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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023046390
(43)【公開日】2023-04-04
(54)【発明の名称】一方向または双方向回転駆動
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/044 20060101AFI20230328BHJP
   A47J 43/08 20060101ALI20230328BHJP
【FI】
A47J43/044
A47J43/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022148876
(22)【出願日】2022-09-20
(31)【優先権主張番号】2110039
(32)【優先日】2021-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(71)【出願人】
【識別番号】594034072
【氏名又は名称】セブ ソシエテ アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィド ブノワ
(72)【発明者】
【氏名】ステファン プリション
【テーマコード(参考)】
4B053
【Fターム(参考)】
4B053AA01
4B053BA02
4B053BA12
4B053BB01
4B053BC13
4B053BL01
4B053BL08
(57)【要約】
【課題】混合または粉砕調理器具のための回転駆動デバイスの提供。
【解決手段】混合または粉砕調理器具のための回転駆動デバイスであって、前記駆動デバイスは、(i)回転サブアセンブリ、(ii)食品加工アームの回転駆動部材、及び(iii)前記回転サブアセンブリから前記駆動部材に回転運動を伝達するための前記駆動部材を備えた前記回転サブアセンブリの回転結合部材を含む。前記結合部材は、前記結合部材が前記回転サブアセンブリの回転の単一方向に運動を伝達するように適合される第1の位置と、前記結合部材が前記回転サブアセンブリの回転の2つの方向に運動を伝達するように適合される第2の位置との間で移動可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
混合または粉砕調理器具(100)のための回転駆動デバイス(1)であって、前記駆動デバイス(1)は、
(I)回転サブアセンブリ(29)、
(II)食品加工アームの回転駆動部材(30)、及び
(III)前記回転サブアセンブリ(29)から前記駆動部材(30)に回転運動を伝達するための前記駆動部材(30)を備えた前記回転サブアセンブリ(29)の回転結合部材(6)を含み、
前記結合部材(6)は、前記結合部材(6)が前記回転サブアセンブリ(29)の回転の単一方向に運動を伝達するように適合される第1の位置と、前記結合部材(6)が前記回転サブアセンブリ(29)の回転の2つの方向に運動を伝達するように適合される第2の位置との間で移動可能であることを特徴とする駆動デバイス(1)。
【請求項2】
前記結合部材(6)は、動きが単一の回転方向に伝達されることを可能にするラチェットホイール部分(64)を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項3】
前記回転サブアセンブリ(29)に回転可能に接続され、前記結合部材(6)の前記ラチェットホイール部分(64)に結合されるのに適した第1の結合要素(10a)を備えることを特徴とする請求項2に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項4】
前記結合部材(6)は、移動が2つの回転方向に伝達されることを可能にするためのドッグクラッチ部分(68)を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項5】
前記駆動部材(30)に回転可能に接続されるために、前記結合部材(6)の前記ドッグクラッチ部分(68)に嵌合されるのに適した第2の結合要素(12a)を備えることを特徴とする請求項4に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項6】
前記第2の結合要素(12a)が前記結合部材(6)の前記ドッグクラッチ部分(68)に結合されるときに、前記第1の結合要素(10a)から前記第2の結合要素(12b)に伝達される運動のトルク及び回転速度を修正するために、前記第1の結合要素(10a)と前記第2の結合要素(12b)との間に介在される2段ステージ(14aおよび14b)のギア装置(14)を備えることを特徴とする請求項5に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項7】
前記結合部材(6)は、前記第1の位置と前記第2の位置との間で並進して移動可能であることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項8】
