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特開2023-44726少なくとも1つのランダム事象を含む複数事象のための事象インターフェース
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023044726
(43)【公開日】2023-03-31
(54)【発明の名称】少なくとも1つのランダム事象を含む複数事象のための事象インターフェース
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/00 20060101AFI20230324BHJP
   A63F 13/80 20140101ALI20230324BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20230324BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20230324BHJP
   G06Q 50/34 20120101ALI20230324BHJP
【FI】
A63F5/00 D
A63F5/00 Z
A63F13/80 F
A63F13/792
A63F13/80 H
A63F13/30
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022147558
(22)【出願日】2022-09-16
(31)【優先権主張番号】63/245,867
(32)【優先日】2021-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】522368983
【氏名又は名称】エラン エリヤフ トボル
【氏名又は名称原語表記】Eran Eliyahu Tobul
【住所又は居所原語表記】9501 Collins Av,Ocean 7 Apt 1,Miami - Florida 33154 US
(71)【出願人】
【識別番号】522368994
【氏名又は名称】イーサン ノア トボル
【氏名又は名称原語表記】Ethan Noah Tobul
【住所又は居所原語表記】9501 Collins Av,Ocean 7 Apt 1,Miami - Florida 33154 US
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エラン エリヤフ トボル
(72)【発明者】
【氏名】イーサン ノア トボル
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】      (修正有)
【課題】より高い賞金の可能性を提供する一方で信頼できるくじが必要とされている。
【解決手段】2つ以上の事象でプレイされるくじ等の複数事象のための事象インターフェースのシステムおよび方法であって、少なくとも1つのランダム事象と、排他的ではないがより具体的には、1つの事象に対するペイアウトと、1つの事象が第2の事象と同時に起こった場合に乗算されるペイアウトと、を含み、前記事象のうちの少なくとも1つはライブで発生する。例えば、ルーレット事象への賭けが、別のランダム事象および/または非ランダム事象への賭けと組み合わされてもよい。ランダム事象には、有形ルーレット盤等の検証可能な形而下事象が含まれていてもよい。事象は、複数の有形ルーレット盤を含んでいてもよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの事象に賭けをするためのシステムであって、
ルーレット事象生成器と、
賭けをするインターフェースと、
第1の事象および前記ルーレット事象生成器の結果を表示する出力インターフェースと、そして
ペイアウトインターフェースと、を備え、
前記第1の事象に正しく賭けた場合のペイアウトが、前記ルーレット事象生成器のルーレット事象に正しく賭けることによって乗算される、システム。
【請求項2】
前記第1の事象は、認証およびライセンスのうちの少なくとも1つと共に電子的に提示される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ルーレット事象生成器は、有形ルーレット盤を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1の事象および前記ルーレット事象は、認証およびライセンスのうちの少なくとも1つと共に電子的に提示される、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1の事象および前記ルーレット事象はライブで起こる、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記賭けをするインターフェースは、対面の賭けおよびオンラインの賭けの両方を含む、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記賭けをするインターフェースは、複数の有形ルーレット盤からの所定の結果に対して固定されたペイアウトを与えるスロットマシンインターフェースを含む、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項8】
ペイアウトは、前記第1の事象と前記ルーレット事象とが同時に起こる見込みに基づく、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項9】
ペイアウトは、2つ以上のランダム事象の結果を正しく選択することを含む、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項10】
少なくとも2つの事象に賭けをするための方法であって、
第1の事象の結果およびルーレット事象の結果を含む複合結果への賭けを受け付けるステップと、
前記第1の事象の結果に正しく賭けることと、前記ルーレット事象の結果に正しく賭けることと、を含む複合事象に対する正しい賭けに対するペイアウトが、前記第1の事象または前記ルーレット事象の結果に別々に正しく賭けることに対するペイアウトよりも大きくなるように、複数の賭けに対するペイアウトを設定するステップと、
前記ルーレット事象および前記第1の事象を実施するステップと、
前記ルーレット事象および前記第1の事象の結果を明らかにするステップと、そして
前記結果に従って支払いを行うステップと、を備える方法。
【請求項11】
前記実施するステップは、少なくとも2つの有形ルーレット盤を回転させることを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
スロットマシンインターフェースを供給するステップをさらに備え、前記支払いを行うステップは、前記少なくとも2つの有形ルーレット盤の所定の結果に対する所定のペイアウトを含む、請求項10または請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記回転させることの認証およびライセンスのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記実施するステップは、前記ルーレット事象、前記第1の事象、またはこれら両方をライブで実施することを含む、請求項10または請求項11の何れかに記載の方法。
【請求項15】
