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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023051001
(43)【公開日】2023-04-11
(54)【発明の名称】コネクタ、及びコネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/629 20060101AFI20230404BHJP
   H01R 13/639 20060101ALI20230404BHJP
【FI】
H01R13/629
H01R13/639 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021161415
(22)【出願日】2021-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】クルブレ トマ
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FA09
5E021FA16
5E021FB07
5E021FB20
5E021FB21
5E021FC31
5E021FC36
5E021HB02
5E021HB05
5E021HB07
(57)【要約】
【課題】嵌合状態を強固に維持可能としたコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ31は、コネクタハウジング33と、第1位置と第2位置P2との範囲でコネクタハウジング33に対して第1軸線Xに沿って相対移動可能なレバー34と、第3位置と第4位置P4との範囲でコネクタハウジング33に対して相対移動可能なロック部材36とを備える。コネクタハウジング33は、レバー34が第1位置から第2位置P2に移動するにつれて相手側ハウジング23との嵌合状態に近づく構成とされる。ロック部材36は、第4位置P4に配置されている状態で、第2位置P2に配置されている状態のレバー34と接触することでレバー34の移動を規制するものであり、第1軸線Xと交差する第2軸線Yに沿って第3位置と第4位置P4との範囲を移動可能である。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側端子と相手側ハウジングとを備える相手側コネクタに対して、第1軸線に沿った第1方向に相対移動されることで接続可能なコネクタであって、
前記相手側端子と接続可能な端子と、
前記端子を収容し前記相手側ハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第1位置と前記第1位置よりも前記第1方向に位置する第2位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して前記第1軸線に沿って相対移動可能なレバーと、
前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第3位置と第4位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して相対移動可能なロック部材と、を備え、
前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第1位置から前記第2位置に移動するにつれて、前記相手側ハウジングとの嵌合状態に近づく構成とされ、
前記ロック部材は、前記第4位置に配置されている状態で、前記第2位置に配置されている状態の前記レバーと接触することで前記レバーの移動を規制するものであり、前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って前記第3位置と前記第4位置との範囲を移動可能である、
コネクタ。
【請求項2】
前記レバーに駆動連結され、前記レバーの相対移動に伴って前記レバーの移動方向とは異なる方向に動くアームを備え、
前記アームは、前記相手側ハウジングの被係合部と係合可能な係合部を有し、
前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第1位置から前記第2位置に移動するにつれて、前記被係合部と係合した前記係合部も動くことで、前記相手側ハウジングに対して相対移動して前記相手側ハウジングとの嵌合状態に近づく構成とされている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ロック部材は、前記レバーが前記第1位置に配置されている状態で前記第3位置から前記第4位置への移動が前記レバーと接触することによって規制される、
請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記レバーは、前記第1方向の反対方向である第1反対方向側の端部に接触部を有し、