前記結合部材(6)が前記第1の位置と前記第2の位置との間で並進して移動することを可能にするレバー(8)を備えることを特徴とする請求項7に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項9】
少なくとも1つの弾性部材(16)が、前記レバー(8)に力を加えて、前記レバー(8)を第1の位置に自動的に配置することができることを特徴とする請求項8に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項10】
アクチュエータ(20)が、前記レバー(8)を第2の位置に配置し、保持するように適合されることを特徴とする請求項8または9に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項11】
前記回転サブアセンブリ(29)は、コード(24)および戻りばね(26)を含むリール(10)を含み、前記リール(10)は、回転して前記回転サブアセンブリ(29)を駆動することを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の駆動デバイス(1)を備える混合または粉砕調理器具(100)。
【請求項13】
ボウル(101)と、前記ボウル(101)を閉じるのに適した蓋(102)とを含み、前記駆動デバイス(1)が前記蓋(102)に収容されることを特徴とする請求項12に記載の調理器具(100)。
【請求項14】
混合または粉砕のための取り外し可能な食品加工アームを含み、前記食品加工アームは、前記駆動デバイス(1)の前記駆動部材(30)に接続されていることを特徴とする請求項12または13に記載の調理器具(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切断、混合、または粉砕に使用される厨房用器具のための手動コード駆動デバイスの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
混合または切断のための多くの調理器具は、先行技術から知られている。特に、電気モータを使用した駆動が工具を回転させる電気器具間には、ナイフまたは混合アームであることができる区別がある。
【0003】
電気駆動デバイスの主な利点は、それらが、電気モータの回転速度に直接依存する一定のトルク及び可変の回転速度を提供することである。
【0004】
これらの電気駆動デバイスは、非常に有利な高トルク及び回転速度を提供する。それにもかかわらず、それらは電気コンセントに接続する必要があり、エネルギーを消費し、最も重要なことは、電気モータの故障を引き起こしやすいことである。さらに、無駄な修理よりも、駆動デバイス全体を変更する方が頻繁に低コストである。したがって、電気駆動による調理器具は、エネルギーを消費して無駄になるという二重の欠点がある。
【0005】
この意味において、手動駆動デバイスが見直されている。したがって、従来の方法において、我々は、バスケットが使用者によって巻き戻されたコードによって回転され、次いで戻りばねによって巻かれるサラダスピナーに精通している。この原理に基づき、多くの駆動デバイスが提案されている。
【0006】
例としては、食品を切り刻むための手動駆動デバイスによってボウル内で駆動されるナイフのセットを記載した特許文献1が挙げられる。この文献に記載されているデバイスは、ナイフのセットに伝達されるトルクを裁断または混合ツールに最適に適合させることができないという欠点を有する。例えば、玉ねぎまたはリンゴを切断する場合、動きの開始時に、食品が大まかに切断され、かさばる場合、これらの食品は切断に対する抵抗が大きいため、プロセスの終了時よりも多くのトルクを加える必要がある。その後、裁断プロセス中、食品がより細く、かさばらない場合、ボウル内のスピードと勢いの向上が望まれる。これを行うには、パーツを混合するために、回転速度を上げ、トルクを低減する必要がある。実際、動きの手動伝達の場合、公知の方法では、トルク及び回転速度は、2つの対向するパラメータである。トルクを上げるには、速度を下げなければならず、逆に速度を下げなければならない。
【0007】
また、特許文献2も知られており、この文書は、手動スピンドル駆動デバイスが使用される乾燥装置用の遠心分離機を記載している。この遠心分離機では、スピンドルのねじ山と接触するスピンドルナットは、スピンドルに対してその長手方向軸に沿って移動される。主軸ねじ切りは主軸ねじピッチ全長にわたって一定である。スピンドルナットのスピンドルに対する移動により、スピンドルと、モップに結合されたスピンドルを軸受けるシャフトが、長手方向軸の周りを回転させる。しかしながら、この駆動デバイスは、一定のトルク及び回転速度を有する。
【0008】
特許文献3には、連続的に変化する速度を有する、パン屋のための混合および打抜機が記載されている。この機械は速度を変えることができるが、ギアボックスは手動で切り替える必要がある機械のために設計されている。したがって、オペレータはギアボックスを操作して速度を手動で調整する必要がある。
