(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041631
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】基板処理方法及び基板処理装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20230316BHJP
【FI】
H01L21/304 648K
H01L21/304 651B
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022135308
(22)【出願日】2022-08-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0121482
(32)【優先日】2021-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ジン ウ
(72)【発明者】
【氏名】チャ,ミョン ソク
【テーマコード(参考)】
5F157
【Fターム(参考)】
5F157AA73
5F157CB26
5F157CB32
5F157CC41
5F157CF04
5F157CF14
5F157CF42
5F157CF60
5F157CF74
5F157DB38
(57)【要約】 (修正有)
【課題】基板に流体を供給して基板を処理する装置及び方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置において、流体供給ユニット1000は、処理空間で供給タンク1200に貯槽された超臨界流体を供給する流体供給ライン1400、流体供給ラインに設置された複数の部品1620及び部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出部材を含む。検出部材は、複数の部品の一つである第1部品より上流で流体供給ラインに連結された上流検出ポート1682a、第1部品より下流で流体供給ラインに連結された下流検出ポート1682b及び上流検出ポートと下流検出ポートのうちで選択された検出ポートに結合可能になるように提供されて流体供給ラインから検出ポートを流れる流体から金属粒子を検出する検出器1684を具備する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
基板を処理する処理空間を有するチャンバと、そして
前記処理空間で処理流体を供給する流体供給ユニットを含むが、
前記流体供給ユニットは、
前記処理流体が貯蔵された供給タンクと、
前記供給タンクと前記チャンバを連結し、前記供給タンクから前記チャンバに前記処理流体を供給する流体供給ラインと、
前記流体供給ラインに設置された複数の部品と、そして
前記部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出部材を含み、
前記検出部材は、
前記複数の部品らのうちで一つである第1部品より上流で前記流体供給ラインに連結された上流検出ポートと、
前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに連結された下流検出ポートと、
前記上流検出ポートと前記下流検出ポートのうちで選択された検出ポートに結合可能になるように提供され、前記流体供給ラインから前記検出ポートを流れる流体から金属粒子を検出する検出器を具備する基板処理装置。
【請求項2】
前記複数の部品は前記第1部品より下流に配置された一つまたは複数の部品らのうちで前記第1部品に隣接した第2部品をさらに含み、
前記下流検出ポートは前記第1部品と前記第2部品との間で前記流体供給ラインに連結されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記複数の部品は前記第1部品より上流に配置された一つまたは複数の部品らのうちで前記第1部品に隣接した第2部品をさらに含み、
前記上流検出ポートは前記第1部品と前記第2部品との間で前記流体供給ラインに連結されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記第1部品と前記上流検出ポートとの間に、そして前記第1部品と前記下流検出ポートとの間に他の部品は提供されないことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記部品はバルブ、ポンプ、フィルター、またはオリフィスを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記部品で前記流体供給ラインを流れる通路に露出された面は金属を含むか、または前記部品で金属面が金属以外の材質でコーティングされる請求項1乃至請求項4のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記チャンバは高圧容器を含み、
前記流体は超臨界流体であることを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記検出器は前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートに脱着可能に提供され、
前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートはそれぞれ前記検出器が分離された状態でその末端を塞ぐ覆いを具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記流体供給ラインに設置されたそれぞれの部品に対して、前記上流検出ポートと前記下流検出ポートがそれぞれ提供されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項10】
基板を処理する装置において、
基板を処理する処理空間を有するチャンバと、そして
前記処理空間に超臨界流体を供給する流体供給ユニットを含むが、
前記流体供給ユニットは、
前記処理流体が貯蔵された供給タンクと、
前記供給タンクと前記チャンバを連結し、前記供給タンクから前記チャンバに前記処理流体を供給する流体供給ラインと、
前記流体供給ラインに設置され、金属を含む材質で提供される複数の部品と、そして
前記部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出部材を含み、
前記検出部材は、
前記複数の部品らのうちで一つである第1部品より上流で前記流体供給ラインに連結された上流検出ポートと、
前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに連結された下流検出ポートと、
前記上流検出ポートと前記下流検出ポートのうちで選択された検出ポートに結合可能になるように提供され、前記流体供給ラインから前記検出ポートを流れる流体から金属粒子を検出する検出器を具備し、
前記上流検出ポートと前記第1部品との間に、そして前記第1部品と前記下流検出ポートとの間に他の部品は設置されないことを特徴とする基板処理装置。
【請求項11】
前記部品はバルブ、ポンプ、フィルター、またはオリフィスを含むことを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置
【請求項12】
前記検出器は前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートに脱着可能に提供され、
前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートはそれぞれ前記検出器が分離された状態でその末端を塞ぐ覆いを具備することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の基板処理装置。
【請求項13】
基板を処理する方法において、
流体供給ラインを通じて基板が搬入された処理空間内に流体を供給して基板を処理する基板処理段階と、そして
前記流体供給ラインに設置された部品らのうちで金属を含む部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出段階を含むが、
前記検出段階は、
前記流体供給ラインに設置された部品らのうちで一つである第1部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第1部品検査段階を含み、
