(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023047308
(43)【公開日】2023-04-05
(54)【発明の名称】光源モジュール及びバックライト表示モジュール
(51)【国際特許分類】
F21V 19/00 20060101AFI20230329BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20230329BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20230329BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20230329BHJP
【FI】
F21V19/00 150
F21V23/00 160
F21S2/00 439
F21S2/00 443
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141664
(22)【出願日】2022-09-06
(31)【優先権主張番号】202111125443.X
(32)【優先日】2021-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517332535
【氏名又は名称】仏山市国星光電股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】陳偉能
(72)【発明者】
【氏名】▲キョウ▼丹雷
(72)【発明者】
【氏名】凡華
(72)【発明者】
【氏名】▲エン▼鐘海
(72)【発明者】
【氏名】陳子豪
(72)【発明者】
【氏名】陳翔
(72)【発明者】
【氏名】林宇珊
(72)【発明者】
【氏名】楊可
(72)【発明者】
【氏名】劉発波
【テーマコード(参考)】
3K013
3K014
3K244
【Fターム(参考)】
3K013BA01
3K013CA05
3K014AA01
3K244AA04
3K244BA37
3K244BA39
3K244BA48
3K244CA03
3K244DA01
3K244EA02
3K244EA12
3K244ED25
3K244HA03
3K244KA02
3K244KA06
3K244KA16
(57)【要約】
【課題】TOP発光LEDの汎用性が悪いという課題がある。
【解決手段】本発明は、光源モジュール及びバックライト表示モジュールを開示しており、前記光源モジュールは、フレキシブルプリント配線板及びいくつかの側面発光LEDを備え、そのうち、前記フレキシブルプリント配線板は中軸線に沿って延在するように設けられ、前記いくつかの側面発光LEDは、前記中軸線に沿って順に配列されて前記フレキシブルプリント配線板上にボンディングされ、且つ前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LEDの発光面は前記フレキシブルプリント配線板のボンディング面に垂直である。本発明の実施例における光源モジュールは、フレキシブルプリント配線板と側面発光LEDの組合せを採用し、フレキシブルプリント配線板の弾性変形を利用して、異なる曲率のディスプレイに同一規格の光源モジュールを共用するようにでき、光源モジュールの汎用性が高められ、コストが節減される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレキシブルプリント配線板及びいくつかの側面発光LEDを備え、
前記フレキシブルプリント配線板は、中軸線に沿って延在するように設けられ、前記いくつかの側面発光LEDは、前記中軸線に沿って順に配列されて前記フレキシブルプリント配線板上にボンディングされ、且つ前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LEDの発光面は前記フレキシブルプリント配線板のボンディング面に垂直であり、
前記フレキシブルプリント配線板上は窓開け凹溝を有し、前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LEDは窓開け凹溝の中に位置する、
ことを特徴とする光源モジュール。
【請求項2】
前記フレキシブルプリント配線板は、絶縁層、銅層、ソルダーレジスト層及び下地層を備え、前記絶縁層は前記下地層上に設けられ、前記銅層は前記絶縁層上に設けられ、前記ソルダーレジスト層は前記銅層上に設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項3】
