(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023004756
(43)【公開日】2023-01-17
(54)【発明の名称】発光具
(51)【国際特許分類】
F21L 4/00 20060101AFI20230110BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20230110BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20230110BHJP
【FI】
F21L4/00 411
F21L4/00 415
F21V17/00 155
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021106647
(22)【出願日】2021-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000230630
【氏名又は名称】株式会社ルミカ
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】山中 実来
(72)【発明者】
【氏名】浅野 恵莉果
(72)【発明者】
【氏名】定行 涼音
【テーマコード(参考)】
3K011
【Fターム(参考)】
3K011BA03
3K011BA10
3K011EA01
3K011EF08
3K011FA07
3K011GA09
(57)【要約】
【課題】光透過体を構成する部品点数を減らして光透過体の構成を簡素化することができるとともに、フィルム状部材の交換が容易である発光具を提供する。
【解決手段】第1の係合部11が設けられている第1の光透過体構成体7と、第2の係合部13が設けられており、第1の光透過体構成体11に対して着脱自在であり、第2の係合部13を第1の係合部11に係合させて第1の光透過体構成体7に設置されることで、被係止部19を備えた筒状部位15と、筒状部位15の一方の端から突き出ている光透過体本体部17とを形成する第2の光透過体構成体9と、発光部27と係止部29とを備え、被係止部19が係止部29に係止されるようにして筒状部位15が設置されたときに、発光部27が光透過体本体部17に向けて光を発する把持部5とを有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の係合部が設けられている第1の光透過体構成体と、
第2の係合部が設けられており、前記第1の光透過体構成体に対して着脱自在であり、前記第2の係合部を前記第1の係合部に係合させて前記第1の光透過体構成体に設置されることで、被係止部を備えた筒状部位と、この筒状部位の一方の端から突き出ており前記筒状部位の内部を通じて外側の空間とつながっている光透過体本体部とを形成する第2の光透過体構成体と、
発光部と係止部とを備え、前記被係止部が前記係止部に係止されるようにして前記筒状部位が設置されたときに、前記発光部が前記光透過体本体部に向けて光を発する把持部と、
を有する発光具。
【請求項2】
前記光透過体本体部の内面に沿う形状に形成されており、前記光透過体本体部の内面に沿うようにして前記光透過体本体部の内部に設置されるフィルム状部材を有する請求項1に記載の発光具。
【請求項3】
前記被係止部が前記係止部に係止される前の状態で前記第1の光透過体構成体と前記第2の光透過体構成体との係合状態を維持するために、前記筒状部位に設置される光透過体支持体を有する請求項1または請求項2に記載の発光具。
【請求項4】
前記第1の光透過体構成体が、半円筒状の第1の筒状部位形成部とこの第1の筒状部位形成部の筒の延伸方向の一方の端から突き出している椀状もしくは皿状の第1の光透過体本体部形成部を備えて形成されていることで、前記第1の光透過体構成体には、第1の凹面が形成されており、
前記第2の光透過体構成体が、半円筒状の第2の筒状部位形成部とこの第2の筒状部位形成部の一方の端からから突き出している椀状もしくは皿状の第2の光透過体本体部形成部を備えて形成されていることで、前記第2の光透過体構成体には、第2の凹面が形成されており、
前記第2の光透過体構成体が前記第1の光透過体構成体に設置されている状態では、前記第1の光透過体構成体の第1の光透過体本体部形成部の縁部が、前記第2の光透過体構成体の第2の光透過体本体部形成部の縁部に接しており、
また、前記第2の光透過体構成体が前記第1の光透過体構成体に設置されている状態では、前記第1の光透過体構成体の半円筒状の第1の筒状部位形成部の直線状の縁部が、前記第2の光透過体構成体の半円筒状の第2の筒状部位形成部の直線状の縁部に接している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発光具。
【請求項5】
前記光透過体本体部は、いかなる方向で見ても、光透過体本体部の外形線が滑らかに曲がっている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発光具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、
図13で示すような光透過体203と把持部205とを備えた発光具201が知られている。光透過体203は2つの部材207、209をたとえば接着剤を用いてお互いに接合することで形成されている。光透過体203は、狭い開口部211と広い内部空間213とを備えたある種の容器のような形状になっている。
