(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023005020
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】受付システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230111BHJP
G06Q 40/02 20230101ALI20230111BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q40/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021106683
(22)【出願日】2021-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000116079
【氏名又は名称】ローレルバンクマシン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500267170
【氏名又は名称】ローレル機械株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500265501
【氏名又は名称】ローレル精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161702
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(72)【発明者】
【氏名】平塚 登
(72)【発明者】
【氏名】原囿 良実
(72)【発明者】
【氏名】岡安 克哲
(72)【発明者】
【氏名】廉 哲龍
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L055BB27
(57)【要約】
【課題】店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる受付システムを提供する。
【解決手段】表示部と制御部とを有する操作端末装置を有し、操作端末装置は、1又は複数の操作項目A~F又は操作項目G~Jをそれぞれが含む複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する操作選択部を有し、制御部は、操作選択部により選択された操作項目群に含まれる操作項目A~F又は操作項目G~Jを表示部に表示させる。よって、操作端末装置は、操作選択部での選択により、使用に適した操作項目を表示部に表示させることができる。したがって、店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と制御部とを有する操作端末装置を有し、
前記操作端末装置は、
1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する操作選択部を有し、
前記制御部は、前記操作選択部により選択された操作項目群に含まれる操作項目を前記表示部に表示させる受付システム。
【請求項2】
前記操作選択部は、前記操作端末装置の位置情報に基づいて、前記複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する請求項1に記載の受付システム。
【請求項3】
前記操作端末装置と通信可能に設けられたサーバ装置を有し、
前記サーバ装置には、前記操作項目群と、前記操作端末装置を使用する使用者の識別情報とが関連付けられて記憶されており、前記操作選択部は、前記使用者の識別情報に基づいた操作項目群のみを選択可能とする請求項1または請求項2に記載の受付システム。
【請求項4】
入力操作を受け付ける受付端末装置と、
前記受付端末装置での受け付け結果に基づいて、所定の番号が付された番号票を発券する発券端末装置と、を有し、
前記サーバ装置は、前記受付端末装置及び前記操作端末装置のうち、少なくとも何れか一つの端末装置の動作テストを行うテストモードを有し、前記テストモードにおける第1ログと、他のモードにおける第2ログとを区分けして記憶する請求項3に記載の受付システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、第一の操作端末装置で所定番号の受け入れを行った後、第二の操作端末装置による前記所定番号の受け入れを許容するとともに、当該受け入れを示すログを記憶する請求項3又は請求項4に記載の受付システム。
【請求項6】
前記サーバ装置は、各端末装置の画面レイアウトの変更に用いられるパラメータを記憶しており、
パラメータの選択画面と、当該選択画面で選択されたパラメータにより変更された画面レイアウトとを同一画面に表示する請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載の受付システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受付システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、銀行等の店舗に来店した顧客の受付処理を行う受付システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
受付システムは、顧客又はロビーアテンダントが受付操作する受付端末装置と、受付端末装置への受付操作により所定の番号を発券する発券端末装置と、ロビーアテンダントが操作するロビーアテンダント用操作端末装置と、窓口業務を行う窓口係員が操作する担当者用操作端末装置と、管理者が操作する管理者用操作端末装置と、窓口に設けられたカウンター表示端末装置と、フロアに設けられたロビー表示端末装置と、を含んで構成されている。そして、顧客自ら受付端末装置を操作して受付処理を行うことで、店舗における窓口業務の円滑化が図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
店舗内における業務の更なる円滑化が求められている。
【0006】
したがって、本発明は、店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる受付システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る態様は、表示部と制御部とを有する操作端末装置を有し、前記操作端末装置は、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する操作選択部を有し、前記制御部は、前記操作選択部により選択された操作項目群に含まれる操作項目を前記表示部に表示させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる受付システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明に係る一実施形態の受付システムを示す模式図である。
【
図2】本発明に係る一実施形態の受付システムのハードウェア構成を説明するブロック図である。
【
図3】本発明に係る一実施形態の受付システムにおけるサーバ装置に記憶されている操作画面の操作項目群情報の一例である。
【
図4】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける担当者用操作端末装置に表示される画面の一例である。
【
図5】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける担当者用操作端末装置に表示される担当者用操作画面の一例である。
【
図6】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける担当者用操作端末装置に表示される担当者用操作画面の一例である。
【
図7】本発明に係る一実施形態の受付システムにおけるアカウント設定画面の一例である。
【
図8】本発明に係る一実施形態の受付システムにおけるシステム設定画面の一例である。
【
図9】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける操作項目群設定画面の一例である。
【
図10】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける操作項目群設定画面の一例である。
【
図11】本発明に係る一実施形態の受付システムにおける操作項目群設定画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る一実施形態の受付システムを説明する。実施形態の受付システム1は、銀行の店舗に設置される受付システムである。
【0011】
図1は、受付システム1を示す模式図である。
図2は、受付システム1のハードウェア構成を説明するブロック図である。
図3は、サーバ装置20に記憶されている操作画面の操作項目群情報の一例を説明する概略図である。
【0012】
図1及び
図2に示すように、実施形態の受付システム1は、サーバ装置20と設定管理画面を表示する設定管理装置19とを有している。
【0013】
<サーバ装置20>
図2に示すように、サーバ装置20は、受付システム1の受付状況の管理データ等を含む管理用データ201と、受付端末装置11、担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14、管理者用操作端末装置15、オフィス表示端末装置16及びロビー表示端末装置17の設定データ等を含む設定用データ202とを記憶している。
【0014】
設定用データ202としては、
図3に示すように、担当者用操作端末装置13の表示部132に表示させる担当者用操作画面の操作項目群が、カウンター担当者TL用の使用者識別情報に関連付けられて複数種類記憶されている。実施の形態の一例では、窓口30におけるハイカウンター301で作業するカウンター担当者TLが選択可能な操作である、操作項目A、操作項目B、操作項目C、操作項目D、操作項目E及び操作項目Fを含む操作項目群(以下、第1操作項目群)と、窓口30におけるローカウンター302で作業するカウンター担当者TLが選択可能な操作である、操作項目G、操作項目H、操作項目I及び操作項目Jを含む操作項目群(以下、第2操作項目群)とが設けられている。
