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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023049076
(43)【公開日】2023-04-10
(54)【発明の名称】商品配付システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0241 20230101AFI20230403BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021158600
(22)【出願日】2021-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】521425663
【氏名又は名称】張 暁丹
(71)【出願人】
【識別番号】521427483
【氏名又は名称】張 飛
(74)【代理人】
【識別番号】100108442
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】張 暁丹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】商品宣伝情報配信の要件を満たすことを条件に、利用者にレジ袋を配付することができることができる商品配付システムを提供する。
【解決手段】商品配付システム10は、デジタルサイネージ13a,13bがサーバ11から配信された各種複数の商品情報をタッチディスプレイ18に出力するとともに、商品情報を出力中に、QRコードをタッチディスプレイ18に出力し、サーバ11がデジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力されたQRコードをスマートフォン14a,14bが読み取った場合、そのスマートフォンに商品宣伝情報を配信し、スマートフォン14a,14bに商品宣伝情報を配信した後に、デジタルサイネージ13a,13bに収納されたレジ袋の配布指令をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、デジタルサイネージ13a,13bがレジ袋を配布指令に従って商品出しする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種複数の商品の商品情報及び各種複数のサービスのサービス情報を管理するサーバと、前記サーバに所定の通信手段を介して接続され、所定の情報を出力するディスプレイを備えるとともに、所定の商品を収納しつつ収納した商品を配付する商品配付装置と、不特定多数の利用者が所持し、前記サーバにインターネットを介して接続可能な各種複数の通信端末とから形成され、
前記商品配付装置が、前記サーバから配信された各種複数の商品情報又は該サーバから配信された各種複数のサービス情報を前記ディスプレイに出力する商品・サービス情報出力手段と、前記商品・サービス情報出力手段によって前記商品情報又は前記サービス情報を出力中に、所定のバーコードを前記ディスプレイに出力するバーコード出力手段とを有し、
前記サーバが、前記商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを前記通信端末が読み取った場合、前記バーコードを読み取った通信端末に所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信する商品・サービス宣伝情報配信手段と、商品・サービス宣伝情報配信手段によって前記通信端末に商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信した後に、前記商品配付装置に収納された商品の配布指令を該商品配付装置に送信する商品配付指令送信手段とを有し、
前記商品配付装置が、前記商品配付指令送信手段によって前記サーバから送信された商品の配付指令を受信した場合、収納した商品を前記配布指令に従って商品出しする商品配付手段を有することを特徴とする商品配付システム。
【請求項2】
前記通信端末が、前記商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを読み取った場合、前記バーコードに格納された前記サーバのアドレス情報を利用して該サーバにログインするログイン手段と、前記ログイン手段によってサーバにログインした場合、該通信端末のアドレス情報を前記サーバに送信するアドレス情報送信手段とを含み、前記商品・サービス宣伝情報配信手段が、前記アドレス情報送信手段によって前記通信端末のアドレス情報が該通信端末から前記サーバに送信された後、前記アドレス情報を送信した通信端末にインターネットを介して前記商品宣伝情報又は前記サービス宣伝情報を配信し、前記通信端末が、前記商品・サービス宣伝情報配信手段によって前記サーバから配信された所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を出力する商品・サービス宣伝情報出力手段を含む請求項1に記載の商品配付システム。
【請求項3】
前記通信端末が、前記商品・サービス宣伝情報出力手段によって前記サーバから配信された前記商品宣伝情報又は前記サービス宣伝情報を出力中に、該商品宣伝情報又は該サービス宣伝情報の出力継続時間を前記サーバに送信する出力継続時間送信手段を含み、前記商品配付指令送信手段が、前記出力継続時間送信手段によって前記通信端末から送信された出力継続時間が設定時間を超えた場合、前記商品配付装置に収納された商品の配付指令を該商品配付装置に送信する請求項1又は請求項2に記載の商品配付システム。
【請求項4】
前記サーバが、前記商品・サービス宣伝情報配信手段によって前記商品宣伝情報又は前記サービス宣伝情報を所定の通信端末に配信中に、該商品宣伝情報又は該サービス宣伝情報の配信継続時間をカウントする配信継続時間カウント手段を含み、前記商品配布指令送信手段が、前記配信継続時間カウント手段によってカウントした配信継続時間が設定時間を超えた場合、前記商品配付装置に収納された商品の配布指令を該商品配付装置に送信する請求項1又は請求項2に記載の商品配付システム。
【請求項5】
前記設定時間が、5~15秒の範囲で設定される請求項3又は請求項4に記載の商品配付システム。
【請求項6】
前記サーバが、前記商品配付指令送信手段によって商品の配付指令を前記商品配付装置に送信した後、配付する商品の商品受け取りボタンを該商品配付装置のディスプレイ又は前記通信端末に出力する商品受け取りボタン出力手段を含み、前記商品配付手段が、前記商品配付装置のディスプレイ又は前記通信端末に出力された商品受け取りボタンが押された場合、収納した商品を商品出しする請求項1ないし請求項5いずれかに記載の商品配付システム。
【請求項7】
前記商品配付装置が、そのディスプレイに出力された各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスを選択させる選択画面を出力する選択画面出力手段を含み、前記バーコード出力手段が、前記選択画面出力手段によって出力した各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスが選択された場合、選択された商品又はサービスの識別情報を格納した前記バーコードを前記ディスプレイに出力し、前記商品・サービス宣伝情報配信手段が、前記バーコード出力手段によって出力されたバーコードが前記通信端末に読み取られた場合、前記通信端末に読み取られたバーコードに格納された商品又はサービスの識別情報に対応する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報を該通信端末に配信する請求項1ないし請求項6いずれかに記載の商品配布システム。
【請求項8】
前記商品配付装置が、前記商品配付手段によって商品を商品出しした場合、商品配付終了信号を前記サーバに送信する商品配付終了信号送信手段を含み、前記サーバが、前記商品配付終了信号送信手段によって前記商品配付装置から送信された商品配付終了信号に基づいて該商品配付装置から配布された商品をカウントする商品配付カウント手段と、前記商品配付カウント手段によってカウントした商品の商品配付累計数を各商品配付装置毎にカウントする商品配付累計数カウント手段と、前記商品配付累計数カウント手段によってカウントした商品配付累計数を各商品配付装置毎に区分した状態で出力する商品配付累計数出力手段とを含む請求項1ないし請求項7いずれかに記載の商品配布システム。
【請求項9】
前記サーバが、前記商品・サービス宣伝情報配信手段によって前記商品宣伝情報又は前記サービス宣伝情報を所定の通信端末に配信した場合、配信した各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間をカウントする配信累計時間カウント手段と、前記配信累計時間カウント手段によってカウントした各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を出力する配信累計時間出力手段とを含む請求項1ないし請求項8いずれかに記載の商品配布システム。
【請求項10】
前記商品配付装置から配付される商品が、レジ袋、衛生マスク、除菌シートのうちのいずれかである請求項1ないし請求項9いずれかに記載の商品配付システム。
【請求項11】
前記商品配付装置が、デジタルサイネージである請求項1ないし請求項10いずれかに記載の商品配付システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の商品を配付する商品配付システムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品の画像及びその商品の検索用見出しを含む属性を商品データとし、複数の商品データを格納する商品データ記憶部と、各商品データを検索用見出しについて予め定められた順序に並べてデータテーブルを生成するテーブル生成部と、検索用見出しのインデックス及び各商品の画像から少なくとも構成される商品検索の画面を表示する表示部と、表示部の画面に対する操作を受付ける操作検出部と、インデックスを画面の上下方向における中間部に表示させ、そのインデックスの上方および下方の領域にデータテーブルの順序に並べて複数商品の画像を表示させる表示制御部とを備えた商品検索用デジタルサイネージが開示されている(特許文献1参照)。この商品検索用デジタルサイネージは、表示されたインデックスに対する操作を操作検出部が受付けた場合、表示制御部が、操作検出部が受付けたインデックスから始まる順にデータテーブルに含まれる商品の画像を画面に表示させ画面を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-16093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の商品検索用デジタルサイネージは、操作検出部が受付けたインデックスから始まる順にデータテーブルに含まれる商品の画像を表示制御部が画面に表示させるから、使用者がインデックスを用いて対象とする商品の画像を画面に表示させてその商品を画像で確認することができ、対象の商品の商品情報に容易に辿り着くことができる。しかし、通信端末への商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信を条件として、商品検索用デジタルサイネージがそれに格納された商品を利用者に配付することはなく、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者が商品検索用デジタルサイネージから利用者に有益な商品を受け取ることはできない。又、利用者に有益な商品を配付することはないから、利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧が促進されず、商品やサービスの宣伝効果を十分に享受することができない。
【0005】
尚、所定の商品を販売する店舗や百貨店、スーパーマーケット、ショッピングモール、ショッピングセンター、小売店では、レジにおいてレジ袋を利用者に有料又は無料で配布するが、複数のレジ袋の事前の用意やレジ袋の配付に手間と時間とを要し、商品のバーコードの読み取りや明細伝票の打ち出し等を行う作業者のレジ作業の障害になっており、利用者のレジ待ちの時間を短縮することができない。
【0006】