前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LED上は、プラスチックホルダ及び金属ピンを有し、前記金属ピンは、前記プラスチックホルダ上に嵌め込まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項4】
前記プラスチックホルダは、フレキシブルプリント配線板の絶縁層に接触し、前記金属ピンはソルダーペーストにより前記フレキシブルプリント配線板の銅層上に溶接される、
ことを特徴とする請求項3に記載の光源モジュール。
【請求項5】
前記窓開け凹溝は、第1の窓開け凹溝及び第2の窓開け凹溝を備え、前記プラスチックホルダは前記第1の窓開け凹溝の中に位置し、前記金属ピンは前記第2の窓開け凹溝の中に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の光源モジュール。
【請求項6】
前記プラスチックホルダと前記第1の窓開け凹溝との接触面は第1の接触面であり、前記金属ピンと前記第2の窓開け凹溝との接触面は第2の接触面であり、
前記第1の窓開け凹溝の形状は、前記第1の接触面の外周を0.05mm以下増やして形成されたものであり、
前記第2の窓開け凹溝の形状は、前記第2の接触面の外周を0.1mm以下増やして形成されたものであり、
ことを特徴とする請求項5に記載の光源モジュール。
【請求項7】
前記光源モジュール上はコネクタを有し、前記コネクタはフレキシブルプリント配線板上に設けられ、前記コネクタは1つ以上の正極ピン及び1つ以上の負極ピンを有し、前記いくつかの側面発光LEDにおける側面発光LEDの正極は、前記コネクタの正極ピン上に並列にアクセスされ、前記いくつかの側面発光LEDにおける側面発光LEDの負極は、前記コネクタの負極ピン上に並列にアクセスされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項8】
前記フレキシブルプリント配線板上には接続凹溝が設けられており、前記コネクタは前記接続凹溝の中に位置する、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源モジュール。
【請求項9】
前記コネクタの1つの正極ピンは、1つ以上の側面発光LEDの正極に電気的接続され、前記コネクタの1つの負極ピンは、1つ以上の側面発光LEDの負極に電気的接続される、
ことを特徴とする請求項7に記載の光源モジュール。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の光源モジュール、反射紙、導光板及び光学フィルム群を備え、
前記反射紙は、前記フレキシブルプリント配線板の上方に設けられ、
前記導光板は、前記反射紙の上方に設けられ、且つ前記導光板は前記いくつかの側面発光LEDの発光面に設けられ、
前記光学フィルム群は、前記導光板の上方に設けられる、
ことを特徴とするバックライト表示モジュール。
【請求項11】
外枠、背板、液晶パネル及び熱伝導両面テープをさらに備え、
前記熱伝導両面テープは、前記光源モジュールの底部に位置し、且つ前記熱伝導両面テープが所在する位置は、前記いくつかの側面発光LEDに対応しており、前記液晶パネルは、光学フィルム群の上方に位置し、前記外枠及び前記背板は、液晶パネル、光源モジュール、反射紙、導光板、光学フィルム群及び熱伝導両面テープをバックライト表示モジュールにパッケージ成形する、
ことを特徴とする請求項10に記載のバックライト表示モジュール。
【請求項12】
前記背板は、全閉背板又は額縁構造を有する背板である、
ことを特徴とする請求項11に記載のバックライト表示モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示の技術分野に関し、具体的には光源モジュール及びバックライト表示モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