前記賭けを受け付けるステップは、対面の賭けおよびリモートの賭けを含む、請求項10または請求項11に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、米国特許法第119条(e)項に基づき、2021年9月19日に出願された米国仮特許出願第63/245,867号による優先権の利益を主張し、その内容は参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、いくつかの実施形態において、2つ以上の事象でプレイされるくじ等の少なくとも1つのランダム事象を含む複数事象、排他的ではないがより詳細には、1つの事象に対するペイアウト、および1つの事象が第2の事象と同時に起こった場合に乗算されるペイアウトのための、事象インターフェースに関する。
【0003】
人々はくじに魅了されており、より高い賞金の可能性を提供するそのようなゲームに対する需要がある。例えば、ウェブサイトhttps://tracksino.com/lightning-roulette/watchは、「ライトニング番号」とルーレット盤とを組み合わせて、より高額な賭けを提供している。
【0004】
多くのギャンブラーは、電子的に生成されたゲームを信頼していない。したがって、より高い賞金の可能性を提供する一方で信頼できるくじが必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
本発明のいくつかの実施形態の一側面によれば、ルーレット事象生成器と、賭けをするインターフェースと、第1の事象およびルーレット事象生成器の結果を表示する出力インターフェースと、ペイアウトインターフェースと、を含み、第1の事象に正しく賭けた場合のペイアウトが、ルーレット事象に正しく賭けることによって乗算される、少なくとも2つの事象に賭けるためのシステムが提供される。
【0006】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象は、ランダムな形而下事象を含む。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象は、認証およびライセンスのうちの少なくとも1つと共に電子的に提示される。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ルーレット事象のうちの少なくとも1つは、有形ルーレット盤を含む。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ルーレット事象は、認証およびライセンスのうちの少なくとも1つと共に電子的に提示される。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象およびルーレット事象は同時に起こる。
【0011】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象およびルーレット事象は、直後に前後して起こる。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象およびルーレット事象は、前後して間に時間間隔を伴って起こる。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第1の事象とルーレット事象との間の時間間隔の間に、さらなる賭けが行われる。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態によれば、事象のうちの少なくとも1つは、ライブで起こる。
【0015】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースは、対面、オンラインまたはこれら両方を含む。
【0016】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースはウェブサイトを含み、ここで、ウェブサイトおよび出力インターフェースは、インターネットを介してアクセス可能である。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースはスロットマシンである。
【0018】
本発明のいくつかの実施形態によれば、スロットマシンは、複数の有形ルーレット盤からの所定の結果に対して固定されたペイアウトを与える。本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースはスロットマシンである。
【0019】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースは、専用サーバを含む。
【0020】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするインターフェースは、複数のプレイヤーから同時に賭けを受け付けるように構成される。
【0021】
本発明のいくつかの実施形態によれば、複数のプレイヤーが、対面、オンライン、またはその両方で、同時に賭けを行う。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ペイアウトは、第1の事象とルーレット事象が同時に起こる見込みに基づく。
【0023】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ペイアウトは、第1の事象で受け付けた賭けおよびルーレット事象の見込みに基づく。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態によれば、システムは複数の賭けポイントを含む。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けは、1つのランダム事象、複数のランダム事象、または1つもしくは複数の最初のランダム事象の結果を見た後の追加のランダム事象を含む。
【0026】
本発明のいくつかの実施形態によれば、賭けをするための時間は制限される。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態によれば、一定数の賭けが制限時間内に行われなければならない。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ペイアウトは、1つまたは複数のランダム事象の結果を正しく選択することを含む。
【0029】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ペイアウトは、2つ以上のランダム事象の結果を正しく選択することを含む。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態によれば、ペイアウトは、3つ以上のランダム事象の結果を正しく選択することを含む。
【0031】
本発明のいくつかの実施形態によれば、プレイヤーの賞金は、表示されるか、発表されるか、またはこれら両方である。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態の側面によれば、第1の事象の結果およびルーレット事象の結果を含む複合結果への賭けを受け付けるステップと、前記第1の事象の結果に正しく賭けることと、前記ルーレット事象の結果に正しく賭けることと、を含む複合事象に対する正しい賭けに対するペイアウトが、前記第1の事象または前記ルーレット事象の結果に別々に正しく賭けることに対するペイアウトよりも大きくなるように、複数の賭けに対するペイアウトを設定するステップと、前記ルーレット事象および前記第1の事象を実施するステップと、前記ルーレット事象および前記第1の事象の結果を明らかにするステップと、そして前記結果に従って支払いを行うステップと、を含む、少なくとも2つの事象に賭けをするための方法が提供される。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記実施するステップは、少なくとも1つの有形ルーレット盤を回転させることを含む。
