IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ リ,ヒャン ドンの特許一覧 ▶ リ,ジョン ウの特許一覧

<>
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図1
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図2
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図3
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図4
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図5
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図6
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図7
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図8
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図9
  • 特開-移動式コンクリート補修材注入装置 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023004792
(43)【公開日】2023-01-17
(54)【発明の名称】移動式コンクリート補修材注入装置
(51)【国際特許分類】
   E04G 23/02 20060101AFI20230110BHJP
   B05C 11/10 20060101ALI20230110BHJP
【FI】
E04G23/02 B
B05C11/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021129452
(22)【出願日】2021-08-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0082182
(32)【優先日】2021-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521348384
【氏名又は名称】リ,ヒャン ドン
(71)【出願人】
【識別番号】521348395
【氏名又は名称】リ,ジョン ウ
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リ,ヒャン ドン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョン ウ
【テーマコード(参考)】
2E176
4F042
【Fターム(参考)】
2E176AA01
2E176BB17
2E176BB18
4F042AA16
4F042AA28
4F042AB00
4F042CB02
4F042CB08
4F042CB10
4F042CB19
4F042CB27
(57)【要約】
【課題】コンクリート構造物の亀裂部に主剤と硬化剤の混合物である補修材を一様に円滑に注入することができ、使用モーターの耐久性を高める移動式コンクリート補修材注入装置を提供する。
【解決手段】移動式コマ及び取っ手を備える車台フレーム、主剤と硬化剤をそれぞれ保存するタンク、タンクにそれぞれ保存された主剤と硬化剤をモーターの駆動部によってポンピングするポンピング手段、及びポンピング手段によって主剤と硬化剤をミキシングして補修材にし、コンクリート構造物の亀裂に補修材を注入する注入ノズルを含む移動式コンクリート補修材注入装置であって、タンクから薬液を受けて注入ノズルに移送する薬液供給手段は、薬液を吐き出すシリンダー及びピストンからなる第1及び第2作動ブロックと、タンクから薬液を供給する第1及び第2供給管と、注入ノズルに薬液を移送する第1及び第2移送管と、薬液の吐出圧を調節する圧力調節器とを含んでなる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動式コマ及び取っ手を備える車台フレーム、前記車台フレームにそれぞれ搭載され、薬液である主剤と硬化剤をそれぞれ保存するタンク、前記タンクにそれぞれ保存された薬液である主剤と硬化剤をモーターの駆動部によってポンピングするポンピング手段、及び前記ポンピング手段によって薬液である主剤と硬化剤をミキシングして補修材にし、コンクリート構造物の亀裂に補修材を注入する注入ノズルを含む移動式コンクリート補修材注入装置であって、
前記ポンピング手段と前記注入ノズルとの間に両側にそれぞれ分離されて設けられ、前記タンクから薬液を受けて前記注入ノズルに移送する薬液供給手段は、
前記ポンピング手段に連結され、薬液を吐き出すシリンダー及びピストンからなる第1及び第2作動ブロックと、
前記第1及び第2作動ブロックの一側に連結され、前記タンクから薬液を供給する第1及び第2供給管と、
前記第1及び第2作動ブロックの前部に連結され、前記注入ノズルに薬液を移送する第1及び第2移送管と、