本発明の目的は、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たすことを条件に、利用者に有益な所定の商品を利用者に配付することができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者が利用者に有益な商品を受け取ることができる商品配付システムを提供することにある。本発明の他の目的は、利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧を促進することができ、商品やサービスの宣伝効果を十分に享受することができる商品配付システムを提供することにある。本発明の他の目的は、作業者がレジ作業をスムースに行うことができ、利用者のレジ待ちの時間を短縮することができる商品配付システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明は、各種複数の商品の商品情報及び各種複数のサービスのサービス情報を管理するサーバと、サーバに所定の通信手段を介して接続され、所定の情報を出力するディスプレイを備えるとともに、所定の商品を収納しつつ収納した商品を配付する商品配付装置と、不特定多数の利用者が所持し、サーバにインターネットを介して接続可能な各種複数の通信端末とから形成され、商品配付装置が、サーバから配信された各種複数の商品情報又はサーバから配信された各種複数のサービス情報をディスプレイに出力する商品・サービス情報出力手段と、商品・サービス情報出力手段によって商品情報又はサービス情報を出力中に、所定のバーコードをディスプレイに出力するバーコード出力手段とを有し、サーバが、商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを通信端末が読み取った場合、バーコードを読み取った通信端末に所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信する商品・サービス宣伝情報配信手段と、商品・サービス宣伝情報配信手段によって通信端末に商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信した後に、商品配付装置に収納された商品の配布指令を商品配付装置に送信する商品配付指令送信手段とを有し、商品配付装置が、商品配付指令送信手段によってサーバから送信された商品の配付指令を受信した場合、収納した商品を配布指令に従って商品出しする商品配付手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の一例としては、通信端末が、商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを読み取った場合、バーコードに格納されたサーバのアドレス情報を利用してサーバにログインするログイン手段と、ログイン手段によってサーバにログインした場合、通信端末のアドレス情報をサーバに送信するアドレス情報送信手段とを含み、商品・サービス宣伝情報配信手段が、アドレス情報送信手段によって通信端末のアドレス情報が通信端末からサーバに送信された後、アドレス情報を送信した通信端末にインターネットを介して商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信し、通信端末が、商品・サービス宣伝情報配信手段によってサーバから配信された所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を出力する商品・サービス宣伝情報出力手段を含む。
【0009】
本発明の他の一例としては、通信端末が、商品・サービス宣伝情報出力手段によってサーバから配信された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を出力中に、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の出力継続時間をサーバに送信する出力継続時間送信手段を含み、商品配付指令送信手段が、出力継続時間送信手段によって通信端末から送信された出力継続時間が設定時間を超えた場合、商品配付装置に収納された商品の配付指令を商品配付装置に送信する。
【0010】
本発明の他の一例としては、サーバが、商品・サービス宣伝情報配信手段によって商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定の通信端末に配信中に、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信継続時間をカウントする配信継続時間カウント手段を含み、商品配布指令送信手段が、配信継続時間カウント手段によってカウントした配信継続時間が設定時間を超えた場合、商品配付装置に収納された商品の配布指令を商品配付装置に送信する。
【0011】
本発明の他の一例としては、設定時間が、5~15秒の範囲で設定される。
【0012】
本発明の他の一例としては、サーバが、商品配付指令送信手段によって商品の配付指令を商品配付装置に送信した後、配付する商品の商品受け取りボタンを商品配付装置のディスプレイ又は通信端末に出力する商品受け取りボタン出力手段を含み、商品配付手段が、商品配付装置のディスプレイ又は通信端末に出力された商品受け取りボタンが押された場合、収納した商品を商品出しする。
【0013】
本発明の他の一例としては、商品配付装置が、そのディスプレイに出力された各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスを選択させる選択画面を出力する選択画面出力手段を含み、バーコード出力手段が、選択画面出力手段によって出力した各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスが選択された場合、選択された商品又はサービスの識別情報を格納したバーコードをディスプレイに出力し、商品・サービス宣伝情報配信手段が、バーコード出力手段によって出力されたバーコードが通信端末に読み取られた場合、通信端末に読み取られたバーコードに格納された商品又はサービスの識別情報に対応する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報を該通信端末に配信する。
【0014】
本発明の他の一例としては、商品配付装置が、商品配付手段によって商品を商品出しした場合、商品配付終了信号をサーバに送信する商品配付終了信号送信手段を含み、サーバが、商品配付終了信号送信手段によって商品配付装置から送信された商品配付終了信号に基づいて商品配付装置から配布された商品をカウントする商品配付カウント手段と、商品配付カウント手段によってカウントした商品の商品配付累計数を各商品配付装置毎にカウントする商品配付累計数カウント手段と、商品配付累計数カウント手段によってカウントした商品配付累計数を各商品配付装置毎に区分した状態で出力する商品配付累計数出力手段とを含む。
【0015】
本発明の他の一例としては、サーバが、商品・サービス宣伝情報配信手段によって商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定の通信端末に配信した場合、配信した各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間をカウントする配信累計時間カウント手段と、配信累計時間カウント手段によってカウントした各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を出力する配信累計時間出力手段とを含む。
【0016】
本発明の他の一例としては、商品配付装置から配付される商品が、レジ袋、衛生マスク、除菌シートのうちのいずれかである。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る商品配付システムによれば、商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを通信端末が読み取った場合、サーバがバーコードを読み取った通信端末に所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信し、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を通信端末に配信した後に、商品配付装置に収納された商品の配布指令を商品配付装置に送信し、商品配付装置がサーバから送信された商品の配付指令を受信した場合、収納した商品を配布指令に従って商品出しするから、サーバから通信端末への商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たすことを条件に、利用者に有益な所定の商品を利用者に配付することができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者が商品配付装置から利用者に有益な商品を受け取ることができる。商品配付システムは、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者に有益な商品を配付するから、商品の配付によって利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧を促進することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を十分に享受することができる。
【0018】
通信端末が商品配付装置のディスプレイに出力されたバーコードを読み取った場合、通信端末がバーコードに格納されたサーバのアドレス情報を利用してサーバにログインし、サーバにログインした通信端末がそのアドレス情報をサーバに送信し、通信端末のアドレス情報が通信端末からサーバに送信された後、アドレス情報を送信した通信端末にインターネットを介して商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信し、通信端末がサーバから配信された所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を出力する商品配付システムは、バーコードに格納されたサーバのアドレス情報を利用してサーバにログインした通信端末がそのアドレス情報をサーバに送信し、アドレス情報を送信した通信端末にサーバが商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信するとともに、サーバから配信された所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を通信端末が出力するから、バーコードを読み取った特定の通信端末にインターネットを介して商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を確実に配信しつつ、その商品宣伝情報又はそのサービス宣伝情報を通信端末に出力(表示)することができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者に有益な所定の商品を配付することができる。商品配付システムは、商品の配付によって利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧を促進することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報が通信端末に出力(表示)されるから、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を十分に享受することができる。
【0019】
サーバから配信された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を出力中に、通信端末が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の出力継続時間をサーバに送信し、通信端末から送信された出力継続時間が設定時間を超えた場合、商品配付装置に収納された商品の配付指令をサーバが商品配付装置に送信する商品配付システムは、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の出力継続時間が設定時間を超えた場合にサーバが配付指令を商品配付装置に送信するから、通信端末を介して利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧した場合のみに商品を配付することができ、利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧することによる商品やサービスの宣伝効果や販促効果を確実に享受することができる。
【0020】
商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定の通信端末に配信中に、サーバが商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信継続時間をカウントし、カウントした配信継続時間が設定時間を超えた場合、商品配付装置に収納された商品の配布指令をサーバが商品配付装置に送信する商品配付システムは、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信継続時間が設定時間を超えた場合にサーバが配付指令を商品配付装置に送信するから、通信端末を介して利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧した場合のみに商品を配付することができ、利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧することによる商品やサービスの宣伝効果や販促効果を確実に享受することができる。
【0021】
設定時間が5~15秒の範囲で設定される商品配付システムは、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の出力継続時間又は配信継続時間が5~15秒を超えた場合にサーバが配付指令を商品配付装置に送信するから、通信端末を介して利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を5~15秒閲覧した場合のみに商品を配付することができ、利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧することによる商品やサービスの宣伝効果や販促効果を確実に享受することができる。
