(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023004311
(43)【公開日】2023-01-17
(54)【発明の名称】ベンチュリ及び軸流ファン
(51)【国際特許分類】
F04D 29/64 20060101AFI20230110BHJP
F04D 29/52 20060101ALI20230110BHJP
【FI】
F04D29/64 C
F04D29/52 B
F04D29/52 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021105918
(22)【出願日】2021-06-25
(71)【出願人】
【識別番号】000228730
【氏名又は名称】日本電産サーボ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002723
【氏名又は名称】高法弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 秀哲
(72)【発明者】
【氏名】旦野 太郎
(72)【発明者】
【氏名】白澤 和敬
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB26
3H130AB52
3H130AC30
3H130BA95A
3H130CA21
3H130DD01Z
3H130DF07Z
3H130DF08Z
3H130EA03A
3H130ED02A
(57)【要約】
【課題】組立性を改善した軸流ファンのベンチュリを提供することである。
【解決手段】軸流ファンのベンチュリであって、筐体部と、可動部と、前記筐体部と前記可動部の一方側とを接続する変形可能な柔構造部と、を備え、前記可動部の他方側は、前記筐体部と対向する対向面を有し、前記柔構造部の変形によって、前記筐体部と前記対向面との間に空間を設けた分離状態と、前記筐体部と前記対向面との間を接続した接合状態とを切替可能である。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸流ファンのベンチュリであって、
筐体部と、
可動部と、
前記筐体部と前記可動部の一方側とを接続する変形可能な柔構造部と、
を備え、
前記可動部の他方側は、前記筐体部と対向する対向面を有し、
前記柔構造部の変形によって、前記筐体部と前記対向面との間に空間を設けた分離状態と、前記筐体部と前記対向面との間を接続した接合状態とを切替可能である、
ベンチュリ。
【請求項2】
前記筐体部と前記可動部とは、前記接合状態であるときにネジで共締めされる、
請求項1に記載のベンチュリ。
【請求項3】
前記筐体部と前記可動部とは、前記接合状態で凹部と凸部とが嵌合する、
請求項1又は2に記載のベンチュリ。
【請求項4】
前記柔構造部は、径方向に変形可能な蛇腹構造である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のベンチュリ。
【請求項5】
前記筐体部は、前記蛇腹構造の径方向内側に舌部を有する、
請求項4に記載のベンチュリ。
【請求項6】
前記筐体部の径方向内側に配置されたモータケースと、
前記筐体部と前記モータケースとを繋ぐ複数のリブと、
を有し、
前記複数のリブの少なくとも一つは、前記柔構造部を有し、
前記柔構造部は、軸方向に変形可能な弾性部材である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のベンチュリ。
【請求項7】
前記可動部は、前記複数のリブのうち前記柔構造部を有するリブ以外のリブである、
請求項6に記載のベンチュリ。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の前記ベンチュリと、
インペラと、
前記インペラを回転させるモータと、
を有する、
軸流ファン。
【請求項9】
前記モータにリード線を接続するリード線接続部は、前記ベンチュリと軸方向で重なる、
請求項8に記載の軸流ファン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベンチュリ及び軸流ファンに関する。
【背景技術】
【0002】
軸流ファンの組み立て工程においては、リード線が接続された回路基板を軸流ファンのベンチュリに取り付ける際に、ベンチュリ内でモータケースを支えるリブの間にリード線を通してリード線を外部に引き出す方法が考えられる。ところが、コネクタ付きのリード線を取り付ける場合、この方法だとコネクタの大きさによってはリブの間を通らない場合がある。
【0003】
このため、リード線をリブの間を通した後に回路基板にはんだ付けすることが考えられる。しかし、この場合、ファンの小型化に伴いはんだ付けするスペースが狭くなって作業が困難であるという問題がある。
