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特開2023-43506電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023043506
(43)【公開日】2023-03-29
(54)【発明の名称】電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20230322BHJP
   B60L 53/39 20190101ALI20230322BHJP
   B60L 53/66 20190101ALI20230322BHJP
   B60M 7/00 20060101ALI20230322BHJP
   B60L 5/00 20060101ALI20230322BHJP
   H02J 50/10 20160101ALI20230322BHJP
   E04H 6/42 20060101ALI20230322BHJP
【FI】
H02J7/00 301D
B60L53/39
B60L53/66
B60M7/00 X
B60L5/00 B
H02J7/00 P
H02J7/00 301B
H02J50/10
E04H6/42 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021151176
(22)【出願日】2021-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】309036221
【氏名又は名称】三菱重工機械システム株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【弁理士】
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】荒川 浩
(72)【発明者】
【氏名】高桑 義直
(72)【発明者】
【氏名】福島 大輔
(72)【発明者】
【氏名】冨山 陽司
【テーマコード(参考)】
5G503
5H105
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5G503FA06
5G503GB08
5H105BA09
5H105BB05
5H105CC07
5H105CC19
5H105DD10
5H105EE14
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC26
5H125BE02
5H125CC06
5H125DD02
5H125EE61
5H125FF15
(57)【要約】
【課題】自動車との電力伝送の利便性を向上することのできる電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法を提供する。
【解決手段】ワイヤレス電力システム10において、アダプタ11は、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部14と、ワイヤレス部14と自動車5とを接続するコネクタを有しており自動車5と脱着可能である接続部13とを備え、ワイヤレスで自動車5の充放電が可能となっている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部と、
前記ワイヤレス部と自動車とを接続するコネクタを有し、前記自動車と脱着可能である接続部と、
を備える電力アダプタ。
【請求項2】
前記ワイヤレス部は、前記自動車のタイヤ部の側面に装着可能である請求項1に記載の電力アダプタ。
【請求項3】
前記ワイヤレス部は、前記自動車のタイヤ部の側面に装着可能である請求項2に記載の電力アダプタ。
【請求項4】
請求項2または3に記載の電力アダプタと、
駐車場において、床面から突出して前記ワイヤレス部とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部と、
を備えるワイヤレス電力システム。
【請求項5】
前記コイル部は、前記自動車が駐車される床面に収納可能である請求項4に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項6】
前記コイル部は、前記ワイヤレス部との電磁結合強度に基づいて前記ワイヤレス部に近接するように移動する請求項4または5に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項7】
前記コイル部は、車種により前記ワイヤレス部に近接するように移動する請求項4から6のいずれか1項に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項8】
請求項1に記載の電力アダプタと、
前記ワイヤレス部とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部と、
駐車場に設けられ、前記コイル部を移動させるロボットアームと、
を備えるワイヤレス電力システム。
【請求項9】
