(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023049864
(43)【公開日】2023-04-10
(54)【発明の名称】オンライン販売システム、オンライン販売方法、及び、オンライン販売商品
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/083 20230101AFI20230403BHJP
【FI】
G06Q10/08 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021159864
(22)【出願日】2021-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】511242694
【氏名又は名称】株式会社FOX
(74)【代理人】
【識別番号】100156605
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 彰彦
(72)【発明者】
【氏名】五十畑 理央
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC51
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させるオンライン販売システムを提供する。
【解決手段】サーバー、販売者端末及び複数のプリンターが、通信可能に接続されるオンライン販売システム20において、ピッキングリスト生成部212は、指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品が載せられるトレーと、当該トレーの載置区画を紐づける識別コードとを注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画に載せられる指定の商品を指示するためのピッキングリスト情報を生成する。印刷データ生成部213は、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画に対応させる印刷区画において、該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷する印刷データを生成する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客端末からネットワークを介して受け付けた顧客の注文に従って、前記顧客が指定した商品に対し前記顧客が指定したデザインをプリンターで印刷して販売するオンライン販売システムであって、
顧客が指定した商品及びデザインに関する注文内容に注文番号が対応付けられた注文情報を記憶する記憶部と、
指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品がピッキング作業で載せられるトレーと、当該トレーの載置エリアを複数に区切って形成された載置区画とを紐づけるための識別コードを、注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成するピッキングリスト生成部と、
識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターの印刷エリアに対し当該プリンターに紐づけられたトレーの載置区画に対応させて設定される印刷区画において、当該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備えたことを特徴とするオンライン販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載されたオンライン販売システムであって、
前記識別コードは、プリンターに付与されたプリンター番号と、前記プリンターに紐づいたトレーに付与されたトレー番号と、前記トレーに紐づいた載置区画に付与された区画番号を含んで構成されており、
前記印刷データ生成部は、プリンターが当該プリンターに紐づいたトレーのトレー番号順にまとめて印刷するように、当該プリンターの印刷エリアの各印刷区画において、当該トレーに紐づいた載置区画それぞれに載せられる各指定の商品に各指定のデザインを印刷するための印刷データを生成する、
ことを特徴とするオンライン販売システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載されたオンライン販売システムであって、
前記記憶部は、注文時に顧客が指定可能な商品に印刷時に用いられる治具が対応付けて設定された商品情報を記憶し、
前記ピッキングリスト生成部は、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報と商品情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品と当該指定の商品に対応付けられた治具とを作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成する、
ことを特徴とするオンライン販売システム。
【請求項4】
顧客端末からネットワークを介して顧客の注文を受け付け、顧客が指定した商品及びデザインに関する注文内容に注文番号が対応付け注文情報として記憶部に記憶する受注工程と、
指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品がピッキング作業で載せられるトレーと、当該トレーの載置エリアを複数に区切って形成された載置区画とを紐づけるための識別コードを、注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成し、前記ピッキングリスト情報に基づくピッキングリストの指示に従って、プリンターに紐づいたトレーの載置区画に載せられる指定の商品を作業者にピッキングさせるピッキング工程と、
前記ピッキングリスト情報に基づいて、ピッキング作業によってトレーの載置区画に載せられた指定の商品が、ピッキングリストの指示に従って当該載置区画に載せられるべき商品であるか否かを少なくとも判定し、判定結果に基づく検品を作業者に行わせる検品工程と、
識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターの印刷エリアに対し当該プリンターに紐づいたトレーの載置区画に対応させて設定される印刷区画において、当該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷するための印刷データを生成し、当該印刷データに基づいてプリンターに印刷動作を行わせる印刷工程と、
注文番号の注文情報に設定された出荷ステータスを出荷済とすることにより、顧客の注文に従ってプリンターにより指定のデザインが印刷された指定の商品を出荷したこととする出荷工程と、
を有することを特徴とするオンライン販売方法。
【請求項5】
請求項4に記載されたオンライン販売方法によって販売される、前記顧客が指定した商品に対し、前記顧客が指定したデザインが印刷されたオンライン販売商品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン販売システム、オンライン販売方法、及び、オンライン販売商品に関する。
【背景技術】
【0002】
