(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023048993
(43)【公開日】2023-04-07
(54)【発明の名称】端末装置、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/083 20230101AFI20230331BHJP
A47G 29/124 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
G06Q10/08 300
A47G29/124
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022135628
(22)【出願日】2022-08-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-02-28
(31)【優先権主張番号】P 2021158418
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000005979
【氏名又は名称】三菱商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】笠 禎彦
(72)【発明者】
【氏名】栗原 直己
【テーマコード(参考)】
3K100
5L049
【Fターム(参考)】
3K100CA43
3K100CA45
3K100CA47
3K100CC05
3K100CD03
5L049AA16
5L049CC51
(57)【要約】 (修正有)
【課題】商品の集荷に関する作業を容易にすることが可能な端末装置、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システム1000において、端末装置110、120は、制御部を有する。制御部は、宅配ボックス150に関連付けられている二次元コード160を撮像した撮像画像から二次元コードに関するコード情報を取得し、コード情報を情報処理装置に送信する。情報処理装置であるサーバー装置100は、宅配ボックスに関するコード情報を受信すると、サーバー装置100が管理している適切な二次元コード番号か否か等を判定し、適切な二次元コード番号であると判定すると、二次元コード番号に関連する宅配ボックスに関する暗証番号を生成し、端末装置の画面に暗証番号を含む画面を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、
前記コード情報を情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報とを受信し、
受信した前記認証情報を含む画面を表示する、
端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の端末装置において、
前記コードは、前記ロッカーに関連付けて貼付されたシールに印字されている二次元コードである、
端末装置。
【請求項3】
請求項1に記載の端末装置において、
前記認証情報は、前記ロッカーに関する暗証番号である、
端末装置。
【請求項4】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
前記端末装置の位置情報を取得し、
前記コード情報と関連付けて取得した位置情報を前記情報処理装置に送信する、
端末装置。
【請求項5】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の到着予定日時を表示する、
端末装置。
【請求項6】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の集荷予定日時を表示する、
端末装置。
【請求項7】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
荷物の撮像画像に基づいて前記荷物の幅、奥行、高さを計測情報として求め、前記情報処理装置に送信する、
端末装置。
【請求項8】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの認証情報に関する情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、が含まれ、
前記制御部は、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記利用者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、
前記利用者の端末装置の位置情報は、前記利用者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記利用者の端末装置の位置情報である、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
荷物を集荷する担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項10に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記ロッカーの位置情報と複数の担当者の端末装置の位置情報とに基づいて集荷を依頼する担当者を決定し、決定した担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項10に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記担当者が荷物を集荷したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記担当者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、
前記担当者の端末装置の位置情報は、前記担当者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記担当者の端末装置の位置情報である、
情報処理装置。
【請求項13】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、登録を担当する担当者の端末装置より受信すると、前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在するか否かを判定し、
前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在する場合、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報を発行し、
前記担当者の端末装置から受信した位置情報を前記ロッカーの位置情報として、前記ロッカーの位置情報と、前記コード情報と、前記ロッカー識別情報と、をロッカーデータとして記憶する、
情報処理装置。
【請求項14】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
送料を利用者が負担する場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項15】
請求項14に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記端末装置に表示されている画面を介した操作に基づいて送料を利用者が負担するか否かを判定し、送料を利用者が負担すると判定した場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項16】
端末装置が実行する情報処理方法であって、
ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、
前記コード情報を情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報を受信し、
受信した前記認証情報を含む画面を表示する、
情報処理方法。
【請求項17】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記ロッカー識別情報と前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶する、
情報処理方法。
