(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023049532
(43)【公開日】2023-04-10
(54)【発明の名称】車両用スイッチ装置、及びリッド開閉装置
(51)【国際特許分類】
H01H 9/04 20060101AFI20230403BHJP
H01H 9/16 20060101ALI20230403BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20230403BHJP
B60L 53/16 20190101ALN20230403BHJP
【FI】
H01H9/04 C
H01H9/16 A
B60R16/02 610Z
B60L53/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021159320
(22)【出願日】2021-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000138462
【氏名又は名称】株式会社ユーシン
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】三浦 玲貴
(72)【発明者】
【氏名】名越 朗
【テーマコード(参考)】
5G052
5H125
【Fターム(参考)】
5G052AA05
5G052AA24
5G052BB01
5G052HA05
5G052JB05
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC24
5H125FF12
(57)【要約】
【課題】シール部材が破損したときの修繕性を向上する。
【解決手段】車両用スイッチ装置50は、パネル20の窓孔25を塞ぐように配置するケース55と、ケース55内に収容されたスイッチ81とを備える。ケース55は、窓孔25を臨むように配置され、スイッチ81と対応する貫通孔61bが形成された閉塞壁61,62aを有するケース本体60と、貫通孔61b内に配置され、スイッチ81を操作するためのノブ65と、ノブ65を露出させる孔71cを有し、ノブ65と貫通孔61bの間の隙間、及び閉塞壁61,62aを覆い、パネル20に圧接される可撓性のシール部材とを備え、前記ケース本体と前記シール部材は一体である。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルの窓孔を塞ぐように配置するケースと、
前記ケース内に収容されたスイッチと
を備え、
前記ケースは、
前記窓孔を臨むように配置され、前記スイッチと対応する貫通孔が形成された閉塞壁を有するケース本体と、
前記貫通孔内に配置され、前記スイッチを操作するためのノブと、
前記ノブと前記貫通孔の間の隙間、及び前記閉塞壁を覆い、前記パネルに圧接される可撓性のシール部材と
を備え、
前記ケース本体と前記シール部材は一体である、車両用スイッチ装置。
【請求項2】
前記ノブと前記シール部材は一体である、請求項1に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項3】
前記閉塞壁は、前記パネルの第1板部と対向する端壁部と、前記パネルのうち前記第1板部に対して交差する方向に延びる第2板部と対向する側壁部とを有し、前記端壁部に前記貫通孔が設けられており、
前記シール部材は、前記端壁部を覆う第1シール部と、前記側壁部を覆う第2シール部とを含む、
請求項1又は2に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項4】
前記ケース内には光源が収容されており、
前記ケース本体は透光性を有し、
前記シール部材は遮光性を有し、
前記シール部材には、前記ケース本体の一部である透光部を露出させて、前記光源の光を透過させる透光孔が設けられている、請求項3に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項5】
前記透光部は、前記貫通孔に隣接するように前記端壁部に設けられた前方透光部を含む、請求項4に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項6】
前記透光部は、前記側壁部に設けられた側方透光部を含む、請求項4又は5に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項7】
前記側方透光部は、前記側壁部から突出しており、
前記第1シール部には、前記側方透光部の前記端壁部側の面を覆う被覆部が設けられている、
請求項6に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項8】
前記ケースは、
前記第1シール部のうち前記第1板部と当接する面から突出し、前記窓孔の一部を構成する第1孔部内に配置される第1突出部と、