【0034】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記実施するステップは、少なくとも2つの有形ルーレット盤を回転させることを含む。
【0035】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、スロットマシンインターフェースを供給するステップをさらに含み、前記支払いを行うステップは、少なくとも2つの有形ルーレット盤の所定の結果に対する所定のペイアウトを含む。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記回転させることの認証およびライセンスのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、前記回転させることの認証およびライセンスのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記実施するステップは、前記ルーレット事象、前記第1の事象、またはこれらの両方をライブで実施することを含む。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1の事象を実施することは、少なくとも1つの乱数を生成するコンピュータを使用することを含む。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1の事象を実施することは、スロットマシンを含む。
【0041】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1の事象を実施することは、スポーツイベント、カードゲーム、またはそれらの一部をプレイすることを含む。
【0042】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1の事象および前記ルーレット事象は、同時に、直後に前後して、または時間差で前後して間に時間間隔を伴って、起こる。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、乗数および賭けに対するペイアウトを得るための追加のランダム事象に正しく賭けるオッズのうちの少なくとも1つを表示するステップをさらに含む。
【0044】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記明らかにするステップは、各ランダム事象についての賞金および全ての賭けにわたる累積賞金を表示することを含む。
【0045】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記賭けを受け付けるステップは、賭けをするインターフェースを介して賭けを行うことを含む。
【0046】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記賭けを受け付けるステップは、対面またはオンラインで賭けることを含む。
【0047】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記賭けを受け付けるステップは、複数の賭けポイントで生じる。
【0048】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記賭けを受け付けるステップは、1つのランダム事象、複数のランダム事象、または1つもしくは複数の最初のランダム事象の結果を見た後の追加のランダム事象に関するものを含む。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本明細書では、本発明のいくつかの実施形態を、付随する図面を参照し、例示としてのみ説明する。ここで図面を詳細に具体的に参照すると、示された詳細は一例として、および本発明の実施形態の例示的な議論の目的のためのものであることが強調される。この点に関し、図面を伴う説明は、本発明の実施形態がどのように実施され得るかを当業者に明らかにする。
【0050】
図1図1は、本発明の一実施形態による対面事象を説明するフロー図である。
図2図2は、本発明の一実施形態によるインターネット事象を説明するフロー図である。
図3図3は、本発明の一実施形態による一事象を説明するフロー図である。
図4図4は、本発明の一実施形態による一事象を説明するブロック図である。
図5図5は、本発明の一実施形態による3ルーレット盤賭け事象の例示的なイメージ図である。
図6図6は、本発明の一実施形態による事象インターフェースを説明するブロック図である。
図7図7は、本発明の一実施形態による、少なくとも1つのランダム事象を含む事象インターフェースを説明するフロー図である。
【詳細な説明】
【0051】
本発明は、そのいくつかの実施形態において、少なくとも1つのランダム事象を含む2つ以上の事象でプレイされるくじ等の複数事象、排他的ではないがより詳細には、1つの事象に対するペイアウト、および1つの事象が第2の事象と同時に起こった場合に乗算されるペイアウトのための、事象インターフェースに関し、ここで、事象の少なくとも1つはライブで起こる。
【0052】
<概要>
本発明のいくつかの実施形態の一側面は、2つ以上の事象を使用するくじ等が開示され説明される複数事象のための事象インターフェースに関する。必要に応じて、複数事象は、少なくとも1つのランダム事象を含む。いくつかの実施形態では、ランダム事象は、その無作為性を検証可能な実在する形而下事象を含む。例えば、ランダム事象は、ルーレット盤を含んでいてもよい。必要に応じて、事象はライブとなるであろう。例えば、プレイヤーは、事象の近傍にいてもよく、および/または、事象を物理的に観察していてもよい。あるいは、事象は現地の観察者とのライブ(例えば、カジノのルーレット盤)でもよく、および/または、プレイヤーはライブ事象からのレポート(例えば、事象および/または事象の結果を示すライブビデオ)を受信してもよい。必要に応じて、ゲームには複数のこのようなランダム事象が含まれるであろう。必要に応じて、複数事象は少なくとも2つのランダム事象を含んでいてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、複数事象は、少なくとも1つのランダム事象および1つの非ランダム事象(例えば、スポーツイベントやカードゲーム等またはそれらの一部)を含む。必要に応じて、事象インターフェースは、1つの事象に対するペイアウトと、1つの事象が2番目の事象とも同時に起こった時に乗算されるペイアウトと、を提供する。必要に応じて、事象の少なくとも1つはライブで起こる。必要に応じて、事象インターフェースは、カジノ、またはカジノのような設定で、対面で賭けをすることを可能にしてもよい。必要に応じて、事象インターフェースは、例えばインターネットゲームプラットフォーム上で、オンラインで賭けをすることを可能にしてもよい。必要に応じて、インターネットゲームプラットフォームのインターフェース上における事象インターフェースの外観は、プレイヤーによってカスタマイズされてもよい。必要に応じて、事象インターフェースは、既存のインターネットゲームプラットフォームに追加されてもよく、事象インターフェースの外観は、既存のインターネットゲームプラットフォームの所有者によって、多種多様なデザイン、異なる形状、サイズおよび/または色により、テーマに適合するようにカスタマイズされてもよい。例えば、1つの事象の結果の位置決めが前景に表示され、第2の事象の結果が背景に表示され、および/または、ペイアウトおよび/またはオッズが表示されてもよい。
