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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023041706
(43)【公開日】2023-03-24
(54)【発明の名称】通信方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/08 20090101AFI20230316BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20230316BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20230316BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W84/12
H04W48/16 110
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023002472
(22)【出願日】2023-01-11
(62)【分割の表示】P 2021526629の分割
【原出願日】2019-01-11
(31)【優先権主張番号】201811361768.6
(32)【優先日】2018-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/118720
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】ミン・ガン
(72)【発明者】
【氏名】ダンダン・リアン
(57)【要約】
【課題】ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークにおいて異なる周波数帯域に効率的にアクセスする。
【解決手段】この出願は、第1のフレームを生成するステップであって、第1のフレームが、6GHzの周波数帯域において動作するステーションのアドレス情報を含む、ステップと、2.4GHzおよび/または5GHz周波数帯域において第1のフレームを送信するステップとを含む、情報指示方法を提供する。
【選択図】図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を示すための方法であって、
報告するAPによって、第1のフレームを生成するステップであって、前記第1のフレームが、6GHz帯域における1つ以上の報告されるAPのアドレス情報を含む、ステップと、
前記報告するAPによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域において前記第1のフレームを送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
情報指示方法であって、
ステーションによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域において第1のフレームを受信するステップであって、前記第1のフレームが、報告するAPによって送られた6GHz帯域における1つ以上の報告されるAPのアドレス情報を含む、ステップと、
前記ステーションによって、前記6GHz帯域において第2のフレームを送信し、前記第2のフレームの前記受信されたアドレスが、前記6GHz帯域における前記報告されるAPのうちの1つの前記アドレス情報であり、または前記ステーションによって、前記2.4GHzおよび/または5GHz帯域においてOCT MMPDUを送信し、前記OCT MMPDUの前記受信されたアドレスが、前記報告するAPのMACアドレスである、ステップと、を含む方法。
【請求項3】
前記アドレス情報が、RNR要素またはNR要素内に位置する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のフレームのRNR要素が、前記アドレス情報が存在するかどうかを示すための指示情報を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記アドレス情報が、前記6GHz帯域における前記APのMACアドレス、または前記6GHz帯域における前記報告されるAPのBSSIDである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記6GHz帯域における前記報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、前記6GHz帯域における前記報告されるAPの前記BSSIDが、前記マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記6GHz帯域における前記報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、前記RNR要素内のショートSSIDが、送信されるBSSIDを有する前記APの前記SSIDに基づいて計算される、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記6GHz帯域における前記報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、前記RNRまたはNR要素が、前記RNRまたはNR要素内の前記報告されるAPの前記BSSIDが、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDであるかどうかを示すための信号を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のフレームの前記RNR要素または前記NR要素が、3つのパラメータ、すなわち、
動作クラスメインチャネル、OCTがサポートされるかどうか、および共同設置APのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記RNR要素または前記NR要素が、前記6GHz帯域における前記報告されるAPが前記第1のフレームを送信する前記報告するAPと共同設置されているかどうかを示すための信号を含む、請求項3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記RNR要素または前記NR要素が、前記6GHz帯域における前記報告されるAPおよび前記第1のフレームを送信する前記報告するAPが複数帯域サポートデバイス内にあるかどうかを示すための信号を含む、請求項3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行するための通信装置。
【請求項13】
通信デバイスであって、
プロセッサ、メモリ、および通信インターフェースを含み、
前記プロセッサが、前記通信インターフェースの通信動作を制御し、
前記メモリ記憶プログラム、前記プロセッサが、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行するために前記メモリ内に記憶された前記プログラムを起動する
通信デバイス。
【請求項14】
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されて、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実現する、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2018年11月30日に出願されたPCT/CN2018/118720の優先権を主張し、2018年11月15日に出願された中国出願第201811361768.6号の優先権も主張する。前述の出願の両方は、これによってそれらの全体が参照により組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術の分野、より詳細には、通信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークについての802.11ファミリー規格は、電気電子学会(Institute of Electrical and Electrical Engineers, IEEE)によって定義されている。それらの中で、802.11シリーズの主流規格は、現在、802.11a、802.11b、802.11n、802.11ac、および802.11ax規格を有する。
【0004】
上位互換性を要求する次世代802.11規格は、また、2.4GHz帯域、5GHz帯域、および6GHz帯域を含む、802.11axの動作スペクトルをサポートするであろう。最新のフリー6GHz周波数帯域によれば、この周波数帯域に基づくチャネル区分は、240MHz、320MHz、または400MHzのような、5GHzでサポートされる160MHz最大帯域より上をサポートすることができる。極めて大きな帯域幅に加えて、次世代802.11シリーズ規格は、ストリームの数を16ストリームに増加させるような、ストリームの数を増加させること、および(2.4GHz、5GHz、および6GHzのような)複数の帯域の間で協働することによってピークスループットを増加させることができる。6GHz帯域、または2.4GHzおよび5GHzとは異なる他の帯域をどのようにして迅速に見つけるか、または好都合にアクセスするかが、解決されるべき技術的課題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施形態は、先行技術において、異なる周波数帯域に効率的にアクセスする課題を解決するために使用される、通信方法、装置、およびデバイスを提供する。
【0006】
一態様では、第1のフレームを生成するステップであって、第1のフレームが、6GHz帯域において動作するステーションのアドレス情報を含む、ステップと、2.4GHzおよび/または5GHz周波数帯域において第1のフレームを送信するステップと、を含む情報指示方法が提供される。
【0007】
別の態様では、情報指示方法は、
ステーションによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域において第1のフレームを受信するステップであって、第1のフレームが、報告するAPによって送られた6GHz帯域における1つ以上の報告されるAPのアドレス情報を含む、ステップと、ステーションによって、6GHz帯域において第2のフレームを送信し、第2のフレームの受信されたアドレスが、6GHz帯域における報告されるAPのうちの1つのアドレス情報であり、または、ステーションによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域においてOCT MMPDUを送信し、OCT MMPDUの受信されたアドレスが、報告するAPのMACアドレスである、ステップと、を含む。
【0008】
もちろん、上記の実施形態における6GHz帯域は、2.4GHzおよび5GHzを除いて、1GHzから7GHzのような、他の帯域で置換されることが可能である。
【0009】
特定の例では、アドレス情報は、RNR要素またはNR要素内に位置し、または第1のフレームのRNR要素は、アドレス情報が存在するかどうかを示すための指示情報を含み得る。具体的には、アドレス情報は、6GHz帯域におけるAPのMACアドレス、または6GHz帯域における報告されるAPのBSSIDである。
【0010】
一例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、6GHz帯域における報告されるAPのBSSIDは、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDである。別の例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNR要素内のショートSSIDは、送信されるBSSIDを有するAPのSSIDに基づいて計算される。別の例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRまたはNR要素は、RNRまたはNR要素内の報告されるAPのBSSIDがマルチBSSIDセットの送信されるBSSIDであるかどうかを示すための信号を含む。
【0011】
具体的には、第1のフレームのRNR要素またはNR要素は、3つのパラメータ、すなわち、
動作クラスメインチャネル、OCTがサポートされるかどうか、および共同設置AP
のうちの少なくとも1つをさらに含み得る。
【0012】
オプションで、RNR要素またはNR要素は、6GHz帯域における報告されるAPが第1のフレームを送信する報告するAPと共同設置されているかどうかを示すための信号を含み得る。または、RNR要素またはNR要素は、6GHz帯域における報告されるAPおよび第1のフレームを送信する報告するAPが複数の帯域サポートデバイス内にあるかどうかを示すための信号を含み得る。
【0013】
したがって、前述の方法のいずれかを実行することが可能な装置が提供される。
【0014】
別の態様では、プロセッサ、メモリ、および通信インターフェースを含む通信装置が提供され、プロセッサが通信インターフェースの通信動作を制御し、メモリがプログラムを記憶し、プロセッサが、メモリ内に記憶されたプログラム、先行する解決策のいずれかの方法を起動する。
【0015】
別の態様では、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されて、先行する方法のいずれかの方法を実現する。
【0016】
上記の実施形態によれば、通信の効率が改善されることが可能であり、通信帯域における輻輳が減少されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本出願の一実施形態のアプリケーションアーキテクチャの概略図である。
図2】本出願の一実施形態によるAPおよびSTAの内部構造の概略図である。
図3】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図4】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図5】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図6】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図7】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図8】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図9a】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図9b】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図10】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図11】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図12】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図13】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図14】本出願の一実施形態による通信プロセスの概略図である。
図15】本開示の一実施形態による通信デバイスのハードウェアの概略的構造図である。
図16】RNR要素の概略図である。
図17】BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマットの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本出願の一実施形態のアプリケーションアーキテクチャの概略図である。図1に表されたように、アクセスポイント(AP)の数は1であり、ステーション(station, STA)の数は2である。この例のアプリケーションアーキテクチャは、AP、STA1、およびSTA2を含み得る。それらの中で、AP1は、STA1およびSTA2に接続され、STA1は、STA2に接続され、APは、他のAPと通信することもできる。本出願の実施形態によって提供される通信方法は、APとAPの間の通信、STAとSTAの間の通信、およびAPとSTAの間の通信に適用可能であり得ることが留意されるべきである。APは、受信端または送信端としての役割を果たすことができる。STAは、受信端または送信端としての役割を果たすことができる。
【0019】
APは、限定しないが、通信サーバ、ルータ、スイッチ、ブリッジなどを含み、STAは、限定しないが、コンピュータ、モバイルフォン、および同様のものを含む。
【0020】
図2に表されたように、APおよびSTAの内部構造は、たとえば、アンテナ、無線モジュール、物理(PHY)レイヤベースバンドモジュール、媒体アクセス制御(MAC)レイヤモジュール、および論理チェーンを含み得る。ログリンク制御(LLC)モジュール、インターネットプロトコル(IP)処理モジュール、伝送制御プロトコル/ユーザデータグラムプロトコル(transmission control protocol/user datagram protocol, TCP/UDP)処理モジュールおよびアプリケーションレイヤモジュール、IPモジュール、およびLLCモジュールは、上位レイヤインターフェースを通して通信することができる。アンテナの数は、1つ以上であってよく、STAおよびAPのアンテナの数は、同じまたは異なってもよい。
【0021】
上記のAPおよびSTAは、限定しないが、802.11/802.11a/802.11b/802.11g/802.11n/802.11ac/802.11ax/802.11ax次世代のような、802.11シリーズの1つ以上の規格をサポートし、またはそれらに準拠してもよく、または他の下位基準は、この出願において記載されないことが留意されるべきである。
【0022】
802.11axタスクグループは、5935MHzから7125MHzに及ぶ、6GHz帯域内で802.11ax動作を有効にするために、プロジェクトの範囲を最高で7.125GHzまでの動作に拡張することを採決した。
【0023】
ソフトAPを除いて、6GHz帯域における(内の)すべてのAPが、6GHz帯域において、および2.4および/または5GHz帯域において動作するマルチバンド共同設置デバイスであることが予期される。1.2GHzより上のスペクトルを走査することは、時間的に、およびエネルギー的に、非常に多くを要求する。6GHzにおけるリソースオーバーヘッドおよびSTA側におけるエネルギーおよび時間の消費に対するこの影響を減少させるために、我々の実施形態の1つでは、より低い帯域(2.4および5GHz)を走査することによって(より低い帯域内の別のAPと共同設置された)6GHz APが発見されることが可能である。
【0024】
たとえば、より低い帯域(2.4または5GHz帯域)内で共同設置されたAPは、減少した近隣報告、または6GHz共同設置APを記載する近隣報告要素を含むことが義務付けられる。
【0025】
上記の実施形態に基づいて、2.4および5GHz帯域を走査するSTAは、それが6GHz APの1つとアソシエーションすることを望むかどうかを決定するためにSTAが要求する情報を有する(または取得する)ことになる。実施形態は、STAが、プローブ要求を6GHz APに送ることによって、STAが得ることになるできるだけ多くの情報をさらに取得することをさらに含み得る。STAが6GHz APとアソシエーションすることを望むとき、STAは、1つのフレーム、すなわち、アソシエーション要求を送る必要があるのみである。このようにして、STAが6GHz APにアクセスする複雑さが大きく減少されることが可能であり、通信効率が改善される。
【0026】
一実施形態では、2.4、5、および6GHzについての発見機構が記載される。
- アソシエーションのために利用可能であるBSSの動作チャネルを検出するためのSTA。
- 報告するデバイス(AP)、すなわち、発見情報を送信した同じデバイス内で動作する仮想APと共同設置されたBSSを検出するためのSTA。
ここで、共同設置6GHz BSSに遷移することが可能であるようにBSS遷移管理シグナリングが拡張され、詳細は以下の開示に含まれる。
- オプションで、実施形態は、また、APがOCT(on-channel tunneling, オンチャネルトンネリング)をサポートするという情報を提供することを含む。OCTは、802.11-2016規格の副節11.33.4オンチャネルトンネリング(OCT)動作:プローブ要求/応答をトンネリングするための報告するデバイスと6GHz内のAPとの間のトンネリング、より低い帯域内でAPに無線で送信され、6GHzにおいてAPにトンネリングされるアソシエーションおよび認証フレーム、においてすでに定義された機構である。
【0027】
上述した機構は、6GHz帯域においての走査、認証、およびアソシエーションシグナリングオーバヘッドを減少させるが、それらは、6GHz帯域においての直接に走査、認証、およびアソシエーションを置換することを意図しない。すなわち、ステーションの能力に基づいて、ステーションは、6GHz帯域において直接に走査、認証、およびアソシエーションを処理し得る。
【0028】
OCTの手順は、802.11-2016規格における副節11.33.4オンチャネルトンネリング(OCT)動作および6.3.91オンチャネルトンネリング動作を参照することができる。OCTは、マルチバンド能力デバイスのSTAが同じデバイスの異なるSTAによって構築されたMMPDUを送信することを可能にする。
【0029】
一実施形態では、送信側において、STAが6GHz内でAPを発見することを助けるためのような、6GHz AP(アドレス情報)の情報をブロードキャストするために、たとえば、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で、ビーコンまたはプローブ応答内で、減少した近隣報告(Reduced Neighbor Report, RNR)または近隣報告(Neighbor Report, NR)要素を使用する。別の態様では、受信側において、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で、第1のフレームを受信し、第1のフレームは、6GHz帯域における/内のSTA動作のアドレス情報を含み、受信側によって、6GHz帯域内で第2のフレームを送り、第2のフレームの受信機アドレスは、6GHz帯域内のSTA動作の受信されたアドレス情報である。
【0030】
具体的には、報告されるAP、すなわち、6GHz APが、2つ以上のメンバーを有するマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)セットのメンバーであるならば、STAがマルチBSSIDセットのプロファイル全体を迅速に得ることができるように、単純な方式が提供される。RNR要素またはNR要素は、マルチBSSIDセット内の各BSSIDについてすべてのプロファイルを提供する必要はないが、無線時間を節約し、それをクリーンにし、受信機に不明瞭でないように、送信されるBSSIDに関する情報を単に提供する。草案P802.11ax_D1.0および草案P802.11REVmd_D1.6によれば、現在、STAがアソシエーションを行うためにマルチBSSIDセット内で適切なAPを見つけることができるように、送信されるBSSIDを有するAPのみがビーコンフレームまたはプローブ応答を通してピクチャ全体/全情報をSTAに提供することができる。