前記ロック部材は、前記第4位置に配置されている状態で、前記第2位置に配置されている状態の前記レバーの前記接触部と接触することで前記レバーの移動を規制する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第2位置に配置されるとともに前記ロック部材が前記第4位置に配置されている状態において、前記レバーとで前記ロック部材を前記第1軸線に沿って挟むことが可能な支持部を有する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記コネクタハウジングは、前記ロック部材を取付可能な取付部を有し、
前記取付部は、前記第2軸線に沿って延びる一対のレール溝を有し、
前記ロック部材は、前記レール溝に嵌まるとともに前記レール溝に沿って摺動可能な一対の摺動部と、前記一対の摺動部同士を連結する連結部と、を有する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記レール溝は、前記レール溝の凹設方向と交差する方向に凹設された横溝を有し、
前記摺動部は、前記横溝に嵌まる凸部を有する、
請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記ロック部材は、前記取付部に対して前記第2軸線に沿った第2方向に相対移動されることで取り付けられるものであり、
前記取付部は、前記一対のレール溝の間に抜け止め凸部を有し、
前記連結部は、前記第2方向の反対方向である第2反対方向に前記抜け止め凸部と係合することで前記ロック部材の前記取付部からの抜けを抑制する抜け止め部を有し、
前記抜け止め部は、前記取付部に対する前記ロック部材の前記第2方向の移動によって前記連結部が撓むことで前記抜け止め凸部を乗り越えることが可能とされている、
請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記取付部は、前記一対のレール溝の間に位置保持凸部を有し、
前記連結部は、前記位置保持凸部と係合することで、前記ロック部材の前記第3位置から前記第4位置への移動、及び前記ロック部材の前記第4位置から前記第3位置への移動を抑制して、前記ロック部材を前記第3位置または前記第4位置に保持する位置保持部を有し、
前記位置保持部は、前記取付部に対する前記ロック部材の前記第2軸線に沿った移動によって前記連結部が撓むことで前記位置保持凸部を乗り越えることが可能とされている、
請求項7または請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記抜け止め部を有する前記連結部と、前記位置保持部を有する前記連結部とは、同一の前記連結部である、
請求項8に従属する請求項9に記載のコネクタ。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコネクタと、
前記相手側コネクタと、を備える、
コネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ、及びコネクタアセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリッド車や電気自動車などの車両は、高圧バッテリやインバータ等の車載機器を備える。車載機器同士はワイヤハーネス及びコネクタアセンブリを介して接続される。コネクタアセンブリは、相手側コネクタと、該相手側コネクタに対して第1軸線に沿った第1方向に相対移動されることで接続可能なコネクタとを備える。相手側コネクタは、相手側端子と相手側ハウジングとを備える。コネクタは、相手側端子と電気的に接続可能な端子と、相手側ハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングとを備える。そして、このようなコネクタとしては、コネクタハウジングが相手側ハウジングに嵌合した嵌合状態を維持するためのロック部材を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。具体的には、相手側ハウジングは第1軸線と交差する方向に突出する突起を有し、コネクタハウジングは突起と引っ掛かる可撓性を有した係合部を有する。そして、ロック部材は、コネクタハウジングが相手側ハウジングに嵌合した嵌合状態で、コネクタハウジングに対して第1軸線に沿ってスライド移動されてロック位置に配置されると、係合部の撓みを抑制することで、突起と係合部の引っ掛かりを維持する。このようなコネクタでは、例えば、振動等の外力によって、嵌合状態が簡単に解除されてしまうことを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-145191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなコネクタアセンブリでは、第1軸線と交差する方向に突出する小さな突起に係合部が引っ掛かることで嵌合状態を維持するだけの構成であるため、ロック部材にて係合部の撓みを抑えても嵌合状態が解除され易いという問題があった。