【0003】
把持部205には、LEDで構成された発光部215が設けられている。発光部215が発した光が光透過体203の内部空間213に照射されるようにして、把持部205が光透過体203の開口部211のところに設置されている。
【0004】
発光具201では、光透過体203の内部にフィルム状部材217が設置されている。そして、発光部215が発した光が、フィルム状部材217と光透過体203とを通って、光透過体203の外部に出てくるようになっている。
【0005】
また、発光具201では、光透過体203の開口部211に対して光透過体203の内部空間213が広くなっている。フィルム状部材217の交換をするときには、狭い開口部211にフィルム状部材217を通す必要がある。したがって、発光具201での、一旦設置されたフィルム状部材217の交換は困難を極める。
【0006】
そこで、
図14で示すような発光具301が提案されている(特許文献1参照)。発光具301は、光透過体303と把持部305とフィルム状部材307とを備えて構成されている。発光具301では、光透過体303が、2つの部材309、311を備えて構成されている。2つの部材309、311同士は着脱自在になっている。これにより、フィルム状部材307の交換がしやすくなっている。
【0007】
把持部305には、発光部313が設けられている。光透過体303内にフィルム状部材307を設置し、光透過体303の開口部315のところに把持部305を設置し、発光部313が光を発する。これにより、発光部313が発した光がフィルム状部材307と光透過体303とを通り、光透過体303の外部に出てくるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、発光具301では、部材309にオスネジ形成部317が突出して設けられており、部材311にもオスネジ形成部319が突出して設けられている。そして、部材309に部材311を設置したことで形成されるオスネジ部321にナット部材323を螺合させることで、部材309、部材311の先端部(把持部305とは反対側の端部)での、部材309、部材311同士の係止状態を確保している。
【0010】
なお、部材309、部材311の基端部(把持部305側の端部)での、部材309、部材311同士の係止状態は、リング状部材と把持部305とによって確保している。
【0011】
しかしながら、発光具301では、フィルム状部材307の交換は容易であるが、光透過体303を構成する部品点数が多くなっており、光透過体303の構成が煩雑になっている。
【0012】
本発明は、光透過体を構成する部品点数を減らして光透過体の構成を簡素化することができるとともに、フィルム状部材の交換が容易である発光具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載の発明は、第1の係合部が設けられている第1の光透過体構成体と、第2の係合部が設けられており、前記第1の光透過体構成体に対して着脱自在であり、前記第2の係合部を前記第1の係合部に係合させて前記第1の光透過体構成体に設置されることで、被係止部備えた筒状部位と、この筒状部位の一方の端から突き出ており前記筒状部位の内部を通じて外側の空間とつながっている光透過体本体部とを形成する第2の光透過体構成体と、発光部と係止部とを備え、前記被係止部が前記係止部に係止されるようにして前記筒状部位が設置されたときに、前記発光部が前記光透過体本体部に向けて光を発する把持部とを有する発光具である。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記光透過体本体部の内面に沿う形状に形成されており、前記光透過体本体部の内面に沿うようにして前記光透過体本体部の内部に設置されるフィルム状部材を有する請求項1に記載の発光具である。
【0015】
請求項3に記載の発明は、前記被係止部が前記係止部に係止される前の状態で前記第1の光透過体構成体と前記第2の光透過体構成体との係合状態を維持するために、前記筒状部位に設置される光透過体支持体を有する請求項1または請求項2に記載の発光具である。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記第1の光透過体構成体が、半円筒状の第1の筒状部位形成部とこの第1の筒状部位形成部の筒の延伸方向の一方の端から突き出している椀状もしくは皿状の第1の光透過体本体部形成部を備えて形成されていることで、前記第1の光透過体構成体には、第1の凹面が形成されており、前記第2の光透過体構成体が、半円筒状の第2の筒状部位形成部とこの第2の筒状部位形成部の一方の端からから突き出している椀状もしくは皿状の第2の光透過体本体部形成部備えて形成されていることで、前記第2の光透過体構成体には、第2の凹面が形成されており、前記第2の光透過体構成体が前記第1の光透過体構成体に設置されている状態では、前記第1の光透過体構成体の第1の光透過体本体部形成部の縁部が、前記第2の光透過体構成体の第2の光透過体本体部形成部の縁部に接しており、また、前記第2の光透過体構成体が前記第1の光透過体構成体に設置されている状態では、前記第1の光透過体構成体の半円筒状の第1の筒状部位形成部の直線状の縁部が、前記第2の光透過体構成体の半円筒状の第2の筒状部位形成部の直線状の縁部に接している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発光具である。