前記第2シール部のうち前記第2板部と当接する面から突出し、前記窓孔の残りの一部を構成する第2孔部内に配置される第2突出部と
を有し、
前記第1突出部の一端と前記第2突出部の一端とは連なっている、
請求項3から6のいずれか1項に記載の車両用スイッチ装置。
【請求項9】
軸受部と窓孔を有し、車体パネルの開口部の内側に配置されたベースパネルと、
前記開口部内に位置するように前記ベースパネルに取り付けられた受給部と、
前記軸受部に軸支され、前記開口部を開放可能に閉塞するリッドと、
前記開口部を開放した開位置と前記開口部を閉塞した閉位置とに前記リッドを移動させる駆動源を含む駆動機構と、
前記ベースパネルの前記窓孔を塞ぐように配置されたケースと、前記ケース内に収容されたスイッチとを有するスイッチ装置と
を備え、
前記ケースは、
前記窓孔を臨むように配置され、前記スイッチと対応する貫通孔が形成された閉塞壁を有するケース本体と、
前記貫通孔内に配置され、前記スイッチを操作するためのノブと、
前記ノブと前記貫通孔の間の隙間、及び前記閉塞壁を覆い、前記パネルに圧接される可撓性のシール部材と
を備え、
前記ケース本体と前記シール部材は一体である、リッド開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用スイッチ装置、及びリッド開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された車両用充電装置は、車体パネルに取り付けられるコネクタ収容部、コネクタ収容部に開閉可能に取り付けられたリッド、及びコネクタ収容部に取り付けられたスイッチ装置を備える。コネクタ収容部には、スイッチ装置のスイッチを操作するための窓孔が設けられ、この窓孔を塞ぐように車内側の面にシール部材が一体に設けられている。シール部材のうち窓孔内に位置する部分がスイッチの操作部である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車両用充電装置では、コネクタ収容部へのスイッチ装置の取り付けによって、これらの間にシール部材が挟み込まれるため、コネクタ収容部から車内側への浸水を防止できる。しかし、シール部材が経年劣化等によって破損した場合、コネクタ収容部を交換しなければならないため、リッドの脱着及び交換を含む大掛かりな修繕作業が必要になる。よって、特許文献1の車両用充填装置におけるスイッチ装置のシール構造には、シール部材が破損したときの修繕性について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、シール部材が破損したときの修繕性を向上できる車両用スイッチ装置、及びリッド開閉装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、パネルの窓孔を塞ぐように配置するケースと、前記ケース内に収容されたスイッチとを備え、前記ケースは、前記窓孔を臨むように配置され、前記スイッチと対応する貫通孔が形成された閉塞壁を有するケース本体と、前記貫通孔内に配置され、前記スイッチを操作するためのノブと、前記ノブと前記貫通孔の間の隙間、及び前記閉塞壁を覆い、前記パネルに圧接される可撓性のシール部材とを備え、前記ケース本体と前記シール部材は一体である、車両用スイッチ装置を提供する。
【0007】
本発明の他の態様は、軸受部と窓孔を有し、車体パネルの開口部の内側に配置されたベースパネルと、前記開口部内に位置するように前記ベースパネルに取り付けられた受給部と、前記軸受部に軸支され、前記開口部を開放可能に閉塞するリッドと、前記開口部を開放した開位置と前記開口部を閉塞した閉位置とに前記リッドを移動させる駆動源を含む駆動機構と、前記ベースパネルの前記窓孔を塞ぐように配置されたケースと、前記ケース内に収容されたスイッチとを有するスイッチ装置とを備え、前記ケースは、前記窓孔を臨むように配置され、前記スイッチと対応する貫通孔が形成された閉塞壁を有するケース本体と、前記貫通孔内に配置され、前記スイッチを操作するためのノブと、前記ノブと前記貫通孔の間の隙間、及び前記閉塞壁を覆い、前記パネルに圧接される可撓性のシール部材とを備え、前記ケース本体と前記シール部材は一体である、リッド開閉装置を提供する。
【0008】
ケースは、窓孔を臨むように配置された閉塞壁を有するケース本体、スイッチを操作するためのノブ、及び閉塞壁を覆うシール部材を備え、ケース本体とシール部材が一体である。閉塞壁に形成した貫通孔がシール部材によって塞がれるため、ケース内への浸水を防止できる。また、パネルへのケースの取り付けによって、シール部材がパネルに圧接されるため、窓孔を通したパネル内への浸水も防止できる。
【0009】