また、ロック部材は、第1軸線に沿って移動するものであり、撓みながら突起を乗り越える必要がある構成であるため、破損し易く、このことも嵌合状態を強固に維持できない原因となる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、嵌合状態を強固に維持可能としたコネクタ、及びコネクタアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、相手側端子と相手側ハウジングとを備える相手側コネクタに対して、第1軸線に沿った第1方向に相対移動されることで接続可能なコネクタであって、前記相手側端子と接続可能な端子と、前記端子を収容し前記相手側ハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第1位置と前記第1位置よりも前記第1方向に位置する第2位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して前記第1軸線に沿って相対移動可能なレバーと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第3位置と第4位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して相対移動可能なロック部材と、を備え、前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第1位置から前記第2位置に移動するにつれて、前記相手側ハウジングとの嵌合状態に近づく構成とされ、前記ロック部材は、前記第4位置に配置されている状態で、前記第2位置に配置されている状態の前記レバーと接触することで前記レバーの移動を規制するものであり、前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って前記第3位置と前記第4位置との範囲を移動可能である。
【0007】
本開示のコネクタアセンブリは、上記コネクタと、前記相手側コネクタと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示のコネクタ、及びコネクタアセンブリによれば、嵌合状態を強固に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図2図2は、一実施形態におけるコネクタの分解斜視図である。
図3図3は、一実施形態におけるコネクタハウジングとアームの平面図である。
図4図4は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの嵌合初期状態の平面図である。
図5図5は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの嵌合状態の平面図である。
図6図6は、一実施形態における取付部の斜視図である。
図7図7は、一実施形態における取付部の側面図である。
図8図8は、一実施形態におけるロック部材の斜視図である。
図9図9は、一実施形態における取付部とロック部材の断面図である。
図10図10は、一実施形態における取付部とロック部材の断面図である。
図11図11は、一実施形態における取付部とロック部材の断面図である。
図12図12は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの一部斜視図である。
図13図13は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの一部斜視図である。
図14図14は、一実施形態におけるコネクタの一部断面図である。
図15図15は、一実施形態におけるコネクタの一部正面図である。
図16図16は、一実施形態におけるアームの斜視図である。
図17図17は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの一部断面図である。
図18図18は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]相手側端子と相手側ハウジングとを備える相手側コネクタに対して、第1軸線に沿った第1方向に相対移動されることで接続可能なコネクタであって、前記相手側端子と接続可能な端子と、前記端子を収容し前記相手側ハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第1位置と前記第1位置よりも前記第1方向に位置する第2位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して前記第1軸線に沿って相対移動可能なレバーと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、第3位置と第4位置との範囲で、前記コネクタハウジングに対して相対移動可能なロック部材と、を備え、前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第1位置から前記第2位置に移動するにつれて、前記相手側ハウジングとの嵌合状態に近づく構成とされ、前記ロック部材は、前記第4位置に配置されている状態で、前記第2位置に配置されている状態の前記レバーと接触することで前記レバーの移動を規制するものであり、前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って前記第3位置と前記第4位置との範囲を移動可能である。
