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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023048218
(43)【公開日】2023-04-07
(54)【発明の名称】加湿装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/06 20060101AFI20230331BHJP
   F24F 6/00 20060101ALI20230331BHJP
   F24F 8/24 20210101ALI20230331BHJP
   F24F 8/80 20210101ALI20230331BHJP
   C02F 1/461 20230101ALI20230331BHJP
   A61L 9/01 20060101ALI20230331BHJP
   A61L 9/16 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
F24F6/06
F24F6/00 A
F24F6/00 D
F24F6/00 F
F24F8/24
F24F8/80 400
C02F1/461 Z
A61L9/01 F
A61L9/16 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021157396
(22)【出願日】2021-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】森本 貴行
(72)【発明者】
【氏名】千葉 伸
(72)【発明者】
【氏名】石黒 真衣
(72)【発明者】
【氏名】松下 雄次
【テーマコード(参考)】
3L055
4C180
4D061
【Fターム(参考)】
3L055AA07
3L055BA04
3L055DA01
3L055DA12
3L055DA14
4C180AA07
4C180CB03
4C180CB08
4C180DD09
4C180EA17X
4C180EA53X
4C180EA54X
4C180EA58X
4C180HH01
4C180HH05
4C180MM08
4D061DA02
4D061DB09
4D061EA02
4D061EB01
4D061EB04
4D061EB19
4D061ED13
(57)【要約】
【課題】本発明は、貯水容器内の水を送水する送水機構を備えており、運転時に送水機構の第1の連結部と第2の連結部の接続不十分による水漏れを抑制可能な加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体ケース1に着脱自在な貯水容器21と、貯水容器21の水を電解槽32へと送水する送水機構40と、を備え、送水機構40は、貯水容器21に設けられた第1の輸送管49と、一端が電解槽32に繋がる第2の輸送管50と、第1の輸送管49と第2の輸送管50とが連通するように接続する接続ユニット51と、接続ユニット51の接続を補助する接続補助ユニット52と、を備え、接続ユニット51は、第1の連結部53と、第2の連結部54と、を備え、接続補助ユニット52によって、第1の連結部53と第2の連結部54との接続の度合いが向上することを特徴とする加湿装置。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気口と吹出口を有する本体ケースと、
前記本体ケースに着脱自在な貯水容器と、
除菌・脱臭効果のある水を生成する電解槽と、
水を貯留する前記貯水容器内に備えられた給水区画と、
前記電解槽で生成された除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌・脱臭を行う前記貯水容器内に備えられた除菌区画と、
前記除菌区画の除菌・脱臭効果のある水に一端が浸漬するフィルターと、
前記フィルターに送風する送風機と、
前記給水区画の水を前記電解槽へと送水する送水機構と、を備え、
前記送水機構は、
前記給水区画内の水に一端が浸漬し、前記貯水容器に設けられた第1の輸送管と、
前記本体ケースの前面側壁部内に設けられ、一端が前記電解槽に繋がる第2の輸送管と、
前記第1の輸送管と前記第2の輸送管とが連通するように接続する接続ユニットと、
前記接続ユニットの接続を補助する接続補助ユニットと、を備え、
前記接続ユニットは、
前記第1の輸送管の他端に設けられた中空の第1の連結部と、
前記第2の輸送管の他端に設けられた中空の第2の連結部と、を備え、
前記本体ケースに前記貯水容器を装着すると前記第1の連結部と前記第2の連結部とは連通するように接触し、
前記接続補助ユニットによって、前記第1の連結部と前記第2の連結部との接続の度合いが向上することを特徴とする加湿装置。
【請求項2】
前記接続補助ユニットは、
接続補助前位置から接続補助後位置まで移動可能であり、
前記本体ケースに前記貯水容器を装着し、前記接続補助ユニットを前記接続補助前位置から前記接続補助後位置まで移動させると、前記第1の連結部を前記第2の連結部の方向へと押し込むことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
