間t76ないし時間t77の区間において、第2電流源CS82だけがイネーブルされ、LED駆動電流I
LEDは、第2電流I
2と一致し、それにより、
図9に図示されているように、第1LEDストリングS1及び第2LEDストリングS2が光を放出することができる。
【0075】
時間t73ないし時間t74の区間において、第2スイッチ回路85により、第3LEDストリングS3の第1LED D31ないし第4LED D34に順次にLED駆動電流ILEDが通過するすることができる。また、時間t75ないし時間t76の区間において、第2スイッチ回路85により、第3LEDストリングS3の第4LED D34ないし第1LED D31に順次にLED駆動電流ILEDが遮断されうる。類似して、時間t74ないしt75の区間において、第1スイッチ回路84により、第4LEDストリングS4の第1LED D41ないし第4LED D44に順次にLED駆動電流ILEDが通過し、その後、第4LEDストリングS4の第4LED D44ないし第1LED D41に順次にLED駆動電流ILEDが遮断されうる。
【0076】
図5Aにおいて、第2LEDストリングS2が光を放出し始めた時間から、第4LEDストリングS4(すなわち、第1LED D41)が光を放出し始めた時間までの区間(すなわち、時間t32ないし時間t33の区間、及び時間t42ないし時間t43区間)における電力損失より、
図9において、第2LEDストリングS2が光を放出し始めた時間から、第4LEDストリングS4(すなわち、第1LED D41)が光を放出し始めた時間までの区間(すなわち、時間t72ないし時間t74の区間、及び時間t75ないし時間t77区間)において、電力損失が低減され、それにより、第2スイッチ回路85により、電力効率が上昇しうる。
【0077】
以上のように、図面と明細書とによって例示的な実施形態が開示された。本明細書において、特定の用語を使用し、本実施形態について説明されたが、それらは、単に本開示の技術的思想について説明するための目的で使用されたものであり、意味を限定したり、特許請求の範囲に記載された本開示の範囲を制限したりするために使用されたものではない。従って、本技術分野の当業者であるならば、それらから、多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、本開示の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるものである。
【符号の説明】
【0078】
10 照明機器
11 整流器
12 LEDアレイ
13 LEDドライバ
14 スイッチ回路
N10 第1ノード
N20 第2ノード
【手続補正書】
【提出日】2022-10-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのLED(light emitting diode)を含むLEDアレイを駆動するためのLED駆動装置であり、
交流電圧から整流された電圧を前記LEDアレイに提供するように構成された整流器と、
LED駆動電流を、複数の第1ノードを介し、順次に前記LEDアレイから引き出すように構成されたLEDドライバと、
複数の第2ノードを介し、前記LEDアレイに連結される第1スイッチ回路と、を含み、
前記LEDドライバは、前記複数の第1ノードにそれぞれ連結されイネーブル状態で前記LED駆動電流をそれぞれ生成するように構成された複数の電流源を含み、
前記複数の電流源は、相互排他的にそれぞれイネーブルされるように構成され、
前記第1スイッチ回路は、
前記複数の第2ノードそれぞれに連結された、複数の第1スイッチと、
前記LEDドライバが前記複数の第1ノードのうち1つである第1共通ノードを介して引き出す前記LED駆動電流が前記複数の第2ノードを介して順次に前記LEDアレイから引き出されるように、前記複数の第1スイッチを制御するように構成された第1コントローラと、を含み、
前記複数の第1スイッチそれぞれは、前記第1コントローラにより、オンになる場合、前記複数の第2ノードのうち、自体に連結された第2ノードから前記第1共通ノードに、前記LED駆動電流を通過させるように構成されたことを特徴とするLED駆動装置。
【請求項2】
前記LEDドライバは、前記第1共通ノードを介し、最大サイズの前記LED駆動電流を引き出すように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項3】
前記交流電圧のピークが基準値未満である場合、前記複数の第1スイッチのうち少なくとも一つは、常時オフになることを特徴とする請求項2に記載のLED駆動装置。
【請求項4】
前記複数の第1スイッチは、
前記複数の第2ノードのうち一つ、及び前記第1共通ノードに連結された第1トランジスタと、
前記複数の第2ノードのうち他の一つ、及び前記第1共通ノードに連結された第2トランジスタと、を含み、
前記LED駆動電流は、前記第2トランジスタがオンになる場合、前記少なくとも1つのLEDのうち、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタがそれぞれ連結された第2ノード間の少なくとも1つのLEDを通過し、
前記第1コントローラは、前記第1トランジスタに第1制御電圧を提供し、前記第2トランジスタに、前記第1制御電圧より高い第2制御電圧を提供するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項5】
前記第1制御電圧及び前記第2制御電圧それぞれは、直流電圧であることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。
【請求項6】
前記第1コントローラは、
第1基準電圧に基づき、前記第1制御電圧を生成するように構成された第1増幅器と、
第2基準電圧に基づき、前記第2制御電圧を生成するように構成された第2増幅器と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のLED駆動装置。
【請求項7】
前記第1コントローラは、
前記LEDアレイに連結された抵抗と、
前記抵抗に直列連結された少なくとも1つのダイオードと、を含み、
前記第1制御電圧は、前記少なくとも1つのダイオードにより、前記第2制御電圧から降下された電圧であることを特徴とする請求項4に記載のLED駆動装置。
【請求項8】
前記LEDドライバは、半導体パッケージに含まれ、
前記第1スイッチ回路は、前記半導体パッケージと共に、印刷回路基板に実装されることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項9】
複数の第3ノードを介し、前記LEDアレイに連結される第2スイッチ回路をさらに含み、
前記第2スイッチ回路は、
前記複数の第1ノードのうち1つである第2共通ノードに共通して連結され、前記複数の第3ノードにそれぞれ連結された複数の第2スイッチと、
前記複数の第2スイッチが順次にオンになり、順次にオフになるように、前記複数の第2スイッチを制御するように構成された第2コントローラと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項10】
前記第1コントローラは、制御電圧を生成するように構成され、
前記複数の第1スイッチは、
前記第1共通ノードに連結されたカソードを有するダイオードと、
前記制御電圧を受信するゲート、及び前記ダイオードのアノードに連結されたソースを含む第1トランジスタと、
前記制御電圧を受信するゲート、及び前記第1共通ノードに連結されたソースを含む第2トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動装置。
【請求項11】
前記第1コントローラは、基準電圧、及び前記第1共通ノードの電圧に基づき、前記制御電圧を生成するように構成された増幅器を含むことを特徴とする請求項10に記載のLED駆動装置。