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▶ 福地 久和の特許一覧

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  • 特開-伸縮性のあるスライドファスナー 図1
  • 特開-伸縮性のあるスライドファスナー 図2
  • 特開-伸縮性のあるスライドファスナー 図3
  • 特開-伸縮性のあるスライドファスナー 図4
  • 特開-伸縮性のあるスライドファスナー 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023046191
(43)【公開日】2023-04-03
(54)【発明の名称】伸縮性のあるスライドファスナー
(51)【国際特許分類】
   A44B 19/12 20060101AFI20230327BHJP
【FI】
A44B19/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021173492
(22)【出願日】2021-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】521010816
【氏名又は名称】福地 久和
(72)【発明者】
【氏名】福地 久和
【テーマコード(参考)】
3B098
【Fターム(参考)】
3B098AA04
3B098AB01
(57)【要約】
【課題】スポーツウエアなど伸縮性のある布地を使用した衣服に従来のスライドファスナーを使用すると、その部分のみ伸展性が悪く、布地の伸縮性を活かせず、体の動きにも悪影響があった。
【解決手段】務歯として2本のコイルばね(1)(2)を図2の様に2重に組み合わせ、(1)を伸縮性のあるテープに衣服の伸長に伴って動く様に固定し、(2)を(1)の動きに抵抗する様にファスナーを作成する。ファスナーが長さ方向(4)に伸長された場合、テープに固定されたばね(1)は伸長された方向に動き、動かないもう一方のばね(2)に抵抗され(1)(2)は圧着され、二つのばねの間での挟み込む力は保持される。務歯の噛合う力は弱まらない。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
務歯を図2に示すように2重のばね構造とし、伸長させた際片方のばね(1)のみに力が加わり、(1)と(2)隙間での挟み込む力が保持されるスライドファスナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は務歯を2重のばねの構造とし、長さ方向に伸長させても外れ難いスライドファスナーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のファスナーは基本的には長さ方向に伸長させる事が出来ず、無理に伸長させると務歯同士の噛合う力が弱まり外れる心配があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
スポーツウエアなど伸縮性のある布地を使用した衣服に従来のスライドファスナーを使用すると、その部分のみ伸展性が悪く、布地の伸縮性を活かせず、体の動きにも悪影響があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
務歯を2本のコイルばね(1)(2)を図2の様に2重に組み合わせて作成する。ばね(1)のみに力を加えて伸長させると、伸長されないもう一方のばね(2)に抵抗され(1)(2)2つのばねの隙間(3)は図3の様に圧着され挟み込む力は保持される。
【発明の効果】
【0005】
ばね同士の挟み込む力がファスナーを長さ方向に伸長させても弱くならないので、伸縮性のあるスライドファスナーを作ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】組み合わせる前のばね(1)とばね(2)
図2】2重にばねを組み合わせた務歯の片側
図3図2を長さ方向に伸長させた状態
図4】2重に組み合わせたばねで作った両側の務歯を噛みあわせふぁすなーを閉じた状態
図5】ファスナーを長さ方向に伸長させた状態
【発明を実施するための形態】
【0007】
務歯として使用する2重のコイルばねの一方(1)を伸縮性のあるテープに固定し、衣服の伸長に伴って動く様にし、(2)は(1)の動きに抵抗するようにファスナーを作成する。衣服にを長さ方向(4)に伸長させると、テープに固定された(1)はテープに伴い伸長方向に動くが、動かないもう一方のばね(2)に抵抗され、(1)と(2)の隙間(3)は圧着され挟み込む力は保持される。つまり務歯同士の噛合う力が弱くならない。
【符号の説明】
【0008】
1 ばね(1)
2 ばね(2)
3 隙間
4 伸長させた方向
5 下止
図1
図2
図3
図4
図5