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特開2023-49891コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト
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  • 特開-コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト 図1
  • 特開-コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト 図2
  • 特開-コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023049891
(43)【公開日】2023-04-10
(54)【発明の名称】コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルト
(51)【国際特許分類】
   B65G 15/30 20060101AFI20230403BHJP
   B65G 15/42 20060101ALI20230403BHJP
【FI】
B65G15/30 A
B65G15/42 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021159902
(22)【出願日】2021-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000005278
【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100186015
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100179947
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 晃太郎
(72)【発明者】
【氏名】宮林 佳道
【テーマコード(参考)】
3F024
【Fターム(参考)】
3F024CA04
3F024CB03
3F024CB10
3F024CB13
3F024DA03
3F024DA04
(57)【要約】
【課題】桟の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる、コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルトを提供する。
【解決手段】本発明は、ベルト本体2の搬送面F2に桟3が設けられたコンベヤベルト1を得るための、コンベヤベルトの製造方法である。ベルト本体2の搬送面F2の、桟3を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置する、熱膨張性材料配置工程と、搬送面F2に配置された熱膨張性材料を加熱することにより、前記熱膨張性材料を膨張させる、熱膨張性材料膨張工程と、を含んでいる。コンベヤベルト1は、ベルト本体2と、ベルト本体2の搬送面F2に設けられた桟3と、を有しており、桟3は、熱膨張性材料によって形成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベルト本体の搬送面に桟が設けられたコンベヤベルトを得るための、コンベヤベルトの製造方法であって、
前記ベルト本体の前記搬送面の、前記桟を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置する、熱膨張性材料配置工程と、
前記搬送面に配置された熱膨張性材料を加熱することにより、前記熱膨張性材料を膨張させる、熱膨張性材料膨張工程と、
を含んでいる、コンベヤベルトの製造方法。
【請求項2】
前記熱膨張性材料配置工程において、前記ベルト本体は、加熱されたベルト本体であり、
前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、前記ベルト本体からの放熱によって行われる、請求項1に記載された、コンベヤベルトの製造方法。
【請求項3】
前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、加熱手段からの放熱によって行われる、請求項1または2に記載された、コンベヤベルトの製造方法。
【請求項4】
ベルト本体と、
前記ベルト本体の搬送面に設けられた桟と、を有しており、
前記桟は、熱膨張性材料によって形成されている、コンベヤベルト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルトに関する。
【背景技術】
【0002】
コンベヤベルトには、ベルト本体の搬送面に、桟と呼ばれる突起が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照。)。例えば、コンベヤベルトが傾斜の付いた高低差のある状況で使用されている場合、前記桟は、荷のずり落ちを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-173382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