特許文献4は、ソースを作製及び混合するためのデバイスを記載している。このデバイスの駆動には回転速度を変化させるギアトレインがあるが、ギア比は固定されており、トルクは外部にかかる力を変化させることによってのみ変化させることができる。これは、特許文献5に記載されている手動食料切断機についても同様であり、これはまた、ナイフのセットの形態で切断ツールを回転させる蓋の中のギア装置を含む。
【0009】
特許文献6から知られている食品チョッパーもまた、引用することができる。コードを引くことで、コードプルユニットの可動部を作動させることができる。コードドラムはコードによって直接駆動される。接続エレメント付きのフリーホイールクラッチを介して、1回転方向に結合される。次に、ナイフの円柱のフランジを接続要素に挿入して、回転方向に正の接続を生成することができる。コードを引くとナイフ円柱が回転する。取り付けられたナイフは、カットする容器の中の食品を叩き、カットアップする。
【0010】
同様に、特許文献7から知られているフードチョッパーを使用して、コードを引くことにより、使用者はコード駆動ユニットの可動部を作動させることができる。コードドラムは、コードによって直接駆動され、一方の回転方向で接続要素に正に結合され、他方の接続要素の回転方向で分離される。コード駆動ユニットと回転接続要素との間に少なくとも2段の伝達が形成され、これは、低速切断モードと低速切断モードよりも高い速度を有する正確な切断モードとの間で切り替え可能である。
【0011】
他方の回転方向では、ナイフ円柱は、コードを問題なく、過度に引っ張ることができるコードドライブのフリーホイールクラッチを介して切り離される。コード駆動ユニットでは、戻りばねは、使用者が引っ張るコードを後退させ、次の引っ張り動作に備えるように設計されている。
【0012】
しかしながら、より効率的な混合のためにミキサー駆動シャフトの回転速度を加速できることが望ましいことが示されている。混合には、ミキサー駆動シャフトの角速度が高いことが望ましいため、毎分回転数が大きくなり、混合速度が速くなる。しかし、これを行うには、駆動デバイスのギア比を考慮して、使用者はコードを強力かつ非常に迅速に引っ張る必要がある。粉砕には、切削される材料が初期には粉砕されておらず、硬くなる可能性があるため、より高い粉砕力が必要である。混合する食品調製物が液体である場合、またはより小さく柔らかい部品で構成されている場合、必要な力が減少し、速度を上げることができる。しかし、混合物のテクスチャが非常に密度が高く、戻りばねの力が不十分なためにコードリターンが防止されることが証明された場合、ミキサー駆動シャフトを減速およびトルクの増加で使用することができる。材料が十分に薄いため抵抗が少なく、コードの後退を防ぐロックをかけずにナイフを戻すことができれば、カッティング駆動軸で高回転速度を使用することもできる。
【0013】
この意味において、単純に一方向回転と双方向回転とを交互にすることを可能にする、混合または粉砕調理器具のための駆動デバイスが提供される必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】米国特許公開第2009/0178580号
【特許文献2】国際公開第2006/114252号
【特許文献3】独国特許第560073号
【特許文献4】仏国特許第2532540号
【特許文献5】国際公開第2004/073474号
【特許文献6】欧州特許第201560号
【特許文献7】独国特許公開第102013112225号
【発明の概要】
【0015】
第1の態様によれば、本発明は、混合または粉砕調理器具のための回転駆動デバイスを提案し、駆動デバイスは、
(i)回転サブアセンブリ、
(ii)食品加工アームの回転駆動部材、及び
(iii )回転サブアセンブリから駆動部材に回転運動を伝達するための駆動部材を備えた回転サブアセンブリの回転結合部材を含む。
【0016】
加えて、結合部材は、結合部材が回転サブアセンブリの回転の単一方向に運動を伝達するように適合される第1の位置と、結合部材が回転サブアセンブリの回転の2つの方向に運動を伝達するように適合される第2の位置との間で移動可能である。
【0017】
結合部材は、動きが単一の回転方向に伝達されることを可能にするラチェットホイール部分を備え得る。
【0018】
駆動デバイスは、回転サブアセンブリに回転可能に接続され、結合部材のラチェットホイール部分に結合されるのに適した第1の結合要素を備え得る。
【0019】
結合部材は、移動が2つの回転方向に伝達されることを可能にするためのドッグクラッチ部分を備え得る。
【0020】
駆動デバイスは、駆動部材に回転可能に接続されるために、結合部材のドッグクラッチ部分に嵌合されるのに適した第2の結合要素を備え得る。
【0021】