【0015】
また、設定用データ202として、ロビーアテンダントLAが選択可能な操作である、操作項目K、操作項目L、操作項目M及び操作項目Nを含む操作項目群(以下、第3操作項目群)が、ロビーアテンダントLA用の使用者識別情報と関連付けられて記憶されている。
【0016】
また、設定用データ202として、管理者が選択可能な操作である、操作項目O、操作項目P及び操作項目Qを含む操作項目群(以下、第4操作項目群)が、管理者用の使用者識別情報と関連付けられて記憶されている。
【0017】
つまり、所定の操作端末装置(詳細は後述)が、サーバ装置20と通信して設定用データ202から第1~第4操作項目群を呼び出すことで、後述する担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14、管理者用操作端末装置15の機能を発揮することができる。
【0018】
すなわち、所定の操作端末装置は、カウンター担当者TLとしての使用者識別情報をもってログインが行われるとサーバ装置20の設定用データ202から第1操作項目群及び第2操作項目群を呼び出して担当者用操作端末装置13の機能を発揮し、ロビーアテンダントLAとしての使用者識別情報をもってログインが行われるとサーバ装置20の設定用データ202から第3操作項目群を呼び出してロビーアテンダント用操作端末装置14の機能を発揮し、管理者MGとしての使用者識別情報をもってログインが行われるとサーバ装置20の設定用データ202から第4操作項目群を呼び出して管理者用操作端末装置15の機能を発揮する。
【0019】
上述した以外にも、所定の操作端末装置が、カウンター担当者TL及びロビーアテンダントLAの両方を担当可能な使用者識別情報をもってログインが行われるとサーバ装置20の設定用データ202から第1~第3操作項目群を呼び出して担当者用操作端末装置13及びロビーアテンダント用操作端末装置14の両方の機能を発揮する。このように操作端末装置が複数台準備されており、使用者が使用に当たって所定の操作端末装置に自身の使用者識別情報でログインすると、所定の操作端末装置は、使用者識別情報に応じた端末装置の機能を発揮する。
【0020】
<設定管理装置19>
図2に示すように、設定管理装置19は、受付システム1の全体の各種設定及び管理を行うパーソナルコンピュータである。設定管理装置19は、入力部191と表示部192と記憶部193と制御部194とを有している。制御部194が、入力部191、表示部192及び記憶部193を制御すると共にサーバ装置20と通信する。
【0021】
設定管理装置19は、例えば、入力部191により受付端末装置11の設定が選択されると、制御部194が、次にデザイン設定、操作項目群設定(画面構成設定)などの詳細設定の何れを行うのかの選択を行わせる表示を表示部192に表示させる。
【0022】
前述したサーバ装置20には、受付画面を表示する受付端末装置11と、発券を行う発券端末装置12と、担当者用操作画面を表示する複数台の担当者用操作端末装置13と、ロビーアテンダント用操作画面を表示する複数台のロビーアテンダント用操作端末装置14と、管理者用操作画面を表示する管理者用操作端末装置15と、オフィス用表示画面を表示するオフィス表示端末装置16と、ロビー表示画面を表示するロビー表示端末装置17と、カウンター用表示画面を表示する複数台のカウンター表示端末装置18とが接続されている。
【0023】
<受付端末装置11>
図1に示すように、受付端末装置11は、店舗の出入口付近や出入口と窓口30との間に設置されて入力操作を受け付ける。受付端末装置11は、来店した顧客CM又は銀行のロビーアテンダントLAにより受付画面上にて受付操作が行われる。受付端末装置11は、例えば、タブレット型端末装置等の端末装置である。受付端末装置11は、無線又は有線によりサーバ装置20及び発券端末装置12に接続されている。
【0024】
受付端末装置11は、
図2に示すように、入力部111と表示部112と記憶部113と制御部114とを有している。表示部112が受付画面を表示し、入力部111がこの受付画面上にて行われる受付操作を検出する。制御部114が入力部111、表示部112及び記憶部113を制御すると共にサーバ装置20及び発券端末装置12と通信する。
【0025】
受付端末装置11は、顧客CM等によって受付画面上にて入力部111に行われる入力操作に応じて受付内容(目的とする処理、例えば、出金処理や入金処理)を含む受付情報を、制御部114がサーバ装置20に送信する。このように受付端末装置11から送信された受付情報に基づいて、サーバ装置20が所定のルールで番号(以下、受付番号)を採番すると共に、採番した受付番号を、受付端末装置11に送信する。すると、受付端末装置11の制御部114は、この受付番号を発券端末装置12に送信する。
【0026】
<発券端末装置12>
発券端末装置12は、受付端末装置11での受け付け結果に基づいてサーバ装置20から受付端末装置11を介して送信された受付番号を所定の用紙に印字した番号票を発券する印字部121を有している。発券端末装置12は、印字部121を制御すると共に受付端末装置11と通信する制御部120を有している。
【0027】
<担当者用操作端末装置13>
図1に示すように、担当者用操作端末装置13は、主にカウンター業務を行う担当者であるカウンター担当者TLが携行する端末装置であり、カウンター担当者TL用の操作画面である担当者用操作画面を表示する端末装置である。担当者用操作端末装置13は、
図2に示すように、入力部131(操作選択部)と表示部132と記憶部133と制御部134とを有している。表示部132がカウンター担当者TL用の担当者用操作画面を表示し、入力部131がこの担当者用操作画面上にて行われる操作を検出する。制御部134が、入力部131、表示部132及び記憶部133を制御すると共に無線によってサーバ装置20と通信する。
【0028】
<ロビーアテンダント用操作端末装置14>
図1に示すように、ロビーアテンダント用操作端末装置14は、主にロビーでの接客を行うロビーアテンダントLAが携行する端末装置であり、ロビーアテンダントLA用の操作画面であるロビーアテンダント用操作画面を表示する端末装置である。ロビーアテンダント用操作端末装置14は、
図2に示すように、入力部141と表示部142と記憶部143と制御部144とを有している。表示部142がロビーアテンダントLA用のロビーアテンダント用操作画面を表示し、入力部141がこのロビーアテンダント用操作画面上にて行われる操作を検出する。制御部144が、入力部141、表示部142及び記憶部143を制御すると共に無線によってサーバ装置20と通信する。
【0029】
<管理者用操作端末装置15>
図1に示すように、管理者用操作端末装置15は、例えば、銀行の管理者MG(役席)が携行する端末装置であり、管理者MG用の操作画面である管理者用操作画面を表示する端末装置である。管理者用操作端末装置15は、
図2に示すように、入力部151と表示部152と記憶部153と制御部154とを有している。表示部152が管理者MG用の管理者用操作画面を表示し、入力部151がこの管理者用操作画面上にて行われる操作を検出する。制御部154が、入力部151、表示部152及び記憶部153を制御すると共に無線又は有線によって サーバ装置20と通信する。
【0030】
前述した担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14および管理者用操作端末装置15は、スマートフォンやタブレット端末装置などの携帯型の端末装置である。
【0031】
<オフィス表示端末装置16>
図1に示すように、オフィス表示端末装置16は、オフィス内部に向けて配置されたモニタなどの端末装置であり、行員により視認可能に各種情報が表示される。オフィス表示端末装置16は、
図2に示すように、表示部162と記憶部163と制御部164とを有している。表示部162がオフィス用表示画面を表示する。制御部164が、表示部162及び記憶部163を制御すると共にサーバ装置20と通信する。
【0032】
<ロビー表示端末装置17>
図1に示すように、ロビー表示端末装置17は、店舗のロビーに配置された端末装置であり、ロビーにいる顧客等に視認可能に各種情報が表示される。ロビー表示端末装置17は、
図2に示すように、表示部172と記憶部173と制御部174とを有している。表示部172がロビー表示画面を表示する。制御部174が、表示部172及び記憶部173を制御すると共にサーバ装置20と通信する。
【0033】
<カウンター表示端末装置18>
図1に示すように、カウンター表示端末装置18は、ハイカウンター301及びローカウンター302に設置された端末装置であり、主にロビーにいる顧客等に視認可能に各種情報が表示される。カウンター表示端末装置18は、
図2に示すように、表示部182と記憶部183と制御部184とを有している。表示部182がロビー表示画面を表示する。制御部184が、表示部182及び記憶部183を制御すると共にサーバ装置20と通信する。そして、カウンター表示端末装置18は、サーバ装置20から取得した情報を表示部182に表示する。
【0034】
<担当者等によるログインの一例>
次に、担当者等が操作端末装置にログインした場合における操作端末装置の機能の切り替えについて説明する。
【0035】
図4は、担当者用操作端末装置13に表示される画面の一例である。
図5は、担当者用操作端末装置13に表示される担当者用操作画面の一例である。
図6は、担当者用操作端末装置13に表示される担当者用操作画面の一例である。
【0036】
<カウンター担当者TLによるログイン>
使用者がカウンター担当者TLであり、カウンター担当者TLとしての使用者識別情報を用いてログインが行われた担当者用操作端末装置13では、制御部134が、サーバ装置20と通信して、設定用データ202からハイカウンター301用の第1操作項目群及びローカウンター302用の第2操作項目群を読み出して、カウンター担当者用操作画面を表示させる。
【0037】
具体的に、制御部134は、表示部132に、