【0031】
上述したBSS遷移管理シグナリングは、異なるフレーム構造、たとえば、減少した近隣報告(Reduced Neighbor Report, RNR)要素または近隣報告(Neighbor Report, NR)要素を搬送する管理フレームを有し得る。以下は、要素の構造の実施形態である。
【0032】
減少した近隣報告要素
減少した近隣報告要素は、近隣APに関するチャネルおよび他の情報を含む。減少した近隣報告要素のフォーマットは、図16(減少した近隣報告要素フォーマット)に表されている。それは、1つより多くの近隣AP情報フィールドを有することによって、1つより多くの報告されるAPに関する情報を搬送することができる。
【0033】
要素IDおよび長さフィールドは、草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.1において定義されている。
【0034】
近隣AP情報フィールドのフィールドは、草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.170.2(近隣AP情報フィールド)に記載されている近隣AP情報フィールドの1つ以上を含む。この開示において述べた副節については、P802.11REVmd_D1.6または802.11-2016を参照されたい。
【0035】
近隣AP情報フィールド
オプション1
近隣AP情報フィールドは、ターゲットビーコン送信時間(target beacon transmission time, TBTT)および1つのチャネルにおける近隣APのグループに関する他の情報を指定する。図3を参照されたい。
【0036】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図4において定義されている。
【0037】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3が予約される。
【0038】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するサービスセット識別子(service set identifier, SSID)が(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)テレビ超高スループット(television very high throughput, TVHT)でないAPによって送信されたビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0039】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含み、
- 1、5、7、または11に設定され、他の値が予約される。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))内に表されたようにTBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0040】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0041】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表1に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ(参考として規格内の9~283)。
【0042】
【表1】
【0043】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、それは、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作チャネルの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0044】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0045】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)内に表されたように動作クラス内で定義される。
【0046】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図4において定義されている。
【0047】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0048】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(11ai)。近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、BSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定される。
【0049】
ショートSSIDサブフィールドは、9.4.2.170.3において与えられるように計算される(ショートSSIDを計算する(11ai)。近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、ショートSSIDは、送信されるBSSIDを有するAPのSSIDに基づいて計算される。
【0050】
ここで、草案P802.11ax_D3.0および草案P802.11REVmd_D1.6において定義されるようにマルチBSSIDセットが以下のように特徴づけられる。
- セットのすべてのメンバーが、共通の動作クラス、チャネル、チャネルアクセス機能、およびアンテナコネクタを使用する。
- セットが少なくとも1つのnに対して2nの最大範囲を有し、ここで、1<=n<=46である。
- セットのメンバーは、それらのBSSID内に同じ48-nビット(BSSID[0:(47-n)])を有する。
- マルチBSSIDセット内のすべてのBSSIDが、それらが異なる動作クラス、チャネル、またはアンテナコネクタを使用するSTAに対するMACアドレスとして利用可能でないやり方で割り当てられる。マルチBSSIDセットに属するAPのBSSIDは、APが、それが送信するビーコンフレーム内にマルチBSSID要素を含むならば、送信されるBSSIDと呼ばれる。マルチBSSIDセット内に、送信されるBSSIDに対応する1つより多くのAPは存在しないものとする。マルチBSSIDセットに属するAPのBSSIDは、APのBSSIDが草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.46(マルチBSSID要素)および9.4.2.74(マルチBSSIDインデックス要素)に従って導出されるならば、送信されないBSSIDである。マルチBSSIDセット内のすべてのAP STAの中で、送信されるBSSIDに対応するAPのみがビーコンフレームを送信するものとする。
【0051】
このオプションでは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRは、送信されるBSSIDを有するAPの情報を搬送することが可能にされるのみであり、すなわち、近隣AP情報フィールド内で示される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、送信されないBSSIDを有するAPの情報を搬送しない。RNR内で搬送されるすべての情報は、この場合、送信されるBSSIDを有するAPについてである。その上、RNR要素内のフィールドまたはビットは、他の機能についてさらに修正または追加されることが可能であり、すなわち、TBTT情報ヘッダサブフィールド内の「予約されている」を「共同設置AP」に変更し、かつ/または、オプション3におけるそれらのように、TBTT情報フィールド内にBSSパラメータフィールドを追加する。
【0052】
方式1:共同設置APは、P802.11-2016において定義されるように、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有するAPに定義されることに留意されたい。
【0053】
方式2:ここで、共同設置APは、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有するAPに限定されず、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有しないが同じ物理デバイス内にあるAPも指すことに留意されたい。P802.11REVmd_D2.0において用語「共同設置」を区別するために、それを共同デバイスAPと改名している。
【0054】
オプション2
近隣AP情報フィールドは、1つのチャネルにおける近隣APのグループに関するTBTTおよび他の情報を指定する。図5を参照されたい。
【0055】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図6において定義されている。
【0056】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3が予約されている。
【0057】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)TVHTでないAPによって送信されたビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0058】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含む
- 1、5、7、8、11、または12に設定され、他の値は予約されている。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))内に表されたようにTBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0059】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0060】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表2 TBTT情報フィールド内に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ(9-283)。
【0061】
【表2】
【0062】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、チャネル開始周波数は、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作クラスの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0063】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0064】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)に表されたように動作クラス内で定義されている。
【0065】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図8(TBTT情報フィールド(11ai)フォーマット)において定義されている。
【0066】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0067】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(ショートSSIDを計算する)(11ai)。
【0068】
ショートSSIDサブフィールドは、9.4.2.170.3(11ai)において与えられるように計算される。
【0069】
802.11aiでは、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内にオプションで存在するが、BSSIDは、6GHz APまたは他の帯域のAPの発見のために必要である。したがって、STAが6GHz APまたは他の帯域のAPを見つけることを助けることを確実にするために、以下の規則が作られるべきである。
【0070】
RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有するならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在せず、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有さないならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
【0071】
または、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に常に提示される。
【0072】
BSSパラメータサブフィールド内に、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有するかどうかを示すために1ビットまたは1つのフィールドがあり、それを同じBSSIDサブフィールドと呼ぶ。RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有することを示すために、1または第1の値に設定し、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有さないことを示すために、0または第2の値に設定する。
【0073】
方式1では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9a(参考として9-622)(BSSパラメータサブフィールド)において定義されている。送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有する(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定される)、または近隣AP情報フィールド内のチャネル番号フィールドおよび動作クラスフィールドによって示される/搬送されるチャネルにおいて動作する報告されるAPは、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、1または第1の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定され、そうでなければ(近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されないBSSIDを有する(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは送信されないBSSIDに設定される)ことを示すために)、0または第2の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定される。より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有するかどうかを示すために、送信されるBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内に1ビットまたは1つのフィールドがある。
【0074】
その上、BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマット内に、それは、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるかどうかを示すための別のビットまたはフィールドを有することもできる。報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、それを第1の値に設定し、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、それを第2の値に設定する。
【0075】
方式2では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9a(参考として9-622)(BSSパラメータサブフィールド)において定義されている。送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDを有することを示すために、1または第1の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定され(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定され)、そうでなければ(近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、マルチBSSIDセットの送信されないBSSIDを有するか、または2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために)、0または第2の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定される。より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有するかどうかを示すために、送信されるBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内に1ビットまたは1つのフィールドがある。
【0076】
その上、BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマット内で、それは、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるかどうかを示すために、別のビットまたはフィールドを有することもできる。報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、それを第1の値に設定し、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、それを第2の値に設定する。
【0077】
方式3では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9bにおいて定義されている。
【0078】
マルチBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、1に設定され、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、0に設定される。
【0079】
マルチBSSIDサブフィールドが1であるならば、送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが送信されるBSSIDを有することを示すために、1に設定され、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが送信されないBSSIDを有することを示すために、0に設定される。
【0080】
マルチBSSIDサブフィールドが0であるならば、送信されるBSSIDサブフィールドは予約されている。
【0081】
概して、図8に表されたようなTBTT情報フィールドは、1つの報告されるAPのパラメータを含む。したがって、マルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合、近隣AP TBTTオフセット、BSSID、ショートSSID、BSSパラメータは、報告されるAPが送信されるBSSIDを有するならば、送信されるBSSIDを有するAPについてのパラメータであり、または報告されるAPが送信されないBSSIDを有するならば、送信されないBSSIDを有するAPについてのパラメータである。しかしながら、送信されないBSSIDのAPは、ビーコンを送信しないことになる、または送信されないBSSIDのAPによって送信されるビーコンは、マルチBSSID要素を含まないことになる(マルチBSSIDセット内のすべてのAPの全情報を提供しない)のいずれかであるので、TBTT情報フィールドが送信されないBSSIDの報告されるAPの情報を搬送するならば、TBTT情報フィールド内の近隣AP TBTTオフセットはあまり有用でない。しかし、この開示では、TBTT情報フィールド内の近隣AP TBTTオフセットは、TBTT情報フィールドが、送信されないBSSIDの報告されるAPの情報を搬送するならば、他の機能に関して再使用される。
【0082】
方式1:
送信されるBSSIDを有するAPによってビーコンがいつ送信されるかを受信機が知ることを助けるために、RNR要素内の受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるならば、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値になるように近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを設定し、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコンのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他の1つ以上のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、送信されないBSSIDを有する報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットになるように近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが設定される。
【0083】
送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットは、TBTT情報フィールド内で定義されるのと同じ定義を有することに留意されたい。
【0084】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0085】
他の設定は以下の通りである。
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0086】
方式2:
RNR要素内で受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるとき、何が送信されるBSSIDであるかを受信機が知ることを助けるために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを再使用して、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を搬送し、ここで、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの8または4個の最下位ビット、または送信されるBSSIDの値を導出するために使用されることが可能であるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、8または4ビット)であることが可能である。