顧客端末からネットワークを介して受け付けた顧客の注文に従って、前記顧客が指定した商品(例えば、スマートフォンケース)に対し前記顧客が指定したデザイン(例えば、アニメやマンガのキャラクター)を印刷して出荷するオーダーメイド型の販売システムが知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オーダーメイドの受注生産では、注文数が増えたとき等、プリンターによる一度の印刷動作で、それぞれの注文で指定された多種類の商品に対し、それぞれの注文で指定された多種類のデザインをまとめて印刷したい場合がある。この場合、作業者は、プリンターで印刷する前段階として、それら多種類の商品を保管棚から次々とピッキングした後に、前記プリンターにまとめてセットすることになるため、ピッキングミスや印刷ミス等が生じるおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピッキング作業や印刷作業等でのヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
顧客端末からネットワークを介して受け付けた顧客の注文に従って、前記顧客が指定した商品に対し前記顧客が指定したデザインをプリンターで印刷して販売するオンライン販売システムであって、
顧客が指定した商品及びデザインに関する注文内容に注文番号が対応付けられた注文情報を記憶する記憶部と、
指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品がピッキング作業で載せられるトレーと、当該トレーの載置エリアを複数に区切って形成された載置区画とを紐づけるための識別コードを、注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成するピッキングリスト生成部と、
識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターの印刷エリアに対し当該プリンターに紐づけられたトレーの載置区画に対応させて設定される印刷区画において、当該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備えたことを特徴とするオンライン販売システムである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態に係るオンライン販売システム10の全体構成の一例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係るサーバー20の機能上の構成を示すブロック図である。
【
図3】本実施形態に係る顧客情報のデータ構造例を示す図である。
【
図4】
図4Aは、本実施形態に係る商品情報のデータ構造例を示す図である。
図4Bは、本実施形態に係る部品情報のデータ構造例を示す図である。
図4Cは、本実施形態に係るスマートフォンケースのパーツ構成を説明する図である。
図4Dは、本実施形態に係るデザイン情報のデータ構造例を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る注文情報のデータ構造例を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る設備情報のデータ構造例を示す図である。
【
図7】
図7Aは、トレーの載置区画に付与された区画番号を説明する図である。
図7Bは、トレーに付与されたトレー番号を説明する図である。
【
図8】本実施形態に係るトレー位置情報のデータ構造例を示す図である。
【
図9】本実施形態に係るパーツ位置情報のデータ構造例を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る治具位置情報のデータ構造例を示す図である。
【
図11】本実施形態に係るピッキングリスト情報のデータ構造例を示す図である。
【
図12】本実施形態に係る販売者端末30の機能上の構成を示すブロック図である。
【
図13】本実施形態に係るプリンター40の機能上の構成を示すブロック図である。
【
図14】本実施形態に係るオンライン販売方法の処理手順例を説明するためのフローチャートである。
【
図15】本実施形態に係るピッキングリスト情報の生成処理を説明するためのフローチャートである。
【
図16】本実施形態に係る検品作業について説明する図である。
【
図17】
図17Aは、本実施形態に係る印刷エリアの印刷区画について説明する図である。
図17Bは、本実施形態に係る印刷エリアでの治具配置について説明する図である。
図17Cは、本実施形態に係る印刷エリアでのパーツ配置について説明する図である。
【
図18】
図18Aは、他の実施形態に係るトレーの載置区画(その1)について説明する図である。
図18Bは、他の実施形態に係るトレーの載置区画(その2)について説明する図である。
図18Cは、他の実施形態に係るトレーの載置区画(その3)について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、顧客端末からネットワークを介して受け付けた顧客の注文に従って、前記顧客が指定した商品に対し前記顧客が指定したデザインをプリンターで印刷して販売するオンライン販売システムであって、
顧客が指定した商品及びデザインに関する注文内容に注文番号が対応付けられた注文情報を記憶する記憶部と、
指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品がピッキング作業で載せられるトレーと、当該トレーの載置エリアを複数に区切って形成された載置区画とを紐づけるための識別コードを、注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成するピッキングリスト生成部と、
識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターの印刷エリアに対し当該プリンターに紐づけられたトレーの載置区画に対応させて設定される印刷区画において、当該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備えたことを特徴とするオンライン販売システムである。
このようなオンライン販売システムによれば、前記識別コードが注文番号毎に割り当てられて、前記ピッキングリスト情報が生成されるため、注文された指定の商品にプリンターが印刷する前段階で、当該プリンターに紐づいたどのトレーのどの載置区画に当該指定の商品を載せるべきか作業者に指示することができる。また、前記識別コードが注文番号毎に割り当てられて、前記印刷データが生成されるため、注文された指定の商品にプリンターが印刷する前段階で、当該プリンターに紐づいたトレーの載置区画に載せられた当該指定の商品を、当該載置区画に対応付けられた当該プリンターの印刷区画に作業者がセットさえすれば、当該指定の商品に指定のデザインを印刷することができる。これにより、ピッキング作業や印刷作業でのヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
【0009】
また、かかるオンライン販売システムであって、
前記識別コードは、プリンターに付与されたプリンター番号と、前記プリンターに紐づいたトレーに付与されたトレー番号と、前記トレーに紐づいた載置区画に付与された区画番号を含んで構成されており、
前記印刷データ生成部は、プリンターが当該プリンターに紐づいたトレーのトレー番号順にまとめて印刷するように、当該プリンターの印刷エリアの各印刷区画において、当該トレーに紐づいた載置区画それぞれに載せられる各指定の商品に各指定のデザインを印刷するための印刷データを生成することとしてもよい。
このようなオンライン販売システムによれば、プリンターがトレー単位で印刷する前段階で、当該プリンターに紐づいたトレーの載置区画それぞれに載せられた各指定の商品を、各載置区画に対応付けられた当該プリンターの各印刷区画に作業者がそれぞれセットさえすれば、各指定の商品に各指定のデザインをまとめて印刷することができる。これにより、ヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
【0010】