【発明を実施するための形態】
【0054】
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明の適用は、以下の説明に記載され、および/または図面および/または実施例に例示される構成要素および/または方法の配置および構成の詳細に、必ずしも限定されないことが理解されるべきである。本発明は、他の実施形態で実践され、または様々な方法で実行されることが可能である。
【0055】
いくつかの実施形態は、2つ以上の事象を使用するくじ等の複数事象のための事象インターフェースに関する。必要に応じて、複数事象は、少なくとも1つのランダム事象を含む。
必要に応じて、ランダム事象は、検証可能であってもよく、および/または観察可能な物理システムによって生成されてもよい。例えば、複数のランダム事象が結合されると、非常に低い確率の結果を生じる。必要に応じて、ランダム事象の結果は、賭けとは無関係に検証可能、および/またはゲームのスポンサーとは無関係に検証可能である。必要に応じて、可能性の低い結果に賭けたプレイヤーは、高いペイアウトを受け取る。例えば、ペイアウトは、5対1~10対1の間および/または10対1~30対1の間および/または30対1の間、30対1~100対1の間および/または100対1~10000対1の間であってもよい。
【0056】
代替的および/または追加的に、複数の事象は、少なくとも1つのランダム事象および1つの非ランダム事象(例えば、スポーツイベントやカードゲーム等またはそれらの一部)を含んでいてもよい。
【0057】
一実施形態において、ゲームは、1つの事象に対するペイアウトと、第1の事象が第2の事象とも同時に起こった場合に乗算されるペイアウトと、を提供する。代替的および/または追加的に、一実施形態において、ゲームは、1つの事象に対するペイアウトと、第1の事象が1つ以上の追加の事象とも同時に起こった場合に乗算されるペイアウトと、を提供する。
【0058】
一実施形態において、少なくとも1つの事象は、ルーレット事象、例えば有形ルーレット盤および/または模擬ルーレット盤を回転させることである。一実施形態において、ルーレット事象は、別の事象と組み合わされてもよい。必要に応じて、ルーレット事象は、第1の事象および第2の事象と組み合わされてもよい。必要に応じて、ルーレット事象は、複数事象と組み合わされてもよい。必要に応じて、これらの事象は、ランダムまたは非ランダムであってよい。必要に応じて、ルーレット事象は、少なくとも1つの追加のルーレット事象、例えば複数の有形ルーレット盤と組み合わされてもよい。必要に応じて、ルーレット事象は、少なくとも1つのランダム事象、例えばルーレット盤、スロットマシン等と組み合わされてもよい。代替的および/または追加的に、一実施形態において、1つまたは複数の事象は、1つまたは複数のカードデッキからの1つまたは複数のカードの無作為な選択や、ビンゴスピナーからの数字の抽選、抽選回転盤等であってもよい。必要に応じて、ルーレット事象を、少なくとも1つの非ランダム事象(例えば、技量がものをいうゲーム、スポーツイベント、カードゲーム、競馬、選挙、サッカーのスコア等、またはその一部、例えば1つのゴール、持ち札等)と組み合わせてもよい。
【0059】
本明細書で使用される場合、「ルーレット事象」は、有形ルーレット盤(例えば、エアルーレット盤および/または従来のルーレット盤)および/または模擬ルーレット盤等のルーレット事象生成器を回転させることを指す。必要に応じて、有形ルーレット盤の結果はライブで提示される。必要に応じて、有形ルーレット盤はライブ観察を含む。例えば、プレイヤーが回転盤を対面で観察してもよく、および/または、回転盤を見る他のプレイヤーがいてもよく、および/または、証明機関が回転盤を見ていてもよい。いくつかの実施形態において、プレイヤーは、回転盤および/または観察者のライブビデオを視聴するであろう。例えば、カジノにおけるルーレットの有形ルーレット盤のセットは、対面のプレイヤーおよび賭博者と、リモート賭博者(例えば、オンラインおよび/またはインターネットの賭けをするインターフェースおよび/またはスロットマシンインターフェース[例えば、カジノにおけるスロットマシンインターフェース、別のゲームロケーションにおけるスロットマシンインターフェースおよび/またはインターネットゲームを含んでいてもよい]を使用する)と、を含んでいてもよい。本開示のために、スロットマシンインターフェースは、プレイヤーが、記号のパターンに応じて所定のペイアウトを有する複数のランダム記号のセットを受け取るために賭金を支払うインターフェースである。例えば、3ルーレット事象に基づくスロットマシンは、ルーレットの結果を提示し、ルーレット事象の結果の可能な組み合わせの各々に対して所定のペイアウトが支払われるであろう。
【0060】
一実施形態において、事象は、認証および/またはライセンスを含んでいてもよい。例えば、認証および/またはライセンスは、事象の公平性、事象の無作為性、ペイアウトの公平性、および/または、オッズ、賭け、ハウスアドバンテージ、ペイアウトおよび/または事象に関する提示の誠実さを監督してもよい。例えば、ライセンスは、Malta、Gibraltar、および/またはAlderneyといったヨーロッパの管轄機関等の法的管轄機関からのライセンスを含んでいてもよい。代替的または追加的に、ライセンス機関には英国賭博委員会が含まれていてもよい。必要に応じて、認証局および/または監査会社が、事象(例えば、有形ルーレット盤)の公平性を証明してもよい。例えば、認証局および/または監査会社の監査には、iGaming Lab、eCogra、およびTechnical System Testingが含まれていてもよい。例えば、当局が、事象が無作為および/または公正であるかどうかを試験し、および/または結果を公開してもよい。例えば、認証者が、プレイヤーへの還元(RTPパーセンテージ)が正しいかどうかを試験してもよい。
【0061】
いくつかの実施形態において、ルーレット事象は、修正されたルーレット盤を含んでもよく、例えば、複数の玉および複数の数字があってもよく、および/または、賞金乗数は、玉の数に依存してもよく、例えば第2の回転盤上の玉の数自体がランダムであってもよい。代替的および/または追加的に、一実施形態において、ルーレット盤は、複数の数字を選択してもよく、および/または、異なるボーナスを有する数字の異なる近傍があってもよい。
【0062】
本明細書で使用される場合、用語「オッズ」は、事象が発生する確率を指す。
【0063】
本明細書で使用される場合、用語「ペイアウト」は、成功した賭けに対してどれだけ多く受け取れるかを指す。必要に応じて、ペイアウトはオッズよりも少なくてもよく、その結果、ハウスアドバンテージが得られる。必要に応じて、ペイアウトはオッズとは別のものであってもよく、例えばペイアウトは賭けに基づいて決定されてもよい(例えば、より少ない選択に対するより高いペイアウトを、事象に対するペイアウトの合算がその事象に対する賭金の合算よりも少なくなるようにして、ハウスアドバンテージを得る)。
【0064】