前記第1及び第2移送管の中で一つの移送管に接続され、薬液の吐出圧を調節する圧力調節器とを含んでなり、
前記第1及び第2移送管の内側に設けられるそれぞれの逆流防止用第1及び第2チェックバルブ及び前記圧力調節器と連動する第3チェックバルブの調整によって薬液の吐出量を調節しながら補修材を注入するように構成されることを特徴とする、移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項2】
前記第1及び第2作動ブロックは、
前記ポンピング手段とピンで結合される第1及び第2ピストンロッドと、
前記第1及び第2ピストンロッドが結合され、長手方向の両側がそれぞれ開放した第1及び第2シリンダーと、
前記第1及び第2シリンダーの後部に嵌合されて薬液の漏出を防止するオイルシールと、
前記第1及び第2ピストンロッドが貫通し、前記オイルシールの直後部を仕上げるように螺合されるソケットとを含んでなり、
前記第1及び第2ピストンロッドはその一端の外周面にOリングを含むことを特徴とする、請求項1に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項3】
前記第1及び第2ピストンロッドの外周面に備えられる前記Oリングは、前記第1及び第2ピストンロッドの外周面に沿って一定の間隔で結合される少なくとも3個のOリングからなることを特徴とする、請求項2に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項4】
前記第1及び第2移送管は、移送管本体と、薬液が移送される移送通路と、前記移送通路に通路の内径より小さい内径を有するように形成されるバルブ着座段とを含んでなり、
前記バルブ着座段には、通路を開閉する逆流防止バルブ及び前記逆流防止バルブと密着して連結される弾性スプリングからなる第1チェックバルブ及び第2チェックバルブがそれぞれ備えられることを特徴とする、請求項1に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項5】
前記逆流防止バルブは、
前記バルブ着座段に支持されて前記移送通路を開閉するバルブヘッド部と、
前記バルブヘッド部の一側から延びる小径のコア部と、
前記コア部に前記コア部より小さい外径を有するように形成され、前記弾性スプリングが連結されるスプリング固定部とを含み、
前記第1及び第2チェックバルブによる逆流防止効果を高めるための構成として、前記スプリング固定部の内部に移動通路に向かって開放する縦誘導孔と、前記コア部の内部に前記縦誘導孔と連通する形成される横誘導孔とをさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項6】
前記圧力調節器は、
前記第1及び第2移送管と接続されるように連結される管接続部と、
前記管接続部の後部から一定の長さだけ延びる管連結部と、
前記車台フレームの上部一側に位置固定され、前記管連結部と連結され、上側に調節スイッチ用圧力調節つまみを有する圧力調節器本体とを含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項7】
前記圧力調節器が連結される前記第1及び第2移送管の内側には、移送管に沿って移送される薬液を圧力差によって調節するための第3チェックバルブを備え、
前記第3チェックバルブは前記圧力調節器の調整によって内部バルブが開閉され、
補修材が吐き出される前記注入ノズルの一側には圧力ゲージが備えられ、使用者が前記圧力ゲージを確認しながら前記圧力調節器を調節することにより前記注入ノズルを通して補修材を注入することを特徴とする、請求項1に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【請求項8】
前記タンクは、下側底部に突設される少なくとも4個の突出延長部が形成され、前記突出延長部の内側には、前記車台フレームに突設される突部に対応して係合する内部案内溝が形成されることにより、前記車台フレームの上部に位置する前記タンクを安定に支持するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の移動式コンクリート補修材注入装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動式コンクリート補修材注入装置に関するもので、より詳しくはコンクリート構造物の亀裂部に主剤と硬化剤の混合物である補修材を一様に円滑に注入することができ、使用モーターの耐久性を高めるようにする移動式コンクリート補修材注入装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンクリート建築物と土木構造物は多様な原因で亀裂が発生することになり、このような亀裂に雨水などの異物が浸透すれば、雨水が毛細管現象によって建築物の内部にもっと浸透し、温度変化又は圧力差による体積膨張によって隙間をもっと拡張させるか内部の基礎構造物である鉄筋などを腐食させることになり、ひどい場合には構造物の崩壊をもたらすことになる。
【0003】