図4に示すように、「ハイカウンター用」のボタン表示51を有するハイカウンター301の選択用と、「ローカウンター用」のボタン表示52を有するローカウンター302の選択用と、のうちの何れか一方を選択可能とする表示画面を表示させる。言い換えれば、この表示画面は、ハイカウンター301用の第1操作項目群及びローカウンター302用の第2操作項目群のうちの何れか一方を選択させる表示画面である。
【0038】
そして、制御部134は、表示部132の「ハイカウンター用」のボタン表示51に押圧操作が入力されたことを入力部131が検出すると、サーバ装置20と通信して設定用データ202から、
図5に示すように、選択されたハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。すなわち、操作項目Aの選択用のボタン表示61、操作項目Bの選択用のボタン表示62、操作項目Cの選択用のボタン表示63、操作項目Dの選択用のボタン表示64、操作項目Eの選択用のボタン表示65及び操作項目Fの選択用のボタン表示66を、それぞれ表示部132の所定の位置に表示させる。
【0039】
また、制御部134は、
図4において、表示部132の「ローカウンター用」のボタン表示52に選択操作が入力されたことを入力部131が検出すると、サーバ装置20と通信して設定用データ202から、
図6に示すように、選択されたローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。すなわち、操作項目Gの選択用のボタン表示71、操作項目Hの選択用のボタン表示72、操作項目Iの選択用のボタン表示73及び操作項目Jの選択用のボタン表示74を、それぞれ表示部132の所定の位置に表示させる。
【0040】
よって、サーバ装置20には、操作項目群と、担当者用操作端末装置13を使用する使用者の使用者識別情報とが関連付けられて記憶されている。そして、担当者用操作端末装置13においては、カウンター担当者TL用の使用者識別情報に基づいた操作項目群のみを表示部132に表示させて入力部131において選択可能とする。
【0041】
また、担当者用操作端末装置13は、入力部131が、使用者の選択入力に応じて1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうちの何れか一つの操作項目群を選択する。なお、使用者の選択入力ではなく、担当者用操作端末装置13が、自らの位置情報に基づいて、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうちの何れか一つの操作項目群を選択するようにしても良い。
【0042】
例えば、担当者用操作端末装置13が、ハイカウンター301に設けられた基準点部品(図示略)に通信可能になると、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、この担当者用操作端末装置13はハイカウンター301で使用されるものであると判断して自動的に
図5に示すようにハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。また、担当者用操作端末装置13が、ローカウンター302に設けられた基準点部品(図示略)に通信可能になると、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、この担当者用操作端末装置13はローカウンター302で使用されるものであると判断して自動的に
図6に示すようにローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。
【0043】
あるいは、ハイカウンター301とローカウンター302との間にゲートを設け、担当者用操作端末装置13がゲートを通過してローカウンター302からハイカウンター301に移動したことを、ゲートと通信することで、この担当者用操作端末装置13の制御部134が検出すると、自動的にハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。また、担当者用操作端末装置13がゲートを通ってハイカウンター301からローカウンター302に移動したことを、ゲートと通信することで、この担当者用操作端末装置13の制御部134が検出すると、自動的にローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させる。
【0044】
担当者用操作端末装置13の表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示された操作項目群に含まれる操作項目A~操作項目Fのボタン表示61~66のうちの何れかの操作項目のボタン表示が押圧操作されたことを入力部131が検出すると、制御部134はその旨の信号をサーバ装置20に出力する。
【0045】
<ロビーアテンダントLAによるログイン>
使用者がロビーアテンダントLAであり、ロビーアテンダントLAとしての使用者識別情報を用いてログインが行われたロビーアテンダント用操作端末装置14では、制御部144が、サーバ装置20と通信して、設定用データ202からロビーアテンダント用操作画面の第3操作項目群を読み出す。そして、制御部144は、表示部142に、第3操作項目群を入力部141により選択可能とするロビーアテンダント用操作画面を表示させる。
【0046】
よって、サーバ装置20には、操作項目群と、ロビーアテンダント用操作端末装置14を使用する使用者の使用者識別情報とが関連付けられて記憶されている。そして、ロビーアテンダント用操作端末装置14においては、ロビーアテンダント用の使用者識別情報に基づいた操作項目群のみを入力部141において選択可能とする。
【0047】
表示部142の第3操作項目群選択用のボタン表示に選択操作が入力されたことを入力部141が検出すると、制御部144は、選択された第3操作項目群を表示部132にロビーアテンダント用操作画面のメニューとして表示させる。すなわち、操作項目Kの選択用のボタン表示、操作項目Lの選択用のボタン表示、操作項目Mの選択用のボタン表示、操作項目Nの選択用のボタン表示を、それぞれ表示部142の所定の位置に表示させる。
【0048】
ロビーアテンダント用操作端末装置14の表示部142にロビーアテンダント用操作画面のメニューとして表示された第3操作項目群に含まれる操作項目K~操作項目Nのボタン表示のうちの何れかの操作項目のボタン表示が押圧操作されたことを入力部141が検出すると、制御部144はその旨の信号をサーバ装置20に出力する。
【0049】
<管理者MGによるログイン>
使用者が管理者MGであり、管理者MGとしての使用者識別情報を用いてログインが行われた管理者用操作端末装置15では、制御部154が、サーバ装置20と通信して、設定用データ202から管理者用操作画面の第4操作項目群を読み出す。そして、制御部154は、表示部152に、第4操作項目群を選択可能とする管理者用操作画面を表示させる。
【0050】
よって、サーバ装置20には、操作項目群と、管理者用操作端末装置15を使用する使用者の使用者識別情報とが関連付けられて記憶されており、管理者用操作端末装置15においては、管理者MG用の使用者識別情報に基づいた操作項目群のみを入力部151において選択可能とする。
【0051】
そして、制御部154は、表示部152の第4操作項目群選択用のボタン表示に選択操作が入力されたことを入力部151が検出すると、選択された第4操作項目群を表示部152に管理者用操作画面のメニューとして表示させる。すなわち、操作項目Oの選択用のボタン表示、操作項目Pの選択用のボタン表示、操作項目Qの選択用のボタン表示を、それぞれ表示部152の所定の位置に表示させる。
【0052】
管理者用操作端末装置15の表示部152に管理者用操作画面のメニューとして表示された第4操作項目群に含まれる操作項目O~操作項目Qのボタン表示のうちの何れかの操作項目のボタン表示が押圧操作されたことを入力部151が検出すると、制御部154はその旨の信号をサーバ装置20に出力する。
【0053】
<受付及び呼出処理の流れ>
【0054】
図1又は
図2に示すように、銀行に来店した顧客は、受付端末装置11の表示部112の表示に従って入力部111を操作して受付を行う。顧客による受付が行われると、受付端末装置11の制御部114が、入力された受付内容をサーバ装置20に送信する。すると、サーバ装置20は、この受付内容に応じた受付番号を採番し、採番した受付番号を、受付端末装置11の制御部114に送信する。すると、受付端末装置11の制御部114が、この受付番号を発券端末装置12に送信する。発券端末装置12は、その制御部120が受付端末装置11から受信した受付番号を印字部121で所定の用紙に印字した番号票を発券する。サーバ装置20は、採番した受付番号を呼出待ち状態として管理用データ201に記憶する。
【0055】
担当者用操作端末装置13では、制御部134がサーバ装置20の管理用データ201にアクセスし、呼出待ち状態の受付番号を取得し、この取得した受付番号を表示部132に表示させる。
【0056】
例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、自身用の担当者用操作端末装置13の制御部134がサーバ装置20から取得し、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示させている呼出待ち状態すなわち呼出待機中の受付番号を確認する。そして、このカウンター担当者TLは、その中から、一つの受付番号を選択して、操作項目A~操作項目Fのうちの「通常呼出」ボタンである例えば「操作項目A」のボタン表示61を選択して、当該受付番号の呼び出し操作である「操作項目A」のボタン表示61の押圧操作を行う。また、例えば、ローカウンター302のカウンター担当者TLは、自身用の担当者用操作端末装置13の制御部134がサーバ装置20から取得し、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示させている呼出待ち状態の受付番号を確認する。そして、操作項目G~操作項目Jのうちの「通常呼出」ボタンである例えば「操作項目G」のボタン表示71を選択して当該受付番号の呼び出し操作である「操作項目G」のボタン表示71の押圧操作を行う。