ケース本体とシール部材は一体であるため、別部品からなる専用のシール部材を取り付ける必要はない。また、シール部材が経年劣化等によって損傷した場合、スイッチ装置だけ取り替えればよく、例えばリッドの脱着及び交換等の大掛かりな修繕作業は必要ない。そのため、シール部材が破損したときの修繕性を向上できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、シール部材が破損したときの修繕性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る車両用スイッチ装置を備えるリッド開閉装置の斜視図。
【
図4】
図1のIV-IV線で切断したベースパネルとスイッチ装置の断面斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る車両用スイッチ装置50を備えるリッド開閉装置10を示す。
【0014】
図1を参照すると、リッド開閉装置10は、充電プラグ(図示せず)が接続される給電コネクタ15を備え、車両(電気自動車)のサイドパネル(車体パネル)1に取り付けられている。給電コネクタ15は、電気を補充するための受給部である。但し、受給部は、給電コネクタ15の代わりに、ガソリン及び軽油等の液体燃料、並びに水素及びLPガス等の気体燃料のうちのいずれかが補充される構成であってもよい。
【0015】
図1及び
図4を参照すると、スイッチ装置50はケース55を備え、このケース55が防水用のシール部材70を一体に備える。また、スイッチ装置50は、1個のスイッチ81、及び複数(本実施形態では2個)の光源82,83を備え、ユーザによる操作の検出だけでなく、所定の表示、及び給電コネクタ15の照明を行うことができる。
【0016】
以下の説明で引用する個々の図面に記載したX方向は、車両の車長方向であり、Y方向は車両の車幅方向であり、Z方向は車両の車高方向である。個々の図において、X方向の矢印が示す向きが前側であり、矢印とは逆向きが後側である。Y方向の矢印が示す向きが車内側(内側)であり、矢印とは逆向きが車外側(外側)である。Z方向の矢印が示す向きが上側であり、矢印とは逆向きが下側である。
【0017】
まず、リッド開閉装置10の構成を説明する。
【0018】
図1から
図3を参照すると、サイドパネル1には、車幅方向Yの内側へ窪む凹部2が設けられている。凹部2のうち車幅方向Yの外側端が開口部3である。凹部2の底には、リッド開閉装置10を取り付ける取付口4が設けられている。車幅方向Yから見て開口部3と取付口4の形状は、本実施形態では概ね楕円形状であるが、必要に応じて変更可能である。
【0019】
引き続いて
図1から
図3を参照すると、リッド開閉装置10は、サイドパネル1に取り付けられるベースパネル(パネル)20、開口部3を開放可能に閉塞するリッド30、及びリッド30を開閉させる駆動機構40を備える。
【0020】
ベースパネル20は、樹脂製(例えばポリプロピレン)で、取付口4を塞ぐベース本体21と、リッド30を軸支する軸受部26とを備える。
【0021】
ベース本体21には、給電コネクタ15を取り付ける取付部22が設けられ、閉位置のリッド30とベース本体21との間をシールするシール部材23が取り付けられている。ベース本体21には更に、開口部3内に位置するように挿通孔24と窓孔25が設けられている。
【0022】
図2及び
図5を参照すると、取付部22は、車幅方向Yの内側へ窪む凹部22aを備え、この凹部22aの底に取付口22bが形成されている。取付口22bには、車幅方向Yの内側から給電コネクタ15が取り付けられている。これにより、
図1に示すように、給電コネクタ15の接続部15aは、開口部3内に位置し、リッド30の解放時に開口部3を介して車外側に露出される。
【0023】
図2及び
図3を参照すると、シール部材23は、リング状であり、ベース本体21の外周縁に沿ってベース本体21の車幅方向Yの外側に取り付けられ、凹部2の底側から開口部3に向けて突出する。シール部材23は、
図3に示す閉位置のリッド30に圧接され、ベース本体21とリッド30との間を水密にシールする。シール部材23は、
図2に示す開位置のリッド30には圧接されない。
【0024】
挿通孔24は、車高方向Zの寸法が長い四角形状の孔で、取付部22の車長方向Xの前側かつ軸受部26内に位置するように設けられている。挿通孔24には、リッド30が備えるアーム31が進退可能に挿通している。
【0025】
図1を参照すると、窓孔25は、リッド30の解放時に開口部3を介して車外側にスイッチ装置50を露出させるために設けられている。窓孔25は、開口部3内に位置するように、ベースパネル20に設けられた概ね四角形状の孔である。
図4及び
図5を参照すると、窓孔25は、ベース本体(第1板部)21から取付部22の凹部(第2板部)22aにかけて延びている。
【0026】
詳しくは、ベース本体21は、XZ平面に沿って延びる平板状であり、凹部22aは、ベース本体21に対して交差するY方向に延びる環状の板状である。窓孔25は、ベース本体21に形成された第1孔部25aと、凹部22aに形成された第2孔部25bとを備え、取付部22の車長方向Xの後側に設けられている。第1孔部25aは車長方向Xに延び、第2孔部25bは車幅方向Yに延びている。第1孔部25aの車長方向Xの前側端と第2孔部25bの車幅方向Yの外側端とは、空間的に連なっている。