したがって、亀裂を補修するために補修液を注入することになる。この際、通常には補修液注入装置を用いて補修液を亀裂内に注入して補修している。すなわち、補修液注入装置は、例えば主剤と硬化剤が混合されたエポキシを強制で投入することにより、エポキシが凝固しながら亀裂を密封し、又はエポキシが粘着力で防水するかそれ以上の亀裂を防止するように使用する。
【0004】
従来のエポキシ注入装置は、ピストンがシリンダーの内部を直線往復移動する過程で主剤と硬化剤が漏出する問題点があり、このような問題点の解決のために、ピストンに多数のゴムやシリコンなどの素材からなる止水リングを結合して使っているが、止水リング素材の特性上摩耗が発生し、経時的に主剤と硬化剤の漏出が発生し、止水リングの離脱も発生する問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決するための特許文献として、本出願人によって特許を受けた韓国登録特許第10-2020009号がある。前記特許文献は、移動式輪及び取っ手を備えた車台フレームと、前記車台フレームにそれぞれ搭載され、内部に主剤と硬化剤をそれぞれ保存するタンクと、前記タンクにそれぞれ保存された主剤と硬化剤をポンピングするポンピング手段と、前記ポンピング手段によってポンピングされる主剤と硬化剤をミキシングして補修材にし、この補修材をコンクリート構造物の亀裂に注入する注入ノズルとを含み、前記ポンピング手段は、前記車台フレームにそれぞれ分離可能に取り付けられ、前記タンクと配管を介して連結され、前記タンクに保存された主剤と硬化剤を受ける第1及び第2シリンダー、駆動部を駆動源として前記第1及び第2シリンダーの内部を直線往復移動して前記主剤と硬化剤をそれぞれポンピングする第1及び第2ピストン、及び前記第1及び第2ピストンの前方に第1及び第2復帰スプリングを介して移動可能に設けられ、前記第1及び第2ピストンの前進の際に主剤及び硬化剤の液圧によって前進しながら周囲部を通して主剤と硬化剤をそれぞれ前記注入ノズルに供給するとともに、前記第1及び第2ピストンの後進の際に主剤と硬化剤が吐き出される吐出ホールを塞ぐ第1及び第2逆流防止バルブを含み、前記第1及び第2逆流防止バルブは、前記吐出ホールを開閉する第1及び第2バルブ胴体、前記第1及び第2バルブ胴体の一側に前記第1及び第2バルブ胴体より小さい外径を有するように形成される第1及び第2コア部、前記第1及び第2コア部に前記第1及び第2コア部より小さい外径を有するように形成され、周囲部に前記第1及び第2復帰スプリングの一側が結合される第1及び第2スプリング固定部、前記第1及び第2スプリング固定部の内部に前記注入ノズルに向かって開放するように形成され、前記第1及び第2ピストンの後進の際に主剤と硬化剤が流入して前記第1及び第2バルブ胴体の後進を助ける第1及び第2誘導孔、及び前記第1及び第2コア部の内部に周囲部に向かって開放する放射状に配列されるとともに前記第1及び第2誘導孔と連通するように形成され、前記主剤と硬化剤の停滞による汚染を防止する第1及び第2横誘導孔を含むコンクリート構造物補修用移動式二液型補修材注入装置であり、コンクリート構造物で自由に移動しながら補修の必要な亀裂部に補修材を注入して補修することができるが、補修材がピストン及びシリンダーの内部で漏出する問題、及び持続的に作動するモーターの出力限界によってモーターの細かい故障がよく発生し、補修材の吐出量の調節が一定でない問題点があった。
【0006】
したがって、補修材の吐出量とモーター駆動の限界による調節が可能な改良型補修材注入装置を必要とした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2020009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、前述したような従来の問題点を解決するための本発明の目的は、コンクリート構造物で自由に移動しながら亀裂部でピストンのポンピング運動によって主剤と硬化剤を亀裂部に注入して補修し、主剤と硬化剤の確かな逆流防止によって主剤と硬化剤の漏出によるコンクリート構造物の汚染を防止し、装備の損傷も防止する移動式コンクリート補修材注入装置を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、薬液が移動する経路上に第1及び第2チェックバルブ及び第3チェックバルブと連結された圧力調節器をそれぞれ備えることにより、一定した薬液吐出量を調節するだけでなく、モーターの容量及び回転数によるモーターの損傷を防止する移動式コンクリート補修材注入装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上述した目的を達成するために、移動式コマ及び取っ手を備える車台フレーム、前記車台フレームにそれぞれ搭載され、薬液である主剤と硬化剤をそれぞれ保存するタンク、前記タンクにそれぞれ保存された薬液である主剤と硬化剤をモーターの駆動部によってポンピングするポンピング手段、及び前記ポンピング手段によって薬液である主剤と硬化剤をミキシングして補修材にし、コンクリート構造物の亀裂に補修材を注入する注入ノズルを含む移動式コンクリート補修材注入装置であって、前記ポンピング手段と注入ノズルとの間に両側にそれぞれ分離されて設けられ、前記タンクから薬液を受けて注入ノズルに移送する薬液供給手段は、前記ポンピング手段に連結され、薬液を吐き出すシリンダー及びピストンからなる第1及び第2作動ブロックと、前記第1及び第2作動ブロックの一側に連結され、タンクから薬液を供給する第1及び第2供給管と、前記第1及び第2作動ブロックの前部に連結され、前記注入ノズルに薬液を移送する第1及び第2移送管と、前記第1及び第2移送管の中で一つの移送管に接続され、薬液の吐出圧を調節する圧力調節器とを含んでなり、前記第1及び第2移送管の内側に設けられるそれぞれの逆流防止用第1及び第2チェックバルブ及び前記圧力調節器と連動する第3チェックバルブの調整によって薬液の吐出量を調節しながら補修材を注入するように構成されることを特徴とする移動式コンクリート補修材注入装置を提供する。