また、かかるオンライン販売システムであって、
前記記憶部は、注文時に顧客が指定可能な商品に印刷時に用いられる治具が対応付けて設定された商品情報を記憶し、
前記ピッキングリスト生成部は、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報と商品情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品と当該指定の商品に対応付けられた治具とを作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成することとしてもよい。
このようなオンライン販売システムによれば、プリンターで印刷するために治具で注文された指定の商品を固定する場合に、当該プリンターが印刷する前段階で、当該プリンターに紐づいたどのトレーのどの載置区画に当該指定の商品及び当該指定の商品に対応付けられた治具を載せるべきか作業者に指示することができる。これにより、ヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
【0011】
次に、顧客端末からネットワークを介して顧客の注文を受け付け、顧客が指定した商品及びデザインに関する注文内容に注文番号が対応付け注文情報として記憶部に記憶する受注工程と、
指定の商品に指定のデザインを印刷するプリンターと、当該指定の商品がピッキング作業で載せられるトレーと、当該トレーの載置エリアを複数に区切って形成された載置区画とを紐づけるための識別コードを、注文番号毎に割り当て、識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターに紐づいたトレーの載置区画にピッキング作業で載せられる指定の商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成し、前記ピッキングリスト情報に基づくピッキングリストの指示に従って、プリンターに紐づいたトレーの載置区画に載せられる指定の商品を作業者にピッキングさせるピッキング工程と、
前記ピッキングリスト情報に基づいて、ピッキング作業によってトレーの載置区画に載せられた指定の商品が、ピッキングリストの指示に従って当該載置区画に載せられるべき商品であるか否かを少なくとも判定し、判定結果に基づく検品を作業者に行わせる検品工程と、
識別コードと当該識別コードが割り当てられた注文番号の注文情報に基づき、プリンターの印刷エリアに対し当該プリンターに紐づいたトレーの載置区画に対応させて設定される印刷区画において、当該載置区画に載せられる指定の商品に指定のデザインを印刷するための印刷データを生成し、当該印刷データに基づいてプリンターに印刷動作を行わせる印刷工程と、
注文番号の注文情報に設定された出荷ステータスを出荷済とすることにより、顧客の注文に従ってプリンターにより指定のデザインが印刷された指定の商品を出荷したこととする出荷工程と、
を有することを特徴とするオンライン販売方法である。
このようなオンライン販売方法によれば、ピッキング作業や印刷作業等でのヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
【0012】
また、かかるオンライン販売システムによって販売される、前記顧客が指定した商品に対し、前記顧客が指定したデザインが印刷されるオンライン販売商品である。
このようなオンライン販売商品によれば、顧客自ら要望した商品に対し自ら要望したデザインが印刷されたオーダーメイド商品となる。
【0013】
===実施形態===
以下の実施形態では、オンライン販売商品の一例としてのスマートフォンケースをオーダーメイドで販売するためのオンライン販売システムを例に挙げて具体的に説明する。なお、本発明は、スマートフォンケースに限られるものではなく、様々なオンライン販売商品を販売するためのオンライン販売システムに広く適用できる。
【0014】
<<オンライン販売システムの構成について>>
図1は、本実施形態に係るオンライン販売システム10の全体構成の一例を示す図である。オンライン販売システム10は、
図1に示すように、サーバー20と、販売者端末30と、1又は複数のプリンター40を含んで構成され、互いに有線又は無線によって情報通信可能に接続される。また、オンライン販売システム10は、ネットワークN(例えば、インターネット等)を介して複数の顧客端末50と情報通信可能に接続される。
【0015】
<<サーバーの構成について>>
図2は、本実施形態に係るサーバー20の機能上の構成を示すブロック図である。サーバー20は、販売者等がオンライン販売サービスを運営・管理する際に利用する情報処理装置(例えば、ワークステーションやパーソナルコンピューター等)である。本実施形態におけるサーバー20は、
図2に示すように、サーバー制御部21と、サーバー記憶部22と、サーバー通信部23を有する。なお、本実施形態におけるサーバー20は、Webサーバーとしても機能しており、オンライン販売サイト上で、販売者が販売するスマートフォンケースの種類とそのデザインの種類を紹介すると共に、顧客の注文を顧客端末50からネットワークNを介して受け付ける。
【0016】
サーバー制御部21は、各部間のデータの受け渡しを行うと共に、サーバー全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態におけるサーバー制御部21は、少なくとも、受注処理部211と、ピッキングリスト生成部212と、印刷データ生成部213と、照合処理部214と、出荷処理部215を備える。
【0017】
受注処理部211は、顧客からの発注に従って、スマートフォンケースの受注に関する処理を実行する機能を有している。本実施形態における受注処理部211は、オンライン販売サイトで顧客が指定したスマートフォンケース及びデザインに関する注文内容を、顧客端末50からネットワークNを介して受け付け、その注文内容に注文番号を対応付けて注文情報に登録する。
【0018】
ピッキングリスト生成部212は、ピッキングリストに関するピッキングリスト情報を生成する処理を実行する機能を有している。本実施形態におけるピッキングリスト生成部212は、プリンターの印刷順に合わせて、そのプリンターに紐づいたトレーの載置区画に載せるべき受注商品を作業者に指示するための情報であるピッキングリスト情報を生成する。すなわち、ピッキングリスト生成部212によって生成されるピッキングリストには、所定期間内に受注したスマートフォンケースのうち、ピッキング指示の対象とされたスマートフォンケースを、どのプリンターに紐づいたどのトレーのどの載置区画に載せるべきかが、作業者に対するピッキング作業指示として少なくとも表示される。作業者は、ピッキングリストに基づいて、ピッキング作業を行い、ピッキングした指示対象のスマートフォンケースを指示対象のトレーのうちの指示対象の載置区画に載せる。
【0019】
印刷データ生成部213は、顧客からの注文に従って、当該顧客が指定した商品に対し当該顧客が指定したデザインを印刷するための印刷データを生成する処理を実行する機能を有している。本実施形態における印刷データ生成部213は、プリンターが当該プリンターに紐づいたトレーのトレー番号順に従ってトレー単位でまとめて印刷するように、当該プリンターの印刷エリアの各印刷区画において、当該トレーに紐づいた載置区画それぞれに載せられる各指定のスマートフォンケースに各指定のデザインを印刷するための印刷データを生成する。なお、印刷の前段階として、プリンターの印刷エリアにおいて、当該プリンターに紐づいたトレーの載置区画それぞれに対応させて設定される印刷区画それぞれに対し、当該トレーの載置区画それぞれにピッキング作業で載せられた指示対象の各スマートフォンケースが、互いの区画を一致させたままセットされる。
【0020】