【0057】
すると、当該受付番号の呼び出し操作が行われた担当者用操作端末装置13の入力部131が当該受付番号の呼び出し操作を検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、当該受付番号を呼び出す旨の信号をサーバ装置20に出力する。すると、サーバ装置20は、呼出待ち状態の受付番号から、当該受付番号を示す信号を、カウンター表示端末装置18、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16に送信すると共に当該受付番号を呼出済み状態として管理用データ201に記憶する。カウンター表示端末装置18は、当該受付番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、カウンター表示端末装置18の制御部184がこのカウンター表示端末装置18の表示部182に、この受付番号を表示させて呼び出す。また、当該受付番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、オフィス表示端末装置16の制御部164が表示部162に、この受付番号を表示させて呼び出す。また、当該受付番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、ロビー表示端末装置17の制御部174が表示部172に、この受付番号を表示させる。
【0058】
このように、担当者用操作端末装置13から当該受付番号の呼び出しが行われると、呼び出された受付番号情報が、カウンター表示端末装置18、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16に送信され、これらの制御部184,174,164が、これらの表示部182,172,162に当該受付番号を表示させる。
【0059】
ロビー表示端末装置17の表示部172及びカウンター表示端末装置18の表示部182への受付番号の表示により、当該番号の番号票を有する顧客が、該当するカウンターに行くと、カウンター担当者TLは顧客対応業務を行い、対応が終了した後に、自身用の担当者用操作端末装置13を操作し呼出処理を完了させる。
【0060】
他方で、カウンター担当者TLは、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18で受付番号を呼び出した結果、顧客からの応答がない場合、自身用の担当者用操作端末装置13に当該受付番号を対象とした不在処理の選択操作を行う。
【0061】
例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18で受付番号を呼び出した結果、顧客からの応答が無い場合、自身用の担当者用操作端末装置13の表示部132に表示された操作項目A~操作項目Fのうちの「不在処理」ボタンである例えば「操作項目B」のボタン表示62を選択して、「操作項目B」のボタン表示62の押圧操作を行う。また、例えば、ローカウンター302のカウンター担当者TLは、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18で受付番号を呼び出した結果、顧客からの応答が無い場合、自身用の担当者用操作端末装置13の表示部132に表示された操作項目G~操作項目Jのうちの「不在処理」ボタンである例えば「操作項目H」のボタン表示72を選択して、「操作項目H」のボタン表示72の押圧操作を行う。
【0062】
すると、不在処理の操作が行われた担当者用操作端末装置13の入力部131が当該操作を検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、この担当者用操作端末装置13で不在処理の対象となった受付番号を含む不在処理の信号をサーバ装置20に出力する。これを受けて、サーバ装置20は、当該受付番号を不在処理番号として管理用データ201に記憶すると共に、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16に送信する。すると、ロビー表示端末装置17の制御部174が表示部172のうち呼び出す受付番号を表示するエリアから当該受付番号の表示を消し、不在処理番号を表示するエリアに当該受付番号を表示させて、この受付番号の呼び出しが行われたことをロビーにいる顧客等に向けて示す。
【0063】
<操作項目の切り替え機能>
次に、
図3に基づいて、前述した担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14、管理者用操作端末装置15における操作項目群の切り替え機能について説明する。
【0064】
前述したように、担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14及び管理者用操作端末装置15のそれぞれでは、ログインの際に入力される使用者識別情報を有する使用者の業務に応じた複数の操作項目が操作項目群として設定されている。そして、このような操作項目群を、担当者用操作端末装置13では表示部132に、ロビーアテンダント用操作端末装置14では表示部142に、管理者用操作端末装置15では表示部152に、それぞれメニューとして表示させる。
【0065】
例えば、
図3に示すように、窓口30のハイカウンター301のカウンター担当者TLの業務に適切な操作として、操作項目A、操作項目B、操作項目C、操作項目D、操作項目E及び操作項目Fを含む第1操作項目群が設定されている。また、窓口30のローカウンター302の担当者の業務に適切な操作として、操作項目G、操作項目H、操作項目I及び操作項目Jを含む第2操作項目群が設定されている。また、ロビーアテンダントLAの業務に適切な操作として、操作項目K、操作項目L、操作項目M及び操作項目Nを含む第3操作項目群が設定されている。また、管理者MGの業務に適切な操作として、操作項目O、操作項目P及び操作項目Qを含む第4操作項目群が設定されている。これら第1~第4操作項目群は、サーバ装置20の設定用データ202に記憶されている。
【0066】
これらの操作項目群は、銀行のカウンター担当者TLやロビーアテンダントLA、管理者MG等の役割と関連付けられており、カウンター担当者TLやロビーアテンダントLA、管理者MGごとに、言い換えれば使用者識別情報毎に使用の可否が決められている。
【0067】
実施形態では、一般のカウンター業務のカウンター担当者TLは、第1及び第2操作項目群の中から一つを選択することができる。また、ロビーアテンダントLAは、第3操作項目群を選択することができる。また、管理者は、第1~第3操作項目群及び第4操作項目群の中から一つを選択することができる。なお、同一人物がカウンター担当者TL及びロビーアテンダントLAを担当可能な場合には、この人物の使用者識別情報でのログイン時には、第1~第3操作項目群の中から一つを選択することができる。
【0068】
例えば、カウンター担当者TLの使用者識別情報でログインされた状態にあるとき、担当者用操作端末装置13は、表示部132に表示した「担当切替」のボタン表示(図示略)が押圧されたことを入力部131が検出すると、ハイカウンター301での業務に応じた第1操作項目群及びローカウンター302での業務に応じた第2操作項目群の中から、一方の操作項目群を選択することができる。すなわち、
図5に示すようにハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させた状態、及び、
図6に示すようにローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に担当者用操作画面のメニューとして表示させた状態の何れの状態にあっても、表示部132の所定の「担当切替」のボタン表示(図示略)が押圧されたことを入力部131が検出すると、制御部134は、
図4に示す選択画面を表示部132に表示させる。これにより、選択をし直すことができる。
【0069】
図4において、表示部132に表示された「ハイカウンター用」のボタン表示51が押圧操作されたこと、すなわち第1操作項目群が選択されたことを入力部131が検出すると、制御部134が、
図5に示すように、選択された第1操作項目群に含まれる操作項目A~操作項目Fを表示部132に表示させて、これら操作項目A~操作項目Fの選択操作が可能となる。また、
図4において、表示部132に表示された「ローカウンター用」のボタン表示52が押圧操作されたこと、すなわち第2操作項目群が選択されたことを入力部131が検出すると、制御部134が、
図6に示すように、選択された第2操作項目群に含まれる操作項目G~操作項目Jを表示部132に表示させて、これら操作項目G~操作項目Jの選択操作が可能となる。よって、ハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に表示させた状態から、ローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に表示させる状態に変更したり、ローカウンター302用の第2操作項目群を表示部132に表示させた状態から、ハイカウンター301用の第1操作項目群を表示部132に表示させる状態に変更したりすることが可能となる。
【0070】
また、例えば、カウンター担当者TL及びロビーアテンダントLAを担当可能な使用者識別情報でログインされた状態にあるとき、担当者用操作端末装置13は、表示部132に表示した「担当切替」のボタン表示(図示略)が押圧されたことを入力部131が検出すると、ハイカウンター301での業務に応じた第1操作項目群、ローカウンター302での業務に応じた第2操作項目群及びロビーアテンダントLAの業務に応じた第3操作項目群の中から、一の操作項目群の選択操作が可能となる。この場合、制御部134は、表示部132に、「ハイカウンター用」のボタン表示51と、「ローカウンター用」のボタン表示52とに加えて、「ロビーアテンダント用」のボタン表示(図示略)を表示させる。そして、制御部134は、この状態で、「ハイカウンター用」のボタン表示51が押圧操作されたことを入力部131が検出した場合及び「ローカウンター用」のボタン表示52が押圧操作されたことを入力部131が検出した場合は、それぞれ上記と同様の表示を表示部132に表示させる。他方、「ロビーアテンダント用」のボタン表示、すなわち第3操作項目群が選択されたことを入力部131が検出すると、制御部134が、選択された第3操作項目群に含まれる操作項目K~操作項目Nを表示部132に表示させて、これら操作項目K~操作項目Nの選択操作が可能となる。