【0011】
前記第1及び第2作動ブロックは、前記ポンピング手段とピンで結合される第1及び第2ピストンロッドと、前記第1及び第2ピストンロッドが結合され、長手方向の両側がそれぞれ開放した第1及び第2シリンダーと、第1及び第2シリンダーの後部に嵌合されて薬液の漏出を防止するオイルシールと、前記第1及び第2ピストンロッドが貫通し、オイルシールの直後部を仕上げるように螺合されるソケットとを含んでなり、前記第1及び第2ピストンロッドはその一端の外周面にOリングを含むことを特徴とすることができる。
【0012】
また、第1及び第2ピストンロッドの外周面に備えられるOリングは、第1及び第2ピストンロッドの外周面に沿って一定の間隔で結合される少なくとも3個のOリングからなることを特徴とすることができる。
【0013】
また、前記第1及び第2移送管は、移送管本体と、薬液が移送される移送通路と、前記移送通路に通路の内径より小さい内径を有するように形成されるバルブ着座段とを含んでなり、前記バルブ着座段には、通路を開閉する逆流防止バルブ及び前記逆流防止バルブと密着して連結される弾性スプリングからなる第1チェックバルブ及び第2チェックバルブがそれぞれ備えられることを特徴とすることができる。
【0014】
また、前記逆流防止バルブは、バルブ着座段に支持されて移送通路を開閉するバルブヘッド部と、バルブヘッド部の一側から延びる小径のコア部と、コア部にコア部より小さい外径を有するように形成され、弾性スプリングが連結されるスプリング固定部とを含み、第1及び第2チェックバルブによる逆流防止効果を高めるための構成として、スプリング固定部の内部に移動通路に向かって開放する縦誘導孔と、コア部の内部に縦誘導孔と連通する形成される横誘導孔とをさらに含むことを特徴とすることができる。
【0015】
また、前記圧力調節器は、第1及び第2移送管と接続されるように連結される管接続部と、管接続部の後部から一定の長さだけ延びる管連結部と、車台フレームの上部一側に位置固定され、前記管連結部と連結され、上側に調節スイッチ用圧力調節つまみを有する圧力調節器本体とを含んでなることを特徴とすることができる。
【0016】
また、前記圧力調節器が連結される第1及び第2移送管の内側には、移送管に沿って移送される薬液を圧力差によって調節するための第3チェックバルブを備え、第3チェックバルブは前記圧力調節器の調整によって内部バルブが開閉され、補修材が吐き出される注入ノズルの一側には圧力ゲージが備えられ、使用者が圧力ゲージを確認しながら圧力調節器を調節することにより注入ノズルを通して補修材を注入することを特徴とすることができる。
【0017】
また、前記タンクは、下側底部に突設される少なくとも4個の突出延長部が形成され、前記突出延長部の内側には、車台フレームに突設される突部に対応して係合する内部案内溝が形成されることにより、車台フレームの上部に位置するタンクを安定に支持するように構成されることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、コンクリート構造物で自由に移動しながら亀裂部でピストンのポンピング運動で主剤と硬化剤を亀裂部に注入して補修し、主剤と硬化剤の確かな逆流防止によって主剤と硬化剤の漏出によるコンクリート構造物の汚染を防止し、装備の損傷も防止する移動式コンクリート補修材注入装置を提供することができる。
【0019】
また、本発明は、小型及び移動式の特性を用いて作業者が注入装置をコンクリート構造物の亀裂部に自由に運搬して補修現場で亀裂部に補修材を注入することにより、補修が非常に容易であり、ピストンのポンピング過程でチェックバルブが速かに対応(復帰)して主剤と硬化剤の逆流を確かに防止することにより、主剤と硬化剤の漏出によるコンクリート構造物の汚染及び装備の損傷を防止して主剤と硬化剤の損失も防止する効果がある。
【0020】
また、本発明は、ピストン軸に数個のOリング構造を提供することにより、摩擦力を最小化しながら持続的で円滑に作動することができるようにする効果がある。
【0021】
また、本発明は、薬液が移動する経路上に第1及び第2チェックバルブ及び第3チェックバルブと連結された圧力調節器をそれぞれ備えることにより、一定した薬液吐出量を調節するだけではなく、圧力調節器によってモーターの容量及び回転数によるモーターの損傷を防止する移動式コンクリート補修材注入装置を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置を例示する全体斜視図である。