照合処理部214は、双方データを照らし合わせて一致・不一致を出力する処理を実行する機能を有している。本実施形態における照合処理部214は、例えばピッキング工程において、作業者によってピッキングされたスマートフォンケースとピッキングリストに示された指示対象のスマートフォンケースとを照合することによって、一致又は不一致の照合結果を出力する。照合結果が一致しない場合には、エラーを出力する。
【0021】
出荷処理部215は、受注商品の出荷に関する処理を実行する機能を有している。本実施形態における出荷処理部215は、受注商品のうち、出荷対象となるスマートフォンケースの出荷ステータスを「出荷済」に設定することによって、出庫管理を行う。出荷対象の商品は、配送トラック等より出荷され、顧客の送付先へ届けられる。
【0022】
サーバー記憶部22は、システムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、サーバー制御部21による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、例えば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。本実施形態におけるサーバー記憶部22は、少なくとも、顧客情報と、商品情報と、注文情報と、設備情報と、トレー位置情報と、パーツ位置情報と、治具位置情報と、ピッキングリスト情報を記憶する。以下では、各情報のデータ構造例について詳述する。
【0023】
図3は、本実施形態に係る顧客情報のデータ構造例を示す図である。顧客情報は、発注者となる顧客に関する情報である。本実施形態における顧客情報には、少なくとも、顧客番号に対応付けて、顧客の氏名、顧客の住所(送り先)、顧客の電話番号が設定されている。
【0024】
図4Aは、本実施形態に係る商品情報のデータ構造例を示す図である。商品情報は、オンライン販売で扱われている商品に関する情報である。本実施形態における商品情報には、少なくとも、商品コードに対応付けて、商品名、商品を使用可能なスマートフォンの機種、商品の価格、部品情報、デザイン情報、商品の印刷時に使用する治具に付与された治具コードが設定されている。
【0025】
図4Bは、本実施形態に係る部品情報のデータ構造例を示す図である。部品情報は、商品を構成するパーツ(部品)に関する情報である。本実施形態における部品情報には、少なくとも、パーツコードに対応付けて、パーツ名が設定されている。
【0026】
図4Cは、本実施形態に係るスマートフォンケースのパーツ構成を説明する図である。本実施形態におけるスマートフォンケースは、印刷面となる平面部を有するパネル61と、パネル61の縁部に取付けられるフレーム62との、2つのパーツによって構成されている。本実施形態では、パネル61及びフレーム62のそれぞれが、プレート64に固定され、各パーツに対応付けられたパーツコード63を付された状態で、パーツユニット60としてパーツ保管棚に収容されている。本実施形態のパーツ保管棚には、スマートフォンの機種ごとに、それぞれに使用可能なスマートフォンケースの各パーツが用意されている。
【0027】
図4Dは、本実施形態に係るデザイン情報のデータ構造例を示す図である。デザイン情報は、オンライン販売で扱われているデザインに関する情報である。本実施形態におけるデザイン情報には、少なくとも、デザイン番号に対応付けて、デザイン名、商品に印刷されるデザインの画像データが設定されている。
【0028】
図5は、本実施形態に係る注文情報のデータ構造例を示す図である。注文情報は、顧客から受注した注文内容に関する情報である。本実施形態における注文情報には、少なくとも、注文番号に対応付けて、顧客からの注文を受注した受注日時、受注した顧客の顧客番号、販売サイト上で顧客が指定した商品の商品コード、販売サイト上で顧客が指定した商品の個数、販売サイト上で顧客が指定したデザインのデザイン番号、販売サイト上で顧客が指定した優先条件、入金ステータス、出荷ステータスが設定されている。本実施形態における注文番号は、受注した順番に付与されるので、早い注文であるほど、付与される番号が小さい。本実施形態における優先条件は、商品出荷を急ぐのか否かを示す情報であって、「通常」又は「至急」のいずれかが設定される。なお、これに限らず、例えば特別商品か否かを示す情報等を優先条件とすることも可能である。本実施形態における入金ステータスは、入金されたか否かを示す情報であって、「未入金」又は「入金済」のいずれかが設定される。本実施形態における出荷ステータスは、商品が出荷されたか否かを示す情報であって、「未出荷」又は「出荷済」のいずれかが設定される。
【0029】
図6は、本実施形態に係る設備情報のデータ構造例を示す図である。設備情報は、作業設備に関する情報であって、プリンターと、トレーと、トレーの載置区画と、治具とを互いに紐づけるための情報である。本実施形態における設備情報には、少なくとも、プリンター番号に対応付けて、プリンターに紐づいたトレーの番号、トレーに紐づいた載置区画の区画番号と、プリンターに紐づいた治具コードが設定されている。本実施形態では、スマートフォンの機種によってスマートフォンケースのサイズが異なるので、スマートフォンの機種毎に治具が用意され、治具コードが付与される。
【0030】
なお、治具自体のサイズ毎に治具コードをプリンターに紐づけてもよい。この場合、治具自体のサイズ毎にプリンターが用意されることになる。また、スマートフォンの機種毎に治具コードをプリンターに紐づけてもよい。この場合、スマートフォンの機種毎にプリンターが用意されることになる。
【0031】
図7Aは、トレーの載置区画に付与された区画番号を説明する図である。本実施形態におけるトレー70は、載置エリア71が仕切り部材72によって複数の載置区画に区切られている。例えば、
図6及び
図7Aに示すように、トレー番号「001」のトレーには、区画番号「001」から「008」までの載置区画がそれぞれ紐づけられている。それぞれの載置区画には、後述するトレーロケーションコード(不図示)が付されていて、作業者は各載置区画を一意に特定できる。
【0032】
図7Bは、トレーに付与されたトレー番号を説明する図である。本実施形態におけるトレー70は、プリンター毎に複数紐づけられている。例えば、
図6及び
図7Bに示すように、各プリンターには、トレー番号「001」から「025」までのトレーがそれぞれ紐づけられている。各プリンターでは、トレー番号順(「001」→「025」)に印刷が行われるので、小さいトレー番号が付与されたトレーに載置された商品であるほど早い順番で印刷されることになる。
【0033】
図8は、本実施形態に係るトレー位置情報のデータ構造例を示す図である。トレー位置情報は、作業者への指示対象となる商品が載置されるトレーのロケーションに関する情報である。本実施形態におけるトレー位置情報には、少なくとも、トレーロケーションコードに対応付けて、プリンター番号、トレー番号、載置区画の区画番号が設定されている。トレーロケーションコードは、プリンター番号と、当該プリンターに紐づいたトレーのトレー番号と、当該トレーに紐づいた載置区画の区画番号とを組み合せて構成された識別コードである。例えば、トレーロケーションコードが「001-002-003」である場合は、プリンター番号「001」のプリンターで商品が印刷されることと、そのプリンターに紐づいたトレーのトレー番号「002」の順番で印刷されることと、そのトレーに紐づいた区画番号「003」の載置区画にトレー番号「002」の順番で印刷されるべき商品が載置されることが特定される。すなわち、このトレーロケーションコードは、どのプリンターで、どのトレーで(どの順番で)、どの区画に載置して印刷するかを指示するための指示コードでもある。
【0034】