【0017】
請求項5に記載の発明は、前記光透過体本体部は、いかなる方向で見ても、光透過体本体部の外形線が滑らかに曲がっている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発光具である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、光透過体を構成する部品点数を減らして光透過体の構成を簡素化することができるとともに、フィルム状部材の交換が容易である発光具を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係る発光具の概略構成を示す図であり、(b)は(a)におけるIB矢視図である。
【
図2】(a)は
図1におけるIIA―IIA断面を示す図であり、(b)は
図1におけるIIB―IIB断面を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る発光具の光透過体を形成する第1の光透過体構成体(第2の光透過体構成体)を示す図であり、(b)は(a)におけるIIIB矢視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る発光具のフィルム状部材を形成する第1のフィルム状部材構成体(第2のフィルム状部材構成体)を示す図であり、(b)は(a)におけるIVB矢視図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る発光具の把持部を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る発光具の光透過体支持体を示す図であり、(b)は(a)におけるVIB矢視図である。
【
図7】1つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図である。
【
図8】2つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図である。
【
図9】3つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図であり、第1の光透過体構成体と第2の光透過体構成体とを閉じた状態を示す図である。
【
図10】3つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図であり、第1の光透過体構成体と第2の光透過体構成体とを開く途中の状態を示す図である。
【
図11】3つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図であり、第1の光透過体構成体と第2の光透過体構成体とを開いた状態を示す図である。
【
図12】4つ目の変形例に係る発光具の光透過体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態に係る発光具1は、たとえば、コンサート会場で開催されるイベントの参加者が手に持って使用されるものであり、
図1で示すように、光透過体3と把持部5とを備えて構成されている。なお、発光具1をペンライトと呼んでもよい。
【0021】
ここで、説明の便宜のために所定の一方向を縦方向とし、この縦方向に対して直交する他の所定の一方向を横方向とし、縦方向と横方向とに対して直交する方向を厚さ方向とする。
【0022】
光透過体3は、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とで構成されている。第1の光透過体構成体7には、第1の係合部11が設けられている。第2の光透過体構成体9には、第2の係合部13が設けられている。
【0023】
第2の光透過体構成体9は、第1の光透過体構成体7に対して容易に着脱できるように(着脱自在に)なっている。第2の係合部13を第1の係合部11に係合させて第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置されることで、筒状部位15と光透過体本体部17とが形成されるようになっている。
【0024】
筒状部位15の外周には被係止部19が設けられている。なお、被係止部19が筒状部位15の内周等の他の部位に設けられていてもよい。光透過体本体部17は、筒状部位15の筒の延伸方向(筒の中心軸の延伸方向;縦方向)の一方の端から、縦方向および横方向に突き出ている。また、光透過体本体部17は、筒状部位15の内部を通じて光透過体3の外側の空間とつながっている。
【0025】
第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に対して容易に着脱自在になっているということは、第1の光透過体構成体7が第2の光透過体構成体9に対して容易に着脱自在になっているということでもある。
【0026】
すでに理解されるように、筒状部位15と光透過体本体部17とで光透過体3が形成されている。第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9が設置されることで、たとえば、他のものを一切用いることなく、光透過体3が形成されるようになっている。光透過体3では、たとえば、筒状部位15の他方の端にのみ開口部21が形成されている。
【0027】