本明細書で使用される場合、用語「出力インターフェース」は、実際の事象、例えば、ルーレット盤、事象の画面表示ビデオ、事象の画面表示模式図(例えば、電子的に選択された乱数に着地するルーレット盤の表示模式図)、結果のみ(例えば、コンピュータ画面またはスロットマシン上の表示結果(例えば、数字のみ)等)を指す。
【0065】
本明細書で使用される場合、用語「賭けをするインターフェース」は、例えば、カジノにおいて対面で賭けを行うか、ルーレットテーブルで、デジタルインターフェースを介してオンラインで、賭博機(例えば、スロットマシン等)または他の任意の同様の手段を介して、賭けを行う手段を指す。
【0066】
本明細書で使用される場合、用語「賭けポイント」は、新しい賭けが受け付けられ得る一連の事象におけるポイントを指す。例えば、複合事象における第1の事象の後、その複合事象に対する新しいオッズおよび/またはペイアウトで賭けを受け付けてもよい。必要に応じて、ゲーム中のあるときは賭けが開かれ(例:賭けポイント)および/またはゲーム中のあるときは賭けが閉じられるであろう。
【0067】
本明細書で使用される場合、用語「ペイアウトインターフェース」は、賭けの結果を受け取る手段を指す。必要に応じて、ペイアウトインターフェースは、カジノのチップ等のローカルなもの、および/またはリモートのもの(インターネット上のクレジットアカウント、BIT、PayPal、銀行アプリ等)および/または仮想のもの(メタバースのお金でのペイアウト)であってよい。
【0068】
一実施形態において、事象インターフェースは、1つの事象に対するペイアウトと、1つの事象が第2の事象とも同時に起こった場合に乗算されるペイアウトと、を提供してもよい。必要に応じて、事象の少なくとも1つはライブで起こり、例えば、ルーレット事象が、ライブのルーレット盤および/または実在するディーラーのブロードキャストおよび/またはクローズドキャストを含んでいてもよい。必要に応じて、事象インターフェースは、カジノにおいて、またはカジノのような設定で、対面で賭けをすることを可能にしてもよい。必要に応じて、事象インターフェースは、例えばインターネットゲームプラットフォーム上で、オンラインで賭けをすることを可能にしてもよい。
【0069】
一実施形態において、事象は、カジノにおいて、またはファンフェアや資金調達イベント等のカジノのような設定において、対面でプレイされてもよい。代替的および/または追加的に、一実施形態において、1つのルーレット盤のディーラーは、第2のディーラーによって実行され得る第2の事象を認識していても認識していなくてもよい。
【0070】
追加的におよび/または代替的に、事象は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して実施されてもよい。一実施形態において、事象は、インターネット上で、例えばインターネットゲームプラットフォーム上で実施されてもよい。必要に応じて、結果を画面に表示したり、発表したり、いくつかの事象の結果を画像に一緒に織り込んだりしてもよい。いくつかの実施形態において、表示される情報および/またはネットワーク上の視聴者に表示される結果は、ディーラーおよび/またはプレゼンターが知っているものよりも多くてもよい。
【0071】
一実施形態において、ルーレット事象は、1つまたは複数の実在するルーレット盤を使用してインターネット上でプレイされてもよい。
【0072】
一実施形態において、事象は、1つまたは複数の実在するカードデッキから1つまたは複数のカードを選択したり、実在するビンゴスピナーから1つまたは複数の数字を引いたり、実在する抽選回転盤を回転させたり、1つまたは複数の実在するルーレット盤を使用したりするような1人もしくは複数人のディーラーと、インターネットゲームプラットフォーム上でプレイされてもよい。
【0073】
一実施形態において、事象は、2つ以上の仮想乱数生成器を使用してインターネット上で実施されてもよい。
【0074】
一実施形態において、インターネット上の事象インターフェースの外観は、プレイヤーによってカスタマイズされてもよい。
【0075】
一実施形態において、各事象の結果は、プレイヤーにコンピュータ画面上で提示されてもよく、および/または、ディーラーが複数事象の組み合わせ結果をまだ知らないにもかかわらずプレイヤーの賭けの結果が表示されてもよい。
【0076】
一実施形態において、事象は、既存のインターネットゲームプラットフォームに追加されてもよい。代替的および/または追加的に、一実施形態において、インターフェースの外観は、既存のインターネットゲームプラットフォームの所有者によって、多種多様なデザイン、異なる形状、サイズおよび/または色により、テーマに適合するようにカスタマイズされてもよい。
【0077】
一実施形態において、事象インターフェースは企業間取引であってもよく、例えば、企業は、ハウスによって生じた利益の手数料および/または支払金のために、および/または料金のために、ウェブサイトに事象インターフェースを追加することができる。
【0078】
一実施形態において、1つの事象が前景に表示され、および/または一方で第2以降の事象が背景に表示されても、および/または、潜在的な賞金および/またはオッズが表示されてもよい。代替的および/または追加的に、第1の事象の結果が出ると焦点を第2の事象へ変化させ、第1の事象の結果をはっきり見えるように維持しながら、第1の事象を背景に、第2の事象を前景にシフトさせてもよい。このプロセスを後続の事象ごとに繰り返してもよく、現在起こっている事象と共に前の各事象の結果が明確に表示されてもよい。
【0079】
一実施形態においては、各乱数が固定される一方で、一部は不明のままとなって時間の経過と共にオッズが変化する可能性があり、各事象の前に潜在的な賞金および/またはオッズがさまざまに表示されてもよい。
【0080】
一実施形態において、第1の事象に対するペイアウトは、1)通常額であってもよいし、2)減額されてもよい。
【0081】
一実施形態において、第2の事象に対するペイアウトは、1)通常額であってもよいし、2)1つまたは複数のボーナス額であってもよいし、3)第1の事象に乗算または加算された額でもよい。追加的および/または代替的に、一実施形態において、追加の事象について同様に支払われてもよい。
【0082】
例えば、プレイヤーが第1の事象で勝ったが第2の事象では勝てなかった場合、プレイヤーは通常のルーレットと比較して減額された支払金を受け取るが、プレイヤーが第1の事象および第2の事象に勝った場合には、プレイヤーは大幅に増額した賞金を受け取ることとしてもよい。その後、プレイヤーが1つまたは複数の追加の事象で勝った場合、プレイヤーはさらに大きな賞金を受け取ることとしてもよい。
【0083】
一実施形態において、プレイヤーは、料金を支払って、第1および第2の事象以降の追加の事象をプレイするために買い戻してもよい。
【0084】
いくつかの実施形態において、賭博者に失敗プレイを保証するシステムがあってもよい。例えば、監督機関があり、および/または、画像がライブであり、および/または、賞金の概要がユーザに送信され、および/または、賭けの概要がユーザに送信されてもよい。
【0085】
一実施形態において、事象賞金のオッズは明確に表示される。
【0086】
一実施形態において、事象の結果は検証可能に無作為である。
【0087】
一実施形態において、事象インターフェースは、結果の無作為性の監督を含んでもよく、例えば、改ざんが行われないことを確実にするために、警備員、カメラ、その他の監視装置があってもよい。