【0071】
ここで、従来の受付システムでは、各操作者が携行する操作端末装置は、当該操作者の業務に応じたソフトウェアで機能する専用機となっており、操作端末装置(例えば、担当者操作端末装置)ごとに備える操作項目が決められていた。例えば、ローカウンター用操作端末装置は、ローカウンター業務として設定された操作項目群(実施の形態では、第1操作項目群)しか表示されず、この操作項目群の中からしか選択できなかった。そのため、担当者は、例えば、ローカウンターからハイカウンターに移動してハイカウンターでの業務を行う場合、ハイカウンター用操作端末装置を使用しなければならず、操作端末装置の取り扱いが煩雑になってしまっていた。
【0072】
実施形態の受付システム1では、カウンター担当者TL用の担当者用操作端末装置13が、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の第1操作項目群及び第2操作項目群のうちの何れか一つの操作項目群が入力部131への入力で選択されると、制御部134が、この選択された操作項目群を表示部132に表示させる。このため、担当者用操作端末装置13において、選択可能な操作項目群を切り替えることができ、ハイカウンター301及びローカウンター302での業務といった複数の業務に迅速に対応することができる。
【0073】
なお、担当者用操作端末装置13においては、第1操作項目群のみを表示するパターンと、第2操作項目群のみを表示するパターンと、第1操作項目群及び第2操作項目群の両方を表示するパターンとの中から、入力部131において選択された一つを制御部134が表示部132に表示させるようにしても良い。この場合、制御部134は、表示部132に、「ハイカウンター用」のボタン表示または「ローカウンター用」のボタン表示を行う。なお、制御部134は、全てのボタン表示を行う「全表示」のボタン表示を行ってもよい。そして、「ハイカウンター用」のボタン表示が押圧操作されたことを入力部131が検出した場合及び「ローカウンター用」のボタン表示が押圧操作されたことを入力部131が検出した場合、制御部134は、それぞれ上記と同様の表示を表示部132に表示させる。他方、「全表示」のボタン表示が押圧操作されたことを入力部131が検出した場合、制御部134は、操作項目A~操作項目Jのボタン表示を表示部132に表示させて、これら操作項目A~操作項目Jの選択操作が可能となる。すなわち、入力部131において複数の第1操作項目群及び第2操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群が選択されると、制御部134が、選択された操作項目群を表示部132に表示させる。
【0074】
さらには、制御部134は、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む三つ以上の操作項目群の中から、入力部131において選択された一つを表示部132に表示させたり、入力部131において選択された二つを表示部132に表示させたり、三つ全部を表示部132に表示させたりすることも可能である。言い換えれば、入力部131は、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択し、制御部134は、入力部131により選択された操作項目群に含まれる操作項目を表示部132に表示させる。
【0075】
<テストモード機能>
次に、テストモードについて説明する。
サーバ装置20は、受付システム1を構成する受付端末装置11、発券端末装置12、操作端末装置13~15、オフィス表示端末装置16、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18のうち、少なくとも何れか一つの端末装置の各種の動作テストを行うテストモードを実行可能となっている。例えば、テストモードは、店舗で、発券端末装置12による発券機能や、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18の表示機能等をテストする際に使用される。このテストモードは、店舗における実際の顧客対応等のための通常業務モードとは異なるモードである。
【0076】
従来の受付システムでは、テストの履歴(ログ)と実際の顧客対応等の履歴(ログ)とが区分けされて記憶されておらず、ログ解析や帳票等の表示の際に両方の履歴が混在して出力してしまうという問題があった。また、テストの履歴と実際の顧客対応等の履歴とを区分けする場合、一つ一つの履歴がどちらの履歴なのかを分析しなければならず、非常に手間がかかってしまうという問題があった。
【0077】
このため、実施形態の受付システム1では、テストモードを設け、テストモードにおける第1ログと、テストモードでない通常業務モードの第2ログとを明確に区分してサーバ装置20の管理用データ201に記憶させる。言い換えれば、サーバ装置20は、受付端末装置11、発券端末装置12、操作端末装置13~15、表示端末装置16~18のうち、少なくとも何れか一つの端末装置の動作テストを行うテストモードを有し、このテストモードにおける第1ログと、他のモードである通常業務モードにおける第2ログとを区分けして記憶する。
【0078】
具体的には、受付端末でテストモードが実行されると、そのテストモードで受け付けられたという情報が、各操作端末等に送信される。すると、サーバ装置20が、受付端末装置11、発券端末装置12、操作端末装置13~15、表示端末装置16~18のうちの所定のものにテストモードでの制御信号を出力する。すると、制御信号を受けたものがテストを実行すると共に、テストにおける各種操作の状況及び操作結果をサーバ装置20に送信する。すると、サーバ装置20は、テストモード状態で受信した各種操作の履歴及び操作結果の履歴に、テストモードである旨のテストフラグを付して管理用データ201に記憶させる。一方、通常業務モードのログにはテストフラグを付さずにサーバ装置20の管理用データ201に記憶させる。これにより、テストモードでの操作履歴等と通常業務モードでの操作履歴等とを明確に区分けしてサーバ装置20にて管理することができる。設定管理装置19では、テストモードでの操作履歴等のみをサーバ装置20から読み出して表示部192に表示させたり、通常業務モードでの操作履歴等のみをサーバ装置20から読み出して表示部192に表示させたりすることができる。
【0079】
<支援機能>
次に、支援機能について説明する。
この支援機能は、呼び出しを行った担当者以外の者が、当該担当者に代わって支援を行った場合に、支援を行ったことや支援時間の履歴(ログ)を残す機能である。
【0080】
例えば、所定のハイカウンター301の担当者用操作端末装置13を有するカウンター担当者TLが接客中で、他の顧客の接客ができない場合、他のカウンター担当者などが、このハイカウンター301のカウンター担当者TLに代わって他の顧客の接客を行うことがある。この場合、この他のカウンター担当者は、自分の所持している担当者用操作端末装置13の支援ボタンを押すことで、自分がいつどれくらいの時間、支援をしていたかのログを残すことができる。
【0081】
これにより、受付システム1では、この支援機能を用いることにより、担当者以外の者が、当該担当者の支援を行った回数が、時間と共に支援履歴(ログ)として残る。よって、支援機能では、設定管理装置19において、制御部194が支援履歴をサーバ装置20の管理用データ201から読み出し、帳票等に出力する。これを分析することで、誰が誰を支援したのかという履歴を視認でき、従業員の評価や店舗の業務改善を効果的に行うことができる。
【0082】
<複数番号選択呼出機能>
次に複数番号選択呼出機能を説明する。
【0083】
担当者用操作端末装置13は、任意の受付番号を1又は複数選択することができ、選択した受付番号を一度に呼び出すことができる。
【0084】
例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、自身用の担当者用操作端末装置13の制御部134がサーバ装置20から取得し、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示した呼出待ち状態の受付番号を確認し、操作項目A~操作項目Fのうちの「複数番号選択呼出」ボタンである例えば操作項目Cを選択して、当該受付番号の呼び出し操作である「操作項目C」のボタン表示63の押圧操作を行う。すると、この担当者用操作端末装置13の入力部131がこれを検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、この担当者用操作端末装置13の表示部132に選択可能な複数の受付番号を表示させて、この担当者用操作端末装置13の入力部131による複数の受付番号の選択操作を可能とする。この状態で、カウンター担当者TLが任意の複数の受付番号を選択し、この担当者用操作端末装置13の表示部132の「選択完了」ボタンのボタン表示(図示略)を押圧する。すると、この担当者用操作端末装置13の入力部131が、これらを検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、サーバ装置20に、これらの受付番号を呼び出す旨の信号を出力する。すると、サーバ装置20は、呼出待ち状態の受付番号から、これら受付番号を示す信号を、カウンター表示端末装置18、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16などに送信すると共に、これら受付番号を呼出済み状態として管理用データ201に記憶する。
【0085】
