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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023004494
(43)【公開日】2023-01-17
(54)【発明の名称】組立容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/56 20060101AFI20230110BHJP
   B65D 81/38 20060101ALI20230110BHJP
【FI】
B65D5/56 C
B65D81/38 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021106192
(22)【出願日】2021-06-26
(71)【出願人】
【識別番号】300081648
【氏名又は名称】松尾 勝靖
(74)【代理人】
【識別番号】100156959
【弁理士】
【氏名又は名称】原 信海
(72)【発明者】
【氏名】松尾 勝靖
【テーマコード(参考)】
3E060
3E067
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB05
3E060BA03
3E060BC01
3E060BC02
3E060BC04
3E060CG03
3E060CG13
3E060CG24
3E060DA24
3E060DA30
3E067AA11
3E067BA05A
3E067BA06A
3E067BB01A
3E067BB02A
3E067BB14A
3E067BB17A
3E067BB25A
3E067BB26A
3E067CA07
3E067CA18
3E067EB27
3E067FA01
3E067FC01
3E067GA01
(57)【要約】
【課題】 所要の断熱性を有し、また短時間で容易に組み立てることができる組立容器を提供する。
【解決手段】 四角形筒状の胴部20の短辺側の一対の内面には第1胴部用部材35,35が、該胴部20の長辺側の一対の内面には第2胴部用部材36,36が貼着してある。胴部20の外折りされる角部には、第1胴部用部材35の一側部及び第2胴部用部材36の一側部が配されており、それら両側部同士が面状に当接するようになっている。一方、胴部20の内折りされる角部には、第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部が配されており、第1胴部用部材35の他端部に設けた当接部35dが、第2胴部用部材36の内面であって第2胴部用部材36の他側部がわの部分に、面状に当接するようになしてある。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状に組み立て可能な胴部、並びに筒状の胴部の両開口をそれぞれ塞止する上蓋部及び下蓋部を具備する外皮と、該外皮内面の所定領域に固定される断熱性の内皮とを備える組立容器において、
前記胴部は、組み立て前後で筒状を保持し、組み立て後は四角形筒状であり、対角となる1対の角部は内折りに、他の角部は外折りにして折り畳み可能に構成してあり、
該胴部の内折りにされる両角部をそれぞれ構成する2対の面であって、組み立て後に対向する2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第1胴部用部材が、また、前記2対の面であって、組み立て後に対向する他の2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第2胴部用部材が固定してあり、
組み立て後において、第1胴部用部材の一側部と第2胴部用部材の一側部とが、外折りの角部において互いに面状に当接し、また、第1胴部用部材の他側部は、第2胴部用部材の内面であって第2胴部用部材の他側部がわの部分に、内折りの角部において面状に当接するように構成してある
ことを特徴とする組立容器。
【請求項2】
前記第2胴部用部材は、端面視において、胴部の前記面に固定させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及びその厚さ方向に交わる斜辺を有する平行四辺形状の第2基台部を胴部の前記面に、当該第2基台部の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第1胴部用部材の一側部に当接するように固定してあり、
前記第1胴部用部材は、端面視において、前記第2基台部に相当する平行四辺形状を有する第1領域と、該第1領域の上底から延設された第2領域とを有する第1基台部を胴部の前記面に、前記第1領域の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第2胴部用部材の一側部に当接するように固定してあり、
前記第2領域の第1胴部用部材他側部がわの側部には、前記第2胴部用部材の内面に当接する平面状の当接部が設けてある
請求項1記載の組立容器。