【0027】
図1及び
図2を参照すると、軸受部26は、ベース本体21と一体構造であり、取付部22の車長方向Xの前側に隣接し、ベース本体21から突出している。軸受部26は、一対の端板26aと、これらの端板26aを連結する連結板26bとを備える。一対の端板26aは、挿通孔24の上下に位置するように車高方向Zに間隔をあけて設けられ、いずれもXY平面に沿って延びている。連結板26bは、一対の端板26aそれぞれの車長方向Xの前端と車幅方向Yの外端に連なり、その他の端板26aのその他の端を開放している。
【0028】
図1及び
図3を参照すると、リッド30は、開口部3よりも小さくシール部材23よりも大きい板状である。リッド30は、アーム31を備え、このアーム31を介してベースパネル20に回転可能に取り付けられている。駆動機構40によってリッド30は、
図2に示すように開口部3を開放した開位置と、
図3に示すように開口部3を閉塞した閉位置とに回転される。
【0029】
図2及び
図3を参照すると、アーム31は、挿通孔24を通してベースパネル20の車幅方向Yの内側から外側に跨がって配置されている。アーム31の一端側はベースパネル20に軸支され、アーム31の他端側にリッド30が取り付けられている。駆動機構40によってアーム31は、
図2に示すようにサイドパネル1外へ突出した進出位置と、
図3に示すようにサイドパネル1内に退避した後退位置との間を回転される。
【0030】
より具体的には、アーム31は、軸受部26に軸支された平板状の第1アーム部32と、リッド30に連なる円弧状の第2アーム部33とを備える。
【0031】
第1アーム部32の基端(アーム31の一端側)には、軸受部26に軸支される枢着部32aが設けられている。つまり、第1アーム部32は、枢着部32aから外向きに突出している。枢着部32aは、軸受部26の一対の端板26a間に配置され、軸受部26の回転軸Aまわりに回転可能である。枢着部32aには、駆動機構40に機械的に接続するための四角形状(非円形状)の軸孔32bが設けられている。
【0032】
図1から
図3を参照すると、第2アーム部33は、第1アーム部32のうち枢着部32aとは反対側の先端に機械的に接続されている。第2アーム部33は、回転軸Aを中心とする円弧状である。第2アーム部33の先端(アーム31の他端側)には、リッド30に対して機械的に接続される接続部33aが設けられている。
【0033】
図2及び
図3を参照すると、駆動機構40は、軸受部26の下側に配置されている。駆動機構40は、1個のモータ41、モータ41に取り付けられた駆動ギア42、及び枢着部32a(アーム31)を回転させる従動ギア43を備える。但し、駆動機構40は、リッド30を自動開閉できる構成であれば、必要に応じて変更が可能である。
【0034】
モータ41は、正転及び逆転が可能な駆動源であり、アーム31を介してリッド30の開閉を行う。モータ41は、電気的に接続されたECU(Electronic Control Unit)の指令によって正転又は逆転する。正転によってモータ41は、
図3に示す後退位置のアーム31を
図2に示す進出位置に作動させ、閉位置のリッド30を開位置に移動させる。逆転によってモータ41は、
図2に示す進出位置のアーム31を
図3に示す後退位置に作動させ、開位置のリッド30を閉位置に移動させる。
【0035】
駆動ギア42は、モータ41の出力部に取り付けられるとともに、軸受部26に回転可能に取り付けられ、モータ41によって直接回転する。
【0036】
従動ギア43は、枢着部32aと同軸に配置されるとともに、駆動ギア42に噛合され、モータ41の駆動力が駆動ギア42を介して伝わることで回転する。従動ギア43は、断面四角形状の軸部43aを備える。軸部43aは、下側の端板26aを貫通して軸孔32bに挿通され、枢着部32aに対して相対的に回転不可能である。よって、従動ギア43が回転すると、軸部43aを介して枢着部32a(アーム31)が一体に回転する。
【0037】
次に、スイッチ装置50について具体的に説明する。
【0038】
図6及び
図7を参照すると、スイッチ装置50は、ケース55、回路基板80、及び蓋体85を備え、回路基板80に前述したスイッチ81、第1の光源82、及び第2の光源83が配置されている。また、スイッチ装置50は、スイッチ81を操作するための操作部56、光源82による表示部57、及び光源83による照明部58を備える。
【0039】
図4及び
図5を参照すると、スイッチ装置50は、窓孔25を塞ぐようにベースパネル20の車幅方向Yの内側に取り付けられる。操作部56、表示部57、及び照明部58は、窓孔25内に配置され、リッド30の解放時に開口部3を介して車外側に露出される(