これにより、例えば、早い受付番号の顧客であっても、店舗内での処理が遅れていて呼び出せない場合に、その顧客を除いて、処理が終わっている顧客を同時に複数呼び出すことができる。
【0086】
なお、複数番号選択呼出機能においては、複数の受付番号の選択操作が可能になるものの、一つのみの受付番号の選択操作を行うことも可能であり、この場合は、カウンター表示端末装置18、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16が、この一つのみの受付番号を表示する。
【0087】
<転送受入機能>
次に転送受入機能を説明する。
【0088】
例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、自身用の担当者用操作端末装置13の制御部134がサーバ装置20から取得し、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示した呼出待ち状態の受付番号を確認し、操作項目A~操作項目Fのうちの「転送受入」ボタンである例えば操作項目Dを選択して、「操作項目D」のボタン表示64の押圧操作を行う。これをこの担当者用操作端末装置13の入力部131が検出すると、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、受け入れる「受付番号」の入力画面を、この担当者用操作端末装置13の表示部152に表示させ、受け入れる「受付番号」が、この担当者用操作端末装置13の入力部151にて入力されると、受け入れた受付番号と、この担当者用操作端末装置13にログインしている使用者識別情報とを含む信号をサーバ装置20に出力する。すると、サーバ装置20がこの信号に含まれる内容を履歴(ログ)として管理用データ201に記憶する。
【0089】
すなわち、担当者用操作端末装置13は、表示部132に表示された「転送受入」ボタンが押圧されたことを入力部131が検出すると、他のカウンター担当者TLが呼び出した顧客を受け入れることができる。つまり、一の担当者用操作端末装置13において転送受入処理を行うことで、他の担当者用操作端末装置13の操作によってオフィス表示端末装置16、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18に呼び出された受付番号の顧客を、この一の担当者用操作端末装置13を使用しているカウンター担当者TLが自身の窓口で対応することができ、その内容をサーバ装置20が履歴(ログ)として管理用データ201に記憶する。
【0090】
<特別番号指定呼出機能>
次に特別番号指定呼出を説明する。
【0091】
担当者用操作端末装置13では、特別番号指定呼出機能が選択可能となっている。例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、操作項目A~操作項目Fのうちの「特別番号指定呼出」ボタンとして設定されている操作項目Eを選択して、「操作項目E」のボタン表示65の押圧操作を行う。この担当者用操作端末装置13の入力部131がこの操作を検出すると、担当者用操作端末装置13の制御部134は、その旨の信号をサーバ装置20に送信する。すると、サーバ装置20は、設定管理装置19で予め設定されてサーバ装置20の管理用データ201に記憶されている特別番号を、この担当者用操作端末装置13に一対一で対応するカウンター表示端末装置18、ロビー表示端末装置17及びオフィス表示端末装置16に送信する。この特別番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、カウンター表示端末装置18の制御部184がこのカウンター表示端末装置18の表示部182に、この特別番号を表示させる。また、この特別番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、ロビー表示端末装置17の制御部174が表示部172に、この特別番号を表示させる。また、この特別番号を示す信号をサーバ装置20から受信すると、オフィス表示端末装置16の制御部164が表示部162に、この特別番号を表示させる。
【0092】
ここで、この特別番号は、受付端末装置11での操作によって採番された受付番号ではない。このため、この特別番号に対応する顧客は存在せず、番号のみの表示となる。よって、この特別番号を用いることで、従業員同士の店舗内での情報伝達を行うことができる。
【0093】
また、設定管理装置19で設定した特別番号情報は、採番をしない番号として設定される。これにより、サーバ装置20では、特別番号を採番しない。よって、採番したくない番号(例えば、4444、9999などの使用に適さない番号等)を特別番号とすれば、採番したくない番号が印刷された番号票の発券を回避することができる。
【0094】
<受付取消機能>
次に受付取消機能を説明する。
【0095】
担当者用操作端末装置13では、受付取消機能が選択可能となっている。例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、操作項目A~操作項目Fのうちの「受付取消」ボタンとして設定されている操作項目Fを選択して、「操作項目F」のボタン表示66の押圧操作を行う。担当者用操作端末装置13の入力部131がこの操作を検出すると、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、待機状態になる複数の受付番号の中から、取り消しを行う1又は複数の受付番号を選択させる画面を、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示させる。この状態で、カウンター担当者TLが取り消しを行う1又は複数の受付番号を押圧操作により選択し、この担当者用操作端末装置13の表示部132の「決定」ボタンのボタン表示(図示略)を押圧すると、この担当者用操作端末装置13の入力部131が、これらを検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、サーバ装置20に、選択された1又は複数の受付番号の取り消しを行う旨の信号を出力する。すると、サーバ装置20は、呼出待ち状態の受付番号から、選択された1又は複数の受付番号に対応する処理を取り消す。
【0096】
<操作確認機能>
次に操作確認機能を説明する。
【0097】
担当者用操作端末装置13の制御部134等では、操作機能を実行する前に、ポップアップなどによる確認表示を表示部132に表示させる。上記した<受付及び呼出処理の流れ>において、例えば、ハイカウンター301のカウンター担当者TLは、自身用の担当者用操作端末装置13の制御部134がサーバ装置20から取得し、この担当者用操作端末装置13の表示部132に表示させた呼出待機中の受付番号を確認し、操作項目A~操作項目Fのうちの「通常呼出」ボタンである例えば操作項目Aを選択して、当該受付番号の呼び出し操作である「操作項目A」のボタン表示61の押圧操作を行う。すると、当該受付番号の呼び出し操作が行われた担当者用操作端末装置13の入力部131が当該受付番号の呼び出し操作を検出し、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、この担当者用操作端末装置13の表示部132に受付番号の確認画面(図示略)を表示させる。これに対し、この担当者用操作端末装置13の表示部132の「はい」ボタンのボタン表示(図示略)が押圧操作されたことを、担当者用操作端末装置13の入力部131が検出すると、この担当者用操作端末装置13の制御部134が、当該受付番号を呼び出す旨の信号をサーバ装置20に出力する。
【0098】
これにより、カウンター担当者TLは自分が行った操作を一度確認してから確定することができ、間違った操作を防止することができる。
【0099】
<日次/月次処理一覧機能>
次に日次/月次処理一覧機能を説明する。
【0100】
受付システム1では、担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14、管理者用操作端末装置15などの操作端末装置では、顧客対応人数、平均対応時間及び対応業務などのデータを使用者識別情報と関連付けてサーバ装置20に送信し、サーバ装置20の管理用データ201では、使用者識別情報毎の顧客対応人数、平均対応時間及び対応業務などのデータを、日毎や月毎に区分けして関連付けて記憶している。
【0101】
担当者用操作端末装置13では、ログインした使用者識別情報と関連付けられたデータのみを制御部134がサーバ装置20から読み出して表示部132に表示させることができる。よって、読み出しを行ったカウンター担当者TLは表示部132に表示されたデータを参照することができる。また、ロビーアテンダント用操作端末装置14でも、ログインした使用者識別情報と関連付けられたデータのみをサーバ装置20から読み出して表示部142に表示させることができる。よって、読み出しを行ったロビーアテンダントLAが、表示部142に表示されたデータを参照することができる。また、管理者用操作端末装置15では、すべての使用者識別情報のデータをサーバ装置20から読み出して表示部152に表示させることができる。 よって、読み出しを行った管理者MGが、表示部152に表示されたデータを参照することができる。
【0102】
これにより、カウンター担当者TL及びロビーアテンダントLAは、自分の日毎、月毎の顧客対応人数、平均対応時間及び対応業務などを数値で視認することができ、業務改善などの分析に用いることができる。一方、管理者MGは、カウンター担当者TL及びロビーアテンダントLAなどのすべての従業員の日毎、月毎の顧客対応人数、平均対応時間及び対応業務などを数値で視認することができ、店舗全体の業務改善などの分析に用いることができる。
【0103】
<設定機能>
次に、
図7~
図11を用いて、受付システム1が有する各設定機能を説明する。
【0104】
図7は、設定管理装置19のアカウント設定画面の一例である。
図8は、設定管理装置19のシステム設定画面の一例である。
図9は、設定管理装置19の操作項目群設定画面の一例である。
図10は、設定管理装置19の操作項目群設定画面の一例である。
図11は、設定管理装置19の操作項目群設定画面の一例である。