第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9を設置している状態で第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とがお互いに直接接している接触箇所からの液漏れが仮に無いとする。この仮のものにおいて、筒状部位15を上にし光透過体本体部17を下にして、液漏れが無い光透過体3の内部に水を入れる。すると、筒状部位15の開口部21から溢れ出ない限り、光透過体3からの水漏れが発生しないようになっている。
【0028】
また、第1の光透過体構成体7には第1の接触部23が存在しており、第2の光透過体構成体9には第2の接触部25が存在している。第1の接触部23は、第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9を設置している状態での、第2の光透過体構成体9に接している部位である。第2の接触部25は、第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9を設置している状態での、第1の光透過体構成体7に接している部位である。
【0029】
第1の係合部11は、第1の接触部23の一部(把持部5とは反対側の部位;縦方向先端側の部位)で構成されており、第2の係合部13は、第2の接触部25の一部(把持部5とは反対側の部位;縦方向先端側の部位)で構成されている。
【0030】
把持部5は、発光部27と係止部29とを備えて構成されている。被係止部19が係止部29に係止されるようにして把持部5に光透過体3の筒状部位15が設置されたときに、発光部27が発する光が、光透過体本体部17に向けて照射されるように構成されている。
【0031】
第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9が設置され、筒状部位15の被係止部19が把持部5の係止部29に係止されることで、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9と把持部5とが一体化するように構成されている。
【0032】
また、発光具1には、フィルム状部材31が設けられている。フィルム状部材31は、光透過体本体部17の内面に沿う形状に形成されており、光透過体本体部17の内面18に沿うようにして光透過体本体部17の内部に設置されている。
【0033】
すなわち、フィルム状部材31が光透過体3に設置されている状態では、光透過体本体部17の内面18とほぼ平行になってフィルム状部材31が展開している。そして、フィルム状部材31が、光透過体本体部17の内面18から僅かに離れているか、光透過体本体部17の内面18に接触している。
【0034】
発光部27が発した光は、フィルム状部材31を通りさらに光透過体3を通って、光透過体3の外部に出てくるようになっている。これにより、発光具1を見ると、光透過体3やフィルム状部材31が光っているように見える。
【0035】
また、発光部27が発した光がフィルム状部材31を通るときに拡散や乱反射等されるようになっていることで、フィルム状部材31の全体の光度が均一化する等して、たとえば、発光の態様が美しく見えるようになっている。
【0036】
フィルム状部材31は、薄い膜状に形成されており、剛性が低く、たとえば人が指で力を加えることで、容易に変形するようになっている。しかし、人の指程度の力による変形であれば、力を取り除くかもしくは逆向きの力を適宜加えることで、フィルム状部材31は、元の光透過体本体部17の内面18に沿う形状に戻るようになっている。
【0037】
フィルム状部材31は、第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9と同様にして、たとえば、第1のフィルム状部材構成体33と第2のフィルム状部材構成体35とで構成されている。
【0038】
第1のフィルム状部材構成体33や第2のフィルム状部材構成体35は、たとえば、金型を用いたプレス成形加工によって、光透過体本体部17の内面18に沿う形状に形成されている。なお、第1のフィルム状部材構成体33や第2のフィルム状部材構成体35が、たとえば、型を用いた真空成形によって、光透過体本体部17の内面18に沿う形状に形成されていてもよい。したがって、第1のフィルム状部材構成体33や第2のフィルム状部材構成体35に重力以外の外力がなんら加わっていない状態では、第1のフィルム状部材構成体33は、光透過体本体部17の内面18の曲面よりも僅かに小さくなっている。また、第1のフィルム状部材構成体33は、光透過体本体部17の内面18の曲面と概ね相似な形状になっている。同様にして、第2のフィルム状部材構成体35も、光透過体本体部17の内面18の曲面よりも僅かに小さく、光透過体本体部17の内面18の曲面と概ね相似な形状になっている。
【0039】
フィルム状部材31を光透過体本体部17内に設置した状態では、フィルム状部材31は光透過体本体部17(光透過体3)に対してほとんど動かないようになっている。
【0040】
また、発光具1には、光透過体支持体37が設けられている。光透過体支持体37は、筒状部位15(縦方向で筒状部位15の先端側;縦方向で光透過体本体部17側)に設置されるようになっている。光透過体支持体37は、筒状部位15の被係止部19が把持部5の係止部29に係止される前の状態で、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9との係合状態を維持するものである。