前記コイル部及び前記ロボットアームは、前記自動車が駐車される床面に収納可能である請求項8に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項10】
前記ロボットアームは、前記ワイヤレス部との電磁結合強度に基づいて前記コイル部を前記ワイヤレス部に近接するように移動する請求項8または9に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項11】
前記ロボットアームは、車種により前記コイル部を前記ワイヤレス部に近接するように移動する請求項8から10のいずれか1項に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項12】
前記駐車場に設けられ、前記自動車及び前記電力アダプタの少なくともいずれか一方と通信を行い、充電及び放電の少なくともいずれか一方を制御する制御装置を備える請求項4から11のいずれか1項に記載のワイヤレス電力システム。
【請求項13】
駐車場において、床面から突出して自動車とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部を備えるワイヤレス電力システム。
【請求項14】
自動車を駐車する領域と、
請求項4から13のいずれか1項に記載のワイヤレス電力システムと、
を備える駐車場。
【請求項15】
ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部を備える電力アダプタを自動車に接続する工程と、
前記ワイヤレス部においてワイヤレスで電力伝送を行う工程と、
を有するワイヤレス電力伝送方法。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気自動車(以下、「EV」という)は、電力の充電が行われる。充電は有線方式が主流であり、車外で充電ステーションのケーブルをEVの充電口に接続して充電が行われる。無線方式で充電を行う場合には、床面に埋め込まれたコイルと、自動車のボディ下部に搭載されたコイルとの間で電磁結合する方法が検討されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-267577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、有線方式で充電を行う場合には、人がケーブルを自動車に接続する際に充電器に触れて感電するリスクがある。機械式駐車場内にケーブルが設置される場合があるが、駐車場内で接続作業をする必要があり、作業性に手間が係る場合がある。無線方式のために車両側にコイルを組み込む場合には、自動車側での重量や大きさ、コスト等の課題がある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、自動車との電力伝送の利便性を向上することのできる電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様は、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部と、前記ワイヤレス部と自動車とを接続するコネクタを有し、前記自動車と脱着可能である接続部と、を備える電力アダプタである。
【0007】
本開示の第2態様は、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部を備える電力アダプタを自動車に接続する工程と、前記ワイヤレス部においてワイヤレスで電力伝送を行う工程と、を有するワイヤレス電力伝送方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、自動車との電力伝送の利便性を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の第1実施形態に係るワイヤレス電力システムの概略構成を示す図である。
図2】本開示の第1実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
図3】本開示の第1実施形態に係る制御装置が備える機能を示した機能ブロック図である。
図4】本開示の第1実施形態に係る屋外平面駐車場にワイヤレス電力システムが適用された場合の一例を示す図である。
図5】本開示の第1実施形態に係る機械式駐車場にワイヤレス電力システムが適用された場合の一例を示す図である。
図6】本開示の第1実施形態に係る処理の流れの一例を示すフローである。
図7】本開示の第2実施形態に係るワイヤレス電力システムの概略構成を示す図である。
図8】本開示の第2実施形態に係る屋外平面駐車場にワイヤレス電力システムが適用された場合の一例を示す図である。
図9】本開示の第2実施形態に係る機械式駐車場にワイヤレス電力システムが適用された場合の一例を示す図である。
図10】本開示の第2実施形態に係る処理の流れの一例を示すフローである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