【請求項3】
前記第2領域は、端面視において、直角台形状をなしており、その直角の部分を第1胴部用部材の他側部がわになしてある請求項2記載の組立容器。
【請求項4】
前記第2胴部用部材の厚さ寸法は3mm程度以上18mm程度以下になしてある請求項1から3のいずれかに記載の組立容器。
【請求項5】
前記第1胴部用部材の厚さ寸法は4mm程度以上25mm程度以下になしてある請求項1から3のいずれかに記載の組立容器。
【請求項6】
前記内皮は、酢酸ビニル樹脂系の接着剤にて前記外皮に貼着してある1から5のいずれかに記載の組立容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容スペースを狭くすることができる組立容器に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボール箱といった組立容器は、それを折り畳んだ状態で複数枚を重畳させて収容することができるため、収容スペースを可及的に狭くすることができるが、段ボール箱は断熱性が比較的小さいので、保冷容器としての用途は限定されていた。一方、発砲スチロール製の容器にあっては、所要の断熱性を有するため、保冷容器として好適ではあるものの、かかる容器は折り畳むことができないので、大きな収容スペースが必要であった。そのため、後記する特許文献1には、次のような組立容器が提案されている。
【0003】
図8は特許文献1に開示された組立容器の組み立て前の状態を示した平面図であり、また、図9図8に示した組立容器のIX-IX線による断面図である。両図中、互いに対応する部分には同じ番号が付してある。
【0004】
図8及び図9に示したように、組立容器10は段ボール製の外皮200と、発砲スチロール製の内皮300とを具備して構成してあり、外皮200は胴部220、上蓋部210及び下蓋部230を有する矩形箱体を展開した様態になっている。胴部220は略正方形状の第1側部221,221と、横長長方形状の第2側部222,222とを交互に連接させてなり、相隣る第1側部221,221と第2側部222,222との間には折り目f,f,fが凹設してある。
【0005】
前述した第1側部221,221の対向する両側縁にはそれぞれ、上蓋部210を構成する略正方形状の第1上蓋片211,211、及び下蓋部230を構成する略正方形状の第1下蓋片231,231が延設してあり、従って第1上蓋片211,211及び第1下蓋片231,231と、第1側部221,221とは略同じ外寸になっている。なお、第2側部222の長さ寸法は第1側部221の長さ寸法、即ち第1上蓋片211及び第1下蓋片231の長さ寸法の略2倍になしてあり、従って、両第1上蓋片211,211及び両第1下蓋片231,231を閉じることによって、組み立てた状態における胴部220の上下開口をそれぞれ塞止し得るようになしてある。
【0006】
そして、胴部220を構成する第1側部221,221及び第2側部222,222、上蓋部210を構成する第1上蓋片211,211、並びに下蓋部230を構成する第1下蓋片231,231の内面にはそれぞれ、対応する内面と略同じ大きさの発泡スチロール板311,311,321,321,322,322,331,331が接着剤を介して貼着してあり、各発泡スチロール板311,311,…の少なくとも相隣る端縁部は、その断面視が略90°のV字状となるテーパ部t,t,…になしてある。
【0007】
一方、前述した第2側部222,222の対向する両側縁には、上蓋部210を構成する横長長方形状の第2上蓋片212,212、及び下蓋部230を構成する横長長方形状の第2下蓋片232,232がそれぞれ延設してあるが、これら第2上蓋片212,212及び第2下蓋片232,232の内面には発泡スチロール板は設けられていない。
【0008】
このような組立容器にあっては、展開状態の胴部220の一端である第1側部221と当該胴部220の他端である第2側部222とを突き合わせて矩形環状の胴部220となし、その状態で突き合わせた第1側部221と第2側部222とを図示しない粘着テープで貼り合わせることによって両者を固定する。このとき、胴部220を構成する第1側部221,221及び第2側部222,222の内面に貼着した各発泡スチロール板321,321,322,322の相隣る端縁部は、前述した如くその断面視が略90°のV字状となるテーパ部t,t,…になしてあるため、矩形環状の胴部220にあっては各発泡スチロール板321,321,322,322の相隣る端縁部が互いに当接して、それぞれ略90°の角部を形成するため、展開状態の胴部220から矩形環状の胴部220を円滑に形成することができる。
【0009】
次に、両第1下蓋片231,231を矩形環状の胴部220の下側開口内へ閉じた後、両第2下蓋片232,232を第1下蓋片231,231上へ閉じ、第2下蓋片232,232の突き合せられた両側縁部を粘着テープで貼り合わせることによって組立容器の底部となす。このとき、組立容器の底部内側は第1下蓋片231,231の内面に貼着された発泡スチロール板311,311によってその略全ての領域が塞止される。