【請求項3】
前記接続補助ユニットが前記接続補助後位置まで移動していない際は、
前記送風機と前記電解槽と前記送水機構の運転ができないことを特徴とする請求項1または2に記載の加湿装置。
【請求項4】
前記本体ケースには、開閉可能な扉と、
前記貯水容器に水を供給するタンクと、を有し、
前記タンクは、前記貯水容器に着脱可能であり、
前記扉を開くと、前記本体ケース内に前記貯水容器と前記タンクが着脱可能となり、
前記扉が閉まらないと前記送風機と前記電解槽と前記送水機構の運転ができない構成であり、
前記接続補助ユニットは、
前記接続補助後位置にない際に、
前記タンクを前記貯水容器に装着すると、前記タンクが前記接続補助ユニット接触し、前記タンクが傾いた状態となり、
前記タンクが傾いた状態では、前記扉が前記タンクに接触し、前記扉が閉まらないことを特徴とする請求項3に記載の加湿装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体ケースから着脱可能な貯水容器と、貯水容器への給水を行う給水手段と、水を電気化学的に処理する電解槽と、貯水容器の水を電解槽へと送水する送水機構を備えた加湿装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の加湿装置は、水を貯水する貯水容器と、貯水容器内の水を送水する送水機構を備えており、送水機構は貯水容器と一体化した第1の輸送管および第1の連結部と、本体ケースに備えられた第2の輸送管および第2の連結部と、を備え、前記第1の連結部と前記第2の連結部は着脱自在な構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。加湿装置の使用者は、貯水容器の洗浄等のメンテナンスを目的として貯水容器を本体ケースから着脱していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6846592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来例の加湿装置は、貯水容器を本体ケースに装着する際、使用者による第1の連結部と第2の連結部の接続が不十分になることがあり、使用者がそれに気付かずに加湿装置の運転を開始することで、水漏れが発生するという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、吸気口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケースに着脱自在な貯水容器と、除菌・脱臭効果のある水を生成する電解槽と、水を貯留する前記貯水容器内に備えられた給水区画と、前記電解槽で生成された除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌・脱臭を行う前記貯水容器内に備えられた除菌区画と、前記除菌区画の除菌・脱臭効果のある水に一端が浸漬するフィルターと、前記フィルターに送風する送風機と、前記給水区画の水を前記電解槽へと送水する送水機構と、を備え、前記送水機構は、前記給水区画内の水に一端が浸漬し、前記貯水容器に設けられた第1の輸送管と、前記本体ケースの前面側壁部内に設けられ、一端が前記電解槽に繋がる第2の輸送管と、前記第1の輸送管と前記第2の輸送管とが連通するように接続する接続ユニットと、前記接続ユニットの接続を補助する接続補助ユニットと、を備え、前記接続ユニットは、前記第1の輸送管の他端に設けられた中空の第1の連結部と、前記第2の輸送管の他端に設けられた中空の第2の連結部と、を備え、前記本体ケースに前記貯水容器を装着すると前記第1の連結部と前記第2の連結部とは連通するように接触し、前記接続補助ユニットによって、前記第1の連結部と前記第2の連結部との接続の度合いが向上することを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明は、運転時に第1の連結部と第2の連結部の接続不十分による水漏れを抑制可能な加湿装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施の形態1の加湿装置の斜視図
図2】同加湿装置の扉を開いた状態の斜視図
図3】同加湿装置の構造を示す断面図
図4】同加湿装置の貯水部の斜視図
図5】同加湿装置の内部構造を示す斜視図
図6】同加湿装置の貯水部の斜視図
図7】同加湿装置の貯水部の平面図
図8】同加湿装置の給水手段の斜視図
図9】同加湿装置の電解槽の斜視図
図10】同加湿装置の電解槽の斜視図
図11】同加湿装置の電解槽の断面図
図12】同加湿装置の錠剤投入機構の斜視図
図13】同加湿装置の錠剤投入機構の錠剤投入ケース内を示す斜視図
図14】同加湿装置の貯水部の正面図
図15】同加湿装置の構造を示す断面図
図16】同加湿装置の送水機構の斜視図
図17】同加湿装置の送水機構の斜視図
図18】同加湿装置の送水機構の断面図
図19】同加湿装置の錠剤投入機構の錠剤投入ケース内を示す斜視図
図20】同加湿装置の接続補助ユニットの斜視図
図21】同加湿装置の接続補助ユニットの斜視図
図22】同加湿装置の接続補助ユニットの斜視図