【請求項18】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の端末装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【請求項19】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項8から請求項15までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク上に構成された電子商取引サイトにおいて個人間においても商品の売買が行われている。特許文献1には、電子商取引サイトにおけるサービスを提供するサーバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子商取引サイトで商品を販売した個人は、商品を梱包してコンビニエンスストア等に持ち込むか、集荷を依頼して自宅まで取りに来てもらう必要があった。商品を発送するためにわざわざコンビニエンスストア等まで出かけるのは手間である。また、集荷を依頼した場合も、集荷を行う人が自宅に取りに来るまで在宅しなくてはならない、集荷待ち時間の発生の問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、端末装置が提供される。この端末装置は、制御部を有する。制御部は、ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像よりコードに関するコード情報を取得する。コード情報を情報処理装置に送信する。情報処理装置よりロッカーに関する認証情報とを受信する。受信した認証情報を含む画面を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバー装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、情報処理システムにおける処理の概要を説明するための図(その1)である。
【
図5】
図5は、情報処理システムにおける処理の概要を説明するための図(その2)である。
【
図6】
図6は、情報処理システムにおけるボックス登録処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図7】
図7は、位置情報の送信を促す画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、個別ロッカー番号の送信を促す画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、ロッカーデータの一例を示す図(その1)である。
【
図10】
図10は、情報処理システムにおける荷物の投函処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図11】
図11は、集荷依頼の画面の一例を示す図(その1)である。
【
図12】
図12は、集荷依頼の画面の一例を示す図(その2)である。
【
図13】
図13は、ロッカーデータの一例を示す図(その2)である。
【
図14】
図14は、設定すべきパスワードを知らせる画面の一例を示す図である。
【
図15】
図15は、情報処理システムにおける荷物の集荷処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図17】
図17は、変形例1の情報処理システム1000における宅配ボックス発送受付に関する処理を説明するための図である。
【
図18】
図18は、決済ありの発送受け付の画面1800の一例を示す図である。
【
図22】
図22は、変形例1の情報処理システム1000における宅配ボックス投函に関する処理を説明するための図である。
【
図23】
図23は、荷物を宅配ボックスに投函した場合の画面2200の一例を示す図である。
【
図24】
図24は、投函ボックス選択画面2300の一例を示す図である。
【
図25】
図25は、暗証番号表示画面2400の一例を示す図である。
【
図27】
図27は、投函完了画面2600の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0009】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0010】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム1000は、システム構成として、サーバー装置100と、端末装置110と、端末装置120と、ハンディターミナル140と、宅配ボックス150と、宅配ボックス150のドアの外側に貼られているシールに印字されている二次元コード160と、を含む。サーバー装置100と、端末装置110と、端末装置120と、ハンディターミナル140と、はネットワーク170を介して通信可能に接続されている。サーバー装置100は、情報処理装置の一例である。端末装置110は、端末装置の一例である。
【0011】
サーバー装置100は、以下に示す本実施形態で説明する主な処理を実行する。端末装置110は、荷物の配達を依頼する利用者が使用する端末装置である。利用者は、荷物を利用者のマンション等の宅配ボックス150に投函し、荷物の集荷を依頼する。後述するように、宅配ボックス150の外側には二次元コードが印字されたシールが貼られている。二次元コードには、各々のシールを識別する識別情報が含まれている。例えば、端末装置110は、二次元コードを撮像することにより、この識別情報を取得することができる。端末装置120は、宅配ボックス150の登録を行う登録担当者が使用する端末装置である。ハンディターミナル140は、荷物を集荷する担当者が使用する端末装置である。宅配ボックス150は、利用者のマンション等に設置されている宅配ボックスである。本実施形態ではマンションを例に説明を行うが、戸建ての玄関先等に置かれる宅配ボックスであってもよい。二次元コード160は、宅配ボックス150の各ボックの外側に貼られているシールに印字されている二次元コードである。
なお、本実施形態では、利用者は、情報処理システム1000を利用する際に、本人認証を行っているものとする。例えば、利用者は、端末装置110を用いて、マイナンバーカード、又は免許証、又はパスポート等、本人を証明するデータを撮像し、サーバー装置100に送信する。また、利用者は、端末装置110を用いて、例えば、ID及びパスワード等の認証情報を登録する。
【0012】
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、端末装置110、端末装置120、ハンディターミナル140はそれぞれ1台しか図示していないが、それぞれ複数台、情報処理システム1000に含まれてもよい。端末装置110、端末装置120の一例としては、スマートフォンがある。しかし、スマートフォンは一例であり、タブレット型コンピュータであってもよい。サーバー装置100は、情報処理装置の一例である。
【0013】
2.ハードウェア構成
(1)サーバー装置100のハードウェア構成
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、を含む。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。記憶部202は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)又はこれらの任意の組み合わせ等であって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部201が、記憶部202に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能等が実現される。通信部203は、NIC(Network Interface Card)等であって、サーバー装置100をネットワーク170に接続し、他の装置との通信を司る。
【0014】
(2)端末装置110のハードウェア構成
図3は、端末装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。端末装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、撮像部303と、入出力部304と、通信部305と、を含む。制御部301は、CPU等であって、端末装置110の全体を制御する。記憶部302は、ROM、RAM、SSD又はこれらの任意の組み合わせ等であって、プログラム及び制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部301が、記憶部302に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、端末装置110の機能等が実現される。撮像部303は、カメラ等であって、被写体を撮像する。入出力部304は、タッチパネル等であって、ユーザー操作を受け付けると、ユーザー操作に関する情報を制御部301に送信したり、制御部301等による情報処理の結果を表示したりする。通信部306は、端末装置110をネットワーク170に接続し、他の装置との通信を司る。
【0015】
端末装置120のハードウェア構成も端末装置110と同様である。
ハンディターミナル140のハードウェア構成も端末装置110のハードウェア構成とほぼ同様である。但し、ハンディターミナル140は、ハードウェア構成として、印字部等を有し、サーバー装置100からの情報に基づいて送り先の住所等を印字した送り状を印刷するようにしてもよい。
【0016】
3.概要
(1)利用者側
図4は、情報処理システム1000における処理の概要を説明するための図(その1)である。
図4では、利用者側を主に説明する。