駆動デバイスは、第2の結合要素が結合部材のドッグクラッチ部分に結合されるときに、第1の結合要素から第2の結合要素に伝達される運動のトルク及び回転速度を修正するために、第1の結合要素と第2の結合要素との間に介在される2段ギア装置を含み得る。
【0022】
結合部材は、第1の位置と第2の位置との間で並進して移動可能であり得る。
【0023】
駆動デバイスは、結合部材が第1の位置と第2の位置との間で並進して移動することを可能にするレバーを備え得る。
【0024】
少なくとも1つの弾性部材は、レバーに力を加えて、レバーを第1の位置に自動的に配置することができる。
【0025】
アクチュエータは、レバーを第2の位置に配置し、保持するように適合され得る。
【0026】
回転サブアセンブリは、コードおよび戻りばねを含むリールを含み得、リールは、回転してサブアセンブリを駆動する。
【0027】
別の態様によれば、本発明は、先行請求項のいずれか一項に記載の駆動デバイスを備える混合または粉砕調理器具に関する。
【0028】
駆動デバイスは蓋に収容され得るため、調理器具は、ボウルと、ボウルを閉じるのに適した蓋とを含み得る。
【0029】
調理器具は、混合または粉砕のための取り外し可能な食品加工アームを含み得、食品加工アームは、駆動デバイスの駆動部材に接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本発明の他の特徴、目的及び利点は、以下の説明から生じるであろう。これは、純粋に例示的であり、網羅的ではなく、添付の図面と関連して読まなければならない。
図1】本発明による駆動デバイスの斜視図における分解図である。
図2】本発明による駆動デバイスの分解側面図である。
図3】本発明による駆動デバイスの斜視図における部分分解図である。
図4】本発明による駆動デバイスの斜視図における部分分解図である。
図5】本発明による駆動デバイスの断面図である。
図6図6は、結合部材が第1の位置にあるときの、本発明による駆動デバイスの二重断面図である。
図7】結合部材が第2の位置にあるときの、本発明による駆動デバイスの二重断面図である。
図8】本発明に係る調理器具の蓋の斜視図である。
図9】本発明の調理器具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
駆動デバイス
第1の態様によれば、図1~7を参照して、本発明は、混合または粉砕調理器具のための回転駆動デバイス1を提案する。
【0032】
駆動デバイス1は、主に、
(i)回転サブアセンブリ29、
(ii)食品加工アームの回転駆動部材30、及び
(iii)回転サブアセンブリ29から駆動部材30へ回転運動を伝達するための駆動部材30を有する回転サブアセンブリ29の回転結合部材6を含む。
【0033】
結合部材6は、結合部材6が回転サブアセンブリ29の単一の回転方向に運動を伝達するのに適している第1の位置と、結合部材6が回転サブアセンブリ29の2つの回転方向に運動を伝達するように適合されている第2の位置との間で移動可能である。
【0034】
したがって、結合部材6は、一方向回転または双方向回転を可能にするために伝送モードを変更することを非常に有利に可能にする。すなわち、以下に詳述するように、結合部材6の単純な移動により、第1の一方向回転位置から第2の双方向回転位置への変更が可能となる。この構成は、駆動デバイス1が特に汎用性があり、チョッピング及び混合の両方に使用可能であることを非常に有利に可能にする。実際、大きな要素を切り刻むためには、一方向の回転が好ましいことが多く、双方向の回転が混合のために好ましいことが多い。
回転サブアセンブリ
駆動デバイス1は、回転サブアセンブリ29を含む。
【0035】
典型的には、回転サブアセンブリ29は、一方の端部が駆動ホイール22の周りに巻かれ、他方の端部がハンドルに接続されるコード24と、戻りばね26とを含むリールである。回転サブアセンブリ29は、有利には、コード24が回転軸に巻き付くことによって嵌合する溝を備えるテイクアップドラムまたは駆動ホイール22を備える。駆動ホイール22は、コード24を引くことによって回転に入る既知の要素である。使用者がコード24に接続されたハンドルを引くと、コードは完全に巻き戻され、次いで戻りばね26は、駆動ホイール22が逆方向に回転し、したがってコード24を巻き戻すことを可能にする。戻りばね26によって引き起こされる回転は、コード24によって引き起こされる回転と逆であることに留意されたい。
【0036】
駆動デバイス1の駆動ホイール22は、戻りばね26を受け入れることを意図した空洞を有する。有利には、コード24は、回転軸に対して反時計回りに、駆動ホイール22の溝に巻かれ、戻りばね26は、回転軸に対して時計回りに巻かれた駆動ホイール22の空洞に配置される。コード24は、回転軸に対して時計回りに、駆動ホイール22の溝に巻かれ、戻りばねは、回転軸に対して反時計回りに巻かれた駆動ホイール22の空洞に配置されると考えることができる。
【0037】
回転サブアセンブリ29は、第1の結合要素10に回転可能に連結される。
【0038】