図23】同加湿装置の構造を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0009】
(実施の形態1)
図1図2は、本発明の実施の形態1の加湿装置の斜視図である。なお、図1は、加湿装置を前面側から見た図である。図2は、扉を開いて貯水部を取り外した加湿装置を前面側から見た図である。図3は、実施の形態1の加湿装置を側面から見た断面図である。
【0010】
なお、以下では、図1に示すように加湿装置が設置された状態(以下「設置状態」ともいう)での鉛直方向を上下方向として、水平方向を左右方向として記載する場合がある。また、以下では、設置状態において、加湿装置の、扉3が設けられている側の面を「前面」とし、加湿装置の前面に対向する面を「背面」とし、加湿装置の前面側から見て右側の側面を「右側面」、左側の側面を「左側面」とする。
【0011】
以下、加湿装置の詳細な構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態の加湿装置においては、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有している。本体ケース1の前面には開閉可能な扉3を備え、扉3を開くと後述する本体ケース1内の空気浄化ユニット7の一部を取り出すことが出来る。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口4を備えている。
【0012】
図2図3に示すように、本体ケース1内には、仕切り板5と、送風機6と、空気浄化ユニット7と、除菌風路8と、制御部9と、を備えている。
【0013】
仕切り板5は、本体ケース1の中央に設けられた板であり、後述する隔壁24と共に本体ケース1の前面側と背面側を隔てるものであり、背面側は除菌風路8となる。
【0014】
送風機6は、空気を送風する、即ち吸気口2から本体ケース内に空気を吸い込み、吸い込んだ空気を吹出口4から吹き出すものである。送風機6は、本体ケース1内の中央に設けられ、モータ部10とモータ部10により回転するファン部11とそれらを囲むケーシング部12とを備えている。
【0015】
本実施の形態における送風機6の動作は、本体ケース1に備えられた操作部1Aによって決定されるものである。図1図2図3に示すように、操作部1Aは、本体ケース1の天面に設けられた開閉式のカバー1Bによって覆われている。本発明の加湿装置の使用者は、操作部1Aに備えられた風量切り替えボタン(図示せず)を操作することによって送風機6の風量を段階的に調節可能であり、その操作した情報は制御部9へと信号として送られる。
【0016】
ファン部11は、シロッコファンで、モータ部10から水平方向に延びたモータ軸13に固定され、モータ部10は、ケーシング部12に固定されている。ケーシング部12は、ケーシング部12の本体ケース1における上面側に吐出口14を備え、ケーシング部12の本体ケース1における背面側に吸込口15を有している。
【0017】
図4は実施の形態1の加湿装置の貯水容器を本体ケース内に配置した状態での斜視図である。図5は実施の形態1の加湿装置の構成部品の一部を取り除き内部の構造を示す斜視図である。図6は実施の形態1の加湿装置の貯水部の斜視図である。
【0018】
図2図3図4図5図6に示すように、空気浄化ユニット7は、給水手段からの水を電解槽に貯水し、錠剤投入機構により電解槽内の水に電解促進錠剤を投入し、電気分解して次亜塩素酸を含んだ電解水を生成し、生成した電解水を、送風機により吸気口から本体ケース内に吸い込んだ空気に接触させて吹出口から散布する装置である。
【0019】
空気浄化ユニット7は、貯水部16と、電解部17と、第1水輸送部18と、第2水輸送部19と、電解水輸送部20と、を備えている。
【0020】
貯水部16は、水を貯水し除菌を行う。貯水部16は、貯水容器21と、給水手段22と、気液接触手段23と、を有する。
【0021】
図7は実施の形態1の加湿装置の貯水部の平面図である。
【0022】
図4図6図7、に示すように、貯水容器21は、本体ケース1の下部に配置され、天面を開口した箱形状をしており、水を貯水できる構造となっており、隔壁24と、給水区画25と、除菌区画26と、を有する。貯水容器21は、扉3を開けた状態で本体ケース1の前面側から本体ケース1より着脱可能である。
【0023】
図4に示すように、隔壁24は、貯水容器21において、本体ケース1の前面側(除菌風路8外)と本体ケース1の背面側(除菌風路8)とを仕切る板であり、貯水容器21の底面から上方に延び、その上端は貯水容器21の上端より上方に配置されている。また、隔壁24の上端の一部の面は仕切り板5の壁面に面で接しており、これによって本体ケース1の前面側(除菌風路8外)と本体ケース1の背面側(除菌風路8)とは、互いに空気の出入りがないように隔てられている。
【0024】
給水区画25は、略椀形状であり、給水手段22から供給された水を貯水する区画であり、本体ケース1の下部に配置された状態の貯水容器21において隔壁24よりも本体ケース1の前面側に位置し、給水手段22を保持可能な構造をしており、底部には給水手段22を保持する位置に円柱形状の突起27を有している。