図9は、本実施形態に係るパーツ位置情報のデータ構造例を示す図である。パーツ位置情報は、パーツが配置されているパーツ保管棚のロケーションに関する情報である。本実施形態におけるパーツ位置情報は、パーツロケーションコードに対応付けて、棚番号、列番号、段番号、保管される商品のパーツコードが設定されている。パーツロケーションコードは、パーツ保管棚のレイアウトに応じて、棚番号と列番号と段番号を組み合せて構成された識別コードである。例えば、パーツロケーションコードが「001-002-003」である場合は、棚番号「001」のパーツ保管棚のうち、列番号「002」の列と段番号「003」の段が交わる所に、パーツコードが対応付けられたパーツが保管されていることが特定される。すなわち、このパーツロケーションコードは、どの保管棚のうちどの列とどの段が交わる所に保管されるパーツをピッキングするかを指示するための指示コードでもある。
【0035】
図10は、本実施形態に係る治具位置情報のデータ構造例を示す図である。治具位置情報は、治具が配置されている治具保管棚のロケーションに関する情報である。本実施形態における治具位置情報には、少なくとも、治具ロケーションコードに対応付けて、棚番号、列番号、段番号、保管される治具の治具コードが設定されている。治具ロケーションコードは、治具保管棚のレイアウトに応じて、棚番号と列番号と段番号を組み合せて構成された識別コードである。この治具ロケーションコードは、上述したパーツロケーションコードと同様、どの保管棚のうちどの列とどの段が交わる所に保管される治具をピッキングするかを指示するための指示コードでもある。
【0036】
図11は、本実施形態に係るピッキングリスト情報のデータ構造例を示す図である。ピッキングリスト情報は、作業者によってピッキングされるべき商品のリストであるピッキングリストに関する情報である。本実施形態におけるピッキングリスト情報には、指示番号に対応付けて、少なくとも、指示対象となる商品の注文番号、指示対象となる商品のトレーロケーションコード、指示対象となる商品のパーツのパーツコード、そのパーツのパーツロケーションコード、指示対象となる商品の印刷時に用いる治具の治具コード、その治具の治具ロケーションコードが設定されている。
【0037】
サーバー通信部23は、販売者端末30、プリンター40、顧客端末50との間で情報通信を行うためのものであり、各種データや信号を受信する受信部としての機能と、各種データや信号を送信する送信部として機能とを有している。
【0038】
<<販売者端末の構成について>>
図12は、本実施形態に係る販売者端末30の機能上の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る販売者端末30は、販売者(オペレーター)が所持し利用することができる情報処理装置(例えば、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末等)である。
【0039】
本実施形態における販売者端末30は、
図12に示すように、端末制御部31と、端末記憶部32と、端末操作部33と、端末表示部34と、端末通信部35を有している。
【0040】
端末制御部31は、販売者端末30全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態における端末制御部31は、ピッキング指示や印刷指示等のための指示設定プログラム等を実行する機能と、各種設定や各種管理のための設定管理画面等の画面表示処理を実行する機能等を有している。
【0041】
端末記憶部32は、販売者端末30において必要となる各種プログラムや各種情報が記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、端末制御部31による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMを有している。本実施形態における端末記憶部32は、必要に応じてサーバー20から取得した各種データ等を記憶する。
【0042】
端末操作部33は、販売者端末30を操作するオペレーターからの操作入力を受け付けるためのものである。本実施形態における端末操作部33は、例えば、キーボードやマウス等を備えており、商品販売サービスに関する各種データ(例えば、商品情報等)を入力できる。また、例えば、タッチパネルを備えている場合には、オペレーターからのタップ、スワイプ、フリック操作等のタッチパネルに特有な操作入力を受け付けることができる。
【0043】
端末表示部34は、端末制御部31からの指令に基づき各種プログラムの進行に合わせて設定画面を表示したり、ブラウザ機能によってHTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたWebサイトを表示したりするためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ等によって実現される。
【0044】
端末通信部35は、サーバー20やプリンター40との間で情報通信を行うためのものであり、各種データや信号を受信する受信部としての機能と、各種データや信号を送信する送信部として機能とを有している。
【0045】
<<プリンターの構成について>>
図13は、本実施形態に係るプリンター40の機能上の構成を示すブロック図である。プリンター40は、印刷対象となる商品に向けてインクを吐出することにより、商品にデザイン画像を印刷する印刷装置である。本実施形態に係るプリンター40は、プリンター制御部41と、プリンター記憶部42と、キャリッジ部43と、ヘッド部44と、センサー群45と、プリンター通信部46を有している。
【0046】
プリンター制御部41は、プリンター40全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態におけるプリンター制御部41は、サーバー20から受信した印刷データに基づいて、キャリッジ部43とヘッド部44を制御し、印刷エリアにセットされた受注商品に受注デザインの画像を印刷する。
【0047】
プリンター記憶部42は、プリンター40において必要となる各種プログラムや各種情報が記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、プリンター制御部41による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMを有している。本実施形態におけるプリンター記憶部42は、必要に応じてサーバー20等から取得した各種データ等を記憶する。
【0048】
キャリッジ部43は、ヘッドを移動方向に移動させるためのものである。本実施形態におけるキャリッジ部43は、キャリッジと、モーターを有する。キャリッジは、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。そして、キャリッジは、ガイド軸に支持された状態で、モーターによりガイド軸に沿って往復移動する。
【0049】
ヘッド部44は、印刷エリアにセットされた受注商品にインクを吐出するためのものである。本実施形態におけるヘッド部44は、複数のノズルを有するヘッドを備える。このヘッドはキャリッジに設けられているため、キャリッジが移動方向に移動すると、ヘッドも移動方向に移動する。そして、ヘッドが移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットラインが商品に形成され、ヘッドの移動が繰り返されることによって最終的にデザイン画像が形成される。
【0050】
センサー群45は、キャリッジ43の移動方向の位置を検出するリニア式エンコーダー等が含まれる。本実施形態におけるセンサー群45は、プリンター内の状況を監視しており、検出結果をプリンター制御部41に出力する。プリンター制御部41は、センサー群45から出力された検出結果に基づいて、キャリッジ部43とヘッド部44を制御する。