【0087】
送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコン、プローブ応答フレームのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他の1つ以上のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビットは、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内で搬送するために再使用される。
【0088】
他の設定は以下の通りである。
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0089】
方式3:
RNR要素内の受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるならば、何が送信されるBSSIDであるか、送信されるBSSIDを有するAPによってビーコンがいつ送信されるかを受信機が知ることを助けるために、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送するために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを再使用し、ここで、送信されるBSSIDを有するAP、および送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの8または4個の最下位ビット、または送信されるBSSIDの値を導出するために使用することができるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、8ビットまたは4ビット)であることが可能である。送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの値は、報告するAPのTBTTと比較して、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの部分的TBTTオフセット、または送信されるBSSIDを有するAPの部分的TBTTであることが可能である。
【0090】
送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコン、プローブ応答フレームのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を搬送するために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビット(すなわち、4ビット)が再使用され、ここで、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビット(すなわち、4ビット)は、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの値、すなわち、報告するAPのTBTTと比較して、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの部分的TBTTオフセットを搬送するために再使用される。
【0091】
送信したAPの部分的TBTTオフセットは、TBTT情報フィールド内で定義されるようなTBTTオフセットのn個の最下位ビットであることが可能であり、以下の定義を有することも可能であることに留意されたい。
【0092】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さがnビットであり、n=1、2、…または7であり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたm個のTUでのオフセット、m=1、2、…または16を示す。値2^n-1は、未知のオフセット値または(2^n-2)*mより多くのTUを示す。別の方法は、値2^n-2が、(2^n-2)*m以上のTUのオフセットを示すことである。値2^n-1は、未知のオフセット値を示す。
【0093】
他の設定は以下の通りである
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0094】
他の6つの予約されているビットが、他の機能のために使用されることが可能であり、すなわち、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、このTBTT情報フィールド内に記載されるAPと管理フレームを交換するために、802.11-2016において定義されている11.33.4(オンチャネルトンネリング(OCT)動作)に記載されているOCT手順が使用されることが可能であるかどうかを示すために、1ビットを使用する。
【0095】
より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、マルチBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内の1ビットまたは1つのフィールドがあり、すなわち、TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために1に設定され(すなわち、真に設定されたdot11MultiBSSIDActivatedを有するAPによって動作される)、この場合、送信されるBSSIDサブフィールドを設定することは、1の値のマルチBSSIDサブフィールドと同じである。
【0096】
このオプションでは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRは、送信されるBSSIDを有するAPと送信されないBSSIDを有するAPの両方の情報を搬送することが可能にされる。しかし、このオプションは、どの報告されるAPが、送信されるBSSIDを有するか否かを受信機に伝えるために追加の指示を必要とする。
【0097】
BSSパラメータサブフィールド内で、それは、報告されるAPがマルチバンド能力デバイス内にある(マルチバンドをサポートする)かどうかを示すために、別のビットまたはフィールドを有することも可能である。
【0098】
その上、RNR要素内のフィールドまたはビットは、他の機能について、すなわち、オプション3におけるそれのように、TBTT情報ヘッダサブフィールド内の「予約されている」を「共同設置AP」に変更するために、さらに修正または追加されることが可能である。
【0099】
BSSパラメータサブフィールドについての別の実施形態は、図17に表されている。
【0100】
OCT推奨サブフィールドは、OCTが、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、TBTT情報フィールド内で示されるAPとMGMT MMPDUを交換するために使用されることが推奨されることを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0101】
同じSSIDサブフィールドは、報告されるAPが報告するAPと同じSSIDを有することを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0102】
マルチBSSIDサブフィールドは、報告されるAPがマルチBSSIDセットの部分であることを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0103】
送信されるBSSIDサブフィールドは、報告されるAPが送信されるBSSIDであることを示すために、1に設定される。それは0に設定され、報告されるAPは送信されないBSSIDである。マルチBSSIDフィールドが0に設定されるならば、それは予約されている。
【0104】
報告されるAPが、ローカルカバレッジエリア内で報告されるAP(動作チャネルにかかわらず)と同じ帯域内で動作するすべてのAPが2.4または5GHzで動作する共同設置APを有するESSの部分であるならば、共同設置ESSのメンバーサブフィールドは、1に設定される。そうでなければ、または、それがその情報を有さないならば、それは0に設定される。
【0105】
報告されるAPが、ローカルカバレッジエリア内で対応するチャネル内で動作するすべてのAPが望まないプローブ応答フレームを20TUごとに送信しているESSの部分であるならば、20TUプローブ応答アクティブサブフィールドは、1に設定される(27.16.1a.1.1を参照されたい)。そうでなければ、または、それがその情報を有さないならば、それは0に設定される。
【0106】
送信されるBSSIDを有するAPは、プローブ応答を20TUごとに送信しないことが推奨される。したがって、以下の設定は、以下の通りである
マルチBSSIDフィールドが1に設定され、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、20TUプローブ応答アクティブサブフィールドは予約される。
【0107】
マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、BSSパラメータサブフィールドのいくつかのビットが使用され、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送し、ここで、送信されるBSSIDを有するAP、および送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送するために同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの4個の最下位ビット、または、送信されるBSSIDの値を導出するために使用されることが可能であるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、4ビット)であることが可能である。それは、20TUプローブ応答アクティブサブフィールド、残りの2ビット、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値、および他のビットを再使用することができる。
【0108】
オプション3
近隣AP情報フィールドは、1つのチャネルにおける近隣APのグループに関するTBTTおよび他の情報を指定する。図10を参照されたい。
【0109】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図11において定義されている。
【0110】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3は、予約されている。
【0111】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)TVHTでないAPによって送信されるビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)
【0112】
共同設置APサブフィールドは、長さが1ビットであり、近隣AP情報フィールド内でチャネル番号フィールドおよび動作クラスフィールドによって示されるチャネルにおいて動作する報告されるAPが報告するAPと共同設置されるならば、1に設定され、そうでなければ、0に設定される。
【0113】
TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0114】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含む
- 1、5、7、8、11、または12に設定され、他の値は予約されている。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))に表されたように、TBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0115】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0116】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表3に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ。
【0117】
【表3】
【0118】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、チャネル開始周波数は、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作クラスの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0119】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0120】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)に表されたように動作クラス内で定義される。
【0121】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図12において定義されている。
【0122】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0123】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(11ai)。ショートSSIDサブフィールドは、(9.4.2.170.3(ショートSSIDを計算する11ai)において与えられるように計算される。RNR要素内で搬送されるマルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合については、オプション1およびオプション2を参照されたい。その上、RNR要素を送信する報告するAPが、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDを有する報告されるAPについての近隣AP情報フィールドを含むものとする。RNR要素内で搬送されるマルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合、RNR要素を送信する報告するAPが、マルチBSSIDセットの送信されないBSSIDを有する報告されるAPについての近隣AP情報フィールドを含み得る。
【0124】
802.11aiでは、BSSIDは、オプションで、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在するが、BSSIDは、6GHz APまたは他の帯域のAP発見のために必要である。したがって、STAが6GHz APまたは他の帯域のAPを見つけることを助けることを確実にするために、以下の規則が作られるべきである。
【0125】
1.共同設置APサブフィールドが1に設定されるとき、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有するならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在せず、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有さないならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
2.共同設置APサブフィールドが0に設定されるとき、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
【0126】
BSSパラメータサブフィールド内に、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有するかどうかを示すための1ビットまたは1つのフィールドがあり、それを同じBSSIDサブフィールドと呼ぶ。RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有することを示すために、1または第1の値に設定し、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有さないことを示すために、0または第2の値に設定する。
【0127】
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図13において定義されている。
【0128】
OCTサポートサブフィールドは、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、この近隣AP情報フィールド内に記載されるAPと管理フレームを交換するために、11.31.5(オンチャネルトンネリング(OCT)動作)において記載されるOCT手順が使用されることが可能であることを示すために、1に設定される。
【0129】
1つ以上の近隣APの情報をブロードキャストするために、802.11-2016において定義される近隣報告要素も使用されることが可能である。1つのオプション、802.11-2016において定義される元の近隣情報要素を使用すること、別のオプションは、近隣報告要素内のBSSID情報フィールド内の1つの予約ビットを、オプション3におけるのと同じ意味を有する「共同設置AP」と改名することである。
【0130】
上記の3つのオプションの任意の組合せは、一緒に使用されることが可能である。
【0131】
6GHz BSSの帯域外発見
2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内でAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。
【0132】
2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含まないデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内でAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含み得る。
【0133】
減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、2.4/5GHz内でOCT(オンチャネルトンネリング)を選定し、または6GHzに進むことができる。近隣報告要素または近隣報告要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、または近隣報告フレームのような、管理フレーム内で搬送されることが可能であることに留意されたい。6GHz APとのアソシエーションを行うために2つの方法がある。
【0134】
RNRまたはNR内の6GHz APの情報は、受動走査または能動走査の両方について使用されることが可能であることに留意されたい。
【0135】
オプション1:2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPは、STAに明らかであり、2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPか否かをSTAに伝えるための指示はない。この場合、STAは、6GHz内の報告されるAPが2.4/5GHz内の報告するAPと共同設置されているか否かを知らないので、STAは、2.4/5GHz内のアソシエーションにおいていくつかの管理フレームを6GHz内でAPに送信するためにOCTを使用することができない。
【0136】
オプション2:2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPか否かをSTAに伝えるために、RNR要素またはNR要素内に、少なくとも、共同設置AP、動作クラス、チャネル番号を含むいくつかの指示がある。この場合、STAは、6GHz内の報告されるAPが2.4/5GHz内の報告するAPと共同設置されているか否かを知っているので、STAは、2.4/5GHz内のアソシエーションにおいていくつかの管理フレームを6GHz内でAPに送信するためにOCTを使用し得る。
【0137】
6GHz BSSの帯域外発見の手順は、図14として記載されている。
【0138】
S101. APは、第1のフレーム、たとえば、RNRまたはNR要素を含むビーコンフレームを生成し、フレームは、6GHz APの情報を含み、情報は、6GHz APのMACアドレスまたはBSSIDであり得る。
【0139】
S102. APは、フレームを2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で送信する。「内で」または「において」は、何の差異もなしに使用される。
【0140】
S201. ステーション(STA)は、6GHz APの情報を含む第1のフレームを2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で受信する。
【0141】
S202. STAは、第1のフレームによって示される6GHz APにアクセスすることを要求するために、管理フレームのような、第2のフレームを送信する。一例では、OCT技法を使用することによって、管理フレームは、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で送られる。別の例では、管理フレームは、6GHz帯域内で送られる。管理フレームは、プローブ要求、認証要求、アソシエーション要求、などであってよい。
【0142】
上記の方式は、他の帯域、すなわち、1~7GHz内でAPを発見するために使用されることも可能である。
【0143】
6GHz BSSの帯域内発見
6GHz帯域内で動作する別の6GHz APを含むデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内の別のAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。6GHz帯域内で動作する別の6GHz APを含まないデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内の別のAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。
【0144】
6GHz内で減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、6GHz内でOCT(オンチャネルトンネリング)を選定し、または減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のチャネルに進むことができる。。近隣報告要素または近隣報告要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、または近隣報告フレームのような、管理フレーム内で搬送されることが可能であることに留意されたい。
【0145】
別の態様では、アソシエーションは、チャネル内またはチャネル外によって分類されることが可能である。チャネル内アソシエーションについては、6GHz内の減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のチャネルに進むことができる。チャネル外アソシエーションについては、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のOCT(オンチャネルトンネリング)を選定することができるが、この場合、STAは、対応するAPから受信信号強度指示を得るために対応するチャネルに進むことが必要であり得る。