【0105】
サーバ装置20の設定用データ202には、アカウント設定データ、システム設定データ及び操作項目群設定データが記憶されている。
【0106】
図7に、設定管理装置19においてアカウント設定データを設定する際の表示部192の表示例を示すように、アカウント設定データは、取引関係のあるユーザID、業務分類名、業務、採番グループ等の基本の企業情報の設定データを含み、さらに、契約内容を示す契約内容データ、当該ユーザの店舗に関する店舗情報の設定データを含む。
【0107】
システム設定データは、受付システム1の各設定に関するデータである。
図8に、設定管理装置19においてシステム設定データを設定する際の表示部192の表示例を示すように、システム設定データは、例えば、共通のパラメータ設定に関するデータ、受付端末装置11、担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14及び管理者用操作端末装置15等の各操作端末装置や、オフィス表示端末装置16、ロビー表示端末装置17及びカウンター表示端末装置18等の各表示端末装置に表示される表示内容や操作項目群に関するデータを含む。
【0108】
図9に、設定管理装置19において操作項目群設定データを設定する際の表示部192の表示例を示すように、操作項目群設定データは、受付端末装置11の画面構成の設定データを含み、担当者用操作端末装置13の設定データ、ロビーアテンダント用操作端末装置14の設定データ、管理者用操作端末装置15の設定データ及びオフィス表示端末装置16の設定データを含む。
【0109】
設定管理装置19は、サーバ装置20の設定用データ202を参照して、アカウント設定、システム設定、操作項目群設定を行い、設定後のデータを設定用データ202に記憶させる。
【0110】
例えば、設定管理装置19が、サーバ装置20の設定用データ202を参照し、操作項目群設定を実行する場合を説明する。サーバ装置20は、設定用データ202に、受付端末装置11、担当者用操作端末装置13、ロビーアテンダント用操作端末装置14、管理者用操作端末装置15、オフィス表示端末装置16などの各端末装置の画面操作項目群の変更に用いられるパラメータを記憶している。
【0111】
設定管理装置19の入力部191により操作項目群設定が選択入力されると、設定管理装置19の制御部194が、
図9に示すように、担当者用操作端末装置13の設定、ロビーアテンダント用操作端末装置14の設定、管理者用操作端末装置15の設定、受付端末装置11の設定及びオフィス表示端末装置16、カウンタ表示装置、ロビー表示装置の設定など、どの端末装置の設定を行うのかの選択を行わせる表示を表示部192に表示させる。
【0112】
図9では、設定管理装置19の入力部191により受付端末装置11の設定の画面設定が選択された場合を示している。この画面設定では、受付端末装置11で使用される受付画面や案内画面の画面設定が可能となっており、機器ID、機器名や端末装置名、デザイン名、画面構成などが表示されている。
【0113】
設定管理装置19の入力部191により受付端末装置11の受付画面設定が選択されると、
図10に示すように、設定管理装置19の制御部194は、受付画面設定を行うように、表示部192の左側に固定パラメータ欄401,402,406,407,411,412および各設定パラメータ欄403~405,408~410,413~415を表示させる。それと共に、制御部194は、固定パラメータ欄401,402,406,407,411,412および各設定パラメータ欄403~405,408~410,413~415に基づく画面レイアウト420を同時に表示部192の右側に表示させる。
【0114】
図10に示す実施の形態の一例では、「ボタン1」として、個人のお客様が呼び出す機能が固定パラメータ欄401に表示され、表示テキストを表示する固定パラメータ欄402に「個人のお客様」と表示されている。この「ボタン1」の表示は固定されている。これに対して、表示テキストのフォントサイズが設定パラメータ欄403で選択可能に設定され、ボタン表示の地色であるボタン色が設定パラメータ欄404で選択可能に設定され、表示テキストの色である文字色が設定パラメータ欄405で選択可能に設定されている。制御部194は、表示部192の右側の画面レイアウト420のボタン表示領域421内の「ボタン1」に対応する一番上の所定領域に、設定パラメータ欄404で設定されたボタン色を地色とし、その上に、固定パラメータ欄402に表示された「個人のお客様」の表示テキストを、設定パラメータ欄403で設定されたフォントサイズ及び設定パラメータ欄405で設定された文字色で表示させた第1のボタン表示422を表示させる。
【0115】
また、
図10に示す実施の形態の一例では、「ボタン2」として、法人のお客様が呼び出す機能が固定パラメータ欄406に表示され、表示テキストを表示する固定パラメータ欄407に「法人のお客様」と表示されている。この「ボタン2」の表示も固定されている。これに対して、表示テキストのフォントサイズが設定パラメータ欄408で選択可能に設定され、ボタン表示の地色であるボタン色が設定パラメータ欄409で選択可能に設定され、表示テキストの色である文字色が設定パラメータ欄410で選択可能に設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域421内の「ボタン2」に対応する上から二番目の所定領域に、設定パラメータ欄409で設定されたボタン色を地色とし、その上に、固定パラメータ欄407に表示された「法人のお客様」の表示テキストを、設定パラメータ欄408で設定されたフォントサイズ及び設定パラメータ欄410で設定された文字色で表示させた第2のボタン表示423を表示させる。
【0116】
また、
図10に示す実施の形態の一例では、「ボタン3」として、紛失物・盗難の相談者が呼び出す機能が固定パラメータ欄411に表示され、表示テキストを表示する固定パラメータ欄412に「紛失物・盗難のご相談」と表示されている。この「ボタン3」の表示は固定されている。これに対して、表示テキストのフォントサイズが設定パラメータ欄413で選択可能に設定され、ボタン表示の地色であるボタン色が設定パラメータ欄414で選択可能に設定され、表示テキストの色である文字色が設定パラメータ欄415で選択可能に設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域421内の「ボタン3」に対応する上から三番目の所定領域に、設定パラメータ欄414で設定されたボタン色を地色とし、その上に、固定パラメータ欄412に表示された「紛失物・盗難のご相談」の表示テキストを、設定パラメータ欄413で設定されたフォントサイズ及び設定パラメータ欄415で設定された文字色で表示させた第3のボタン表示424を表示させる。
【0117】
このようにして、設定管理装置19の表示部192に表示された画面レイアウト420は、設定後にサーバ装置20の設定用データ202に記憶され、これを読み出して表示させる受付端末装置11の表示部112の受付画面の画面レイアウトと同様になる。
【0118】
つまり、設定管理装置19において、表示部192に表示された設定パラメータ欄403~405,408~410,413~415で、受付画面のパラメータが変更されると、受付画面の画面レイアウト420が変更と同時に表示部192に表示される。言い換えれば、設定管理装置19は、パラメータの選択画面と、この選択画面で選択されたパラメータにより変更された画面レイアウト420とを表示部192で同一画面に表示する。これにより、リアルタイムで変更した設定を表示部192によって確認することができる。
【0119】
このように設定された受付端末装置11の表示部112において「個人のお客様」のボタン表示が押圧操作されると、サーバ装置20が個人のお客様の受付番号を採番し、発券端末装置12がこの受付番号を印字した受付票を発券する。また、受付端末装置11の表示部112において「法人のお客様」のボタン表示が押圧操作されると、サーバ装置20が法人のお客様の受付番号を採番し、発券端末装置12がこの受付番号を印字した受付票を発券する。また、受付端末装置11の表示部112において「紛失物・盗難のご相談」のボタン表示が押圧操作されると、サーバ装置20が受付番号を採番し、発券端末装置12がこの受付番号を印字した受付票を発券する。
【0120】
図9に示すような設定管理装置19の表示部192の表示画面において、入力部191により、担当者用操作端末装置13の操作画面設定が選択されると、設定管理装置19の制御部194は、担当者用操作端末装置13の操作画面設定を行わせるように、
図11に示すように、表示部192の左側に各設定パラメータ欄501,503~514および固定パラメータ欄502を表示させるとともに、これら設定パラメータ欄501,503~514および固定パラメータ欄502による画面レイアウト520を同時に表示部192の右側に表示させる。言い換えれば、ここでも、設定管理装置19は、パラメータの選択画面と、この選択画面で選択されたパラメータにより変更された画面レイアウトとを表示部192で同一画面に表示する。
【0121】
例えば、
図11に示す例では、ボタンの数を示す11ボタンが設定パラメータ欄501で選択設定され、「ボタン1」として、固定である、「完了」が固定パラメータ欄502に表示されている。対して、選択設定可能である、ボタンの色有りが設定パラメータ欄503で選択設定される。すると、制御部194は、表示部192の右側の画面レイアウト520のボタン表示領域521内に11個のボタン表示522~532を所定のレイアウトで表示させる。また、制御部194は、ボタン表示領域521内の左下の所定の第1表示領域に、固定パラメータ欄502に表示された「完了」のテキストを表示させた操作項目としての「完了」ボタンのボタン表示522を地色有りの状態で表示させる。
【0122】
また、
図11に示す例では、「ボタン2」として、「通常呼出」が設定パラメータ欄504で選択設定され、ボタンの色有りが設定パラメータ欄505で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の右下の所定の第2表示領域に、設定パラメータ欄504で選択設定された「通常呼出」のテキストを表示させた操作項目としての「通常呼出」ボタンのボタン表示523を地色有りの状態で表示させる。