以下に、本開示に係る電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本開示の第1実施形態に係るワイヤレス電力システム10の概略構成を示す図である。ワイヤレス電力システム10は、例えば駐車場(駐車場設備)に備えられる。図1に示すように、本実施形態に係るワイヤレス電力システム10は、アダプタ(電力アダプタ)11と、パッド(コイル部)12とを主な構成として備えている。また、ワイヤレス電力システム10には、制御装置20が設けられている。本実施形態において電力伝送とは、電力の充電及び電力の放電の少なくともいずれか一方を意味する。本実施形態では、充電及び放電の両方が可能な場合の具体例について説明するが、充電及び放電の少なくともいずれか一方を可能とすることとしてもよい。
【0012】
アダプタ11は、自動車5側に取り付けられる装置である。自動車5とは、電力の充電及び放電の少なくともいずれか一方が可能な自動車5であり、例えば電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車などである。本実施形態では、アダプタ11は自動車5の充電口7に接続されるものとするが、自動車5におけるバッテリと、電力の充電及び放電の少なくともいずれか一方が可能な端子であれば充電口7に限定されない(例えば放電口など)。アダプタ11は、自動車5に対して脱着可能な構成となっており、人(運転者や作業員等)によって自動車5への脱着が行われる。
【0013】
具体的には、アダプタ11は、ワイヤレス部14と、接続部13とを備えている。
【0014】
ワイヤレス部14は、ワイヤレスで電力伝送を行う装置である。具体的には、ワイヤレス部14は、充放電コイルを備えている。そして、後述するパッド12と電磁結合して、ワイヤレスで電力伝送を行う。なお、ワイヤレスで電力伝送を行うことが可能であれば電磁結合に限定されない。
【0015】
本実施形態では、ワイヤレス部14は、自動車5のタイヤ部6の側面に装着可能である。具体的には、ワイヤレス部14は、自動車5のタイヤ部6のホイールの位置に配置される。装着方法は限定されないが、磁石を用いてもよいし、引っ掛ける部位を設けることとしても良い。
【0016】
より好ましくは、ワイヤレス部14は、タイヤ部6の回転に対してつれ回りしないように装着される。すなわち、ワイヤレス部14は、タイヤ部6が回転するに従って回転しないように構成されることが好ましい。これによれば、アダプタ11の装着後に、自動車5を自走(すなわちタイヤ部6の回転により移動)する場合であってもアダプタ11が取れてしまうような事象が抑制される。つれ回りしないように装着されれば装着方法は限定されない。
【0017】
接続部13は、ケーブル17でワイヤレス部14と繋がっており、自動車5に接続される装置である。具体的には、充電を行う場合には、パッド12側からワイヤレス部14で受電した電力がケーブル17を介して接続部13へ流れる。そして、接続部13では流れ込んだ電力に対して電力変換をして、自動車5へ供給する。一方で、放電を行う場合には、自動車5から放電される電力を電力変換して、ワイヤレス部14へ供給し、パッド12側へ供給する。
【0018】
接続部13では、自動車5へ接続するためのコネクタを有している。このコネクタは、充電口7に接続可能な形状に構成されている。もしくは、各種の充電口7の形状に変換するための変換コネクタを接続可能な形状に構成されていることとしても良い。接続部13ではこのコネクタによって自動車5と接続可能となっている。これによって、アダプタ11が自動車5と脱着可能となっている。
【0019】
パッド12は、駐車場設備側に設けられており、床面(例えば地面やパレット)から突出して設けられている。具体的には、パッド12は、自動車5のタイヤ部6に対向するように設けられている。パッド12にはコイルが設けられることで、自動車5の横方向から、ワイヤレス部14と電磁結合してワイヤレスで電力伝送が可能となっている。
【0020】
具体的には、パッド12は、コイル面が自動車5のタイヤ部6の側面と平行となるように構成されている。すなわち、コイル面は、鉛直方向と平行となる。このため、パッド12は自動車5のタイヤ部6に対向して設けられることで、タイヤ部6に装着されたワイヤレス部14と効果的にワイヤレスで電力伝送することが可能となる。
【0021】
パッド12は、自動車5が駐車される床面に収納可能である。床面とは、例えば屋外平面駐車場あれば地面であり、パレット式の機械式駐車場であればパレット41等である。すなわち、パッド12は、収納時には床面から上側に突起しないように床内に収納されており、電力伝送を行う場合に、床面から出てきて、タイヤ部6と対向するように配置される。収納されることで、床面から突起しないため、自動車5の走行や人の移動の障害となることが抑制される。
【0022】
パッド12は、ワイヤレス部14に近接するように移動可能である。具体的には、後述する制御装置20により移動制御される。
【0023】
これにより、自動車5は、アダプタ11とパッド12を介して、駐車場設備側からの電力供給により充電を行うことができる。また、自動車5は、アダプタ11とパッド12を介して、駐車場設備側へ電力放電(外部への電力供給)を行うことができる。
【0024】
制御装置20は、駐車場設備に設けられている。そして、制御装置20は、充放電の制御を行う。