401において、利用者は、端末装置110にダウンロードした本実施形態の処理にかかるアプリケーション等を立ち上げて、宅配ボックス150を用いて荷物の集荷及び配達を依頼する。この際、利用者は、アプリケーション上において、荷物の集荷依頼元の情報(集荷依頼元の電話番号、名前、郵便番号、住所等)、配達先の情報(配達先の電話番号、名前、郵便番号、住所等)、決済の情報(例えば、クレジットカードの情報等)等を選択、又は設定する。
【0017】
402において、利用者は、宅配ボックス150の任意のボックスに荷物を投函する。
403において、利用者は、端末装置110を用いて、投函したボックスの外側等、所定の位置に貼られているシールに印字されている二次元コードを撮像する。二次元コードはコードの一例である。本実施形態では、シールに印字されているコードとして二次元コードを例に説明を行う。但し、シールに印字されているコードは二次元コード以外、例えば、一次元コード、であってもよい。端末装置110は、撮像画像に含まれる二次元コードより二次元コードを識別する二次元コード番号を取得する。端末装置110は、取得した二次元コード番号をサーバー装置100に送信する。
サーバー装置100は、二次元コード番号を受信すると、サーバー装置100が管理している適切な二次元コード番号か否か等を判定し、適切な二次元コード番号であると判定すると、二次元コード番号に関連するロッカーに関する暗証番号を生成する。ロッカーに関する暗証番号は、ロッカーに関する認証情報の一例である。本実施形態では、ロッカーの認証情報の一例として暗証番号を例に説明を行う。但し、認証情報は暗証番号に限られない。サーバー装置100は、生成した暗証番号を、二次元コード番号を送信してきた端末装置110に対して送信する。
【0018】
404において、利用者は、荷物を該当するボックスに投函し、端末装置110の画面に表示された暗証番号を設定する。
図4の例では暗証番号として「2345」が設定されている。ここで、暗証番号は、ボックス(ロッカー)から荷物を取り出すための情報の一例である。
405において、端末装置110は、利用者による画面を介した操作に基づいて、宅配ボックス150のボックに荷物を投函して暗証番号を設定したことを示す情報をサーバー装置100に送信する。
【0019】
(2)集荷担当者側
図5は、情報処理システム1000における処理の概要を説明するための図(その2)である。
図5では、荷物を集荷する担当者側を主に説明する。
501においては、集荷の担当者は、ハンディターミナル140にダウンロードした本実施形態の処理にかかるアプリケーション等を立ち上げて、サーバー装置100から集荷依頼を受け取る。集荷依頼には、ロッカーの位置情報と、個別ロッカー番号と、荷物をロッカーから取り出すための暗証番号の情報と、が含まれている。
【0020】
502において、集荷の担当者は、取得したロッカーの位置情報に基づき、ロッカーの場所に向かい、暗証番号を用いて個別ロッカー番号で示されるロッカーから荷物を集荷する。
503において、集荷の担当者は、ハンディターミナル140を用いて、荷物を集荷したロッカーのドアの外側等、所定の位置に貼られているシールに記載の二次元コードを撮像する。ハンディターミナル140は、撮像画像に含まれる二次元コードより二次元コードを識別する二次元コード番号を取得し、二次元コード番号をサーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、ハンディターミナル140より二次元コード番号を受信すると、回収中だった荷物のステータスを回収済みに変更する。
【0021】
504において、ハンディターミナル140は、サーバー装置100から受け取った荷物の集荷依頼元の情報、配達先の情報等を印字した送り状を発行する。集荷の担当者は、送り状を荷物に貼付する。また、集荷の担当者は、荷物の大きさ等を計測し、配送費用を決定し、決定した情報をハンディターミナル140に入力する。ハンディターミナル140は、入力された情報をサーバー装置100に送信する。
【0022】
4.情報処理(シーケンス図)
(ボックス登録処理)
図6は、情報処理システム1000におけるボックス登録処理の一例を示すシーケンス図である。
宅配ボックス150の登録担当者は、ロッカーのドアの外側等、所定の位置に二次元コードが記載されているシールを貼る。SQ601において、端末装置120は、登録担当者の操作に基づいて、シールを撮像する。
SQ602において、端末装置120は、シールの撮像画像に含まれる二次元コードより二次元コードを識別する二次元コード番号を取得し、登録要求に二次元コード番号を含めてサーバー装置100に送信する。
【0023】
SQ603において、サーバー装置100は、登録要求を受信すると、登録要求に含まれる二次元コード番号が、予め登録されている、ロッカーに貼るシールに印字されている二次元コードの二次元コード番号か否かを判定する。サーバー装置100は、登録要求に含まれる二次元コード番号が、予め登録されている、ロッカーに貼るシールに印字されている二次元コードの二次元コード番号であると判定した場合、情報処理システム1000内において一意に定まるよう、宅配ボックス150のボックスを識別するユニークロッカー番号を採番する。
SQ604において、サーバー装置100は、採番したユニークロッカー番号と、登録要求に含まれる二次元コード番号と、を関連付けて記憶部202に記憶する。
【0024】
SQ605において、サーバー装置100は、端末装置120に位置情報の送信を促す画面を表示させるよう制御する。より具体的に説明すると、サーバー装置100は、位置情報の送信を促す画面を生成し、生成した画面を含む表示要求を端末装置120に送信する。
なお、本実施形態では、サーバー装置100が画面を生成し、端末装置120等、他の装置に画面を送信し、画面を表示させるよう制御するものとして説明を行う。但し、他の例として、サーバー装置100は、画面を生成するためのデータを端末装置120等、他の装置に送信する。他の装置は、サーバー装置100から受信したデータに基づき画面を生成し、表示するようにしてもよい。
【0025】
SQ606において、端末装置120は、要求に応じて、要求に含まれる画面を表示する。
図7は、位置情報の送信を促す画面の一例を示す図である。
図7に示されるような画面が表示されると、登録担当者は、宅配ボックス150の前に立ち、位置情報送信ボタン710を選択する。
位置情報送信ボタン710が選択されると、SQ607において、端末装置120は、GPSの機能により取得された位置情報をサーバー装置100に送信する。
【0026】
端末装置120より位置情報を受信すると、SQ608において、サーバー装置100は、記憶部202に記憶されている、該当する、ユニークロッカー番号と、二次元コード番号と、に位置情報を関連付けて記憶する。
【0027】
SQ609において、サーバー装置100は、端末装置120に個別ロッカー番号の送信を促す画面を表示させるよう制御する。より具体的に説明すると、サーバー装置100は、個別ロッカー番号の送信を促す画面を生成し、生成した画面を含む表示要求を端末装置120に送信する。
SQ610において、端末装置120は、要求に応じて、要求に含まれる画面を表示する。
図8は、個別ロッカー番号の送信を促す画面の一例を示す図である。
図8に示されるような画面が表示されると、登録担当者は、端末装置120を用いて、宅配ボックス150の登録するボックス(ロッカー)の番号を撮像する。そして、登録担当者は、画像を選択ボタン810を選択し、撮像画像を選択し、サーバー装置100に送信するよう操作する。
【0028】
画像を選択ボタン810が選択され、該当するロッカーの番号を含む撮像画像が選択され、サーバー装置100に送信するよう操作がなされると、SQ611において、端末装置120は、選択された撮像画像をサーバー装置100に送信する。
端末装置120よりロッカーの番号を含む撮像画像を受信すると、SQ612において、サーバー装置100は、撮像画像を画像解析し、撮像画像からロッカーの番号を取得する。そして、サーバー装置100は、記憶部202に記憶されている、該当する、ユニークロッカー番号と、二次元コード番号と、位置情報と、に関連付けて取得したロッカーの番号を個別ロッカー番号として記憶する。
【0029】
ここで、サーバー装置100は、暗証番号の桁数に関する情報を送信するよう促す画面を端末装置120に表示するよう制御する。暗証番号の桁数に関する情報を送信するよう促す画面において、端末装置120は、登録担当者の操作に応じて、桁数の入力を受け付けると、入力された桁数の情報をサーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、受信した桁数の情報を、該当するユニークロッカー番号等に関連付けて、ロッカーデータに記憶する。
又は、端末装置120は、登録担当者の操作に応じて選択された、宅配ボックス150において暗証番号を入力するための入力領域を含む撮像画像をサーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、受信した撮像画像を画像解析し、入力領域の情報から暗証番号の桁数の情報を取得する。そして、サーバー装置100は、取得した桁数の情報を、該当するユニークロッカー番号等に関連付けて、ロッカーデータに記憶する。
