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▶ 福地 久和の特許一覧

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  • 特開-二重にしたばね 図1
  • 特開-二重にしたばね 図2
  • 特開-二重にしたばね 図3
  • 特開-二重にしたばね 図4
  • 特開-二重にしたばね 図5
  • 特開-二重にしたばね 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023044592
(43)【公開日】2023-03-30
(54)【発明の名称】二重にしたばね
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/00 20060101AFI20230323BHJP
【FI】
A47G29/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021171243
(22)【出願日】2021-09-17
(71)【出願人】
【識別番号】521010816
【氏名又は名称】福地 久和
(72)【発明者】
【氏名】福地 久和
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100AA20
3K100AF12
3K100AG01
3K100AJ04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ばねを伸ばしても隙間での挟み込む力が保持されるばねを提供する。
【解決手段】二つのばねを二重に組み合わせ、片方のばね1を伸長させると伸長されないもう一方のばね2に圧着され、二つのばねの隙間5での挟み込む力は保持される。引き伸ばしても挟み込む力が保持される特性を活かし、伸縮性のある布地を使用した衣服・スポーツウエアなどに使用する布地の伸縮性を損なわないファスナーの開発に応用できる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ばね(1)とばね(2)を図2のように二重に組み合わせ、片方のばねに力を加えて引き伸ばす事により、ばねを伸ばしても隙間(5)での挟み込む力が保持されるばね。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ばねを二重に組み合わせて、ばねを伸ばした場合でも挟み込む力が保持されるばねに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ばねは引き伸ばすとばねの隙間が開き、圧縮するとばねの隙間は狭まる。引張コイルばねではその隙間に紙などの薄いものを挟み保持する事が出来る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ばねの挟み込む力を利用して紙など薄いものを保持する道具があるが、ばねを伸ばすと挟み込む力が無くなり保持出来なくなる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ばね(1)とばね(2)二つのばねを図2のような形に組み合わせる。
【発明の効果】
【0005】
片方のばね(1)のみに力を加えて伸長させると伸長されないもう一方のばね(2)に抵抗され(1)と(2)は圧着され、二つのばねの間(5)での挟み込む力は保持される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】組み合わせる前のばね(1)ばね(2)の図である。
図2】(1)(2)を組み合わせたばねの図である。
図3】(1)(2)を組み合わせたばねの(1)に力を加えて→の方向に伸ばした状態の図である。
図4】組み合わせる前の圧縮コイルばね(3)、(4)の図である。
図5】(3)(4)を組み合わせた圧縮ばねの図である。
図6】(3)(4)を組み合わせた圧縮ばねの(3)のみに力を加えて←の方向に圧縮した状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図3は、ばね(1)に力を加えて引き伸ばした状態であるが、ばね(1)の圧力に抵抗するばね(2)とばね(1)の隙間(5)の挟まれる力は保持される。
【0008】
(3)(4)を組み合わせた圧縮ばね図5を使用した場合は(3)に力を加えて引き伸ばすと、やはりばねの隙間の挟み込む力は強くなるが、(3)に力を加えて圧縮する事により図6の様に隙間(5)を広げる仕掛けもできる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
引き伸ばしても挟み込む力が保持される特性を活かし、伸縮性のある布地を使用した衣服・スポーツウエアなどに使用する布地の伸縮性を損なわないファスナーの開発に応用できる。
【符号の説明】
【0010】
1 ばね(1)
2 ばね(2)
3 ばね(3)
4 ばね(4)
5 隙間
6 引き伸ばす又は圧縮する方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6