【0022】
商品の配付指令を商品配付装置に送信した後、サーバが配付する商品の商品受け取りボタンを商品配付装置のディスプレイ又は通信端末に出力し、商品配付装置のディスプレイ又は通信端末に出力された商品受け取りボタンが押された場合、商品配付装置が収納した商品を商品出しする商品配付システムは、利用者が商品配付装置のディスプレイ又は通信端末に出力された商品受け取りボタンを押すことで、商品配付装置に収納された商品を利用者が受け取ることができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者が商品配付装置から利用者に有益な商品を受け取ることができる。
【0023】
商品配付装置がそのディスプレイに出力された各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスを選択させる選択画面を出力し、出力した各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスが選択された場合、選択された商品又はサービスの識別情報を格納したバーコードをディスプレイに出力し、出力されたバーコードが通信端末に読み取られた場合、通信端末に読み取られたバーコードに格納された商品又はサービスの識別情報に対応する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報を通信端末に配信する商品配布システムは、通信端末を所持する利用者に各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスを選択させることで、利用者が希望する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報が通信端末に配信され、その商品宣伝情報又はそのサービス宣伝情報が通信端末に出力(表示)されるから、利用者が所望する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報を通信端末に出力(表示)することができ、利用者による商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧が促進され、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を十分に享受することができる。
【0024】
商品配付装置が商品を商品出しした場合、商品配付装置が商品配付終了信号をサーバに送信し、サーバが商品配付装置から送信された商品配付終了信号に基づいて商品配付装置から配布された商品をカウントし、カウントした商品の商品配付累計数を各商品配付装置毎にカウントするとともに、カウントした商品配付累計数を各商品配付装置毎に区分した状態で出力する商品配布システムは、各商品配付装置毎の商品配付累計数を出力することで、商品配付装置によって配付された商品の累計数を把握することができ、商品配付装置から配付する商品の配付数を増やすための方策を検討することができる。
【0025】
商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定の通信端末に配信した場合、サーバが配信した各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間をカウントするとともに、カウントした各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を出力する商品配布システムは、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を出力することで、各商品毎又は各サービス毎の商品宣伝情報又は各サービス宣伝情報の配信累計時間を把握することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信累計時間を増やすための方策を検討することができる。
【0026】
商品配付装置から配付される商品がレジ袋、衛生マスク、除菌シートのうちのいずれかである商品配付システムは、商品配付装置から配付される商品がレジ袋である場合、利用者がレジ袋を購入する必要がなくなるとともにエコバッグを持参する必要もなくなり、利用者の負担を軽減することができるのみならず、レジ袋を提供する店舗の負担を軽減することができる。商品配付システムは、商品として例えばレジ袋が配付される場合、複数のレジ袋の事前の用意やレジ袋の配付にかかる手間と時間とを省くことができ、作業者がレジ作業をスムースに行うことができるとともに、利用者のレジ待ちの時間を短縮することができる。商品配付システムは、商品配付装置から配付される商品が衛生マスクである場合、利用者がその衛生マスクを使用することで、ウイルスの感染を予防することができる。商品配付システムは、商品配付装置から配付される商品が除菌シートである場合、利用者がその除菌シートを使用することで、利用者の手や所持品を除菌することができ、ウイルスの感染を予防することができる。
【0027】
商品配付装置がデジタルサイネージである商品配付システムは、デジタルサイネージのディスプレイに出力されたバーコードを通信端末が読み取った場合、サーバがバーコードを読み取った通信端末に所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信し、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を通信端末に配信した後に、デジタルサイネージに収納された商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)の配布指令を商品配付装置に送信し、デジタルサイネージがサーバから送信された商品の配付指令を受信した場合、収納した商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)を配布指令に従って商品出しするから、サーバから通信端末への商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たすことを条件に、利用者に有益な所定の商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)を利用者に配付することができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者がデジタルサイネージから利用者に有益な商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)を受け取ることができる。商品配付システムは、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たした通信端末を所持する利用者に有益な商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)を配付するから、商品(レジ袋、衛生マスク、除菌シート)の配付によって利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧を促進することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を十分に享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】一例として示す商品配付システムの構成図。
図2】一例として示すデジタルサイネージ(商品配付装置)の斜視図。
図3】デジタルサイネージのタッチディスプレイに出力(表示)された商品情報画面の一例を示す図。
図4】デジタルサイネージのタッチディスプレイに出力(表示)されたサービス情報画面の一例を示す図。
図5】スマートフォンのタッチパネルに出力(表示)された商品宣伝情報画面の一例を示す図。
図6】スマートフォンのタッチパネルに出力(表示)されたサービス宣伝情報画面の一例を示す図。
図7】サーバによって作成されたレジ袋の商品配付累計数表の一例を示す図。
図8】サーバによって作成された商品宣伝情報及びサービス宣伝情報の配信累計時間表の一例を示す図。
図9】デジタルサイネージのタッチディスプレイに出力(表示)された選択画面の一例を示す図。
図10】スマートフォンのタッチパネルに出力(表示)された商品宣伝情報画面の他の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
一例として示す商品配付システム10の構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る商品配付システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。尚、図2は、一例として示すデジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)の斜視図である。
【0030】
図1では、1台のサーバ11、2台のデジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)、2台のスマートフォン14a,14b(通信端末)を図示しているが、実際には図示よりも多い台数の各種複数(特定多数)のサーバ、図示よりも多い台数の各種複数のデジタルサイネージ(商品配付装置)、図示よりも多い台数の各種複数(不特定多数)のスマートフォン(通信端末)が商品配付システム10を形成する。
【0031】
尚、通信端末(高機能携帯通信端末)としては、スマートフォン14a,14bの他に、各種複数(不特定多数)のタブレットや各種複数(不特定多数)のパソコンが含まれるとともに、今後開発されるインターネット12に接続可能な全ての通信端末(高機能携帯通信端末)が含まれる。又、商品配付装置として、デジタルサイネージ13a,13bの他に、商品配布機能(商品出し機能)及びディスプレイを備えたデバイスを利用することもできる。
【0032】
商品配付システム10は、インターネット12や公衆回線(所定の通信手段)を利用して各種複数の商品情報又は各種複数のサービス情報を配信し、インターネット12や公衆回線(所定の通信手段)を利用して所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信するとともに、レジ袋20を不特定多数の利用者(ユーザー)に配付(提供)する。尚、商品配付システム10から配付される商品には、レジ袋の他に、衛生マスク(使い捨てマスク)、除菌シート(ウェットシート)がある。
【0033】
商品情報は、商品配付システム10を利用する各経営主体が製造・販売する各種複数の商品に関する各種の情報であり、サービス情報は、商品配付システム10を利用する各経営主体が提供する各種複数のサービス(役務)に関する各種の情報である。経営主体には、民間企業(株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社、一般社団法人、一般財団法人)、公益社団法人、公益財団法人、地方公共団体(都道府県、市町村、特別区、地方公共団体の組合、財産区、地方開発事業団)等のあらゆる経営主体が含まれる。
【0034】
商品配付システム10は、各種複数の商品の商品情報及び各種複数のサービスのサービス情報を管理するサーバ11と、サーバ11にインターネット12を介して接続される各種複数のデジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)と、サーバ11にインターネット12を介して接続可能な各種複数のスマートフォン14a,14b(通信端末)とから形成される。
【0035】
サーバ11は、クラウド15に構築されている(クラウドコンピューティング)。サーバ11は、仮想CPU又は仮想MPU(中央処理部)と仮想メインメモリ及び仮想キャッシュメモリ(メモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(仮想OS)によって動作する仮想サーバであり、大容量仮想記憶領域が形成されている。クラウド11としては、Infrastructure as a Service(IaaS)、Platform as a Service(PaaS)、Software as a Service(SaaS)を利用することができる。
【0036】
尚、サーバ11は、商品配付システム10を管理する管理者(管理会社)が契約するデータセンターに設置された物理的なサーバであってもよい。物理的なサーバは、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリ及びキャッシュメモリ)とを備えた物理的なコンピュータであり、大容量ハードディスクを内蔵している。サーバ11には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。
【0037】
サーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)には、それを特定するサーバ特定情報(サーバ特定識別子)と、各デジタルサイネージ13a,13bを特定するデジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)と、商品配付システム10を利用する経営主体の経営主体特定情報(経営主体特定識別子)と、各デジタルサイネージ13a,13bを設置する設置箇所を特定する設置箇所特定情報(設置箇所特定識別子)とが格納されている。サーバ特定情報(サーバ特定識別子)としては、サーバ11のIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号を利用することができる他、サーバ11がそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子をサーバ特定情報とすることができる。
