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特開2023-45593出発時刻迄の残り時間お知らせ時計(電子複合時計)
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  • 特開-出発時刻迄の残り時間お知らせ時計(電子複合時計) 図1
  • 特開-出発時刻迄の残り時間お知らせ時計(電子複合時計) 図2
  • 特開-出発時刻迄の残り時間お知らせ時計(電子複合時計) 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023045593
(43)【公開日】2023-04-03
(54)【発明の名称】出発時刻迄の残り時間お知らせ時計(電子複合時計)
(51)【国際特許分類】
   G04G 5/04 20060101AFI20230327BHJP
   G04G 21/06 20100101ALI20230327BHJP
【FI】
G04G5/04
G04G21/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021154107
(22)【出願日】2021-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】302047983
【氏名又は名称】石元 憲男
(72)【発明者】
【氏名】石元 憲男
【テーマコード(参考)】
2F002
【Fターム(参考)】
2F002AA05
2F002EB13
2F002EC05
2F002EE03
2F002EE04
2F002EE08
(57)【要約】
【課題】現状、出発時刻と準備時間は重要な数値であるにもかかわらず、それがメインパネルに表示されている時計等は存在しない。しかも、出発時刻迄の残り時間は、朝の非常にゆとりのない時間帯に、頭の中で計算(出発時刻-現在時刻)を行っている。又、現在時刻を確認できない場所にいる時は、出発時刻迄の残り時間がどれくらいあるか大変不安である。
【解決手段】出発時刻,準備時間,出発時刻迄の残り時間を、時計のメインパネルに表示し、出発時刻迄の残り時間等を音声で報知する。又、出発時刻迄の残り時間がある設定時間になると、警報ランプを点滅させ、警報音を鳴らす。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻),準備時間(出発時刻-目覚まし時刻),出発時刻,現在時刻,目覚まし時刻の5項目(2時間,3時刻)を、メインパネルに表示することができることを特徴とする電子複合時計。
【請求項2】
請求項1に記載の電子複合時計において、出発時刻迄の残り時間等を、音声で報知することができることを特徴とした電子複合時計。
【請求項3】
請求項1に記載の電子複合時計において、警報ランプを有し、出発時刻迄の残り時間が設定時間に到達時、その警報ランプを点滅させることができることを特徴とした電子複合時計。
【請求項4】
請求項1に記載の電子複合時計において、警報音発生装置を有し、出発時刻迄の残り時間が設定時間に到達時、警報音を鳴らすことができることを特徴とした電子複合時計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子目覚まし時計に、目覚まし機能とは関連のない、幾つかの機能を付加させた電子複合時計に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現状、目覚まし機能とタイマー機能は別々のものであり、それらを合体させたものは見当たらない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現状、目覚まし時計には、現在時刻と目覚まし時刻の表示しかなく、出発時刻,準備時間(出発時刻-目覚まし時刻),出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)の表示はない。その3項目は、頭の中で、決めていたり、計算したりしている。そのため、非常に忙しい時間帯なので、その3項目の数値に関する、毎朝の潜在的な不安感はぬぐい切れない。
【0004】
目覚まし時計で起床後、出発迄の時間は、長年同じ場合は、勘で時間管理できるが、それでも現在時刻と出発時刻の計算は、毎日非常に忙しい時間帯なので、日々の生活において、面倒な事柄の最たるものである。しかも、時差出勤(登校)等あると、その面倒さは数倍にもなる。家族旅行の出発時等は喧嘩にもなりかねない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来の目覚まし時計にはなかった「出発時刻,準備時間(出発時刻-目覚まし時刻),出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)」の3ワードを新たに導入し、メインパネルに表示することによって、視覚によって準備時間を管理することができる。
【0006】
出発時刻迄の残り時間と出発時刻や現在時刻を、適宜、音声で報知することで、時計を視認できない場所にいる時でも、時間管理が可能となる、又、たとえ時計を視認できる場所にいても、いちいち時計を視る必要はなくなる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の電子複合時計を使用すれば、目覚まし時刻,準備時間(出発時刻-目覚まし時刻),出発時刻,現在時刻,出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)がメインパネルに表示されるので、各項目の数値に関する潜在的な不安感(起床前は、目覚まし時刻を何時何分にセットしたか、準備時間はどれくらいとったか、起床後は出発時刻は何時にしたか、残り時間は頭の中で計算するので不安等)を解消できる。
【0008】
出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)を計算し表示してくれるので、頭の中で計算する必要がなくなる。
【0009】
出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)を音声で報知してくれるので、視認できない場所にいても、認知することができる、又、視認できる場所にいたとしても、いちいち時計を視て確認する必要はなくなる。
【0010】
出発時刻迄の残り時間(出発時刻-現在時刻)がある設定値になると、赤色ランプが点滅し、警報音が鳴るので、出発時刻が差し迫っていることを、視覚・聴覚で認知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の電子複合時計である。
図2図2は、演算によって目覚まし時刻を表示するフロー図である。
図3図3は、演算によって残り時間の表示や音声報知他を行うフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
電子複合時計のメインパネルに、目覚まし時刻,準備時間,出発時刻,現在時刻,出発時刻迄の残り時間を表示し、出発時刻迄の残り時間等を音声で報知する、又、残り時間がある設定した時間になると、警報音を鳴らせ、警報ランプを点滅させる。
【実施例0013】
図1は、目覚まし時刻,準備時間,出発時刻,現在時刻,出発時刻迄の残り時間の5項目の表示レイアウト例である。出発時刻と準備時間を設定すれば、自動的に、目覚まし時刻と出発時刻迄の残り時間は表示される。現在時刻は従来技術をそのまま利用する。
【産業上の利用可能性】
【0014】
現状、小学生,中学生,高校生を、毎日複数人登校させている主婦等は、毎朝大変な時間帯を迎えている。そこで、本発明の電子複合時計を、一通学生に一台用意すれば、毎朝の喧噪はなくなり、笑顔で子供達を送り出すことができる。又、時差出勤のように、出発時刻が日々変わる人達
の通勤に、最適なことは言うまでもない。又、家族旅行等にも使用できるだろう。
【符号の説明】
【0015】
1 目覚まし時刻表示部(液晶等パネルの一区画)
2 起床してから出発までの準備時間表示部(液晶等パネルの一区画)
3 予定出発時刻表示部(液晶等パネルの一区画)
4 現在時刻表示部(液晶等パネルの一区画)
5 出発時刻迄の残り時間表示部(液晶等パネルの一区画)
6 音声発生装置
7 警報ランプ
8 警報音発生装置
図1
図2
図3