ここに示される実施形態によれば、ここに示される第1の結合要素10は、回転サブアセンブリ29の一部である(それは同じ部分である)。しかしながら、回転サブアセンブリ29及び第1の結合要素10はまた、互いに取り付けられた2つの別個の部分であってもよい。
第1の結合要素
駆動デバイス1は、回転サブアセンブリ29の回転運動を結合部材6(結合部材6が第1の位置にあるとき)または第2の結合要素12(結合部材6が第2の結合位置にあるとき)に伝達することを可能にする第1の結合要素10を含む。
【0039】
ここで示される実施形態によれば、第1の結合要素10は、2つの面及び縁を有するホイールの形態である。面10aはラチェットホイールを有する。縁部10bは、以下に説明するギア14と係合するのに適した歯を有する。縁部10bの歯は、直線歯または螺旋歯であり得る。
【0040】
以下に説明するように、第1の結合要素10の面10aは、単一の回転方向の回転運動を結合部材6のラチェットホイール64に伝達するのに適している。したがって、面10aの第1の回転方向において、第1の結合要素10は、ラチェットホイール64を回転させて駆動する。面10aの第2の回転方向では、ラチェットホイール64と第1の結合要素10との間の結合は不可能であり、回転の伝達はない。
【0041】
加えて、以下に説明するように、縁部10bは、(すなわち、回転の方向に関係なく)双方向の回転運動がギア14に伝達されることを可能にする。
【0042】
第1の結合要素10は、金属(鋼、ステンレス鋼、またはアルミニウムなど)、高分子材料、または複合材料で作られ得る。
結合部材
図1~7を参照すると、結合部材6は、t字形の断面を有する回転部の形態である。すなわち、非常に広義には、結合部材6は、軸方向シャフト部61及び横方向ホイール62を有する。
【0043】
また、結合部材6は、駆動部材30を収容するために中空である。典型的には、結合部材6は、駆動部材30とスプライン接続を有するために、スプラインを有する穿孔を有し得る。実際、スプラインは、回転トルクの伝達に特に適している。
【0044】
特に有利な構成に従って、結合部材6は、1つの回転方向のみに移動を伝達することを可能にするラチェットホイール部分64を備える。好ましくは、横方向ホイール62は、ラチェットホイール部分64を含む。
【0045】
ラチェットホイールは、回転機構を一方向のみに強制的に回転させる非戻り装置であることが想起される。このホイールは、その周囲のすべてのノッチを有し、ラチェット(または補完的なラチェットホイール)を所望の方向に持ち上げて、それが通過するが、反対方向にそれによってブロックされる。既知の方法では、ラチェットホイールはフリーホイール機構に見られる。
【0046】
ラチェットホイール部分64は、結合部材6が第1の結合位置にあるときに、第1の駆動要素10の面10aのラチェットホイールと協働するのに適している。
【0047】
さらに、特に有利な構成に従って、結合部材6は、移動が2つの回転方向に伝達されることを可能にするドッグクラッチ部分68を備える。好ましくは、横方向ホイール62は、ドッグクラッチ部分68を含む。
【0048】
一般的に受け入れられている定義によれば、ドッグクラッチは、歯および溝によって2つの金属部品を直接結合することであることが想起される。言い換えると、ドッグクラッチシステムは、ドッグクラッチによって2つの回転部を相互接続する機械的システムであり、相互接続は、1つの可動回転機械的アセンブリのみを形成するように、2つの部分が回転して接合されていると理解される。
【0049】
以下に説明するように、ドッグクラッチ部68は、結合部材6が第2の結合2位置にある場合に、以下に説明する第2の結合要素と連携するのに適している。
【0050】
好ましい配置によれば、ラチェットホイール部分64及びドッグクラッチ部分68は共に横方向ホイール部分62を構成する。より具体的には、図1~7に示される実施形態によれば、ラチェットホイール部分64及びドッグクラッチ部分68はそれぞれ、横方向ホイール62の1つの面を構成する。本実施形態によれば、ラチェットホイール部分64及びドッグクラッチ部分68は、軸方向に反対側である。以下に説明するように、これは、結合部材6を単純に並進させることで、一方向回転モードから双方向回転モードに切り替えることが可能な有利な配置である。
【0051】
加えて、結合部材6は、シャフト部分61の一端に配置されたフランジ69を備える。以下に説明するように、フランジ69は、レバー8と協働するのに適している。
【0052】
結合部材6は、金属(鋼、ステンレス鋼、またはアルミニウムなど)、高分子材料、または複合材料で作られ得る。
駆動部材
駆動部材30は、結合部材6の穿孔に挿入されるように設計および構成されたスプライン付き外面を有する回転部である。前述のように、スプラインは特に有利な構成であり、トルクの最適な伝達を可能にする。スプライン接続は、結合部材6と回転して駆動部材30を固定することに留意されたい。
【0053】
加えて、駆動部材30は、食品加工アームの一端を受容するのに適したプリズムフットプリントを有する。