【0025】
図2は、本実施形態に係る制御装置20のハードウェア構成の一例を示した図である。
図2に示すように、制御装置20は、コンピュータシステム(計算機システム)であり、例えば、CPU110と、CPU110が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)120と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)130と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)140と、ネットワーク等に接続するための通信部150とを備えている。なお、大容量記憶装置としては、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることとしてもよい。これら各部は、バス180を介して接続されている。
【0026】
また、制御装置20は、キーボードやマウス等からなる入力部や、データを表示する液晶表示装置等からなる表示部などを備えていてもよい。
【0027】
なお、CPU110が実行するプログラム等を記憶するための記憶媒体は、ROM120に限られない。例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の他の補助記憶装置であってもよい。
【0028】
後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式でハードディスクドライブ140等に記録されており、このプログラムをCPU110がRAM130等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROM120やその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0029】
図3は、制御装置20が備える機能を示した機能ブロック図である。図3に示されるように、制御装置20は、充電制御部21と、放電制御部22と、位置調整部23とを備えている。駐車場設備側の制御装置20は、自動車5側と通信を行う。自動車5側とは、自動車5の通信設備でもよいし、アダプタ11に設けられた通信設備でもよい。本実施形態では、パッド12にアンテナ15が設けられており、自動車5の通信設備と通信を行うこととする。
【0030】
充電制御部21は、自動車5への充電の制御を行う。例えば、自動車5側と通信して、充電を開始し、所定の充電レベル(例えば満タン)まで充電が完了した場合に充電を終了させる。
【0031】
放電制御部22は、自動車5からの放電の制御を行う。例えば、自動車5側と通信して、放電を開始し、所定の充電レベルまで放電が完了した場合に放電を終了させる。放電は、例えば電力会社等からの電力供給依頼等に応じて開始される。放電は、例えば電力不足等の非常時に行われ、例えばVPPと連携してグリットの電源安定化が可能となる。
【0032】
位置調整部23は、パッド12の移動を制御する。具体的には、位置調整部23は、充放電を行わない場合(収納時)にパッド12を床内に収納する。そして、充放電を行う場合には、床面からパッド12を出す。充電口7は車種によって異なるため、パッド12が複数配置されている場合には、充電口7の位置を判別して対応するパッド12が上昇することとしても良い。
【0033】
また、位置調整部23は、ワイヤレス部14に近接するようにパッド12を移動する。具体的には、ワイヤレス部14との電磁結合強度が強くなるように移動して、ワイヤレス部14に近接するように移動する。また、自動車5の車種が判別可能な場合には、車種によりタイヤ部6の位置を推定して、ワイヤレス部14に近接するように移動することとしてもよい。近接する方法については、カメラや各種センサを用いてもよく、具体的方法は限定されない。
【0034】
図4は、屋外平面駐車場にワイヤレス電力システム10が適用された場合の一例を示す図である。図4に示すように、アダプタ11が接続された状態で、屋外平面駐車場に自動車5が駐車されている。例えば、屋外平面駐車場の入り口でアダプタ11が取り付けられて所定の駐車領域へ移動されても良いし、所定の駐車領域へ移動された後にアダプタ11が取り付けられてもよい。すると、パッド12が床面(地面)から出てきて、アダプタ11のワイヤレス部14に近接して、ワイヤレスで充放電が行われる。
【0035】
図4の例ではパッド12の収納部が4つ設けられている場合を示している。すなわち、前方右側の収納部Aと、後方右側の収納部Bと、前方左側の収納部Cと、後方左側の収納部Dとが1つの自動車5の駐車領域に設けられており、それぞれの収納部にパッド12が設けられている。そして、例えば車種に応じて、いずれかの収納部からパッド12が上昇する(その他のパッド12は収納のまま)。例えばAGV方式の駐車場の場合には、屋外平面駐車場の入り口でアダプタ11を取り付けた後にAGV(自動搬送ロボット)で自動車5を搬送(タイヤが回転しない)して所定の駐車位置へ移動するため、アダプタ11によるワイヤレス電力伝送と相性がよい。
【0036】