図2】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置によるポンピング手段及び薬液供給手段を例示する概略側面図である。
図3】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置によるポンピング手段及び薬液供給手段を例示する概略平面図である。
図4】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置によるポンピング手段と連結された第1及び第2ピストンロッドが取り付けられたものを示す概略平面図である。
図5】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の薬液供給手段の第1及び第2作動ブロックを例示する要部拡大図である。
図6】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の第1及び第2作動ブロックの第1及び第2ピストンロッドを例示する図である。
図7】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の薬液供給手段の第1及び第2移送管に設けられる第1及び第2チェックバルブの要部を例示する拡大図である。
図8】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の薬液供給手段の第1及び第2チェックバルブの逆流防止バルブを例示する図である。
図9】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の車台フレームの上部でのタンクの連結を例示する図である。
図10】本発明による移動式コンクリート補修材注入装置による車台フレームの後方に設けられる電源及び連結コード部接続ポートを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は多様な変更を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるが、特定の実施例を図面に例示し、詳細な説明で詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものに理解されなければならない。
【0024】
本発明は以下で開示する実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができる。ただ、本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものである。
【0025】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、各図の構成要素に参照符号を付けるにあたり、同じ構成要素にはたとえ他の図上に表示されていても、できるだけ同じ符号を付けることに気を付けなければならない。また、本発明の説明において、関連した公知の構成又は機能についての具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにする可能性があると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0026】
図1図10は本発明による移動式コンクリート補修材注入装置の実施例を示す。
【0027】
図1図7を参照すると、本発明による移動式コンクリート補修材注入装置は、車台フレーム10と、主剤と硬化剤をそれぞれ保存して主剤と硬化剤をそれぞれ供給するタンク20と、タンク20の内部の主剤と硬化剤を噴射するためにポンピングするポンピング手段50と、ポンピング手段50によってポンピングされる主剤と硬化剤をミキシングして噴射する注入ノズル60とを含んでなる。
【0028】
また、前記ポンピング手段50と注入ノズル60との間には、両側にそれぞれ分離されて設けられ、前記タンク20から薬液を受けて注入ノズル60に移送する薬液供給手段100を備える。
【0029】
車台フレーム10は、ベースフレーム11と、ベースフレーム11の底部に回転可能に取り付けられるコマ13とを含む。
【0030】
また、前記ベースフレーム11は底部及び周囲部の壁部によって上方に向かって開放する構造であり、内部にポンピング手段50のモーターと駆動部が設けられる。
【0031】
また、コマ13は補修材の注入中に本発明の装置が移動しないようにストッパーを備えることができる。
【0032】
タンク20は、中央のタンクフレーム21と、タンクフレーム21の両側にそれぞれ形成され、それぞれ主剤と硬化剤を保存及び供給する第1及び第2タンク22、23とからなることができる。
【0033】
また、タンクフレーム21はその上側に取っ手24をさらに含み、タンクフレーム21と第1及び第2タンク22、23を単一体として取り扱うことができる。
【0034】
また、第1及び第2タンク22、23はタンクフレーム21の左右両側にそれぞれ配置され、内部に主剤と硬化剤をそれぞれ保存する構造であり、主剤と硬化剤の補充のためのタンク蓋を備え、タンク蓋を開けずに主剤と硬化剤の保存量をすぐ確認することができる透明確認窓25を備えることができる。