【0010】
かかる状態で組立容器内に、図示しない被保冷物を収納し、上蓋部210を構成する第1上蓋片211,211及び第2上蓋片212,212にて、前同様にして、胴部220の上側開口を塞止する。
【0011】
このような組立容器にあっては、段ボール製の外皮200と、発砲スチロール製の内皮300とで構成してあるため、断熱性が高く所要の保冷効果を奏することができる一方、胴部220、上蓋部210及び下蓋部230を展開した状態で組立容器を収容することができるため、収容スペースを狭くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開昭60-123340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、図8及び図9に示した如き従来の組立容器にあっては、胴部220が展開された状態で収容されているため、箱状に組み立てる場合、前述した如く、まず第1側部221と当該胴部220の他端である第2側部222とを突き合わせて矩形筒状の胴部220となし、その状態で第1側部221と第2側部222との突き合わせ部分を粘着テープで貼り合わせることによって胴部220を固着させなければならず、組み立て作業が煩雑で、長時間を要するという問題があった。
【0014】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、所要の断熱性を有し、また短時間で容易に組み立てることができる組立容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0015】
(1)本発明に係る組立容器は、筒状に組み立て可能な胴部、並びに筒状の胴部の両開口をそれぞれ塞止する上蓋部及び下蓋部を具備する外皮と、該外皮内面の所定領域に固定される断熱性の内皮とを備える組立容器において、前記胴部は、組み立て前後で筒状を保持し、組み立て後は四角形筒状であり、対角となる1対の角部は内折りに、他の角部は外折りにして折り畳み可能に構成してあり、該胴部の内折りにされる両角部をそれぞれ構成する2対の面であって、組み立て後に対向する2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第1胴部用部材が、また、前記2対の面であって、組み立て後に対向する他の2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第2胴部用部材が固定してあり、組み立て後において、第1胴部用部材の一側部と第2胴部用部材の一側部とが、外折りの角部において互いに面状に当接し、また、第1胴部用部材の他側部は、第2胴部用部材の内面であって第2胴部用部材の他側部がわの部分に、内折りの角部において面状に当接するように構成してあることを特徴とする。
【0016】
本発明の組立容器にあっては、筒状に組み立て可能な胴部、並びに筒状の胴部の両開口をそれぞれ塞止する上蓋部及び下蓋部を具備する外皮と、該外皮内面の所定領域に固定される断熱性の内皮とを備えている。そして、この胴部は、組み立て前後で筒状を保持しており、組み立て後にあっては、四角形筒状に形成される。また、胴部は、対角となる予め定めた一対の角部は内折りに、他の角部は外折りにして折り畳み可能に構成してある。
【0017】
このように、本発明に係る組立容器にあっては、胴部が組み立て前後で筒状を保持しているため、短時間で容易に組み立てることができる。また、胴部は、対角となる予め定めた一対の角部は内折りに、他の角部は外折りにして折り畳み可能に構成してあるため、胴部を折り畳んだ状態で複数の組立容器を重畳させることができ、従って組立容器の収容スペースを可及的に狭くすることができる。
【0018】
一方、前記胴部の内折りにされる両角部を構成する2対の面であって、組み立て後に対向する2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第1胴部用部材が固定してあり、また、前記2対の面であって、組み立て後に対向する他の2つの面にそれぞれ、前記内皮を構成する板状の第2胴部用部材が固定してある。そして、これら第1胴部用部材及び第2胴部用部材は、組み立て後において、第1胴部用部材の一側部と第2胴部用部材の一側部とが、外折りの角部において互いに面状に当接し、また、第1胴部用部材の他側部は、第2胴部用部材の内面であって第2胴部用部材の他側部がわの部分に、内折りの角部において面状に当接するように構成してある。
【0019】
このような第1胴部用部材及び第2胴部用部材によって、胴部を四角形筒状に構成した場合であっても、折り畳み及び組み立てが可能であり、また胴部の各角部において、内皮に隙間が生じず、更に当該部分においても内皮の厚さが担保される。従って、組み立て可能な四角形筒状の胴部であっても、所要の断熱能を維持することができる。
【0020】
