(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023048184
(43)【公開日】2023-04-07
(54)【発明の名称】車載照明装置
(51)【国際特許分類】
B60Q 3/60 20170101AFI20230331BHJP
B60Q 3/225 20170101ALI20230331BHJP
B60Q 3/74 20170101ALI20230331BHJP
【FI】
B60Q3/60
B60Q3/225
B60Q3/74
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021157348
(22)【出願日】2021-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】308013436
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】原田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】永田 卓嗣
【テーマコード(参考)】
3K040
【Fターム(参考)】
3K040AA02
3K040CA05
3K040DA02
3K040GC01
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、車載照明装置のレンズの意匠設計を容易にすることである。
【解決手段】車載照明装置1は、光を透過する透明部18と、光を透過しない不透明部16とを備えるレンズ14を備えている。不透明部16は、開口によって形成された光通過領域16bを有し、透明部18は、光通過領域16bを覆うレンズ本体領域20と、レンズ本体領域20から不透明部16の裏側に及んだ裏側領域22とを有している。不透明部16は、裏側領域22の縁の端面に接触している。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を透過する透明部と、光を透過しない不透明部と、を備えるレンズを備え、
前記不透明部は、
開口によって形成された光通過領域を有し、
前記透明部は、前記光通過領域を覆うレンズ本体領域と、前記レンズ本体領域から前記不透明部の裏側に及んだ裏側領域とを有することを特徴とする車載照明装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車載照明装置において、
前記不透明部は、
前記裏側領域の縁の端面に接触していることを特徴とする車載照明装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の車載照明装置において、
車室側とは反対側に突出し前記裏側領域の縁の端面に接触する拡散抑制リブを備えていることを特徴とする車載照明装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載照明装置において、
前記透明部は、前記レンズ本体領域から前記不透明部の表側に及んだ表側領域を有し、
前記表側領域と、前記裏側領域との間に、前記不透明部が挟まれていることを特徴とする車載照明装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車載照明装置において、
前記表側領域は、
前記レンズ本体領域から前記不透明部の縁まで及んで、前記不透明部の縁から車室側とは反対側に曲がっていることを特徴とする車載照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載照明装置に関し、特に、光源が発した光を透過するレンズの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室には、天井に照明装置が取り付けられている。照明装置には、特許文献1~3に示されているように、筐体に収容された光源と、筐体の開口部に設けられたレンズを備えたものがある。レンズは光源が発した光を透過する。レンズには、光源が発した光を拡散し、車室内の広い領域に光を照射するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-199445号公報
【特許文献2】特開2015-123875号公報
【特許文献3】特開2007-331572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レンズを備える照明装置では、光源からレンズに入射した光の一部がレンズ内を表面に沿った方向に伝搬し、レンズの縁で拡散されることがある。これによってレンズの縁が光ってしまい、照明装置の美感についての設計(意匠設計)が困難となることがある。
【0005】
本発明の目的は、車載照明装置のレンズの意匠設計を容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、光を透過する透明部と、光を透過しない不透明部と、を備えるレンズを備え、前記不透明部は、開口によって形成された光通過領域を有し、前記透明部は、前記光通過領域を覆うレンズ本体領域と、前記レンズ本体領域から前記不透明部の裏側に及んだ裏側領域とを有することを特徴とする。