【0054】
例えば、プリズムフットプリントは、六角形であってよく、この幾何学形状は、トルク及び回転運動を伝達するのに特に好適である。
第2の結合要素
駆動デバイス1は、結合部材6が第2の位置にあるときに、第1の結合要素10の回転が結合部材6に伝達されることを可能にする第2の結合要素12を備える。
【0055】
第2の結合要素12は、ドッグクラッチ68の追加の回転伝達部材である。言い換えると、第2の結合要素12は、ドッグクラッチ68の回転の両方の方向のための回転運動を伝達するのに適している。したがって、ドッグクラッチ68に嵌合すると、結合要素10bは回転を結合部材14に伝達し、10b及び14bと係合する14aは12bと係合し、12は順番に回転駆動され、第2の結合要素12aは、ドッグクラッチ68の回転方向に関係なく、ドッグクラッチ68を回転駆動し、この回転運動を伝達する(したがって、駆動部材30)。
【0056】
典型的には、第2の結合要素12は、ドッグクラッチ68の追加のドッグクラッチ部分を有し得る。
【0057】
ここで示される実施形態によれば、第2の結合要素12は、2つの面及び縁を有するホイールの形態である。一方の面12aは、ドッグクラッチ68に嵌合されるのに適している。縁部12bは、以下に説明するギア14と係合するのに適した歯を有する。縁部12bの歯は、直線歯または螺旋歯であり得る。
【0058】
第2の結合要素12は、金属(鋼、ステンレス鋼、またはアルミニウムなど)、高分子材料、または複合材料で作られ得る。
センタリング
回転サブアセンブリ29、第1の結合要素10、結合部材6、第2の結合要素12、及び駆動部材30は、回転可動部である。
【0059】
ここに示される実施形態によれば、これらの部品は、同じ回転軸の周りを回転して移動可能であり、一次シャフト2上に積み重ねられる。ここに示される例によれば、一次シャフト2は固定され、いかなるトルクも伝達しないことに留意されたい。したがって、ここに示される実施形態によれば、一次シャフト2は、センタリング及び回転ガイド機能のみを有する。
ギア
ここに示される実施形態によれば、駆動デバイス1は、二次シャフト4上に配置されたギア装置14を備える。一次シャフト2と同様に、二次シャフト4は固定され、単にギア14の回転センタリング機能を提供する。
【0060】
ギア14は、結合部材が第2の結合位置にあるときに、第1の結合要素10と第2の結合要素12とを回転接続することを可能にする。
【0061】
また、ギア14により、第1の結合要素10から第2の結合要素12に伝達される動きのトルク及び回転速度を変更することが可能となる。
【0062】
より具体的には、ギア14は、二次シャフト4に対してシャフト方向に積み重ねられた2つのギアホイール14a及び14bからなる。
【0063】
第1のギアホイール14aは、第1の結合要素10、より具体的には、第1の結合要素10の縁部10bと係合されるのに適している。
【0064】
第2のギアホイール14bは、第2の結合要素12、より具体的には、第2の結合要素12の縁部12bと係合されるのに適している。
【0065】
特に有利な方法において、第1のギアホイール14aおよび第2のギアホイール14bは、異なる直径を有し得る。この配置は、2つのギアホイール間の異なる伝達比を可能にします。したがって、第1の結合要素10は、第1のギアホイール14aと係合され、第2のギアホイール14bによって第2の結合要素12に回転速度及びトルクが伝達される。第1のギアホイール14aと第2のギアホイール14bとの直径の差により、回転速度と伝達トルクを変化させることができる。
【0066】
典型的には、ギア14は、第2の結合要素12の回転速度が第1の結合要素10の回転速度よりも大きくなるように、回転速度の増加を可能にするように選択される。
【0067】
したがって、言い換えれば、ギア14は、第1の結合要素10および第2の結合要素12と組み合わせてギアボックスを形成する。
位置を変更する手段
前述のように、結合部材6は、2つの結合位置の間で並進して移動可能である。
【0068】
結合部材6の変位及び保持位置は、変位手段により可能となる。
【0069】
ここで提示される実施形態によれば、変位手段は、少なくとも1つの弾性部材16、レバー8、及びアクチュエータ20を含む。
【0070】
ここに示される例によれば、変位手段は、2つの弾性部材16a及び16bを含む。
【0071】
また、ここに示す例によれば、弾性部材16a及び16bはコイルばねである。同様に、アクチュエータ20は、押ボタンであってもよい。
【0072】
図に示されるように、レバー8は、ねじによってアクチュエータ20に取り付けられる。したがって、レバー8及びアクチュエータ20は、並進で固定される。
【0073】
レバー8の一端は、2又のフォークの形をしている。この端部は、結合部材6を第1の結合位置と第2の結合位置との間で並進的に移動させるために、フランジ69に対して位置決めされるのに適している。
【0074】