【0011】
同構成によれば、レバーが第1位置から第2位置に第1軸線に沿って移動されると、コネクタハウジングは相手側ハウジングとの嵌合状態とされる。そして、ロック部材が第4位置に配置されると、ロック部材によって第2位置に配置されているレバーの移動が規制されるため、嵌合状態が維持される。ロック部材は、第1軸線と交差する第2軸線に沿って第4位置に移動するものであるため、例えば、従来のように第1軸線と交差する方向に突出する相手側ハウジングの小さい突起と引っ掛かって嵌合状態を維持する構成に比べて、嵌合状態を強固に維持できる。すなわち、小さい突起と引っ掛かって嵌合状態を維持するような従来の構成に比べて、ロック部材は、大きな範囲で大きな力を受け止めることが可能になり、嵌合状態を強固に維持できる。また、ロック部材は、レバーの移動する軸線である第1軸線とは異なる軸線である第2軸線に沿って移動してレバーと接触するものであるため、例えば、従来技術のように撓みながら突起を乗り越えるといった必要がない。よって、ロック部材は、可撓性を有する必要がなく、破損し難い構成とすることができることからも、嵌合状態を強固に維持できる。
【0012】
[2]前記レバーに駆動連結され、前記レバーの相対移動に伴って前記レバーの移動方向とは異なる方向に動くアームを備え、前記アームは、前記相手側ハウジングの被係合部と係合可能な係合部を有し、前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第1位置から前記第2位置に移動するにつれて、前記被係合部と係合した前記係合部も動くことで、前記相手側ハウジングに対して相対移動して前記相手側ハウジングとの嵌合状態に近づく構成とされていることが好ましい。
【0013】
同構成によれば、レバーが第1位置から第2位置に移動することに伴ってアームが動き、相手側ハウジングの被係合部と係合した係合部も動くことで、コネクタハウジングを相手側ハウジングとの嵌合状態に近づけることができる。
【0014】
[3]前記ロック部材は、前記レバーが前記第1位置に配置されている状態で前記第3位置から前記第4位置への移動が前記レバーと接触することによって規制されることが好ましい。
【0015】
同構成によれば、例えば、レバーが第1位置に配置されている状態でロック部材を第3位置から第4位置に移動させてしまう誤操作を防ぐことができる。よって、例えば、ロック部材の誤操作によってレバーが移動不能となることを回避でき、コネクタハウジングが相手側ハウジングに嵌合できなくなるといった不具合を回避することができる。
【0016】
[4]前記レバーは、前記第1方向の反対方向である第1反対方向側の端部に接触部を有し、前記ロック部材は、前記第4位置に配置されている状態で、前記第2位置に配置されている状態の前記レバーの前記接触部と接触することで前記レバーの移動を規制することが好ましい。
【0017】
同構成によれば、ロック部材は、レバーにおいて第1反対方向側の端部の接触部と接触することでレバーの移動を規制するため、簡単な構成で、レバーの第1位置への移動を強固に規制することができる。例えば、レバーにおいて第1反対方向側の端部以外の部位に接触部を設ける構成では、接触部を第1軸線と交差する方向に突出させる構成が必要となり、構成が複雑化するとともに、高剛性化が難しいという問題があるが、これを回避することができる。よって、簡単な構成で、レバーの第1位置への移動を強固に規制することができる。
【0018】
[5]前記コネクタハウジングは、前記レバーが前記第2位置に配置されるとともに前記ロック部材が前記第4位置に配置されている状態において、前記レバーとで前記ロック部材を前記第1軸線に沿って挟むことが可能な支持部を有することが好ましい。
【0019】
同構成によれば、レバーの第1位置への移動を規制するロック部材はレバーから受ける力に対して支持部に支持されることになる。よって、レバーの第1位置への移動をより強固に規制することができる。
【0020】
[6]前記コネクタハウジングは、前記ロック部材を取付可能な取付部を有し、前記取付部は、前記第2軸線に沿って延びる一対のレール溝を有し、前記ロック部材は、前記レール溝に嵌まるとともに前記レール溝に沿って摺動可能な一対の摺動部と、前記一対の摺動部同士を連結する連結部と、を有することが好ましい。
【0021】
同構成によれば、ロック部材は、連結部によって連結された一対の摺動部がそれぞれ取付部のレール溝に嵌まって案内される構成であるため、コネクタハウジングに対してがたつき難く安定して移動可能となる。
【0022】
[7]前記レール溝は、前記レール溝の凹設方向と交差する方向に凹設された横溝を有し、前記摺動部は、前記横溝に嵌まる凸部を有することが好ましい。
同構成によれば、ロック部材は、横溝に嵌まる凸部によって摺動部がレール溝の凹設方向の反対方向に飛び出すことが抑制されて、取付部に保持される。
【0023】