【0146】
マルチBSSIDの場合にプローブ応答を送る規則
この実施形態は、6GHz帯域を含むマルチBSSID内に限定されず、すなわち、いずれのマルチBSSIDも以下に記載される解決策を使用し得る。
802.11a/g/n/acでは、プローブ応答を送る既存の規則は以下の通りである。
規則b:プローブ要求フレームのアドレス1フィールド(RAフィールド)がSTAのMACアドレスでない個別アドレスを含むならば、プローブ要求フレームを受信するSTAは、プローブ要求フレームに応答しないものとする。
【0147】
しかしながら、マルチBSSIDの場合、プローブ要求フレームのアドレス1フィールド(RAフィールド)が、STA1(AP1)のMACアドレスでないが、送信されないBSSIDを有するSTA2(AP2)のMACアドレスである個別アドレスを含み、ここで、STA1(AP1)およびSTA2(AP2)が同じマルチBSSID内にあるならば、STA1(AP1)は、プローブ応答フレームに応答することが可能にされ得る。このようにして、送信されないBSSIDのAPのMACアドレスである個別アドレスを含むプローブ要求フレームを送信するSTAは、それがマルチBSSIDセット内のすべてのAPのプロファイル全体を取得することができるように、送信されるBSSIDのAPによって送信されたプローブ応答フレーム(マルチBSSIDセット要素を含む)を得ることができる。
【0148】
マルチBSSIDビットが、プローブ要求フレーム内の拡張能力要素内で1に設定されている(このプローブ要求フレームを送信するSTAがマルチBSSIDをサポートすることを示す)ならば、送信されないBSSIDのSTA(AP)は、プローブ要求フレームに応答しないものとする。
【0149】
マルチBSSIDビットが、プローブ要求フレーム内の拡張能力要素内で1に設定され(このプローブ要求フレームを送信するSTAがマルチBSSIDをサポートすることを示し)、プローブ要求フレームが、送信されるBSSIDのSTA1(AP1)のMACアドレスでないが、送信されないBSSIDのSTA2(AP2)のMACアドレスである個別アドレスを含み、ここで、STA1(AP1)およびSTA2(AP2)が同じマルチBSSID内にあるならば、規則bを除いて、P802.11REVmd_D2.0の副節11.1.4.3.4応答を送るための基準において記載されるような他の例外が満たされないならば、送信されるBSSIDのSTA1(AP1)は、プローブ要求フレームに応答することができる。
【0150】
P802.11REVmd_D2.0における例外は、以下の通りである。
プローブ要求フレームを受信するSTAは、以下のうちのいずれかが適用されるならば、応答しないものとする。
a)STAが以下の基準のうちのいずれにも一致しない。
1)STAがAPである。
2)STAがIBSS STAである。
3)STAがメッシュSTAである。
4)STAが、PBSSのメンバーでなく、11.1.4.3.3(DMG STAのための能動走査手順)において定義されるような能動走査を実行しているDMG STAである。
5)STAがPCPである。
b)プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、STAのMACアドレスでない個別アドレスを含む。
c)STAが、インフラストラクチャBSS内のAPでないSTAであり、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
d)STAが、PBSS内のPCPでないSTAであり、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
e)STAが、IBSS内にあり、一番最近のTBTT以来、ビーコンまたはDMGビーコンフレームを送信せず、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
f)STAが、メッシュSTAであり、以下の基準のいずれかが満たされる。
1)プローブ要求フレームが、メッシュID要素を含まない。
2)プローブ要求フレーム内のメッシュID要素が存在するが、ワイルドカードメッシュIDを含まず、STAが対応付けされるMBSSのメッシュIDに一致しない。
g)STAが、メッシュSTAでなく、以下の基準のいずれも満たされない。
1)プローブ要求フレーム内のSSIDが、ワイルドカードSSIDである。
2)プローブ要求フレーム内のSSIDが、STAのSSIDに一致する。
3)SSIDリスト要素が、プローブ要求フレーム内に存在し、STAのBSSのSSIDを含む。
h)STAが、メッシュSTAでなく、プローブ要求フレームのアドレス3フィールドが、ワイルドカードBSSIDを含まず、STAのBSSのBSSIDに一致しない。
i)STAが、真に等しいdot11InterworkingServiceActivatedを有し、プローブ要求フレームが、相互動作要素と、その相互動作フィールドが値1を含む拡張能力要素とを含み、以下の基準のうちの少なくとも1つが満たされない。
1)相互動作要素のHESSIDフィールドが、存在しない、または存在し、ワイルドカードHESSIDを含むか、または一番最近のMLME-START.requestもしくはMLME-JOIN.requestプリミティブのInterworkingInfoパラメータのHESSIDフィールドに一致する。
2)相互動作要素のアクセスネットワークタイプフィールドが、ワイルドカードアクセスネットワークタイプを含むか、またはSTAのアクセスネットワークタイプに一致する。
j)プローブ要求フレームが、DSSSパラメータセット要素を含み、DSSSパラメータセット要素内の現在チャネルフィールドが、dot11CurrentChannelと同じでない値を含む。
k)STAがDMG STAであり、DMG STAの送信アンテナが、そこからプローブ要求フレームが受信されたSTAに送信するようにトレーニングされていない。
【0151】
前述の様々な実施形態は、論理矛盾なしに再結合され、または部分的に置換されてよく、その拡張のやり方は再度記載されない。この実施形態において提供される通信デバイスは、前述の実施形態の送信側または受信端側において技術的解決策を実行するために使用されてよく、実装の原理および技術的効果は同様であり、詳細はここで再度記載されない。
【0152】
上記の通信デバイスの各ユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、1つの物理的エンティティに統合され、または全体的にまたは部分的に物理的に分離されてもよいことが留意されるべきである。その上、これらのユニットはすべて、処理構成要素呼出しによってソフトウェアの形式で実現されてよく、それらはすべて、ハードウェアの形式で実現されてよく、いくつかのユニットは、処理構成要素呼出しの形式でソフトウェアによって実現されてよく、いくつかのユニットは、ハードウェアの形式で実現される。たとえば、送信ユニットは、別個に設定された処理要素であってよく、または通信デバイスのチップの1つの中に統合されてよく、または、通信デバイスの処理要素によって呼び出されるプログラムの形式で通信デバイスのメモリ内に記憶されてもよい。そして、送信ユニットの機能が実行される。他のユニットの実装は類似である。加えて、これらのユニットのすべてまたは部分は、統合され、または独立して実現されることが可能である。ここで記載された処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であることが可能である。この実装プロセスでは、上記の方法の各ステップまたは上記のユニットの各々は、プロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形式での命令によって完成され得る。さらに、上記の送信ユニットは、送信を制御するためのユニットであり、情報は、アンテナおよび無線周波数デバイスのような、通信デバイスの送信デバイスによって受信されることが可能である。
【0153】
上記のユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、または1つ以上のマイクロプロセッサ(デジタル信号プロセッサ(DSP))、または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のような、上記の方法を実現するように構成された1つ以上の集積回路であってよい。別の例として、上記のユニットの1つが処理構成要素スケジューラの形式で実現されるとき、処理要素は、中央処理ユニット(CPU)またはプログラムを起動することができる他のプロセッサのような、汎用プロセッサであることが可能である。別の例として、これらのユニットは、システムオンチップ(SOC)の形式で統合され実現されることが可能である。
【0154】
図15は、本発明の別の実施形態による、アクセスポイントまたはステーションのような、通信装置のブロック図である。図15における通信装置は、インターフェース1104、プロセッサ1101、バス1102、メモリ1103、および少なくとも通信インターフェース1104を含む。
【0155】
プロセッサ1101は、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、または本出願の実施形態の実行を制御するための1つ以上の集積回路であることが可能である。
【0156】
通信バス1102は、上記で記載された構成要素の間で情報を伝達するための経路を含むことができる。
【0157】
通信インターフェース1104は、他のデバイス、またはEthernet、無線アクセスネットワーク(RAN)、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)などのような通信ネットワークと通信するための任意のトランシーバのようなデバイスを使用する。
【0158】
メモリ1103は、リードオンリメモリ(ROM)または静的な情報および命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または情報および命令を記憶することができる他のタイプであることが可能である。動的記憶デバイスは、また、電気的消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(EEPROM)、コンパクトディスク・リードオンリメモリ(CD-ROM)または他の光ディスク記憶装置、およびディスク記憶デバイス(コンパクトディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク、などを含む)、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶デバイスであることが可能であり、または命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることが可能であり、アクセスされる任意の他の媒体であることが可能であるが、これに限定されない。メモリは、独立して存在し、バスを介してプロセッサに接続されることが可能である。メモリは、プロセッサと統合されることも可能である。
【0159】
メモリ1103は、本出願の解決策を実行するためのアプリケーションコードを記憶するように構成され、実行するためにプロセッサ1101によって制御される。プロセッサ1101は、メモリ1103内に記憶されたアプリケーションコードを実行するように構成され、それにより本出願の上記の実施形態によって提供される通信方法を実現する。
【0160】
代替として、本出願の実施形態では、プロセッサ1101は、本出願の前述の実施形態によって提供される通信方法における処理関連機能を実行することが可能であり、通信インターフェース1104は、他のデバイスまたは通信ネットワークとの通信を担当する。この例は、これを具体的に限定しない。
【0161】
特定の実施形態では、プロセッサ1101は、1つ以上のCPUを含み得る。
【0162】
特定の実施形態では、通信装置110は、複数のプロセッサを含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルCPUプロセッサまたはマルチコアプロセッサであることが可能である。プロセッサは、ここにおいて、1つ以上のデバイス、回路、および/またはコンピュータプログラム命令のような、データを処理するための処理コアを指し得る。
【0163】
特定の実施形態では、通信装置110は、出力デバイスおよび入力デバイスをさらに含み得る。出力デバイスは、プロセッサ1101と通信して、情報を様々なやり方で表示することができる。たとえば、出力デバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(CRT)ディスプレイデバイス、またはプロジェクタであってもよい。入力デバイスは、プロセッサ1101と通信して、ユーザ入力を様々なやり方で受け入れることができる。たとえば、入力デバイスは、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、または感知デバイスであることが可能である。
【0164】
加えて、上記で記載されたように、本出願の実施形態によって提供される通信装置110は、チップ、または送信端、または受信端、または図における類似の構造を有するデバイスであってもよい。本出願の実施形態は、通信装置110のタイプを限定しない。
【0165】
本実施形態では、通信装置110は、様々な機能モジュールを統合されたやり方で区分する形式で提示される。ここでの「モジュール」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、回路、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供する他の機能を指し得る。デバイス。単純な実施形態では、通信デバイス110は図に表された形式をとることが可能であることをこの技術分野の当業者は理解するであろう。たとえば、各実施形態において述べたユニットの機能/実装プロセスは、図のプロセッサ1101およびメモリ1103によって実現されることが可能である。具体的には、生成ユニットは、プロセッサ1101によって、メモリ1103内に記憶されたアプリケーションコードを呼び出すことによって実行されてよく、これは、この実施形態において限定されない。代替として、送信ユニットは、図15の通信インターフェース1104によって実現されてよく、これはこの実施形態において限定されない。
【0166】
図15に表された実施形態において提供される通信デバイスは、具体的には、図14に表された実施形態におけるAPのような送信端であり得ることが留意されるべきである。プロセッサ1101がメモリ1103内に記憶されたプログラムを呼び出すとき、図14に表された実装が実行され得る。この例において提供される送信側における方法。
【0167】
図15に表された実施形態において提供される通信デバイスは、具体的には、図14に表された実施形態における受信端、たとえば一般のサイトであり得ることが留意されるべきである。プロセッサ1101がメモリ1103内に記憶されたプログラムを呼び出すとき、図14に表されたデバイスが実行され得る。実施形態によって提供される受信端側の方法。
【0168】
オプションで、本出願の実施形態は、通信デバイス、または前述の実施形態のいずれかにおいて記載された通信デバイスを含み得る通信システムを提供する。
【0169】
上記の実施形態では、それは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって、全体的にまたは部分的に実現され得る。ソフトウェアプログラムを使用して実現されるとき、それは、コンピュータプログラム製品の形式で全体的にまたは部分的に実現され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにおいてロードされ実行されるとき、本出願の実施形態に従って記載されたプロセスまたは機能が全体的にまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能デバイスであることが可能である。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に転送されることが可能であり、たとえば、コンピュータ命令は、ワイヤ(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、ワイヤレス、マイクロ波、など)を介した、ウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンター送信から別のウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターへであることが可能である。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能な媒体、または媒体と統合されることが可能である1つ以上のサーバ、データセンター、などを含むデータ記憶デバイスであることが可能である。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、または半導体媒体(ソリッドステートディスク(SSD)のような)または同様のものであり得る。
【符号の説明】
【0170】
110 通信装置、通信デバイス
1101 プロセッサ
1102 バス、通信バス
1103 メモリ
1104 インターフェース、通信インターフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-02-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野、より詳細には、通信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワークについての802.11ファミリー規格は、電気電子学会(Institute of Electrical and Electrical Engineers, IEEE)によって定義されている。それらの中で、802.11シリーズの主流規格は、現在、802.11a、802.11b、802.11n、802.11ac、および802.11ax規格を有する。
【0003】
上位互換性を要求する次世代802.11規格は、また、2.4GHz帯域、5GHz帯域、および6GHz帯域を含む、802.11axの動作スペクトルをサポートするであろう。最新のフリー6GHz周波数帯域によれば、この周波数帯域に基づくチャネル区分は、240MHz、320MHz、または400MHzのような、5GHzでサポートされる160MHz最大帯域より上をサポートすることができる。極めて大きな帯域幅に加えて、次世代802.11シリーズ規格は、ストリームの数を16ストリームに増加させるような、ストリームの数を増加させること、および(2.4GHz、5GHz、および6GHzのような)複数の帯域の間で協働することによってピークスループットを増加させることができる。6GHz帯域、または2.4GHzおよび5GHzとは異なる他の帯域をどのようにして迅速に見つけるか、または好都合にアクセスするかが、解決されるべき技術的課題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の実施形態は、先行技術において、異なる周波数帯域に効率的にアクセスする課題を解決するために使用される、通信方法、装置、およびデバイスを提供する。
【0005】
一態様では、第1のフレームを生成するステップであって、第1のフレームが、6GHz帯域において動作するステーションのアドレス情報を含む、ステップと、2.4GHzおよび/または5GHz周波数帯域において第1のフレームを送信するステップと、を含む情報指示方法が提供される。
【0006】
別の態様では、情報指示方法は、
ステーションによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域において第1のフレームを受信するステップであって、第1のフレームが、報告するAPによって送られた6GHz帯域における1つ以上の報告されるAPのアドレス情報を含む、ステップと、ステーションによって、6GHz帯域において第2のフレームを送信し、第2のフレームの受信されたアドレスが、6GHz帯域における報告されるAPのうちの1つのアドレス情報であり、または、ステーションによって、2.4GHzおよび/または5GHz帯域においてOCT MMPDUを送信し、OCT MMPDUの受信されたアドレスが、報告するAPのMACアドレスである、ステップと、を含む。
【0007】
もちろん、上記の実施形態における6GHz帯域は、2.4GHzおよび5GHzを除いて、1GHzから7GHzのような、他の帯域で置換されることが可能である。
【0008】
特定の例では、アドレス情報は、RNR要素またはNR要素内に位置し、または第1のフレームのRNR要素は、アドレス情報が存在するかどうかを示すための指示情報を含み得る。具体的には、アドレス情報は、6GHz帯域におけるAPのMACアドレス、または6GHz帯域における報告されるAPのBSSIDである。
【0009】
一例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、6GHz帯域における報告されるAPのBSSIDは、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDである。別の例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNR要素内のショートSSIDは、送信されるBSSIDを有するAPのSSIDに基づいて計算される。別の例では、6GHz帯域における報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRまたはNR要素は、RNRまたはNR要素内の報告されるAPのBSSIDがマルチBSSIDセットの送信されるBSSIDであるかどうかを示すための信号を含む。
【0010】
具体的には、第1のフレームのRNR要素またはNR要素は、3つのパラメータ、すなわち、
動作クラスメインチャネル、OCTがサポートされるかどうか、および共同設置AP
のうちの少なくとも1つをさらに含み得る。
【0011】
オプションで、RNR要素またはNR要素は、6GHz帯域における報告されるAPが第1のフレームを送信する報告するAPと共同設置されているかどうかを示すための信号を含み得る。または、RNR要素またはNR要素は、6GHz帯域における報告されるAPおよび第1のフレームを送信する報告するAPが複数の帯域サポートデバイス内にあるかどうかを示すための信号を含み得る。
【0012】
したがって、前述の方法のいずれかを実行することが可能な装置が提供される。
【0013】
別の態様では、プロセッサ、メモリ、および通信インターフェースを含む通信装置が提供され、プロセッサが通信インターフェースの通信動作を制御し、メモリがプログラムを記憶し、プロセッサが、メモリ内に記憶されたプログラム、先行する解決策のいずれかの方法を起動する。