前記第1部品検査段階は、
前記第1部品より上流で前記流体供給ラインに設置された第1検出ポートと連結された検査機によって前記第1部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第1検出値を獲得する第1検出段階と、
前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第2検出ポートと連結された検査機によって前記第1部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第2検出値を獲得する第2検出段階と、そして
前記第1検出値と前記第2検出値から前記第1部品の不良如何を判定する第1判定段階を含むことを特徴とする基板処理方法。
【請求項14】
前記第1部品検査段階で前記第1部品が良品で判定されれば、前記複数の部品らのうちで前記第1部品とは異なる前記第2部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第2部品検査段階を含み、
前記第2部品検査段階は、
前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より上流で前記流体供給ラインに設置された第3検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する第3検出段階と、
前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第4検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第4検出値を獲得する第4検出段階と、そして
前記第3検出値と前記第4検出値から前記第2部品の不良如何を判定する第2判定段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
【請求項15】
前記第1部品検査段階で前記第1部品が良品で判定されれば、前記複数の部品らのうちで前記第1部品とは異なる前記第2部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第2部品検査段階を含み、
前記第2部品は前記第1部品より前記流体供給ラインで下流に配置され、
前記第1部品と前記第2部品との間に他の部品は提供されないし、
前記第2部品検査段階は、
前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第3検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する第3検出段階と、そして
前記第2検出値と前記第3検出値から前記第2部品の不良如何を判定する第2判定段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
【請求項16】
前記検査機は前記検出ポートらそれぞれに対して結合可能に提供され、
前記検出ポートらのうちで前記検査機が結合されない検出ポートらは覆いによってその末端が詰まったことを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
【請求項17】
前記流体供給ラインは供給タンクから流体を前記処理空間に供給し、
前記第1部品は前記金属を含む部品らのうちで前記供給タンクに最も隣接するように配置された部品であることを特徴とする請求項13乃至請求項16のうちで何れか一つに記載の基板処理方法。
【請求項18】
前記流体は超臨界流体であることを特徴とする請求項13乃至請求項16のうちで何れか一つに記載の基板処理方法。
【請求項19】
前記基板の処理は超臨界流体を利用して基板を乾燥する処理であることを特徴とする請求項18に記載の基板処理方法。
【請求項20】
前記基板処理段階以後に、前記基板上に金属粒子が残留するかの如何を検査する検査段階を含み、
前記検査段階で前記基板上に金属粒子が設定値以上に残留する場合、前記検出段階を遂行することを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理方法及び基板処理装置に関するものであり、より詳細には、基板に流体を供給して基板を処理する装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体工程は基板上に薄膜、異物、パーティクルなどを洗浄する工程を含む。これら工程はパターン面が上または下に向けるように基板をスピンヘッド上において、スピンヘッドを回転させた状態で基板上に処理液を供給し、以後ウエハーを乾燥することでなされる。
【0003】
一例によれば、基板に処理液を供給して基板を液処理する液処理チャンバと液処理後に超臨界状態の流体を利用して基板から処理液を除去する乾燥チャンバがそれぞれ提供され、液処理チャンバで処理の完了された基板は返送ロボットによって乾燥チャンバに搬入される。
【0004】
液処理チャンバは水に比べて表面張力が相対的に低いイソプロピルアルコール液を基板に供給して基板上の液体をイソプロピルアルコール液で切り替えて、基板はその表面にイソプロピルアルコール液が残留した状態で乾燥チャンバに返送される。乾燥チャンバには超臨界流体が供給されて基板上のイソプロピルアルコールを除去する。超臨界流体としては比較的低い温度で超臨界状態で維持され、また基板上に残留するイソプロピルアルコールをよく溶解する二酸化炭素が主に使用される。
【0005】
図1は、乾燥チャンバ900で超臨界流体を供給する一般な構造の供給ユニット800を概略的に見せてくれる。
【0006】
供給ユニット800は超臨界流体が貯蔵された供給タンク820、供給タンク820と乾燥チャンバ900を連結する流体供給ライン(fluid supply line)840、そして、流体供給ライン840上に設置された複数の部品ら860を含む。部品860はバルブ862、オリフィス864、ヒーター866、またはフィルター868などであることができる。
【0007】
一般にケミカルのような薬液を供給する流体供給ラインに設置される部品らは耐化学性が強い材質で製造される。これに反して、超臨界流体を供給する流体供給ライン840に設置される部品ら860は高圧によく耐えるように金属を含む材質でなされる。工程進行時これら部品ら860から発生した金属粒子らが超臨界流体と共に基板に供給されれば、超臨界処理された基板に金属粒子らが残留し、これにより基板に欠陷(defect)が発生される。この場合、流体供給ライン840に設置された部品ら860のうちで金属粒子を放出した部品860を交替しなければならないが、複数の部品らのうちである部品で金属粒子が放出されたか発見が難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】日本特許公開第 1993-264430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、流体供給ラインを通じて基板に供給された超臨界流体に金属粒子が含有される場合、流体供給ラインに設置された多様な部品らのうちで金属粒子を放出した部品を容易に捜すことができる基板処理装置及び方法を提供することを一目的とする。
【0010】
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から当業者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。
【0012】
一実施例によれば、前記基板処理装置は基板を処理する処理空間を有するチャンバと前記処理空間に処理流体を供給する流体供給ユニットを含む。前記流体供給ユニットは前記処理流体が貯蔵された供給タンク、前記供給タンクと前記チャンバを連結して前記供給タンクから前記チャンバに前記処理流体を供給する流体供給ライン、前記流体供給ラインに設置された複数の部品、そして、前記部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出部材を含む。前記検出部材は前記複数の部品らのうちで一つである第1部品より上流で前記流体供給ラインに連結された上流検出ポート、前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに連結された下流検出ポート、そして、前記上流検出ポートと前記下流検出ポートのうちで選択された検出ポートに結合可能になるように提供され、前記流体供給ラインから前記検出ポートを流れる流体から金属粒子を検出する検出器を具備する。