【0038】
デジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)には、任意の数列や文字列が使用される他、サーバ11が各デジタルサイネージ13a,13bを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子をデジタルサイネージ特定情報とすることができる。経営主体特定情報(経営主体特定識別子)には、任意の数列や文字列が使用される他、サーバ11が各経営主体を識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を経営主体特定情報とすることができる。設置箇所特定情報(設置箇所特定識別子)には、任意の数列や文字列が使用される他、サーバ11が各設置箇所を識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を設置箇所特定情報とすることができる。
【0039】
サーバ11は、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能を有し、各サーバ機能別にソフトウェア的に区分されている。サーバ11は、インターネット12に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネット12を利用してアクセス制限がない他のあらゆるサーバにアクセスすることができる。サーバ11は、世界のいずれかに施設されたデータセンターの他のサーバとインターネット12を介してネットワークを形成している。
【0040】
サーバ12の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)には、商品配付システム10を利用する各経営主体が製造・販売する各種複数の商品に関する商品情報(各種の画像を含む)が商品情報を特定する商品情報特定識別子及び各経営主体を特定する経営主体特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている(商品情報記憶手段)。サーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)には、商品配付システム10を利用する各経営主体が製造・販売する各種複数の商品に関する商品宣伝情報(各種の画像を含む)が商品宣伝情報を特定する商品宣伝情報特定識別子及び商品情報特定識別子並びに各経営主体を特定する経営主体特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている(商品宣伝情報記憶手段)。
【0041】
サーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)には、商品配付システム10を利用する各経営主体が提供する各種複数のサービス情報(各種の画像を含む)がサービス情報を特定するサービス情報特定識別子及び各経営主体を特定する経営主体特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている(サービス情報記憶手段)。サーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)には、商品配付システム10を利用する各経営主体が提供する各種複数のサービス宣伝情報(各種の画像を含む)がサービス宣伝情報を特定するサービス宣伝情報特定識別子及びサービス情報特定識別子並びに各経営主体を特定する経営主体特定情報に関連付けられた状態で記憶(格納)されている(サービス宣伝情報記憶手段)。
【0042】
商品情報や商品宣伝情報は、各経営主体のサーバからサーバ11(クラウド15)に定期的又は不定期に送信される。商品情報や商品宣伝情報には、商品説明や商品金額、商品画像等の商品に関する各種の情報の他、商品を製造・販売する経営主体の各種経営主体情報(経営主体の名称や住所(アドレス)、電話番号(TEL)、経営主体の概要、経営主体のホームページにアクセスするためのUALやリンク情報、メールアドレス等の情報が含まれる。
【0043】
例えば、経営主体が車の製造メーカー(民間企業)である場合、そのメーカーが製造する各種複数の車に関する情報やそれら車を販売する販売会社に関する情報等を例示することができる。尚、商品情報や商品宣伝情報に特に限定はなく、商品に直接関係する情報の他に、商品に間接的に関係する情報等のあらゆる情報が含まれる。商品情報や商品宣伝情報は、それらに追加、変更、削除があった場合、その都度各経営主体のサーバからサーバ11に送信されてサーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶された商品情報や商品宣伝情報が更新され、最新の商品情報及び最新の商品宣伝情報がサーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶される。
【0044】
サービス情報やサービス宣伝情報は、各経営主体のサーバからサーバ11(クラウド15)に定期的又は不定期に送信される。サービス情報やサービス宣伝情報には、サービスの説明やサービス金額、サービスの画像等のサービスに関する各種の情報の他、サービスを提供する経営主体の各種経営主体情報(経営主体の名称や住所(アドレス)、電話番号(TEL)、経営主体の概要、経営主体のホームページにアクセスするためのUALやリンク情報、メールアドレス等の情報が含まれる。
【0045】
例えば、経営主体が飲食物を提供する飲食チェーン店を展開する飲食企業(民間企業)である場合、その飲食企業の各飲食チェーン店が提供する各種複数の飲食物に関する情報や飲食物を提供するチェーン店に関する情報等を例示することができる。又、飲食企業が地方公共団体である場合、地方自治体が提供する行政サービス情報を例示することができる。行政サービス情報には、地方自治体(公的介護機関)によって提供される各種の介護サービスに関する介護サービス情報、地方自治体(公的教育機関)によって提供される各種の教育サービスに関する教育サービス情報、地方自治体(公的医療機関)によって提供される各種の保健・医療サービスに関する保健・医療サービス情報、地方自治体(公的福祉機関)によって提供される各種の障害・福祉サービスに関する障害・福祉サービス情報等がある。
【0046】
尚、サービス情報やサービス宣伝情報に特に限定はなく、サービスに直接関係する情報の他に、サービスに間接的に関係する情報等のあらゆる情報が含まれる。サービス情報やサービス宣伝情報は、それに追加、変更、削除があった場合、その都度各経営主体のサーバからサーバ11に送信されてサーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶されたサービス情報やサービス宣伝情報が更新され、最新のサービス情報及び最新のサービス宣伝情報がサーバ11の大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶される。
【0047】
それらデジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)は、販売店舗、百貨店、スーパーマーケット、ショッピングモール、ショッピングセンター、小売店のショールーム、地方公共団体の各機関等に設置される。尚、デジタルサイネージ13a,13bの設置箇所に特に限定はなく、デジタルサイネージ13a,13bをあらゆる箇所に設置することができる。デジタルサイネージ13a,13bは、各設置箇所に搬送された後、それら設置箇所に着脱可能に据え付けられる。設置箇所には、複数台のデジタルサイネージ13a,13bが設置される。
【0048】
デジタルサイネージ13a,13bが各設置箇所に設置された後、各デジタルサイネージ13a,13bは、サーバ11にログインし、デジタルサイネージ特定情報、設置箇所の名称(販売店舗名や百貨店名、スーパーマーケット名、ショッピングモール名、ショッピングセンター名等)及び住所、設置日時をサーバ11に送信する。サーバ11は、各デジタルサイネージ13a,13b及びその設置箇所をデジタルサイネージ特定情報、設置日時、設置箇所特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(デジタルサイネージ・設置箇所記憶手段)。
【0049】
デジタルサイネージ13a,13bは、インターネット12や公衆回線(所定の通信手段)を利用してサーバ11に接続され、サーバ11から所定の情報を受信する。通信手段には、インターネット12が利用されるが、公衆回線を利用することもできる。デジタルサイネージ13a,13bは、上下方向へ長い筐体16と、筐体16の前面パネル17の上部に設置されたタッチディスプレイ18(表示装置)と、筐体16の前面パネル17の中間部に作られた商品取出し口19と、筐体16の内部に作られた商品収容スペース(図示せず)と、商品自動送り機構(図示せず)とを有する。
【0050】
商品収容スペースには、折り畳まれた状態の複数枚のレジ袋20又は重なり合う複数枚の個包装された衛生マスク(使い捨てマスク)或いは重なり合う複数枚の個包装された除菌シート(ウェットシート)が収容される。商品自動送り機構は、モータと複数のローラーとを備え、商品収容スペースに収容された商品(レジ袋20、衛生マスク、除菌シート)をモータの駆動によるローラーの回転によって取出し口19に搬送する。
【0051】
タッチディスプレイ18には、文字情報や動画、静止画が表示される。デジタルサイネージ13a,13bの表示装置としてタッチディスプレイ18を図示しているが、表示装置としてスタンドアロンやマルチディスプレイ、4Kサイネージ、映像プロジェクタ、LEDディスプレイを使用することもできる。
【0052】
デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17には、デジタルサイネージ13a,13bの前方に利用者(ユーザー)が位置したときに、その存在を検知する人感センサー21が設置されている。デジタルサイネージ13a,13bの筐体16の内部には、タッチディスプレイ18に出力(表示)する文字や動画、静止画の各データを制御するコントローラー(図示せず)と、インターネット(所定の通信手段)を介してサーバ11から各種情報(電子データ)を受信するデジタル通信装置(図示せず)と、各種情報を保存するストレージ(図示せず)とが収容(内蔵)されている。
【0053】
人感センサー21は、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方に利用者(ユーザー)が存在(位置)した場合、人検知信号をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信し、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方に利用者(ユーザー)が存在(位置)しない場合、人非検知信号をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信する。
【0054】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータであり、映像表示制御部及び通信制御部並びに大容量記憶領域を備えている。デジタルサイネージ13a,13bは、デジタル通信装置を介してインターネット12上に存在する所定のWebサイトに接続可能であり、Webサイトから各種複数の商品情報及び各種複数のサービス情報を受信する。
【0055】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーの大容量記憶領域には、デジタルサイネージ13a,13bのアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)、デジタルサイネージ13a,13bを特定するデジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)、デジタルサイネージ個別情報(設置箇所情報、デジタルサイネージ管理者情報、機種番号等)、WebサイトのURL、サーバ11のアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)が記憶(格納)されている。
【0056】
デジタルサイネージ13a,13bの大容量記憶領域には、タッチディスプレイ18に出力(表示)する各商品情報の商品情報特定識別子及びサービス情報のサービス情報特定識別子が記憶(格納)され、それら商品情報特定識別子に対応する各商品宣伝情報の商品宣伝情報特定識別子及びそれらサービス情報特定識別子に対応する各サービス宣伝情報のサービス宣伝情報特定識別子が記憶(格納)されている。又、デジタルサイネージ13a,13bの大容量記憶領域には、QRコード23(登録商標)(バーコード)の読取りメッセージが記憶(格納)されている。QRコード23の読取りメッセージの一例としては、「画面に表示されたQRコードを読み取ってください。」がある。
【0057】