【0041】
光透過体支持体37は、
図6で示すように、たとえば、リング状部材で構成されており、
図1で示すように、筒状部位15の外側で箍のように筒状部位15に嵌まるようになっている。
【0042】
第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9が設置され、さらに、光透過体支持体37が筒状部位15に設置された状態では、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9と光透過体支持体37とが一体化している。ただし、光透過体支持体37が、第1の光透過体構成体7および第2の光透過体構成体9に対して所定の一方向(縦方向基端側)に移動できるようになっている。この移動で、光透過体支持体37が、第1の光透過体構成体7および第2の光透過体構成体9の筒状部位15から離れるようになっている。
【0043】
第1の光透過体構成体7は、
図3等で示すように、半円筒状の第1の筒状部位形成部39と椀状もしくは皿状(深皿状)の第1の光透過体本体部形成部41を備えて形成されている。第1の光透過体本体部形成部41は、第1の筒状部位形成部39の筒の延伸方向の一方の端から横方向に広がりつつ突き出している。これにより、第1の光透過体構成体7には、第1の凹面43が形成されている。第1の凹面43は、光透過体3の内面18の一部を形成している。なお、
図3では、第1の接触部23、第2の接触部25の詳細な形状の表示は省略している。
【0044】
半円筒とは、円筒をこの中心軸を含む1つの平面で2つに分割したときに形成される2つの立体形状のもののうちの1つの立体形状のものである。
【0045】
第2の光透過体構成体9も、第1の光透過体構成体7と同様に、半円筒状の第2の筒状部位形成部45とこの第2の筒状部位形成部45の一方の端からから突き出している椀状もしくは皿状(深皿状)の第2の光透過体本体部形成部47を備えて形成されている。これにより、第2の光透過体構成体9には、第2の凹面49が形成されている。第2の凹面49は、光透過体3の内面18の残りの部位を形成している。
【0046】
第1の光透過体構成体7の第1の筒状部位形成部39の直線状の縁部51と、第1の光透過体構成体7の第1の光透過体本体部形成部41の曲線状の縁部53とは、第1の接触部23になっており、概ね1つの平面59のところに形成されている。
【0047】
1つの平面59に対して直交する方向(厚さ方向)から見ると、第1の凹面43のほぼ総てが見えるようになっている。また、
図3(a)で示すように、1つの平面59に対して直交する方向から見て、第1の凹面43の総てが完全に見えるようになっていてもよい。
【0048】
第1の凹面43の総てが完全に見えるようになっている態様についてさらに説明する。第1の光透過体構成体7の肉部と、1つの平面59と第1の筒状部位形成部39の端の半円状の面(縦方向に対して直交する平面)55とで囲まれた空間57の総てを、仮に固体で満たす。この後、第1の光透過体構成体7に対して、上記固体を1つの平面59に対して直交し第1の光透過体構成体7から離す方向(
図3(a)の紙面の手前側)に移動する。第1の凹面43の総てが完全に見える態様になっていれば、上記固体が第1の筒状部位形成部39と第1の光透過体本体部形成部41とに引っ掛かることなく、第1の光透過体構成体7から離れるようになっている。
【0049】
第1の光透過体構成体7の形状と第2の光透過体構成体9の形状とはお互いがほぼ一致している。第2の光透過体構成体9の第2の筒状部位形成部45の直線状の縁部52と、第2の光透過体構成体9の第2の光透過体本体部形成部47の曲線状の縁部54とは、第2の接触部25になっており、概ね1つの平面59のところに形成されている。
【0050】
第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9についてさらに説明する。第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とは、第1の筒状部位形成部39の端の半円状の縁部61と第2の筒状部位形成部45の端の半円状の縁部63とを除き、これらの縁部(接触部23、25)の形状が僅かに異なっている。すなわち、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とは、縁部(接触部23、25)以外の形状はお互いが一致している。
【0051】
また、フィルム状部材31を構成する第1のフィルム状部材構成体33は、第1の光透過体構成体7の第1の光透過体本体部形成部41の凹面43の曲面よりも僅かに小さく、第1の光透過体本体部形成部41の凹面43の曲面と概ね相似している形状になっている。
【0052】
フィルム状部材31を構成する第2のフィルム状部材構成体35は、第2の光透過体構成体9の第2の光透過体本体部形成部47の凹面49の曲面よりも僅かに小さく、第2の光透過体本体部形成部47の凹面49の曲面と概ね相似している形状になっている。さらに、第1のフィルム状部材構成体33の形状と第2のフィルム状部材構成体35の形状とはお互いがほぼ一致している。
【0053】
第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置されている状態では、第1の光透過体構成体7の第1の光透過体本体部形成部41の縁部53が、第2の光透過体構成体9の第2の光透過体本体部形成部47の縁部54に接している。