【0025】
除菌区画26は、略椀形状であり、所定の濃度の次亜塩素酸を含んだ電解水を貯水する区画であり、隔壁24の前面側と背面側にまたがるように設けられている。
【0026】
図8は、実施の形態1の加湿装置の給水手段の斜視図である。
【0027】
図2図8に示すように、給水手段22は、給水区画25に設置され、給水区画25に着脱可能な構造となっており、給水区画25の水位が一定になるよう自動給水をするものである。給水手段22は、水を貯水する中空形状であるタンク28と、タンク28の上部に取手28aを設け、この取手28aはタンク28と一体となっており、取手28aを持った状態で給水区画25へと着脱を行う。
【0028】
タンク28は、給水区画25に装着した状態において、底面中央に円形状のタンク開口(図示せず)を備え、このタンク開口は中心軸方向が上下方向に延びた円筒形状で、タンク開口の外周に着脱可能なキャップ29により密閉できる構造となっている。
【0029】
キャップ29は、中心軸方向が上下方向に延びた円筒形状で、貯水容器21に装着した状態における底面中央には円筒形状で上下方向に開口したキャップ開口29aを有しており、キャップ開口29aには蓋開口を開閉する水栓29bを備えている。
【0030】
水栓29bは、円柱形状の軸(図示せず)と、キャップ開口29aを塞ぐように軸の一方に備えられた開閉弁(図示せず)と、軸を自身の中心に通すように設けられたコイル状のばね(図示せず)と、軸の他方に備えられたばね止め部分(図示せず)と、を備えている。
【0031】
給水区画25にタンク28を設置すると、給水区画25の突起27にばね止め部分が当たり、このばね止め部分がばねを縮めながら上方へ移動する。それに伴い、開閉弁も上方に移動し、キャップ29のキャップ開口29aから開閉弁が離れることにより、キャップ29のキャップ開口29aからタンク28内の水が給水区画25へ流れ込むものである。ここで、キャップ開口29aの下端まで給水区画25に水が溜まると、キャップ開口29aの下端からタンク28内に空気が入ることが無くなるので、タンク28内の水が給水区画25に流れ込まない。つまり、給水区画25の水が減ると、キャップ開口29aの下端まで水位が増え、このキャップ開口29aの下端で水位が一定に保たれるため、常に一定の水位を維持することができる。
【0032】
図6図7に示すように、気液接触手段23は、除菌区画26における隔壁24の背面側に位置し、除菌区画26に貯水された水と、送風機6によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。気液接触手段23は、フィルター30と、フィルター枠31と、駆動部(図示せず)とを有している。図3に示すように、気液接触手段23は除菌風路8において送風機6より風上側に設けられている。
【0033】
フィルター30は、保水性を有し、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔が設けられた構成である。フィルター30は、フィルター30の一端が除菌区画26の水に浸漬するように、フィルター枠31に装着されている。
【0034】
フィルター枠31は、貯水容器21に設けられた軸受け部(図示せず)に回転支持されている。フィルター30とフィルター枠31とは、駆動部によって回転する構造となっている。
【0035】
図9は、実施の形態1の加湿装置の電解槽の斜視図である。図10は、実施の形態1の加湿装置の電解槽の構成部品の一部を取り除き内部の構造を示す斜視図である。図11は、実施の形態1の加湿装置の電解槽の側面から見た断面図である。
【0036】
電解部17は、電解槽32と、錠剤投入機構33と、電解ユニット34と、を備えている。
【0037】
電解槽32は、貯水容器21の上方に設けられており、天面が開口した略箱形状をしている。電解槽32は、電解槽32内に第1水輸送部18によって貯水部16から輸送される水を貯水する。
【0038】
図12は、実施の形態1の加湿装置の錠剤投入機構の斜視図である。図13は、実施の形態1の加湿装置の錠剤投入機構の錠剤投入ケース内を示す斜視図である。
【0039】
図12図13に示すように、錠剤投入機構33は、電解槽32の上方に設置され、錠剤投入ケース35と、錠剤投入ケース35内に設けた錠剤投入部材36と、錠剤投入ケース35の上部に着脱自在に設けられた錠剤投入カバー37とを備えている。錠剤投入ケース35から錠剤投入カバー37を外し、錠剤投入ケース35内に電解促進錠剤38を入れておくと、錠剤投入部材36が回動し、自動的に電解促進錠剤38は錠剤投入ケース35の底面の開口35aより電解槽32へと落下する。なお、例として電解促進錠剤38には塩化ナトリウムを用いることができる。
【0040】