スマートフォン14a,14bは、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とから形成された制御機構を有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的な制御装置(コンピュータ)を内蔵し、大容量ハードディスクを実装している。スマートフォン14a,14bのメインメモリには、ウェブブラウザ及び電子メールの送受信や電子メールの管理を行う電子メールクライアントが記憶(格納)されている。スマートフォン14a,14bは、それぞれ機種が異なるとともにそれを提供するキャリア(メーカー)が異なる。
【0058】
スマートフォン14a,14bの大容量ハードディスクには、スマートフォン14a,14bの通信端末特定情報、スマートフォン14a,14bのアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)、スマートフォン14a,14bを所有(保持)する利用者(ユーザー)の個人情報が記憶(格納)されている。通信端末特定情報としては、スマートフォン14a,14bのIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号を利用することができる他、スマートフォン14a,14bがそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を通信端末特定情報とすることができる。個人情報としては、ID番号(ユーザー名)やパスワード、利用者の氏名又は名称(法人名や個人名)、住所(アドレス)又は居所、電話番号(TEL)、FAX番号、年齢、性別、メールアドレス等がある。
【0059】
スマートフォン14a,14bは、ウェブブラウザを利用してインターネット12に接続可能であり、インターネット12を利用して不特定多数の他のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット12において各種検索エンジンを利用することができる。スマートフォン14a,14bは、サーバ11のURLを使用してサーバ11にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット12を利用して各種情報(文字データや画像データ)をサーバ11を含む他の複数の外部サーバに提供することができ、インターネット12を利用して各種情報をサーバ11を含む他の複数の外部サーバから受け取ることができる。
【0060】
図3は、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)された商品情報画面の一例を示す図であり、図4は、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)されたサービス情報画面の一例を示す図である。図5は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)された商品宣伝情報画面の一例を示す図であり、図6は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)されたサービス宣伝情報画面の一例を示す図である。
【0061】
所定の設置箇所に据え付けられたデジタルサイネージ13a,13bは、その起動とともにインターネット12(所定の通信手段)を介してサーバ11に接続される。又、デジタルサイネージ13a,13bが起動すると、人感センサー21が起動し、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方に利用者が存在するか否かのセンシングを開始する。
【0062】
デジタルサイネージ13a,13bがサーバ11に接続されると、サーバ11は、大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶した各種複数の商品情報のうちの所定の商品情報(文字情報、動画、静止画)をインターネット12(所定の通信手段)を介してデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)するとともに(商品情報送信手段)、QRコード23をデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)する(バーコード送信手段)。QRコード23には、サーバ11のアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)が格納されているとともに(表されているとともに)、サーバ11へのログイン信号が格納されている(表されている)。
【0063】
尚、デジタルサイネージ13a,13bに送信する商品情報は、サーバ11において任意に設定することができる。例えば、特定の商品情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、その商品情報を所定時間が経過するまでタッチディスプレイ18に繰り返し出力(表示)させ、所定時間が経過した後、新たな商品情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、新たな商品情報を所定時間が経過するまでタッチディスプレイ18に繰り返し出力(表示)させるように、商品情報を所定時間経過毎に切り替える場合、又は、特定の商品情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、その商品情報を開始から終了までタッチディスプレイ18に出力(表示)させた後、新たな商品情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、新たな商品情報を開始から終了までタッチディスプレイ18に出力(表示)させる場合がある。
【0064】
バーコードとしてQRコード23が使用されているが、QRコード23の他の二次元バーコード(SPコードやベリコード、マキシコード、CPコード、DataMatrix、Code1、AztecCode、Super Code、Ultra Code等)を使用することもできる。バーコードとしてJANコードやEANコード、UPCコード、ITFコード、CODE39、NW-7、CODE128等の一次元バーコードを使用することもできる。
【0065】
デジタルサイネージ13a,13bは、その通信制御部がサーバ11から送信された商品情報及びQRコード23を受信する。通信制御部が商品情報及びQRコード23を受信すると、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、その商品情報及びQRコード23を通信制御部から映像表示制御部に転送する。尚、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、サーバ11から受信した商品情報及びQRコード23を大容量記憶領域に記憶(格納)する場合、又は、商品情報及びQRコード23を大容量記憶領域に記憶(格納)しない場合がある。
【0066】
デジタルサイネージ13a,13bの映像表示制御部は、商品情報をタッチディスプレイ18に出力(表示)するために必要な調整(画像大きさや色彩、色調、出力時間等の調整)を商品情報に施す。デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、映像表示制御部が商品情報に調整を施した後、図3に示すように、調整後の商品情報を表示した商品情報画面をタッチディスプレイ18に出力(表示)する(商品・サービス情報出力手段)。
【0067】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、サーバ11から送信されたQRコード23を商品情報とともにそのタッチディスプレイ18に出力(表示)する(バーコード出力手段)。QRコード23は、商品・サービス情報出力手段によって商品情報をタッチディスプレイ18に出力中(表示中)、タッチディスプレイ18に継続して出力(表示)させる。図3の商品情報画面には、所定の商品情報(車)を表示した商品情報表示エリア3a、QRコード23を表示したバーコード表示エリア3bが表示される。
【0068】
尚、商品・サービス情報出力手段では、人感センサー21の利用者検知の有無にかかわらず、タッチディスプレイ18に商品情報を出力(表示)する場合、又は、人感センサー21が利用者を検知し、その人検知信号が人感センサー21からデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信されたときのみ、タッチディスプレイ18に商品情報を出力(表示)する場合がある。
【0069】
人検知信号が人感センサー21からデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信されたときのみに商品情報を出力(表示)する場合では、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方から利用者(ユーザー)が離れ、人感センサー21が人非検知信号をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信すると、タッチディスプレイ13a,13bに出力中(表示中)の商品情報がタッチディスプレイ18から消失する。
【0070】
又、デジタルサイネージ13a,13bがサーバ11に接続されると、サーバ11は、大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶した各種複数のサービス情報のうちの所定のサービス情報(文字情報、動画、静止画)をインターネット12(所定の通信手段)を介してデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)するとともに(サービス情報送信手段)、QRコード21をデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)する(バーコード送信手段)。
【0071】
尚、デジタルサイネージ13a,13bに送信するサービス情報は、サーバ11において任意に設定することができる。例えば、特定のサービス情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、そのサービス情報を所定時間が経過するまでタッチディスプレイ18に繰り返し出力(表示)させ、所定時間が経過した後、新たなサービス情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、新たなサービス情報を所定時間が経過するまでタッチディスプレイ18に繰り返し出力(表示)させるように、サービス情報を所定時間経過毎に切り替える場合、又は、特定のサービス情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、そのサービス情報を開始から終了までタッチディスプレイ18に出力(表示)させた後、新たなサービス情報をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、新たなサービス情報を開始から終了までタッチディスプレイ18に出力(表示)させる場合がある。
【0072】
デジタルサイネージ13a,13bは、その通信制御部がサーバ11から送信されたサービス情報及びQRコード23を受信する。通信制御部がサービス情報及びQRコード23を受信すると、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、そのサービス情報及びQRコード23を通信制御部から映像表示制御部に転送する。尚、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、サーバ11から受信したサービス情報及びQRコード23を大容量記憶領域に記憶(格納)する場合、又は、サービス情報及びQRコード23を大容量記憶領域に記憶(格納)しない場合がある。
【0073】
デジタルサイネージ13a,13bの映像表示制御部は、サービス情報をタッチディスプレイ18に出力(表示)するために必要な調整(画像大きさや色彩、色調、出力時間等の調整)をサービス情報に施す。デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、映像表示制御部がサービス情報に調整を施した後、図4に示すように、調整後のサービス情報を表示したサービス情報画面をタッチディスプレイ18に出力(表示)する(商品・サービス情報出力手段)。
【0074】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、サーバ11から送信されたQRコード23をサービス情報とともにそのタッチディスプレイ18に出力(表示)する(バーコード出力手段)。QRコード23は、商品・サービス情報出力手段によってサービス情報をタッチディスプレイ18に出力中(表示中)、タッチディスプレイ18に継続して出力(表示)させる。図3のサービス情報画面には、所定のサービス情報(行政サービス)を表示したサービス情報表示エリア4a、QRコード23を表示したバーコード表示エリア4bが表示される。
【0075】