【0054】
また、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置されている状態では、半円筒状の第1の筒状部位形成部39の直線状の縁部51が、半円筒状の第2の筒状部位形成部45の直線状の縁部52に接している。
【0055】
また、発光具1では、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体1に設置されていることで形成された光透過体本体部17をいかなる方向で見ても、光透過体本体部17の外形線が滑らかに曲がっている。すなわち、光透過体本体部17の外形線に目障りな突起が存在しておらず滑らに曲がっているように見える。なお、光透過体本体部17の外形線に極めて小さな突起があっても、目障りな突起でなければ、光透過体本体部17の外形線に目障りな突起が存在していないこととする。
【0056】
なお、発光具1において、いかなる方向で見ても、筒状部位15と光透過体本体部17との境界を除き、光透過体本体部17の外形線が滑らかに曲がっている態様であってもよい。
【0057】
この態様についてさらに説明すると、光透過体3を任意の一方向から見ると、光透過体本体部17の外形(曲線状の外形線)が浮かび上がる。この外形線が、この延伸方向の端(筒状部位15と光透過体本体部17との境界を示す端)を除いて滑らかに曲がっている。光透過体本体部17の曲線状の外形線を、二次元の座標系に描く。二次元の座標系に描かれた光透過体本体部17の曲線状の外形線は、連続して滑らかに曲がっている。さらに、光透過体本体部17の曲線状の外形線は、この延伸方向の端を除き、総てところで微分可能になっている。
【0058】
発光具1についてさらに詳しく説明する。第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9は、透明もしくは半透明な合成樹脂で構成されており、剛性を備えておりほとんど変形しないようになっている。
【0059】
第1の光透過体構成体7の第1の筒状部位形成部39は、半円筒状に形成されている。半円筒の中心軸の延伸方向は縦方向になっている。第1の筒状部位形成部39の外周面には、被係止部19を構成するオスネジ部65が形成されている。第1の筒状部位形成部39の外周面の先端側部位には、オスネジ部65が形成されていないオスネジ非形成部67になっている。オスネジ部65の山径とオスネジ非形成部67の外径とはお互いがほぼ等しくなっている。
【0060】
第1の光透過体本体部形成部41は、所定の板状の部材を適宜変形した形状に形成されており、底板部69と側板部71とを備えて深皿状に形成されている。底板部69は側板部71の縁から厚さ方向に所定の高さだけ起立している。第1の光透過体本体部形成部41を厚さ方向で見るとハート形状に形成されている。
【0061】
第1の光透過体本体部形成部41の第1の係合部11は、
図2(a)で示すように、「L」字状の凸部73で構成されている。また、係合部11は、
図1に二点鎖線L1で示す箇所に形成されている。
【0062】
第1の係合部11以外の第1の光透過体本体部形成部41の第1の接触部23には、
図2(b)で示すように、矩形状の凸部75が形成されている。
【0063】
第2の光透過体構成体9の第2の筒状部位形成部45も、半円筒状に形成されている。半円筒の中心軸の延伸方向は縦方向になっている。第2の筒状部位形成部45の外周面にも、被係止部19を構成するオスネジ部65が形成されている。第2の筒状部位形成部45の外周面の先端側部位には、オスネジ部65が形成されていないオスネジ非形成部67になっている。オスネジ部65の山径とオスネジ非形成部67の外径とはお互いがほぼ等しくなっている。
【0064】
第2の光透過体本体部形成部47も、所定の板状の部材を適宜変形した形状に形成されており、底板部69と側板部71とを備えて深皿状に形成されている。第2の光透過体本体部形成部47を厚さ方向で見るとハート形状に形成されている。
【0065】
第2の光透過体本体部形成部47の第2の係合部13は、
図2(a)で示すように、「L」字状の凸部77で構成されている。また、係合部13も、
図1に二点鎖線L1で示す箇所に形成されている。
【0066】
第2の係合部13以外の第2の光透過体本体部形成部47の第2の接触部25には、
図2(b)で示すように、矩形状の凸部79が形成されている。
【0067】
第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置された状態では、
図2(a)で示すように、第1の光透過体構成体7の凸部73が、第2の光透過体構成体9の凸部77が非存在の箇所に嵌まり込んでいる。また、第2の光透過体構成体9の凸部77が、第1の光透過体構成体7の凸部73が非存在の箇所に嵌まり込んでいる。
【0068】
また、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置された状態では、
図2(b)で示すように、第1の光透過体構成体7の凸部75が、第2の光透過体構成体9の凸部79が非存在の箇所に嵌まり込んでいる。また、第2の光透過体構成体9の凸部79が、第1の光透過体構成体7の凸部75が非存在の箇所に嵌まり込んでいる。
【0069】
これにより、第1の光透過体構成体7に対して第2の光透過体構成体9が、縦方向および横方向で移動ができないようになっている。さらに、厚さ方向での移動も、