【0007】
望ましくは、前記不透明部は、前記裏側領域の縁の端面に接触している。
【0008】
望ましくは、車室側とは反対側に突出し前記裏側領域の縁の端面に接触する拡散抑制リブを備えている。
【0009】
望ましくは、前記透明部は、前記レンズ本体領域から前記不透明部の表側に及んだ表側領域を有し、前記表側領域と、前記裏側領域との間に、前記不透明部が挟まれている。
【0010】
望ましくは、前記表側領域は、前記レンズ本体領域から前記不透明部の縁まで及んで、前記不透明部の縁から車室側とは反対側に曲がっている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、車載照明装置のレンズの意匠設計を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る車載照明装置を車室側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
各図を参照して本発明の実施形態について説明する。複数の図面に示された同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】
図1には、本発明の実施形態に係る車載照明装置1を車室側から見た図が示されている。車載照明装置1は自動車の天井のうち、フロントガラスから後方斜め上に向かう領域に固定される。
図1の上方向は自動車における後方斜め上方向に対応し、左右方向は乗員から見た左右方向に対応する。ただし、
図1の説明では、上下左右の用語は図面の上下左右を示すものとする。
【0015】
車載照明装置1は、小物入れと一体化された構造を有し、オーバーヘッドコンソールに組み込まれてもよい。車室側の面(車室側面)は略長方形であり、車室側面にはレンズ14および小物入れの蓋部10がある。蓋部10は車室側面の上側に位置している。蓋部10は、車載照明装置1の筐体に嵌め込まれた小物入れ容器12のうち、車室側に現れる平坦な部分である。蓋部10には、車載照明装置1を操作するためのスイッチが設けられてもよい。
【0016】
蓋部10の左右の縦辺は直線を描いている。蓋部10の上側の縁は、左側の縦辺の上端から右に曲がる曲線を描いた後、上側に緩やかに膨らんだ曲線を描き、下方に曲がる曲線を描いて右側の縦辺の上端に至る。蓋部10の下側の縁は、中央部が下方に突出した形状を有している。すなわち、蓋部10の下側の縁は、左側の縦辺の下端から右方向に延びた後、下方に曲がって下方に延び、右方向に曲がって右方向に延びた後、上方向に曲がって上方向に延び、再び、右方向に曲がって右側の縦辺の下端に至っている。
【0017】
小物入れ容器12は、蓋部10の下方を左右に延びる直線を中心軸として揺動自在となっている。蓋部10の上側を車室側に引き出すことで、小物入れ容器12の開口が車室側に現れ、ユーザはサングラス等の小物を収容することができる。蓋部10の上側を押し戻すことで、小物入れ容器12は車載照明装置1の筐体に収容され、その開口が閉じられる。
【0018】
レンズ14は、蓋部10の下側に位置している。レンズ14は板状に形成されており、車載照明装置1の車室側面の左端から右端に及んでいる。レンズ14の左右の縦辺は直線を描いている。レンズ14の下側の縁は、上側に緩やかに膨らんだ曲線を描きながら左側の縦辺の下端から右側の縦辺の下端に至っている。レンズ14の上側の縁は、蓋部10の下側の縁の凸形状に対応する凹形状を有し、中央部が下方に凹んでいる。すなわち、レンズ14の上側の縁は、左側の縦辺の上端から右方向に延びた後、下方に曲がって下方に延び、右方向に曲がって右方向に延びた後、上方向に曲がって上方向に延び、再び、右方向に曲がって右側の縦辺の上端に至っている。
【0019】
レンズ14は、板状の不透明部16と、不透明部16の車室側面を覆う板状の透明部18とを備えている。不透明部16は、光を透過しない不透明なプラスチック樹脂で形成されてよい。透明部18は、光を透過するプラスチック樹脂で形成されてよい。透明部18は彩色が施されたプラスチック樹脂であってもよい。不透明部16は、不透明部16に設けられた開口によって形成された光通過領域16a~16dを備えている。光通過領域16a~16dには光が通過する。
図1に示される例では、不透明部16の左側、すなわち、下方に凹んだ領域の左側に略矩形の2つの光通過領域16aおよび16bが上下に配列されている。また、不透明部16の右側、すなわち、下方に凹んだ領域の右側に略矩形の2つの光通過領域16cおよび16dが上下に配列されている。
【0020】
ここでは、小物入れの蓋部10が、レンズ14の上側に設けられた例が示されたが、蓋部10は、レンズ14の下側に設けられてもよい。
【0021】
図2には、
図1のAA線で車載照明装置1を切断した場合に現れる断面(AA線断面)が示されている。
図2の描画面に向かう方向(z軸正方向)は、自動車における後方斜め上方向に対応する。
図2の上方向(x軸正方向)は、天井から車室に向かう方向に対応し、右方向(y軸正方向)は自動車の右方向に対応する。
【0022】