電解ユニット34は、電解槽32の水に第1の電極(図示せず)、第2の電極(図示せず)を浸らせ、これら第1の電極と第2の電極とに電圧を印加し、錠剤投入機構33によって投入される後述する電解促進錠剤38が入った電解槽32内の水を電気化学的に処理し、次亜塩素酸を生成するものである。なお、電解促進錠剤38の一例は、塩化ナトリウムであり、電解ユニット34によって、塩化ナトリウム水溶液を電気化学的に電気分解することで、活性酸素種(本実施の形態では一例として次亜塩素酸とする)を含む電解水を生成する。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質とのことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、あるいは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素だけでなく、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。また、本実施の形態では、活性酸素種(ここでは次亜塩素酸)を含む電解水を生成することを、活性酸素種(ここでは次亜塩素酸)を発生させると表現する場合がある。
【0041】
図4図5に示すように、第1水輸送部18は、貯水部16から電解部17へと水を輸送するものである。第1水輸送部18は、給水区画25の水に浸漬するように設けられた第1水ポンプ39と、第1水ポンプ39に接続された送水機構40と、を有している。
【0042】
第1水ポンプ39は、汲み上げ式のポンプであり、給水手段22から給水区画25へと給水された水を送水機構40へと移動させるものである。
【0043】
送水機構40は、貯水容器21と本体ケース1内にそれぞれ一部が設けられており、第1水ポンプ39で汲み上げた水を電解槽32まで輸送するものである。
【0044】
図6図7に示すように、第2水輸送部19は、給水区画25の水を除菌区画26へ輸送するものである。第2水輸送部19は、給水区画25の水に浸漬するように設けられた第2水ポンプ41と、第2水ポンプ41に接続された水輸送水路42を有している。
【0045】
第2水ポンプ41は、汲み上げ式のポンプであり、給水手段22から給水区画25へと給水された水を水輸送水路42へと移動させ、除菌区画26へと輸送するものである。
【0046】
水輸送水路42は、両端を開口とした円筒管であり、一端は第2水ポンプ41と接続されており、他端は除菌区画26の隔壁24の前面側の水面の直上に位置している。
【0047】
図4図5図10図11に示すように、電解水輸送部20は、電解部17から水を貯水部16へと輸送するものである。電解水輸送部20は、電解槽32の水に浸漬するように設けられた電解水ポンプ43と、電解水ポンプ43に接続された前段輸送水路44と、電解槽32内部に設けられた供給槽45と、供給槽45に接続された後段輸送水路46と、を有している。
【0048】
電解水ポンプ43は、汲み上げ式のポンプであり、電解槽32で電気化学的処理をされた水を前段輸送水路44へと移動させ、供給槽45へと輸送するものである。
【0049】
前段輸送水路44は、両端を開口とした円筒管であり、一端は電解水ポンプ43と接続されており、他端は供給槽45の後述する接続口47に接続されている。
【0050】
供給槽45は、天面が開口となった略椀形状をしており、電解槽32の内部に設けられており、側面には前段輸送水路44と接続するための接続口47と、底面には落下開口48を有している。供給槽45の上端は電解槽32の上端より低く設けられている。
【0051】
接続口47は、供給槽45の側面の一部を開口とするものであり、前段輸送水路44の外径に等しい円形状である。
【0052】
落下開口48は、供給槽45の底面を貫通するように設けられており、所定の直径の円形状をしている。
【0053】
後段輸送水路46は、両端を開口とした円筒管であり、一端は落下開口48と接続されており、他端は除菌区画26の上方に位置している。
【0054】
図14は、実施の形態1の加湿装置の貯水部の正面図である。図15は、実施の形態1の加湿装置の断面図である。図16は、実施の形態1の加湿装置の送水機構の拡大斜視図である。図17は、実施の形態1の加湿装置の送水機構の一部構成部品を示す斜視図である。図18は、実施の形態1の加湿装置の送水機構の一部構成部品を示す断面図である。
【0055】
図4図14図15に示すように、送水機構40は給水区画25の水に一端が浸漬し、貯水容器21に設けられた第1の輸送管49と、本体ケース1において仕切り板5の背面側に設けられた第2の輸送管50と、第1の輸送管49と第2の輸送管50とが連通するように接続する接続ユニット51と、接続ユニット51の接続を補助する接続補助ユニット52と、を有している。
【0056】
第1の輸送管49は、両端を開口とした円筒管であり、貯水容器21に設けられている。第1の輸送管49の一端は第1水ポンプ39と接続されており、他端は接続ユニット51の後述する第1の連結部と接続されている。
【0057】
第2の輸送管50は両端を開口とした円筒管であり、本体ケース1において仕切り板5の背面側に設けられている。第2の輸送管50の一端は電解槽32の天面の上方に位置しており、他端は接続ユニット51の後述する第2の連結部と接続されている。
【0058】