図5は、機械式駐車場(乗降室)にワイヤレス電力システム10が適用された場合の一例を示す図である。図5に示すように、アダプタ11が接続された状態で、機械式駐車場に自動車5が駐車されている。機械式駐車装置では、自動車5は乗降室からパレット41等で所定の駐車領域へ移動される。このため、例えば乗降室への自動車5の移動後にアダプタ11が取り付けられ、その後に所定の駐車領域へ移動される。すると、パッド12が床面(パレット41)から出てきて、アダプタ11のワイヤレス部14に近接して、ワイヤレスで充放電が行われる。図5の場合でもパッド12の収納部を複数設けて車種に応じていずれかの収納部からパッド12が上昇することとしても良い。
【0037】
次に、充放電の工程を説明する。
図6は、充放電の工程の一例を示すフロー図である。図6では、機械式駐車場にワイヤレス電力システム10が適用される場合を一例として説明するが、他の駐車場設備でも同様に適用可能である。
【0038】
まず、自動車5が乗降室に乗り入れられる(S101)。そして、自動車5にアダプタ11が取り付けられる(S102)。その後に、パレット41によって自動車5が所定の駐車領域へ移動されて格納される(S103)。
【0039】
格納されると、パレット41からパッド12が出てくる(S104)。パッド12がワイヤレス部14に近接していない場合には、パッド12の位置調整がされる(S105)。そしてパッド12がワイヤレス部14に近接されると、ワイヤレスで自動車5の充電が開始される(S106)。充電が所定の充電量(例えば満タン)となると、充電を終了して、パッド12を格納する(S107)。なお、自動車5から放電する場合には、S106で放電することとしても良いし、充電している途中で放電指示があった場合には、放電に切り替えてもよい。
【0040】
以上説明したように、本実施形態に係る電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法によれば、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部14と、自動車5とを接続する接続部13とでアダプタ11が構成される。そして、アダプタ11は、自動車5と脱着可能とされている。このため、有線方式を用いる場合と比較して、ケーブルを引き回すなどの作業負担が緩和される。また、人がアダプタ11を自動車5へ接続する際に、感電するリスクが軽減される。また、ワイヤレス方式の場合であっても、自動車5側に例えば充電コイル等の装置を搭載する必要がなくなる。
【0041】
ワイヤレス部14をタイヤ部6の側面に装着することで、例えば駐車場設備側の装置と電力伝送を行う場合に、ワイヤレス部14の位置を特定しやすくなり、効率的にワイヤレスで電力伝送を行うことが可能となる。ワイヤレス部14がタイヤ部6の回転に対してつれ回りしないように装着されることで、ワイヤレス部14がタイヤ部6に接続された後でタイヤが回転するような場合であってもワイヤレス部14が自動車5から取れてしまうような事象を抑制することができる。
【0042】
アダプタ11は駐車場装置に設けられたパッド12と電力伝送を行うことができる。そして、パッド12は、タイヤ部6の側面と対向するように配置されるため、タイヤ部6に装着されたアダプタ11のワイヤレス部14と近接して効率的に電力伝送を行うことができる。
【0043】
パッド12が床面に収納可能であることで、人や車の移動への支障が抑制される。ワイヤレス部14との電磁結合強度により、パッド12がワイヤレス部14に近接するように移動するため、より高精度にパッド12とワイヤレス部14とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。車種によりタイヤの位置を特定することが可能であるため、効果的にパッド12とワイヤレス部14とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0044】
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法について説明する。
本実施形態では、ワイヤレス電力システムの異なる形態について説明する。以下、本実施形態に係る電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法について、第1実施形態と異なる点について主に説明する。
【0045】
図7に示すように、ワイヤレス電力システム30において、アダプタ31は、ワイヤレス部34と接続部33とを備えており、ワイヤレス部34と接続部33とは一体的に構成されている。例えばワイヤレス部34は接続部33に支持される。すなわち、ワイヤレス部34は、接続部33の近辺(すなわち充電口7の近辺)に配置されることとなる。
【0046】
図7に示すように、パッド(コイル部)32は、駐車場設備に設けられたロボットアーム35に支持されている。すなわち、ロボットアーム35により、パッド32が移動される。パッド32がロボットアーム35によりワイヤレス部34に近接され、電磁結合してワイヤレスで電力伝送が可能となっている。本実施形態では、パッド32にアンテナ15が設けられており、自動車5の通信設備と通信を行うこととする。