図1参照)。このようにベースパネル20に取り付けられるスイッチ装置50は、前述のように防水用のシール部材70を一体に備える。
【0040】
図7及び
図8を参照すると、ケース55は、車幅方向Yのうちの外側端を閉鎖して内側端を開口した四角筒状である。ケース55には、前述の操作部56、表示部57、及び照明部58が設けられている。
図10から
図12を参照すると、ケース55は、ケース本体60、ノブ65、及びシール部材70を備える。
図10から
図12では、ケース本体60、ノブ65、及びシール部材70を分解した状態を示しているが、実際には、ケース本体60とシール部材70が一体に設けられ、ノブ65とシール部材70が一体に設けられている。
【0041】
図8及び
図10を参照すると、ケース本体60は、透光性を有する樹脂(例えばポリカーボネート)からなり、二色成形によってシール部材70と一体に設けられている。ケース本体60は、窓孔25の第1孔部25aを臨むようにベース本体21に対向配置される端壁部61と、端壁部61の外周から突出した外周壁62とを備える。外周壁62を構成する4つの壁のうちの1つは、窓孔25の第2孔部25bを臨むように凹部22aに対向配置される側壁部62aである。端壁部61と側壁部62aは、窓孔25を塞ぐ閉塞壁である。
【0042】
端壁部61は、窓孔25の第1孔部25aを塞ぐことが可能な大きさの四角形状である。端壁部61には、車幅方向Yの外側へ突出する突出部61aが設けられている。
図8及び
図9を参照すると、突出部61aは、車幅方向Yから見て第1孔部25aよりも小さい四角形状である。
【0043】
図8及び
図10を参照すると、突出部61aには、貫通孔61bと前方透光部(透光部)61cが形成されている。
【0044】
貫通孔61bは、長方形状で、スイッチ81の車幅方向Yの外側に設けられている。貫通孔61bは、突出部61aを車幅方向Yに貫通している。
【0045】
前方透光部61cは、貫通孔61bの車長方向Xの後側に隣接して設けられ、前述の表示部57を構成する。前方透光部61cは、四角形状で、突出部61aから車幅方向Yの外側へ突出する第1部分61c1と、突出部61aから車幅方向Yの内側へ突出する第2部分61c2とを備える。第2部分61c2は、光源82の近傍まで突出している。
【0046】
貫通孔61bと前方透光部61cの間に位置するように、突出部61aを含む端壁部61には貫通孔61dが設けられている。貫通孔61dは、車高方向Zに細長い四角形状であり、シール部材70の後述する遮光部71eが貫通している。
【0047】
引き続いて
図8及び
図10を参照すると、外周壁62の側壁部62aは、窓孔25の第2孔部25bを塞ぐことが可能な大きさで、凹部22aの壁面に沿って延びる曲面状である。
【0048】
側壁部62aには、前述の照明部58を構成する側方透光部(透光部)62bが設けられている。
図8及び
図11を参照すると、側方透光部62bは、車長方向Xから見て第2孔部25bよりも小さい四角形状で、側壁部62aから車長方向Xの前側へ突出する第1部分62b1と、側壁部62aから車長方向Xの後側へ突出する第2部分62b2とを備える。第2部分62b2は、光源83の近傍まで突出している。
【0049】
図8から
図10を参照すると、外周壁62は、前述の側壁部62aの他に、側壁部62aと対向する短壁部62cと、側壁部62a及び短壁部62cにそれぞれ連なる一対の長壁部62dとを備える。短壁部62cと一対の長壁部62dはそれぞれ、端壁部61の外周に連なる第1部分62eと、第1部分62eの下端外面側に連なる第2部分62fとを備える。第1部分62の内端と、側方透光部62bのうち内側に突出した第2部分62b2の内端とによって、外周壁62の内側には、回路基板80を位置決めする位置決め部62gが形成されている。
【0050】
図11及び
図12を参照すると、一対の長壁部62dの内面側にはそれぞれ、貫通孔61bから車幅方向Yの内側へ延びる一対の凸条が設けられ、これらの間にガイド溝62hが形成されている。また、貫通孔61dの車長方向Xの前側に位置するように、一対の長壁部62dにかけて延びる隔壁62iが設けられ、この隔壁62iにもガイド溝62jが形成されている。
【0051】
図8、
図10及び
図11を参照すると、ノブ65は、ケース本体60の貫通孔61b内に配置され、前述の操作部56の一部を構成する。ノブ65は、透光性を有する樹脂(例えばポリカーボネート)からなり、ケース本体60とは別体で設けられ、インサート成形によってシール部材70と一体に設けられている。
【0052】
より具体的には、ノブ65は、シール部材70から露出する端板部65aと、端板部65aの車長方向Xの両端に連なる一対の側板部65bとを備える。一対の側板部65bのうち、端板部65aとは反対側の端には係止爪65cがそれぞれ設けられている。係止爪65cにはスライダ66が係止され、ノブ65はスライダ66を介してスイッチ81を操作する。
【0053】
図7から