【0035】
好ましくは、第1及び第2タンク22、23はタンクフレーム21に固定型として構成されるか、タンクフレーム21に分離可能な収納型として構成されることもできる。
【0036】
また、第1及び第2タンク22、23は主剤と硬化剤をそれぞれポンピング手段50に供給するための第1及び第2供給ホース26、27が連結されるように構成される。第1及び第2供給ホースはそれぞれ手動バルブ(図示せず)によって開閉される。
【0037】
一方、前記タンク20は車台フレーム10の上部に載せられて組み立てられるように構成され、前記タンク20の下側底部には少なくとも4個の突出延長部28が突設され、前記突出延長部28の内側には、車台フレームに突設される突部14に対応して係合する内部案内溝29が形成されることができる。これにより、車台フレーム10の上部に位置するタンク20を安定に支持することができるだけでなく、その装着(取付)も容易になるように構成することができる。
【0038】
また、前記車台フレーム10は、一側後部に電源を接続するための電源コード部15と、圧力調節器を接続するための調節スイッチ接続部16とを備えるように構成されることができる。ここで、電源コード部15と調節スイッチ接続部16はいずれも同じ2口接続ポートの構成を有し、接続ポートの位置にかかわらず自由接続ができるようにして、素人でも電気事故なしにどの接続ポートにも自由に接続して用いることができる。
【0039】
図2及び図3に示すように、ポンピング手段50は、モーター51と、モーター51の回転力によって回転する駆動ギア52と、駆動ギア52と噛み合って回転する従動ギア53と、従動ギア53に一側が連結されて回転し、回転運動を直線往復運動に転換するクランクシャフト54と、クランクシャフト54によって直線往復運動する直線移動作動軸55と、モーター51のオン/オフを操作するスイッチとを含んでなる。
【0040】
また、モーター51は車台フレーム10に搭載され、その駆動軸が車台フレーム10の内部に挿入されて駆動ギア52に連結される。
【0041】
また、本発明は、工事現場で作業者が携帯する電動工具をモーターの代わりに使うこともできる。
【0042】
好ましくは、駆動ギア52、従動ギア53、クランクシャフト54、及び直線移動作動軸55は車台フレーム10のベースフレーム11内に動力伝達又は転換(回転運動を直線運動に転換)可能に取り付けられる。
【0043】
また、駆動ギア52は、モーター51の回転軸の連結されるソケットを備える。
【0044】
注入ノズル60は、ポンピング手段50のニップルとそれぞれ連結される第1及び第2注入ホース61、62、第1及び第2注入ホース61、62とそれぞれ連結され、主剤と硬化剤をミキシングするミキシング部63、ミキシング部63でミキシングされた補修材を噴射してコンクリート構造物の亀裂部に注入するノズル64、及び補修材の噴射及び遮断を制御し、噴射量も制御する注入調節バルブ65を含んでなる。
【0045】
また、第1及び第2注入ホース61、62はそれぞれ主剤と硬化剤を混合部63まで供給する全ての形態の構成が可能である。
【0046】
好ましくは、混合部63は、第1及び第2注入ホース61、62からそれぞれ供給される主剤と硬化剤を混合した後、ノズル64に供給する構成であり、例えば第1及び第2注入ホース61、62とそれぞれ連結されて主剤と硬化剤をそれぞれ受ける2個の流入部、及び前記流入部が合流して主剤と硬化剤をミキシングする単一の合流部からなる。
【0047】
また、ノズル64は混合部63の合流部に分離可能に組み立てられて補修材を噴射する。注入制御バルブ65は、例えばバタフライバルブであり、ノズル64を開閉して補修材の注入を開閉制御し、作業者によって操作されるつまみと連結されるように構成されることができる。
【0048】
薬液供給手段100は、前記ポンピング手段と連結されて薬液を吐き出すシリンダー及びピストンからなる第1及び第2作動ブロック110、120と、前記第1及び第2作動ブロック110、120の一部に連結され、タンク20から薬液を供給する第1及び第2供給管130、140と、前記第1及び第2作動ブロック110、120の前部に連結され、前記注入ノズル60に薬液を移送する第1及び第2移送管150、160と、前記第1及び第2移送管150、160の一つの移送管に接続され、薬液を調節するように設けられる圧力調節器170と含んでなることができる。
【0049】
図2図4を参照すると、第1及び第2作動ブロック110、120は、前記ポンピング手段とピンPで結合される第1及び第2ピストンロッド111、121と、前記第1及び第2ピストンロッド111、121が結合され、長手方向への両側がそれぞれ開放した第1及び第2シリンダー112、122と、第1及び第2シリンダー112、122の後部に嵌合され、薬液の漏出を防止するオイルシール113、123と、前記第1及び第2ピストンロッド111、121が貫通し、オイルシール113、123の直後部を仕上げるように螺合されるソケット114、124とを含んでなる。
【0050】