【0047】
パッド32及びロボットアーム35は、自動車5が駐車される床面に収納可能である。床面とは、例えば屋外平面駐車場あれば地面であり、パレット式の機械式駐車場であればパレット41等である。すなわち、パッド32及びロボットアーム35は、収納時には床面から上側に突起しないように床内に収納されており、電力伝送を行う場合に、床面から出てくる。
【0048】
パッド32は、ロボットアーム35により、ワイヤレス部34に近接するように移動可能である。具体的には、制御装置20の位置調整部23は、充放電を行わない場合(収納時)にパッド32及びロボットアーム35を床内に収納する。そして、充放電を行う場合には、床面からパッド32及びロボットアーム35を出す。充電口7は車種によって異なるため、パッド32及びロボットアーム35が複数配置されている場合には、充電口7の位置を判別して対応するパッド32及びロボットアーム35が上昇することとしても良い。
【0049】
また、位置調整部23は、ワイヤレス部34に近接するようにロボットアーム35によりパッド32を移動する。具体的には、ワイヤレス部34との電磁結合強度が強くなるようにパッド32を移動して、ワイヤレス部34に近接するように移動する。また、自動車5の車種が判別可能な場合には、車種により充電口7の位置を推定して、ワイヤレス部34に近接するように移動することとしてもよい。近接する方法については、カメラや各種センサを用いてもよく、具体的方法は限定されない。
【0050】
図8は、屋外平面駐車場にワイヤレス電力システム30が適用された場合の一例を示す図である。図8に示すように、アダプタ31が接続された状態で、屋外平面駐車場に自動車5が駐車されている。例えば、屋外平面駐車場の入り口でアダプタ31が取り付けられて所定の駐車領域へ移動されても良いし、所定の駐車領域へ移動された後にアダプタ31が取り付けられてもよい。すると、パッド32及びロボットアーム35が床面(地面)から出てきて、アダプタ31のワイヤレス部34に近接して、ワイヤレスで充放電が行われる。
【0051】
図8の例ではパッド32の収納部が2つ設けられている場合を示している。すなわち、右側の収納部Eと、左側の収納部Fとが1つの自動車5の駐車領域に設けられており、それぞれの収納部にパッド32及びロボットアーム35が設けられている。そして、例えば車種に応じて、いずれかの収納部からパッド32が上昇する(その他のパッド32は収納のまま)。
【0052】
図9は、機械式駐車場(乗降室)にワイヤレス電力システム30が適用された場合の一例を示す図である。図9に示すように、アダプタ31が接続された状態で、機械式駐車場に自動車5が駐車されている。機械式駐車装置では、自動車5は乗降室からパレット41等で所定の駐車領域へ移動される。このため、例えば乗降室への自動車5の移動後にアダプタ31が取り付けられ、その後に所定の駐車領域へ移動される。すると、パッド32及びロボットアームが床面(パレット41)から出てきて、アダプタ31のワイヤレス部34に近接して、ワイヤレスで充放電が行われる。図9の場合でもパッド32及びロボットアーム35の収納部を複数設けて車種に応じていずれかの収納部からパッド32が上昇することとしても良い。
【0053】
次に、充放電の流れを説明する。
図10は、充放電の流れの一例を示すフロー図である。図10では、機械式駐車場にワイヤレス電力システム30が適用される場合を一例として説明するが、他の駐車場設備でも同様に適用可能である。図6のフローと同じ処理については同様の符号を付す。
【0054】
まず、自動車5が乗降室に乗り入れられる(S101)。そして、自動車5にアダプタ31が取り付けられる(S102)。その後に、パレット41によって自動車5が所定の駐車領域へ移動されて格納される(S103)。
【0055】
格納されると、パレット41からパッド32及びロボットアーム35が出てくる(S204)。パッド32がワイヤレス部34に近接していない場合には、ロボットアーム35によりパッド32の位置調整がされる(S205)。そしてパッド32がワイヤレス部34に近接されると、ワイヤレスで自動車5の充電が開始される(S106)。充電が所定の充電量(例えば満タン)となると、充電を終了して、パッド32及びロボットアーム35を格納する(S107)。なお、自動車5から放電する場合には、S106で放電することとしても良いし、充電している途中で放電指示があった場合には、放電に切り替えてもよい。
【0056】
以上説明したように、本実施形態に係る電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法によれば、アダプタ31は駐車場装置に設けられたパッド32と電力伝送を行うことができる。そして、パッド32は、ロボットアーム35により移動される構成であるため、アダプタ31のワイヤレス部34と近接するように移動して効率的に電力伝送を行うことができる。
【0057】