[8]前記ロック部材は、前記取付部に対して前記第2軸線に沿った第2方向に相対移動されることで取り付けられるものであり、前記取付部は、前記一対のレール溝の間に抜け止め凸部を有し、前記連結部は、前記第2方向の反対方向である第2反対方向に前記抜け止め凸部と係合することで前記ロック部材の前記取付部からの抜けを抑制する抜け止め部を有し、前記抜け止め部は、前記取付部に対する前記ロック部材の前記第2方向の移動によって前記連結部が撓むことで前記抜け止め凸部を乗り越えることが可能とされていることが好ましい。
【0024】
同構成によれば、ロック部材は、取付部に対して第2軸線に沿った第2方向に相対移動されることで取り付けられるものである。そして、連結部の抜け止め部が取付部の抜け止め凸部と第2方向の反対方向である第2反対方向に係合することでロック部材の取付部からの抜けが抑制される。また、抜け止め部は、取付部に対するロック部材の第2方向の移動によって連結部が撓むことで抜け止め凸部を乗り越えることが可能とされている。よって、連結部を撓ませることが可能な力でロック部材を取付部に対して第2方向に相対移動させるだけで、ロック部材を取付部から第2反対方向に抜けないように組み付けることができる。
【0025】
[9]前記取付部は、前記一対のレール溝の間に位置保持凸部を有し、前記連結部は、前記位置保持凸部と係合することで、前記ロック部材の前記第3位置から前記第4位置への移動、及び前記ロック部材の前記第4位置から前記第3位置への移動を抑制して、前記ロック部材を前記第3位置または前記第4位置に保持する位置保持部を有し、前記位置保持部は、前記取付部に対する前記ロック部材の前記第2軸線に沿った移動によって前記連結部が撓むことで前記位置保持凸部を乗り越えることが可能とされていることが好ましい。
【0026】
同構成によれば、連結部の位置保持部が取付部の位置保持凸部と係合することで、ロック部材が第3位置または第4位置に保持される。そして、位置保持部は、取付部に対するロック部材の第2軸線に沿った移動によって連結部が撓むことで位置保持凸部を乗り越えることが可能とされている。よって、連結部を撓ませることが可能な力でロック部材を第2軸線に沿って移動させることで、ロック部材の位置を第3位置と第4位置とに切り替えることができる。
【0027】
[10]前記抜け止め部を有する前記連結部と、前記位置保持部を有する前記連結部とは、同一の前記連結部であることが好ましい。
同構成によれば、例えば、抜け止め部を有する連結部と、位置保持部を有する連結部とを別々の連結部とした場合に比べて、ロック部材の構成が単純となる。
【0028】
本開示のコネクタアセンブリは、
[11]上記コネクタと、前記相手側コネクタと、を備える。
同構成によれば、コネクタアセンブリにおいて、嵌合状態を強固に維持できる。
【0029】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタアセンブリの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」や「真円」は、厳密に平行や直交や真円の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交や真円の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0030】
[コネクタアセンブリ11の構成]
図1に示すように、コネクタアセンブリ11は、相手側コネクタ21と、相手側コネクタ21に対して第1軸線Xに沿った第1方向X1に相対移動されることで接続可能なコネクタ31とを備える。コネクタアセンブリ11は、車両に設けられるものである。例えば、車両は、高圧バッテリやインバータ等の車載機器を備え、それら車載機器同士はワイヤハーネスWHを介して接続される。そして、コネクタアセンブリ11は、例えば、車載機器とワイヤハーネスWHとを接続するための部品として設けられるものである。なお、図中には、第1軸線Xと、第1軸線Xと直交する第2軸線Yと、第1軸線Xと第2軸線Yとに直交する第3軸線Zとを図示している。また、図中には、第1軸線Xに沿った一方向である第1方向X1と、第1軸線Xに沿った他方向であって第1方向X1の反対方向である第1反対方向X2とを図示している。また、図中には、第2軸線Yに沿った一方向である第2方向Y1と、第2軸線Yに沿った他方向であって第2方向Y1の反対方向である第2反対方向Y2とを図示している。
【0031】
[相手側コネクタ21の構成]
相手側コネクタ21は、相手側端子22と、相手側端子22を収容する相手側ハウジング23とを備える。相手側端子22は第1軸線Xに沿って延びている。相手側端子22は、第2軸線Yに沿って2つ並んで設けられている。相手側端子22において、第1方向X1側の端部は、例えば、車載機器の接続端子に接続される。相手側ハウジング23は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。相手側ハウジング23は、四角筒状に形成され、第1方向X1とは反対方向である第1反対方向X2に開口している。相手側ハウジング23において、第2軸線Yに沿って延びる壁部23aは、第3軸線Zに沿って外側に突出するとともに第1軸線Xに沿って延びる突出延部24を有する。また、突出延部24の第1反対方向X2側には、第3軸線Zに沿って突出する被係合部25が設けられている。被係合部25は、円柱状に形成されている。また、突出延部24において被係合部25よりも第1反対方向X2側の部位は、押出部26を構成している。相手側ハウジング23において、第1方向X1側の端部は、例えば、車載機器のハウジングに固定される。