ここで、前記オイルシール113、123は、内側羽と外側羽が連結され、外力によって弾性変形しながら第1及び第2ピストンロッド111、121の周囲部と第1及び第2シリンダー112、122との間を水密に造成することができるリテーナーである。
【0051】
好ましくは、第1及び第2作動ブロック110、120は前記直線移動作動軸55に直接連結されることもでき、又は図4に示すように、第1及び第2ピストンロッド111、121を介してピン結合で連結されることができる。
【0052】
一方、前記第1及び第2ピストンロッド111、121はその一端の外周面にOリング111a、121aをさらに含んでなることができる。
【0053】
ここで、第1及び第2ピストンロッド111、121の外周面に形成されるOリング111a、121aは、第1及び第2ピストンロッド111、121の長手方向に沿って一定の間隔で結合される少なくとも3個のOリングから構成されることができる。
【0054】
これにより、Oリング111a、121aにより、シリンダーの内壁であるボア通路を直線往復するピストンロッドとシリンダーとの間の摩擦力を最小化しながらグリース(潤滑油)注入による摩擦力を最小化する構造を提供することができる。
【0055】
第1及び第2シリンダー112、122は、第1及び第2ピストンロッド111、121が往復移動する内側の第1及び第2ボア通路112a、122aと、第1及び第2ボア通路112a、122aと連通するように形成され、第1及び第2移送管150、160と連結されるネジ連結部112b、122bと、第1及び第2ボア通路112a、122aの一部に貫通孔として形成され、タンク20から薬液を受ける第1及び第2供給コネクター112c、122cとを含んでなる。
【0056】
第1及び第2供給管130、140は前記第1及び第2作動ブロック110、120の一部に連結され、タンク20から薬液を供給するものであり、前記タンク20の注入ホース26、27が連結される供給管本体131、141と、前記第1及び第2作動ブロック110、120と連結固定されるソケット132、142とを含んでなる。
【0057】
第1及び第2移送管150、160は前記第1及び第2作動ブロック110、120の前部に連結され、前記注入ノズル60に薬液を移送するものであり、移送管本体151、161と、薬液が移送される移送通路152、162と、補修材が移送される移送通路152、162の前部に結合される貫通ソケット154、164とを含んでなる。
【0058】
また、前記移送管本体151、161は、移送通路152、162上に逆流防止用第1及び第2チェックバルブ170、170Aがそれぞれ設けられるように構成される。以下、第1及び第2チェックバルブは同じ構成を有するので、第1チェックバルブ170の構成のみ説明する。図3には内部に示すチェックバルブの位置を符号170で表記する。
【0059】
ここで、前記移送通路152、162は通路の口径より小さい口径を有するように形成されるバルブ着座段153、163を含んでなり、前記バルブ着座段153、163には通路を開閉する逆流防止バルブ171及び逆流防止バルブと密着する弾性スプリング173からなる第1チェックバルブ170及び第2チェックバルブ170Aがそれぞれ備えられることができる。
【0060】
一方、前記移送管150、160は、一部に貫通ソケット154、164が連結され、前記弾性スプリング173の端部を支持しながら薬液を移送することができるように構成されることができる。
【0061】
ここで、前記逆流防止バルブ171は通路ホールを密閉するサイズでありながら主剤と硬化剤が排出されるように口径よりは小さいサイズを有し、また主剤と硬化剤が自然に噴射されるように外周面が曲線形に形成されることができる。
【0062】
また、逆流防止バルブ171は、前記バルブ着座段153、163に支持されて移送通路152、162を開閉するバルブヘッド部171aと、バルブヘッド部171aの延長部に小さい外径を有するように形成されるコア部171bと、前記コア部171bより小さい外径を有するように形成され、弾性スプリング173が連結されるスプリング固定部171cと、第1及び第2チェックバルブ170、170Aによる逆流防止効果を高めるために、スプリング固定部171cの内部に移動通路に向かって開放する縦誘導孔171dと、コア部171bの内部に縦誘導孔171dと連通するように形成される横誘導孔171eとを含んでなることができる。
【0063】
ここで、コア部171bとスプリング固定部171cはバルブヘッド部171aの外径より小さい外径を有するように形成され、移送通路152、162の幅が大きくなるので、主剤と硬化剤の迅速な排出を誘導するために外径が小さくなり、また、コア部171bとスプリング固定部171cとの間の段は弾性スプリング173の端部を支持するのに使われる。
【0064】
一方、縦誘導孔171dは、第1及び第2ピストンロッド111、121が後進するとき、移送通路152、162内の主剤と硬化剤が流入し、内部に流入した主剤と硬化剤を用いて第1及び第2チェックバルブ170、170Aをより早く後進させ、より高い圧力で移送通路である吐出ホールを塞ぐことができる。
【0065】
また、横誘導孔171eは、コア部171bの内部に周囲部に向かって開放する放射状に配列され、縦誘導孔171dと連通するように形成され、縦誘導孔171dを通して流入した主剤と硬化剤の停滞による汚染を防止する。