より具体的には、アクチュエータを押す使用者は、第1の結合位置から第2の結合位置に変更するために、レバー8を並進で移動させることを可能にする。
【0075】
2つの弾性部材16a及び16bは、アクチュエータの動きに対抗するように配置される。したがって、2つの弾性部材16a及び16bは、レバー8を第1の結合位置に保持する。言い換えれば、弾性部材16a及び16bは、第1の位置にレバー8を保持する(すなわち、使用者は、第2の位置にレバーを配置し保持するために、アクチュエータ20を下に保持する必要がある。換言すれば、弾性部材16a及び16bは、レバー8に力を加えて、レバー8を第1の位置に自動的に配置する。
調理器具
第2の態様によれば、図8及び9に示されるように、本発明はまた、本発明による駆動デバイス1を備える混合及び/または粉砕調理器具100に関する。
【0076】
調理器具100は、ボウル101と、ボウル101を閉じるように設計および構成された蓋102とを備える。
【0077】
本明細書に提示される実施形態によれば、駆動デバイス1は、蓋102に含まれる。
【0078】
加えて、調理器具100は、混合または粉砕のための食品加工アームを備え得る。食品加工アームは、ボウル101内に配置され、駆動デバイス1の駆動部材30に接続される。
操作
ここで、駆動デバイス1が調理器具100に組み込まれていることを考慮して操作を説明する。もちろん、駆動デバイス1の操作は、調理器具100に組み込まれているか否かにかかわらず、変化しない。
【0079】
前述したように、レバー8は、第1の結合位置(デフォルト)に結合部材6を自然に配置する。この位置では、一方向の回転のみが許可される。
【0080】
この位置は、ヘーゼルナッツなどの硬い食品を切るのに最適である。したがって、硬い食品を切断するために、使用者は典型的には、鋭利な羽根を有する加工アームを駆動部材30に接続する。
【0081】
次いで、使用者は、ハンドルを把持し、コード24を引き、回転サブアセンブリ29を回転させることができる。
【0082】
回転サブアセンブリ29の回転は、面64と接触する面10aを介して結合部材6に直接伝達される。
【0083】
したがって、コードを引くことによって伝達される回転の場合、第1の結合要素10は、駆動部材30に回転的に固定された結合部材6を回転させて駆動し、駆動部材30は、ナイフ(または食品加工アームの別の調理道具)のセットを回転させて駆動する。
【0084】
コードが完全に巻き戻されると、使用者は戻りばねを巻き戻すことができる。次いで、回転サブアセンブリ29及び第1の結合要素10は、逆方向に回転する。結合部材6が第1の結合位置にあるとき、ラチェットホイール64は、第1の結合要素10の回転運動を結合部材6に伝達させない。この規定は、使用者が硬い食品を切断することを望む場合に特に有利である。なぜなら、処理アームの羽根は、コード24を引っ張る作用(最大力)の下でのみ回転し、ばね26が10上でコードを巻き戻すときに係合解除することが好ましいからである。さらに、ブレードを備えたほとんどの加工アームは、片側のみを切断することができる。
【0085】
刻み加工が進むにつれて、刻まれた片はますます小さくなるため、ナイフの回転速度を高めることが有益になる可能性がある。同様に、調理器具が混合物または乳剤を作製するために使用されるとき、使用者は、高いツール回転速度を有することを好むであろう。
【0086】
これを行うために、使用者はアクチュエータ20を押すことができる。押下されると、アクチュエータ20は、並進中にレバー8を移動させる。レバー8を移動させることにより、結合部材6を第2の結合位置に配置する。この位置では、結合部材6のドッグクラッチ68は、第2の結合要素12に嵌合する。先に説明したように、ドッグクラッチとの結合は、双方向の回転伝送を可能にする。
【0087】
この構成では、回転サブアセンブリ29の回転は、側面10bを介して第1の結合要素14aに伝達され、次いで側面14bは、面12bを介して要素12に回転運動を伝達する。
【0088】
要素12が回転している状態で、面12aは、面68を介して部品6に回転運動を伝達する。部品6は、内部スプラインを介して、最終的に、部品30、したがって処理アームに回転運動を伝達する。
【0089】
回転サブアセンブリ29の回転方向(コードの引っ張る回転方向または戻りばねによる巻き戻しの逆回転方向)に関係なく、この回転運動は駆動部材30に伝達される。すなわち、結合部材6が第2の結合位置にあるとき、回転サブアセンブリ29及び結合部材6の回転方向にかかわらず、回転は第2の結合要素12に伝達される。また、前述したように、側面10b、ギア装置14、および第2の結合要素12間の接続の減速比は、(結合部材が第1の結合位置にあるときに得られる回転速度と比較して)高速に有利になるように選択される。
【0090】
使用者がアクチュエータ20を解放すると、弾性部材16a及び16bは、自動的に第1の結合位置に結合部材6を再配置することに留意されたい。