なお、胴部の両開口をそれぞれ塞止する上蓋部及び下蓋部にあってはその内面に、上蓋部及び下蓋部を閉じた状態において、胴部の対応する開口の略全領域を塞止し得るように対応する内皮を固定する。
【0021】
(2)本発明に係る組立容器は、前記第2胴部用部材は、端面視において、胴部の前記面に固定させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及びその厚さ方向に交わる斜辺を有する平行四辺形状の第2基台部を胴部の前記面に、当該第2基台部の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第1胴部用部材の一側部に当接するように固定してあり、前記第1胴部用部材は、端面視において、前記第2基台部に相当する平行四辺形状を有する第1領域と、該第1領域の上底から延設された第2領域とを有する第1基台部を胴部の前記面に、前記第1領域の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第2胴部用部材の一側部に当接するように固定してあり、前記第2領域の第1胴部用部材他側部がわの側部には、前記第2胴部用部材の内面に当接する平面状の当接部が設けてあることを特徴とする。
【0022】
本発明の組立容器にあっては、前述した第2胴部用部材は、端面視において、胴部の前記面に固定させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及びその厚さ方向に交わる斜辺を有する平行四辺形状の第2基台部を有している。一方、前述した第1胴部用部材は、端面視において、前記第2基台部に相当する平行四辺形状、即ち、胴部の対応する面に固定させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及びその厚さ方向に交わる斜辺を有する平行四辺形状の第1領域と、該第1領域の上底から延設された第2領域とを有する第1基台部を具備している。
【0023】
そして、第2胴部用部材は前記第2基台部を胴部の前記面、即ち、胴部の内折りにされる両角部を構成する2対の面であって、組み立て後に対向する他の2つの面にそれぞれ、当該第2基台部の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第1胴部用部材の一側部に当接するように固定してある。また、第1胴部用部材は前記第1基台部を胴部の前記面、即ち、胴部の内折りにされる両角部を構成する2対の面であって、組み立て後に対向する2つの面にそれぞれ、前述した第1領域の下底側の鋭角を構成する一側部が、前記第2胴部用部材の一側部に当接するように固定してある。
【0024】
従って、組み立て後の胴部の内面にあっては、外折りの角部において、第1胴部用部材を構成する第1領域の下底側の鋭角を構成する一側部と、第2胴部用部材を構成する第2基台部の下底側の鋭角を構成する一側部とが当接するように構成してあるため、当該角部を外折り又は組み立てする際に、第1胴部用部材の一側部と第2胴部用部材の一側とが互いに接触することなく円滑に行うことができる。また、胴部の当該角部において、内皮に隙間が生じず、更に当該角部においても内皮の厚さが担保される。従って、組み立て可能な四角形筒状の胴部であっても、所要の断熱能を維持することができる。
【0025】
一方、前述した第2領域の第1胴部用部材他側部がわの側部には、当該側部に相隣る第2胴部用部材の内面に当接する平面状の当接部が設けてあり、組み立て後の胴部の内面にあっては、内折りの角部において、第1胴部用部材他側部がわの側部に設けられた前記当接部が、第2胴部用部材の内面であって第2胴部用部材の他側部がわの部分に面状に当接する。これによって、胴部の内折りする角部であっても、当該内折り又は組み立てを円滑に行うことを可能にする一方、胴部の当該角部において、内皮に隙間が生じず、更に当該角部においても内皮の厚さが担保される。従って、組み立て可能な四角形筒状の胴部であっても、所要の断熱能を維持することができる。
【0026】
(3)本発明に係る組立容器は、前記第2領域は、端面視において、直角台形状をなしており、その直角の部分を第1胴部用部材の他側部がわになしてあることを特徴とする。
【0027】
本発明の組立容器にあっては、第1胴部用部材の第1基台部を構成する第2領域は、端面視において、直角台形状をなしており、その直角の部分を第1胴部用部材の他側部がわになしてあり、この直角の部分によって前述した当接部が構成される。
【0028】
(4)本発明に係る組立容器は、前記第2胴部用部材の厚さ寸法は3mm程度以上18mm程度以下になしてあることを特徴とする。
【0029】
本発明の組立容器にあっては、前述した第2胴部用部材の厚さ寸法は3mm程度以上18mm程度以下になしてある。第2胴部用部材の厚さ寸法が3mm程度未満である場合、断熱能が不足する虞がある一方、第2胴部用部材の厚さ寸法が18mm程度を超えると、折り畳み操作に支障を来す虞がある。
【0030】