【0066】
ここで、主剤と硬化剤の注入の際、主剤と硬化剤は横誘導孔171e及び縦誘導孔171dを通して流れることができる。
【0067】
また、弾性スプリング173はコイルスプリングであり、長手方向の一端部がそれぞれスプリング固定部171cの周囲部に嵌合されてコア部171bに支持され、他端部がソケット154、164の内周面に支持される。
【0068】
圧力調節器180は前記第1及び第2移送管150、160の一つの移送管150に接続されて薬液を調節するように設けられるものであり、前記第1移送管150と接続されるように連結される管接続部181と、前記管接続部181の後方に一定の長さだけ延びる管連結部182と、車台フレーム10の上部の一部に位置固定され、前記管連結部182と連結され、上側に圧力調節つまみ183aを有する圧力調節器本体183とを含んでなることができる。
【0069】
一方、前記圧力調節器180が連結される第1移送管150の内側には、移送管に沿って移送される薬液を圧力差によって調節するための第3チェックバルブ190をさらに備えることができる。
【0070】
一方、第3チェックバルブ190は前記圧力調節器180の調整によって内部バルブが開閉する一般的な配管用チェックバルブであり、以下ではその詳細な説明は省略し、図3には内部に示す第3チェックバルブの位置を図面符号190で表記する。
【0071】
一方、補修材が露出される注入ノズル60の一部には圧力ゲージ70をさらに備えることにより、使用者がゲージを確認しながら圧力調節器180を調節して注入ノズル60を通して補修材を円滑に注入することができる。
【0072】
以下、本発明によるコンクリート補修材注入装置を用いたコンクリート構造物補修過程(固定)を説明する。
【0073】
本発明のコンクリート補修材注入装置を補修位置に移動させた後、注入ノズル60を亀裂部に置いてオンに制御すれば、ポンピング手段50によってタンク20内の主剤と硬化剤が次のように注入ノズル60を通して噴射されて亀裂部に充填される。
【0074】
駆動部であるモーター51は電源を受けて回転力を発生し、この回転力は駆動ギア52を介して従動ギア53に伝達され、従動ギア53の回転力はクランクシャフト54を介して直線往復運動に転換されて薬液供給手段100である第1及び第2作動ブロック110、120に伝達される。
【0075】
第1及び第2作動ブロック110、120の直線往復運動は第1及び第2ピストンロッド111、121に伝達され、第1及び第2ピストンロッド111、121が第1及び第2シリンダー112、122内で往復運動し、後進の際、主剤と硬化剤を第1及び第2シリンダー112、122内に吸入し、前進の際、第1及び第2移送管150、160側に押送し、最終に注入ノズル60を通して排出させる。
【0076】
また、圧力調節器180によって補修材の圧力排出量を圧力段階に調節し、モーターの回転数を低める制御の役割を果たすことにより、頻繁な回転によるモーターの細かい故障を防止して装置の耐久効率性を高めることができる。
【0077】
このような構成の薬液供給手段に設けられる第1及び第2チェックバルブによれば、主剤と硬化剤の注入の際、主剤と硬化剤がそれぞれ第1及び第2チェックバルブを押して弾性スプリングを圧縮させる。この際、開放して主剤と硬化剤が第1及び第2チェックバルブの周囲部を通過して排出路に露出され、一部の主剤と硬化剤が横誘導孔を通して流入した後、縦誘導孔を通して排出される。よって、主剤と硬化剤が第1及び第2チェックバルブの周囲部のみに沿って流れるときより主剤と硬化剤の流動性が良くなり、縦誘導孔を通して排出されるときに周囲部に沿って流れる主剤と硬化剤の速度を加速する効果もあり、主剤と硬化剤の循環障害を防止する。
【0078】
また、圧力調節器によって、第3チェックバルブによって一定量で排出される補修材の露出量を調節することはもちろんのこと、補修材の露出量調節によってモーターの回転数を調節してモーターの寿命を延ばすことができる。
【0079】
本発明は以上のように好適な実施例に基づいて説明したが、前述した実施例に限定されず、本発明の精神を逸脱ない範疇内で発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と以下に記載する特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であろう。
【符号の説明】
【0080】
100 薬液供給手段
110、120 第1及び第2作動ブロック
111、121 第1及び第2ピストンロッド
112、122 シリンダー
113、123 オイルシール
114、124 ソケット
130、140 第1及び第2供給管
131、141 供給管本体
132、142 ソケット
150、160 第1及び第2移送管
151、161 移送管本体
152、162 移送通路
153、163 バルブ着座段
154、164 ソケット
170、170A 第1及び第2チェックバルブ
180 圧力調節器
190 第3チェックバルブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10