【0013】
一例によれば、前記複数の部品は前記第1部品より下流に配置された一つまたは複数の部品らのうちで前記第1部品に隣接した第2部品をさらに含み、前記下流検出ポートは前記第1部品と前記第2部品との間で前記流体供給ラインに連結されることができる。
【0014】
一例によれば、前記複数の部品は前記第1部品より上流に配置された一つまたは複数の部品らのうちで前記第1部品に隣接した第2部品をさらに含み、前記上流検出ポートは前記第1部品と前記第2部品との間で前記流体供給ラインに連結されることができる。
【0015】
一例によれば、前記第1部品と前記上流検出ポートの間に、そして、前記第1部品と前記下流検出ポートとの間に他の部品は提供されないこともある。
【0016】
一例によれば、前記部品はバルブ、ポンプ、フィルター、またはオリフィスを含むことができる。
【0017】
一例によれば、前記部品で前記流体供給ラインを流れる通路に露出された面は金属を含むか、または前記部品で金属を含む面が金属以外の材質でコーティングされることができる。
【0018】
一例によれば、前記チャンバは高圧容器を含み、前記流体は超臨界流体であることができる。
【0019】
一例によれば、前記検出器は前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートに脱着可能に提供され、前記上流検出ポート及び前記下流検出ポートはそれぞれ前記検出器が分離された状態でその末端を塞ぐ覆いを具備することができる。
【0020】
一例によれば、前記流体供給ラインに設置されたそれぞれの部品に対して、前記上流検出ポートと前記下流検出ポートがそれぞれ提供されることができる。
【0021】
他の実施例によれば、前記基板処理装置は基板を処理する処理空間を有するチャンバと前記処理空間に超臨界流体を供給する流体供給ユニットを含むが、前記流体供給ユニットは前記処理流体が貯蔵された供給タンク、前記供給タンクと前記チャンバを連結して前記供給タンクから前記チャンバに前記処理流体を供給する流体供給ライン、前記流体供給ラインに設置されて金属を含む材質で提供される複数の部品、そして、前記部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出部材を含む。前記検出部材は前記複数の部品らのうちで一つである第1部品より上流で前記流体供給ラインに連結された上流検出ポート、前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに連結された下流検出ポート、前記上流検出ポートと前記下流検出ポートのうちで選択された検出ポートに結合可能になるように提供されて前記流体供給ラインから前記検出ポートを流れる流体から金属粒子を検出する検出器を具備し、前記上流検出ポートと前記第1部品との間に、そして、前記第1部品と前記下流検出ポートとの間に他の部品は設置されない。
【0022】
また、本発明は、基板を処理する方法を提供する。一実施例によれば、基板を処理する方法は流体供給ラインを通じて基板が搬入された処理空間内に流体を供給して基板を処理する基板処理段階と前記流体供給ラインに設置された部品らのうちで金属を含む部品で金属粒子が放出されるかの如何を検出する検出段階を含む。前記検出段階は前記流体供給ラインに設置された部品らのうちで一つである第1部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第1部品検査段階を含む。前記第1部品検査段階は前記第1部品より上流で前記流体供給ラインに設置された第1検出ポートと連結された検査機によって前記第1部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第1検出値を獲得する第1検出段階、前記第1部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第2検出ポートと連結された検査機によって前記第1部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第2検出値を獲得する第2検出段階、そして、前記第1検出値と前記第2検出値から前記第1部品の不良如何を判定する第1判定段階を含む。
【0023】
一例によれば、前記第1部品検査段階で前記第1部品が良品で判定されれば、前記複数の部品らのうちで前記第1部品とは異なる前記第2部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第2部品検査段階を含む。前記第2部品検査段階は前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より上流で前記流体供給ラインに設置された第3検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する第3検出段階、前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第4検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第4検出値を獲得する第4検出段階、そして、前記第3検出値と前記第4検出値から前記第2部品の不良如何を判定する第2判定段階を含む。
【0024】
他の例によれば、前記第1部品検査段階で前記第1部品が良品で判定されれば、前記複数の部品らのうちで前記第1部品とは異なる前記第2部品から前記金属粒子が放出されるかの如何を検出する第2部品検査段階を含み、前記第2部品は前記第1部品より前記流体供給ラインで下流に配置され、前記第1部品と前記第2部品との間に他の部品は提供されない。前記第2部品検査段階は前記流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで前記第2部品より下流で前記流体供給ラインに設置された第3検出ポートと連結された検査機によって前記第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する第3検出段階と前記第2検出値と前記第3検出値から前記第2部品の不良如何を判定する第2判定段階を含む。
【0025】
一例によれば、前記検査機は前記検出ポートらそれぞれに対して結合可能に提供され、前記検出ポートらのうちで前記検査機が結合されない検出ポートらは覆いによってその末端が詰まることがある。
【0026】
一例によれば、前記流体供給ラインは供給タンクから流体を前記処理空間に供給し、前記第1部品は前記金属を含む部品らのうちで前記供給タンクに最も隣接するように配置された部品であることがある。
【0027】
一例によれば、前記流体は超臨界流体であることができる。
【0028】
一例によれば、前記基板の処理は超臨界流体を利用して基板を乾燥する処理であることができる。
【0029】
一例によれば、前記基板処理段階以後に前記基板上に金属粒子が残留するかの如何を検査する検査段階を含み、前記検査段階で前記基板上に金属粒子が設定値以上で残留する場合前記検出段階を遂行することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一実施例によれば、金属粒子を含む部品らが設置された流体供給ラインから流体を供給する時、部品らのうちで金属粒子を放出する部品を容易に捜すことができる。
【0031】
また、本発明によれば、金属粒子を含む部品らが設置された流体供給ラインから基板に流体を供給して基板を処理する時、部品から放出された金属粒子が流体と共に基板に供給されて基板上に金属粒子が残留することを防止することができる。
【0032】
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】一般な基板処理装置に提供された流体供給ユニットを概略的に見せてくれる図面である。
【
図2】本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。
【
図3】
図2の液処理チャンバの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図4】
図2の乾燥チャンバの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図5】
図4の流体供給ユニットの一例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図6】