【0032】
[コネクタ31の構成]
図1及び図2に示すように、コネクタ31は、端子32と、端子32を収容するコネクタハウジング33と、コネクタハウジング33に取り付けられるレバー34、アーム35、及びロック部材36とを備える。
【0033】
[端子32の構成]
図1に示すように、端子32は第1軸線Xに沿って延びている。端子32は、第2軸線Yに沿って2つ並んで設けられ、それぞれ相手側端子22と電気的に接続可能に配置されている。端子32において、第1反対方向X2側の端部は、ワイヤハーネスWHの芯線に接続される。
【0034】
[コネクタハウジング33の構成]
コネクタハウジング33は、絶縁性の樹脂材にて構成されている。
図1及び図2に示すように、コネクタハウジング33は、四角筒状に形成され、第1方向X1に開口している。コネクタハウジング33は、相手側ハウジング23と嵌合可能とされている。詳しくは、コネクタハウジング33は、コネクタ31が相手側コネクタ21に対して第1方向X1に相対移動されることで、相手側ハウジング23に外嵌可能とされている。図2に示すように、コネクタハウジング33において、第2軸線Yに沿って延びる壁部33aは、第3軸線Zに沿って貫通するとともに第1軸線Xに沿って延びるスリット33bを有する。スリット33bは、コネクタハウジング33の第1方向X1側の端部から第1反対方向X2に延びている。スリット33bは、相手側ハウジング23の押出部26を含む突出延部24を導入可能に形成されている。また、スリット33bは、被係合部25をコネクタハウジング33の外側に突出させつつ被係合部25を第1軸線Xに沿って移動可能とする。また、壁部33aは、第3軸線Zに沿って外側に突出する回動軸33cを有する。回動軸33cは、コネクタハウジング33において、第2軸線Yに沿った幅方向の中央に設けられている。また、コネクタハウジング33において、第3軸線Zに沿って延びる壁部33dは、第2軸線Yに沿って外側に突出するとともに第1軸線Xに沿って延びるレール部33eを有する。また、図2に示すように、壁部33aにおいて、スリット33bの周囲は、他の部位に比べて肉厚の肉厚部33fとされている。これにより、壁部33aは、肉厚部33fの縁に段差33gを有している。
【0035】
また、壁部33aは、ロック部材36を取付可能な取付部41を有する。取付部41は、ロック部材36が取付部41に対して第2軸線Yに沿った第2方向Y1に相対移動されることで取り付けられるものである。取付部41は、壁部33aにおいてスリット33bや回動軸33cよりも第1反対方向X2側に設けられている。また、取付部41は、壁部33aにおいてスリット33bや回動軸33cよりも第2方向Y1の反対方向である第2反対方向Y2側に設けられている。
【0036】
図6及び図7に示すように、取付部41は、第3軸線Zに沿って凹設されるとともに、第2軸線Yに沿って延びる一対のレール溝41aを有する。レール溝41aは、第2反対方向Y2に開口している。また、取付部41は、レール溝41aの第2方向Y1側の端部でレール溝41aの第2方向Y1を塞ぐ終端部41bを有する。レール溝41aは、レール溝41aの凹設方向と交差する方向に凹設された横溝41cを有する。また、取付部41は、一対のレール溝41aの間に抜け止め凸部41dを有する。図10に示すように、抜け止め凸部41dは、第2反対方向Y2側の角に傾斜面41eを有する。また、取付部41は、一対のレール溝41aの間に位置保持凸部41fを有する。図6に示すように、位置保持凸部41fは、抜け止め凸部41dの第1方向X1側にずれて配置されている。また、位置保持凸部41fは、抜け止め凸部41dの第2方向Y1側にずれて配置されている。図9及び図11に示すように、位置保持凸部41fは、第2方向Y1側の角に傾斜面41gを有する。位置保持凸部41fは、第2反対方向Y2側の角に傾斜面41hを有する。また、図6及び図7に示すように、コネクタハウジング33の壁部33aは、支持部42を有する。支持部42は、取付部41の第1反対方向X2側に設けられている。支持部42は、第3軸線Zに沿って立設されるとともに第2軸線Yに沿って延びている。図12及び図13に示すように、支持部42は、取付部41に取り付けられたロック部材36の第1反対方向X2側の端面と当接可能に設けられている。
【0037】
[レバー34の構成]
レバー34は、樹脂材にて構成されている。
図1及び図2に示すように、レバー34は、四角筒状に形成されている。レバー34の内面は、第1軸線Xに沿って延びてコネクタハウジング33のレール部33eが嵌まることが可能な凹部34aを有する。レバー34は、コネクタハウジング33に外嵌される。レバー34は、凹部34aがレール部33eに案内されることで、コネクタハウジング33に対して第1軸線Xに沿って相対移動可能とされている。レバー34は、コネクタハウジング33に対して、第1反対方向X2側の第1位置P1(図1及び図4参照)と、第1位置P1よりも第1方向X1に位置する第2位置P2(図5参照)との範囲で、コネクタハウジング33に対して相対移動可能とされている。
