(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023043122
(43)【公開日】2023-03-28
(54)【発明の名称】3Dプリンタを用いた服の生産方法
(51)【国際特許分類】
B29C 64/386 20170101AFI20230320BHJP
D06B 11/00 20060101ALI20230320BHJP
A41H 43/00 20060101ALI20230320BHJP
B33Y 10/00 20150101ALI20230320BHJP
B33Y 80/00 20150101ALI20230320BHJP
B29C 64/106 20170101ALI20230320BHJP
B33Y 50/00 20150101ALI20230320BHJP
【FI】
B29C64/386
D06B11/00 E
A41H43/00 B
B33Y10/00
B33Y80/00
B29C64/106
B33Y50/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021169167
(22)【出願日】2021-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】516365275
【氏名又は名称】池野 順子
(72)【発明者】
【氏名】池野 順子
【テーマコード(参考)】
3B154
4F213
【Fターム(参考)】
3B154AB27
3B154AB31
3B154BA09
3B154BA37
3B154BA47
3B154BB39
3B154BD01
3B154DA28
4F213AB12
4F213WA25
4F213WB01
4F213WL02
4F213WL85
(57)【要約】
【課題】現状の量産用服作りは織物やニットをアパレルCADによって作られた型紙に合わせてカットし縫製をして服にしているが、カットした後に生地が余り無駄になっており、近年この無駄をなくすためにニット技術やパターンの作成技術よって改善はされてきているが、ニットでは作れる物が限られている事と、パターンの考慮では無駄な切替線が入るなどデザイン上の自由度が低い
【解決手段】 アパレルCADデータから直接3Dプリンタでプリントアウトする事により、自由度の高いデザインが最小限の材料で作れ、生地の無駄が解消され、さらに染色やプリントの工程が省ける。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アパレルCADによって作られたパターンデータを元に3Dプリンタを用い、合成繊維または天然繊維を用いて出力する服の生産方法。同時にプリンタの技術を用い染色とグラフィックなどのプリントを行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
アパレルCADを用い型紙を作成し、合成繊維、もしくは天然繊維の3Dプリント素材を用い、染色やプリントなども同時に出力する、無駄を省いた服の生産方法。
【背景技術】
【0002】
3Dプリンタによるインクジェットを用いた服のプリント技法や、ホールガーメント(メリヤス編成機)を用いたニットの無駄を省いた技術は公知である。(特許文献1)その方法ではセーター(ニット)に限られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ニードル本体の下部又は側部に接近して、ニードル本体の作動部材とは異なる作動部材を有するループ保持用ホルダを設けたことを特徴とするメリヤス編成機を用い無駄をなくしたニット素材の服は作成可能だが、布帛(織物)は作成できない。さらに編み地やゲージに制約があり、デザインの自由度が低い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に関わる服の生産方法では、従来の服作りの型紙の工程を使いデザインの汎用性を広げ、さらに染色とプリントの工程を省き、アパレルCADによってパターンに起こせる物は全て作成可能である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により生地の無駄が削減でき、さらに染色、プリントにかかる資源の無駄が省ける。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】アパレルCADの型紙を元に3Dプリンタで出力したプリント済の物を縫製したTシャツのイメージ
【発明を実施するための形態】
【実施例0008】
アパレルCADで作成し、3Dプリンタで出力する物はジャケット、パンツ、スカート、Tシャツ、ショーツ、ドレス、帽子、マフラー、ヘアーバンド、アンダーウェア、水着、トレーナーなど型紙に置き換えられる服およびバッグなどに全て可能で、襟、ウエスト、裾、ポケット口など伸縮性が必要なパーツの場合はニットまたはストレッチ素材で代用が可能である。