(5)本発明に係る組立容器は、前記第1胴部用部材の厚さ寸法は4mm程度以上25mm程度以下になしてあることを特徴とする。
【0031】
本発明の組立容器にあっては、前記第1胴部用部材の厚さ寸法は4mm程度以上25mm程度以下になしてあり、従って、第1胴部用部材は前述した第2胴部用部材より1mm以上7mm以下厚くなしてある。これによって、前述した胴部の内折りの角部において、第1胴部用部材の他側部が第2胴部用部材の内面であって他側部がわの部分に面状に当接する場合、1mm以上7mm以下の寸法を確保することができ、所要の断熱性を担保することができる。一方、第1胴部用部材の厚さが第2胴部用部材の厚さより7mmを超えて大きい場合、胴部の折り畳み操作に支障を来す虞がある。
【0032】
(6)本発明に係る組立容器は、前記内皮は、酢酸ビニル樹脂系の接着剤にて前記外皮に貼着してあることを特徴とする。
【0033】
本発明の組立容器にあっては、内皮を構成する第1胴部用部材及び第2胴部用部材は、酢酸ビニル樹脂系の接着剤にて前記外皮に貼着してあるため、組立容器の使用後に、内皮を外皮から容易に分離することができ、リサイクルに要する時間及びコストを可及的に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明に係る組立容器の一例を示す斜視図である。
図2図1に示した組立容器の平面図である。
図3図2に示した組立容器の横断面図である。
図4図1に示した組立容器の上蓋部を閉じた状態を示す斜視図である。
図5図1に示した組立容器を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図6図5に示した組立容器のVI-VI線による断面図である。
図7図5に示した組立容器の端面図である。
図8】特許文献1に開示された組立容器の組み立て前の状態を示した平面図である。
図9図8に示した組立容器のIX-IX線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明に係る組立容器を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明する組立容器は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
【0036】
図1は本発明に係る組立容器の一例を示す斜視図であり、後述する上蓋部を開いた状態を示している。また、図2図1に示した組立容器1の平面図であり、図3図2に示した組立容器1の横断面図である。なお、これらの図中、互いに対応する部分には同じ番号が付してある。
【0037】
組立容器1は、段ボール及びコートボールといった紙材又は樹脂材等、所要の構造強度を具備するとともに、可撓性を有する基材で構成した外皮2と、当該外皮2の内面に貼着され、所要の断熱性を有する内皮3である。ここで、外皮2は前述した基材のみで構成してもよいが、主に輻射による熱伝導を更に抑制すべく、例えばアルミニウムを蒸着させてなるシート材を基材の外面に貼着させて、保温性を高めるようになしてもよい。
【0038】
外皮2は、平面視が長方形といった四角形であり筒状の胴部20と、該胴部20の両開口を塞止する上蓋部及び下蓋部とを備えて構成してあり、胴部20の四隅、並びに胴部20と上蓋部及び下蓋部との境にはそれぞれ折り目F,F,…が設けてある。そして、後述する如く、胴部20は、対角となる一対の角部をそれぞれ内折りし、また対角となる他対の角部をそれぞれ外折りすることによって、平板状に折り畳むことができるようになしてある。
【0039】
一方、胴部20の一方の開口であって対をなす両短辺の端縁にはそれぞれ、前記上蓋部を構成する横長長方形状の第1上蓋片21,21が延設してあり、同様に、当該開口であって対をなす両長辺の端縁にはそれぞれ、上蓋部を構成する横長長方形状の第2上蓋片22,22が延設してある。なお、本形態の組立容器1にあっては、第1上蓋片21,21の幅寸法は、第2上蓋片22,22の長さ寸法より短くしてあり、一方、第2上蓋片22,22の幅寸法は、第1上蓋片21,21の長さ寸法の略1/2にしてある。従って、両第1上蓋片21,21を閉じた場合であっても、胴部20の前記一方の開口の全領域を塞止することが出来ないのに対し、両第2上蓋片22,22を閉じると、胴部20の前記一方の開口の全領域を塞止することが出来る。
【0040】
同様に、胴部20の他方の開口であって対をなす両短辺の端縁にはそれぞれ、前記下蓋部を構成する横長長方形状の第1下蓋片23,23が延設してあり、また、当該開口であって対をなす両長辺の端縁にはそれぞれ、下蓋部を構成する横長長方形状の第2下蓋片24,24が延設してある。なお、前同様、第1下蓋片23,23の幅寸法は、第2下蓋片24,24の長さ寸法より短くしてあり、一方、第2下蓋片24,24の幅寸法は、第1下蓋片23,23の長さ寸法の略1/2にしてある。
【0041】