尚、商品・サービス情報出力手段では、人感センサー21の利用者検知の有無にかかわらず、タッチディスプレイ18にサービス情報を継続して出力(表示)する場合、又は、人感センサー21が利用者を検知し、その人検知信号が人感センサー21からデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信されたときのみ、タッチディスプレイ18にサービス情報を出力(表示)する場合がある。
【0076】
人検知信号が人感センサー21からデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信されたときのみにサービス情報を出力(表示)する場合では、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方から利用者(ユーザー)が離れ、人感センサー21が人非検知信号をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信すると、タッチディスプレイ18に出力中(表示中)のサービス情報がタッチディスプレイ18から消失する。
【0077】
所定の商品情報又は所定のサービス情報を出力中(表示中)に、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方に利用者(ユーザー)が位置すると、人検知信号が人感センサー21からデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信される。人検知信号を受信したデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、QRコード23の読取りメッセージの出力指令をデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に送信する。
【0078】
又、デジタルサイネージ13a,13bの前面パネル17の前方において利用者(ユーザー)を人感センサー21が検知したときのみ(人検知信号がデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信されたときのみ)に所定の商品情報又は所定のサービス情報を出力(表示)する場合では、人検知信号が所定時間(例えば、5~10秒)継続してコントローラーに送信された後、コントローラーがQRコード23の読取りメッセージの出力指令を通信制御部に送信する。読取りメッセージの出力指令を受信したデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品情報又はサービス情報の出力(表示)を継続しつつ、出力指令に従ってQRコード23の読取りメッセージをタッチディスプレイ18に出力(表示)する。
【0079】
QRコード23の読取りメッセージを見た利用者が読取りメッセージに従ってスマートフォン14a,14bにQRコード23を読み取らせると、スマートフォン14a,14bの制御装置(コンピュータ)は、QRコード23に格納されたサーバ11のアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)を読み取るとともに、QRコード23に格納されたサーバ11へのログイン信号に従い、サーバ11のアドレス情報に基づいてインターネット12を介してサーバ11にログインする(ログイン手段)。スマートフォン14a,14bの制御装置は、サーバ11へログインした後、スマートフォン14a,14bのアドレス情報(URL、公式カウント、IPアドレス等)をサーバ11に送信する(アドレス情報送信手段)。
【0080】
スマートフォン14a,14bがサーバ11にログインすると(デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)のタッチディスプレイ18(ディスプレイ)に出力(表示)されたQRコード23(バーコード)をスマートフォン14a,14b(通信端末)が読み取った場合)、サーバ11は、スマートフォン14a,14bのアドレス情報を利用し、インターネット12を介してスマートフォン14a,14b(バーコードを読み取った通信端末)に所定の商品の商品宣伝情報を配信する(商品・サービス宣伝情報配信手段)。
【0081】
スマートフォン14a,14bの制御装置は、商品・サービス宣伝情報配信手段によってサーバ11から送信された商品宣伝情報を受信すると、図5に示すように、その商品宣伝情報を表示した商品宣伝情報画面をタッチパネル(ディスプレイ)に出力(表示)する(商品・サービス宣伝情報出力手段)。図5の商品宣伝情報画面には、所定の商品宣伝情報(車)を表示した商品宣伝情報表示エリア5a、各種の検索ボタンを表示した検索ボタン表示エリア5b、閉じるボタン5cが表示される。
【0082】
利用者(スマートフォン14a,14bの所持者)は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22(ディスプレイ)に出力(表示)された商品宣伝情報を視認することで、所定の商品の宣伝・広告を見せられる。尚、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18には、調整後の商品情報が出力(表示)され、又は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)された商品宣伝情報と同一の商品宣伝情報が出力(表示)される。
【0083】
又、 スマートフォン14a,14bがサーバ11にログインすると(デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)のタッチディスプレイ18(ディスプレイ)に出力(表示)されたQRコード23(バーコード)をスマートフォン14a,14b(通信端末)が読み取った場合)、サーバ11は、スマートフォン14a,14bのアドレス情報を利用し、インターネット12を介してスマートフォン14a,14b(バーコードを読み取った通信端末)に所定のサービスのサービス宣伝情報を配信する(商品・サービス宣伝情報配信手段)。
【0084】
スマートフォン14a,14bの制御装置は、商品・サービス宣伝情報配信手段によってサーバ11から送信されたサービス宣伝情報を受信すると、図6に示すように、そのサービス宣伝情報を表示したサービス宣伝情報画面をタッチパネル22(ディスプレイ)に出力(表示)する(商品・サービス宣伝情報出力手段)。図6のサービス宣伝情報画面には、所定のサービス宣伝情報(行政サービス)を表示したサービス宣伝情報表示エリア6a、各種の検索ボタンを表示した検索ボタン表示エリア6b、閉じるボタン6cが表示される。
【0085】
利用者(スマートフォン14a,14bの所持者)は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22(ディスプレイ)に出力(表示)されたサービス宣伝情報を視認することで、所定のサービスの宣伝・広告を見せられる。尚、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18には、調整後のサービス情報が出力(表示)され、又は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)されたサービス宣伝情報と同一のサービス宣伝情報が出力(表示)される。
【0086】
サーバ11は、商品・サービス宣伝情報配信手段によって商品宣伝情報又はサービス宣伝情報をスマートフォン14a,14b(所定の通信端末)に配信中に、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信継続時間をカウント(測定)する(配信継続時間カウント手段)。配信継続時間は、スマートフォン14a,14bに商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信した時点からスマートフォン14a,14bが商品宣伝情報又はサービス宣伝情報のサーバからの配信をクローズ(拒否)した時点までの時間である。
【0087】
サーバ11は、商品・サービス宣伝情報配信手段によってスマートフォン14a,14b(通信端末)に商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信した後、配信継続時間カウント手段によってカウントした配信継続時間と予め設定した設定時間とを比較し、配信継続時間が設定時間を超えた場合、デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)の商品収容スペースに収納されたレジ袋20(商品)の配布指令をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信する(商品配付指令送信手段)。
【0088】
サーバ11は、商品配付指令送信手段によってレジ袋20の配付指令をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信しつつ、配付するレジ袋20(商品)のレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)の出力指令をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラー又はスマートフォン14a,14bの制御装置に送信する(商品受け取りボタン出力指令送信手段)。配信継続時間と比較する設定時間は、サーバ11において自由に設定することができ、例えば、5~15秒の範囲で設定される。
【0089】
又、スマートフォン14a,14b(通信端末)の制御装置(コンピュータ)は、商品・サービス宣伝情報出力手段によってサーバ11から配信された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を出力中に、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の出力継続時間をカウント(測定)し(出力継続時間カウント手段)、カウントした出力継続時間をサーバ11に送信する(出力継続時間送信手段)。出力継続時間は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に商品宣伝情報又はサービス宣伝情報が出力(表示)された時点から商品宣伝情報又はサービス宣伝情報がタッチパネル22から消失するまでの時間である。尚、出力継続時間送信手段では、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報がスマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)されてからの時間を連続的にサーバ11に送信する。
【0090】
サーバ11は、出力継続時間送信手段によってスマートフォン14a,14bの制御装置から連続的に送信された出力継続時間を受信した場合、受信した出力継続時間と予め設定した設定時間とを比較し、出力継続時間が設定時間を超えた場合、デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)の商品収容スペースに収納されたレジ袋20(商品)の配布指令をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーに送信する(商品配付指令送信手段)。
【0091】
サーバ11は、商品配付指令送信手段によってレジ袋20の配付指令をデジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)のコントローラーに送信しつつ、配付するレジ袋20(商品)のレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)の出力指令をデジタルサイネージ13a,13bのコントローラー又はスマートフォン14a,14bの制御装置に送信する(商品受け取りボタン出力指令送信手段)。出力継続時間と比較する設定時間は、サーバ11において自由に設定することができ、例えば、5~15秒の範囲で設定される。
【0092】
デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)のコントローラーは、商品配付指令送信手段によってサーバ11から送信されたレジ袋20(商品)の配付指令を受信し、商品受け取りボタン出力指令送信手段によってサーバ11から送信されたレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)の出力指令を受信した場合、レジ袋受け取りボタンをデジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)するとともに(商品受け取りボタン出力手段)、レジ袋受け取りボタンの操作メッセージをデジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)する。
【0093】
又は、スマートフォン14a,14bの制御装置は、商品受け取りボタン出力指令送信手段によってサーバ11から送信されたレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)の出力指令を受信した場合、レジ袋受け取りボタンをスマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)するとともに(商品受け取りボタン出力手段)、レジ袋受け取りボタンの操作メッセージをスマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)する。レジ袋受け取りボタンの操作メッセージの一例としては、「レジ袋受け取りボタンを押してください。」がある。