経済の発展に伴い、消費者のディスプレイに対する要求がますます高まっており、ディスプレイは、以前の厚くて重い広額縁のものから軽くて薄い狭額縁のものへと徐々に発展している。伝統的な曲面ディスプレイバックライトバーにはTOP発光LEDが採用されているため、ライトバー配線板はディスプレイの投射曲率に応じて作製される必要があり、且つ異なる曲率のディスプレイには異なる曲率のライトバー配線板を設計する必要があり、異なる曲率のディスプレイは、バックライトバーが互換不可であるため、TOP発光LEDの汎用性が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術の不足を克服することを目的とし、本発明は、光源モジュール及びバックライト表示モジュールを提供し、該光源モジュールは、フレキシブルプリント配線板と側面発光LEDの組合せを採用し、フレキシブルプリント配線板の弾性変形を利用して、異なる曲率のディスプレイに同一規格の光源モジュールを共用するようにでき、光源モジュールの汎用性が高められ、コストが節減される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、フレキシブルプリント配線板及びいくつかの側面発光LEDを備える光源モジュールを提供し、そのうち、
前記フレキシブルプリント配線板は、中軸線に沿って延在するように設けられ、前記いくつかの側面発光LEDは、前記中軸線に沿って順に配列されて前記フレキシブルプリント配線板上にボンディングされ、且つ前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LEDの発光面は前記フレキシブルプリント配線板のボンディング面に垂直であり、
前記フレキシブルプリント配線板上は窓開け凹溝を有し、前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LEDは窓開け凹溝の中に位置する。
【0005】
前記フレキシブルプリント配線板は、絶縁層、銅層、ソルダーレジスト層及び下地層を備え、前記絶縁層は前記下地層上に設けられ、前記銅層は前記絶縁層上に設けられ、前記ソルダーレジスト層は前記銅層上に設けられる。
【0006】
前記いくつかの側面発光LEDのうちのいずれかの側面発光LED上は、プラスチックホルダ及び金属ピンを有し、前記金属ピンは、前記プラスチックホルダ上に嵌め込まれる。
【0007】
前記プラスチックホルダは、フレキシブルプリント配線板の絶縁層に接触し、前記金属ピンはソルダーペーストにより前記フレキシブルプリント配線板の銅層上に溶接される。
【0008】
前記窓開け凹溝は、第1の窓開け凹溝及び第2の窓開け凹溝を備え、前記プラスチックホルダは前記第1の窓開け凹溝の中に位置し、前記金属ピンは前記第2の窓開け凹溝の中に位置する。
【0009】
前記プラスチックホルダと前記第1の窓開け凹溝との接触面は第1の接触面であり、前記金属ピンと前記第2の窓開け凹溝との接触面は第2の接触面であり、
前記第1の窓開け凹溝の形状は、前記第1の接触面の外周を0.05mm以下増やして形成されたものであり、
前記第2の窓開け凹溝の形状は、前記第2の接触面の外周を0.1mm以下増やして形成されたものであり。
【0010】
前記光源モジュール上はコネクタを有し、前記コネクタはフレキシブルプリント配線板上に設けられ、前記コネクタは1つ以上の正極ピン及び1つ以上の負極ピンを有し、前記いくつかの側面発光LEDにおける側面発光LEDの正極は、前記コネクタの正極ピン上に並列にアクセスされ、前記いくつかの側面発光LEDにおける側面発光LEDの負極は、前記コネクタの負極ピン上に並列にアクセスされる。
【0011】
前記フレキシブルプリント配線板上には接続凹溝が設けられており、前記コネクタは前記接続凹溝の中に位置する。
【0012】
前記コネクタの1つの正極ピンは、1つ以上の側面発光LEDの正極に電気的接続され、前記コネクタの1つの負極ピンは、1つ以上の側面発光LEDの負極に電気的接続される。
【0013】
相応的に、本発明の実施例は、上記に記載の光源モジュール、反射紙、導光板及び光学フィルム群を備えるバックライト表示モジュールをさらに提供し、そのうち、
前記反射紙は、前記フレキシブルプリント配線板の上方に設けられ、
前記導光板は、前記反射紙の上方に設けられ、且つ前記導光板は前記いくつかの側面発光LEDの発光面に設けられ、
前記光学フィルム群は、前記導光板の上方に設けられる。
【0014】
前記バックライト表示モジュールは、外枠、背板、液晶パネル及び熱伝導両面テープをさらに備え、
