(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023042212
(43)【公開日】2023-03-27
(54)【発明の名称】コインランドリーの支援システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230317BHJP
G06Q 30/0207 20230101ALI20230317BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021149401
(22)【出願日】2021-09-14
(71)【出願人】
【識別番号】511265305
【氏名又は名称】有限会社ウィンダム
(71)【出願人】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(74)【代理人】
【識別番号】100101856
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 日出夫
(72)【発明者】
【氏名】手塚 伸光
(72)【発明者】
【氏名】中島 奈々子
(72)【発明者】
【氏名】野村 雅和
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】コインランドリー店舗のサービスの向上を図ると共に、売上の向上を図ることができるコインランドリーの支援システムを提供する。
【解決手段】実施形態のコインランドリーの支援システムは、コインランドリー店舗の利用者の支援を行う指導者によって実施される第1サービスと、前記指導者の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者によって実施される第2サービスと、を有し、前記第2サービスにおける前記準指導者の直接的又は間接的な支援活動を前記コインランドリー店舗で利用可能なポイントとして還元することを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コインランドリー店舗の利用者の支援を行う指導者によって実施される第1サービスと、
前記指導者の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者によって実施される第2サービスと、を有し、
前記第2サービスにおける前記準指導者の直接的又は間接的な支援活動を前記コインランドリー店舗で利用可能なポイントとして還元することを特徴とするコインランドリーの支援システム。
【請求項2】
コインランドリー店舗の利用者の支援を行う指導者の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者によって前記利用者に直接的又は間接的に行った支援行為の情報を受信する支援装置と、
前記準指導者が所有する通信装置と、を備え、
前記支援装置は、前記支援行為の評価をポイントとして前記通信装置に通知することを特徴とするコインランドリーの支援システム。
【請求項3】
前記支援装置は、
前記準指導者がネットワークにランドリー関連情報を投稿したことを記憶するテーブルを有し、
前記ランドリー関連情報の投稿回数に応じて前記ポイントを付与する
ことを特徴とする請求項2に記載のコインランドリーの支援システム。
【請求項4】
前記指導者から、前記ランドリー関連情報の内容を評価したポイントが追加できる請求項2に記載のコインランドリーの支援システム。
【請求項5】
前記支援装置は、
前記準指導者が前記コインランドリー店舗内で利用者の支援を行ったことを証明するサイン情報を記憶するテーブルを有し、
前記サイン情報の数に応じて前記ポイントを付与する
ことを特徴とする請求項2に記載のコインランドリーの支援システム。
【請求項6】
前記支援装置は、
前記利用者からの評価情報を記憶するテーブルを有し、
前記評価情報の「いいね」回数に応じて前記ポイントを付与する
ことを特徴とする請求項2に記載のコインランドリーの支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コインランドリーの支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
コインランドリーは、1960年代に銭湯の併設という形でスタートした。内風呂や家庭用洗濯機が普及しつつあった高度経済成長期とはいえ、この組み合わせがヒットした。銭湯の副業的な位置づけで始まったコインランドリーは、その手軽さが評価となり、世の中に広まるようになった。
【0003】
時代は変わり、ライフスタイルの多様化に伴いコインランドリーの使われ方にも変化が起こっている。副業から投資的な位置づけへ変わり、コインランドリーのメインユーザーは、単身者から主婦へシフトチェンジしてきた。そして今日のような新型コロナウィルスの拡大により、メインユーザーに大きな変化が起こっている。即ち、単身者からファミリー層、更には高齢者まで、多岐にわたる世代の方々がコインランドリーを利用するようになってきた。