図16図17図18に示すように、接続ユニット51は、仕切り板5と隔壁24に設けられており、第1の輸送管49と第2の輸送管50とが連通するように接続するものである。接続ユニット51は、第1の輸送管49と接続されている中空の第1の連結部53と、第2の輸送管と接続されている中空の第2の連結部54と、を有しており、第1の連結部53と第2の連結部54とは接続が可能な構造となっている。第1の連結部53と第2の連結部54が接続されることにより、第1の輸送管49と第2の輸送管50とが連通する。
【0059】
第1の連結部53は、両端を開口としたL字の中空の管形状であり、隔壁24に設けられている。第1の連結部53の一端は、隔壁24から本体ケース1の背面側に向けて突出するように伸びており、その外径は第2の連結部54の一端の内径に密着するように入り込む長さである。第1の連結部53の他端は、鉛直方向下向きに伸びており、その外径は、第1の輸送管49の内径に密着するように入り込む長さであり、第1の輸送管49の他端と接続されている。
【0060】
第2の連結部54は、両端を開口としたL字の中空の管形状であり、仕切り板5を貫通するように設けられている。第2の連結部54の一端は、仕切り板5から本体ケース1の前面側に向けて突出するように伸びており、その内径は第1の連結部53の一端の外径が密着するように入り込む長さである。第2の連結部54の他端は、鉛直方向上向きに伸びており、その外径は、第2の輸送管50の内径に密着するように入り込む長さであり、第2の輸送管50の他端と接続されている。隔壁24を本体ケース1の前面側から背面側に押し込むことで、第2の連結部54の一端は第1の連結部53の一端へと挿入され、第1の連結部と第2の連結部は接続された状態となる。また、第2の連結部54は、一端側の内壁に環状の止水部分54aを備えている。
【0061】
止水部分54aは、第2の連結部の内壁に密着するように設けられた円状のリングであり、その内径は第1の連結部53の一端の外形より小さい。第2の連結部54の一端から挿入された第1の連結部53の一端は、所定の長さ挿入されることで止水部分54aと接触し、水が漏れにくくなるようにシールされる。なお、止水部分54aは、例えばシリコンのような軟性の素材であることが望ましい。
【0062】
第1水ポンプ39で汲み上げられた水は、第1の輸送管49、第1の連結部53、第2の連結部54、第2の輸送管50を通って、電解槽32へと供給される。
【0063】
接続補助ユニット52は、第1の連結部53と第2の連結部54の接続が不十分になることがないように、第1の連結部53と第2の連結部54との接続の度合いを向上させるものである。なお、接続の度合いとは、第2の連結部54の一端から挿入された第1の連結部53の一端の止水部分54aとの接触の有無を表す。第1の連結部53と第2の連結部54の接続が不十分である場合、つまり第1の連結部53の一端が止水部分54aと接触していない場合、送水機構40に水が流れることで、接続ユニット51から水漏れが発生する。なお、第1の連結部53が第2の連結部54に所定の長さ挿入されることで水漏れが発生しないようにシール可能な構造であればよく、その形態を限定するものではない。
【0064】
即ち、吸気口2と吹出口4を有する本体ケース1と、本体ケース1に着脱自在な貯水容器と、除菌・脱臭効果のある水を生成する電解槽32と、水を貯留する貯水容器21内に備えられた給水区画25と、電解槽32で生成された除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌・脱臭を行う貯水容器21内に備えられた除菌区画26と、除菌区画26の除菌・脱臭効果のある水に一端が浸漬するフィルター30と、フィルター30に送風する送風機6と、給水区画25の水を電解槽32へと送水する送水機構40と、を備え、送水機構40は、給水区画25内の水に一端が浸漬し、貯水容器21に設けられた第1の輸送管49と、本体ケース1の前面側壁部内に設けられ、一端が電解槽32に繋がる第2の輸送管50と、第1の輸送管49と第2の輸送管50とが連通するように接続する接続ユニット51と、接続ユニット51の接続を補助する接続補助ユニット52と、を備え、接続ユニット51は、第1の輸送管49の他端に設けられた中空の第1の連結部53と、第2の輸送管50の他端に設けられた中空の第2の連結部54と、を備え、本体ケース1に貯水容器21を装着すると第1の連結部53と第2の連結部54とは連通するように接触し、接続補助ユニット52によって、第1の連結部53と第2の連結部54との接続の度合いが向上する構成となっている。
【0065】
上記の構成としたことにより、運転時に第1の連結部53と第2の連結部54の接続不十分による水漏れを抑制可能な加湿装置を得ることができる。
【0066】
具体的には、接続補助ユニット52は、仕切り板5の本体ケース1の前面側において、接続ユニット51の上方に設けられており、接続補助部材55と、接続補助カバー56と、を備えている。
【0067】
図19は、実施の形態1の加湿装置の接続ユニットの側面図である。図20は、実施の形態1の加湿装置の接続補助ユニットの動作を示す斜視図である。図21は、実施の形態1の加湿装置の接続補助ユニットの動作を示す斜視図である。図22は、実施の形態1の加湿装置の接続補助ユニットの動作を示す斜視図である。
【0068】