前述した上蓋部の両第1上蓋片21,21及び両第2上蓋片22,22の内面には、発砲スチロール若しくは発泡スチロール等の発砲樹脂材その他、適宜の断熱性能及び強度を有する材料を板状に成型してなる第1上蓋片用部材31,31及び第2上蓋片用部材32,32が、貼着してあり、これら第1上蓋片用部材31,31及び第2上蓋片用部材32,32によって、前述した内皮3の上蓋部に対応する部分が構成されている。
【0042】
本形態にあっては、第1上蓋片用部材31,31は、両第1上蓋片21,21の内面の略全領域を覆うように成形してある。前述したように本形態の組立容器1にあっては、第1上蓋片21,21を閉じた場合であっても、胴部20の一方の開口の全領域を塞止することが出来ずに、両第1上蓋片21,21間に間隙が生じるようになしてあるため、第2上蓋片22,22の長手方向の略中央位置にそれぞれ、当該間隙に応じた寸法の短冊形状に成型した第2上蓋片用部材32,32が第2上蓋片22,22の全幅を覆うように貼着してある。これによって、図4に示した如く、第1上蓋片21,21及び第2上蓋片22,22を閉じた場合、胴部20の一方の開口の略全領域が第1上蓋片用部材31,31及び第2上蓋片用部材32,32にて塞止される。
【0043】
同様に、下蓋部の両第1下蓋片23,23には、前同様の材料を両第1下蓋片23,23の内面の略全領域を覆うように成形してなる第1下蓋片用部材33,33が貼着してあり、また、第2下蓋片24,24の長手方向の略中央位置にそれぞれ、当該間隙に応じた寸法の短冊形状に成型した第2下蓋片用部材34,34が第2下蓋片24,24の全幅を覆うように貼着してある。これら第1下蓋片用部材33,33及び第2下蓋片用部材34,34によって、前述した内皮3の下蓋部に対応する部分が構成されており、第1下蓋片23,23及び第2下蓋片24,24を閉じた場合、図1及び図2に示した如く、胴部20の前記他方の開口の略全領域が第1下蓋片用部材33,33及び第2下蓋片用部材34,34にて塞止される。
【0044】
なお、本形態の組立容器1にあっては、平面視が長方形状の組立容器1に適用した場合について示したが、本発明はこれに限らず、平面視が正方形状の組立容器に適用してもよいことは言うまでもない。かかる場合、第1上蓋片21,21及び第2上蓋片22,22は同じ寸法であることが多く、いずれか一方を閉じることによって胴部20の一方の開口を塞止することができるように構成してある。その場合、第1上蓋片21,21又は第2上蓋片22,22の一方の内面にそれぞれ、その略全領域を覆うように成形してなる上蓋片用部材を貼着し、他方の第2上蓋片22,22又は第1上蓋片21,21の内面には上蓋片用部材を貼着しないようになせばよい。同様に、第1下蓋片23,23又は第2下蓋片24,24の一方の内面にそれぞれ、その略全領域を覆うように成形してなる下蓋片用部材を貼着し、他方の第2下蓋片24,24又は第1下蓋片23,23の内面には下蓋片用部材を貼着しないようになす。これによって、上蓋片用部材が貼着された第1上蓋片21,21又は第2上蓋片22,22、或いは下蓋片用部材が貼着された第1下蓋片23,23又は第2下蓋片24,24を先に閉じることによって、前同様、胴部20の両開口の略全領域をそれぞれ断熱性の内皮で塞止することができる。
【0045】
なお、第1上蓋片21,21及び第2上蓋片22,22のいずれか一方を閉じることによって、また、第1下蓋片23,23及び第2下蓋片24,24のいずれか一方を閉じることによって、胴部20の両開口を塞止することができるような構成は、平面視が長方形状の組立容器1に適用し得ることは言うまでもない。
【0046】
ここで、第1上蓋片用部材31,31及び第2上蓋片用部材32,32、並びに第1下蓋片用部材33,33及び第2下蓋片用部材34,34の厚さは所要の断熱性を奏する適宜の寸法に設定することができるが、30mm程度以下3mm程度以上の厚さ寸法が好ましい。本形態の組立容器1にあっては、30mm程度を超える厚さ寸法になした場合、第2上蓋片22,22を閉じる場合、第2上蓋片用部材32,32の対向する先端縁が互いに当接して閉作業に支障を来す虞があり、同様に、第2下蓋片24,24を閉じる場合、第2下蓋片用部材34,34の対向する先端縁が互いに当接して閉作業に支障を来す虞がある一方、3mm程度に満たない厚さ寸法になした場合、所要の断熱能が期待できないからである。
【0047】
なお、第1上蓋片用部材31,31及び第2上蓋片用部材32,32、並びに第1下蓋片用部材33,33及び第2下蓋片用部材34,34の厚さはいずれも同じ寸法が好ましい。これによって、内皮3の後述する胴部20に対応する部分の高さ寸法を揃えることができるため、組立容器1の製造作業を簡素化することができる。
【0048】
一方、内皮3は胴部20の内周面にも設けてある。
【0049】
図3に示したように、組立容器1の短辺側に位置する胴部20の一対の内面には、内皮3を構成する第1胴部用部材35,35がそれぞれ貼着してあり、同様に、組立容器1の長辺側に位置する胴部20の一対の内面には、内皮3を構成する第2胴部用部材36,36がそれぞれ貼着してある。ここで、第1胴部用部材35,35及び第2胴部用部材36,36の高さ寸法は、胴部20の高さ寸法から、対応する第1上蓋片用部材31,31又は第2上蓋片用部材32,32、及び、対応する第1下蓋片用部材33,33又は第2下蓋片用部材34,34の厚さ寸法を減じた値になしてある。