【0004】
大手のコインランドリーチェーン店舗のお客様アンケートによると、有人店は(1)洗い方を教えて貰える、(2)機械の使い方を教えて貰える、(3)人がいるので安心、等の声が、多数寄せられている。有人コインランドリー店舗の売上は、セルフランドリーの売上にプラスして、スタッフによる洗濯・乾燥サービス売上といった特徴がある。これらを総合すると、セルフランドリー店舗の平均売上の約3倍以上の売上となっている。しかしながら、長い時間専門スタッフ(マイスター)が滞在することになると、その分人件費コストが掛かることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明が解決しようとする課題は、コインランドリー店舗のサービスの向上を図ると共に、売上の向上を図ることができるコインランドリーの支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のコインランドリーの支援システムは、コインランドリー店舗の利用者の支援を行う指導者によって実施される第1サービスと、前記指導者の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者によって実施される第2サービスと、を有し、前記第2サービスにおける前記準指導者の直接的又は間接的な支援活動を前記コインランドリー店舗で利用可能なポイントとして還元することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】コインランドリーの支援システムの概念を示す構成図を示す図である。
【
図2】
図1に示す支援システムを導入したコインランドリー店舗の新しいスタイルを示す図である。
【
図3】
図2のコインランドリー店舗を構築するための経費の概算を示す図である。
【
図4】コインランドリーの支援システムの構成を示す図である。
【
図5】サーバー装置500に設けられるアンバサダー管理テーブル551に登録されるアンバサダーの登録リストの一例を示す図である。
【
図6】講習会を受講した際のアンバサダー候補者「青木〇〇」の受講評価の一例を示す図である。
【
図7】アンバサダーの資格が与えられた「青木〇〇」がアンバサダー通信装置700からSNSに投稿した発信履歴の一例を示す図である。
【
図8】アンバサダーの資格が与えられた「青木〇〇」がコインランドリー店舗でお客の支援を行った際に、支援を証明するサインを取得して送信した送信履歴の一例を示す図である。
【
図9】アンバサダーの「青木〇〇」がお客の支援に対し、SNSで「いいね」を受信した履歴の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係るコインランドリーの支援システムについて、
図1乃至
図9を参照して説明する。
実施形態では、コインランドリーの一般売上に、低コストでのサービスを提供して、有人店舗や無人店舗のそれぞれのメリットを生かし、他にはないコインランドリーシステムを提供することが出来る。
【0010】
図1は、コインランドリーの支援システムの概念を示す構成図を示している。本システムの導入にあたって、最初にスペシャリストによってコインランドリー店舗で働く指導者(以下、マイスターと称する)を育てる。スペシャリストの作業内容としては、
(1)マイスターの育成
(2)定期的に店舗巡回(例えば、3か月に1度程度)
(3)遠隔からマイスターのフォロー
【0011】
図1の左側に示すランドリーマイスターシステム100は、スペシャリストによって育成されたマイスターの使命を示している。即ち、
(a)アンバサダーの育成
(b)布団等の大物洗いのサポート
(c)リピーター(お客様)の確保
(d)コインランドリーのメリットの説明(コストパフォーマンス/時間の創造)
(e)地域貢献の拡大(ターゲット層の拡大)
(f)コインランドリー店舗内の清掃
(g)Webの更新
(h)クレーム処理(お客様対応)
(i)機器トラブル対応
の使命を担っている。
【0012】
図1の右側に示すランドリーアンバサダーシステム200は、マイスターによって育成された準指導者(以下、アンバサダーと称する)の使命を示している。アンバサダーの育成としては、定期的に洗濯講習会(LABO)の開催(開催回数は、例えば6回)や、アンバサダーの定期的な作業チェック等を実施することで、アンバサダーとしての支援品質の向上を目指している。マイスターによって認定され、マイスターと同等の資格(指導力)を有するアンバサダーは、
(イ)布団等の大物洗いのサポート
(ロ)リピーター(お客様)の確保
(ハ)コインランドリーのメリットの説明(コストパフォーマンス/時間の創造)
(ニ)地域貢献の拡大(ターゲット層の拡大)
(ホ)Webの更新(情報アップ…洗濯の知恵などを発信)
(へ)クレーム処理(お客様の声を店舗へ)
(ト)機器トラブル対応