【0088】
一実施形態において、結果および/または賭けは、事象インターフェースの透明性を確保するために、各事象および/または一連の事象の後に公表されてもよい。
【0089】
一実施形態において、プレイヤーはある時点まで賭けを行うことができ、その後、賭けが閉じられ、その後、第1の事象が行われ、それから1つまたは複数の追加の事象が続けられてもよい。
【0090】
図1は、本発明の一実施形態に係る対面事象を説明するフロー図を示す。必要に応じて、複数のディーラーが使われてもよい。必要に応じて、追加のルーレット盤および/または複数の玉が使われてもよい。例えば、ゲーム100において、オッズおよび/またはペイアウトが表示され102、プレイヤーが第1の事象および第2の事象および/または1つもしくは複数の追加の事象に賭けを行う104。ディーラーによって賭けが閉じられ106、ディーラーが第1のルーレット盤を回転させる108。第1の事象の結果が発表される110。ディーラーが第2のルーレット盤を回転させる112。第2の事象の結果が発表される114、等々。プレイヤーが賞金を受け取る116。
【0091】
図2は、本発明の一実施形態に係るインターネット事象を説明するフロー図を示す。必要に応じて、追加のルーレット盤および/または複数の玉が用いられてもよい。例えば、ゲーム200において、オッズおよび/またはペイアウトが表示され202、プレイヤーが第1の事象および第2の事象および/または1つもしくは複数の追加の事象に賭けを行う204。ディーラーによって賭けが閉じられ206、ディーラーが第1のルーレット盤を回転させる208。第1の事象の結果が表示される210。ディーラーが第2のルーレット盤を回転させる212。第2の事象の結果が表示される214、等々。プレイヤーの賞金が表示される216。
【0092】
図3は、本発明の一実施形態に係る事象を説明するフロー図を示す。例えば、ゲーム300において、オッズおよび/またはペイアウトが表示され302、プレイヤーが第1の事象および第2の事象および/または1つもしくは複数の追加の事象に賭けを行う304。賭けが閉じられる306。第1の事象が行われる308。第1の事象の結果が表示される310。第2の事象が行われる312。第2の事象の結果が表示される314、等々。プレイヤーの賞金が表示される316。
【0093】
図4は、本発明の一実施形態に係る事象を例示するブロック図を示す。例えば、ゲーム400では、事象1 402の結果および事象2 404の結果が、ネットワーク410に接続されているサーバ406に送られる。ネットワーク410はまた、賭金および賞金を分配する金融サーバ408と、1つまたは複数のクライアントウェブサーバ412,416と、賭けをするための入力装置422,426並びに事象の結果、ゲームの状態および賞金を統合する出力装置420,424に接続された1つまたは複数のプレイヤー装置414,418と、に接続されている。
【0094】
必要に応じて、事象1 402および/または事象2 402のライブビデオが作成されてもよい。ビデオは、必要に応じて、プレイヤー装置418にライブ送信される。必要に応じて、ビデオは検証済および/または検証可能とされる。
【0095】
図5は、本発明の一実施形態に係る3ルーレット盤賭け事象を示す。例えば、ゲーム500は、カジノにおいて対面で、および/または、オンラインでプレイされてもよい。複数のルーレット盤502,504,506が回転され、その結果がスコアボード508に表示されてもよい。
【0096】
いくつかの実施形態において、スロットマシン型インターフェースは、プレイヤーが2つ以上のルーレット盤に賭け、および/または、回転されるときにそれらの回転盤のビデオを見ることを可能にしてもよい。必要に応じて、ゲームは、カジノのマシンおよび/またはネットワーク上のプレーヤーマシンおよび/または別のサイト(例えば、ゲームアーケードおよび/またはギャンブルアーケード等)のリモートマシンで利用可能であろう。例えば、プレイヤーは、(例えば、マシンへのお金またはトークンの投入により、および/または、オンライン支払金により、および/または、マシンへの電子支払金により)賭けをしてもよい。必要に応じて、複数のルーレット盤の1つまたは複数の結果が、所定の報酬を与えるであろう。例えば、いずれかの回転盤が事前に指定された結果を有する場合、プレイヤーは少額の支払金を受け取り、および/または、複数の回転盤が同じ結果を有する場合、より大きな支払金があり、および/または、全ての回転盤が事前に指定された結果を有する場合、巨額の支払金があることとしてもよい。例えば、小額の支払金は2対1から40対1の間の範囲としてもよく、より大きな支払金は4対1から100対1までの範囲としてもよく、および/または、巨額の支払金は40対1から10000対1の間の範囲としてもよい。
【0097】
いくつかの実施形態において、1つの事象に複数個の有形ルーレット盤(例えば、2,3,4,5等)が用いられてもよい。必要に応じて、ルーレット盤は、同時に、前後して、時間差で(例えば、第1の回転盤が駆動され、その5分後に第2の回転盤が駆動され、さらに5分後に第3の回転盤が駆動されてもよい等)、まとめて、等で駆動されてもよい。必要に応じて、これによって各ルーレット盤を回転させる間に賭ける時間が確保されてもよい。必要に応じて、1つのルーレット盤または複数の回転盤に、または最初の賭けの結果を見た後に1つもしくは複数の追加の回転盤に、賭けが行われてもよい。必要に応じて、プレイヤーはスポット賭けを行ってもよい。必要に応じて、プレイヤーは高報酬の賭けを行ってもよい。必要に応じて、プレイヤーは賭ける数字を選択してもよく、それが全てのルーレット盤、例えば3つのルーレット盤の全てに現れた場合には、例えば、最初の賭けの10,000倍、20,000倍、30,000倍、40,000倍等の数桁の報酬が得られるようにしてもよい。必要に応じて、プレイヤーは、数字を指定することなく、3つのルーレット盤の全てに同じ数字が現れた場合に、例えば、最初の賭けの1,000倍、5,000倍、10,000倍等のボーナス報酬があるように、賭けてもよい。必要に応じて、プレイヤーは、数字を指定することなく、例えば、3つの回転盤の1つが特定の数字であり、他の2つの回転盤は異なるが同一の数字である等、低報酬の賭けを行ってもよい。必要に応じて、プレイヤーは、例えば3つのルーレット盤のうち2つが同じ数字になる、3つのルーレット盤の全てが同じ数字になる等、2つ以上のルーレット盤についてありそうもない事象に賭ける等して、巨額報酬の賭けを行ってもよい。例えば、ユーザインタフェースは、数字がルーレット盤によって生成され、および/またはルーレット盤がユーザにライブで提示される、スロットマシンに類似していてもよい。
【0098】
いくつかの実施形態において、賭けを行うのに時間制限があってもよい。必要に応じて、プレイを続けるためには、設定された時間内に一定数の賭けが行われなければならない。必要に応じて、賭けを有効にするには、全ての回転盤に同時に行われなければならない。必要に応じて、プレイヤーは、毎回、3つのルーレット盤の全てに同時に賭けを行ってもよく、これによってプレイヤーのアドレナリン、および/または、ゲームの楽しさが増加し得る。
【0099】
いくつかの実施形態において、例えば、賭けを行ってから第1のルーレット盤を回転させ、さらなる賭けを許容してから第2のルーレット盤を回転させる等、複数の賭けポイントがあってもよい。
【0100】