この配置は、使用者にとって混乱の可能性を回避するため、特に有利である。使用者は、デフォルトでは、結合部材6が第1の結合位置にあることを知っている。さらに、この規定は機器を保護するのに役立つ。実際には、より低いデフォルト回転速度を持つことが好ましい。そうでない場合、使用者が大量の肉を高速で刻み始めた場合、機器が損傷する可能性がある。加工アームには、肉を切断するのに十分なトルクがない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2022-11-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
混合または粉砕調理器具(100)のための回転駆動デバイス(1)であって、前記駆動デバイス(1)は、
(I)回転サブアセンブリ(29)、
(II)食品加工アームの回転駆動部材(30)、及び
(III)前記回転サブアセンブリ(29)から前記駆動部材(30)に回転運動を伝達するための前記駆動部材(30)を備えた前記回転サブアセンブリ(29)の回転結合部材(6)を含み、
前記結合部材(6)は、前記結合部材(6)が前記回転サブアセンブリ(29)の回転の単一方向に運動を伝達するように適合される第1の位置と、前記結合部材(6)が前記回転サブアセンブリ(29)の回転の2つの方向に運動を伝達するように適合される第2の位置との間で移動可能であることを特徴とする駆動デバイス(1)。
【請求項2】
前記結合部材(6)は、動きが単一の回転方向に伝達されることを可能にするラチェットホイール部分(64)を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項3】
前記回転サブアセンブリ(29)に回転可能に接続され、前記結合部材(6)の前記ラチェットホイール部分(64)に結合されるのに適した第1の結合要素(10a)を備えることを特徴とする請求項2に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項4】
前記結合部材(6)は、移動が2つの回転方向に伝達されることを可能にするためのドッグクラッチ部分(68)を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項5】
前記駆動部材(30)に回転可能に接続されるために、前記結合部材(6)の前記ドッグクラッチ部分(68)に嵌合されるのに適した第2の結合要素(12a)を備えることを特徴とする請求項4に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項6】
前記第2の結合要素(12a)が前記結合部材(6)の前記ドッグクラッチ部分(68)に結合されるときに、前記第1の結合要素(10a)から前記第2の結合要素(12b)に伝達される運動のトルク及び回転速度を修正するために、前記第1の結合要素(10a)と前記第2の結合要素(12b)との間に介在される2段ステージ(14aおよび14b)のギア装置(14)を備えることを特徴とする請求項5に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項7】
前記結合部材(6)は、前記第1の位置と前記第2の位置との間で並進して移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項8】
前記結合部材(6)が前記第1の位置と前記第2の位置との間で並進して移動することを可能にするレバー(8)を備えることを特徴とする請求項7に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項9】
少なくとも1つの弾性部材(16)が、前記レバー(8)に力を加えて、前記レバー(8)を第1の位置に自動的に配置することができることを特徴とする請求項8に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項10】
アクチュエータ(20)が、前記レバー(8)を第2の位置に配置し、保持するように適合されることを特徴とする請求項8に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項11】
前記回転サブアセンブリ(29)は、コード(24)および戻りばね(26)を含むリール(10)を含み、前記リール(10)は、回転して前記回転サブアセンブリ(29)を駆動することを特徴とする請求項1に記載の駆動デバイス(1)。
【請求項12】
請求項1に記載の駆動デバイス(1)を備える混合または粉砕調理器具(100)。
【請求項13】
ボウル(101)と、前記ボウル(101)を閉じるのに適した蓋(102)とを含み、前記駆動デバイス(1)が前記蓋(102)に収容されることを特徴とする請求項12に記載の調理器具(100)。
【請求項14】
混合または粉砕のための取り外し可能な食品加工アームを含み、前記食品加工アームは、前記駆動デバイス(1)の前記駆動部材(30)に接続されていることを特徴とする請求項12に記載の調理器具(100)。
【外国語明細書】