(チ)コールセンターへの案内
の使命を担うことになる。
【0013】
このような支援システムを構築することで、例えば、一日の午前中はランドリーマイスターシステム100でお客様(利用者)の支援を行い、午後はランドリーアンバサダーシステム200でお客様(利用者)の支援を行うことができる。これにより、マイスターの作業時間を短縮することが出来るので、店舗としてはその分人件費を抑えることが出来る。一方、ランドリーアンバサダーシステム200は、自主的活動(ボランティア)を基本とするので人件費は掛からない。しかしながら、アンバサダーになったことのメリットを与えることが望ましい。
【0014】
そこで、アンバサダーに対する還元方法として、例えば、ランドリー店舗でお客様(利用者)の支援(手助け)をしたアンバサダー、或いは自宅からWebを更新して洗濯の知恵袋を発信したアンバサダー等に対し、その活動を評価してポイント等を付与することで還元をする。付与されたポイントは、アンバサダーとなっている系列のコインランドリー店舗の全てで利用可能とする。アンバサダーとなった方々は、例えば自分がコインランドリー店舗を利用している時間帯(例えば、1-2時間)で、布団等の大物洗いに困っている利用者を支援することでポイントが得られることになる。
【0015】
アンバサダーに対するポイント付加方法としては、
SNSでの発信回数(インフルエンサーマーケティング)
Web上でのアンバサダー紹介での「いいね」の回数
コインランドリー店舗のアンケートでの評価
等で行う。
また、ポイント還元方法としては、コインランドリー店舗のポイント還元だけでなく、コインランドリー店舗プリカでの還元でも良い。
【0016】
ランドリーアンバサダーシステム200の導入により、ランドリー社の商品、製品、サービスに対して強い興味、関心、愛情や熱量を持ち、口コミなどの情報発信を自発的に行ってくれる。従って、マイスターが不在の時であっても安心してコインランドリー店舗を利用できるようになる。また、ランドリー店舗の賢い使い方を発信できる。居心地の良いランドリー店舗が提供できる。等の見えない効果が期待できる。ランドリーアンバサダーシステム200を運営するに当たっては、コインランドリー店舗に出向く曜日や時間をアンバサダー毎にスケジュール管理することが望ましい。
【0017】
図2は、
図1に示す支援システムを導入したコインランドリー店舗の新しいスタイルを示している。
先ず、「洗濯ナビゲーションや洗濯レシピ」300を導入して、布団等の大物洗いが対処できるように、利用者に分かり易い状況を構築する。
洗濯ナビゲーションを導入すると、スマートフォン等の画面に部屋のイラストを表示し、そのイラストの中から洗いたい被洗濯物の一つを選択し、選択した被洗濯物が洗える素材であれば、その洗濯乾燥の仕方情報を画面に提供することが出来るので、セルフでの洗濯乾燥であっても安心して操作することが出来る。
【0018】
また、洗濯レシピ(カード又はスマホ情報)を導入すると、ランドリーマイスター監修の基に、他では真似できないプロの技、コツを掲載し情報が得られる。また、洗濯レシピで、所要時間、料金目安、手順等の知りたい内容がイメージできるので、利用者の知識が向上して、負担を無くすことができる。
【0019】
また、「店内環境の整備」310を行い、「各種のイベント」320を開催することで、お客様(利用者)が行きたくなるようなコインランドリー店舗となる。更に上述したマイスター&アンバサダー330による支援が提供されるので、利用者に喜ばれるコインランドリー店舗となる。「マイスター&アンバサダー」330の支援状況は、「定期的な店舗訪問フォロー340」を実施することで、レベルアップすることが出来る。これらを総合的に取り入れることにより、地域に愛される「コインランドリー店舗」350が構築することが出来る。
【0020】
図3は、
図2のコインランドリー店舗を構築するための「店内環境整備」400、「マイスター育成」410、「イベント企画・代行」420の経費概算を示している。
【0021】
図4は、コインランドリーの支援システムの構成を示している。コインランドリーの支援システム10は、支援装置(以下、サーバー装置と称する)500、指導者通信装置(以下、マイスター通信装置と称する)600、準指導者通信装置(以下、アンバサダー通信装置と称する)700、コインランドリー店舗800によって構成されている。サーバー装置500には、本システムを実行するためのアプリケーション、マイスター通信装置600およびアンバサダー通信装置700からの各種入力データが内蔵する大容量のファイル装置に格納されている。特に、実施形態として、サーバー装置500に設けられるアンバサダー管理テーブル550には、アンバサダーの活動状況や評価情報等が格納される。コインランドリー店舗800には、サーバー装置500の管理のもとで運営される各種の洗濯乾燥機、洗濯機、布団専用の乾燥機等を据え付けられている。
【0022】