図9は、ロッカーデータ900の一例を示す図(その1)である。ロッカーデータ900は、データ構成の項目として、ユニークロッカー番号901と、二次元コード番号902と、位置情報903と、個別ロッカー番号904と、暗証番号の桁数905と、を含む。ユニークロッカー番号901には、サーバー装置100が採番した一意で識別されるロッカー番号が記憶される。二次元コード番号902には、シールに印字されている二次元コードに含まれる番号が記憶される。位置情報903には、ロッカーの位置情報が記憶される。個別ロッカー番号904には、宅配ボックス150の各ボックスの番号が記憶される。暗証番号の桁数905には、暗証番号の桁数(例えば、4桁、5桁等)が記憶される。
【0030】
(投函処理)
図10は、情報処理システム1000における荷物の投函処理の一例を示すシーケンス図である。
図10の説明を行う前に、利用者による、集荷の依頼の一例を説明する。
図11は、集荷依頼の画面1300の一例を示す図(その1)である。利用者は、端末装置110を用いて、
図11に示されるような画面を表示させ、必要な情報等を設定する。より具体的に説明すると、利用者は、集荷依頼元の情報として、集荷依頼元の電話番号、名前、郵便番号、住所等を設定する。なお、予め会員登録等している場合、利用者がログインしているときは、サーバー装置100は、集荷依頼元の情報を予め設定しておいてもよい。また、利用者は、配達先の情報として、配達先の電話番号、名前、郵便番号、住所等を設定する。集荷依頼元の情報、及び、配達先の情報が入力され、所定の操作が行われた場合、サーバー装置100は、入力された情報等に基づき、荷物の集荷予定日時を求め、画面1300に表示させる。集荷予定日時1310には、サーバー装置100によって求められた日時が表示されている。例えば、サーバー装置100は、荷物を配達している配達員の位置情報、配達ルート、配達予定(再配達の予定も含む)、集荷依頼元の住所等から集荷予定の日時を求める。利用者は集荷予定日時1310で示される日時までに宅配ボックス150に荷物を投函しておけばよい。同様に、集荷依頼元の情報、及び、配達先の情報が入力され、所定の操作が行われた場合、サーバー装置100は、入力された情報等に基づき、荷物の配達先への到着予定日時を求め、画面1300に表示させる。到着予定日時1330には、サーバー装置100によって求められた日時が表示されている。利用者が
図11で示される画面において情報を入力し、荷物を宅配ボックス150のロッカーに投函した後の処理を、
図10を用いて説明する。
【0031】
他の例として、サーバー装置100は、端末装置110からの要求に基づいて、
図12に示されるような画面を端末装置110に表示するよう制御してもよい。
図12は、集荷依頼の画面1300の一例を示す図(その2)である。
図12の画面1300では、集荷の依頼者は、梱包して荷物をロッカーに投函するか、梱包せずに(梱包は集荷を行う人等に任せて)荷物をロッカーに投函するかを選択可能に構成されている。利用者は選択ボックス1340において、自身が荷物を梱包して集荷を依頼するか、荷物を梱包せずに集荷を依頼するかを選択することができる。このような構成とすることにより、マンション等の宅配ボックス150に荷物を入れておけばよいので、例えば、梱包が面倒な場合等でも、梱包せずに集荷、を選択することにより気軽に荷物を送ることができる。選択ボックス1340において、梱包をせずに集荷を依頼が選択された場合、この情報は、サーバー装置100を介して該当する集荷担当者のハンディターミナル140に送信される。
【0032】
SQ1001において、端末装置110は、利用者の操作に基づいて、荷物が投函されたボックスの外側等、所定の位置に貼られているシールに記載の二次元コードを撮像する。
SQ1002において、端末装置110は、撮像画像から二次元コード番号を取得し、取得した二次元コード番号を含む認証要求をサーバー装置100に送信する。SQ1002の処理は、ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像よりコードに関するコード情報を取得する処理の一例である。二次元コード番号は、コード情報の一例である。また、SQ1002の処理は、コード情報をサーバー装置100に送信する処理の一例である。
サーバー装置100は、認証要求に含まれる二次元コード番号が、予め登録されている、ロッカーに貼るシールに印字されている二次元コードの二次元コード番号か否かを判定する。認証要求に含まれる二次元コード番号が、予め登録されている、ロッカーに貼るシールに印字されている二次元コードの二次元コード番号であると判定すると、SQ1003において、サーバー装置100は、記憶部202に記憶されているロッカーデータ900より、認証要求に含まれる二次元コード番号に関連する、位置情報、個別ロッカー番号及び桁数の情報を取得する。サーバー装置100は、取得した桁数の情報で示される桁数の認証番号を生成する。例えば、サーバー装置100は、取得した桁数の情報が4桁を示していた場合、4桁の暗証番号を生成する。桁数の情報は、ロッカーの認証情報に関する情報の一例である。サーバー装置100は、記憶部202に記憶されている、該当する、ユニークロッカー番号と、二次元コード番号と、位置情報と、個別ロッカー番号と、に関連付けて、生成した暗証番号を記憶する。二次元コード番号は、コード情報の一例である。個別ロッカー番号は、ロッカー識別情報の一例である。暗証番号は、認証情報の一例である。
【0033】
図13は、ロッカーデータ900の一例を示す図(その2)である。
図9に示したロッカーデータ900の項目に比べて、暗証番号906が追加されている。暗証番号906は、暗証番号が記憶される。
【0034】
SQ1004において、サーバー装置100は、二次元コード番号に関連して取得した位置情報、個別ロッカー番号、生成した暗証番号及び該当する集荷依頼元の住所等に基づいて、
図14に示されるような、画面1200を生成し、端末装置110に送信する。端末装置110は、画面1200を受信する。この処理は、サーバー装置100より個別ロッカー番号と暗証番号とを受信する処理の一例である。
SQ1005において、端末装置110は、画面1200を表示する。
図14は、設定すべきパスワードを知らせる画面1200の一例を示す図である。画面1200には、利用者が荷物を投函したロッカーの個別ロッカー番号が含まれる。また、画面1200には、位置情報及び集荷依頼元の住所等に基づき、ロッカーの位置を示す地図情報1220が含まれる。暗証番号表示領域1230には、暗証番号が表示される。個別ロッカー番号及び地図情報で示されるロッカーの位置が正しい場合、利用者は、宅配ボックス150のロッカーのドアを閉め、暗証番号表示領域1230に表示される暗証番号を設定する。そして、利用者はOKボタン1210を選択する。
OKボタン1210が選択されると、SQ1006において、端末装置110は、宅配ボックス150のロッカーに荷物が投函され、通知した暗証番号が設定されたことを示す投函情報をサーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、投函情報を受信する。
【0035】
投函情報を受信すると、SQ1007において、サーバー装置100は、該当するロッカーデータ900の位置情報と、個別ロッカー番号と、暗証番号と、配達先の情報を含む、集荷依頼を、該当する集荷担当者のハンディターミナル140に送信する。
ここで、複数の集荷担当者がいる場合、サーバー装置100は、該当するロッカーデータ900の位置情報と複数の集荷担当者のハンディターミナル140の位置情報とに基づいて、集荷を依頼する担当者を決定するようにしてもよい。例えば、サーバー装置100は、ロッカーデータ900の位置情報で示される位置に最も近いハンディターミナル140の集荷担当者を、集荷を依頼する担当者として決定してもよい。また、他の例では、サーバー装置100は、ロッカーデータ900の位置情報から一定距離以内のハンディターミナル140に対して集荷依頼要求を送信し、集荷依頼要求に一番早く応答したハンディターミナル140の集荷担当者を、集荷を依頼する担当者として決定してもよい。
なお、集荷担当者は、専属の担当者であってもよいし、情報処理システム1000と連携可能な他のシステム(例えば、オンラインフード注文、配達システム)の担当者(配達員)であってもよいし、情報処理システム1000と連携可能な他のシステム(例えば、運輸システム)の担当者であってもよい。
【0036】
ここで、SQ1002において、端末装置110は、端末装置110のGPSの機能により取得された位置情報を二次元コード番号と関連付けてサーバー装置100に送信するようにしてもよい。二次元コード番号と共に位置情報を受信すると、サーバー装置100は、記憶部202に記憶されているロッカーデータ900の、受信した二次元コード番号に関連する位置情報を取得し、取得した位置情報を受信した位置情報に基づき修正する。利用者の端末装置の位置情報は、利用者がロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る利用者の端末装置の位置情報である。ここで、サーバー装置100は、端末装置110より受信した複数の位置情報に基づいて、ロッカーデータ900に記憶されている該当する位置情報を修正するようにしてもよい。また、後述するように、サーバー装置100は、端末装置110より受信した1又は複数の位置情報及びハンディターミナル140より取得した1又は複数の位置情報に基づいて、ロッカーデータ900に記憶されている該当する位置情報を修正するようにしてもよい。このようにすることにより、