【0123】
また、
図11に示す例では、「ボタン3」として、「連続呼出」が設定パラメータ欄506で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「完了」ボタンのボタン表示522が表示された第1表示領域の上の左側の所定の第3表示領域に、設定パラメータ欄506で選択設定された「連続呼出」のテキストを表示させた操作項目としての「連続呼出」ボタンのボタン表示524を表示させる。
【0124】
また、
図11に示す例では、「ボタン4」として、「複数番号選択呼出」が設定パラメータ欄507で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「連続呼出」ボタンのボタン表示524が表示された第3表示領域の右側の所定の第4表示領域に、設定パラメータ欄507で選択設定された「複数番号選択呼出」のテキストを表示させた操作項目としての「複数番号選択呼出」ボタンのボタン表示525を表示させる。
【0125】
また、
図11に示す例では、「ボタン5」として、「不在処理」が設定パラメータ欄508で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「連続呼出」ボタンのボタン表示524が表示された第3表示領域の上側の所定の第5表示領域に、設定パラメータ欄508で選択設定された「不在処理」のテキストを表示させた操作項目としての「不在処理」ボタンのボタン表示526を表示させる。
【0126】
また、
図11に示す例では、「ボタン6」として、「不在後呼出」が設定パラメータ欄509で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「不在処理」ボタンのボタン表示526が表示された第5表示領域の右側の所定の第6表示領域に、設定パラメータ欄509で選択設定された「不在後呼出」のテキストを表示させた操作項目としての「不在後呼出」ボタンのボタン表示527を表示させる。
【0127】
また、
図11に示す例では、「ボタン7」として、「後方処理」が設定パラメータ欄510で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「不在後呼出」ボタンのボタン表示527が表示された第6表示領域の右側の所定の第7表示領域に、設定パラメータ欄510で選択設定された「後方処理」のテキストを表示させた操作項目としての「後方処理」ボタンのボタン表示528を表示させる。
【0128】
また、
図11に示す例では、「ボタン8」として、「後方処理後呼出」が設定パラメータ欄511で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「後方処理」ボタンのボタン表示528が表示された第7表示領域の右側の所定の第8表示領域に、設定パラメータ欄511で選択設定された「後方処理後呼出」のテキストを表示させた操作項目としての「後方処理後呼出」ボタンのボタン表示529を表示させる。
【0129】
また、
図11に示す例では、「ボタン9」として、「呼出取消」が設定パラメータ欄512で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「不在呼出」ボタンのボタン表示527が表示された第6表示領域の上側の所定の第9表示領域に、設定パラメータ欄512で選択設定された「呼出取消」のテキストを表示させた操作項目としての「呼出取消」ボタンのボタン表示530を表示させる。
【0130】
また、
図11に示す例では、「ボタン10」として、「受付取消」が設定パラメータ欄513で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「呼出取消」ボタンのボタン表示530が表示された第9表示領域の右側の所定の第10表示領域に、設定パラメータ欄513で選択設定された「受付取消」のテキストを表示させた操作項目としての「受付取消」ボタンのボタン表示531を表示させる。
【0131】
また、
図11に示す例では、「ボタン11」として、「完了取消」が設定パラメータ欄514で選択設定されている。すると、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の「受付取消」ボタンのボタン表示531が表示された第10表示領域の右側の所定の第11表示領域に、設定パラメータ欄514で選択設定された「完了取消」のテキストを表示させた操作項目としての「完了取消」ボタンのボタン表示532を表示させる。
【0132】
上記にかえて、例えば、「ボタン2」として、「連続呼出」が選択設定されれば、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の右下の所定の第2表示領域に操作項目としての「連続呼出」ボタンのボタン表示を表示させる。また、例えば、「ボタン2」として、「複数番号選択呼出」が選択設定されれば、制御部194は、表示部192のボタン表示領域521内の右下の所定の第2表示領域に操作項目としての「複数番号選択呼出」ボタンのボタン表示を表示させる。
【0133】
そして、設定管理装置19の入力部191により、設定パラメータ欄で設定された画面レイアウトを決定する旨の操作が入力されると、制御部194は、サーバ装置20の設定用データ202に、この画面レイアウトを、担当者用操作端末装置13の操作画面の画面レイアウトとして記憶させる。すると、その後、担当者用操作端末装置13は、その制御部134がサーバ装置20の設定用データ202と通信して、この画面レイアウトを読み出して表示部132に表示させる。すなわち、設定管理装置19の操作画面設定において表示部192の右側の画面レイアウト520に表示されたものが、同様に担当者用操作端末装置13の表示部132に表示される。
【0134】
なお、実施形態では、本発明に係る受付システムを銀行の受付システム1に適用した一例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、保険会社や証券会社の店舗の受付システムや、郵便局、病院、役所、販売店等の受付システムとしても好適に適用することができる。
【0135】
以上の通り、実施の形態では、
(1)表示部132と制御部134とを有する担当者用操作端末装置13(操作端末装置)を有し、前記担当者用操作端末装置13は、1又は複数の操作項目をそれぞれが含む複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する入力部131(操作選択部)を有し、前記制御部134は、前記入力部131により選択された操作項目群に含まれる操作項目を前記表示部132に表示させる。
【0136】
このように構成すると、担当者用操作端末装置13は、入力部131での選択に応じて、使用に適した操作項目を表示部132に表示させることができる。よって、店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる。
【0137】
(2)前記入力部131は、前記担当者用操作端末装置13の位置情報に基づいて、前記複数の操作項目群のうち、少なくとも何れか一つの操作項目群を選択する。
【0138】
このように構成すると、担当者用操作端末装置13の位置情報に基づいて、使用に適した操作項目を表示部132に自動的に表示させることができる。よって、店舗内における業務の一層の円滑化が可能となる。
【0139】
(3)前記担当者用操作端末装置13と通信可能に設けられたサーバ装置20を有し、前記サーバ装置20には、前記操作項目群と、前記担当者用操作端末装置13を使用する使用者の識別情報とが関連付けられて記憶されており、前記入力部131は、前記使用者の識別情報に基づいた操作項目群のみを選択可能とする。
【0140】
このように構成すると、使用者の識別情報に基づいた操作項目群のみを表示部132に表示させる。よって、権限のない操作項目の操作を規制することができる。
【0141】
(4)入力操作を受け付ける受付端末装置11と、前記受付端末装置11での受け付け結果に基づいて、所定の番号が付された番号票を発券する発券端末装置12と、を有し、前記サーバ装置20は、前記受付端末装置11及び前記担当者用操作端末装置13のうち、少なくとも何れか一つの端末装置の動作テストを行うテストモードを有し、前記テストモードにおける第1ログと、他のモードにおける第2ログとを区分けして記憶する。
【0142】
このように構成すると、テストモードにおける第1ログを、他のモードにおける第2ログとを人手により区分けする必要がなくなり、店舗内における業務の更なる円滑化が可能となる。
【0143】
(5)前記サーバ装置20は、第一の担当者用操作端末装置13(操作端末装置)で所定番号の受け入れを行った後、第二の管理者用操作端末装置15(操作端末装置)による前記所定番号の受け入れを許容するとともに、当該受け入れを示すログを記憶する。
【0144】
このように構成すると、第一の担当者用操作端末装置13の使用者の業務を他の第二の管理者用操作端末装置15の使用者が支援する場合に、容易に支援することができると共に支援のログを記憶することができる。
【0145】
(6)前記サーバ装置20は、各端末装置の画面レイアウトの変更に用いられるパラメータを記憶しており、パラメータの選択画面と、当該選択画面で選択されたパラメータにより変更された画面レイアウト420,520とを同一画面に表示する。
【0146】
このように構成すると、画面レイアウト420,520を確認しつつパラメータを選択することができる。よって、業務に合わせてボタンの位置を適宜変更できるので、必要なボタンを適切に表示させることができる。
【符号の説明】
【0147】
11 受付端末装置
12 発券端末装置
13 担当者用操作端末装置(操作端末装置,第一の操作端末装置)
15 管理者用操作端末装置(第二の操作端末装置)
20 サーバ装置
131 入力部(操作選択部)
132 表示部
134 制御部
420,520 画面レイアウト