マイスター通信装置600は、マイスターが携帯するスマートフォン620およびタブレット630、職場で使用するパソコン640とで構成され、いずれの機器からでもサーバー装置500にアクセスすることが出来る。
アンバサダー通信装置700は、主にアンバサダーが携帯するスマートフォンを用いてサーバー装置500をアクセスする構成を示すが、アンバサダーが所有するパソコンからもアクセスすることが出来る。
【0023】
図5は、サーバー装置500に設けられるアンバサダー管理テーブル550に登録されるアンバサダーの登録リストの一例を示している。
図5に示すように、アンバサダー管理テーブル550には、アンバサダーの「氏名」「ユーザID(メールアドレス等)」「パスワードPW」「講習会受講日」「資格合格日」等が記憶される。基本的にアンバサダーの運営に必要のない個人情報は登録しない。
【0024】
図6は、講習会(洗濯LABO)を受講した際のアンバサダー候補者「青木〇〇」の受講評価の一例を示している。アンバサダー候補者「青木〇〇」を受け持つマイスターは、スマートフォン620又はタブレット630から、各カリキュラムの評価結果をSランク、Aランク、Bランク、Cランクの4段階で評価して送信することで、サーバー装置500に設けられるアンバサダー管理テーブル553に随時登録される。そして、講習会での資格試験の合格又は不合格の結果を登録する。不合格となった人は再度チャレンジする機会が与えられる。
各カリキュラムA~Fは、上述したアンバサダーの使命である「大物洗いのサポート」「リピーターの確保」「コインランドリーのメリットの説明(コスパ・時間の創造)」「地域貢献の拡大(ターゲット層の拡大)」「Webの更新(洗濯の知恵などを発信)」「クレーム処理(お客様の声を店舗へ)」「機器トラブル対応」「コールセンターへの案内」が実践できる内容であり、マイスターから十分な指導を受ける。特に、お客様との接し方については、時間をかけて丁寧に説明することが重要である。
【0025】
図7は、アンバサダーの資格が与えられた「青木〇〇」がアンバサダー通信装置700からSNSに投稿した発信履歴の一例を示している。投稿情報は、「洗濯の知恵袋」、「ランドリー活用情報」や「ランドリー利用時の注意点」等、お客様が知ってて得する情報等を発信する。アンバサダー通信装置700から投稿される情報は、サーバー装置500のアンバサダー管理テーブル555に履歴として登録される。
図7の例では、3回の投稿に対し、例えば500Pt(ポイント)が与えとしているがこれに限定されない。例えば1回の投稿で例えば120Ptを与えるようにしても良いし、2回の投稿で300Pt(ポイント)が与えように、適宜設計されて良い。
【0026】
図7の例では、アンバサダーからの投稿内容をマイスターが評価して「良い投稿内容である」と評価した場合は、更にマイスター評価ポイント300Ptが与えるとしている。マイスター評価ポイントは、スマートフォン620又はタブレット630からサーバー装置500に入力される。更に例えば、「優れた投稿内容である」評価した場合は、マイスター評価ポイント5000Ptを与えるようにしても良い。そして、付与されたポイントは、
図7に示すように、サーバー装置500からアンバサダー通信装置700に通知される。これらのポイントは、コインランドリーの利用ポイントに加算されて、系列のコインランドリー店舗800で利用可能に取り扱われる。
このように、アンバサダーの自主的な支援活動を評価してポイントにて還元するシステムを構築することで、コインランドリー店舗800のサービスが向上する。その結果、コインランドリー店舗800の評価があがり売上の向上に繋がることになる。
【0027】
図8は、アンバサダーの資格が与えられた「青木〇〇」がコインランドリー店舗800でお客の支援を行った際に、支援を証明するサインを取得して送信した送信履歴の一例を示している。アンバサダーの資格を持つ「青木〇〇」が、コインランドリー店舗800内で困っている人がいれば、自分がコインランドリー店舗800のアンバサダーであることを説明して、適切な指導を実施する。自主的な活動であるので、料金を取らない代わりに、アンバサダー通信装置700のサイン領域700aに、支援を行ったことをサイン記入してサーバー装置500に向けて送信してもらう。サーバー装置500のアンバサダー管理テーブル557には、その送信履歴が登録される。同様に、この例では3回の支援に対し、例えば1000Pt(ポイント)が与えとしているがこれに限定されず、適宜設計されて良い。なお、アンバサダー管理テーブル557の日付をタッチ又はクリックすれば、登録されたサイン画像が確認できるようにしても良い。
【0028】
図9は、アンバサダーの「青木〇〇」がお客の支援に対し、SNSで「いいね」を受信した履歴の一例を示している。例えば、
図7に示したSNSの投稿に対して、利用者からの「いいね」発信を支援装置500でサーチする。支援装置500は、利用者からの「いいね」の評価を記憶するアンバサダー管理テーブル559を有し、評価情報の「いいね」回数に応じてポイントを付与する構成である。付与されたポイントは、