車載照明装置1は、筐体26、レンズ14、基板52、光源54および導電ゴム56を備えている。筐体26は、天井側から車室側に向かって延びる支持部28a~28cを有している。支持部28a~28cは、筐体26内に壁状に形成されてもよいし、柱状に形成されてもよい。支持部28aは、天井側の端部からx軸方向に沿って車室側に向かって延び、x軸正方向よりも左側に反れて車室側に向かって延びている。支持部28aの車室側の端部には、車室側を臨む平坦なレンズ支持面34と、その面から突出したレンズ嵌め込み突起36が形成されている。支持部28bは、天井側の端部からx軸方向に沿って車室側に向かって延び、x軸正方向よりも右側に反れて車室側に向かって延びている。支持部28cは、天井側の端部からx軸方向に沿って車室側に向かって延びている。
【0023】
レンズ14は、支持部28aおよび支持部28bのそれぞれの車室側の端部に接触している。レンズ14を構成する不透明部16のうち、光通過領域16bよりも左側の領域には、天井側に突出した嵌め込みリブ30が設けられている。また、光通過領域16bよりも左側の領域には、嵌め込みリブ30の右側に、天井側に突出した拡散抑制リブ32が設けられている。嵌め込みリブ30および拡散抑制リブ32はz軸方向に延びてよい。支持部28aの車室側の端部に形成されたレンズ嵌め込み突起36は、嵌め込みリブ30と拡散抑制リブ32との間に形成されるリブ間凹み40に入り込んでいる。レンズ嵌め込み突起36は、リブ間凹み40の最奥部の面、左右の面のうち少なくともいずれかに接触してもよい。また、拡散抑制リブ32の天井側の縁は、支持部28aの車室側の端部に形成されたレンズ支持面34に接触している。
【0024】
レンズ14を構成する不透明部16のうち、光通過領域16bよりも右側の領域は、光通過領域16bとの境界の縁から右方向に延びて天井側に曲がり、x軸負方向に対して右側に反れた方向に延びた後さらに天井側に曲がり、x軸方向に沿って天井側に延びている。不透明部16のうちx軸方向に沿って天井側に延びた区間からは、右方向に突出部50が延びている。突出部50は、小物入れを構成する部材を支持してもよい。
【0025】
レンズ14を構成する透明部18は、不透明部16の車室側面(おもて面)を覆うと共に、不透明部16に形成された光通過領域16bに入り込んで光通過領域16bを塞いでいる。透明部18はさらに、光通過領域16bに入り込んだレンズ本体領域20から不透明部16の左側の領域の裏側に及び、不透明部16の左側の領域の裏面に接触している。不透明部16の左側の領域における拡散抑制リブ32は、レンズ本体領域20から不透明部16の裏側に及んだ裏側領域22の縁の端面(縁の末端部の表面)に接触している。拡散抑制リブ32は、裏側領域22の縁の端面に沿ってz軸方向に延びてよい。拡散抑制リブ32は、裏側領域22の縁の端面に密着してもよい。
【0026】
不透明部16の右側の領域において天井側に折れ曲がった部分の裏面には、左側を臨む平坦な透明部接触面38が形成されている。透明部18は、レンズ本体領域20から不透明部16の右側の領域の裏側に及び、不透明部16の右側の領域の裏面に接触している。透明部接触面38は、レンズ本体領域20から不透明部16の裏側に及んだ裏側領域22の縁の端面に接触している。透明部接触面38は、裏側領域22の縁の端面に沿ってz軸方向に延びてよい。透明部接触面38は、裏側領域22の縁の端面に密着してもよい。
【0027】
ここでは、レンズ14の透明部18についてAA線断面が示され、左側の裏側領域22の縁の端面が拡散抑制リブ32に接触し、右側の裏側領域22の縁の端面が透明部接触面38に接触している構造が示された。透明部18の裏側領域22は、レンズ本体領域20の外周から外側に広がり、裏側領域22の外周の縁の端面が、不透明部16に形成された拡散抑制リブ32と同様のリブや、透明部接触面38と同様の接触面(裏側領域22の外周の縁に沿ったリブや接触面)に接触してよい。
【0028】
透明部18は、さらに、レンズ本体領域20から不透明部16の車室側に及び、不透明部16の車室側面に接触した表側領域24を左右に有している。左側の表側領域24と左側の裏側領域22との間に不透明部16の左側が挟まれ、右側の表側領域24と右側の裏側領域22との間に不透明部16の右側が挟まれている。レンズ本体領域20よりも左側の表側領域24は、不透明部16の車室側面に沿って左側に延び、不透明部16の左側の縁において天井側(車室とは反対側)に曲がっている。レンズ本体領域20よりも右側の表側領域24は、不透明部16の車室側面に沿って右側に延び、天井側に曲がり、先端の縁が突出部50に接触している。
【0029】
レンズ本体領域20および左右の裏側領域22の裏面には透明電極58が設けられている。透明電極58は、スパッタリング等の工法によってレンズ本体領域20および左右の裏側領域22の裏面に付着した透明の薄膜導体であってよい。透明部18における右側の裏側領域22は、透明電極58を介して支持部28bの車室側の端部に接触している。
【0030】
支持部28a~28cのそれぞれの天井側の端部には基板52が接触している。透明部18の裏面に設けられた透明電極58と基板52との間には、導電性の弾性体によって形成された導電ゴム56が設けられ、透明電極58と基板52との間が導通している。導電ゴム56は、隣接するU字形状導電ゴムが左右逆向きの姿勢で配置され、隣接するU字形状導電ゴムが、左右方向に延びる区間を共有するように、複数のU字形状導電ゴムがx軸方向に連ねられた矩形波形状(x軸方向に延びる葛籠折れ形状)を有している。