いくつかの実施形態において、プレイヤーは、カジノのルーレットテーブルに、ルーレット盤に接続されたカジノのスロットマシン(例えば、ルーレット盤のための追加のオプションウィンドウを有し、プレイヤーが賭けに含めることを選択すると増額されたペイアウトが提供され得る)に物理的に存在していてもよく、オンラインでカジノの遠隔地に、オンラインで賭博場に、および/または、オンラインでプライベートロケーションにいてもよい。必要に応じて、ルーレット盤には、数字の代わりにスロットマシンに似た記号が付いていてもよい。必要に応じて、スロットマシンは、通常の数字等が付いていない(例えば、スロットマシン上の4番目の数字は、ルーレット盤からの図形であってもよい)1つまたは複数のルーレット盤にリンクされた1つまたは複数の予備ウィンドウを有していてもよい。必要に応じて、スロットマシンは、有形ルーレット盤とインターフェース接続されていてもよい。必要に応じて、オンラインプレイヤーは、インターネットを介して、有形ルーレット盤、スロットマシン、および/またはそれらの組み合わせにインターフェース接続されてもよい。
【0101】
いくつかの実施形態において、プレイヤーは、無作為性および/または技量に基づくゲーム(例えば、ルーレットとサッカーの試合の結果、競馬、スロットマシン、様々なスポーツゲームでのゴールもしくはポイントのスコア等)であってよい事象の組合わせに賭けを行ってもよい。必要に応じて、ルーレット盤の回転を、別のゲーム、賭けモードおよび/または事象と組み合わせてもよい。
【0102】
図6は、本発明の一実施形態に係る事象インターフェースを説明するブロック図である。例えば、事象インターフェース600は、ルーレット生成器602と、賭けをするインターフェース604と、出力インターフェース606と、ペイアウトインターフェース608と、を含んでいてもよい。必要に応じて、これらは有形、デジタル、またはそれらの組み合わせであってもよい。必要に応じて、インターフェースはGUIの一部であってもよい。必要に応じて、GUIはユーザによってカスタマイズされてもよい。
【0103】
図7は、本発明の一実施形態に係る、少なくとも1つのランダム事象を含む事象インターフェースを説明するフロー図である。例えば、賭けプロセス700は、以下のように実施されてもよい:賭けが受け付けられ702、ペイアウトが設定される704。必要に応じて、ペイアウトは事象のオッズに基づいて設定されてもよい。代替的にまたは追加的に、ペイアウトは賭けに基づいてもよい。ペイアウトは、必要に応じて、賭けの前に設定されてもよい704(例えば、賭けの前に知られているオッズに基づく)。代替的にまたは追加的に、ペイアウトは、賭けの後に(例えば、賭けに基づいて)設定されてもよい704。代替的または追加的に、賭けの前、賭けの間、および/または賭けの後に、暫定ペイアウトが設定および/または調整されてもよい。ルーレット事象が実施され706、結果が明らかにされ708、それに応じて支払われる710。
【0104】
いくつかの実施形態は、ルーレット事象生成器(例えば、有形ルーレット盤等)と、賭けをするインターフェース(例えば、対面で、デジタルで、またはその両方で、賭けを行うためのものであってよい)と、出力インターフェース(例えば、前記事象の結果、前記事象のプレイヤーの賞金、プレイヤーの総合賞金等を表示する)と、ペイアウトインターフェースと、を含む、少なくとも2つの事象に賭けるためのシステムに関する。必要に応じて、前記少なくとも2つの事象に正しく賭けることへのペイアウトは、1つの事象に対するペイアウトに第2の事象の確率を掛けたものとし、これは、ハウスアドバンテージおよび/または結果間の依存性に対する補償を追加して修正されてもよい。必要に応じて、少なくとも2つの事象は、同時に、直後に前後して、または時間差で(例えば、少なくとも2つの事象の間の時間間隔の間にさらなる賭けを行えるように、前後して間に時間間隔を伴って)、起こってもよい。必要に応じて、少なくとも1つの事象がライブで起こってもよい。
【0105】
いくつかの実施形態において、賭けをするインターフェースは、対面、オンライン、またはその両方であってもよい。必要に応じて、賭けをするインターフェースはウェブサイトであってもよい。必要に応じて、ウェブサイトおよび/または出力インターフェースに、インターネット経由でアクセス可能であってもよい。必要に応じて、賭けをするインターフェースはスロットマシンであってもよい。必要に応じて、賭けをするインターフェースは専用サーバであってもよい。必要に応じて、賭けをするインターフェースは、複数のプレイヤーからの賭けを同時に受け付けるように構成されてもよい。必要に応じて、複数のプレイヤーが、対面、オンライン、またはその両方で、同時に賭けを行うようにしてもよい。
【0106】
いくつかの実施形態において、ペイアウト乗数を、少なくとも2つの事象が起こる起こり難さに基づいて増加させてもよい。いくつかの実施形態において、ペイアウトは賭けに基づいていてもよい(例えば、全ての結果に対してハウスアドバンテージが得られ、および/または、賭けの少ない結果に対して高いペイアウトとなるように、ペイアウトのバランスが取られる。必要に応じて、事象のうちの少なくとも1つは、ランダム事象であってもよい。必要に応じて、賭けを行う時間は制限されていてもよい。必要に応じて、一定数の賭けが制限時間内に行われなければならない。
【0107】
いくつかの実施形態において、システムは、複数の賭けポイントを含んでいてもよい。必要に応じて、賭けには、1つのランダム事象、複数のランダム事象、または最初のランダム事象の結果を見た後の1つもしくは複数の追加の事象で作られるものが含まれていてもよい。必要に応じて、1つまたは複数のランダム事象の結果を正しく選択することで、ペイアウトを受け取ってもよい。必要に応じて、2つ以上のランダム事象および/または1つのランダム事象と併せて非ランダム事象の結果を正しく選択することで、ペイアウトを受け取ってもよい。必要に応じて、3つ以上のランダム事象の結果を正しく選択することで、ペイアウトを受け取ってもよい。必要に応じて、複合結果を正しく選択する(例えば、2つ以上の正しく選択された事象等)ことで、ペイアウトを受け取ってもよい。
【0108】
いくつかの実施形態は、第1の事象の結果とランダム事象(例えば、ルーレット事象等)の結果等の複合結果への賭けを受け付けるステップを含む、少なくとも2つの事象に賭けをするための方法に関する。必要に応じて、複数の賭けに対するペイアウトが設定されてもよく、ここで、複合事象への正しい賭けに対するペイアウトは、第1の事象またはランダム事象の結果に別々に正しく賭けることに対するペイアウトよりも大きくしてもよい。必要に応じて、前記ランダム事象および前記第1の事象を実施し、それらの結果を明らかにし、その結果に応じて支払いを行う。
【0109】
いくつかの実施形態において、前記事象を実施するステップは、ルーレット事象および/または第1の事象をライブで実施することであってもよい。必要に応じて、第1の事象を実施することは、コンピュータを使用して少なくとも1つの乱数を生成することを含んでいてもよい。必要に応じて、第1の事象を実施することは、少なくとも1つの有形ルーレット盤および/またはスロットマシンを回転させることや、スポーツイベントやカードゲーム、またはそれらの一部をプレイすることを含んでいてもよい。必要に応じて、少なくとも2つの事象を実施することは、同時に、直後に前後して、および/または時間差で前後して間に時間間隔を伴って、起こってもよい。
【0110】
いくつかの実施形態において、乗数を得るための追加のランダム事象に正しく賭けるオッズが表示されてもよい。必要に応じて、各事象の賞金および/またはプレイヤーの賭けに対する累積賞金が表示されてもよい。