図9に示すように、サーバー装置500からアンバサダー通信装置700に通知される。評価情報の「いいね」回数に応じて、アンバサダーによる支援活動をポイント(例えば、「いいね」50件で500Pt)にて還元するシステムを構築することで、アンバサダーのやる気が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0029】
以上のように、実施形態のコインランドリーの支援システムは、コインランドリー店舗800の利用者の支援を行う指導者(マイスター)によって実施される第1サービス100と、指導者(マイスター)の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者(アンバサダー)によって実施される第2サービス200と、を有し、第2サービス200における準指導者(アンバサダー)の直接的又は間接的な支援活動をコインランドリー店舗800で利用可能なポイントとして還元する構成である。これにより、準指導者(アンバサダー)による支援活動を導入して、その自主的な支援活動を評価してポイントにて還元するので、準指導者(アンバサダー)の支援サービスによりコインランドリー店舗800の評価が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0030】
また、実施形態のコインランドリーの支援システムは、コインランドリー店舗800の利用者の支援を行う指導者(マイスター)の指導を受けて、同等な資格が与えられた準指導者(アンバサダー)によって利用者に直接的又は間接的に行った支援行為の情報を受信する支援装置500と、準指導者(アンバサダー)が所有する通信装置600と、を備え、支援装置500は、支援行為の情報の評価をポイントとして通信装置600に通知する構成である。これにより、準指導者(アンバサダー)による支援活動を導入して、その自主的な支援活動を評価してポイントにて還元するので、準指導者(アンバサダー)の支援サービスによりコインランドリー店舗800の評価が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0031】
実施形態のコインランドリーの支援システムは、支援装置500は、準指導者がネットワークにランドリー関連情報を投稿したことを記憶するアンバサダー管理テーブル550(555)を有し、ランドリー関連情報の投稿回数に応じてポイントを付与する構成である。これにより、準指導者(アンバサダー)によるランドリー関連情報の投稿を評価してポイントにて還元するシステムを構築することで、準指導者(アンバサダー)のやる気が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0032】
実施形態のコインランドリーの支援システムは、指導者(マイスター)から、ランドリー関連情報の内容を評価したポイントが追加できる構成である。これにより、準指導者(アンバサダー)によるランドリー関連情報の投稿を指導者(マイスター)が評価してポイントが追加されるシステムを構築することで、準指導者(アンバサダー)のやる気が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0033】
実施形態のコインランドリーの支援システムは、支援装置500は、準指導者(アンバサダー)がコインランドリー店舗800内で利用者の支援を行ったことを証明するサイン情報を記憶するアンバサダー管理テーブル550(557)を有し、サイン情報の数に応じてポイントを付与する構成である。これにより、準指導者(アンバサダー)によるコインランドリー店舗800内での支援活動をポイントにて還元するシステムを構築することで、準指導者(アンバサダー)のやる気が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0034】
実施形態のコインランドリーの支援システムは、支援装置500は、利用者からの評価情報を記憶するテーブル550(559)を有し、評価情報の「いいね」回数に応じてポイントを付与する構成である。これにより、評価情報の「いいね」回数に応じて、準指導者(アンバサダー)による支援活動をポイントにて還元するシステムを構築することで、準指導者(アンバサダー)のやる気が向上する。その結果、コインランドリー店舗800の売上の向上に繋がることになる。
【0035】
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0036】
100…ランドリーマイスターシステム
200…ランドリーアンバサダーシステム
500…サーバー装置
550、553、555、557、559…アンバサダー管理テーブル
600…マイスター通信装置、 620…スマートフォン
630…タブレット、 640…パソコン
700…アンバサダー通信装置(スマートフォン)
800…コインランドリー店舗