図2(a)からわかるように、縦方向の先端側で固定されているので、ほぼできないようになっている。
【0070】
光透過体支持体37は、たとえば、剛性の高い合成樹脂で、
図6で示すように、円環状に形成されている。光透過体支持体37は、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置された状態で、オスネジ非形成部67の外側で、筒状部位15のオスネジ非形成部67に嵌まり込んでいる。これにより、第1の光透過体構成体7に対して第2の光透過体構成体9が、厚さ方向で移動ができないようになる。
【0071】
第1のフィルム状部材構成体33は、
図4で示すように、所定の薄い板状の部材を適宜変形した形状に形成されており、底板部81と側板部83とを備えて深皿状に形成されている。第1のフィルム状部材構成体33を厚さ方向で見るとハート形状に形成されている。第2のフィルム状部材構成体35は、第1のフィルム状部材構成体33と同じ形状に形成されている。
【0072】
把持部5は、剛性の高い合成樹脂で有底円筒状の筐体85を備えて構成されている。筐体85の円筒の中心軸の延伸方向は縦方向になっている。把持部5の縦方向の先端には、開口部87が形成されている。
【0073】
筐体85の内部には、電池89と、CPUとメモリとを備えて構成された制御部91と、発光部27と光拡散部材93とが設けられている。そして、制御部91の制御の下、発光部27が所定のパターンで発光するようになっている。発光部27が発した光は、光拡散部材93を通って、光透過体本体部17内に至るようになっている。
【0074】
筐体85の内部であって縦方向の先端部には、係止部29を構成するメスネジ部95が設けられている。第2の光透過体構成体9を第1の光透過体構成体7に設置することで、筒状部位15に外周にオスネジ部65が形成される。オスネジ部65にメスネジ部95を螺合せせることで、把持部5が光透過体3に設置されている。なお、被係止部19の変更に応じて、メスネジ部95を他の形態で構成してもよい。
【0075】
ここで、発光具1の組立について説明する。
【0076】
初期状態では、把持部5、第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9、第1のフィルム状部材構成体33、第2のフィルム状部材構成体35、光透過体支持体37が分かれている。
【0077】
上記初期状態で、第1の光透過体構成体7に第1のフィルム状部材構成体33を設置し、第2の光透過体構成体9に第2のフィルム状部材構成体35を設置する。
【0078】
続いて、第1の光透過体構成体7に第2の光透過体構成体9を設置し、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とに、光透過体支持体37を設置する。
【0079】
続いて、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とに、把持部5を設置することで、発光具1が得られる。
【0080】
発光具1では、第1の係合部11が設けられている第1の光透過体構成体7と、第2の係合部13が設けられており第1の光透過体構成体7に対して容易に着脱自在になっている第2の光透過体構成体9とで、光透過体3が形成されている。
【0081】
これにより、フィルム状部材31の交換するときには、光透過体3を第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とに分けておけばよく、フィルム状部材31の交換が容易になっている。また、光透過体3が第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9だけで構成されていることになり、光透過体3を構成する部品の点数が減っており、光透過体3の構成が簡素化されている。
【0082】
また、発光具1では、第1の光透過体構成体7の第1の係合部11が第1の接触部23の一部で構成されており、第2の光透過体構成体9の第2の係合部13が第2の接触部25の一部で構成されている。これにより、光透過体3の外観を、各光透過体構成体7、9同士を接合するための余計な突起等が非存在であるスッキリした形状にすることが容易になっている。
【0083】
また、発光具1では、フィルム状部材33が、光透過体本体部17の内面18に沿う形状に形成されており、光透過体本体部17の内面18に沿うようにして光透過体本体部17の内部に設置されるようになっている。
【0084】
これにより、フィルム状部材31の光透過体3への設置が一層容易になっており、フィルム状部材31の設置後に光透過体3に対するフィルム状部材31の位置が安定する。そして、発光具1を強く振る等しても、フィルム状部材31の位置ずれ等の不具合の発生を防ぐことができる。
【0085】
また、発光具1では、光透過体支持体37が、被係止部19が係止部29に係止される前の状態で第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9との係合状態を維持するようになっている。これにより、各係合部11、13と協働して、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9との仮係止状態を的確に維持することができ、光透過体3への把持部5の設置がしやすくなる。
【0086】