【0094】
デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)されたレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)を利用者がクリックした(押した)場合、又は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)されたレジ袋受け取りボタン(商品受け取りボタン)を利用者がタップした(押した)場合、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、サーバ11の配布指令に従って商品収容スペースに収納したレジ袋20を商品出しする(商品配付手段)。商品配付手段においてデジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品自動送り機構を稼働させ、商品収容スペースに収容されたレジ袋20(商品)の1つを商品自動送り機構によって商品収容スペースから商品取出し口19に送出(商品出し)する。レジ袋20は、その1つが商品収容スペースから商品取出し口19に搬送されて商品取出し口に位置する。
【0095】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品配付手段によって商品出しをした後、レジ袋(商品)取り出しメッセージの出力指令を映像表示制御部に送信する。レジ袋(商品)取り出しメッセージの出力指令を受信したデジタルサイネージ13a,13bの映像表示制御部は、商品情報又はサービス情報の出力(表示)を継続しつつ、出力指令に従ってレジ袋20の取り出しメッセージをタッチディスプレイ18に出力(表示)する。レジ袋(商品)取り出しメッセージの一例としては、「商品取出し口にあるレジ袋をお取りください。」がある。
【0096】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品配付手段によってレジ袋20(商品)を商品出しした場合(レジ袋20(商品)の1つを商品収容スペースから商品取出し口19に送出した後)、通信制御部から商品配付終了信号をサーバ11に送信する(商品配付終了信号送信手段)。利用者(ユーザー)は、商品取出し口19に位置するレジ袋20を商品取出し口19から取り出す。
【0097】
商品配付システム10は、デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)のタッチディスプレイ18に出力されたQRコード23(バーコード)をスマートフォン14a,14b(通信端末)が読み取った場合、QRコード23に格納された(表された)サーバ11のアドレス情報を利用してサーバ11にログインしたスマートフォン14a,14bがそのアドレス情報をサーバ11に送信し、アドレス情報を送信したスマートフォン14a,14bにサーバ11が所定の商品の商品宣伝情報又は所定のサービスのサービス宣伝情報を配信するとともに、サーバ11から配信された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報をスマートフォン14a,14bが出力し、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報のスマートフォン14a,14bへの配信時間が設定時間を超えた場合、又は、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報のスマートフォン14a,14bにおける出力継続時間が設定時間を超えた場合、デジタルサイネージ13a,13bの商品収容スペースに収納されたレジ袋20(商品)の配布指令をデジタルサイネージ13a,13bに送信し、デジタルサイネージ13a,13bがサーバ11から送信されたレジ袋20の配付指令を受信した場合、商品収容スペースに収納したレジ袋20を配布指令に従って商品取出し口19に商品出しするから、サーバ11からスマートフォンへ14a,14bの商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たすことを条件に、利用者にレジ袋20(有益な所定の商品)を利用者(ユーザー)に配付することができ、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たしたスマートフォン14a,14bを所持する利用者がデジタルサイネージ13a,13bから利用者に有益な商品(レジ袋20)を受け取ることができる。
【0098】
商品配付システム10は、商品宣伝情報配信又はサービス宣伝情報配信の要件を満たしたスマートフォン14a,14b(通信端末)を所持する利用者(ユーザー)にレジ袋20(有益な所定の商品)を配付するから、レジ袋20の配付によって利用者に対する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧を促進することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報がスマートフォン14a,14bに出力(表示)されることで、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者(経営主体)が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を確実かつ十分に享受することができる。
【0099】
商品配付システム10は、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報のスマートフォンへ14a,14bの配信時間が設定時間を超えた場合、又は、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報のスマートフォン14a,14bにおける出力継続時間が設定時間を超えた場合に、そのスマートフォン14a,14bを所持する利用者にレジ袋20(商品)が配付されるから、スマートフォン14a,14b(通信端末)を介して利用者が商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定時間閲覧した場合のみに商品を配付することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を利用者に所定時間閲覧させることによる商品やサービスの宣伝効果や販促効果を確実に享受することができる。
【0100】
商品配付システム10は、複数のレジ袋20の事前の用意やレジ袋20の配付にかかる手間と時間とを省くことができ、作業者がレジ作業をスムースに行うことができるとともに、利用者(ユーザー)のレジ待ちの時間を短縮することができる。商品配付システム10は、利用者(ユーザー)がレジ袋20を購入する必要がなくなるとともにエコバッグを持参する必要もなくなり、利用者の負担を軽減することができるのみならず、レジ袋20を提供する店舗の負担を軽減することができる。尚、デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)から配付される商品が衛生マスクである場合、利用者(ユーザー)がその衛生マスクを使用することで、ウイルスの感染を予防することができる。又、デジタルサイネージ13a,13b(商品配付装置)から配付される商品が除菌シートである場合、利用者(ユーザー)がその除菌シートを使用することで、利用者の手や所持品を除菌することができ、ウイルスの感染を予防することができる。
【0101】
図7は、サーバ11によって作成されたレジ袋20の商品配付累計数表の一例を示す図であり、図8は、サーバ11によって作成された商品宣伝情報及びサービス宣伝情報の配信累計時間表の一例を示す図である。
【0102】
サーバ11は、各デジタルサイネージ13a,13bから商品配付終了信号送信手段によって商品配付終了信号が送信された場合、商品配付終了信号の1回の送信をレジ袋20が1つ配付されたものとし、各デジタルサイネージ13a,13bから配付されたレジ袋20(商品)の1つ毎を各デジタルサイネージ13a,13b毎にカウント(計測)する(商品配付カウント手段)。更に、サーバ11は、商品配付カウント手段によってカウント(計測)したレジ袋20(商品)の商品配付累計数を各デジタルサイネージ13a,13b毎にカウント(計測)する(商品配付累計数カウント手段)。
【0103】
サーバ11は、商品配付カウント手段によってカウントした各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の1つの配付及びその配付日時をデジタルサイネージ特定情報及び設置箇所特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(商品配付記憶手段)。サーバ11は、商品配付累計数カウント手段によってカウントした各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)のレジ袋20(商品)の配付累計数をデジタルサイネージ特定情報及び設置箇所特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(商品配付累計数記憶手段)。
【0104】
商品配付累計数記憶手段では、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の配付累計数を所定の期間毎に区分して記憶する。例えば、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の配付累計数を1週間毎に区分して記憶し、又は、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の配付累計数を1か月毎に区分して記憶する。
【0105】
サーバ11は、商品・サービス宣伝情報配信手段によって商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を所定のスマートフォン14a,14bに配信した場合、配信した各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間をカウント(計測)する(配信累計時間カウント手段)。サーバ11は、配信累計時間カウント手段によってカウントした各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)の配信累計時間をデジタルサイネージ特定情報及び設置箇所特定情報並びに経営主体特定情報に関連付けた状態で大容量仮想記憶領域に記憶(格納)する(配信累計時間記憶手段)。
【0106】
配信累計時間記憶手段では、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎の配信累計時間を所定の期間毎に区分して記憶する。例えば、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎の配信累計時間を1週間毎に区分して記憶し、又は、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎の配信累計時間を1か月毎に区分して記憶する。
【0107】
サーバ11は、商品配付累計数カウント手段によってカウントしたレジ袋20(商品)の商品配付累計数を各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)に区分するとともに所定の期間毎(配付期間毎)に区分した状態で出力(表示)する(商品配付累計数出力手段)。又は、商品配付累計数カウント手段によってカウントしたレジ袋20(商品)の商品配付累計数をデジタルサイネージ13a,13bの各設置箇所毎に区分するとともに所定の期間毎(配付期間毎)に区分した状態で出力(表示)する(商品配付累計数出力手段)。
【0108】
サーバ11によって作成されたレジ袋20の商品配付累計数表は、サーバ11に接続されたディスプレイやプリンタ等の出力装置から出力される。商品配付累計数表には、図7に示すように、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の商品配付累計数が表示されるとともに、各設置箇所毎のレジ袋20(商品)の商品配付累計数が表示される。
【0109】
図7の商品配付累計数表には、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20(商品)の商品配付累計数を表示した商品配付累計数表示エリア7a、デジタルサイネージ13a,13bの設置箇所を表示した設置箇所表示エリア7b、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20の配付期間を表示した配付期間表示エリア7cが表示される。商品配付システム10を管理する管理者(管理会社)は、商品配付累計数表を見ることで、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20の商品配付累計数を知ることができ、各設置箇所毎のレジ袋20の商品配付累計数を知ることができる。
【0110】