パッド32及びロボットアーム35が床面に収納可能であることで、人や車の移動への支障が抑制される。ワイヤレス部34との電磁結合強度により、ロボットアーム35がパッド32をワイヤレス部34に近接するように移動するため、より高精度にパッド32とワイヤレス部34とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。車種によりアダプタ31が接続される自動車5の位置(例えば充電口7)を特定することが可能であるため、効果的にパッド32とワイヤレス部34とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0058】
本開示は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施が可能である。なお、各実施形態を組み合わせることも可能である。すなわち、上記の第1実施形態、及び第2実施形態については、それぞれ組み合わせることも可能である。
【0059】
以上説明した各実施形態に記載の電力アダプタ、ワイヤレス電力システム、及び駐車場、並びにワイヤレス電力伝送方法は例えば以下のように把握される。
本開示に係る電力アダプタ(11、31)は、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部(14、34)と、前記ワイヤレス部と自動車(5)とを接続するコネクタを有し、前記自動車と脱着可能である接続部(13、33)と、を備える。
【0060】
本開示に係る電力アダプタによれば、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部と、自動車とを接続する接続部とで電力アダプタが構成される。そして、電力アダプタは、自動車と脱着可能とされている。このため、有線方式を用いる場合と比較して、ケーブルを引き回すなどの作業負担が緩和される。また、人が電力アダプタを自動車へ接続する際に、感電するリスクが軽減される。また、ワイヤレス方式の場合であっても、自動車側に例えば充電コイル等の装置を搭載する必要がなくなる。なお、電力伝送は、自動車への充電及び自動車からの放電の少なくともいずれか一方を含む。
【0061】
本開示に係る電力アダプタは、前記ワイヤレス部は、前記自動車のタイヤ部(6)の側面に装着可能であることとしてもよい。
【0062】
本開示に係る電力アダプタによれば、ワイヤレス部をタイヤ部の側面に装着することで、例えば駐車場設備側の装置と電力伝送を行う場合に、ワイヤレス部の位置を特定しやすくなり、効率的にワイヤレスで電力伝送を行うことが可能となる。
【0063】
本開示に係る電力アダプタは、前記ワイヤレス部は、前記自動車のタイヤ部の側面に装着可能であることとしてもよい。
【0064】
本開示に係る電力アダプタによれば、ワイヤレス部がタイヤ部の回転に対してつれ回りしないように装着されることで、ワイヤレス部がタイヤ部に接続された後でタイヤが回転するような場合であってもワイヤレス部が自動車から取れてしまうような事象を抑制することができる。
【0065】
本開示に係るワイヤレス電力システム(10)は、上記の電力アダプタと、駐車場において、床面から突出して前記ワイヤレス部とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部(12)と、を備える。
【0066】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、電力アダプタは駐車場装置に設けられたコイル部と電力伝送を行うことができる。そして、コイル部は、床面から突出しているため、タイヤ部に装着された電力アダプタのワイヤレス部と近接して効率的に電力伝送を行うことができる。
【0067】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記コイル部は、前記自動車が駐車される床面に収納可能であることとしてもよい。
【0068】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、コイル部が床面に収納可能であることで、人や車の移動への支障が抑制される。
【0069】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記コイル部は、前記ワイヤレス部との電磁結合強度に基づいて前記ワイヤレス部に近接するように移動することとしてもよい。
【0070】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、ワイヤレス部との電磁結合強度により、コイル部がワイヤレス部に近接するように移動するため、より高精度にコイル部とワイヤレス部とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0071】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記コイル部は、車種により前記ワイヤレス部に近接するように移動することとしてもよい。
【0072】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、車種によりタイヤの位置を特定することが可能であるため、効果的にコイル部とワイヤレス部とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0073】
