(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023048596
(43)【公開日】2023-04-07
(54)【発明の名称】歩行、走行、跳躍等補助装置
(51)【国際特許分類】
A61H 3/00 20060101AFI20230331BHJP
【FI】
A61H3/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021158012
(22)【出願日】2021-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】719004843
【氏名又は名称】江島 皓榮
(72)【発明者】
【氏名】江島 皓榮
【テーマコード(参考)】
4C046
【Fターム(参考)】
4C046AA07
4C046AA25
4C046AA42
4C046AA49
4C046BB07
4C046CC01
4C046DD02
4C046DD38
4C046DD41
4C046DD45
(57)【要約】
【課題】徒歩による歩行や走行、跳躍能力には、限界があり、高齢社会においては、歩行や走行に困難を来す者が増えてきている。
【解決手段】本発明は、(1)ベルト若しくはバックパック状の装置に、(2)ドローン等に用いる羽を下方に若干傾けられるよう取り付け、(3)その上に巻き込み防止用のカバーを取り付け(4)ベルト若しくはバックパック状の装置内部にモーター及び電池等の動力を埋め込み、モーターを回すことで、(5)装着したものの前方に推進する力を生み、上方にやや浮力を与え、歩行や走行をアシストし、跳躍を容易にするための装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、(1)ベルト若しくはバックパック状の装置に、(2)ドローン等に用いる羽を下方に傾くように取り付け、(3)その上に巻き込み防止用のカバーを取り付け(4)ベルト若しくはバックパック状の装置内部にモーター及び電池等の動力を埋め込み、電源を入れモーターを回すことで、(5)装着したものの前方(腰部からお腹側)に推進する力を生み、上方にやや浮力を与え、歩行や走行をアシストし、跳躍を容易にするための装置である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルト状又はバックパック状の歩行、走行、跳躍補助装置である。
【背景技術】
【0002】
2021年現在、日本は少子高齢社会が進展し、65歳以上の人口は3640万人を上回った。歩行に困難を生ずる者や、体力の衰えから近隣への移動に支障をきたすものもいる。一方で自動車運転免許証の返納率は上昇し、交通事故を引き起こしやすい自転車での運転を控える者も増えている。
【0003】
人類は有史以来、歩行や走行することにより移動してきたが、自転車や自動車といった移動媒体を用いない場合、その速度は、身体能力の範囲に限られており、マラソンの戦いの頃より現在に至るまで、人類の移動に用いる平均的な身体能力には大幅な進化は見られない。つまり、徒歩による場合、移動能力は高くなく、能力の拡張が難しかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、人類の徒歩における歩行速度や走行速度、運動能力には限界があり、スピーディーな移動には、自転車や自動車に頼らざるを得ない点である。さらに、人間は、年齢を重ねると、歩行や走行能力、その他の運動能力が減退し、日常生活にも支障をきたす場合があので、これらの問題を、原動機を用いたものや車輪を用いたもの、大掛かりな装置を必要とするものに頼らずに解決したいと考えた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、(1)ベルト若しくはバックパック状の装置の腰部方向側に、(2)ドローン等に用いる羽を下方に若干傾けられるよう取り付け、(3)その上に巻き込み防止用のカバーを取り付け(4)ベルト若しくはバックパック状の装置内部にモーター及び電池等の動力を埋め込み、電源を入れモーターを回すことで、(5)装着した際に、前方に推進する力を生み、上方にやや浮力を与え、歩行や走行をアシストし、跳躍を容易にする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、軽量の装置を腰部付近に装着するのみで、前方への推進力、やや斜め上への浮力が働く。そのことにより、歩行速度や走行速度が上昇し、徒歩、走行による移動時間が短縮できるようになる。また、腰部付近に取り付けることから、力のかかり具合で、前方下部に転倒する恐れが少なく安定性がある。
【0007】
高齢者であれば、歩行時の負担が軽くなり、より長距離を歩行できるようになる。また、球技のようなスポーツにおいても、本装置を装着することにより、走行スピードが増し、跳躍力が増すことにより、プロ選手のようなパフォーマンスを発揮することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、ベルト状又はバックパック状の歩行、走行、跳躍補助についての説明である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本装置は、ベルトやバックパック状の装置にドローンに似た動力を用いることにより、人が歩行したり、走行したり、跳躍する能力を拡張し高めることを、車輪などを用いずに、極めて軽い装置によって実現する。
【符号の説明】
【0010】
1 ベルトやバックパック状の装置
2 ドローン等に用いる羽
3 巻き込み防止用カバー
4 電池やモータを埋め込む部分
5 推進方向、おなか側
6 負荷方向、腰部側