【0014】
別の態様では、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されて、先行する方法のいずれかの方法を実現する。
【0015】
上記の実施形態によれば、通信の効率が改善されることが可能であり、通信帯域における輻輳が減少されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本出願の一実施形態のアプリケーションアーキテクチャの概略図である。
図2】本出願の一実施形態によるAPおよびSTAの内部構造の概略図である。
図3】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図4】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図5】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図6】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図7】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図8】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図9a】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図9b】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図10】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図11】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図12】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図13】本出願の様々な実施形態によってそれぞれ提供されるフレーム構造の概略図である。
図14】本出願の一実施形態による通信プロセスの概略図である。
図15】本開示の一実施形態による通信デバイスのハードウェアの概略的構造図である。
図16】RNR要素の概略図である。
図17】BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマットの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本出願の一実施形態のアプリケーションアーキテクチャの概略図である。図1に表されたように、アクセスポイント(AP)の数は1であり、ステーション(station, STA)の数は2である。この例のアプリケーションアーキテクチャは、AP、STA1、およびSTA2を含み得る。それらの中で、AP1は、STA1およびSTA2に接続され、STA1は、STA2に接続され、APは、他のAPと通信することもできる。本出願の実施形態によって提供される通信方法は、APとAPの間の通信、STAとSTAの間の通信、およびAPとSTAの間の通信に適用可能であり得ることが留意されるべきである。APは、受信端または送信端としての役割を果たすことができる。STAは、受信端または送信端としての役割を果たすことができる。
【0018】
APは、限定しないが、通信サーバ、ルータ、スイッチ、ブリッジなどを含み、STAは、限定しないが、コンピュータ、モバイルフォン、および同様のものを含む。
【0019】
図2に表されたように、APおよびSTAの内部構造は、たとえば、アンテナ、無線モジュール、物理(PHY)レイヤベースバンドモジュール、媒体アクセス制御(MAC)レイヤモジュール、および論理リンク制御(LLC)モジュール、インターネットプロトコル(IP)処理モジュール、伝送制御プロトコル/ユーザデータグラムプロトコル(transmission control protocol/user datagram protocol, TCP/UDP)処理モジュールおよびアプリケーションレイヤモジュール、IPモジュール、およびLLCモジュールを含み得、上位レイヤインターフェースを通して通信することができる。アンテナの数は、1つ以上であってよく、STAおよびAPのアンテナの数は、同じまたは異なってもよい。
【0020】
上記のAPおよびSTAは、限定しないが、802.11/802.11a/802.11b/802.11g/802.11n/802.11ac/802.11ax/802.11ax次世代のような、802.11シリーズの1つ以上の規格をサポートし、またはそれらに準拠してもよく、または他の下位基準は、この出願において記載されないことが留意されるべきである。
【0021】
802.11axタスクグループは、5935MHzから7125MHzに及ぶ、6GHz帯域内で802.11ax動作を有効にするために、プロジェクトの範囲を最高で7.125GHzまでの動作に拡張することを採決した。
【0022】
ソフトAPを除いて、6GHz帯域における(内の)すべてのAPが、6GHz帯域において、および2.4および/または5GHz帯域において動作するマルチバンド共同設置デバイスであることが予期される。1.2GHzより上のスペクトルを走査することは、時間的に、およびエネルギー的に、非常に多くを要求する。6GHzにおけるリソースオーバーヘッドおよびSTA側におけるエネルギーおよび時間の消費に対するこの影響を減少させるために、我々の実施形態の1つでは、より低い帯域(2.4および5GHz)を走査することによって(より低い帯域内の別のAPと共同設置された)6GHz APが発見されることが可能である。
【0023】
たとえば、より低い帯域(2.4または5GHz帯域)内で共同設置されたAPは、減少した近隣報告、または6GHz共同設置APを記載する近隣報告要素を含むことが義務付けられる。
【0024】
上記の実施形態に基づいて、2.4および5GHz帯域を走査するSTAは、それが6GHz APの1つとアソシエーションすることを望むかどうかを決定するためにSTAが要求する情報を有する(または取得する)ことになる。実施形態は、STAが、プローブ要求を6GHz APに送ることによって、STAが得ることになるできるだけ多くの情報をさらに取得することをさらに含み得る。STAが6GHz APとアソシエーションすることを望むとき、STAは、1つのフレーム、すなわち、アソシエーション要求を送る必要があるのみである。このようにして、STAが6GHz APにアクセスする複雑さが大きく減少されることが可能であり、通信効率が改善される。
【0025】
一実施形態では、2.4、5、および6GHzについての発見機構が記載される。
- アソシエーションのために利用可能であるBSSの動作チャネルを検出するためのSTA。
- 報告するデバイス(AP)、すなわち、発見情報を送信した同じデバイス内で動作する仮想APと共同設置されたBSSを検出するためのSTA。
ここで、共同設置6GHz BSSに遷移することが可能であるようにBSS遷移管理シグナリングが拡張され、詳細は以下の開示に含まれる。
- オプションで、実施形態は、また、APがOCT(on-channel tunneling, オンチャネルトンネリング)をサポートするという情報を提供することを含む。OCTは、802.11-2016規格の副節11.33.4オンチャネルトンネリング(OCT)動作:プローブ要求/応答をトンネリングするための報告するデバイスと6GHz内のAPとの間のトンネリング、より低い帯域内でAPに無線で送信され、6GHzにおいてAPにトンネリングされるアソシエーションおよび認証フレーム、においてすでに定義された機構である。
【0026】
上述した機構は、6GHz帯域においての走査、認証、およびアソシエーションシグナリングオーバヘッドを減少させるが、それらは、6GHz帯域においての直接に走査、認証、およびアソシエーションを置換することを意図しない。すなわち、ステーションの能力に基づいて、ステーションは、6GHz帯域において直接に走査、認証、およびアソシエーションを処理し得る。
【0027】
OCTの手順は、802.11-2016規格における副節11.33.4オンチャネルトンネリング(OCT)動作および6.3.91オンチャネルトンネリング動作を参照することができる。OCTは、マルチバンド能力デバイスのSTAが同じデバイスの異なるSTAによって構築されたMMPDUを送信することを可能にする。
【0028】
一実施形態では、送信側において、STAが6GHz内でAPを発見することを助けるためのような、6GHz AP(アドレス情報)の情報をブロードキャストするために、たとえば、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で、ビーコンまたはプローブ応答内で、減少した近隣報告(Reduced Neighbor Report, RNR)または近隣報告(Neighbor Report, NR)要素を使用する。別の態様では、受信側において、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で、第1のフレームを受信し、第1のフレームは、6GHz帯域における/内のSTA動作のアドレス情報を含み、受信側によって、6GHz帯域内で第2のフレームを送り、第2のフレームの受信機アドレスは、6GHz帯域内のSTA動作の受信されたアドレス情報である。
【0029】
具体的には、報告されるAP、すなわち、6GHz APが、2つ以上のメンバーを有するマルチ基本サービスセット識別子(BSSID)セットのメンバーであるならば、STAがマルチBSSIDセットのプロファイル全体を迅速に得ることができるように、単純な方式が提供される。RNR要素またはNR要素は、マルチBSSIDセット内の各BSSIDについてすべてのプロファイルを提供する必要はないが、無線時間を節約し、それをクリーンにし、受信機に不明瞭でないように、送信されるBSSIDに関する情報を単に提供する。草案P802.11ax_D1.0および草案P802.11REVmd_D1.6によれば、現在、STAがアソシエーションを行うためにマルチBSSIDセット内で適切なAPを見つけることができるように、送信されるBSSIDを有するAPのみがビーコンフレームまたはプローブ応答を通してピクチャ全体/全情報をSTAに提供することができる。
【0030】
上述したBSS遷移管理シグナリングは、異なるフレーム構造、たとえば、減少した近隣報告(Reduced Neighbor Report, RNR)要素または近隣報告(Neighbor Report, NR)要素を搬送する管理フレームを有し得る。以下は、要素の構造の実施形態である。
【0031】
減少した近隣報告要素
減少した近隣報告要素は、近隣APに関するチャネルおよび他の情報を含む。減少した近隣報告要素のフォーマットは、図16(減少した近隣報告要素フォーマット)に表されている。それは、1つより多くの近隣AP情報フィールドを有することによって、1つより多くの報告されるAPに関する情報を搬送することができる。
【0032】
要素IDおよび長さフィールドは、草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.1において定義されている。
【0033】
近隣AP情報フィールドのフィールドは、草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.170.2(近隣AP情報フィールド)に記載されている近隣AP情報フィールドの1つ以上を含む。この開示において述べた副節については、P802.11REVmd_D1.6または802.11-2016を参照されたい。
【0034】
近隣AP情報フィールド
オプション1
近隣AP情報フィールドは、ターゲットビーコン送信時間(target beacon transmission time, TBTT)および1つのチャネルにおける近隣APのグループに関する他の情報を指定する。図3を参照されたい。
【0035】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図4において定義されている。
【0036】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3が予約される。
【0037】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するサービスセット識別子(service set identifier, SSID)が(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)テレビ超高スループット(television very high throughput, TVHT)でないAPによって送信されたビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0038】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含み、
- 1、5、7、または11に設定され、他の値が予約される。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))内に表されたようにTBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0039】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0040】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表1に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ(参考として規格内の9~283)。
【0041】
【表1】
【0042】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、それは、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作チャネルの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0043】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0044】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)内に表されたように動作クラス内で定義される。
【0045】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図4において定義されている。
【0046】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0047】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(11ai)。近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、BSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定される。
【0048】
ショートSSIDサブフィールドは、9.4.2.170.3において与えられるように計算される(ショートSSIDを計算する(11ai)。近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、ショートSSIDは、送信されるBSSIDを有するAPのSSIDに基づいて計算される。
【0049】
ここで、草案P802.11ax_D3.0および草案P802.11REVmd_D1.6において定義されるようにマルチBSSIDセットが以下のように特徴づけられる。
- セットのすべてのメンバーが、共通の動作クラス、チャネル、チャネルアクセス機能、およびアンテナコネクタを使用する。
- セットが少なくとも1つのnに対して2nの最大範囲を有し、ここで、1<=n<=46である。
- セットのメンバーは、それらのBSSID内に同じ48-nビット(BSSID[0:(47-n)])を有する。
- マルチBSSIDセット内のすべてのBSSIDが、それらが異なる動作クラス、チャネル、またはアンテナコネクタを使用するSTAに対するMACアドレスとして利用可能でないやり方で割り当てられる。マルチBSSIDセットに属するAPのBSSIDは、APが、それが送信するビーコンフレーム内にマルチBSSID要素を含むならば、送信されるBSSIDと呼ばれる。マルチBSSIDセット内に、送信されるBSSIDに対応する1つより多くのAPは存在しないものとする。マルチBSSIDセットに属するAPのBSSIDは、APのBSSIDが草案P802.11REVmd_D1.6における9.4.2.46(マルチBSSID要素)および9.4.2.74(マルチBSSIDインデックス要素)に従って導出されるならば、送信されないBSSIDである。マルチBSSIDセット内のすべてのAP STAの中で、送信されるBSSIDに対応するAPのみがビーコンフレームを送信するものとする。
【0050】
このオプションでは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRは、送信されるBSSIDを有するAPの情報を搬送することが可能にされるのみであり、すなわち、近隣AP情報フィールド内で示される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、送信されないBSSIDを有するAPの情報を搬送しない。RNR内で搬送されるすべての情報は、この場合、送信されるBSSIDを有するAPについてである。その上、RNR要素内のフィールドまたはビットは、他の機能についてさらに修正または追加されることが可能であり、すなわち、TBTT情報ヘッダサブフィールド内の「予約されている」を「共同設置AP」に変更し、かつ/または、オプション3におけるそれらのように、TBTT情報フィールド内にBSSパラメータフィールドを追加する。
【0051】
方式1:共同設置APは、P802.11-2016において定義されるように、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有するAPに定義されることに留意されたい。
【0052】
方式2:ここで、共同設置APは、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有するAPに限定されず、報告するSTAと同じアンテナコネクタを共有しないが同じ物理デバイス内にあるAPも指すことに留意されたい。P802.11REVmd_D2.0において用語「共同設置」を区別するために、それを共同デバイスAPと改名している。
【0053】
オプション2
近隣AP情報フィールドは、1つのチャネルにおける近隣APのグループに関するTBTTおよび他の情報を指定する。図5を参照されたい。
【0054】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図6において定義されている。
【0055】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3が予約されている。
【0056】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)TVHTでないAPによって送信されたビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0057】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含む
- 1、5、7、8、11、または12に設定され、他の値は予約されている。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))内に表されたようにTBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0058】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0059】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表2 TBTT情報フィールド内に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ(9-283)。
【0060】
【表2】
【0061】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、チャネル開始周波数は、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作クラスの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0062】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0063】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)に表されたように動作クラス内で定義されている。
【0064】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図8(TBTT情報フィールド(11ai)フォーマット)において定義されている。
【0065】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0066】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(ショートSSIDを計算する)(11ai)。
【0067】
ショートSSIDサブフィールドは、9.4.2.170.3(11ai)において与えられるように計算される。
【0068】
802.11aiでは、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内にオプションで存在するが、BSSIDは、6GHz APまたは他の帯域のAPの発見のために必要である。したがって、STAが6GHz APまたは他の帯域のAPを見つけることを助けることを確実にするために、以下の規則が作られるべきである。
【0069】
RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有するならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在せず、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有さないならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
【0070】
または、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に常に提示される。
【0071】