【0050】
前者の第2胴部用部材36は、端面視が、胴部20に貼着させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及び厚さ方向に交わる方向に斜辺を有する平行四辺形状の第2基台部36aを具備して構成してある。第2基台部36aの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の角は、外皮2を構成する前記胴部20の当該第2胴部用部材36が貼着された長辺側の面と短辺側の面との角部、即ち外折りされる角部に位置するようになしてあり、組立容器1を組み立てた状態では、図3に示した如く、第2基台部36aの前記角は胴部20の前記角部に当接している。
【0051】
一方、第2基台部36aの平行四辺形を構成する下底の鈍角側の角は、胴部20の前記長辺側の面と、前記短辺側の面に対向する他の短辺側の面との角部、即ち内折りされる角部から少し距離を隔てて位置するようになしあり、組立容器1を組み立てた状態では、図3に示した如く、第2基台部36aの前記鈍角側の角と、胴部20の前記角部との間に間隙が生じるようになしてある。
【0052】
これに対して、前者の第1胴部用部材35は、端面視が、胴部20に貼着させた下底、その厚さ方向と同じ方向の高さ、及び厚さ方向に交わる方向に斜辺を有する平行四辺形状の第1領域35bと、該第1領域35bの上底から延設され、端面視が直角台形状の第2領域35cとを有する第1基台部35aを具備して構成してあり、第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の斜辺は第2領域35cの斜辺に連通し、第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鈍角側の斜辺の端には、前記第2領域35cの直角台形を構成する垂辺の端が連接してある。後述する如く、この第2領域35cの直角台形を構成する垂辺の部分は、第2胴部用部材36の内面に当接する当接部35dになしてある。
【0053】
第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の角は、前記胴部20の第1胴部用部材35が貼着された短辺側の面と長辺側の面との角部に位置するようになしてあり、組立容器1を組み立てた状態では、図3に示した如く、第1領域35bの前記鋭角側の角は胴部20の前記角部に当接している。
【0054】
この第1胴部用部材35の一側部、即ち第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の斜辺と、前述した第2胴部用部材36の一側部、即ち第2基台部36aの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の斜辺とは、組立容器1を組み立てた状態では、互いに面状に当接するように構成してあり、これによって、相隣る第1胴部用部材35,35と第2胴部用部材36,36との角の内の対応する両角において、内皮3の厚さに対応した所要の厚さ寸法が担保されるようになしてある。そのため、組み立て可能になした筒状の胴部20であっても、組み立てた状態の胴部20の前記両角部において、断熱能を担保することができる。
【0055】
なお、第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の角と、第2基台部36aの平行四辺形を構成する下底の鋭角側の角とは、両角の角度を合わせた値が90°であればよいが、それぞれの角を45°にした場合、第1胴部用部材35及び第2胴部用部材36の製造が単純化されるため好適である。
【0056】
また、第1領域35bの平行四辺形を構成する下底の鈍角側の角は、前記胴部20の第1胴部用部材35が貼着された短辺側の面と、前記長辺側の面に対向する他の長辺側の面との角部から少し距離を隔てて位置するようになしてあり、組立容器1を組み立てた状態では、図3に示した如く、第1胴部用部材35の第1領域35bの前記鈍角側の角と、胴部20の前記角部との間に間隙が生じている。これによって、胴部20の当該角部を容易に内折りできるようになっている。
【0057】
ところで、本形態の組立容器1にあっては、第1胴部用部材35,35の厚さ寸法を第2胴部用部材36,36の厚さ寸法より、第1胴部用部材35の前述した第2領域35cの高さ寸法の分大きくしてあり、これによって組立容器1を組み立てた状態では、図3に示した如く、第1胴部用部材35,35の当接部35d,35dがそれぞれ、対向する第2胴部用部材36,36の胴部20に貼着した面とは反対側の内面であって、第2胴部用部材36,36の他側部がわ、即ち第2基台部36aの平行四辺形を構成する下底の鈍角側の側部に当接して、相隣る第1胴部用部材35,35と第2胴部用部材36,36との角部の内の対応する両角部において、当接部35d,35dの寸法に対応した所要の内皮厚さが担保されるようになしてある。そのため、組み立て可能になした筒状の胴部20であっても、組み立てた状態の胴部20の前記両角部において、断熱能を担保することができる。