図5の流体供給ユニットに提供された検出部材の一例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図7】流体供給ラインに設置された部品らのうちで検査部品に対して金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面である。
【
図8】同じく、流体供給ラインに設置された部品らのうちで検査部品に対して金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面である。
【
図9】本発明の一実施例による不良検出方法の一実施例を順次に見せてくれる図面である。
【
図10】同じく、本発明の一実施例による不良検出方法の一実施例を順次に見せてくれる図面である。
【
図11】同じく、本発明の一実施例による不良検出方法の一実施例を順次に見せてくれる図面である。
【
図12】同じく、本発明の一実施例による不良検出方法の一実施例を順次に見せてくれる図面である。
【
図13】
図5の流体供給ユニットの他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図14】隣接する部品らを連結する連結ラインで金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面である。
【
図15】同じく、隣接する部品らを連結する連結ラインで金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形することができるし、本発明の範囲が下以下の実施例らに限定されることで解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0035】
以下の実施例では基板を洗浄及び乾燥する工程を遂行する装置を例を挙げて本発明の技術的思想(technical idea)を説明する。しかし、本発明の技術的思想は以下の実施例に限定されないで、超臨界流体以外に他の種類の流体を供給する装置に適用されるか、または基板を洗浄または乾燥する工程以外に他の種類の工程を遂行する装置に適用されることができる。
【0036】
図2は、本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。
【0037】
図2を参照すれば、基板処理装置はインデックスモジュール10、処理モジュール20、そして、制御機30を含む。一実施例によって、インデックスモジュール10と処理モジュール20は一方向に沿って配置される。以下、インデックスモジュール10と処理モジュール20が配置された方向を第1方向92といって、上部から眺める時第1方向92と垂直な方向を第2方向94といって、第1方向92及び第2方向94にすべて垂直な方向を第3方向96という。
【0038】
制御機30は基板処理装置を制御することができる。制御機30はインデックスモジュール10、そして、処理モジュール20を制御することができる。制御機30は基板処理装置の制御を実行するマイクロプロセッサー(コンピューター)でなされるプロセスコントローラー、オペレーターが基板処理装置を管理するためにコマンド入力操作などを行うキーボード、基板処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイなどでなされるユーザーインターフェース、基板処理装置で実行される処理をプロセスコントローラーの制御で行うための制御プログラム、そして、各種データ及び処理条件によって各構成部に処理を実行させるためのプログラムを具備することができる。また、ユーザーインターフェース及び記憶部はプロセスコントローラーに接続されてあり得る。処理レシピは記憶部のうちで記憶媒体に記憶されていることがあって、記憶媒体は、ハードディスクでも良く、CD-ROM、DVDなどの可搬性ディスクや、フラッシュメモリーなどの半導体メモリーであることもある。
【0039】
インデックスモジュール10は基板(W)が収納された容器80から基板(W)を処理モジュール20に返送し、処理モジュール20で処理が完了された基板(W)を容器80に収納する。インデックスモジュール10の長さ方向は第2方向94に提供される。インデックスモジュール10はロードポート(load port)12とインデックスフレーム14を有する。インデックスフレーム14を基準でロードポート12は処理モジュール20の反対側に位置される。基板(W)らが収納された容器80はロードポート12に置かれる。ロードポート12は複数個が提供されることができるし、複数ロードポート12は第2方向94に沿って配置されることができる。
【0040】
容器80としては前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器が使用されることができる。容器80はオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベヤー(Overhead Conveyor)、または、自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート12に置かれることができる。
【0041】
インデックスフレーム14にはインデックスロボット120が提供される。インデックスフレーム14内には長さ方向が第2方向94に提供されたガイドレール140が提供され、インデックスロボット120はガイドレール140上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット120は基板(W)が置かれるハンド122を含んで、ハンド122は前進及び後進移動、第3方向96を軸にした回転、そして、第3方向96に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド122は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド122らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
【0042】
処理モジュール20はバッファーユニット200、返送チャンバ300、液処理チャンバ400、そして、乾燥チャンバ500を含む。バッファーユニット200は処理モジュール20に搬入される基板(W)と処理モジュール20から搬出される基板(W)が一時的にとどまる空間を提供する。液処理チャンバ400は基板(W)上に液を供給して基板(W)を液処理する液処理工程を遂行する。乾燥チャンバ500は基板(W)上に残留する液を除去する乾燥工程を遂行する。返送チャンバ300はバッファーユニット200、液処理チャンバ400、そして、乾燥チャンバ500の間に基板(W)を返送する。
【0043】
返送チャンバ300はその長さ方向が第1方向92に提供されることができる。バッファーユニット200はインデックスモジュール10と返送チャンバ300との間に配置されることができる。液処理チャンバ400と乾燥チャンバ500は返送チャンバ300の側部に配置されることができる。液処理チャンバ400と返送チャンバ300は第2方向94に沿って配置されることができる。乾燥チャンバ500と返送チャンバ300は第2方向94に沿って配置されることができる。バッファーユニット200は返送チャンバ300の一端に位置されることができる。
【0044】
一例によれば、液処理チャンバ400らは返送チャンバ300の両側に配置され、乾燥チャンバ500らは返送チャンバ300の両側に配置され、液処理チャンバ400らは乾燥チャンバ500らよりバッファーユニット200にさらに近い位置に配置されることができる。返送チャンバ300の一側で液処理チャンバ400らは第1方向92及び第3方向96に沿ってそれぞれAXB(A、Bはそれぞれ1または1より大きい自然数)配列で提供されることができる。また、返送チャンバ300の一側で乾燥チャンバ500らは第1方向92及び第3方向96に沿ってそれぞれCXD(C、Dはそれぞれ1または1より大きい自然数)個が提供されることができる。前述したところと異なり、返送チャンバ300の一側には液処理チャンバ400らだけ提供され、その他側には乾燥チャンバ500らだけ提供されることができる。
【0045】