その一方、前記桟の、形状、配置などの設定は、例えば、コンベヤベルトの使用環境、顧客のニーズに応じて、適宜変更する必要がある。
【0005】
しかしながら、従来のコンベヤベルトは、金型を用いて成形されることが一般的である。このため、従来のコンベヤベルトの製造方法では、桟の設定変更を容易に行うことが困難であった。
【0006】
本発明の目的は、桟の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる、コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルトを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る、コンベヤベルトの製造方法は、ベルト本体の搬送面に桟が設けられたコンベヤベルトを得るための、コンベヤベルトの製造方法であって、前記ベルト本体の前記搬送面の、前記桟を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置する、熱膨張性材料配置工程と、前記搬送面に配置された熱膨張性材料を加熱することにより、前記熱膨張性材料を膨張させる、熱膨張性材料膨張工程と、を含んでいる。本発明に係る、コンベヤベルトの製造方法によれば、桟の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる。
【0008】
本発明に係る、コンベヤベルトの製造方法は、前記熱膨張性材料配置工程において、前記ベルト本体は、加熱されたベルト本体であり、前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、前記ベルト本体からの放熱によって行われるものとすることができる。この場合、ベルト本体の余熱を用いることによって、コンベヤベルトを効率的に得ることができる。
【0009】
本発明に係る、コンベヤベルトの製造方法は、前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、加熱手段からの放熱によって行われるものとすることができる。この場合、余熱が失われたベルト本体を用いることによって、コンベヤベルトを得ることができる。
【0010】
本発明に係る、コンベヤベルトは、ベルト本体と、前記ベルト本体の搬送面に設けられた桟と、を有しており、前記桟は、熱膨張性材料によって形成されている。本発明に係る、コンベヤベルトによれば、桟の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、桟の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる、コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る、コンベヤベルトの一部を搬送面の側から概略的に示す平面図である。
図2図1のコンベヤベルトを、A-A平面に沿って切断された状態で、概略的に示す断面図である。
図3図1のコンベヤベルトを適用したコンベヤベルト装置を概略的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法およびコンベヤベルトについて、説明をする。
【0014】
(コンベヤベルト)
はじめに、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る、コンベヤベルトについて説明をする。
【0015】
以下の説明において、ベルト長さ方向とは、コンベヤベルトの長手方向をいう。ベルト長さ方向は、ОL方向に延びている。また、ベルト幅方向とは、コンベヤベルトの短手方向をいう。ベルト幅方向は、ОW方向に延びている。さらに、ベルト厚さ方向とは、コンベヤベルトを平らに展開させた状態において、ベルト長さ方向とベルト幅方向とに対して直交する方向をいう。ベルト厚さ方向は、ОD方向に延びている。
【0016】
図1中、符号1は、本実施形態に係る、コンベヤベルトである。コンベヤベルト1は、ベルト本体2と、ベルト本体2の搬送面F2に設けられた桟3と、を有している。
【0017】
ベルト本体2は、ОL方向に環状に延びている帯状部材である。本実施形態において、ベルト本体2は、平らな平ベルトである。ベルト本体2の搬送面F2は、ベルト本体2の外周面によって形成されている。本実施形態では、ベルト本体2の外周面は、平らな面によって形成されている。
【0018】
図2には、コンベヤベルト1がA-A平面に沿って切断された状態で示されている。ここで、A-A平面は、ベルト本体2を平らに展開したとき、ベルト長さ方向に延びる軸線を垂線とする平面である。
【0019】
図2を参照すれば、ベルト本体2は、積層ベルトである。本実施形態では、ベルト本体2は、外層2a、内層2bおよび中間層2cによって形成されている。本実施形態では、外層2aおよび内層2bは、ゴムによって形成されている。また、本実施形態では、中間層2cは、スチールコード等の補強コードを含む補強層である。本実施形態において、ベルト本体2は、外層2aと内層2bとの間に中間層2cが配置された3層構造である。ただし、本発明によれば、ベルト本体2の積層構造は、図2の構造に限定されるものではない。また、本発明によれば、ベルト本体2は、単層構造とすることもできる。