前記熱伝導両面テープは、前記光源モジュールの底部に位置し、且つ前記熱伝導両面テープが所在する位置は、前記いくつかの側面発光LEDに対応しており、前記液晶パネルは、光学フィルム群の上方に位置し、前記外枠及び前記背板は、液晶パネル、光源モジュール、反射紙、導光板、光学フィルム群及び熱伝導両面テープをバックライト表示モジュールにパッケージ成形する。
【0015】
前記背板は、全閉背板又は額縁構造を有する背板である。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、光源モジュール及びバックライト表示モジュールを提供し、該光源モジュールが採用するフレキシブルプリント配線板は弾性変形性能を有し、異なる曲率のディスプレイに適用することができ、製品の汎用性が高められ、該光源モジュールはいくつかの側面発光LEDを採用してフレキシブルプリント配線板上に組み立て、従来の光源モジュールと比べ、配線板幅が大きく、配線幅が大きく、配線抵抗が小さい等の利点を有し、配線板幅が大きいという利点が満たされると、フレキシブルプリント配線板上において複雑な配線に関わることができ、これにより、単一の側面発光LEDへの制御が実現される。該光源モジュールは、いくつかの側面発光LEDを採用してフレキシブルプリント配線板上に組み立て、バックライト配線板幅の制限が緩和され、配線板の放熱性能が高められるとともに、側面発光LEDへの区画制御が実現できる。
【0017】
以下、本発明の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施例又は従来技術の説明で使用する必要がある図面について簡単に紹介し、以下の説明における図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を行わない前提で、これらの図面に従って他の図面をさらに取得できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施例における光源モジュールの構造模式図である。
【
図2】本発明の実施例における側面発光LEDの構造模式図である。
【
図3】本発明の実施例における側面発光LEDの断面構造模式図である。
【
図4】本発明の実施例における窓開け凹溝の構造模式図である。
【
図5】本発明の実施例におけるコネクタの構造模式図である。
【
図6】本発明の実施例におけるバックライト表示モジュールの部分構造模式図である。
【
図7】本発明の実施例におけるバックライト表示モジュールの断面構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明確且つ完全に説明し、説明される実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例でないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わない前提で得られる全ての他の実施例はいずれも本発明の保護範囲に属している。
【0020】
実施例
図1には、本発明の実施例における光源モジュールの構造模式図が示されており、
図2には、本発明の実施例における側面発光LEDの構造模式図が示されており、
図3には、本発明の実施例における側面発光LEDの断面構造模式図が示されており、本発明の実施例に係る光源モジュールは、異なる曲率のバックライト表示モジュールに対応可能であり、該光源モジュールは、フレキシブルプリント配線板60及びいくつかの側面発光LED70を備え、そのうち、前記フレキシブルプリント配線板60は、中軸線に沿って延在するように設けられ、前記いくつかの側面発光LED70は、前記中軸線に沿って順に配列されて前記フレキシブルプリント配線板60上にボンディングされ、且つ前記いくつかの側面発光LED70のうちのいずれかの前記側面発光LEDの発光面は、前記フレキシブルプリント配線板60のボンディング面に垂直である。いくつかの前記側面発光LED70は、前記フレキシブルプリント配線板60上に並んで設けられ、前記フレキシブルプリント配線板60の一端に位置し、前記フレキシブルプリント配線板60は、弾性変形能力が良好な単層アルミニウム基板を採用し、異なる曲率の背板に同じ規格の光源モジュールを共用するようにでき、コストが節減され、単層アルミニウム基板は、0Ω抵抗で交差配線のジャンパを実現することができる。
【0021】