返送チャンバ300は返送ロボット320を有する。返送チャンバ300内には長さ方向が第1方向92に提供されたガイドレール340が提供され、返送ロボット320はガイドレール340上で移動可能に提供されることができる。返送ロボット320は基板(W)が置かれるハンド322を含んで、ハンド322は前進及び後進移動、第3方向96を軸にした回転、そして、第3方向96に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド322は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド322らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
【0046】
バッファーユニット200は基板(W)が置かれるバッファー220を複数個具備する。バッファー220らは第3方向96に沿ってお互いの間に離隔されるように配置されることができる。バッファーユニット200は前面(front face)と後面(rear face)が開放される。前面はインデックスモジュール10と見合わせる面であり、後面は返送チャンバ300と見合わせる面である。インデックスロボット120は前面を通じてバッファーユニット200に近付いて、返送ロボット320は後面を通じてバッファーユニット200に近付くことがある。
【0047】
図3は、
図2の液処理チャンバ400の一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図3を参照すれば、液処理チャンバ400はハウジング410、コップ420、支持ユニット440、液供給ユニット460、そして、昇降ユニット480を有する。ハウジング410は概して直方体形状で提供される。ハウジングはコップ420、支持ユニット440、そして、液供給ユニット460はハウジング410内に配置される。
【0048】
コップ420は上部が開放された処理空間を有して、基板(W)は処理空間内で液処理される。支持ユニット440は処理空間内で基板(W)を支持する。液供給ユニット460は支持ユニット440に支持された基板(W)上に液を供給する。液は複数種類で提供され、基板(W)上に順次に供給されることができる。昇降ユニット480はコップ420と支持ユニット440との間の相対高さを調節する。
【0049】
一例によれば、コップ420は複数の回収筒422、424、426を有する。回収筒422、424、426はそれぞれ基板処理に使用された液を回収する回収空間を有する。それぞれの回収筒422、424、426は支持ユニット440を囲むリング形状で提供される。液処理工程が進行時基板(W)の回転によって飛散される処理液は各回収筒422、424、426の流入口422a、424a、426aを通じて回収空間に流入される。一例によれば、コップ420は第1回収筒422、第2回収筒424、そして、第3回収筒426を有する。第1回収筒422は支持ユニット440を囲むように配置され、第2回収筒424は第1回収筒422を囲むように配置され、第3回収筒426は第2回収筒424を囲むように配置される。第2回収筒424に液を流入する第2流入口424aは第1回収筒422に液を流入する第1流入口422aより上部に位置され、第3回収筒426に液を流入する第3流入口426aは第2流入口424aより上部に位置されることができる。
【0050】
支持ユニット440は支持板442と駆動軸444を有する。支持板442の上面は概して円形で提供されて基板(W)より大きい直径を有することができる。支持板442の中央部には基板(W)の後面を支持する支持ピン442aが提供され、支持ピン442aは基板(W)が支持板442から一定距離で離隔されるようにその上端が支持板442から突き出されるように提供される。支持板442の縁部にはチャックピン442bが提供される。チャックピン442bは支持板442から上部に突き出されるように提供され、基板(W)が回転される時基板(W)が支持ユニット440から離脱されないように基板(W)の側部を支持する。駆動軸444は駆動機446によって駆動され、基板(W)の底面中央と連結され、支持板442をその中心軸を基準で回転させる。
【0051】
一例によれば、液供給ユニット460は第1ノズル462、第2ノズル464、そして、第3ノズル466を有する。第1ノズル462は第1液を基板(W)上に供給する。第1液を基板(W)上に残存する膜や異物を除去する液であることができる。第2ノズル464は第2液を基板(W)上に供給する。第2液は第3液によく溶解される液であることができる。例えば、第2液は第1液に比べて第3液にさらによく溶解される液であることができる。第2液を基板(W)上に供給された第1液を中和させる液であることがある。また、第2液は第1液を中和させて同時に第1液に比べて第3液によく溶解される液であることができる。一例によれば、第2液は水であることができる。第3ノズル466は第3液を基板(W)上に供給する。第3液は乾燥チャンバ500で使用される超臨界流体によく溶解される液であることができる。例えば、第3液は第2液に比べて乾燥チャンバ500で使用される超臨界流体によく溶解される液であることができる。一例によれば、第3液は有機溶剤であることがある。有機溶剤はイソプロピルアルコールであることができる。第1ノズル462、第2ノズル464、そして、第3ノズル466はお互いに相異なアーム461に支持され、これらアーム461らは独立的に移動されることができる。選択的に第1ノズル462、第2ノズル464、そして、第3ノズル466は同一なアームに装着されて同時に移動されることができる。
【0052】
昇降ユニット480はコップ420を上下方向に移動させる。コップ420の上下移動によってコップ420と基板(W)との間の相対高さが変更される。これによって基板(W)に供給される液の種類によって処理液を回収する回収筒422、424、426が変更されるので、液らを分離回収することができる。前述したところと異なり、コップ420は固定設置され、昇降ユニット480は支持ユニット440を上下方向に移動させることができる。
【0053】
図4は、
図2の乾燥チャンバの一実施例を概略的に見せてくれる図面である。一実施例によれば、乾燥チャンバ500は超臨界流体を利用して基板(W)上の液を除去する。乾燥チャンバ500はボディー520、支持体540、流体供給ユニット560、遮断プレート580、そして、検出部材590を有する。
【0054】
ボディー520は乾燥工程が遂行される内部空間502を提供する。ボディーは高圧に耐える高圧容器で提供されることができる。ボディー520は上体(upper body)522と下体(lower body)524を有する。上体522と下体524はお互いに組合されて上述した内部空間502を提供する。上体522は下体524の上部に提供される。上体522はその位置が固定され、下体524はシリンダーまたはモータのような駆動部材590によって昇下降されることができる。下体524が上体522から離隔されれば内部空間502が開放され、この時基板(W)が搬入または搬出される。工程進行時には下体524が上体522に密着されて内部空間502が外部から密閉される。乾燥チャンバ500はヒーター570を有する。一例によれば、ヒーター570はボディー520の壁内部に位置される。ヒーター570はボディー520の内部空間内に供給された流体が超臨界状態を維持するようにボディー520の内部空間502を加熱する。
【0055】
支持体540はボディー520の内部空間502内で基板(W)を支持する。支持体540は固定ロード542と据置台544を有する。固定ロード542は上体522の底面から下に突き出されるように上体522に固定設置される。固定ロード542はその長さ方向が上下方向に提供される。固定ロード542は複数個提供されてお互いに離隔されるように位置される。固定ロード542らはこれらによって取り囲まれた空間で基板(W)が搬入または搬出される時、基板(W)が固定ロード542らと干渉しないように配置される。それぞれの固定ロード542には据置台544が結合される。据置台544は固定ロード542の下端から固定ロード542らによって取り囲まれた空間を向ける方向に延長される。前述した構造によって、ボディー520の内部空間502に搬入された基板(W)はその縁領域が据置台544上に置かれて、基板(W)の上面全体領域、基板(W)の底面のうちで中央領域、そして、基板(W)の底面のうちで縁領域の一部は内部空間502に供給された超臨界流体に露出される。
【0056】