【0020】
桟3は、ベルト本体2の搬送面F2から、環状のベルト本体2の径方向外側に突出している。本実施形態において、ベルト本体2の搬送面F2は、外層2aによって形成されている。また、本実施形態では、桟3は、ベルト幅方向に延びている。図1を参照すれば、本実施形態において、桟3は、ベルト本体2を平らに展開したときの平面視において、ベルト中心線Оを頂点として角度αで折れ曲がっている。ただし、本発明によれば、桟3には、例えば、コンベヤベルトの使用環境、顧客のニーズに応じて、様々な形状を採用することができる。例えば、角度αは、様々な角度に設定変更することができる。また、桟3は、平面視において、直線的または曲線的な形状とすることができる。また、桟3のベルト幅方向の長さも適宜変更することができる。また、桟3は、ベルト長さ方向に延びる形状とすることができる。また、桟3は、ベルト長さ方向及びベルト幅方向の間を延びる形状とすることができる。
【0021】
また、本実施形態において、搬送面F2には、複数の桟3が設けられている。本実施形態において、複数の桟3は、ベルト長さ方向に間隔を置いて配置されている。ただし、本発明によれば、桟3は、例えば、コンベヤベルトの使用環境、顧客のニーズに応じて、搬送面F2上の様々な位置に配置することができる。また、複数の桟3には、上述した様々な形状の桟を組み合わせることができる。
【0022】
桟3は、熱膨張性材料によって形成されている。熱膨張性材料は、熱を加えることによって膨張させることができる。前記熱膨張性材料としては、例えば、熱膨張性インク、熱膨張性ゴム、熱膨張性樹脂が挙げられる。
【0023】
熱膨張性インクは、熱膨張性粒子を含むインクである。この場合、熱膨張性材料は、搬送面F2の、桟3を配置すべき位置に熱膨張性インクを塗布しまたは吹き付けるによって、当該位置に配置することができる。熱膨張性材料が熱膨張性インクである場合、当該熱膨張性インクの粘度は、熱膨張性粒子とともに配合した材料によって調整することができる。
【0024】
熱膨張性ゴムは、熱膨張性粒子を含む未加硫ゴムである。この場合、熱膨張性材料は、搬送面F2の、桟3を配置すべき位置に熱膨張性ゴムを載せ置くことによって。当該位置に配置することができる。熱膨張性樹脂は、熱膨張性粒子を含む樹脂である。前記樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂が挙げられる。この場合もまた、熱膨張性材料は、搬送面F2の、桟3を配置すべき位置に熱膨張性樹脂を載せ置くことによって。当該位置に配置することができる。
【0025】
熱膨張性粒子としては、例えば、マツモトマイクロスフェアー(登録商標)、クレハマイクロスフェアー(登録商標)が挙げられる。
【0026】
コンベヤベルト1によれば、桟3は、搬送面F2の桟3を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置し、当該熱膨張性材料を加熱することによって、搬送面F2の所望の位置に形成することができる。即ち、コンベヤベルト1によれば、金型を用いることによって桟3を形成する必要が無い。このため、コンベヤベルト1によれば、桟3の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる。
【0027】
(コンベヤベルトの製造方法)
次に、本発明の一実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法について説明をする。
【0028】
本実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法は、ベルト本体2の搬送面F2に桟3が設けられたコンベヤベルト1を得るための、コンベヤベルトの製造方法である。本実施形態に係る製造方法は、ベルト本体2の搬送面F2の、桟3を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置する、熱膨張性材料配置工程と、搬送面F2に配置された熱膨張性材料を加熱することにより、前記熱膨張性材料を膨張させる、熱膨張性材料膨張工程と、を含んでいる。
【0029】
本発明によれば、前記熱膨張性材料配置工程において、ベルト本体2は、加熱されたベルト本体であり、前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、ベルト本体2からの放熱によって行われるものとすることができる。
【0030】
ベルト本体2が加熱されている例では、例えば、初めに、ベルト本体2として、加硫成形直後のベルト本体2を準備する。加硫成形直後のベルト本体2は、高い温度を有している。ただし、本発明によれば、ベルト本体2は、冷却後に再度加熱されたものとすることができる。
【0031】
前記熱膨張性材料配置工程では、ベルト本体2の搬送面F2の、所望の位置に、熱膨張性材料を配置する。前記熱膨張性材料としては、上述のとおり、例えば、熱膨張性インク、熱膨張性ゴム、熱膨張性樹脂を使用することができる。前記熱膨張性材料の配置は、例えば、ロボットなどを用いることによって機械的に行うことができる。熱膨張性インクの場合、例えば、塗装用ロボットを流用することができる。熱膨張性ゴム、熱膨張性樹脂の場合、例えば、ロボットハンドを使用することができる。あるいは、熱膨張性材料の配置は、作業者の手によって手動で行うこともできる。