本開示に係るワイヤレス電力システム(30)は、上記の電力アダプタと、前記ワイヤレス部とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部(32)と、駐車場に設けられ、前記コイル部を移動させるロボットアーム(35)と、を備える。
【0074】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、電力アダプタは駐車場装置に設けられたコイル部と電力伝送を行うことができる。そして、コイル部は、ロボットアームにより移動される構成であるため、電力アダプタのワイヤレス部と近接するように移動して効率的に電力伝送を行うことができる。
【0075】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記コイル部及び前記ロボットアームは、前記自動車が駐車される床面に収納可能であることとしてもよい。
【0076】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、コイル部及びロボットアームが床面に収納可能であることで、人や車の移動への支障が抑制される。
【0077】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記ロボットアームは、前記ワイヤレス部との電磁結合強度に基づいて前記コイル部を前記ワイヤレス部に近接するように移動することとしてもよい。
【0078】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、ワイヤレス部との電磁結合強度により、ロボットアームがコイル部をワイヤレス部に近接するように移動するため、より高精度にコイル部とワイヤレス部とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0079】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記ロボットアームは、車種により前記コイル部を前記ワイヤレス部に近接するように移動することとしてもよい。
【0080】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、車種により電力アダプタが接続される自動車の位置(例えば充電口(7))を特定することが可能であるため、効果的にコイル部とワイヤレス部とを近接させて効率的にワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
【0081】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、前記駐車場に設けられ、前記自動車及び前記電力アダプタの少なくともいずれか一方と通信を行い、充電及び放電の少なくともいずれか一方を制御する制御装置(20)を備えることとしてもよい。
【0082】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、駐車場側に設けられた制御装置が、自動車及び電力アダプタの少なくともいずれか一方と通信を行い、充電及び放電の少なくともいずれか一方を制御することで、円滑に電力伝送を行うことが可能となる。
【0083】
本開示に係るワイヤレス電力システムは、駐車場において、床面から突出して自動車とワイヤレスで電力伝送を行うコイル部を備える。
【0084】
本開示に係るワイヤレス電力システムによれば、コイル部が、床面から突出するように設けられている。そして、例えばタイヤ部に設けられた構成とワイヤレスで電力伝送を行うことで、例えば充電や放電を行うことができる。自動車のタイヤ部の位置は特定しやすいため、床面から突出することで自動車のタイヤ部の側面に対向して、効率的に自動車とワイヤレスで電力伝送を行うことが可能となる。
【0085】
本開示に係る駐車場は、自動車を駐車する領域と、上記に記載のワイヤレス電力システムと、を備える。
【0086】
本開示に係るワイヤレス電力伝送方法は、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス部を備える電力アダプタを自動車に接続する工程と、前記ワイヤレス部においてワイヤレスで電力伝送を行う工程と、を有する。
【符号の説明】
【0087】
5 :自動車
6 :タイヤ部
7 :充電口
10 :ワイヤレス電力システム
11 :アダプタ(電力アダプタ)
12 :パッド(コイル部)
13 :接続部
14 :ワイヤレス部
15 :アンテナ
17 :ケーブル
20 :制御装置
21 :充電制御部
22 :放電制御部
23 :位置調整部
30 :ワイヤレス電力システム
31 :アダプタ(電力アダプタ)
32 :パッド(コイル部)
33 :接続部
34 :ワイヤレス部
35 :ロボットアーム
41 :パレット
110 :CPU
120 :ROM
130 :RAM
140 :ハードディスクドライブ
150 :通信部
180 :バス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10