前記フレキシブルプリント配線板60は、絶縁層64a、銅層64b、ソルダーレジスト層64c及び下地層62を備え、前記下地層62の上面には前記絶縁層64aの底面が接続され、前記絶縁層64aの頂面には前記銅層64bの下面が接続され、前記銅層64bの上面には前記ソルダーレジスト層64cが接続され、即ち前記絶縁層64aは前記下地層62上に設けられ、前記銅層64bは前記絶縁層64a上に設けられ、前記ソルダーレジスト層64cは前記銅層64b上に設けられる。前記ソルダーレジスト層64c、前記絶縁層64a及び前記銅層64bは、いくつかの前記側面発光LED70と前記フレキシブルプリント配線板60との接触層64であり、前記下地層62は、接続層、配線禁止層及び可視化メッシュ層等を備えてもよく、配線禁止層は、自動配線時に使用され、可視化メッシュ層は、設計者が作図時に位置決めしやすくするためのものである。
【0022】
いくつかの前記側面発光LED70のうちのいずれかの前記側面発光LED70上は、プラスチックホルダ72及び金属ピン74を有し、前記金属ピン74は、前記プラスチックホルダ72上に嵌め込まれる。
【0023】
図4には、本発明の実施例における窓開け凹溝の構造模式図が示されており、前記フレキシブルプリント配線板60上は窓開け凹溝を有し、前記いくつかの側面発光LED70のうちのいずれかの前記側面発光LEDは窓開け凹溝の中に位置する。前記フレキシブルプリント配線板の窓開け過程において、ソルダーレジスト層64cを除去し銅層64b及び絶縁層64aを露出させて窓開け凹溝を形成し、前記窓開け凹溝は、前記側面発光LED70が設けられるために用いられ、前記窓開け凹溝は1つのディンプルであり、前記側面発光LED70の移動を制限し、前記側面発光LED70の変位率を減少させることができる。
【0024】
具体的には、前記プラスチックホルダ及び前記金属ピンは前記窓開け凹溝の中に位置する。前記プラスチックホルダ72は前記窓開け凹溝を介して前記フレキシブルプリント配線板60の前記絶縁層64aに接触し、前記金属ピン74はソルダーペースト110の溶接により前記窓開け凹溝上の前記銅層64bに接続される。前記ソルダーペースト110は、前記側面発光LEDを前記フレキシブルプリント配線板上に固定させる。前記金属ピン74は、前記プラスチックホルダ72内に設けられ、前記側面発光LEDの体型を減少し光源モジュールの厚さを低減することができる。なお、前記窓開け凹溝は、第1の窓開け凹溝132及び第2の窓開け凹溝131を備え、前記プラスチックホルダ72は、前記第1の窓開け凹溝132の中に位置し、前記金属ピン74は前記第2の窓開け凹溝131の中に位置する。前記プラスチックホルダ72と前記第1の窓開け凹溝132との接触面は第1の接触面122であり、前記金属ピン74と前記第2の窓開け凹溝131との接触面は第2の接触面121であり、前記第1の窓開け凹溝132の形状は前記第1の接触面122の外周を0.05mm以下増やして形成されたものであり、前記第2の窓開け凹溝131の形状は前記第2の接触面121の外周を0.1mm以下増やして形成されたものである。前記窓開け凹溝の形状は、前記側面発光LED70の四周を外に向かって0.05mm以下増やしてなるものであり、前記側面発光LED70のSMT変位を±0.05mmの範囲内に制御することができ、精度が高められる。前記フレキシブルプリント配線板60は、窓開けにより前記側面発光LED70の位置を正確に配置し、光源モジュールの照明効果を高める。
【0025】
図5には、本発明の実施例におけるコネクタの構造模式図が示されており、前記光源モジュール上はコネクタ140を有し、前記コネクタ140は、前記フレキシブルプリント配線板60上に設けられ、前記コネクタ140はいくつかの正極ピン(即ち1つ以上の正極ピン)及びいくつかの負極ピン(即ち1つ以上の負極ピン)を有し、いくつかの前記側面発光LED70における側面発光LEDの正極は、前記コネクタ140の正極ピン上に並列にアクセスされることができ、いくつかの前記側面発光LEDにおける側面発光LEDの負極は、前記コネクタ140の負極ピン上に並列にアクセスされることができる。
【0026】
具体的には、前記コネクタ140は、前記側面発光LED70の出光する方向に設けられ、前記フレキシブルプリント配線板60上には接続凹溝が設けられており、前記コネクタ140は前記接続凹溝の中に位置し、前記コネクタ140のフィレットは、前記フレキシブルプリント配線板60表面の銅層上にあり、ソルダーペーストにより前記フレキシブルプリント配線板60に接続され、前記コネクタ140の残りの部分は、前記フレキシブルプリント配線板60の内部及び底部に陥入し、前記コネクタ140による前記側面発光LED70の光線への遮断を減らすとともに、光源モジュールの厚さを低減させることができる。