図19図20図21図22に示すように、接続補助部材55は、立体台形形状をしており、仕切り板5の所定の位置を中心に本体ケース1の前後方向を軸として水平方向から下方向に向けて、90度回転移動が可能なものである。接続補助部材55を下方向に向けて90度回転させた際、隔壁24の一部に接触し、隔壁24を本体ケース1の背面方向に押し込むことで、第1の連結部53と第2の連結部54を確実に連結させるための補助を行う。なお以下では、図14に示すように、水平方向を向いている際の接続補助部材55の位置を接続補助前位置、図22に示すように、接続補助前位置より下方向に向けて90度回転させた位置を接続補助後位置とする。また、接続補助部材55は、隔壁24の一部に順に接触する第1接触部分55aと、第2接触部分55bと、第3接触部分55cとを有している。
【0069】
第1接触部分55aは、接続補助部材55の本体ケース1前方側の面から下方に突出したリブであり、接続補助部材55を接続補助前位置から接続補助後位置に移動させる際に、最初に隔壁24の一部に接触する部分である。図20に示すように、第1接触部分55aが隔壁24の一部に接触した状態で、接続補助部材55を接続補助後位置に向けて移動させると、隔壁24は本体ケース1の背面方向へと押し込まれる。
【0070】
第2接触部分55bは、接続補助部材55の本体ケース1背面側に設けられた突出部分57における傾斜している面であり、第1接触部分55aによって本体ケース1の背面方向に押し込まれた隔壁24に次に接触する部分である。図21に示すように、第2接触部分55bが隔壁24の一部に接触した状態で、接続補助部材55を接続補助後位置に向けて移動させると、隔壁24は本体ケース1の背面方向へと更に押し込まれる。
【0071】
第3接触部分55cは、接続補助部材55の本体ケース1背面側に設けられた突出部分57における頂点に設けられた面であり、第2接触部分55bによって本体ケース1の背面方向に押し込まれた隔壁24に次に接触する部分である。図22に示すように、第3接触部分55cが隔壁24の一部に接触した状態で、接続補助部材55を接続補助後位置まで移動させると、隔壁24は本体ケース1の背面方向へと更に押し込まれ、第1の連結部53と第2の連結部54との接続の度合いが向上されることとなる。
【0072】
接続補助カバー56は、中空の円筒形状であり、仕切り板5に接続補助部材55と共にねじ止めされている。接続補助カバー56は、接続補助部材55の一部に覆い被さった状態で仕切り板5にネジ(図示せず)でネジ止めされることで、接続補助部材55が仕切り板5から外れないように保持している。
【0073】
貯水容器21の本体ケース1からの着脱における具体的な動作について説明をする。
【0074】
貯水容器21を本体ケース1から取り外す際は、使用者は扉3を開け、接続補助後位置にある接続補助部材55を把持し、90度回転させ、接続補助前位置へ移動させる。次に、隔壁24における第1の連結部53周辺の壁面を把持し、第1の連結部53を第2の連結部54から引き抜く。次に、貯水容器21の一部を把持し、本体ケース1の前面方向へと引き抜く。貯水容器21を本体ケース1へと装着する際は、使用者は扉3を開けた状態で、本体ケース1の前面側から貯水容器21を本体ケース1の下部へと挿入する。次に、第1の連結部53を第2の連結部54に向けて押し込むことで、第1の連結部53と第2の連結部54を接続する。この時、第1の連結部53と第2の連結部54の接続が不十分であった場合であっても、接続補助部材55を接続補助前位置から接続補助後位置まで移動させることにより、第1接触部分55a、第2接触部分55b、第3接触部分55cが順に隔壁24へと接触し、第1の連結部53を第2の連結部54の方向へと押し込み、接続の度合いを向上させることがきる。
【0075】
即ち、接続補助ユニット52は、接続補助前位置から接続補助後位置まで移動可能であり、本体ケース1に貯水容器21を装着し、接続補助ユニット52を接続補助前位置から接続補助後位置まで移動させると、第1の連結部53を前記第2の連結部54の方向へと押し込む構成である。
【0076】
上記の構成としたことにより、第1の連結部53と第2の連結部54の接続の度合いを向上させることがきる。これより、運転時に第1の連結部53と第2の連結部54の接続不十分による水漏れを抑制可能な加湿装置を得ることができる。
【0077】
また、接続補助ユニット52が接続補助後位置にない位置にある場合でも、使用者により運転が開始される可能性があるため、運転時の水漏れを抑制するためには接続補助部材55が接続補助後位置でない位置にある際は、送風機6と電解槽32と送水機構40の運転ができないことが望ましい。
【0078】
即ち、接続補助ユニット52が接続補助後位置まで移動していない際は、送風機6と電解槽32と送水機構40の運転ができない構成である。
【0079】
上記構成により、運転時に第1の輸送管49と第2の輸送管50の接続不十分による水漏れを更に抑制可能な加湿装置を得ることができる。
【0080】
接続補助ユニット52が前記接続補助後位置まで移動していない際に、送風機6と電解槽32と送水機構40の運転ができない一例を以下に示す。
【0081】
図23は、実施の形態1の加湿装置の斜視図である。
【0082】