【0051】
プリンター通信部46は、サーバー20等との間で情報通信を行うためのものであり、各種データや信号を受信する受信部としての機能と、各種データや信号を送信する送信部として機能とを有している。
【0052】
<<オンライン販売方法の手順について>>
本実施形態に係るオンライン販売システム10の動作例として、本実施形態に係るオンライン販売方法の手順について説明する。
【0053】
図14は、本実施形態に係るオンライン販売方法の処理手順例を説明するためのフローチャートである。
【0054】
ステップS11において、受注工程を行う。本実施形態では、顧客が顧客端末50を用いてオンライン販売サイトにアクセスし、そのオンライン販売サイト上で自分のスマートフォンの機種に合ったスマートフォンケースやそのスマートフォンケースに印刷するデザイン等を指定すると、顧客端末50はネットワークNを介してその顧客の注文内容をサーバー20へ送信する。そして、サーバー20の受注処理部211は、その顧客の注文内容を受け付けると、その顧客の注文内容に注文番号を対応付けて
図5に示す注文情報に登録する。
【0055】
次に、ステップS12において、ピッキング工程を行う。本実施形態では、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、販売者(オペレーター)がピッキングリストの取得操作を行うと、販売者端末30からのピッキングリスト生成要求に応答して、
図11に示すピッキングリスト情報を生成する。以下では、ピッキングリスト情報の生成処理について、
図15を用いて具体的に説明する。
【0056】
図15は、本実施形態に係るピッキングリスト情報の生成処理を説明するためのフローチャートである。
【0057】
先ず、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、
図5に示す注文情報を参照して、予め設定された開始時刻から終了時刻まで(例えば、0時00分から23時59分まで)に受注した1日分の注文番号をすべてピックアップする(ステップS21)。
【0058】
次いで、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、
図5に示す注文情報を参照して、そのピックアップされた1日分の注文番号の中に、優先条件に「至急」が設定されている注文番号が存在するか否かを判定する(ステップS22)。
【0059】
この判定の結果、優先条件に「至急」が設定されている注文番号が存在しない場合に(ステップS22:NO)、後述するステップS24の処理へ進む。これに対して、優先条件に「至急」が設定されている注文番号が存在する場合には(ステップS22:YES)、次に続くステップS23の処理へ進む。
【0060】
次いで、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、上記ステップS22の処理にて優先条件に「至急」が設定されている注文番号が存在すると判定すると、優先条件に従ってソート処理を行う(ステップS23)。すなわち、優先条件に「至急」が設定されている注文番号が上位となるようにソートが行われる。
【0061】
次いで、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、上記ステップS22の処理で否定された場合は注文番号の小さい順に(つまり、受注順に)、又は、上記ステップS22の処理で肯定された場合はソート後の通し番号が小さい順に、注文番号に対してトレーロケーションコードを付与する(ステップS24)。
【0062】
具体的には、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、
図5に示す注文情報、
図4に示す商品情報、
図6に示す施設情報をそれぞれ参照して、注文番号に対応付けられた商品コードから、その商品コードに対応付けられた治具コードを特定し、その特定された治具コードが対応付けられたプリンター番号を特定する。そして、当該注文番号に対し、その特定されたプリンター番号を割り振る。すなわち、注文で指定された商品に印刷するプリンターが決まることになる。
【0063】
続いて、プリンター番号毎に、当該プリンター番号が割り振られた注文番号のそれぞれに、トレー番号を割り振る。この際、上記ステップS22の処理で否定された場合は注文番号の小さい順に、小さいトレー番号を割り振り、上記ステップS22の判定で肯定された場合はソート後の通し番号が小さい順に、小さいトレー番号を割り振る。すなわち、注文で指定された商品がピッキング作業時に載置されるトレーが決まることによってトレー順が決まることから、プリンターでの印刷順が決まることになる。
【0064】
続いて、トレー番号毎に、当該トレー番号が割り振られた注文番号それぞれに、載置区画の区画番号を割り振る。この際、上記ステップS22の処理で否定された場合は注文番号の小さい順に、小さい区分番号を割り振り、上記ステップS22の処理で肯定された場合はソート後の通し番号が小さい順に、小さい区画番号を割り振る。すなわち、注文で指定された商品がピッキング作業時に載置されるトレーの載置区画が決まることから、トレーの載置エリアでの載置区画とプリンターの印刷エリアでの印刷区画との対応関係により、プリンターの印刷エリアでの印刷区画が決まることになる。
【0065】
このようにすることで、それぞれの注文番号に対し、プリンター番号、トレー番号、区画番号が1つずつ割り当てられたことにより、1つの注文番号に対して1つのトレーロケーションコードが付与されたことになる。
【0066】
次いで、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、このようにして注文番号に対してトレーロケーションコードを付与すると、トレーロケーションコードの順番に従って指示番号を付与し、トレーロケーションコードが付与された注文番号をキーとして、注文情報、商品情報、パーツ位置情報、治具位置情報から必要データをそれぞれ取得し、
図11に示すピッキングリスト情報を生成して、サーバー記憶部22に格納する(ステップS25)。
【0067】
このようにして生成されたピッキングリスト情報に基づくピッキングリストでは、どの商品(パーツ)を、どのパーツ保管棚から取得すると共に、どの治具を、どの治具保管棚から取得して、どのプリンターの、どのトレーの、どの載置区画に載置するべきかが指示される。また、どの商品(パーツ)が、どのプリンターで、どのトレーで(どの順番で)、どの載置区画で(どの印刷区画で)、どの治具を使って印刷されるかが指示される。作業者は、このピッキングリストの指示に従って、各プリンターに紐づいたトレーの載置区画毎にピッキング作業を行う。この際、作業者は、注文番号に対応するバーコードが付された出荷伝票シールも併せてピッキングする。出荷伝票シールは、当該注文番号に付与されたトレーロケーションコードに基づいて、該当するトレーの載置区画に載置される。
【0068】
なお、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、パーツ位置情報及び治具位置情報からのデータ取得を省略し、トレーロケーションコードが付与された注文番号をキーとして、注文情報及び商品情報から必要データ(例えば、パーツコードや治具コード等)をそれぞれ取得して、ピッキングリスト情報を生成しても良い。また、サーバー20のピッキングリスト生成部212は、商品情報、パーツ位置情報、及び治具位置情報からのデータ取得を省略し、トレーロケーションコードが付与された注文番号をキーとして、注文情報から必要データ(例えば、パーツコード等)を取得して、ピッキングリスト情報を生成しても良い。