ボディー520の内部空間502内には遮断プレート(blocking plate)580が配置されることができる。遮断プレート580は円板形状で提供されることができる。遮断プレート580はボディー520の底面から上部に離隔されるように支持台582によって支持される。支持台582はロード形状で提供され、お互いの間に一定距離で離隔されるように複数個が配置される。上部から眺める時遮断プレート580は後述する下部分期ライン1490の吐出口及び排気ライン550の流入口と重畳されるように提供されることができる。遮断プレート580は下部分期ライン1490を通じて供給された超臨界流体が基板(W)を向けて直接吐出されて基板(W)が損傷されることを防止することができる。
【0057】
図5は、流体供給ユニットの一例を概略的に見せてくれる図面である。
図5を参照すれば、流体供給ユニット560はボディー520の内部空間502に処理流体を供給する。処理流体は超臨界流体であることができる。一例によれば、超臨界流体は超臨界状態で内部空間502に供給されることができる。これと他に超臨界流体はガス状態で内部空間502に供給され、内部空間502内で超臨界状態で相変化されることができる。
【0058】
流体供給ユニット560は供給タンク1200、流体供給ライン1400、そして、複数の部品ら1620を含む。供給タンク1200は超臨界流体を貯蔵する。超臨界流体は供給タンク1200内で超臨界状態で維持されることができる。流体供給ライン1400は供給タンク1200とボディー520を連結し、供給タンク1200内の超臨界流体は流体供給ライン1400を通じてボディー520の内部空間に供給される。
【0059】
一例によれば、流体供給ライン1400は前方ライン1420、流量選択ライン1440ら、後方ライン1460、上部分期ライン1480、そして、下部分期ライン1490を有する。前方ライン1420は供給タンク1200と連結される。流量選択ライン1440らは前方ライン1420の下流側末端に連結される。流量選択ライン1440らはお互いの間に並列で配置されることができる。それぞれの流量選択ライン1440を流れる流量がお互いに相異であるようにそれぞれの流量選択ライン1440にはオリフィス1624または流量調節バルブ(図示せず)が設置されることができる。後方ライン1460は流量選択ライン1440らの下流側末端に連結され、上部分期ライン1480及び下部分期ライン1490は後方ライン1460の下流側末端に連結される。
【0060】
上部分期ライン1480は上体522に結合されて支持体540に置かれた基板(W)の上部で超臨界流体を供給する。下部分期ライン1490は下体524に結合されて支持体540に置かれた基板(W)の下部で超臨界流体を供給する。一例によれば、上部分期ライン1480は上体522の中央に結合される。下体524には排気ライン550が結合される。ボディー520の内部空間502内の超臨界流体は排気ライン550を通じてボディー520の外部に排気される。下部分期ライン1490と排気ライン550のうちで何れか一つは下体524の中心に結合され、他の一つは下体524の中心から離隔された位置で下体524に結合されることができる。
【0061】
流体供給ライン1400には複数の部品1620が設置される。部品1620は流体供給ライン1400で流体の流れ如何を開閉するか、または流量を調節するバルブ1621、1623、1627a、1628cであることがある。また、部品1620は流体供給ライン1400を流れる流体を加熱するヒーター1622、1626、1628aであることがある。また、部品1620は流体供給ライン1400で流路の面積が減少するようにするオリフィス1624であることがある。選択的に部品1620は流体供給ライン1400を流れる流体で異物を除去するフィルター1625、1627a、1628bであることがある。
【0062】
一例によれば、前方ライン1420には上流側から下流側を向ける方向に順次にバルブ1621及びヒーター1622が設置されることができる。バルブ1621は開閉バルブであることができる。選択的にバルブ1621は流量調節バルブであることができる。ヒーター1622は供給タンク1200で供給される超臨界流体の温度が工程に好適な設定温度になるように超臨界流体を加熱する。
【0063】
それぞれの流量選択ライン1440には上流側から下流側を向ける方向に順次にバルブ1623及びオリフィス1624が設置されることができる。バルブ1623は開閉バルブであることができる。それぞれの流量選択ライン1440に設置されるオリフィス1624は流体が流れる内部通路面積がお互いに相異に提供される。例えば、3個の流量選択ライン1440が提供される場合、第2流量選択ラインに設置されるオリフィスの通路面積は第1流量選択ラインに設置されるオリフィスの通路面積より小さく、第3流量選択ラインに設置されるオリフィスの通路面積は第2流量選択ラインに設置されるオリフィスの通路面積より小さく提供されることができる。ボディー520内に供給される超臨界流体の流量を変更しようとする場合、変更しようとする流量に対応される通路面積のオリフィスが設置された流量選択ライン1440を通じて超臨界流体を供給することができる。
【0064】
後方ライン1460には上流側から下流側を向ける方向に順次にフィルター1625及びヒーター1626が設置されることができる。フィルター1625は超臨界流体から異物を濾過する。フィルター1625は1個が設置されるか、または複数個が順次に提供されることができる。フィルター1625が複数個提供される場合、フィルターらはそれぞれのフィルターによって濾過される異物の種類または異物の大きさが相異であるように提供される。ヒーター1626は前方ライン1420に設置されたヒーター1621によって一次的に温度調節された超臨界流体の温度が設定温度になるように超臨界流体の温度を精密制御することができる。
【0065】
上部分期ライン1480には上流側から下流側を向ける方向に順次にフィルター1627a及びバルブ1627bが設置される。フィルター1627aは後方ライン1460に設置されたヒーター1626によって加熱された超臨界流体をハウジング内に供給する前に、超臨界流体から異物をもう一度濾過する。バルブ1627bは開閉バルブであることができる。
【0066】
下部分期ライン1490には上流側から下流側を向ける方向に順次にヒーター1628a、フィルター1828b、そしてバルブ1628cが設置される。初期に超臨界流体は下部分期ライン1490を通じてボディー520内に流入され、ボディー520内部が設定圧力になれば、超臨界流体は上部分期ライン1480を通じてボディー520内に流入される。下部分期ライン1490に設置されたヒーター1628aによって下部分期ライン1490を通じてボディー520内に供給される超臨界流体の温度と上部分期ライン1480を通じてボディー520内に供給される超臨界流体の温度が相異であるように制御されることができる。フィルター1628bは下部分期ライン1490に設置されたヒーター1628aによって加熱された超臨界流体をボディー520内に供給する前に、超臨界流体から異物をもう一度濾過する。
【0067】
乾燥チャンバ500でボディー520、流体供給ライン1400、そして、部品ら1620は高圧によく耐える剛性材質で提供される。剛性材質は金属であることができる。金属はステンレススチールであることができる。それぞれの部品1620は超臨界流体が流れる通路の内側面を金属材質で具備することができる。選択的にそれぞれの部品1620で超臨界流体が流れる通路の内側面を金属材質で提供し、その表面は金属以外の材質でコーティングされたコーティング面として提供されることができる。部品1620が損傷されるか、または部品1620を長期間使用する場合、超臨界流体を利用して基板を処理する間に上の部品1620から金属粒子が放出されることができる。放出された金属粒子は超臨界流体と共にボディー520内に供給されることができる。金属粒子が基板上に残留する場合、金属粒子によって処理完了された基板は後続される検査工程で不良基板に判定されることができる。
【0068】
検出部材1680は流体供給ライン1400で設置された部品ら1620のうちで金属粒子を放出する部品1620を検出する。不良検出は本発明の基板処理装置によって基板処理が完了した後基板を検査する工程で基板が金属粒子によって不良に判定される場合遂行することができる。選択的に不良検出は設定時間または設定日付けを基準に遂行されることができる。選択的に不良検出は基板処理装置で基板の処理枚数が設定枚数に到逹した時に遂行することができる。