図6で示したボックス登録処理の際の登録に誤りがあったり、ボックスの位置が移動されたりした場合も、ボックスの位置情報を修正することができる。
なお、SQ1002の際に、端末装置110が位置情報を自動的にサーバー装置100に送信してもよいし、例えば、サーバー装置100が、端末装置110より二次元コード番号を受信した際に、
図7に示されるような画面を端末装置110に表示するようにしてもよい。
図7に示されるような画面が表示された利用者はロッカーの前で位置情報送信ボタン710を選択する。位置情報送信ボタン710が選択されると、端末装置110は、GPSの機能により取得された位置情報をサーバー装置100に送信する。
【0037】
(集荷処理)
図15は、情報処理システム1000における荷物の集荷処理の一例を示すシーケンス図である。
図10のSQ1007の集荷依頼を受け取り、該当する宅配ボックス150に荷物を集荷しに来た担当者の操作に基づき、SQ1401において、ハンディターミナル140は、集荷依頼のラベルを出力する。ここで、ラベルには集荷依頼のあったロッカーのロッカー番号に対応する二次元コード番号が含まれた二次元コードが印字されているものとする。なお、他の例として、現場でハンディターミナル140を用いて集荷依頼のラベルを出力するのではなく、担当者が集荷に来る前に所定の装置によってラベルを出力していてもよい。
SQ1402において、担当者の操作に基づき、ハンディターミナル140は、ラベルに印字されている二次元コードを撮像し、撮像した二次元コードから二次元コード番号を取得する。
SQ1403において、担当者の操作に基づき、ハンディターミナル140は、宅配ボックス150の外側に貼られたシールに印字されている二次元コードを撮像し、撮像した二次元コードから二次元コード番号を取得する。
SQ1404において、ハンディターミナル140は、SQ1402で取得した二次元コード番号と、SQ1403で取得した二次元コード番号と、が一致するか否かを判定する。ハンディターミナル140は、二次元コード番号が一致すると判定すると、SQ1405の処理に進み、一致しないと判定すると、集荷のロッカーが間違っている可能性がある旨の情報等をハンディターミナルのディスプレイ等に表示する。
SQ1405において、ハンディターミナル140は、撮像した二次元コードから取得した二次元コード番号を含む認証要求をサーバー装置100に送信する。認証要求は、サーバー装置100より集荷を正しく行ったか否かの認証の要求である。
【0038】
SQ1406において、サーバー装置100は、認証要求に含まれる二次元コード番号が、集荷を依頼した荷物が投函されていたロッカーに貼られている二次元コード番号か、記憶部202に記憶されている該当するロッカーデータ900の二次元コード番号と比較することで判定する。
認証要求に含まれる二次元コード番号が、集荷を依頼した荷物が投函されていたロッカーに貼られている二次元コード番号であると判定した場合、SQ1407において、サーバー装置100は、荷物を回収したか確認するための回収確認画面をハンディターミナル140に表示するよう制御する。より具体的に説明すると、サーバー装置100は、荷物を回収したか確認するための回収確認画面を生成し、生成した画面を含む表示要求をハンディターミナル140に送信する。
【0039】
SQ1408において、ハンディターミナル140は、要求に応じて、要求に含まれる回収確認画面1500を表示する。
図16は、回収確認画面1500の一例を示す図である。回収確認画面には、例えば、集荷依頼元の住所の情報、宅配ボックスのボックス番号(個別ロッカー番号)、宅配ボックス150の位置を示す地図情報1510等が含まれる。
集荷の担当者が、OKボタン1520を選択すると、SQ1409において、ハンディターミナル140は、回収が完了した旨の情報をサーバー装置100に送信する。
【0040】
回収が完了した旨の情報をハンディターミナル140より受信すると、SQ1410において、サーバー装置100は、送り状の印字を指示する画面をハンディターミナル140に表示するよう制御する。より具体的に説明すると、サーバー装置100は、送り状の印字を指示する画面を生成し、生成した画面を含む表示要求をハンディターミナル140に送信する。
【0041】
SQ1411において、ハンディターミナル140は、要求に応じて、要求に含まれる送り状の印字を指示する画面を表示する。
SQ1412において、ハンディターミナル140は、画面を介した所定の操作に基づいて、送り状を印字する。
印字された送り状を荷物に貼った担当者の所定の操作に基づいて、ハンディターミナル140は、完了報告をサーバー装置100に送信する。
なお、上述したように、梱包をせずに集荷を依頼、が選択されていた場合、集荷の担当者は、荷物の種類に応じた梱包材を持って集荷、梱包を行った後、印字された送り状を梱包材等に貼って、所定の操作を行う。
【0042】
ここで、SQ1405において、ハンディターミナル140は、ハンディターミナル140のGPSの機能により取得された位置情報をサーバー装置100に送信するようにしてもよい。二次元コード番号と共に位置情報を受信すると、サーバー装置100は、記憶部202に記憶されているロッカーデータ900の、受信した二次元コード番号に関連する位置情報を取得し、取得した位置情報を受信した位置情報に基づき修正する。担当者のハンディターミナル140の位置情報は、担当者がロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る担当者のハンディターミナル140の位置情報である。ここで、サーバー装置100は、ハンディターミナル140より受信した複数の位置情報に基づいて、ロッカーデータ900に記憶されている該当する位置情報を修正するようにしてもよい。また、前述したように、サーバー装置100は、端末装置110より受信した1又は複数の位置情報及びハンディターミナル140より取得した1又は複数の位置情報に基づいて、ロッカーデータ900に記憶されている該当する位置情報を修正するようにしてもよい。このようにすることにより、
図6で示したボックス登録処理の際の登録に誤りがあったり、ボックスの位置が移動されたりした場合も、ボックスの位置情報を修正することができる。
なお、SQ1405の際に、ハンディターミナル140が位置情報を自動的にサーバー装置100に送信してもよいし、例えば、サーバー装置100が、ハンディターミナル140より二次元コード番号を受信した際に、
図7に示されるような画面を端末装置110に表示するようにしてもよい。
図7に示されるような画面が表示された集荷の担当者はロッカーの前で位置情報送信ボタン710を選択する。位置情報送信ボタン710が選択されると、ハンディターミナル140は、GPSの機能により取得された位置情報をサーバー装置100に送信する。
【0043】
また、上述した実施形態では、SQ1404の判定処理をハンディターミナル140が行うように説明した。しかし、ハンディターミナル140は、SQ1402で取得した二次元コード番号と、SQ1403で取得した二次元コード番号とを認証要求に含めてサーバー装置100に送信するようにしてもよい。そして、サーバー装置100が、SQ1402で取得した二次元コード番号と、SQ1403で取得した二次元コード番号とが一致するか否かを判定する。サーバー装置100は、一致すると判定した場合に、SQ1406の認証の処理を実行する。
【0044】
以上、本実施形態によれば、利用者は、マンション等の宅配ボックスに荷物を入れて置きさえすればよいので、わざわざコンビニまで荷物を運ぶ手間もかからない。また、集荷まで荷物を渡すために自宅に居なければならないこともない。
【0045】
(変形例1)
上述した実施形態1の変形例1を説明する。
図17は、変形例1の情報処理システム1000における宅配ボックス発送受付に関する処理を説明するための図である。
SQ1701において、サーバー装置100は、端末装置110からの要求に応じて認証画面を生成し、端末装置110に送信する。端末装置110は、受信した認証画面を入出力部304に表示する。認証画面において例えばID及びパスワード等が入力された認証が行われると、処理はSQ1702に進む。一方、はじめてシステムを使用する場合は、アカウント登録処理(アカウント登録フロー)がなされるが、ここでは説明を省略する。
【0046】