図9を参照すると、スライダ66は、ノブ65の車高方向Zの幅と同じ厚みの板体である。スライダ66は、ノブ65に係止される被係止部66aと、ケース本体60のガイド溝62h,62jに挿通されるガイド板66bとを備える。シール部材70と一体のノブ65の係止爪65cに被係止部66aが係止されることで、ケース本体60内にスライダ66がフローティング状態で配置される。
【0054】
スライダ66は、導光性を有する樹脂(例えばアクリル樹脂)からなり、光源83の光をノブ65に導く機能を兼ね備える。スライダ66の車長方向Xの前側には、光源83の光を側方透光部62bに導くレンズ部66cが設けられている。
【0055】
図7及び
図8を参照すると、シール部材70は、可撓性と遮光性を有する材料(例えばエラストマー)からなり、金型内にノブ65を配置した状態で二色成形することで、ケース本体60と一体、かつノブ65と一体に成形されている。但し、シール部材70に対してケース本体60とノブ65を一体に設ける方法は、必要に応じて変更が可能である。
【0056】
図4を参照すると、ベースパネル20へのスイッチ装置50の取り付けによって、シール部材70は、ベース本体21及び凹部22aに圧接される。シール部材70は、ケース本体60及びベースパネル20のいずれよりも材質的に柔らかい。そのため、ケース本体60とベースパネル20は、シール部材70との対比において剛体とみなすことができる。
【0057】
図10及び
図11を参照すると、シール部材70は、ケース本体60のうち、端壁部61を覆う第1シール部71、側壁部62aを覆う第2シール部72、短壁部62cの一部を覆う第3シール部73、及び一対の長壁部62dそれぞれの一部を覆う一対の第4シール部74を備える。
【0058】
図8及び
図11を参照すると、第1シール部71は、窓孔25の第1孔部25aよりも大きい四角形状で、端壁部61に沿ってXZ平面に沿って延びている。第1シール部71は、端壁部61に形成された突出部61aを覆う第1被覆部71aを備える。車幅方向Yの外側から見て、第1被覆部71aは第1孔部25aよりも小さい形状である。
【0059】
図8及び
図9を参照すると、第1被覆部71aには、貫通孔61bの孔縁から車幅方向Yの外側へ膨出する膨出部71bが設けられている。膨出部71bには、ノブ65の端板部65aを露出させる露出孔71cが設けられている。露出孔71cの孔壁は、端板部65aの外周に密着して物理的に接着されている。これにより、貫通孔61bとノブ65の間の隙間がシール部材70によって塞がれる。また、ノブ65の端板部65aは、貫通孔61bから車幅方向Yの外側へ突出している。
【0060】
このように構成された膨出部71bは、ケース本体60との間に変形を許容する空間を有し、前述の操作部56の一部を構成する。ノブ65を車幅方向Yの内側へプッシュ操作すると、膨出部71bが弾性的に撓むことで、ノブ65とスライダ66がスイッチ81側へ移動する。ノブ65のプッシュ操作を止めると、膨出部71bが弾性的に復元することで、ノブ65とスライダ66がスイッチ81から離間する。
【0061】
図8及び
図11を参照すると、第1被覆部71aには更に、前方透光部61cを露出させて、光源82の光を外部へ透過させる透光孔71dが設けられている。透光孔71dの孔壁は、突出部61aから突出した前方透光部61cの外周に密着し、物理的に接着されている。
【0062】
図11及び
図12を参照すると、第1被覆部71aを含む第1シール部71には更に、車幅方向Yの内側へ突出し、光源82と83の光の混合を防ぐ遮光部71eが設けられている。
図8を参照すると、遮光部71eは、板状であり、貫通孔61dを貫通し、隔壁62iの車長方向Xの後側に隣接している。
【0063】
図8及び
図10を参照すると、第1シール部71には更に、側方透光部62bの端壁部61側の面を覆う第2被覆部(被覆部)71fが設けられている。第2被覆部71fは、第1被覆部71aから車長方向Xの前側へ一体に突出するとともに、側方透光部62bに密着するように車幅方向Yの内側へ突出し、側方透光部62bに密着して物理的に接着されている。車高方向Zにおける第2被覆部71fの寸法は第1被覆部71aの寸法と同じであり、第2被覆部71fは、窓孔25の第1窓部25aと第2窓部25bのいずれよりも小さい。
【0064】
引き続いて
図8及び
図10を参照すると、第2シール部72は、第1シール部71の車長方向Xの前側端に連なり、概ねYZ平面に沿って延びている。第2シール部72には、側方透光部62bを露出させて、光源83の光を外部へ透過させる透光孔72aが設けられている。透光孔72aの孔壁は、側方透光部62bの基部の外周に密着して物理的に接着されている。
【0065】
ここで、
図4、
図8及び
図9を参照すると、ケース本体60の突出部61aとシール部材70の第1被覆部71aとは、第1シール部71のうちベース本体21と当接する面から車幅方向Yの外側へ突出する第1突出部であり、第1孔部25a内に配置される。ケース本体60の側方透光部62bとシール部材70の第2被覆部71fとは、第2シール部72のうち凹部22aと当接する面から車長方向Xの前側へ突出する第2突出部であり、第2孔部25b内に配置される。