【0069】
図6は、
図5の流体供給ユニットに提供された検出部材の一例を概略的に見せてくれる図面である。
図6を参照すれば、検出部材1680は検出ポート1682及び検査機1684を有する。検出ポート1682は流体供給ライン1400に設置される。検出ポート1682は流体供給ライン1400から分期されるように提供されることができる。基板を処理する間に検出ポート1682の端部は覆い1683によって詰まった状態で維持される。一例によれば、覆い1683は検出ポート1682の端部に螺合されることができる。
【0070】
一例によれば、検出ポート1682は部品ら1620のうちで隣接した部品ら1620の間、流体供給ライン1400で一番上流側に提供された部品1621の上流、そして、流体供給ライン1400で一番下流側に提供された部品1627b、1628cの下流でそれぞれ流体供給ライン1400に設置されることができる。選択的に検出ポート1682は部品ら1620のうちで選択された部品ら1620の両側だけにそれぞれ提供されるように流体供給ライン1400に設置されることができる。
【0071】
検査機1684は測定部1684a、流入ライン1684b、そして、結合ポート1684cを有する。測定部1684aはその内部に流入された流体で金属粒子を検出する。結合ポート1684cは検出ポート1682の端部に結合可能に提供される。一例によれば、結合ポート1684cは検出ポート1682と螺合されるように提供されることができる。流入ライン1684bは測定部1684a及び結合ポート1684cを連結する。流体供給ライン1400を通じて流れる流体のうちで一部は流入ライン1684bを通じて測定部1684aに流入される。検査機1684は測定部1684aに流入された流体に金属粒子が含まれているかの如何、金属粒子の数、または金属の種類などを検出することができる。検査中に流体供給ライン1400を通じて流れる流体は基板を処理する時と同一な超臨界流体であることができる。選択的に検査中に流体供給ライン1400を通じて流れる流体は超臨界流体の代りに他の流体を使用することができる。以下、検査に使用される流体は検査用流体と称する。
【0072】
図7及び
図8は、流体供給ラインに設置された部品らのうちで検査部品に対して金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面らである。
図7及び
図8で内部が満たされたバルブは閉まった状態であり、内部が空いたバルブは開かれた状態である。また、内部が満たされた検出ポートは端部が詰まった状態であり、内部が空いた検出ポートは端部が開かれた状態である。以下、不良検出を遂行する部品1620を検査部品と称する。検査部品に対する検査は下記のように遂行する。
【0073】
図7に示されたように、検査部品1620aより上流側に位置した検出ポート1682らのうちで検査部品1620に最も隣接した上流検出ポート1682aに検査機1684の結合ポート1684cを連結し、残りの検出ポート1682bらはすべて覆い1683で塞ぐ。そして、検査部品1620より下流側に配置されたバルブらのうちで検査部品1620aに最も隣接した位置に設置されたバルブ1620dを閉めて、検査部品1620より上流側に配置されたバルブら1620cはすべて開放する。以後、供給タンク1200から検査用流体を流体供給ライン1400を通じて供給する。検査流体らのうちで一部は測定部1684aに流入され、測定部1684aは金属粒子の有無、または金属粒子の数を測定する。
【0074】
以後、
図8に示されたように、上流検出ポート1682aから結合ポート1684cを分離し、覆い1683で上流検出ポート1682aを塞ぐ。以後、検査部品1620aより下流側に位置した検出ポート1682らのうちで検査部品1620aに最も隣接した下流検出ポート1682bに検査機1684の結合ポート1684cを連結し、残り検出ポート1682aらはすべて覆い1683で塞ぐ。そして、検査部品1620aより下流側に配置されたバルブらのうちで検査部品1620aに最も隣接した位置に設置されたバルブ1620dを閉めて、検査部品1620より上流側に配置されたバルブら1620cはすべて開放する。供給タンク1200から検査用流体を流体供給ライン1400に供給する。検査流体らのうちで一部は測定部1684aに流入され、測定部1684aは金属粒子の有無、または金属粒子の数を測定する。上流検出ポート1682aで測定した第1検出値と下流検出ポート1682bで測定した第2検出値に根拠して検査部品1620aの不良如何を判定する。例えば、第1検出値と第2検出値の差が設定値以上なら検査部品1620aが不良であることで判定することができる。選択的に第1検出値では金属が検出されないで第2検出値で金属が検出された場合、検査部品1620aが不良であることで判定することができる。
【0075】
一例によれば、検査部品1620aは下のような方法で検査手順を決定することができる。下では流体供給ライン1400に設置された部品ら1620がすべて金属を含むことを例を挙げて説明する。これと他に流体供給ライン1400に設置された部品ら1620のうちで金属を含まない部品1620が設置される場合には、下の検査部品1620は金属を含む部品1620に特定されることができる。
【0076】
部品ら1620のうちで供給タンク1200に最も隣接した部品1620を第1検査部品1620aにして不良如何を検査する。第1検査部品1620aが不良であることで判定されれば、検査を中断して第1検査部品1620aを新しい部品で交替する。第1検査部品1620が良好なことで判定されたら、流体供給ライン1400の下流方向に第1検査部品1620aに最も隣接した部品1622を第2検査部品1620bにして不良如何を検査する。第2検査部品1620bが不良であることで判定されれば、検査を中止して第2検査部品1620bを新しい部品で交替する。第2検査部品1620bが良好なことで判定されれば、流体供給ライン1400の下流方向に第2検査部品1620bに最も隣接した部品1623aを第3検査部品1620cにして不良如何を検査する。検査部品らのうちで不良と判断された部品1620が発見されるまで流体供給ライン1400に設置された部品ら1620に対して上のような過程を繰り返す。流量選択ライン1440らの場合、複数の流量選択ライン1440らに対して順次に各流量選択ライン1440に設置された部品ら1620に対して検査を遂行する。第1検査部品1620aに対して検査を遂行する時その下流側の検出ポート1682dを利用して測定部1684aで測定した第2検出値は第2検査部品1620bに対して検査を遂行する時第1検出値で使用することができる。
【0077】
図9乃至
図12は、本発明の一実施例による不良検出方法の一実施例を順次に見せてくれる図面らである。
【0078】
図9に示されたように、供給タンク1200に最も隣接するように位置している第1バルブ1621を検査部品で選択する。第1バルブ1621の上流側で第1バルブ1621と最も隣接した第1検出ポート1682cに検査機1684を連結して金属粒子を検出する。
【0079】
以後、
図10に示されたように第1バルブ1621の下流側で第1バルブ1621と最も隣接した第2検出ポート1682dに検査機1684を連結して金属粒子を検出する。第1検出ポート1682cから検出した第1検出値と第2検出ポート1682dから検出した第2検出値に根拠して第1バルブ1621の不良如何を判定する。第1バルブ1621が不良であることで判定されれば、検査終了して第1バルブ1621を交替する。第1バルブ1621が良好なことで判定されれば、第1バルブ1621の下流側で第1バルブ1621と最も隣接した部品である第1ヒーター1622を検査部品で選択する。
【0080】
図11に示されたように第1ヒーター1622の下流側で第1ヒーター1622と最も隣接した第3検出ポート1682eを検査機1684に連結して金属粒子を検出する。第1バルブ1621の不良如何を判定するために第2検出ポート1682dから検出した第2検出値と第3検出ポート1682eから検出した第3検出値に根拠して第1ヒーター1622の不良如何を判断する。第1ヒーター1622が不良であることで判定されれば、検査を中断して第1ヒーター1622を交替する。第1ヒーター1622が良好なことで判定されれば、第1流量選択ライン1440aに設置された第2バルブ1623aを検査部品で選択する。
【0081】
以後、