認証画面、又は認証画面の次に表示された画面において利用者は、送料を利用者が負担するか否かを選択する。SQ1702において、サーバー装置100は、画面を介して利用者の選択操作に基づいて、宅配ボックスの送料を利用者が負担するか否かを判定する。より具体的に説明すると、サーバー装置100は、端末装置110の画面での利用者の送料を利用者が負担することの選択に係る選択操作に関する操作情報を受信する。サーバー装置100は、受信した操作情報に基づいて、宅配ボックスの送料を利用者が負担するか否かを判定する。サーバー装置100が宅配ボックスの送料を利用者が負担しない、すなわち、荷物を受け取った人が負担すると判定すると、処理はSQ1703に進む。サーバー装置100が宅配ボックスの送料を利用者が負担すると判定すると、処理はSQ1704に進む。ここで、サーバー装置100は、認証したユーザーのユーザーID等とともに、該当する荷物の送料を利用者が負担するか否かの情報を記憶部202等に記憶するものとする。
【0047】
SQ1703において、サーバー装置100は、宅配ボックスの発送受け付の画面を生成し、端末装置110に送信する。端末装置110は、受信した発送受け付の画面を入出力部304に表示する。なお、この処理は説明を省略する。
【0048】
SQ1704において、サーバー装置100は、宅配ボックスの決済ありの発送受け付の画面を生成し、端末装置110に送信する。端末装置110は、受信した発送受け付の画面を入出力部304に表示する。
図18は、決済ありの発送受け付の画面1800の一例を示す図である。
図18に示されるように、決済ありの発送受け付の画面1800には、荷物を配達先に運ぶ料金が含まれる。画面1800は、利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面の一例である。
図18の画面1800において次へボタン1810が選択されると、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図19の画面1900に遷移させる。
図19は、画面1900の一例を示す図である。
図19の画面1900には、荷物を配達先に運ぶ料金1910と、支払い手続きにおける支払い方法を選択する領域1920と、が含まれている。
【0049】
領域1920において、例えばクレジットカード決済が選択され、決済を実行する所定の操作が行われると、SQ1705において、クレジットカード決済に関する処理を実行する所定のサーバー装置は、クレジットカード決済に関する処理を実行し、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図20の画面2000に遷移させる。
図20は、画面2000の一例を示す図である。
図20の画面において不図示のOKボタン等が選択されると、又は
図20の画面が表示されてから所定の時間が経過すると、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図21の画面2100に遷移させる。
図21は、画面2100の一例を示す図である。発送受付ボタン2110が選択されると、SQ1706において、サーバー装置100は、送料を利用者が負担する発送受付の処理を完了する。画面2100は、利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面の一例である。
図22は、変形例1の情報処理システム1000における宅配ボックス投函に関する処理を説明するための図である。
SQ2701において、サーバー装置100は、端末装置110からの要求に応じて認証画面を生成し、端末装置110に送信する。端末装置110は、受信した認証画面を入出力部304に表示する。認証画面において例えばID及びパスワード等が入力された認証が行われると、処理はSQ2702に進む。
【0050】
SQ2702において、サーバー装置100は、
図23に示されるような画面を端末装置110の入出力部304に表示させるよう制御する。
図23は、荷物を宅配ボックスに投函した場合の画面2200の一例を示す図である。
次へボタン2210が選択されると、SQ2703において、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図23の投函ボックス選択画面2300に遷移させる。
図24は、投函ボックス選択画面2300の一例を示す図である。カメラ起動ボタン2310が選択されると、撮像部303が起動される。利用者は端末装置110の撮像部303を用いてボックスに関連付けて貼られているシールに印字されている二次元コードを撮像する。サーバー装置100は、端末装置110より撮像画像を受信すると、二次元コードに含まれる二次元コード番号より二次元コードが印字されているシールが貼られているボックスの設置場所の住所及びマンション名(又は物件名)を特定し、投函ボックス選択画面2300に表示されるよう制御する。ここで、サーバー装置100は、二次元コード番号に関連するユニークロッカー番号と関連付けて、ユニークロッカー番号で識別されるロッカーが設置されている設置場所の住所及びマンション名(又は物件名)のデータを保持しているものとする。
【0051】
投函先のボックスが正しいとして、はいボタン2320が選択されると、SQ2704において、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図25の暗証番号表示画面2400に遷移させる。
図25は、暗証番号表示画面2400の一例を示す図である。暗証番号表示画面2400には、サーバー装置100で生成された暗証番号2410が含まれている。
次へボタン2420が選択されると、SQ2705において、サーバー装置100は、ユーザーID等とともに、記憶部202等に記憶していた、該当する荷物の送料を利用者が負担するか否かの情報に基づき、送料を利用者が負担するか否かを判定する。送料を利用者が負担すると判定すると、サーバー装置100は、処理をSQ2706に進める。送料を利用者が負担しないと判定した場合の処理は、説明を省略する。
【0052】
SQ2706において、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図26の画面2500に遷移させる。
図26は、画面2500の一例を示す図である。
図25に示される画面において、利用者は宅配ボックスの設置場所住所、マンション名(又は物件名)、暗証番号、自身が負担する発送料金等を確認する。
はいボタン2510が選択されると、SQ2707において、サーバー装置100は、端末装置110の入出力部304に表示されている画面を
図27の投函完了画面2600に遷移させる。
図27は、投函完了画面2600の一例を示す図である。
【0053】
変形例1によれば、利用者は宅配ボックスの送料を自身が負担して荷物を発送することができる。
【0054】
(その他の変形例)
上述した実施形態1等のその他の変形例を説明する。
サーバー装置100は、荷物を配達している配達員の位置情報、配達ルート、配達予定(再配達の予定も含む)、集荷依頼元の住所等からマンション等を巡る最適なルートを求め、配達員のハンディターミナル140に送信するようにしてもよい。その際、サーバー装置100は、ルート上において、集荷が必要な宅配ボックス150の場所には宅配ボックス150を示すオブジェクトを表示させるようにしてもよい。
【0055】
また、端末装置110は、荷物を撮像し、荷物の撮像画像に基づいて、荷物の幅、奥行、高さを計測情報として求め、求めた計測情報を集荷依頼に含めてサーバー装置100に送信するようにしてもよい。このような機能を有することにより、集荷の担当者が集荷の際に荷物の大きさを図る手間を省くことができる。また、集荷依頼の際に荷物の大きさが分かれば、例えば、サーバー装置100は、荷物を配達先に運ぶ料金の概算を画面1300等に表示させることができる。
また、上述した実施形態では、サーバー装置100が暗証番号を生成し、端末装置110、ハンディターミナル140等に送信した。しかし、例えば、利用者が端末装置110を用いて、自身が決定した暗証番号を画面等に入力するようにしてもよい。端末装置110は、入力された暗証番号をサーバー装置100に送信する。サーバー装置100は、受信した暗証番号をロッカーデータ900等に記憶する。そして、サーバー装置100は、ロッカーデータ900等に記憶されている暗証番号を、集荷担当者のハンディターミナル140に送信するようにしてもよい。
【0056】
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0057】
(1)端末装置であって、制御部を有し、前記制御部は、ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、前記コード情報を情報処理装置に送信し、前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報とを受信し、受信した前記認証情報を含む画面を表示する、端末装置。
【0058】
(2)上記(1)に記載の端末装置において、前記コードは、前記ロッカーに関連付けて貼付されたシールに印字されている二次元コードである、端末装置。
【0059】
(3)上記(1)又は(2)に記載の端末装置において、前記認証情報は、前記ロッカーに関する暗証番号である、端末装置。