【0027】
なお、該光源モジュールの厚さは、5.5mmよりも小さく、前記コネクタ140が突出した高さと、前記フレキシブルプリント配線板60の厚さと、前記側面発光LED70の高さとを足して得られるものであり、ディスプレイの厚さを低減させることができる。
【0028】
なお、前記コネクタにおける1つの正極ピンは、対応する1つの前記側面発光LEDの正極に電気的接続されてよく、前記コネクタにおける1つの正極ピンは、2つ以上の前記側面発光LEDの正極に電気的接続されてもよく、前記コネクタにおける1つの負極ピンは、対応する1つの前記側面発光LEDの負極に電気的接続されてよく、前記コネクタにおける1つの負極ピンは、2つ以上の前記側面発光LEDの負極に電気的接続されてもよく、前記コネクタには、1つ又は2つの負極ピンにより全ての前記側面発光LEDの負極が電気的接続されてもよい。
【0029】
具体的な実施過程において、前記フレキシブルプリント配線板の配線は、いくつかの側面発光LEDとコネクタとが電気的接続されている配線である。前記いくつかの側面発光LED70の負極は前記コネクタ140の負極ピンに繋がる。いくつかの前記側面発光LED70のうちのいずれかの前記側面発光LED70の正極は、前記コネクタ140の対応する正極ピンに個別に繋がることができ、並列方式で前記コネクタ140の対応するピン上にアクセスし、これにより、前記コネクタ140に基づいて各前記側面発光LED70への個別制御を実現し、各前記側面発光LED70の回路を調節することによりLocal dimming(エリア調光、又はエリア制御)を実現することができる。
【0030】
なお、メインボード制御ICは、前記コネクタ140が接続されることにより前記側面発光LED70の制御を実現し、ここでの前記コネクタ140は1つ又は複数設けられてもよく、それはメインボード制御ICの制御ニーズに応じて設けられ、前記コネクタ140のピンは、回路制御ニーズに応じて数量を増加させてもよく、これにより、側面発光LEDを精細化して制御することを達成する。
【0031】
側面発光LED70の個別制御を実現するほか、コストを低減させるために、前記いくつかの側面発光LED70における2つ以上の側面発光LED70の正極は、前記コネクタ140の対応する1つの正極ピンに並列に繋がってもよく、これにより、個別に制御するピンの数量が減少され、前記コネクタ140のコスト及びメインボード制御ICのコストを節約することができる。
【0032】
該光源モジュールは前記フレキシブルプリント配線板60を採用することで、ライトバーがフレキシブルプリント配線板の弾性変形に基づいて自然に曲がることができ、同じ尺度で異なる曲率のディスプレイに同一タイプのライトバーを共用することができ、様々な曲率のディスプレイに適用することができ、汎用性が高められ、前記フレキシブルプリント配線板60上に窓開けすることで、前記側面発光LED70の装着の正確率を向上させ、光源モジュールの緊密度を高める。
【0033】
該光源モジュールは、いくつかの前記側面発光LEDを採用して前記フレキシブルプリント配線板上に組み立て、従来の光源モジュールと比べ、配線板幅が大きく配線幅が大きく配線抵抗が小さい等の利点を有し、配線板幅が大きい利点が満たされる際に、フレキシブルプリント配線板において複雑な配線に関わることができ、これにより、単一の側面発光LEDへの制御が実現される。該光源モジュールは、いくつかの側面発光LEDを採用してフレキシブルプリント配線板上に組み立て、バックライト配線板幅の制限が緩和され、配線板の放熱性能が高められるとともに、側面発光LEDへの区画制御が実現できる。
【0034】
図6には、本発明の実施例におけるバックライト表示モジュールの部分構造模式図が示されており、
図7には、本発明の実施例におけるバックライト表示モジュールの断面構造模式図が示されており、本実施例に係るバックライト表示モジュールは、光源モジュール、反射紙30、導光板40、光学フィルム群50及び液晶パネル80を備え、光源モジュールの構造模式図である