図12に示されたように第2バルブ1623aの下流側で第2バルブ1623aと最も隣接した第4検出ポート1682fを検査機1684に連結して金属粒子を検出する。第1ヒーター1622の不良如何を判定するために第3検出ポート1682eから検出した第3検出値と第4検出ポート1682fから検出した第4検出値に根拠して第2バルブ1623aの不良如何を判断する。上のような過程を流体供給ライン1400に設置されたすべての部品ら1620に対して順次に遂行する。
【0082】
基板を検査する工程で基板が金属粒子によって不良に判定されて上の不良検収を遂行する場合、流体供給ライン1400に設置されたすべての部品ら1620が良好なことで判定されれば、配管または基板を処理するハウジングで金属粒子が発生したものとして判断し、部品ら1620を連結する連結ライン2420またはハウジングを交替する。
【0083】
図13は、
図5の流体供給ユニットの他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【0084】
図13を参照すれば、流体供給ライン2400で隣接する部品ら2620は連結ライン2420によって連結される。それぞれの連結ライン2420には検出ポート2682が2個提供される。検出ポート2682らのうちで一つである第1検出ポート2682aは上流側に提供される部品2620と隣接するように位置し、他のひとつの第2検出ポート2682bは下流側に提供される部品2620が隣接するように位置する。
図13の液供給ユニット2000は連結ライン2420で金属異物が放出される場合、複数の連結ライン2420のうちでどの連結ライン2420で金属異物が放出されたかを検出することができる。
【0085】
図14及び
図15は、隣接する部品らを連結する連結ラインで金属異物が放出されたかの如何を検出する過程を見せてくれる図面らである。
図14及び
図15で内部が満たされたバルブは閉まった状態であり、内部が空いたバルブは開かれた状態である。また、内部が満たされた検出ポートは端部が詰まった状態であり、内部が空いた検出ポートは端部が開かれた状態である。以下、検査を遂行する連結ライン2420を検査ライン2420aと称する。
【0086】
先ず、第1検出ポート2682aに検査機2684の結合ポートを連結し、第2検出ポート2682bは覆い2683で塞ぐ。第2検出ポート2682bより下流に位置したバルブらのうちで第2検出ポート2682bに最も隣接したバルブ2620dは閉める。以後、供給タンク2200から検査用流体を流体供給ライン2400に供給する。検査流体らのうちで一部は第1検出ポート2682aを通じて検出器2684の測定部2684aに流入され、測定部2684aは金属粒子を検出する。以後、第1検出ポート2682aを覆い2683で塞いで、第2検出ポート2682bに検査機2684の結合ポート2684cを連結する。第2検出ポート2682bを通じて検査用流体の一部が測定部2684aに流入され、測定部2684aは検査用流体から金属粒子を検出する。第1検出ポート2682aを通じて検出した第1検出値と第2検出ポート2682bを通じて検出した第2検出値に根拠して検査ライン2420aの不良如何を判断する。
【0087】
一例によれば、検査ライン2420aは下のような方法で検査手順を決定することができる。
【0088】
連結ライン2420らのうちで供給タンク2200に最も隣接した連結ライン2420を第1検査ラインで選択して不良如何を検査する。第1検査ラインが不良であることで判定されれば、検査を中断して第1検査ラインを新しい連結ライン2420で交替する。第1検査ラインが良好なことで判定されれば、流体供給ライン2400の下流方向に第1検査ラインに最も隣接した連結ライン2420を第2検査ラインで選択して不良如何を検査する。連結ライン2420らのうちで不良と判断された連結ライン2420が発見されるまで流体供給ライン2400に提供されたすべての連結ライン2420らに対して上のような過程を繰り返す。
【0089】
選択的に連結ライン2420と部品2620を組み合わせて、供給タンク2200に隣接した順に連結ライン2420と部品2620のうちで何れか一つを選択して順次に検査を遂行することができる。例えば、
図13の場合、供給タンク2200と第1バルブ2621を連結する第1連結ライン2420、第1バルブ2621、第1バルブ2621と第1ヒーター2622を連結する第2連結ライン2420、そして、第1ヒーター2622のような順に検査対象を決定することができる。
【0090】
以下、前述した基板処理装置を利用して基板を処理する方法に対して説明する。基板処理方法は基板処理段階と検出段階を含む。乾燥チャンバのボディー内に基板が搬入されれば、基板処理段階が遂行される。基板処理段階では流体供給ラインを通じて超臨界流体を処理空間に供給して基板を処理する。以後、流体供給ラインに設置された部品らのうちで金属異物が放出する不良部品があるかの如何に対する検出条件が満足されれば、検出段階を遂行する。基板処理段階以後に基板上に金属粒子が残留するかの如何を検査する検査段階が遂行され、検査段階で基板上に金属粒子が設定値以上に残留する場合検出条件が満足されることで設定することができる。選択的に検出条件は基板らを処理することに基板処理装置が使用される時間または基板処理装置によって処理がなされた基板の枚数であることができる。
【0091】
検出段階は流体供給ライン1400に設置された部品ら1620のうちで金属を含む部品1620で金属粒子が放出されるかの如何を検出する。検出段階は第1部品検査段階及び第2部品検査段階を含む。
【0092】
第1部品検査段階は第1部品から金属粒子が放出されるかの如何を検出する。第1部品検査段階は第1検出段階、第2検出段階、そして、第1判定段階を含む。第1検出段階は第1部品より上流で流体供給ラインに設置された第1検出ポートに検査機を連結し、第1部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第1検出値を獲得する。第2検出段階は第1部品より下流で流体供給ラインに設置された第2検出ポートに検査機を連結し、第1部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第2検出値を獲得する。第1判定段階は第1検出値と第2検出値から第1部品の不良如何を判定する。
【0093】
第1部品検査段階で第1部品が良品で判定されれば、第2部品検査段階を遂行する。
【0094】
第2部品検査段階は第2部品から金属粒子が放出されるかの如何を検出する。第2部品検査段階は第3検出段階、第4検出段階、そして、第2判定段階を含む。第3検出段階は流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで第2部品より上流で流体供給ラインに設置された第3検出ポートに検査機を連結し、第2部品を通過する前の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する。第4検出段階は流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで第2部品より下流で流体供給ラインに設置された第4検出ポートに検査機を連結し、第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第4検出値を獲得する。第2判定段階は第3検出値と第4検出値から第2部品の不良如何を判定する。
【0095】
第2部品が第1部品より流体供給ラインで下流に配置され、第1部品と第2部品との間に他の部品が提供されない場合、第2部品検査段階は次のように遂行されることができる。第2部品検査段階は第3検出段階と第2判定段階を含む。第3検出段階は流体供給ラインに設置された検出ポートらのうちで第2部品より下流で流体供給ラインに設置された第3検出ポートに検査機を連結し、第2部品を通過した後の検査用流体から金属粒子を検出して第3検出値を獲得する。第2判定段階は第2検出値と第3検出値から第2部品の不良如何を判定する。
【0096】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。前述した実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0097】
500 乾燥チャンバ
520 ボディー
1000 流体供給ユニット
1200 供給タンク
1400 流体供給ライン
1620 部品
1680 検出部材
1682 検出ポート
1684 検出器