BSSパラメータサブフィールド内に、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有するかどうかを示すために1ビットまたは1つのフィールドがあり、それを同じBSSIDサブフィールドと呼ぶ。RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有することを示すために、1または第1の値に設定し、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有さないことを示すために、0または第2の値に設定する。
【0072】
方式1では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9a(参考として9-622)(BSSパラメータサブフィールド)において定義されている。送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有する(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定される)、または近隣AP情報フィールド内のチャネル番号フィールドおよび動作クラスフィールドによって示される/搬送されるチャネルにおいて動作する報告されるAPは、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、1または第1の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定され、そうでなければ(近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されないBSSIDを有する(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは送信されないBSSIDに設定される)ことを示すために)、0または第2の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定される。より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有するかどうかを示すために、送信されるBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内に1ビットまたは1つのフィールドがある。
【0073】
その上、BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマット内に、それは、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるかどうかを示すための別のビットまたはフィールドを有することもできる。報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、それを第1の値に設定し、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、それを第2の値に設定する。
【0074】
方式2では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9a(参考として9-622)(BSSパラメータサブフィールド)において定義されている。送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDを有することを示すために、1または第1の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定され(TBTT情報フィールド内のBSSIDフィールドは、送信されるBSSIDに設定され)、そうでなければ(近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、マルチBSSIDセットの送信されないBSSIDを有するか、または2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために)、0または第2の値(送信されるサブフィールド内の1ビットより多く)に設定される。より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであり、送信されるBSSIDを有するかどうかを示すために、送信されるBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内に1ビットまたは1つのフィールドがある。
【0075】
その上、BSSパラメータ・サブフィールド・フォーマット内で、それは、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるかどうかを示すために、別のビットまたはフィールドを有することもできる。報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、それを第1の値に設定し、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、それを第2の値に設定する。
【0076】
方式3では、
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図9bにおいて定義されている。
【0077】
マルチBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、1に設定され、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーでないことを示すために、0に設定される。
【0078】
マルチBSSIDサブフィールドが1であるならば、送信されるBSSIDサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが送信されるBSSIDを有することを示すために、1に設定され、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPが送信されないBSSIDを有することを示すために、0に設定される。
【0079】
マルチBSSIDサブフィールドが0であるならば、送信されるBSSIDサブフィールドは予約されている。
【0080】
概して、図8に表されたようなTBTT情報フィールドは、1つの報告されるAPのパラメータを含む。したがって、マルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合、近隣AP TBTTオフセット、BSSID、ショートSSID、BSSパラメータは、報告されるAPが送信されるBSSIDを有するならば、送信されるBSSIDを有するAPについてのパラメータであり、または報告されるAPが送信されないBSSIDを有するならば、送信されないBSSIDを有するAPについてのパラメータである。しかしながら、送信されないBSSIDのAPは、ビーコンを送信しないことになる、または送信されないBSSIDのAPによって送信されるビーコンは、マルチBSSID要素を含まないことになる(マルチBSSIDセット内のすべてのAPの全情報を提供しない)のいずれかであるので、TBTT情報フィールドが送信されないBSSIDの報告されるAPの情報を搬送するならば、TBTT情報フィールド内の近隣AP TBTTオフセットはあまり有用でない。しかし、この開示では、TBTT情報フィールド内の近隣AP TBTTオフセットは、TBTT情報フィールドが、送信されないBSSIDの報告されるAPの情報を搬送するならば、他の機能に関して再使用される。
【0081】
方式1:
送信されるBSSIDを有するAPによってビーコンがいつ送信されるかを受信機が知ることを助けるために、RNR要素内の受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるならば、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値になるように近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを設定し、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコンのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他の1つ以上のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、送信されないBSSIDを有する報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットになるように近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが設定される。
【0082】
送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットは、TBTT情報フィールド内で定義されるのと同じ定義を有することに留意されたい。
【0083】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0084】
他の設定は以下の通りである。
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0085】
方式2:
RNR要素内で受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるとき、何が送信されるBSSIDであるかを受信機が知ることを助けるために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを再使用して、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を搬送し、ここで、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの8または4個の最下位ビット、または送信されるBSSIDの値を導出するために使用されることが可能であるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、8または4ビット)であることが可能である。
【0086】
送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコン、プローブ応答フレームのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他の1つ以上のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビットは、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内で搬送するために再使用される。
【0087】
他の設定は以下の通りである。
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0088】
方式3:
RNR要素内の受信されたTBTT情報フィールドが送信されないBSSIDを有する1つの近隣APのためのものであるならば、何が送信されるBSSIDであるか、送信されるBSSIDを有するAPによってビーコンがいつ送信されるかを受信機が知ることを助けるために、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送するために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを再使用し、ここで、送信されるBSSIDを有するAP、および送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの8または4個の最下位ビット、または送信されるBSSIDの値を導出するために使用することができるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、8ビットまたは4ビット)であることが可能である。送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの値は、報告するAPのTBTTと比較して、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの部分的TBTTオフセット、または送信されるBSSIDを有するAPの部分的TBTTであることが可能である。
【0089】
送信されるBSSIDを有するAPによって送信されたビーコン、プローブ応答フレームのみが、同じマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDを有する他のAPの情報を含むプロファイル全体を提供することができるように、マルチBSSIDセット要素を含むことができることに留意されたい。すなわち、マルチBSSIDサブフィールドが1であり、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値を搬送するために、近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビット(すなわち、4ビット)が再使用され、ここで、送信されるBSSIDを有するAPおよび送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、同じマルチBSSID内にある。近隣AP TBTTオフセットサブフィールドのいくつかのビット(すなわち、4ビット)は、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの値、すなわち、報告するAPのTBTTと比較して、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTの部分的TBTTオフセットを搬送するために再使用される。
【0090】
送信したAPの部分的TBTTオフセットは、TBTT情報フィールド内で定義されるようなTBTTオフセットのn個の最下位ビットであることが可能であり、以下の定義を有することも可能であることに留意されたい。
【0091】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さがnビットであり、n=1、2、…または7であり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたm個のTUでのオフセット、m=1、2、…または16を示す。値2^n-1は、未知のオフセット値または(2^n-2)*mより多くのTUを示す。別の方法は、値2^n-2が、(2^n-2)*m以上のTUのオフセットを示すことである。値2^n-1は、未知のオフセット値を示す。
【0092】
他の設定は以下の通りである
BSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのBSSIDに設定され、ショートSSIDサブフィールドは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPのSSIDに基づいて計算され、BSSパラメータサブフィールドは、サポートされるOCT、送信されるBSSID、マルチBSSIDのような、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPについてのいくつかの重要なパラメータを搬送する。
【0093】
他の6つの予約されているビットが、他の機能のために使用されることが可能であり、すなわち、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、このTBTT情報フィールド内に記載されるAPと管理フレームを交換するために、802.11-2016において定義されている11.33.4(オンチャネルトンネリング(OCT)動作)に記載されているOCT手順が使用されることが可能であるかどうかを示すために、1ビットを使用する。
【0094】
より一般に、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために、マルチBSSIDサブフィールドの代わりに、RNR要素内の1ビットまたは1つのフィールドがあり、すなわち、TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、近隣AP情報フィールド内の報告されるAPがマルチBSSIDセットのメンバーであることを示すために1に設定され(すなわち、真に設定されたdot11MultiBSSIDActivatedを有するAPによって動作される)、この場合、送信されるBSSIDサブフィールドを設定することは、1の値のマルチBSSIDサブフィールドと同じである。
【0095】
このオプションでは、近隣AP情報フィールド内で示される/搬送される、報告されるAPが、2つ以上のメンバーを有するマルチBSSIDセットのメンバーであるならば、RNRは、送信されるBSSIDを有するAPと送信されないBSSIDを有するAPの両方の情報を搬送することが可能にされる。しかし、このオプションは、どの報告されるAPが、送信されるBSSIDを有するか否かを受信機に伝えるために追加の指示を必要とする。
【0096】
BSSパラメータサブフィールド内で、それは、報告されるAPがマルチバンド能力デバイス内にある(マルチバンドをサポートする)かどうかを示すために、別のビットまたはフィールドを有することも可能である。
【0097】
その上、RNR要素内のフィールドまたはビットは、他の機能について、すなわち、オプション3におけるそれのように、TBTT情報ヘッダサブフィールド内の「予約されている」を「共同設置AP」に変更するために、さらに修正または追加されることが可能である。
【0098】
BSSパラメータサブフィールドについての別の実施形態は、図17に表されている。
【0099】
OCT推奨サブフィールドは、OCTが、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、TBTT情報フィールド内で示されるAPとMGMT MMPDUを交換するために使用されることが推奨されることを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0100】
同じSSIDサブフィールドは、報告されるAPが報告するAPと同じSSIDを有することを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0101】
マルチBSSIDサブフィールドは、報告されるAPがマルチBSSIDセットの部分であることを示すために、1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。
【0102】
送信されるBSSIDサブフィールドは、報告されるAPが送信されるBSSIDであることを示すために、1に設定される。報告されるAPが送信されないBSSIDであるならば、それは0に設定される。マルチBSSIDフィールドが0に設定されるならば、それは予約されている。
【0103】
報告されるAPが、ローカルカバレッジエリア内で報告されるAP(動作チャネルにかかわらず)と同じ帯域内で動作するすべてのAPが2.4または5GHzで動作する共同設置APを有するESSの部分であるならば、共同設置ESSのメンバーサブフィールドは、1に設定される。そうでなければ、または、それがその情報を有さないならば、それは0に設定される。
【0104】
報告されるAPが、ローカルカバレッジエリア内で対応するチャネル内で動作するすべてのAPが望まないプローブ応答フレームを20TUごとに送信しているESSの部分であるならば、20TUプローブ応答アクティブサブフィールドは、1に設定される(27.16.1a.1.1を参照されたい)。そうでなければ、または、それがその情報を有さないならば、それは0に設定される。
【0105】
送信されるBSSIDを有するAPは、プローブ応答を20TUごとに送信しないことが推奨される。したがって、以下の設定は、以下の通りである
マルチBSSIDフィールドが1に設定され、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、20TUプローブ応答アクティブサブフィールドは予約される。
【0106】
マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるならば、BSSパラメータサブフィールドのいくつかのビットが使用され、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送し、ここで、送信されるBSSIDを有するAP、および送信されないBSSIDを有する報告されるAPは、送信されないBSSIDを有するその報告されるAPと同じマルチBSSID内の送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値を搬送するために同じマルチBSSID内にある。送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの値は、送信されるBSSIDを有するAPの部分的BSSID、すなわち、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDの4個の最下位ビット、または、送信されるBSSIDの値を導出するために使用されることが可能であるマルチBSSID要素内で定義されるようなMaxBSSIDインジケータ(すなわち、4ビット)であることが可能である。それは、20TUプローブ応答アクティブサブフィールド、残りの2ビット、送信されるBSSIDを有するAPのBSSIDおよびTBTTの値、および他のビットを再使用することができる。
【0107】
オプション3
近隣AP情報フィールドは、1つのチャネルにおける近隣APのグループに関するTBTTおよび他の情報を指定する。図10を参照されたい。
【0108】
TBTT情報ヘッダサブフィールドのフォーマットは、図11において定義されている。
【0109】
TBTT情報フィールドタイプサブフィールドは、長さが2ビットであり、TBTT情報長サブフィールドとともに、TBTT情報フィールドのフォーマットを識別する。それは0に設定される。(11ai)値1、2、および3は、予約されている。
【0110】
フィルタリングされた近隣APサブフィールドは、長さが1ビットである。(11ai)プローブ応答フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが(11ai)対応するプローブ要求フレーム内のSSIDに一致するならば、それは1に設定される。(11ai)TVHTでないAPによって送信されるビーコンまたはFILS発見フレーム内に含まれるとき、この近隣AP情報フィールド内のすべてのAPに対応するSSIDが送信するAPのBSSのSSIDに一致するならば、それは1に設定される。そうでなければ、それは0に設定される。(11ai)
【0111】
共同設置APサブフィールドは、長さが1ビットであり、近隣AP情報フィールド内でチャネル番号フィールドおよび動作クラスフィールドによって示されるチャネルにおいて動作する報告されるAPが報告するAPと共同設置されるならば、1に設定され、そうでなければ、0に設定される。
【0112】
TBTT情報カウントサブフィールドは、長さが4ビットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれるTBTT情報フィールドの数から1を引いたものを含む。たとえば、0の値は、1つのTBTT情報フィールドが含まれることを示す。
【0113】