図1ないし5に示すように、そのうち、前記反射紙は前記フレキシブルプリント配線板60の上方に設けられ、前記導光板40は前記反射紙30の上方に設けられ、且つ前記導光板は前記いくつかの側面発光LEDの発光面に設けられ、前記光学フィルム群50は前記導光板40の上方に設けられ、前記液晶パネル80は前記光学フィルム群の上方に設けられる。前記反射紙30、前記導光板40、前記光学フィルム群50、前記液晶パネル80は、平行関係にあるように設けられ、該光源モジュールの前記フレキシブルプリント配線板60と前記導光板40とは平行関係であり、いくつかの前記側面発光LED70は、前記フレキシブルプリント配線板60の一端の上方に並んで設けられ、即ち光源モジュールのいくつかの前記側面発光LED70は前記導光板40の側端に設けられる。前記側面発光LED70はバックライト表示モジュールの側端に設けられ、発した光線は、前記導光板40及び前記光学フィルム群50を通過して前記液晶パネル80上に均一に散乱する。前記反射紙30は、前記側面発光LED70が発した光を反射し、前記側面発光LED70の輝度を増加させる。
【0035】
前記バックライト表示モジュールは、背板10、支持フレーム90及び外枠100をさらに備え、そのうち、前記背板10は前記外枠100の一端に接続され、前記支持フレーム90には、前記外枠100が接続され、前記支持フレーム90は前記背板10と前記外枠100の間に設けられる。前記支持フレーム90は、ネジにより前記外枠100上に固定され、前記支持フレーム90は前記液晶パネル80に対して位置決めを行うとともに、前記導光板40と前記側面発光LED70の発光面に一定の混光間隔を形成させるように前記導光板40を支持する。前記外枠100及び前記背板10は、前記液晶パネル80、前記光源モジュール、前記反射紙30、前記導光板40、前記光学フィルム群50等をバックライト表示モジュールにパッケージ成形する。該外枠100上はクリップを有し、クリップと前記背板10が固定接続することにより、モジュールの構造が保護され、全体的な安定性が高められる。
【0036】
なお、前記液晶パネル80は前記外枠100と前記支持フレーム90の間に設けられ、前記光源モジュール、反射紙30、導光板40及び光学フィルム群50は前記支持フレーム90と前記背板10の間に設けられる。前記光源モジュールの前記フレキシブルプリント配線板60は、部分的に熱伝導両面テープ20を設けることで背板10に固定接続され、前記背板10は全閉背板又は額縁構造を有する背板であってもよい。全閉背板構造が採用されると、前記側面発光LED70が生成した熱量は、前記フレキシブルプリント配線板60及び前記熱伝導両面テープ20を介して全閉背板に伝達し、全閉背板により最終的に発散を行う必要がある。
【0037】
図6及び
図7に示す背板10は額縁構造を有する背板であり、前記フレキシブルプリント配線板60は、バックライト表示モジュールの背面全体にまで延在し、背板の放熱機能は前記フレキシブルプリント配線板60に取り替えられ、放熱能力を高めるために、フレキシブルプリント配線板60の幅は相応的に増加してもよく、該設計は側面発光LED70が生成した熱量の伝達経路を増加させ、本来、熱量は熱伝導両面テープを介して全閉背板に伝達される必要があり、熱伝導両面テープの熱伝導率が比較的低く、熱伝導能力が比較的弱く、現在、熱量はフレキシブルプリント配線板60上に直接伝達され、全フレキシブルプリント配線板60により放熱され、放熱効率が高められる。
【0038】
前記支持フレーム90は、第1の支持フレーム92及び第2の支持フレーム94を備え、前記第1の支持フレーム92及び前記第2の支持フレーム94は、前記液晶パネル80の両端に対して位置決めを行う。
【0039】
該バックライト表示モジュールの前記光源モジュールは、前記側面発光LED70という素子を採用して、ディスプレイスクリーン方向に垂直なバックライト配線板をディスプレイスクリーンに平行するように変更し、バックライト配線板幅の制限が緩和され、配線板の放熱性能が高められるとともに、前記側面発光LED70へのより多くの区画制御が実現できる。
【0040】
また、以上は本発明の実施例について詳細に紹介しているが、本明細書では具体的な例を採用して本発明の原理及び実施形態を説明すべきであり、以上の実施例の説明は、本発明の方法及びその核心的な思想を理解しやすくするためのものに過ぎず、同時に、当業者であれば、本発明の思想に基づいて発明を実施するための形態及び応用範囲いずれにも変更があるが、以上のように、本明細書の内容は本発明を制限するものと見なすべきではない。