【0111】
いくつかの実施形態において、賭けは、賭けをするインターフェースを介して賭けを行うことによって受け付けられてもよい。必要に応じて、賭けは、対面および/またはオンラインで行われてもよい。必要に応じて、賭けは、複数の賭けポイントで行われてもよい。必要に応じて、賭けは、1つまたは複数のランダム事象、複数のランダム事象、および/または最初の1つまたは複数のランダム事象の結果を見た後の追加のランダム事象に行われてもよい。
【0112】
これらの実施形態は、例として提供されるものであって、決して本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0113】
本発明は、好ましい形態または実施形態としてある程度詳しく記載されているが、この説明は単なる例として挙げられたものであり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、部品の組み合わせおよび配置を含む、構造、製造、および使用の詳細における数々の変更が行われ得ることが理解される。
【0114】
<全般>
本発明の実施形態の方法および/またはシステムの実現には、選択されたタスクを手動で、自動的に、またはそれらを組み合わせて、実施するまたは完了することを含むことができる。さらに、本発明の方法および/またはシステムの実施形態の実際の計装および装備に応じて、いくつかの選択されたタスクは、オペレーティングシステムを使用して、ハードウェアにより、ソフトウェアにより、またはファームウェアにより、またはそれらの組み合わせによって、実現できるであろう。
【0115】
例えば、本発明の実施形態に係る選択されたタスクを実施するためのハードウェアは、チップまたは回路として実現できるであろう。ソフトウェアとしては、任意の適切なオペレーティングシステムを使用し、コンピュータによって実行される複数のソフトウェア命令として、本発明の実施形態に係る選択されたタスクを実現できるであろう。本発明の例示的な実施形態において、本明細書に記載される方法および/またはシステムの例示的な実施形態に係る1つまたは複数のタスクは、複数の命令を実行するためのコンピューティングプラットフォーム等のデータプロセッサによって実施される。必要に応じて、データプロセッサは、命令および/またはデータを格納するための揮発性メモリ、および/または、命令および/またはデータを格納するための例えば磁気ハードディスクおよび/またはリムーバブルメディア等の不揮発性ストレージ、を含む。必要に応じて、ネットワーク接続もまた提供される。画面および/またはキーボードやマウス等のユーザ入力装置もまた、必要に応じて提供される。
【0116】
この出願から生じる特許の存続期間中に、多くの関連する建築技術、人工知能方法論、コンピュータユーザインタフェース、画像キャプチャ装置が開発されることが予想されるが、設計要素、分析ルーチン、ユーザ装置に関する用語の範囲は、そのような全ての新技術を先験的に含むことを意図している。
【0117】
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および/または科学用語は、本発明が属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載のものと類似または同等の方法および材料を、本発明の実施形態の実践または試験において使用してもよいが、例示的な方法および/または材料を以下に記載する。矛盾がある場合は、定義を含めて特許明細書が優先される。なお、材料、方法、および実施例は単なる例示にすぎず、必ずしも限定することを意図するものではない。
【0118】
本明細書で使用される用語「約」は、±10%を指す。
【0119】
用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(having)」およびこれらの活用形は、「含むが限定されない」ことを意味する。
【0120】
用語「からなる(consisting of)」は、「含み限定される」ことを意味する。
【0121】
用語「本質的にからなる(consisting essentially of)」は、組成物、方法または構造が、追加の成分、ステップおよび/または部品を含んでもよいが、但し、その追加の成分、ステップおよび/またはパーツが、クレームされた組成物、方法または構造の基本的かつ新規な特徴を実質的に変更しない場合に限ることを意味する。
【0122】
本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明確に別段の指示をしない限り、複数形の参照を含む。
【0123】
本出願全体を通して、本発明の様々な実施形態は、範囲形式で提示され得る。範囲形式における記載は、単に便宜上および簡潔性のためと理解されるべきであり、本発明の範囲に対する柔軟性のない限定として解釈されるべきではない。したがって、範囲の記載は、可能な全ての部分範囲、並びに、その範囲内の個々の数値を、具体的に開示していると考えられるべきである。例えば、1~6のような範囲の記載は、1~3、1~4、1~5、2~4、2~6、3~6等の部分範囲、並びに、その範囲内の個々の数値、例えば1,2,3,4,5,6を具体的に開示していると考えられるべきである。これは範囲の幅に関係なく適用される。
【0124】
本明細書に数値範囲が示されるときは常に、示された範囲内において引用された任意の数字(分数または積分)が含まれることを意味する。本明細書において、第1に示される数字および第2に示される数字「の範囲/の間の範囲(ranging/ranges between)」の語句は、第1に示される数字「から(to)」第2に示される数字「の範囲/からの範囲(ranging/ranges from)」と入替可能に用いられており、第1および第2に示された数字と、それらの間の全ての小数および整数が含まれることを意味する。
【0125】
本発明の特定の複数の特徴が、明確性のために別々の実施形態との関連で説明されているが、1つの実施形態に組み合わせて提供されてもよいことが認識される。逆に、本発明の様々な特徴が、簡潔性のために1つの実施形態との関連で説明されているが、別々に、または任意の適切な部分組み合わせで、または本発明の任意の他の記載された実施形態に適切なものとして、提供されてもよい。様々な実施形態との関連で説明されている特定の特徴は、その実施形態がそれらの要素なしで動作不能でない限り、その実施形態の本質的な特徴とみなされるべきではない。
【0126】
本発明をその特定の実施形態と併せて説明したが、多くの代替、修正および変形が当業者には明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲の趣旨および広い範囲内に入る全てのそのような代替、修正および変形を包含することが意図される。
【0127】
本明細書で言及された全ての刊行物、特許および特許出願は、個々の刊行物、特許または特許出願が参照によって本明細書に組み込まれることを具体的かつ個別に示した場合と同程度に、参照によって本明細書にその全体が組み込まれる。なお、本出願における任意の参考文献の引用または同定は、そのような参考文献が本発明の先行技術として利用可能であることを認めるものと解釈されないものとする。使用されている項見出しは、必ずしも限定的なものと解釈されるべきではない。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】