TBTT情報長サブフィールドは、長さが1オクテットであり、近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドの長さを示す。TBTT情報フィールドタイプサブフィールドが0に設定されるとき、TBTT情報長サブフィールドは、
- 近隣AP情報フィールドのTBTT情報セットフィールド内に含まれる各TBTT情報フィールドのオクテットでの長さを含む
- 1、5、7、8、11、または12に設定され、他の値は予約されている。(11ai)
- 表9-273(TBTT情報フィールドコンテンツ(11ai))に表されたように、TBTT情報フィールドコンテンツを示す。
【0114】
TVHT APは、TBTT情報長サブフィールドを1に設定する。
【0115】
(11ai)TBTT情報長サブフィールドは、表3に表されたように解釈される。すなわち、TBTT情報フィールド(11ai)コンテンツ。
【0116】
【表3】
【0117】
動作クラスフィールドは、長さが1オクテットであり、チャネル開始周波数を示し、チャネル開始周波数は、チャネル番号フィールドとともに、この近隣AP情報フィールド内のAPのBSSの一次チャネルを示す。動作クラスの値は、表E-4(グローバル動作クラス)に表され、その動作クラスは、チャネル番号とともに、一次チャネルが有効であることを示す(11.49(減少した近隣報告)を参照されたい)。
【0118】
注記-動作クラスフィールドおよびチャネル番号タプルは、受動走査を支援するための一次チャネルを示す。
【0119】
チャネル番号フィールドは、長さが1オクテットであり、この近隣AP情報フィールド内のAPの一番最近知られた一次チャネルを示す。チャネル番号は、表E-4(グローバル動作クラス)に表されたように動作クラス内で定義される。
【0120】
TBTT情報セットフィールドは、1つ以上のTBTT情報フィールドを含む。TBTT情報フィールドは、図12において定義されている。
【0121】
近隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、長さが1オクテットであり、この要素を送信するAPの直前のTBTTからAPの次のTBTTへの最も近いTUに切り下げられたTUでのオフセットを示す。値254は、254以上のTUのオフセットを示す。値255は、未知のオフセット値を示す。
【0122】
BSSIDは、9.2.4.3.4(BSSIDフィールド)において定義されている。(11ai)。ショートSSIDサブフィールドは、(9.4.2.170.3(ショートSSIDを計算する11ai)において与えられるように計算される。RNR要素内で搬送されるマルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合については、オプション1およびオプション2を参照されたい。その上、RNR要素を送信する報告するAPが、マルチBSSIDセットの送信されるBSSIDを有する報告されるAPについての近隣AP情報フィールドを含むものとする。RNR要素内で搬送されるマルチBSSIDセット内の報告されるAPの場合、RNR要素を送信する報告するAPが、マルチBSSIDセットの送信されないBSSIDを有する報告されるAPについての近隣AP情報フィールドを含み得る。
【0123】
802.11aiでは、BSSIDは、オプションで、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在するが、BSSIDは、6GHz APまたは他の帯域のAP発見のために必要である。したがって、STAが6GHz APまたは他の帯域のAPを見つけることを助けることを確実にするために、以下の規則が作られるべきである。
【0124】
1.共同設置APサブフィールドが1に設定されるとき、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有するならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在せず、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じMACアドレスまたはBSSIDを有さないならば、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
2.共同設置APサブフィールドが0に設定されるとき、BSSIDは、RNR要素内のTBTT情報フィールド内に存在する。
【0125】
BSSパラメータサブフィールド内に、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有するかどうかを示すための1ビットまたは1つのフィールドがあり、それを同じBSSIDサブフィールドと呼ぶ。RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有することを示すために、1または第1の値に設定し、RNR要素の近隣AP情報フィールド内で搬送される報告されるAPが、RNR要素を送信する報告するAPと同じBSSIDを有さないことを示すために、0または第2の値に設定する。
【0126】
BSSパラメータサブフィールドのフォーマットは、図13において定義されている。
【0127】
OCTサポートサブフィールドは、減少した近隣報告を送るAPとの無線送信を通して、この近隣AP情報フィールド内に記載されるAPと管理フレームを交換するために、11.31.5(オンチャネルトンネリング(OCT)動作)において記載されるOCT手順が使用されることが可能であることを示すために、1に設定される。
【0128】
1つ以上の近隣APの情報をブロードキャストするために、802.11-2016において定義される近隣報告要素も使用されることが可能である。1つのオプション、802.11-2016において定義される元の近隣情報要素を使用すること、別のオプションは、近隣報告要素内のBSSID情報フィールド内の1つの予約ビットを、オプション3におけるのと同じ意味を有する「共同設置AP」と改名することである。
【0129】
上記の3つのオプションの任意の組合せは、一緒に使用されることが可能である。
【0130】
6GHz BSSの帯域外発見
2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内でAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。
【0131】
2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含まないデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内でAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含み得る。
【0132】
減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、2.4/5GHz内でOCT(オンチャネルトンネリング)を選定し、または6GHzに進むことができる。近隣報告要素または近隣報告要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、または近隣報告フレームのような、管理フレーム内で搬送されることが可能であることに留意されたい。6GHz APとのアソシエーションを行うために2つの方法がある。
【0133】
RNRまたはNR内の6GHz APの情報は、受動走査または能動走査の両方について使用されることが可能であることに留意されたい。
【0134】
オプション1:2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPは、STAに明らかであり、2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPか否かをSTAに伝えるための指示はない。この場合、STAは、6GHz内の報告されるAPが2.4/5GHz内の報告するAPと共同設置されているか否かを知らないので、STAは、2.4/5GHz内のアソシエーションにおいていくつかの管理フレームを6GHz内でAPに送信するためにOCTを使用することができない。
【0135】
オプション2:2.4または5GHz帯域内で動作する6GHz APを含むデバイス内のAPか否かをSTAに伝えるために、RNR要素またはNR要素内に、少なくとも、共同設置AP、動作クラス、チャネル番号を含むいくつかの指示がある。この場合、STAは、6GHz内の報告されるAPが2.4/5GHz内の報告するAPと共同設置されているか否かを知っているので、STAは、2.4/5GHz内のアソシエーションにおいていくつかの管理フレームを6GHz内でAPに送信するためにOCTを使用し得る。
【0136】
6GHz BSSの帯域外発見の手順は、図14として記載されている。
【0137】
S101. APは、第1のフレーム、たとえば、RNRまたはNR要素を含むビーコンフレームを生成し、フレームは、6GHz APの情報を含み、情報は、6GHz APのMACアドレスまたはBSSIDであり得る。
【0138】
S102. APは、フレームを2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で送信する。「内で」または「において」は、何の差異もなしに使用される。
【0139】
S201. ステーション(STA)は、6GHz APの情報を含む第1のフレームを2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で受信する。
【0140】
S202. STAは、第1のフレームによって示される6GHz APにアクセスすることを要求するために、管理フレームのような、第2のフレームを送信する。一例では、OCT技法を使用することによって、管理フレームは、2.4GHzおよび/または5GHz帯域内で送られる。別の例では、管理フレームは、6GHz帯域内で送られる。管理フレームは、プローブ要求、認証要求、アソシエーション要求、などであってよい。
【0141】
上記の方式は、他の帯域、すなわち、1~7GHz内でAPを発見するために使用されることも可能である。
【0142】
6GHz BSSの帯域内発見
6GHz帯域内で動作する別の6GHz APを含むデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内の別のAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。6GHz帯域内で動作する別の6GHz APを含まないデバイス内のAPは、それが送信するビーコンおよびプローブ応答フレーム内に、6GHz帯域内の別のAPの少なくともチャネルおよび動作クラスを提供するために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素を含むことができる。
【0143】
6GHz内で減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、6GHz内でOCT(オンチャネルトンネリング)を選定し、または減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のチャネルに進むことができる。。近隣報告要素または近隣報告要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、または近隣報告フレームのような、管理フレーム内で搬送されることが可能であることに留意されたい。
【0144】
別の態様では、アソシエーションは、チャネル内またはチャネル外によって分類されることが可能である。チャネル内アソシエーションについては、6GHz内の減少した近隣報告要素または近隣報告要素を通して6GHz APの情報を受信した後、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のチャネルに進むことができる。チャネル外アソシエーションについては、STAは、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される前記APとのアソシエーションを行うために、減少した近隣報告要素または近隣報告要素内で示される6GHz内のOCT(オンチャネルトンネリング)を選定することができるが、この場合、STAは、対応するAPから受信信号強度指示を得るために対応するチャネルに進むことが必要であり得る。
【0145】
マルチBSSIDの場合にプローブ応答を送る規則
この実施形態は、6GHz帯域を含むマルチBSSID内に限定されず、すなわち、いずれのマルチBSSIDも以下に記載される解決策を使用し得る。
802.11a/g/n/acでは、プローブ応答を送る既存の規則は以下の通りである。
規則b:プローブ要求フレームのアドレス1フィールド(RAフィールド)がSTAのMACアドレスでない個別アドレスを含むならば、プローブ要求フレームを受信するSTAは、プローブ要求フレームに応答しないものとする。
【0146】
しかしながら、マルチBSSIDの場合、プローブ要求フレームのアドレス1フィールド(RAフィールド)が、STA1(AP1)のMACアドレスでないが、送信されないBSSIDを有するSTA2(AP2)のMACアドレスである個別アドレスを含み、ここで、STA1(AP1)およびSTA2(AP2)が同じマルチBSSID内にあるならば、STA1(AP1)は、プローブ応答フレームに応答することが可能にされ得る。このようにして、送信されないBSSIDのAPのMACアドレスである個別アドレスを含むプローブ要求フレームを送信するSTAは、それがマルチBSSIDセット内のすべてのAPのプロファイル全体を取得することができるように、送信されるBSSIDのAPによって送信されたプローブ応答フレーム(マルチBSSIDセット要素を含む)を得ることができる。
【0147】
マルチBSSIDビットが、プローブ要求フレーム内の拡張能力要素内で1に設定されている(このプローブ要求フレームを送信するSTAがマルチBSSIDをサポートすることを示す)ならば、送信されないBSSIDのSTA(AP)は、プローブ要求フレームに応答しないものとする。
【0148】
マルチBSSIDビットが、プローブ要求フレーム内の拡張能力要素内で1に設定され(このプローブ要求フレームを送信するSTAがマルチBSSIDをサポートすることを示し)、プローブ要求フレームが、送信されるBSSIDのSTA1(AP1)のMACアドレスでないが、送信されないBSSIDのSTA2(AP2)のMACアドレスである個別アドレスを含み、ここで、STA1(AP1)およびSTA2(AP2)が同じマルチBSSID内にあるならば、規則bを除いて、P802.11REVmd_D2.0の副節11.1.4.3.4応答を送るための基準において記載されるような他の例外が満たされないならば、送信されるBSSIDのSTA1(AP1)は、プローブ要求フレームに応答することができる。
【0149】
P802.11REVmd_D2.0における例外は、以下の通りである。
プローブ要求フレームを受信するSTAは、以下のうちのいずれかが適用されるならば、応答しないものとする。
a)STAが以下の基準のうちのいずれにも一致しない。
1)STAがAPである。
2)STAがIBSS STAである。
3)STAがメッシュSTAである。
4)STAが、PBSSのメンバーでなく、11.1.4.3.3(DMG STAのための能動走査手順)において定義されるような能動走査を実行しているDMG STAである。
5)STAがPCPである。
b)プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、STAのMACアドレスでない個別アドレスを含む。
c)STAが、インフラストラクチャBSS内のAPでないSTAであり、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
d)STAが、PBSS内のPCPでないSTAであり、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
e)STAが、IBSS内にあり、一番最近のTBTT以来、ビーコンまたはDMGビーコンフレームを送信せず、プローブ要求フレームのアドレス1フィールドが、ブロードキャストアドレスを含む。
f)STAが、メッシュSTAであり、以下の基準のいずれかが満たされる。
1)プローブ要求フレームが、メッシュID要素を含まない。
2)プローブ要求フレーム内のメッシュID要素が存在するが、ワイルドカードメッシュIDを含まず、STAが対応付けされるMBSSのメッシュIDに一致しない。
g)STAが、メッシュSTAでなく、以下の基準のいずれも満たされない。
1)プローブ要求フレーム内のSSIDが、ワイルドカードSSIDである。
2)プローブ要求フレーム内のSSIDが、STAのSSIDに一致する。
3)SSIDリスト要素が、プローブ要求フレーム内に存在し、STAのBSSのSSIDを含む。
h)STAが、メッシュSTAでなく、プローブ要求フレームのアドレス3フィールドが、ワイルドカードBSSIDを含まず、STAのBSSのBSSIDに一致しない。
i)STAが、真に等しいdot11InterworkingServiceActivatedを有し、プローブ要求フレームが、相互動作要素と、その相互動作フィールドが値1を含む拡張能力要素とを含み、以下の基準のうちの少なくとも1つが満たされない。
1)相互動作要素のHESSIDフィールドが、存在しない、または存在し、ワイルドカードHESSIDを含むか、または一番最近のMLME-START.requestもしくはMLME-JOIN.requestプリミティブのInterworkingInfoパラメータのHESSIDフィールドに一致する。
2)相互動作要素のアクセスネットワークタイプフィールドが、ワイルドカードアクセスネットワークタイプを含むか、またはSTAのアクセスネットワークタイプに一致する。
j)プローブ要求フレームが、DSSSパラメータセット要素を含み、DSSSパラメータセット要素内の現在チャネルフィールドが、dot11CurrentChannelと同じでない値を含む。
k)STAがDMG STAであり、DMG STAの送信アンテナが、そこからプローブ要求フレームが受信されたSTAに送信するようにトレーニングされていない。
【0150】
前述の様々な実施形態は、論理矛盾なしに再結合され、または部分的に置換されてよく、その拡張のやり方は再度記載されない。この実施形態において提供される通信デバイスは、前述の実施形態の送信側または受信端側において技術的解決策を実行するために使用されてよく、実装の原理および技術的効果は同様であり、詳細はここで再度記載されない。
【0151】
上記の通信デバイスの各ユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、1つの物理的エンティティに統合され、または全体的にまたは部分的に物理的に分離されてもよいことが留意されるべきである。その上、これらのユニットはすべて、処理構成要素呼出しによってソフトウェアの形式で実現されてよく、それらはすべて、ハードウェアの形式で実現されてよく、いくつかのユニットは、処理構成要素呼出しの形式でソフトウェアによって実現されてよく、いくつかのユニットは、ハードウェアの形式で実現される。たとえば、送信ユニットは、別個に設定された処理要素であってよく、または通信デバイスのチップの1つの中に統合されてよく、または、通信デバイスの処理要素によって呼び出されるプログラムの形式で通信デバイスのメモリ内に記憶されてもよい。そして、送信ユニットの機能が実行される。他のユニットの実装は類似である。加えて、これらのユニットのすべてまたは部分は、統合され、または独立して実現されることが可能である。ここで記載された処理要素は、信号処理能力を有する集積回路であることが可能である。この実装プロセスでは、上記の方法の各ステップまたは上記のユニットの各々は、プロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形式での命令によって完成され得る。さらに、上記の送信ユニットは、送信を制御するためのユニットであり、情報は、アンテナおよび無線周波数デバイスのような、通信デバイスの送信デバイスによって受信されることが可能である。
【0152】
上記のユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、または1つ以上のマイクロプロセッサ(デジタル信号プロセッサ(DSP))、または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のような、上記の方法を実現するように構成された1つ以上の集積回路であってよい。別の例として、上記のユニットの1つが処理構成要素スケジューラの形式で実現されるとき、処理要素は、中央処理ユニット(CPU)またはプログラムを起動することができる他のプロセッサのような、汎用プロセッサであることが可能である。別の例として、これらのユニットは、システムオンチップ(SOC)の形式で統合され実現されることが可能である。
【0153】
図15は、本発明の別の実施形態による、アクセスポイントまたはステーションのような、通信装置のブロック図である。図15における通信装置は、インターフェース1104、プロセッサ1101、バス1102、メモリ1103、および少なくとも通信インターフェース1104を含む。
【0154】
プロセッサ1101は、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、または本出願の実施形態の実行を制御するための1つ以上の集積回路であることが可能である。
【0155】
通信バス1102は、上記で記載された構成要素の間で情報を伝達するための経路を含むことができる。
【0156】
通信インターフェース1104は、他のデバイス、またはEthernet、無線アクセスネットワーク(RAN)、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)などのような通信ネットワークと通信するための任意のトランシーバのようなデバイスを使用する。
【0157】
メモリ1103は、リードオンリメモリ(ROM)または静的な情報および命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または情報および命令を記憶することができる他のタイプであることが可能である。動的記憶デバイスは、また、電気的消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(EEPROM)、コンパクトディスク・リードオンリメモリ(CD-ROM)または他の光ディスク記憶装置、およびディスク記憶デバイス(コンパクトディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク、などを含む)、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶デバイスであることが可能であり、または命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることが可能であり、アクセスされる任意の他の媒体であることが可能であるが、これに限定されない。メモリは、独立して存在し、バスを介してプロセッサに接続されることが可能である。メモリは、プロセッサと統合されることも可能である。