【0069】
次に、
図14に戻り、ステップS13において、検品工程を行う。本実施形態では、作業者は、ピッキングリストの指示に従ってピッキング作業を完了した後、各プリンターに紐づいたトレーの載置区画毎に検品作業を行う。以下では、ピッキング作業完了後の検品作業について、
図16を用いて具体的に説明する。
【0070】
図16は、本実施形態に係る検品作業について説明する図である。
図16には、ピッキング作業完了後のトレー70の載置状態が示されている。ここでは、ピッキングリストの指示に従って、トレー番号「001」のトレーの区画番号「001」の載置区画に、指定対象のパーツユニット60と、指定対象の治具80と、出荷伝票シール90が載置されている状態が示されている。また、この区画番号「001」の載置区画自体には、トレーロケーションコードが付されており、指定対象のパーツユニット60には、パーツコードが付されており、指定対象の治具80には、治具コードが付されており、出荷伝票シール90には、注文番号に対応するバーコードが付されている。作業者は、ハンディターミナル100を使って検品作業を行う。ハンディターミナル100は、バーコードを読み取るための読取部(不図示)と、サーバー20との間で情報通信を行うための通信部(不図示)を有している。
【0071】
本実施形態では、作業者が、
図16に示すように、ハンディターミナル100を使って、区画番号「001」の載置区画に付されたトレーロケーションコード、及び、区画番号「001」の載置区画にされたパーツユニット60、指定対象の治具80、出荷伝票シール90それぞれのコードをスキャンすると、ハンディターミナル100はそれらコードをサーバー20へ送信する。サーバー20の照合処理部214は、それらコードを受信すると、ピッキングリスト情報に基づいて各コードと照合することによって、一致又は不一致の照合結果を出力する。照合結果が一致しない場合には、エラーを出力する。作業者は、照合結果をハンディターミナル100の画面上で確認することができる。このように、トレーロケーションコードを用いることによって、トレー毎に、又は、トレーの載置区画毎に、作業者は検品作業を効率良く行うことができる。
【0072】
次に、
図14に戻り、ステップS14において、印刷工程を行う。本実施形態では、作業者が、ピッキングリストの指示に従って指示対象のトレーの載置区画に載置された指示対象の商品のパーツを、当該トレーに紐づいたプリンターにセットするためのセット作業を完了させた後に、そのセットされた指示対象の商品のパーツに対してプリンター40が印刷を行う。以下では、印刷開始前のセット作業について、
図17を用いて具体的に説明する。
【0073】
図17Aは、本実施形態に係る印刷エリアの印刷区画について説明する図である。
図17Bは、本実施形態に係る印刷エリアでの治具配置について説明する図である。
図17Cは、本実施形態に係る印刷エリアでのパーツ配置について説明する図である。
【0074】
本実施形態におけるプリンター40には、
図17Aに示すように、注文で指定された商品に対し指定されたデザインを印刷するための印刷エリア47が設けられており、印刷エリア47には、トレーの載置エリアをブロック分けした載置区画に対応させて、複数の印刷区画が設定される。
【0075】
例えば、
図7Aに示すトレー番号「001」のトレーにピッキング作業で載置された商品のパーツを印刷する場合、そのトレー番号「001」のトレーの区画番号「001」から「008」までの載置区画に対応させて、
図17Aに示す印刷エリア47の区画番号「001」から「008」までの印刷区画が設定される。
【0076】
本実施形態では、作業者は、ピッキングリストの指示順(指示番号又はトレーロケーションコードの順番)に従って、指示対象のトレーを用意し、そのトレーの載置エリアをブロック分けした載置区画のそれぞれに載っている治具を、当該トレーに紐づいたプリンターの印刷エリアにおいて、当該載置区画のそれぞれに対応付けられた印刷区画にセットする。
【0077】
例えば、
図16に示すように、作業者が、ピッキングリストの指示順に従って、トレー番号順にトレー番号「001」のトレーを用意し、そのトレー番号「001」のトレーの区画番号「001」の載置区画に、指定対象の治具80が載置されているとすると、その指定対象の治具80を、
図17A及び
図17Bに示すように、トレー番号「001」に紐づいたプリンター番号「001」(
図6参照)のプリンター40の印刷エリアにおいて、区画番号「001」の載置区画に対応付けられた区画番号「001」の印刷区画の位置に合わせてセットする。
【0078】
その後、作業者は、治具のセットが完了すると、ピッキングリストの指示に従って、トレーの載置エリアをブロック分けした載置区画のそれぞれに載っている指示対象のパーツを、当該トレーに紐づいたプリンターの印刷エリアにおいて、当該載置区画のそれぞれに対応付けられた印刷区画にセットする。この際、当該載置区画のそれぞれに対応付けられた印刷区画には、先行して治具がセットされているので、その治具に対して商品のパーツを固定する。
【0079】
例えば、
図16に示すように、ピッキングリストの指示に従って、トレー番号「001」のトレーの区画番号「001」の載置区画に、指定対象のパーツユニット60(パネルのパーツユニット60)が載置されているとすると、その指定対象のパネル61(
図4C参照)を、
図17A及び
図17Cに示すとおり、区画番号「001」の載置区画に対応付けられた区画番号「001」の印刷区画の位置に合うように、先行してセットされている治具を介して固定する。
【0080】
このようにして、作業者が、ピッキングリストの指示に従って指示対象のトレーの各載置区画に載置された指示対象のパネル61及び治具80を、当該トレーに紐づいたプリンターの印刷エリアにおいて、当該載置区画のそれぞれに対応付けられた印刷区画にセットすることで、セット作業が完了する。このように、作業者は、パネル61及び治具80を、トレーのレイアウトに合わせてそのままプリンターにレイアウトすれば良いので、作業効率が良くなり、人的ミスを抑制することができる。
【0081】
セット作業の完了後、作業者(オペレーター)が、販売者端末30の表示部34に表示された設定画面にて、ピッキングリストの指示順(指示番号、又はトレーロケーションコードの順番、又はトレー番号順)に従い、指示対象のトレーに関連するトレーロケーションコード等を選択して、印刷開始操作を行う。そして、販売者端末30の端末通信部35は、作業者(オペレーター)によって前記操作が行われると、当該操作に基づく印刷要求をサーバー20に対して送信する。
【0082】
サーバー20の印刷データ生成部213は、販売者端末30からの印刷要求に応答して、その指示対象のトレーに紐づいたプリンターが印刷動作を行うための印刷データを生成する。本実施形態では、当該プリンターの印刷エリアには、セット作業完了により、その指示対象のトレーの載置区画それぞれに載置された指示対象のパネル61が、当該載置区画それぞれに対応付けられた各印刷区画にセットされているので、サーバー20の印刷データ生成部213は、指示対象の各パネル61に対して各デザイン画像をトレー単位で印刷するための印刷データを生成する。
【0083】
具体的には、サーバー20の印刷データ生成部213は、ピッキングリスト情報を参照し、作業者(オペレーター)によって選択されたトレーロケーションコードが割り当てられた注文番号を特定してから、注文情報を参照し、その特定された注文番号をキーとして各パネルに印刷すべき各デザインのデザイン番号を特定する。そして、その特定されたデザイン番号に従って、商品情報から各デザイン画像を取得する。サーバー20の印刷データ生成部213は、印刷エリアにおける所定の印刷開始位置を基準として、指示対象のトレーの各載置区画に対応する各印刷区画に合わせて前記取得した各デザイン画像の面付けを行って、印刷エリアにおける各パネル61のセット配置に応じた印刷データを生成する。すなわち、この印刷データには、面付けされる各デザイン画像の画素データや、各印刷区画に合わせて印刷するように指示するための指示データ等が含まれる。