【0060】
(4)上記(1)から(3)までの何れか1つに記載の端末装置において、前記制御部は、前記端末装置の位置情報を取得し、前記コード情報と関連付けて取得した位置情報を前記情報処理装置に送信する、端末装置。
【0061】
(5)上記(1)から(4)までの何れか1つに記載の端末装置において、前記制御部は、画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の到着予定日時を表示する、端末装置。
【0062】
(6)上記(1)から(5)までの何れか1つに記載の端末装置において、前記制御部は、画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の集荷予定日時を表示する、端末装置。
【0063】
(7)上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の端末装置において、前記制御部は、荷物の撮像画像に基づいて前記荷物の幅、奥行、高さを計測情報として求め、前記情報処理装置に送信する、端末装置。
【0064】
(8)情報処理装置であって、制御部を有し、前記制御部は、利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの認証情報に関する情報と、が含まれ、前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶する、情報処理装置。
【0065】
(9)上記(8)に記載の情報処理装置において、前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、が含まれ、前記制御部は、利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記利用者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、前記利用者の端末装置の位置情報は、前記利用者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記利用者の端末装置の位置情報である、情報処理装置。
【0066】
(10)上記(8)又は(9)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、荷物を集荷する担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、情報処理装置。
【0067】
(11)上記(10)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記ロッカーの位置情報と複数の担当者の端末装置の位置情報とに基づいて集荷を依頼する担当者を決定し、決定した担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、情報処理装置。
【0068】
(12)上記(10)又は(11)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記担当者が荷物を集荷したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記担当者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、前記担当者の端末装置の位置情報は、前記担当者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記担当者の端末装置の位置情報である、情報処理装置。
【0069】
(13)上記(8)から(12)までの何れか1つに記載の情報処理装置において、前記制御部は、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、登録を担当する担当者の端末装置より受信すると、前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在するか否かを判定し、前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在する場合、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報を発行し、前記担当者の端末装置から受信した位置情報を前記ロッカーの位置情報として、前記ロッカーの位置情報と、前記コード情報と、前記ロッカー識別情報と、をロッカーデータとして記憶する、情報処理装置。
【0070】
(14)上記(8)から(13)までの何れか1つに記載の情報処理装置において、前記制御部は、送料を利用者が負担する場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、情報処理装置。
【0071】
(15)上記(14)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記端末装置に表示されている画面を介した操作に基づいて送料を利用者が負担するか否かを判定し、送料を利用者が負担すると判定した場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、情報処理装置。
【0072】
(16)端末装置が実行する情報処理方法であって、ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、前記コード情報を情報処理装置に送信し、前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報を受信し、受信した前記認証情報を含む画面を表示する、情報処理方法。
【0073】
(17)情報処理装置が実行する情報処理方法であって、利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、が含まれ、前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、前記ロッカー識別情報と前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶する、情報処理方法。
【0074】
(18)プログラムであって、コンピュータを、上記(1)から(7)までの何れか1つに記載の端末装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【0075】
(19)プログラムであって、コンピュータを、上記(8)から(15)までの何れか1つに記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0076】
例えば、上述のプログラムを記憶させる、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例(変形例の一部を含む)を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
また、上述したサーバー装置100が行う処理を複数の装置(例えば、第1のサーバー装置と第2のサーバー装置等)が行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態等ではサーバー装置100が画面を生成し、端末装置に表示させるものとして説明を行った。しかし、サーバー装置100が画面の生成に用いられるデータ等を端末装置に送信する。そして、端末装置が受信したデータ等に基づき画面を生成し、表示するようにしてもよい。このような処理もサーバー装置100における画面の表示制御の処理の一例である。
【0077】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0078】
100 :サーバー装置
110 :端末装置
120 :端末装置
140 :ハンディターミナル
150 :宅配ボックス
160 :二次元コード
170 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
303 :撮像部
304 :入出力部
305 :通信部
306 :通信部
710 :位置情報送信ボタン
810 :選択ボタン
900 :ロッカーデータ
901 :ユニークロッカー番号
902 :二次元コード番号
903 :位置情報
904 :個別ロッカー番号
905 :桁数
906 :暗証番号
1000 :情報処理システム
1200 :画面
1210 :OKボタン
1220 :地図情報
1230 :暗証番号表示領域
1300 :画面
1310 :集荷予定日時
1330 :到着予定日時
1340 :選択ボックス
1500 :回収確認画面
1510 :地図情報
1520 :OKボタン
1800 :画面
1810 :ボタン
1900 :画面
1910 :料金
1920 :領域
2000 :画面
2100 :画面
2110 :発送受付ボタン
2200 :画面
2210 :ボタン
2300 :投函ボックス選択画面
2310 :カメラ起動ボタン
2320 :ボタン
2400 :暗証番号表示画面
2410 :暗証番号