【0004】
一方、特許文献1に記載の発明では、ベンチュリの一部に切欠部を設け、この切欠部にコネクタ付きリード線を通したあとに、ベンチュリとは別体の押え部材で切り欠きを塞ぐ構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ベンチュリの切欠部を押え部材で塞ぐ構造の場合、押え部材がベンチュリと別体であるため、押え部材が脱落するおそれがあるといった問題があった。すなわち従来の軸流ファンのベンチュリは、組立性に改善の余地があった。
【0007】
本発明の目的は、組立性を改善した軸流ファンのベンチュリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の例示的な第1発明は、軸流ファンのベンチュリであって、筐体部と、可動部と、前記筐体部と前記可動部の一方側とを接続する変形可能な柔構造部と、を備え、前記可動部の他方側は、前記筐体部と対向する対向面を有し、前記柔構造部の変形によって、前記筐体部と前記対向面との間に空間を設けた分離状態と、前記筐体部と前記対向面との間を接続した接合状態とを切替可能である。
【発明の効果】
【0009】
本願の例示的な第1発明によれば、組立性を改善した軸流ファンのベンチュリを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】軸流ファンのベンチュリの基本構造を説明する斜視図である。
【
図3】本発明の実施例1に係るベンチュリを示す斜視図であって接合状態を示す図である。
【
図4】本発明の実施例1に係るベンチュリを示す斜視図であって接合状態から分離状態へと変化する途中を示す図である。
【
図5】本発明の実施例1に係るベンチュリを示す底面図であって接合状態を示す図である。
【
図6】本発明の実施例1の変形例に係るベンチュリを示す底面図であって接合状態を示す図である。
【
図7】
図6の一点鎖線の楕円で囲んだ範囲Aを拡大して示す斜視図である。
【
図8】本発明の実施例2に係るベンチュリを示す斜視図であって接合状態を示す図である。
【
図9】本発明の実施例2に係るベンチュリを示す斜視図であって分離状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るベンチュリについて説明する。なお、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。
【0012】
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、
図1に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。X軸方向は、中心軸Jに対する径方向のうち
図2の左右方向とする。Y軸方向は、X軸方向とY軸方向の両方と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のいずれにおいても、図中に示す矢印が指す側を+側、反対側を-側とする。
【0013】
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+X側)を「フロント側」又は「一方側」と呼び、Z軸方向の負の側(-X側)を「リア側」又は「他方側」と呼ぶ。なお、リア側(他方側)及びフロント側(一方側)とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。径方向において中心軸Jに近づく側を「径方向内側」と呼び、中心軸Jから遠ざかる側を「径方向外側」と呼ぶ。
【0014】
なお、本明細書において、「軸方向に延びる」とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、「径方向に延びる」とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また「平行」とは、厳密に平行な場合に加えて、互いに成す角が45°未満の範囲で傾いた場合も含む。
【0015】
[第1実施形態]
<基本構造>
まず、
図1及び
図2を参照して本発明に係る軸流ファン及びベンチュリの基本構造を説明する。
図1は、軸流ファンのベンチュリの基本構造を説明する斜視図である。
図2は、
図1に示したベンチュリの底面図である。
図1及び
図2は、本発明に係る軸流ファン及びベンチュリの基本構造を説明する図であるため、本発明に係る主要構成については図示を省略している。また、
図1及び
図2においては、ベンチュリを見やすくするため、軸流ファンのインペラ及びインペラを回転させるロータの図示を省略している
【0016】