商品配布システム10は、各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)のレジ袋20(商品)の商品配付累計数を出力し、各設置箇所毎のレジ袋20(商品)の商品配付累計数を出力することで、デジタルサイネージ13a,13bによって配付されたレジ袋20の累計数を把握することができるとともに、デジタルサイネージ13a,13bの各設置箇所において配付されたレジ袋20の累計数を把握することができ、各デジタルサイネージ13a,13bから配付するレジ袋20の配付数を増やすための方策や各設置箇所において配付するレジ袋20の配付数を増やすための方策を検討することができる。
【0111】
サーバ11は、配信累計時間カウント手段によってカウントした商品宣伝情報の配信累計時間を各商品宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。又は、配信累計時間カウント手段によってカウントしたサービス宣伝情報の配信累計時間を各サービス宣伝情報毎であって各デジタルサイネージ13a,13b毎(各商品配付装置毎)に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。
【0112】
サーバ11は、配信累計時間カウント手段によってカウントした商品宣伝情報の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎、各商品宣伝情報毎、各設置箇所毎に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。又は、配信累計時間カウント手段によってカウントしたサービス宣伝情報の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎、各サービス宣伝情報毎、各設置箇所毎に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。
【0113】
サーバ11は、配信累計時間カウント手段によってカウントした商品宣伝情報の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎、各商品宣伝情報毎、各経営主体毎に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。又は、配信累計時間カウント手段によってカウントしたサービス宣伝情報の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎、各サービス宣伝情報毎、各経営主体毎に区分した状態で出力(表示)する(配信累計時間出力手段)。
【0114】
サーバ11によって作成された商品宣伝情報及びサービス宣伝情報の配信累計時間表は、サーバ11に接続されたディスプレイやプリンタ等の出力装置から出力される。配信累計時間表には、図8に示すように、各デジタルサイネージ13a,13b毎の商品宣伝情報及びサービス宣伝情報の配信累計時間が表示されるとともに、各設置箇所毎の商品宣伝情報及びサービス宣伝情報の配信累計時間が表示される。
【0115】
図8の配信累計時間表には、各デジタルサイネージ13a,13b毎の商品宣伝情報の配信累計時間を表示した商品宣伝情報配信累計時間表示エリア8a、各デジタルサイネージ13a,13b毎のサービス宣伝情報の配信累計時間を表示したサービス宣伝情報配信累計時間表示エリア8b、各デジタルサイネージ13a,13b毎のレジ袋20の配付期間を表示した配付期間表示エリア8c、デジタルサイネージ13a,13bの設置箇所を表示した設置箇所表示エリア8dが表示される。
【0116】
商品配付システム10を管理する管理者(管理会社)は、配信累計時間表を見ることで、各デジタルサイネージ13a,13b毎の各商品宣伝情報毎や各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を知ることができ、各設置箇所毎の各商品宣伝情報毎や各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を知ることができるとともに、各経営主体毎の各商品宣伝情報毎や各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を知ることができる。
【0117】
商品配布システム10は、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎に出力し、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各設置箇所毎に出力するとともに、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各経営主体毎に出力することで、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各デジタルサイネージ13a,13b毎に把握することができ、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各設置箇所毎に把握することができるとともに、各商品宣伝情報毎又は各サービス宣伝情報毎の配信累計時間を各経営主体毎に把握することができ、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の配信累計時間を増やすための方策を検討することができる。
【0118】
図9は、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18に出力(表示)された選択画面の一例を示す図であり、図10は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)された商品宣伝情報画面の他の一例を示す図である。尚、サービス情報選択画面から所定のサービスを選択した場合、選択したサービスに関するサービスがスマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)される。
【0119】
デジタルサイネージ13a,13bがサーバ11に接続されると、サーバ11は、大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)に記憶した各種複数の商品情報のうちの所定の商品情報(文字情報、動画、静止画)又は各種複数のサービス情報のうちの所定のサービス情報(文字情報、動画、静止画)をインターネット12(所定の通信手段)を介してデジタルサイネージの通信制御部に配信(送信)するとともに(商品情報送信手段、サービス情報送信手段)、各種複数の商品情報又は各種複数のサービス情報の中から所定の商品又は所定のサービスを選択させる選択画面をデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)する(選択画面送信手段)。
【0120】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品情報又はサービス情報と選択画面とをタッチディスプレイ18に出力(表示)する(商品・サービス情報出力手段)。選択画面には、図9に示すように、各種複数の商品を出力(表示)した商品選択エリア9a、各種複数のサービスを出力(表示)したサービス選択エリア9b、所定の商品宣伝情報(車)を表示した商品宣伝情報表示エリア9c、選択ボタン9d、クリアボタン9e、戻るボタン9fが出力(表示)される。商品選択エリア9aやサービス選択エリア9bをスクロールさせることで、多数の商品や多数のサービスを見ることができる。
【0121】
利用者(ユーザー)は、商品情択エリア9aに出力(表示)されたそれら商品から見たい商品を選択(反転)し、又は、サービス選択エリア9bに出力(表示)されたそれらサービスから見たいサービスを選択(反転)した後、選択ボタン9dをクリックする。尚、クリアボタン9eをクリックすると、商品選択エリア9a又はサービス選択力エリア9bにおいて選択された商品又はサービスがクリアされ、新たに商品又はサービスの選択をやり直す。戻るボタン9fをクリックすると、図9の選択画面の初期画面に戻る。
【0122】
特定の商品又は特定のサービスが選択され、選択ボタン9eがクリックされると、デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、選択された商品の商品特定情報(商品特定識別子)又は選択されたサービスのサービス特定情報(サービス特定識別子)をサーバ11に送信する。商品特定情報又はサービス特定情報を受信したサーバ11は、サーバ11のアドレス情報及びサーバ11へのログイン信号並びに選択された商品の商品情報特定識別子又は選択されたサービスのサービス情報特定識別子が格納されたQRコード23をデジタルサイネージ13a,13bの通信制御部に配信(送信)する(バーコード送信手段)。
【0123】
デジタルサイネージ13a,13bのコントローラーは、商品情報又はサービス情報をタッチディスプレイ18に出力中(表示中)、サーバ11から送信されたQRコード23及びQRコード23の読取りメッセージをそのタッチディスプレイ18に出力(表示)する(バーコード出力手段)。
【0124】
利用者がスマートフォン14a,14bにQRコード23を読み取らせると、スマートフォン14a,14bの制御装置は、QRコード23に格納されたサーバ11のアドレス情報及び商品情報特定識別子又はサービス情報特定識別子を読み取るとともに、ログイン信号に従ってサーバ11にログインする(ログイン手段)。スマートフォン14a,14bの制御装置は、サーバ11へログインした後、スマートフォン14a,14bのアドレス情報及び商品情報特定識別子又はサービス情報特定識別子をサーバ11に送信する(アドレス情報送信手段)。
【0125】
スマートフォン14a,14bがサーバ11にログインすると、サーバ11は、スマートフォン14a,14bから送信された商品情報特定識別子又はサービス情報特定識別子に対応する商品情報又はサービス情報を特定するとともに、大容量仮想記憶領域(又は大容量ハードディスク)から商品情報又はサービス情報に対応する商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を抽出した後、スマートフォン14a,14bのアドレス情報を利用し、インターネット12を介してスマートフォン14a,14bに特定の商品の商品宣伝情報又は特定のサービスのサービス宣伝情報を配信する(商品・サービス宣伝情報配信手段)。
【0126】
スマートフォン14a,14bの制御装置は、商品・サービス宣伝情報配信手段によってサーバ11から送信された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を受信し、図10に示すように、商品宣伝情報を表示した商品宣伝情報画面(又はサービス宣伝情報を表示したサービス宣伝情報画面)をタッチパネル22(ディスプレイ)に出力(表示)する(商品・サービス宣伝情報出力手段)。
【0127】
図10の商品宣伝情報画面には、特定した商品(自転車)を表示した選択商品表示エリア10a、所定の商品宣伝情報(自転車)を表示した商品宣伝情報表示エリア10b、各種の検索ボタンを表示した検索ボタン表示エリア10c、閉じるボタン10dが表示される。利用者(スマートフォン14a,14bの所持者)は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を視認することで、選択した商品又はサービスの宣伝・広告を見ることができる。
【0128】
尚、デジタルサイネージ13a,13bのタッチディスプレイ18には、商品情報又はサービス情報が継続して出力(表示)され、又は、スマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)された商品宣伝情報又はサービス宣伝情報と同一の商品宣伝情報又はサービス宣伝情報が出力(表示)される。その後のレジ袋23の配布までの手順は、図3図6に基づいて説明した商品配布システム10のそれと同一であるから、その説明は省略する。
【0129】
商品配布システム10は、スマートフォン14a,14b(通信端末)を所持する利用者(ユーザー)が各種複数の商品又は各種複数のサービスの中から特定の商品又は特定のサービスを選択することで、利用者が希望する商品又はサービスの商品宣伝情報又はサービス宣伝情報がスマートフォン14a,14bに配信され、その商品宣伝情報又はそのサービス宣伝情報がスマートフォン14a,14bのタッチパネル22に出力(表示)されるから、利用者が所望する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報を見ることができる。
【0130】
商品配布システム10は、利用者が所望する商品の商品宣伝情報又はサービスのサービス宣伝情報をスマートフォン14a,14b(通信端末)のタッチパネル22に出力(表示)することができ、利用者による商品宣伝情報又はサービス宣伝情報の閲覧が促進され、商品宣伝情報又はサービス宣伝情報を配信する者が商品やサービスの宣伝効果や販促効果を十分に享受することができる。
【符号の説明】
【0131】
10 商品配布システム
11 サーバ
12 インターネット
13a,b デジタルサイネージ(商品配付装置)
14a,b スマートフォン(通信端末)
15 クラウド
16 筐体
17 前面パネル
18 タッチディスプレイ(表示装置)
19 商品取出し口
20 レジ袋
21 人感センサー
22 タッチパネル
23 QRコード


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10