【0058】
なお、第2領域35cの高さ寸法は1mm程度以上であればよいが、2mm以上7mm以下が好適である。第2領域35cの高さ寸法が2mm未満であると、真冬又は真夏における断熱能に満足できない場合が生じる虞がある一方、第2領域35cの高さ寸法が7mmを超えると後述する折り畳み操作に支障を来す虞がある。なお、第2胴部用部材36の厚さ寸法は3mm程度~18mm程度が好適である。第2胴部用部材36の厚さ寸法が3mm程度未満である場合、断熱性が不足する虞がある一方、第2胴部用部材36の厚さ寸法が18mm程度を超えると、折り畳み操作に支障を来す虞がある。なお、本形態中、「程度」は±0.5mmの寸法範囲を意味する。
【0059】
次に、このような組立容器1を折り畳んだ状態について説明する。
図5図1に示した組立容器1を折り畳んだ状態を示す斜視図である。また、図6図5に示した組立容器1のVI-VI線による断面図であり、図7図5に示した組立容器1の端面図である。なお、これらの図中、図1~3に対応する部分には同じ番号が付してある。
【0060】
図5から図7に示したように、組立容器1は胴部20の対角を構成する予め定めた1対の角部を内折りするとともに、胴部20の対角を構成する他対の角部を外折りすることによって、筒状の胴部20を平板状に折り畳むことができるようになっている。なお、かかる内折り及び外折りは、胴部20の対向する1対の面に、互いに反対方向へ向かう力を印可することによって、同時的に行うことができる。
【0061】
このとき、胴部20の内折りされる角部には、内皮を構成する第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部が配されているが、前述したように第1胴部用部材35の他端部に設けた当接部35dが、第2胴部用部材36の内面であって第2胴部用部材36の他側部がわの部分に当接するようになしてある(図3参照)ため、当該角部を内折りする際、第1胴部用部材35の当接部35dが第2胴部用部材36の内面から脱離するまでその上を摺動するため、第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部を円滑に内折りすることができる。また、前述したように第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部は、胴部20の内折りされる角部から距離を隔てて位置するようになしてある(図2及び図3参照)ため、内折りされた第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部が、胴部20の内折りされた角部に接触することが防止され、従って胴部20の当該角部、並びに、第1胴部用部材35の他側部及び第2胴部用部材36の他側部を円滑に内折りすることができる。
【0062】
このような組立容器1にあっては、平板状に折り畳まれた筒状の胴部20を複数重畳させることによって、複数の組立容器1,1,…の収容スペースを可及的に狭くすることができる。
【0063】
一方、折り畳まれた組立容器1にあっては、胴部20の対向する1対の面に、前述した折り畳みの際の方向とは逆の方向へ向かう力を印加することによって、当該胴部20を瞬時に筒状に組み立てることができる。従って、組立容器1を短時間で容易に組み立てることができる。
【0064】
なお、外皮2に内皮3を固定するに当たって、本形態では貼着を用いたが、本発明はこれに限らず、一般的に実施可能な他の固定方法であってもよいことは言うまでもない。一方で、貼着に当たって、例えば酢酸ビニル樹脂系の接着剤を用いた場合、内皮を外皮から容易に分離することができ、リサイクルに要する時間及びコストを可及的に少なくすることができる。
【0065】
また、本形態では、長方形筒状の胴部20の短辺側の面にそれぞれ第1胴部用部材35,35を、長辺側の面にそれぞれ第2胴部用部材36,36を固定した場合について示したが、本発明はこれに限らず、長方形筒状の胴部20の長辺側の面にそれぞれ第1胴部用部材を、短辺側の面にそれぞれ第2胴部用部材を固定しもよい。この場合、胴部20の長辺及び短辺の長さ寸法に応じて、第1胴部用部材及び第2胴部用部材の長さ寸法を定める。
【符号の説明】
【0066】
1 組立容器
2 外皮
3 内皮
20 胴部
21 第1上蓋片
22 第2上蓋片
23 第1下蓋片
24 第2下蓋片
35 第1胴部用部材
35a 第1基台部
35b 第1領域
35c 第2領域
35d 当接部
36 第2胴部用部材
36a 第2基台部
F 折り目
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9