【0084】
その後、サーバー20のサーバー通信部23は、印刷データ生成部213によって生成された印刷データを、その指示対象のトレーに紐づいたプリンター40へ送信する。当該プリンター40は、サーバー20から印刷データを受信すると、この印刷データに基づきプリンター制御部41によってキャリッジ部43やヘッド部44を制御し、一度の印刷動作で印刷エリアにセットされた各パネル61に対して各デザイン画像を印刷する。印刷後には、印刷済みのパネル61が各印刷区画にセットされているので、作業者は、印刷済みの各パネル61を、当該印刷区画それぞれに対応付けられた各載置区画にそのまま戻す(トレーの元の位置に戻す)。すなわち、印刷後、その指示対象のトレーの各載置区画には、指示対象の各パネル61に各デザインが印刷された状態で載置されることになる。このことにより、作業者は、印刷済みのパネル61を、プリンターのレイアウトに合わせてそのままトレーにレイアウトすれば良いので、作業効率が良くなり、人的ミスを抑制することができる。また、印刷後においても、印刷前のトレーの載置状態を維持できるため、ピッキングリストの指示順に出荷作業を行うことができる。
【0085】
次に、
図14に戻り、ステップS15において、出荷工程を行う。本実施形態では、サーバー20の出荷処理部215は、注文情報を参照して出荷対象となる受注商品の注文番号を検索し、該当するレコードの出荷ステータスを「出荷済」に変更する。その後、配送センターでは、出荷伝票シールを貼付した出荷箱を発送する。当該出荷箱は、自動車等に積載されて、発注元となる顧客が登録した送付先へ届けられる。
【0086】
以上のように、本実施形態に係るオンライン販売システム及びオンライン販売方法によれば、例えばピッキング工程では、トレーロケーションコードが注文番号毎に割り当てられて、ピッキングリスト情報が生成されるため、注文された指定の商品にプリンター40が印刷する前段階で、当該プリンター40に紐づいたどのトレーのどの載置区画に当該指定の商品を載せるべきかを、作業者に指示することができる。また、例えば印刷工程では、プリンター40がトレー単位で印刷する前段階で、当該プリンター40に紐づいたトレーの載置区画それぞれに載せられた各指定の商品を、各載置区画に対応付けられた当該プリンター40の各印刷区画に作業者がそれぞれセットさえすれば、各指定の商品に各指定のデザインをまとめて印刷することができる。このことにより、ピッキング作業や印刷作業等でのヒューマンエラーを抑制し、生産性を向上させることが可能となる。
【0087】
===その他の実施形態===
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0088】
<載置区画と印刷区画との対応関係>
上記の本実施形態では、トレーの載置エリアでの載置区画が8区画(縦2×横4)であるときに、互いの対応関係により、プリンターの印刷エリアでの印刷区画も8区画(縦2×横4)に設定される場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0089】
例えば、スマートフォンケースのサイズや、治具のサイズ・形状等に応じて、トレーの載置エリアでの載置区画をレイアウト変更できるようにした場合、それに合わせて、プリンターの印刷エリアでの印刷区画も変更設定できるようにしても良い。具体的には、
図18Aに示すように、トレーの載置エリアでの載置区画が4区画(縦1×横4)であるときに、プリンターの印刷エリアでの印刷区画も4区画(縦1×横4)に変更設定する。また、
図18Bに示すように、トレーの載置エリアでの載置区画が2区画(縦1×横1)であるときに、プリンターの印刷エリアでの印刷区画も2区画(縦1×横1)に変更設定する。
【0090】
また例えば、このように異なるサイズの治具(例えば、治具「小サイズ」や治具「中サイズ」)が用意されている場合に、ピッキングリストの指示順(指示番号又はトレーロケーションコードの順番)に従って、トレーの載置エリアでの載置区画をレイアウト変更できるようにしても良い。具体的には、ピッキングリストの指示順が、(1)治具「小サイズ」のパネル→(2)治具「小サイズ」のパネル→(3)治具「中サイズ」のパネル→(4)治具「小サイズ」のパネル」→(5)治具「小サイズ」のパネル」→(6)治具「中サイズ」のパネルである場合には、
図18Cに示すようなレイアウトでトレーの載置区画をブロック分けし、これに合わせてプリンターの印刷区画も変更設定する。
【0091】
<印刷工程>
上記の本実施形態では、印刷工程において、治具に対して無地シールを予め貼付しておき、プリンター40が、治具に固定されたパネルに対してデザインを印刷すると同時に、無地シールに対しても注文番号を示すバーコードを印刷できるようにしても良い。この際、作業者は、印刷後に、デザインが印刷されたパネルを、トレーの載置区画にそのまま戻す共に、注文番号を示すバーコードが印刷されたシールを治具から剥がして、当該載置区画に新たに貼付するようにする。これにより、作業者が、ハンディターミナル100で、当該載置区画に既に付されているトレーロケーションコード(
図16参照)と、新たに貼付された印刷済みシールのバーコード(注文番号)を読み取ることで、印刷後にも検品作業を効率良く行うことができる。
【0092】
<検品工程>
上記の本実施形態では、ピッキング工程と印刷工程との間で行う場合を例に挙げて説明したが、他の工程内や、他の工程間において、検品作業を適宜行っても良い。
【0093】
<プリンター>
上記の本実施形態におけるオンライン販売システム10では、複数台のプリンターを用いる構成を例に挙げて説明したが、1台のプリンターを用いる構成でも良い。この場合のトレーロケーションコードは、トレーのトレー番号と、当該トレーに紐づいた載置区画の区画番号とを組み合せて構成された識別コードとしても良い。
【0094】
<サーバー>
上記の本実施形態におけるオンライン販売システム10では、1台のサーバー20が各機能部を備える場合を例に挙げて説明したが、各機能に応じて複数台のサーバーに分散して構成してもよい。
【0095】
<情報処理装置>
上記の本実施形態におけるオンライン販売システム10では、情報処理装置の一例としてのサーバー20が、各機能部を備え、各種情報処理を実行する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理装置としての機能の一部を販売者端末30が担う構成としても良い。この場合には、サーバー20及び販売者端末30が情報処理装置を構成する。なお、情報処理装置はプロセッサー及びメモリを備えるコンピューターの一例である。
【符号の説明】
【0096】
10 オンライン販売システム
20 サーバー
21 サーバー制御部
22 サーバー記憶部
23 サーバー通信部
30 販売者端末
31 端末制御部
32 端末記憶部
33 端末操作部
34 端末表示部
35 端末通信部
40 プリンター
41 プリンター制御部
42 プリンター記憶部
43 キャリッジ部
44 ヘッド部
45 センサー群
46 プリンター通信部
47 印刷エリア
50 顧客端末
60 パーツユニット
61 パネル
62 フレーム
63 パーツコード
64 プレート
70 トレー
71 載置エリア
72 仕切り部材
80 治具
90 出荷伝票シール
100 ハンディターミナル
211 受注処理部
212 ピッキングリスト生成部
213 印刷データ生成部
214 照合処理部
215 出荷処理部