【0031】
基板52の車室側の面における支持部28aと支持部28bとの間には、光源54が配置されている。光源54は、電球、発光ダイオード等によって構成されてよい。また、基板52には制御回路(図示せず)が設けられている。制御回路は、導電ゴム56を介して透明電極58に電気的に接続されている。制御回路は、導電ゴム56を介して透明電極58の静電容量の変化を検出し、検出結果に応じて光源54を点灯または消灯する。ユーザの指等、人体がレンズ14の車室側面に触れると、透明電極58の静電容量が変化する。制御回路は、静電容量の変化に応じて、消灯していた光源54を点灯する。あるいは、制御回路は、静電容量の変化に応じて、点灯していた光源54を消灯する。
【0032】
光源54が点灯している場合、光源54から発せられた光はレンズ本体領域20を透過し、車室が照射される。レンズ本体領域20は、ダイヤカット等、レンズ本体領域20に入射し透過する光を拡散する構造を有してもよい。この場合、レンズ本体領域20を透過する光が拡散され、車室内の広い領域が明るく照らされる。
【0033】
一般に、レンズを備える照明装置では、光源からレンズに入射した光の一部がレンズ内を表面に沿った方向に伝搬し、レンズの縁で拡散され、レンズの縁が光ることがある。本実施形態に係る車載照明装置1では、レンズ14の透明部18のうち、左側の裏側領域22の縁の端面が拡散抑制リブ32に接触している。また、左側の裏側領域22の縁付近の車室側の面は、不透明部16の裏面に接触している。これによって、左側の裏側領域22の縁における光の拡散が抑制され、左側の裏側領域22の縁から発せられる光が抑制される。
【0034】
図3には、このような光の光路70が示されている。光源54から発せられ、レンズ14に入射した光のほとんどは、透明電極58および透明部18を透過する。光源54から発せられ透明部18に入射した光の一部は、透明部18の車室側面(おもて面)と裏面との間を多重反射しながら、透明部18の車室側面および裏面に沿って伝搬し、左側の裏側領域22の縁に至る。本実施形態に係る車載照明装置1では、拡散抑制リブ32を含む不透明部16によって、左側の裏側領域22の縁における光の拡散が抑制され、左側の裏側領域22の縁から発せられる光が抑制される。
【0035】
また、本実施形態に係る車載照明装置1では、レンズ14の透明部18のうち、右側の裏側領域22の車室側が不透明部16で覆われており、車室から見通せないようになっている。すなわち、
図3に示されているように、ユーザの視線72は不透明部16によって遮られ、右側の裏側領域22の縁には視線72が届かない。したがって、右側の裏側領域22の縁で光が拡散されたとしても、拡散された光はユーザに視認されない。また、右側の裏側領域22の縁の端面は、不透明部16の透明部接触面38に接触している。そのため、右側の裏側領域22の縁における光の拡散が抑制され、右側の裏側領域22の縁から発せられる光が抑制される。このように、本実施形態に係る車載照明装置1によれば、左右の裏側領域22の縁が明るくなってしまうことが回避され、意匠設計が容易となる。
【0036】
本実施形態に係る車載照明装置1では、さらに、左側の表側領域24が、不透明部16の車室側面に沿って左側に延び、不透明部16の左側の縁において天井側に曲がっている。同様に、右側の表側領域24は、不透明部16の車室側面に沿って右側に延び、天井側に曲がっている。したがって、表側領域24の縁は、車室側から見通せない位置にある。これによって、左右の表側領域24の縁がユーザに視認されず、意匠設計が容易となる。
【0037】
ここでは、
図1に示された不透明部16の光通過領域16bの周辺の構造について説明したが、光通過領域16aの周辺は、光通過領域16bと同様の構造を有している。また、光通過領域16cおよび16dの周辺は、それぞれ、光通過領域16aおよび16bに対し略左右対称の構造を有している。
【0038】
上記では、自動車の天井のうち、フロントガラスから後方斜め上に向かう領域に車載照明装置1が固定される実施形態が示された。車載照明装置1は、天井の中央部等、その他の領域に固定されてもよい。
【0039】
また、上記では、レンズ14の透明部18の裏面に透明電極58が設けられた実施形態が示されたが、本発明は、透明電極が設けられていないレンズに対して用いられてもよい。また、本発明は、オーバーヘッドコンソールに組み込まれる照明装置の他、スイッチパネル用の照明装置に用いられてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 車載照明装置、10 蓋部、12 小物入れ容器、14 レンズ、16 不透明部、16a,16b,16c,16d 光通過領域、18 透明部、20 レンズ本体領域、22 裏側領域、24 表側領域、26 筐体、28a,28b,28c 支持部、30 嵌め込みリブ、32 拡散抑制リブ、34 レンズ支持面、36 レンズ嵌め込み突起、38 透明部接触面、40 リブ間凹み、50 突出部、52 基板、54 光源、56 導電ゴム、58 透明電極、70 光路、72 視線。