【0158】
メモリ1103は、本出願の解決策を実行するためのアプリケーションコードを記憶するように構成され、実行するためにプロセッサ1101によって制御される。プロセッサ1101は、メモリ1103内に記憶されたアプリケーションコードを実行するように構成され、それにより本出願の上記の実施形態によって提供される通信方法を実現する。
【0159】
代替として、本出願の実施形態では、プロセッサ1101は、本出願の前述の実施形態によって提供される通信方法における処理関連機能を実行することが可能であり、通信インターフェース1104は、他のデバイスまたは通信ネットワークとの通信を担当する。この例は、これを具体的に限定しない。
【0160】
特定の実施形態では、プロセッサ1101は、1つ以上のCPUを含み得る。
【0161】
特定の実施形態では、通信装置110は、複数のプロセッサを含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルCPUプロセッサまたはマルチコアプロセッサであることが可能である。プロセッサは、ここにおいて、1つ以上のデバイス、回路、および/またはコンピュータプログラム命令のような、データを処理するための処理コアを指し得る。
【0162】
特定の実施形態では、通信装置110は、出力デバイスおよび入力デバイスをさらに含み得る。出力デバイスは、プロセッサ1101と通信して、情報を様々なやり方で表示することができる。たとえば、出力デバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(CRT)ディスプレイデバイス、またはプロジェクタであってもよい。入力デバイスは、プロセッサ1101と通信して、ユーザ入力を様々なやり方で受け入れることができる。たとえば、入力デバイスは、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、または感知デバイスであることが可能である。
【0163】
加えて、上記で記載されたように、本出願の実施形態によって提供される通信装置110は、チップ、または送信端、または受信端、または図における類似の構造を有するデバイスであってもよい。本出願の実施形態は、通信装置110のタイプを限定しない。
【0164】
本実施形態では、通信装置110は、様々な機能モジュールを統合されたやり方で区分する形式で提示される。ここでの「モジュール」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、回路、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供する他の機能を指し得る。デバイス。単純な実施形態では、通信デバイス110は図に表された形式をとることが可能であることをこの技術分野の当業者は理解するであろう。たとえば、各実施形態において述べたユニットの機能/実装プロセスは、図のプロセッサ1101およびメモリ1103によって実現されることが可能である。具体的には、生成ユニットは、プロセッサ1101によって、メモリ1103内に記憶されたアプリケーションコードを呼び出すことによって実行されてよく、これは、この実施形態において限定されない。代替として、送信ユニットは、図15の通信インターフェース1104によって実現されてよく、これはこの実施形態において限定されない。
【0165】
図15に表された実施形態において提供される通信デバイスは、具体的には、図14に表された実施形態におけるAPのような送信端であり得ることが留意されるべきである。プロセッサ1101がメモリ1103内に記憶されたプログラムを呼び出すとき、図14に表された実装が実行され得る。この例において提供される送信側における方法。
【0166】
図15に表された実施形態において提供される通信デバイスは、具体的には、図14に表された実施形態における受信端、たとえば一般のサイトであり得ることが留意されるべきである。プロセッサ1101がメモリ1103内に記憶されたプログラムを呼び出すとき、図14に表されたデバイスが実行され得る。実施形態によって提供される受信端側の方法。
【0167】
オプションで、本出願の実施形態は、通信デバイス、または前述の実施形態のいずれかにおいて記載された通信デバイスを含み得る通信システムを提供する。
【0168】
上記の実施形態では、それは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって、全体的にまたは部分的に実現され得る。ソフトウェアプログラムを使用して実現されるとき、それは、コンピュータプログラム製品の形式で全体的にまたは部分的に実現され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにおいてロードされ実行されるとき、本出願の実施形態に従って記載されたプロセスまたは機能が全体的にまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能デバイスであることが可能である。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に転送されることが可能であり、たとえば、コンピュータ命令は、ワイヤ(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、ワイヤレス、マイクロ波、など)を介した、ウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンター送信から別のウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンターへであることが可能である。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能な媒体、または媒体と統合されることが可能である1つ以上のサーバ、データセンター、などを含むデータ記憶デバイスであることが可能である。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、または半導体媒体(ソリッドステートディスク(SSD)のような)または同様のものであり得る。
【符号の説明】
【0169】
110 通信装置、通信デバイス
1101 プロセッサ
1102 バス、通信バス
1103 メモリ
1104 インターフェース、通信インターフェース
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を示すための方法であって、
報告するアクセスポイント(AP)によって、管理フレーム内で搬送される減少した近隣報告(RNR)要素を生成するステップであって、前記RNR要素が、報告されるAPのためのターゲットビーコン送信時間(TBTT)情報フィールドを含み、前記報告されるAPのためのTBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのための基本サービスセット識別子(BSSID)サブフィールドおよび前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを含む、ステップと、
前記報告するAPによって、前記RNR要素を送信するステップと、を含み、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドがマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値に設定され、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告されるAPを含むマルチBSSIDセット内にあるが、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告するAPではなく、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドが、マルチBSSIDセット内の送信されるBSSIDに設定された、またはマルチBSSIDセット内にないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、前記報告されるAPのTBTTオフセットの値に設定され、
前記マルチBSSIDセット内で、前記送信されるBSSIDを有するAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされた唯一のAPであり、前記送信されないBSSIDを有する報告されるAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされない、方法。
【請求項2】
前記TBTT情報フィールドが、マルチBSSIDサブフィールドおよび送信されるBSSIDサブフィールドを含む基本サービスセット(BSS)パラメータサブフィールドをさらに含み、
前記マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、かつ前記送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるとき、前記近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、同じマルチBSSIDセット内の前記送信されるBSSIDを有するAPの次のTBTTに対する、最も近い時間単位(TU)に切り下げられたTUでのオフセットを示すように設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記TBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのSSIDに基づいて計算されたショートSSIDサブフィールドをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記報告されるAPが6GHz帯域を使用し、前記報告するAPが2.4 GHz帯域または5 GHz帯域を使用する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記RNR要素が、
前記報告されるAPが前記報告するAPと共同設置されているかどうかを示す信号であって、前記報告するAPと共同設置されている前記報告されるAPが、同じ物理デバイス内にある前記報告されるAPおよび前記報告するAPに対応する、前記信号、または、
前記報告されるAPおよび前記RNR要素を送信する前記報告するAPがマルチバンドをサポートするデバイス内にあるかどうかを示す信号、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
通信方法であって、
ステーションによって、管理フレーム内で搬送される減少した近隣報告(RNR)要素を受信するステップであって、前記RNR要素が、報告されるアクセスポイント(AP)のためのターゲットビーコン送信時間(TBTT)情報フィールドを含み、前記TBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのための基本サービスセット識別子(BSSID)サブフィールドおよび前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを含む、ステップと、
前記ステーションによって、前記RNR要素を処理するステップと、を含み、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドがマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する報告するAPの直前のTBTTからの、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値として処理され、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告されるAPを含むマルチBSSIDセット内にあるが、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告するAPではなく、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドが、マルチBSSIDセット内の送信されるBSSIDに設定された、またはマルチBSSIDセット内にないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、前記報告されるAPのTBTTオフセットの値として処理され、
前記マルチBSSIDセット内で、前記送信されるBSSIDを有するAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされた唯一のAPであり、前記送信されないBSSIDを有する報告されるAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされない、方法。
【請求項7】
前記TBTT情報フィールドが、マルチBSSIDサブフィールドおよび送信されるBSSIDサブフィールドを含む基本サービスセット(BSS)パラメータサブフィールドをさらに含み、
前記マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、かつ前記送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定されるとき、前記近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、同じマルチBSSIDセット内の前記送信されるBSSIDを有するAPの次のTBTTに対する、最も近い時間単位(TU)に切り下げられたTUでのオフセットの指示として処理される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのSSIDに基づいて計算されたショートSSIDサブフィールドをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記報告されるAPが6GHz帯域を使用し、前記報告するAPが2.4 GHz帯域または5 GHz帯域を使用する、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記RNR要素が、
前記報告されるAPが前記報告するAPと共同設置されているかどうかを示す信号であって、前記報告するAPと共同設置されている前記報告されるAPが、同じ物理デバイス内にある前記報告されるAPおよび前記報告するAPに対応する、前記信号、または、
前記報告されるAPおよび前記RNR要素を送信する前記報告するAPがマルチバンドをサポートするデバイス内にあるかどうかを示す信号、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
通信装置であって、報告するアクセスポイント(AP)を備え、前記通信装置が、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するメモリと、を備え、前記プロセッサ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記通信装置に、
管理フレーム内で搬送される減少した近隣報告(RNR)要素を生成することであって、前記RNR要素が、報告されるAPのためのターゲットビーコン送信時間(TBTT)情報フィールドを含み、前記報告されるAPのためのTBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのための基本サービスセット識別子(BSSID)サブフィールドおよび前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを含む、前記生成することと、
前記RNR要素を送信することと、を行わせ、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドがマルチBSSIDセット内の送信されないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値に設定され、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告されるAPを含むマルチBSSIDセット内にあるが、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告するAPではなく、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドが、マルチBSSIDセット内の送信されるBSSIDに設定された、またはマルチBSSIDセット内にないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、前記報告されるAPのTBTTオフセットの値に設定され、
前記マルチBSSIDセット内で、前記送信されるBSSIDを有するAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされた唯一のAPであり、前記送信されないBSSIDを有する報告されるAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされない、通信装置。
【請求項12】
前記TBTT情報フィールドが、マルチBSSIDサブフィールドおよび送信されるBSSIDサブフィールドを含む基本サービスセット(BSS)パラメータサブフィールドをさらに含み、
前記マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、かつ前記送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定され、前記近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、同じマルチBSSIDセット内の前記送信されるBSSIDを有するAPの次のTBTTに対する、最も近い時間単位(TU)に切り下げられたTUでのオフセットを示すように設定される、請求項11に記載の通信装置。
【請求項13】
前記TBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのSSIDに基づいて計算されたショートSSIDサブフィールドをさらに含む、請求項11に記載の通信装置。
【請求項14】
前記報告されるAPが6GHz帯域を使用し、前記報告するAPが2.4 GHz帯域または5 GHz帯域を使用する、請求項11に記載の通信装置。
【請求項15】
前記RNR要素が、
前記報告されるAPが前記報告するAPと共同設置されているかどうかを示す信号であって、前記報告するAPと共同設置されている前記報告されるAPが、同じ物理デバイス内にある前記報告されるAPおよび前記報告するAPに対応する、前記信号、または、
前記報告されるAPおよび前記RNR要素を送信する前記報告するAPがマルチバンドをサポートするデバイス内にあるかどうかを示す信号、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項11に記載の通信装置。
【請求項16】
通信装置であって、ステーションを備え、前記通信装置が、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するメモリと、を備え、前記プロセッサ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記通信装置に、
管理フレーム内で搬送される減少した近隣報告(RNR)要素を受信することであって、前記RNR要素が、報告されるアクセスポイント(AP)のためのターゲットビーコン送信時間(TBTT)情報フィールドを含み、前記報告されるAPのためのTBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのための基本サービスセット識別子(BSSID)サブフィールドおよび前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドを含む、前記受信することと、
前記RNR要素を処理することと、を行わせ、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドが送信されないBSSIDに設定されたことに応答して、前記近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する報告するAPの直前のTBTTからの、送信されるBSSIDを有するAPのTBTTオフセットの値として処理され、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告されるAPを含むマルチBSSIDセット内にあるが、前記送信されるBSSIDを有するAPが、前記報告するAPではなく、
前記報告されるAPのためのBSSIDサブフィールドが、マルチBSSIDセット内の送信されるBSSIDに設定された、またはマルチBSSIDセット内にないBSSIDに設定されたことに応答して、前記報告されるAPのための近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、前記報告されるAPのTBTTオフセットの値として処理され、
前記マルチBSSIDセット内で、前記送信されるBSSIDを有するAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされた唯一のAPであり、前記送信されないBSSIDを有する報告されるAPが、ビーコンフレームまたはプローブ応答を送信することが可能にされない、通信装置。
【請求項17】
前記TBTT情報フィールドが、マルチBSSIDサブフィールドおよび送信されるBSSIDサブフィールドを含む基本サービスセット(BSS)パラメータサブフィールドをさらに含み、
前記マルチBSSIDサブフィールドが1に設定され、かつ前記送信されるBSSIDサブフィールドが0に設定され、前記近隣AP TBTTオフセットサブフィールドが、前記RNR要素を送信する前記報告するAPの直前のTBTTからの、同じマルチBSSIDセット内の前記送信されるBSSIDを有するAPの次のTBTTに対する、最も近い時間単位(TU)に切り下げられたTUでのオフセットの指示として処理される、請求項16に記載の通信装置。
【請求項18】
前記TBTT情報フィールドが、前記報告されるAPのSSIDに基づいて計算されたショートSSIDサブフィールドをさらに含む、請求項16に記載の通信装置。
【請求項19】
前記報告されるAPが6GHz帯域を使用し、前記報告するAPが2.4 GHz帯域または5 GHz帯域を使用する、請求項16に記載の通信装置。
【請求項20】
前記RNR要素が、
前記報告されるAPが前記報告するAPと共同設置されているかどうかを示す信号であって、前記報告するAPと共同設置されている前記報告されるAPが、同じ物理デバイス内にある前記報告されるAPおよび前記報告するAPに対応する、前記信号、または、
前記報告されるAPおよび前記RNR要素を送信する前記報告するAPがマルチバンドをサポートするデバイス内にあるかどうかを示す信号、
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項16に記載の通信装置。
【外国語明細書】