図7を参照すると、第1突出部の車長方向Xの前端と第2突出部の車幅方向Yの外端とは連なり、これらが一体となって窓孔25内に突出している。
【0066】
図6及び
図10を参照すると、第1シール部71と第2シール部72には更に、ベースパネル20に圧接される圧接部75が突設されている。圧接部75は、断面三角形状で、第1被覆部71aと透光孔72aを取り囲む環状(無端状)に形成されている。ベースパネル20へのスイッチ装置50の取り付けによって、圧接部75が弾性的に変形してベースパネル20に圧接される。
【0067】
図8及び
図12を参照すると、第3シール部73は、第1シール部71の車長方向Xの後側端に連なり、YZ平面に沿って延びている。第3シール部73は、短壁部62cの第1部分62eを覆い、第2部分62fの車幅方向Yの外端まで延びている。第3シール部73の外側面は、短壁部62cの第2部分62fの外側面と面一である。
【0068】
図9及び
図12を参照すると、第4シール部74は、第1シール部71の車高方向Zの端に連なるとともに、第2シール部72及び第3シール部73それぞれの車高方向Zの端に連なり、XY平面に沿って延びている。第4シール部74は、長壁部62dの第1部分62eを覆い、第2部分62fの車幅方向Yの外端まで延びている。第4シール部74の外側面は、長壁部62dの第2部分62fの外側面と面一である。
【0069】
図7及び
図8を参照すると、回路基板80は、ECUに電気的に接続されており、ケース本体60内に収容されて位置決め部62gと蓋体85の間に挟み込まれている。回路基板80には、前述のように、スイッチ81、第1の光源82、及び第2の光源83が配置されている。
【0070】
スイッチ81は、ノブ65のプッシュ操作力がスライダ66を介して伝わることで、接点が短絡する常開のプッシュスイッチである。プッシュ操作されている間、接点が短絡し続けるため、スイッチ81は、操作されたことを示す操作信号を出力し続ける。プッシュ操作が止められ、接点の電気的な接続が遮断されると、スイッチ81は操作信号を出力しない。
【0071】
光源82は、スイッチ81の車長方向Xの後側に配置された3つのLED(3色LED)からなる。光源82は、
図1に示すリッド30の開状態でECUの指令によって点灯され、所定の色を発光する。光源82の光は、前方透光部61cを透過し、表面の表示部57に表出する。
【0072】
光源83は、スイッチ81の車長方向Xの前側に配置されている。光源83は、例えば昼白色の光を放射可能なLEDからなり、
図1に示すリッド30の開状態でECUの指令によって点灯される。光源83の光は、スライダ66と側方透光部62bを透過して給電コネクタ15(凹部22a内)を照明するとともに、スライダ66を透過してノブ65(操作部56)の表面に表出する。
【0073】
蓋体85は、ケース本体60の開口内に嵌合され、ケース本体60との間を液密に塞ぐ。本実施形態の蓋体85は、ケース本体60の内周面に密着する四角筒状の外周壁85aを備える。
【0074】
このように構成されたスイッチ装置50は、前述のように、ベースパネル20の車幅方向Yの内側において、端壁部61が窓孔25の第1孔部25aを臨み、側壁部62aが窓孔25の第2孔部25bを臨むように配置される。その後、ベース本体21に第1シール部71が圧接され、凹部22aに第2シール部72が圧接されるように、周知の取付構造によって取り付けられる。
【0075】
この車両用スイッチ装置50、及びスイッチ装置50を備えるリッド開閉装置10は、以下の特徴を有する。
【0076】
ケース55は、窓孔25を臨むように配置された閉塞壁(端壁部61と側壁部62a)を有するケース本体60、スイッチ81を操作するためのノブ65、及び閉塞壁61,62aを覆うシール部材70を備え、ケース本体60とシール部材70が一体である。閉塞壁61,62aに形成した貫通孔61bがシール部材70によって塞がれるため、ケース55内への浸水を防止できる。また、ベースパネル20へのケース55の取り付けによって、シール部材70がベースパネル20に圧接されるため、窓孔25を通したベースパネル20内への浸水も防止できる。
【0077】
ケース本体60とシール部材70は一体であるため、別部品からなる専用のシール部材を取り付ける必要はない。また、シール部材70が経年劣化等によって損傷した場合、スイッチ装置50だけ取り替えればよく、例えばリッド30の脱着及び交換等の大掛かりな修繕作業は必要ない。そのため、シール部材70が破損したときの修繕性を向上できる。
【0078】
ノブ65とシール部材70が一体に設けられている。これにより、ケース本体60に対するノブ65の取付作業が不要になるため、スイッチ装置10の組立性を向上できる。