図23に示すように、本体ケース1は、扉3の開閉を検知する扉検知機構58を備えている。
【0083】
扉検知機構58は、電解槽32の上方に設けられたマイクロスイッチ59と、扉3の背面側に設けられた検知用突起60と、を備えている。
【0084】
マイクロスイッチ59は、押込み式のスイッチであり、電解槽32の上方に設けられている。マイクロスイッチ59は、押込まれた状態を検知した際に、制御部9へと信号を送る。
【0085】
検知用突起60は、扉3の背面側に設けられた略直方体形状の突起であり、マイクロスイッチ59に対向する位置に設けられている。検知用突起60は、本体ケース1の背面方向に伸びており、扉3を閉めきった状態でマイクロスイッチ59に接触し、マイクロスイッチ59を押し込まれた状態とする長さである。
【0086】
制御部9は、本体ケース1内に設けられており、操作部1Aと、マイクロスイッチ59と、から信号を受け取り、送風機6と、電解槽32と、第1水輸送部18と、第2水輸送部19と、電解水輸送部20と、錠剤投入機構33の動作を制御するものである。制御部9は、マイクロスイッチ59の信号を受け取っていない時には、送風機6と、電解槽32と、第1水輸送部18の動作を開始することはない。
【0087】
タンク28は、本体ケース1に装着された際に、接続補助後位置にある接続補助部材55を収容可能な凹部28bを本体ケース1の背面側側面の所定の位置に有している。
【0088】
凹部28bは、略長方形状の凹みであり、本体ケース1に装着した状態のタンク28の本体ケース1の背面側側面に設けられている。また、接続補助部材55を収容可能な幅と奥行きである。
【0089】
本実施の形態において、接続補助部材55が接続補助後位置にある場合は、タンク28を本体ケース1に装着しようとした際に、接続補助部材55はタンク28の凹部28bに収まり、タンク28に接触することがなく、給水手段22が本体ケース1に装着可能であり、本体の運転が開始可能である。一方で、接続補助部材55が接続補助後位置にない場合、接続補助部材55はタンク28の本体ケース1の背面側の側面に接触する。この時、タンク28の本体ケース1の前面側の側面が本体ケース1の前面方向に突出する。この時、扉3を閉めようとすると、タンク28の本体ケース1の前面側の側面が扉3に接触するため、扉3が閉められなくなる。これにより、マイクロスイッチ59は扉3の閉めきった状態を検知することができず、本体の運転を開始することができなくなる。
【0090】
即ち、本体ケース1には、開閉可能な扉3と、貯水容器21に水を供給する給水手段22と、を有し、給水手段22は、貯水容器21に着脱可能であり、扉3を開くと、本体ケース1内に貯水容器21と給水手段22が着脱可能となり、扉3が閉まらないと送風機6と電解槽32と送水機構40の運転ができない構成であり、接続補助ユニット52は、接続補助後位置にない際に、給水手段22を貯水容器21に装着すると、給水手段22が接続補助ユニット52に接触し、給水手段22が傾いた状態となり、給水手段22が傾いた状態では、扉3が給水手段22に接触し、扉3が閉まらない構成となっている。
【0091】
上記構成により、運転時に第1の輸送管49と第2の輸送管50の接続不十分による水漏れを更に抑制可能な加湿装置を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0092】
本発明にかかる加湿装置は、家庭用や事務所用などに使用される殺菌・脱臭機能をもつ加湿装置等として有用である。
【符号の説明】
【0093】
1 本体ケース
1A 操作部
1B カバー
2 吸気口
3 扉
4 吹出口
5 仕切り板
6 送風機
7 空気浄化ユニット
8 除菌風路
9 制御部
10 モータ部
11 ファン部
12 ケーシング部
13 モータ軸
14 吐出口
15 吸込口
16 貯水部
17 電解部
18 第1水輸送部
19 第2水輸送部
20 電解水輸送部
21 貯水容器
22 給水手段
23 気液接触手段
24 隔壁
25 給水区画
26 除菌区画
27 突起
28 タンク
28a 取手
28b 凹部
29 キャップ
29a キャップ開口
29b 水栓
30 フィルター
31 フィルター枠
32 電解槽
33 錠剤投入機構
34 電解ユニット
35 錠剤投入ケース
35a 開口
36 錠剤投入部材
37 錠剤投入カバー
38 電解促進錠剤
39 第1水ポンプ
40 送水機構
41 第2水ポンプ
42 水輸送水路
43 電解水ポンプ
44 前段輸送水路
45 供給槽
46 後段輸送水路
47 接続口
48 落下開口
49 第1の輸送管
50 第2の輸送管
51 接続ユニット
52 接続補助ユニット
53 第1の連結部
54 第2の連結部
54a 止水部分
55 接続補助部材
55a 第1接触部分
55b 第2接触部分
55c 第3接触部分
56 接続補助カバー
57 突出部分
58 扉検知機構
59 マイクロスイッチ
60 検知用突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図19
図20
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