2420 :ボタン
2500 :画面
2510 :ボタン
2600 :投函完了画面
【手続補正書】
【提出日】2023-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、
前記端末装置の位置情報を取得し、
前記コード情報と関連付けて取得した位置情報を情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報とを受信し、
受信した前記認証情報を含む画面を表示する、
端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の端末装置において、
前記コードは、前記ロッカーに関連付けて貼付されたシールに印字されている二次元コードである、
端末装置。
【請求項3】
請求項1に記載の端末装置において、
前記認証情報は、前記ロッカーに関する暗証番号である、
端末装置。
【請求項4】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の到着予定日時を表示する、
端末装置。
【請求項5】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
画面を介して設定された集荷依頼に関する情報に基づき求められた、荷物の集荷予定日時を表示する、
端末装置。
【請求項6】
請求項1に記載の端末装置において、
前記制御部は、
荷物の撮像画像に基づいて前記荷物の幅、奥行、高さを計測情報として求め、前記情報処理装置に送信する、
端末装置。
【請求項7】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの認証情報に関する情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶し、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記利用者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、
前記利用者の端末装置の位置情報は、前記利用者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記利用者の端末装置の位置情報である、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
荷物を集荷する担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記ロッカーの位置情報と複数の担当者の端末装置の位置情報とに基づいて集荷を依頼する担当者を決定し、決定した担当者の端末装置に、前記荷物が投函されたロッカーのロッカー識別情報と、前記ロッカーの位置情報と、前記ロッカーの認証情報と、を送信する、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記担当者が荷物を集荷したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記担当者の端末装置の位置情報を前記担当者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、
前記担当者の端末装置の位置情報は、前記担当者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記担当者の端末装置の位置情報である、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項7に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
送料を利用者が負担する場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項11に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記端末装置に表示されている画面を介した操作に基づいて送料を利用者が負担するか否かを判定し、送料を利用者が負担すると判定した場合、前記利用者が送料を負担することを示す情報を含む画面を前記端末装置に表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項13】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの認証情報に関する情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶し、
ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、登録を担当する担当者の端末装置より受信すると、前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在するか否かを判定し、
前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在する場合、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報を発行し、
前記担当者の端末装置から受信した位置情報を前記ロッカーの位置情報として、前記ロッカーの位置情報と、前記コード情報と、前記ロッカー識別情報と、をロッカーデータとして記憶する、
情報処理装置。
【請求項14】
端末装置が実行する情報処理方法であって、
ロッカーに関連付けられているコードを撮像した撮像画像より前記コードに関するコード情報を取得し、
前記端末装置の位置情報を取得し、
前記コード情報と関連付けて取得した位置情報を情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置より前記ロッカーに関する認証情報を受信し、
受信した前記認証情報を含む画面を表示する、
情報処理方法。
【請求項15】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記ロッカー識別情報と前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶し、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と関連付けられて前記利用者の端末装置の位置情報を前記利用者の端末装置より受信すると、前記端末装置の位置情報に基づいて、前記コード情報に関連する、前記ロッカーデータに含まれる前記ロッカーの位置情報を修正し、
前記利用者の端末装置の位置情報は、前記利用者が前記ロッカーに関連付けられているコードを撮像した位置に係る前記利用者の端末装置の位置情報である、
情報処理方法。
【請求項16】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
利用者の荷物を投函したロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、前記利用者の端末装置より受信すると、前記コード情報に基づいて、ロッカーデータより、前記コード情報と関連する、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と前記ロッカーの認証情報に関する情報とを取得し、
前記ロッカーデータには、ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報と、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報と、前記ロッカーの認証情報に関する情報と、が含まれ、
前記ロッカーの認証情報に関する情報に基づき前記ロッカーの認証情報を生成し、
前記認証情報とを含む画面が前記端末装置に表示されるよう制御し、
生成した前記認証情報を前記コード情報と関連付けて前記ロッカーデータに記憶し、
ロッカーに関連付けられているコードに関するコード情報を、登録を担当する担当者の端末装置より受信すると、前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在するか否かを判定し、
前記コード情報が管理されている複数のコード情報の中に存在する場合、前記ロッカーを識別するロッカー識別情報を発行し、
前記担当者の端末装置から受信した位置情報を前記ロッカーの位置情報として、前記ロッカーの位置情報と、前記コード情報と、前記ロッカー識別情報と、をロッカーデータとして記憶する、
情報処理方法。
【請求項17】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の端末装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【請求項18】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項7から請求項13までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。