軸流ファン100は、インペラと、インペラを回転させるモータとを有し、モータは、ロータの駆動に必要な回路を実装した回路基板52と、一端を回路基板52に接続されたリード線51と、リード線51の他端に接続されたコネクタ53と、インペラ及びモータを収容するベンチュリ10と、を有する。ロータのシャフトとシャフトを保持する軸受は、中心軸Jに沿って配置される。
【0017】
ベンチュリ10は、軸方向に延びる筐体部11を有する。筐体部11は、軸方向に貫通する風洞部12を有する。軸流ファン100は、例えば情報処理装置等の実機に取り付けられ、実機の冷却を行う。筐体部11は、軸方向に貫通し、軸流ファン100を実機にネジで取り付けるための取付孔13を有する。本実施形態では、筐体部11は、四隅に取付孔13を有する。
【0018】
ベンチュリ10は、風洞部12内にファン及びモータを収容する。ベンチュリ10は、風洞部12内に、モータを収容するモータケース14を有する。モータは、回路基板52と接続され、モータケース14に収容される。回路基板52は、モータケース14の軸方向一方側に配置される。モータは、回路基板52の軸方向一方側に配置される。ベンチュリ10は、筐体部11とモータケース14とを繋ぐ複数のリブ15を有する。本実施形態では、ベンチュリ10は、3つのリブ15を有する。リブ15は、風洞部12内でモータケース14を支える。
【0019】
筐体部11は、径方向外側に固定部16を有する。固定部16は、リード線51を固定する。ファン及びモータは回路基板52よりも軸方向一方側に位置するため、リード線51を、風洞部12を通して軸方向一方側からベンチュリ10の外部に引き出そうとすると、リード線51がファン及びモータに触れるおそれがある。このため、リード線51は、軸方向他方側からベンチュリ10の外部に引き出すのが望ましい。軸流ファン100の組み立てに際し、リード線51の一端に回路基板52を接続し、他端にコネクタ53を接続した状態では、軸流ファン100の小型化に伴い筐体部11とリブ15とモータケース14との隙間が狭いため、リード線51をモータケース14の軸方向一方側から軸方向他方側へ通すのが不可能な場合がある。そこで本実施形態では、後述する実施例のように、筐体部11にリード線51が通る空間を設けた状態である分離状態を取り得るようにする。
【0020】
なお、軸流ファン100の組み立てに際し、リード線51の一端に回路基板52を接続する前に、リード線51の一端をモータケース14の軸方向一方側に通し、その後に、リード線51の一端と回路基板52とを接続することが考えられる。しかし、モータをベンチュリに収容してからリード線を接続する場合、軸流ファンの小型化に伴って接続作業が煩雑であり、ベンチュリの形態を制限することにもなる。本実施形態では、後述する実施例のように、筐体部11にリード線51が通る空間を設けた状態である分離状態を取り得るようにすることで、リード線51の一端に回路基板52を接続した後にリード線51をベンチュリ10の外部に引き出すことが出来るので、モータにリード線を接続するリード線接続部は、ベンチュリと軸方向で重なる形態も許容し、自由度を向上している。
【実施例0021】
図3は、本発明の実施例1に係るベンチュリを示す斜視図であって接合状態を示す図である。
図4は、本発明の実施例1に係るベンチュリを示す斜視図であって接合状態から分離状態へと変化する途中を示す図である。
図5は、本発明の実施例1に係るベンチュリを示す底面図であって接合状態を示す図である。
図3、
図4及び
図5において、
図1及び
図2と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0022】
本実施例のベンチュリ10は、可動部17を有する。可動部17は、ベンチュリ10の四隅の取付孔13のうちの一つと、その取付孔13に隣接する取付孔13との間の一辺を形成する。可動部17の一方側(-X側)は、柔構造部18を介して、筐体部11と接続される。すなわち、柔構造部18は、筐体部11と可動部17の一方側とを接続する。柔構造部18は、蛇腹構造であり、径方向に変形可能である。可動部17は、柔構造部18の変形により、柔構造部18を支点として、軸方向と直交する面内で移動可能である。柔構造部18は、例えば弾性部材である。
【0023】
可動部17は、その他方側(+X側)に面17bを有する。面17bは、筐体部11の面11bと対向する対向面である。
図3では、ベンチュリ10は、面11bと面17bとの間を接続した接合状態である。柔構造部18の変形により、可動部17が移動すると、面17bと面11bとが分離する。
図4では、ベンチュリ10は、面11bと面17bとの間に空間を設けた分離状態に進む途中である。ベンチュリ10は、接合状態と分離状態とを切替可能であり、ベンチュリ10が分離状態であると、面17bと面11bとの間にリード線51を通すことが出来る空間が設けられる。
【0024】
面17b及び面11bは、軸方向に凹凸のある凹部及び凸部を有する。可動部17と筐体部11とは、接合状態で、面17b及び面11bの凹部と凸部とが嵌合する。