【0032】
前記熱膨張材料膨張工程では、前記熱膨張性材料の膨張は、ベルト本体2に蓄えられた熱によって行われる。すなわち、この例では、前記熱膨張性材料の膨張は、ベルト本体2の余熱によって行われる。
【0033】
したがって、この例では、加熱状態のベルト本体を用いた上記一連の作業によって、ベルト本体2の搬送面F2の、所望の位置に、桟3を設けることができる。この場合、ベルト本体の余熱を用いることによって、コンベヤベルト1を効率的に得ることができる。
【0034】
あるいは、本発明によれば、前記熱膨張性材料膨張工程において、前記熱膨張性材料の加熱は、加熱手段からの放熱によって行われるものとすることができる。
【0035】
この例では、初めに、ベルト本体2として、加硫成形後に一定時間だけ放置したベルト本体2を準備する。こうしたベルト本体2は、例えば、常温まで温度が下がっている。ただし、本発明によれば、この例でも、ベルト本体2として、温度が高い加硫成形直後のベルト本体2を準備することもできる。
【0036】
前記熱膨張性材料配置工程では、先の例と同様に、ベルト本体2の搬送面F2の、所望の位置に、熱膨張性材料を配置する。前記熱膨張性材料としては、上述のとおり、例えば、熱膨張性インク、熱膨張性ゴム、熱膨張性樹脂を使用することができる。前記熱膨張性材料の配置は、上述のとおり、ロボットなどを用いることによって機械的に行うことができる。あるいは、熱膨張性材料の配置は、上述のとおり、作業者の手によって手動で行うこともできる。
【0037】
前記熱膨張材料膨張工程では、前記熱膨張性材料の膨張は、加熱手段からの放熱によって行われる。すなわち、この例では、前記熱膨張性材料の膨張は、ベルト本体2とは異なる熱源からの放熱によって行うことができる。前記加熱手段としては、例えば、電熱ヒータが挙げられる。
【0038】
したがって、この例では、余熱が失われたベルト本体2を用いた上記一連の作業によって、ベルト本体2の搬送面F2の、所望の位置に、桟3を設けることができる。この場合、余熱が失われたベルト本体2を用いることによって、コンベヤベルトを得ることができる。また、この場合、余熱が失われたベルト本体2を用いることによって、製造工程の自由度を向上させることができる。
【0039】
上述のとおり、本実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法によれば、桟3は、搬送面F2の桟3を配置すべき位置に、熱膨張性材料を配置し、当該熱膨張性材料を加熱することによって、搬送面F2の所望の位置に形成することができる。即ち、本実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法によれば、金型を用いることによって桟3を形成する必要が無い。このため、本実施形態に係る、コンベヤベルトの製造方法によれば、桟3の設定が異なる様々なコンベヤベルトを容易に得ることができる。
【0040】
なお、熱膨張性材料は、当該熱膨張性材料とベルト本体2とが加熱溶融することにより、互いに固着するものが好ましいが、本発明によれば、熱膨張性材料とベルト本体2との間に接着剤を介在させることができる。
【0041】
なお、ベルト本体2の具体例としては、ベルト長さ方向寸法(ベルト周方向寸法)L2=6000~1000000mm、ベルト幅方向寸法W2=200~1200mm、ベルト厚さ方向寸法D2=3~25mmのものが挙げられる。また、桟3において、桟3の延在長さ寸法L3は、方向寸法W2に応じて変更することができる。例えば、桟3の角度αは基本的に120度である。この場合、桟3の延在長さ寸法L3は、角度αとベルト幅方向寸法W2とに応じて変更させることができる。また、その他の具体例としては、桟3の延在長さ方向に対して直交する幅方向寸法W3=11~23mm、ベルト厚さ方向寸法D3=4~6mmのものが挙げられる。また、桟3のベルト長さ方向間隔(ベルト周方向間隔)C3には、C3=75~85mmが挙げられる。
【0042】
なお、図3には、コンベヤベルト1を適用したコンベヤベルト装置100を概略的に示す。この例では、コンベヤベルト1は、駆動プーリ101と、従動プーリ102との間に巻き掛けられている。符号103は、コンベヤベルト1のキャリア側を支持するとともに当該キャリア側に曲げを生じさせる曲げプーリである。符号104は、コンベヤベルト1のリターン側を支持するとともに当該リターン側に曲げを生じさせる曲げプーリである。コンベヤベルト装置100は、矢印の方向を正回転とし、搬送物を低い位置から高い位置に搬送する。また、コンベヤベルト装置100は、矢印の方向と反対方向を逆回転とし、搬送物を高い位置から低い位置に搬送する。なお、この例では、桟3は省略されている。
【0043】
上述したところは、本発明の一実施形態について説明を行ったにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。
【符号の説明】
【0044】
1:コンベヤベルト, 2:ベルト本体, 2a:外層, 2b:内層, 2c:中間層, 3:桟, 100:コンベヤベルト装置, 101:駆動プーリ, 102:従動プーリ, 103:曲げプーリ, 104:曲げプーリ, F2:搬送面
図1
図2
図3