また、発光具1では、第1の光透過体構成体7が、第1の筒状部位形成部39と第1の光透過体本体部形成部41を備えて形成されていることで、第1の光透過体構成体7に第1の凹面43が形成されている。第2の光透過体構成体9も、第1の光透過体構成体7と同様に形成されていることで、第2の光透過体構成体9に第2の凹面49が形成されている。
【0087】
そして、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置されている状態では、第1の光透過体構成体7の第1の光透過体本体部形成部41の縁部53と、第2の光透過体構成体9の第2の光透過体本体部形成部47の縁部53とがお互いに接触している。
【0088】
これにより、第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9をモールド成形する場合に、アンダーカット部を無くすことが容易になり、金型の製作費等を削減することができる。
【0089】
また、発光具1によれば、いかなる方向で見ても光透過体本体部17の外形線が滑らかに曲がっている。これにより、光透過体3の形状がスッキリした形状になっているとともに、発光具1を振って発光具1を誤って他のものにぶつけても、発光具1や他のものが損傷するおそれを極力少なくすることができる。
【0090】
ところで、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9との係合に態様を
図7~
図12で示すように変形してもよい。
【0091】
図7で示す態様では、すなわち、第1の光透過体構成体7に対して回動するスナップ97を第1の光透過体構成体7に設け、第1の光透過体構成体7の第1の接触部23と第2の光透過体構成体9の第2の接触部25と合わせる。この状態で、
図7(a)で示すように、スナップ97を矢印の方向に回動する。
【0092】
これにより、
図7(b)で示すように、第1の係合部11と第2の係合部13とがお互いに係合する。
図7(b)で示す状態では、スナップ97は、第1の光透過体構成体7や第2の光透過体構成体9に設けられている凹部に入り込んでおり、第1の光透過体構成体7や第2の光透過体構成体9から突出していることはない。第1の光透過体構成体7とスナップ97とは一体成形されている。
【0093】
なお、
図7~
図12で示す態様では、第1の光透過体構成体7や第2の光透過体構成体9が直方体状になって角張っているが、このような形状に形成されている必要はなく、外形がハート形等の滑らかな形状になっていてもよい。
【0094】
図8で示す態様では、第1の係合部11、第2の係合部13としてヒンジ部99を用いている。ヒンジ部99は、第1の光透過体構成体7および第2の光透過体構成体9と一体成形されている。なお、
図8で示す態様では、ヒンジ部99が、第1の係合部11、第2の係合部13の外部に配置されており、第1の係合部11、第2の係合部13から僅かではあるが突出している。そこで、
図8で示す態様において、ヒンジ部99を、第1の係合部11、第2の係合部13の内部に配置し、ヒンジ部99が、第1の係合部11、第2の係合部13から一切突出しない構成にしてもよい。
【0095】
図9~
図11で示す態様では、ヒンジ部99の形態が、
図8で示すものとは異なっている。すなわち、
図9~
図11で示す態様では、ヒンジ部99がスリット105と曲げ線(
図9では破線、
図10、
図11では実線)107とで囲まれた矩形な平板状部109を備えて構成されている。
【0096】
図9で示すように、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とが閉じている状態では、曲げ線107での曲げがされていない。これに対して、
図10、
図11で示すように、第1の光透過体構成体7と第2の光透過体構成体9とが開いている状態では、曲げ線107での曲げがされている。
図10、
図11で示す状態では、
図9で示す曲げ線107での谷折りがされた状態になっている。
【0097】
図9~
図11で示す態様では、ヒンジ部99が、第1の光透過体構成体7、第2の光透過体構成体9の外側にも内側にも突出していないものになっている。
【0098】
図12で示す態様では、第1の光透過体構成体7に対して第2の光透過体構成体9をたとえば縦方向にスライドすることで、第2の光透過体構成体9が第1の光透過体構成体7に設置されるようになっている。
【0099】
図12で示す第1の光透過体構成体7の第1の係合部11は「T」字状の凸部101で形成されている。
図12で示す第2の光透過体構成体9の第2の係合部13は「T」字状の凹部103で形成されている。
【0100】
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0101】
1 発光具
5 把持部
7 第1の光透過体構成体
9 第2の光透過体構成体
11 第1の係合部
13 第2の係合部
15 筒状部位
17 光透過体本体部
18 光透過体本体部の内面
19 被係止部
27 発光部
29 係止部
31 フィルム状部材
37 光透過体支持体
39 第1の筒状部位形成部
41 第1の光透過体本体部形成部
43 第1の凹面
45 第2の筒状部位形成部
47 第2の光透過体本体部形成部
49 第2の凹面
53 第1の光透過体本体部形成部の縁部
54 第2の光透過体本体部形成部の縁部
61 第1の筒状部位形成部の縁部
63 第2の筒状部位形成部の縁部