【0025】
取付孔13のうちの一つは、可動部17の取付孔17aと、筐体部11の取付孔11aと、から成る。可動部17と筐体部11とは、ベンチュリ10が接合状態であるときに、ネジが取付孔17a及び取付孔11aを通ることで、ネジで共締めされることで、ベンチュリ10は、接合状態で固定される。
【0026】
可動部17及び柔構造部18は、ベンチュリ10が接合状態であるときに、径方向内側の面で風洞部12を形成する。
【0027】
(実施例1の変形例)
図6は、本発明の実施例1の変形例に係るベンチュリを示す底面図であって接合状態を示す図である。
図7は、
図6の一点鎖線の楕円で囲んだ範囲Aを拡大して示す斜視図である。
図6及び
図7において、
図3、
図4及び
図5と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0028】
本変形例では、ベンチュリ10は、実施例1の柔構造部18に代えて、柔構造部28及び舌部29を有する。他の構成は、実施例1と同じである。可動部17の一方側(-X側)は、柔構造部28を介して、筐体部11と接続される。すなわち、柔構造部28は、筐体部11と可動部17の一方側とを接続する。柔構造部28の一方側(-X側)は、筐体部11と接続される。柔構造部28は、蛇腹構造であり、径方向に変形可能である。柔構造部28は、径方向外側に蛇腹部28aを有し、径方向内側に蛇腹部28bを有する。柔構造部28は、例えば弾性部材である。柔構造部28は、径方向両側に蛇腹部28a及び蛇腹部28bを有するので、柔構造部18よりも柔軟に変形可能である。
【0029】
筐体部11は、柔構造部28の径方向内側に舌部29を有する。舌部29の一方側(-X側)は、筐体部11と接続される。舌部29は、他方側(+X側)に端部29aを有する。端部29aの他方側(+X側)は、柔構造部28の肩部28cと接続される。肩部28cは、端部29aから分離可能である。可動部17は、柔構造部28の変形により、柔構造部288を支点として、軸方向と直交する面内で移動可能である。ベンチュリ10が接合状態であるとき、肩部28cは端部29aと接続する。ベンチュリ10が分離状態であるとき、肩部28cは端部29aから分離する。
【0030】
可動部17及び舌部29は、ベンチュリ10が接合状態であるときに、径方向内側の面で風洞部12を形成する。
本実施例のベンチュリ10は、筐体部11とモータケース14とを繋ぐ複数のリブ25及びリブ26を有する。本実施例においては、リブ25が柔構造部である。本実施例においては、モータケース14とおよびリブ26が可動部である。リブ25の一方側(径方向内側)は、モータケース14及びリブ26を介して、筐体部11と接続される。リブ26は、径方向外側に取付部26bを有する。取付部26bは、ベンチュリ10が接合状態であるときに、軸方向に貫通する取付孔26aを有する。リブ25は、軸方向に変形可能な弾性部材である。リブ26は、リブ25の変形により、柔構造部のリブ25を支点として、軸方向と直交する面内で移動可能である。柔構造部のリブ25は、例えば弾性部材である。
筐体部11の取付孔13のうち、ベンチュリ10が接合状態であるときに取付部26bに対応する位置にある取付孔13は、取付孔26aと、筐体部11の取付孔11dとによって形成される。筐体部11は、軸方向他方側の面の、取付孔11dの位置に、取付孔11dよりも大径の凹部11eを有する。凹部11eは、軸方向他方側の面から軸方向一方側に凹む。取付部26bが凹部11eに嵌まることで、ベンチュリ10が接合状態となる。リブ25の変形によりリブ26が移動すると、取付部26bと筐体部11とが分離し、接合状態となる。ベンチュリ10が分離状態であると、取付部26bと筐体部11との間にリード線51を通すことが出来る空間が設けられる。ベンチュリ10は、接合状態と分離状態とを切替可能である。
上述の実施形態に係る発明においては、軸流ファンのベンチュリであって、筐体部と、可動部と、前記筐体部と前記可動部の一方側とを接続する変形可能な柔構造部と、を備え、前記可動部の他方側は、前記筐体部と対向する対向面を有し、前記柔構造部の変形によって、前記筐体部と前記対向面との間に空間を設けた分離状態と、前記筐体部と前記対向面との間を接続した接合状態とを切替可能である。
このため、筐体部と対向面との間に空間を設けた分離状態で、その空間にリード線を通すことが出来るので、組立性を改善することが出来る
また、前記筐体部の径方向内側に配置されたモータケースと、前記筐体部と前記モータケースとを繋ぐ複数のリブと、を有し、前記複数のリブの少なくとも一つは、前記柔構造部を有し、前記柔構造部は、軸方向に変形可能な弾性部材である。
このため、弾性部材により、容易に変形可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。