【0079】
閉塞壁は、ベース本体21と対向する端壁部61と、ベースパネル20の凹部22aと対向する側壁部62aとを有し、シール部材70は、端壁部61を覆う第1シール部71と、側壁部62aを覆う第2シール部72とを有する。そのため、ベースパネル20に形成された三次元的形状の窓孔25を1つのシール部材70でシールできる。
【0080】
ケース本体60は透光性を有し、シール部材70は遮光性を有し、シール部材70にはケース本体60の透光部61c,62bを露出させて光源82,83の光を透過させる透光孔71d,72aが設けられている。よって、透光部61c,62bからのみ光を透過させ、所定の表示を行ったり、所定部位の照明を行ったりできるため、機能性を向上できる。
【0081】
透光部は、貫通孔61bに隣接するように端壁部61に設けられた前方透光部61cを含む。よって、スイッチ装置50をリッド開閉装置10に用いる場合、前方透光部61cは、充電状態を表示するインジケータとして機能させることができる。
【0082】
透光部は、側壁部62aに設けられた側方透光部62bを含む。よって、スイッチ装置50をリッド開閉装置10に用いる場合、側方透光部62bは、受給部を照らす照明として機能させることができる。
【0083】
側方透光部62bは側壁部62aから突出しており、第1シール部71には側方透光部62bの端壁部61側の面を覆う第2被覆部71fが設けられている。そのため、側方透光部62bの光が前側に漏れることを抑制できる。
【0084】
ケース55は、第1シール部71のベース本体21と当接する面から突出した第1突出部(突出部61aと第1被覆部71a)と、第2シール部72の凹部22aと当接する面から突出した第2突出部(側方透光部62bと第2被覆部71f)とを有し、第1突出部61a,71aの一端と第2突出部62b,71fの一端とは連なっている。ベースパネル20に形成された三次元的形状の窓孔25から第1突出部61a,71aと第2突出部62b,71fが一体的に露出するため、デザイン性を向上できる。また、三次元的形状の窓孔25を有するベースパネル20に対するスイッチ装置50の取付性も向上できる。
【0085】
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0086】
例えば、窓孔25は第2孔部25bを備えることなく、シール部材70(ケース55)はベース本体21のみに圧接されてもよい。
【0087】
スイッチ装置50は、光源82,83及び透光部61c,62bを備えることなく、スイッチ81のみを備える構成であってもよい。
【0088】
シール部材70にノブ65を露出させる露出孔71cを設けずに、ノブ65を含む貫通孔61b全体をシール部材70によって覆ってもよい。このようにしても、ノブ65と貫通孔61bの間の隙間がシール部材70によって覆われるため、貫通孔61bからケース55内への浸水を防止できる。
【0089】
本発明のスイッチ装置50は、車両におけるリッド開閉装置10以外の機器にも適用でき、同様の作用及び効果を得ることができる。また、スイッチ装置50は、車体パネル(パネル)に直接取り付けられてもよい。
【符号の説明】
【0090】
1 サイドパネル(車体パネル、パネル)
2 凹部
3 開口部
4 取付口
10 リッド開閉装置
15 給電コネクタ(受給部)
15a 接続部
20 ベースパネル(パネル)
21 ベース本体(第1板部)
22 取付部
22a 凹部(第2板部)
22b 取付口
23 シール部材
24 挿通孔
25 窓孔
25a 第1孔部
25b 第2孔部
26 軸受部
26a 端板
26b 連結板
30 リッド
31 アーム
32 第1アーム部
32a 枢着部
32b 軸孔
33 第2アーム部
33a 接続部
40 駆動機構
41 モータ(駆動源)
42 駆動ギア
43 従動ギア
43a 軸部
50 スイッチ装置
55 ケース
56 操作部
57 表示部
58 照明部
60 ケース本体
61 端壁部(閉塞壁)
61a 突出部(第1突出部)
61b 貫通孔
61c 前方透光部
61c1 第1部分
61c2 第2部分
61d 貫通孔
62 外周壁
62a 側壁部(閉塞壁)
62b 側方透光部(第2突出部)
62b1 第1部分
62b2 第2部分
62c 短壁部
62d 長壁部
62e 第1部分
62f 第2部分
62g 位置決め部
62h ガイド溝
62i 隔壁
62j ガイド溝
65 ノブ
65a 端板部
65b 側板部
65c 係止爪
66 スライダ
66a 被係止部
66b ガイド板
66c レンズ部
70 シール部材
71 第1シール部
71a 第1被覆部(第1突出部)
71b 膨出部
71c 露出孔
71d 透光孔
71e 遮光部
71f 第2被覆部(第2突出部)
72 第2シール部
72a 透光孔
73 第3シール部
74 第4シール部
75 圧接部
80 回路基板
81 スイッチ
82 光源
83 光源
85 蓋体
85a 外周壁