【0038】
また、図4及び図5に示すように、レバー34において、第2軸線Yに沿って延びる壁部34bは、第3軸線Zに沿って貫通する被連結部34cを有する。被連結部34cは、レバー34において、第2軸線Yに沿った第2方向Y1の端部寄りに設けられている。被連結部34cは、第2軸線Yに沿って延びるとともに、第2方向Y1に向かうほど第1反対方向X2に向かうように僅かに傾斜している。
【0039】
また、図5に示すように、レバー34は、接触部34dを有する。接触部34dは、レバー34の第1反対方向X2側の端部に設けられている。言い換えると、レバー34において、第1反対方向X2側の端面の一部は、接触部34dとされている。
【0040】
[アーム35の構成]
アーム35は、樹脂材にて構成されている。
図3に示すように、アーム35は、中央孔35aと、中央孔35aを中心として一方に延びる一対の係合部35bと、中央孔35aを中心として係合部35bとは反対側の他方に延びる延設部35cとを有する。アーム35は、回動軸33cが中央孔35aを貫通するようにコネクタハウジング33に取り付けられる。すなわち、アーム35は、回動軸33cに回動可能に支持される。なお、アーム35は、中央孔35aを中心として、一対の係合部35bが第2方向Y1とは反対方向である第2反対方向Y2側で回動し、延設部35cが第2方向Y1側で回動するように設けられる。
【0041】
一対の係合部35bは、互いの対向面によってスリット35dを構成する。図4に示すように、スリット35dの間隔は、相手側ハウジング23の被係合部25を挿入可能な間隔に設定されている。これにより、一対の係合部35bは、被係合部25と係合可能とされている。スリット35dは、アーム35が回動して一対の係合部35bの先端側が第1反対方向X2に動くことで被係合部25を係合部35bの基端側であって第1反対方向X2側に引き込むことが可能な方向に湾曲している。
【0042】
延設部35cの先端部は、第3軸線Zに沿って突出する連結軸35eを有する。図4及び図5に示すように、連結軸35eは、レバー34の被連結部34cを貫通するように設けられる。連結軸35eは、レバー34の第1軸線Xに沿った相対移動に伴ってアーム35をレバー34の移動方向とは異なる方向に動かすようにレバー34に駆動連結されている。言い換えると、連結軸35eは、レバー34の第1軸線Xに沿った相対移動に伴って被連結部34c内を移動しつつアーム35を回動させるようにレバー34に駆動連結されている。これにより、アーム35はレバー34に駆動連結されている。
【0043】
上記構成によって、コネクタハウジング33は、レバー34が第1位置P1(図4参照)から第2位置P2(図5参照)に移動するにつれて、相手側ハウジング23との嵌合状態に近づく構成とされている。詳しくは、コネクタハウジング33は、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動するにつれて、相手側ハウジング23の被係合部25と係合した係合部35bも動くことで、相手側ハウジング23に対して相対移動し嵌合状態に近づく構成とされている。すなわち、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動するにつれて、レバー34の被連結部34cを貫通する連結軸35eは第5位置P5(図4参照)から第6位置P6(図5参照)に移動して、アーム35を回動させる。すると、アーム35とともに動く係合部35bが被係合部25を引き込むように作用することで、コネクタハウジング33は相手側ハウジング23に対して相対移動して相手側ハウジング23と嵌合状態に近づくことになる。
【0044】
[ロック部材36の構成]
ロック部材36は、樹脂材にて構成されている。
図8図12及び図13に示すように、ロック部材36は、一対の摺動部36aと、一対の摺動部36a同士を連結する第1連結部36b、第2連結部36c、及び第3連結部36dとを有する。摺動部36aは取付部41のレール溝41aに嵌まるとともにレール溝41aに沿って摺動可能である。摺動部36aは、レール溝41aの横溝41cに嵌まる凸部36eを有する。ロック部材36は、取付部41に対して第2方向Y1に相対移動されることで摺動部36aがレール溝41aに嵌められるとともに凸部36eが横溝41cに嵌められて、取付部41に取り付けられる。ロック部材36は、摺動部36aがレール溝41aに沿って摺動することで第2軸線Yに沿って第3位置P3(図4図9及び図12参照)と第4位置P4(図5図10図11及び図13参照)との範囲でコネクタハウジング33に対して相対移動可能である。
【0045】
ロック部材36が取付部41に取り付けられた状態において、第1連結部36bは、一対の摺動部36aの第2方向Y1側の端部同士を連結する。第2連結部36cは、一対の摺動部36aの第2反対方向Y2側の端部同士を連結する。第3連結部36dは、摺動部36aの中間部同士を連結する。
【0046】
図8及び図10に示すように、第3連結部36dは、抜け止め部36fを有する。抜け止め部36fは、第3連結部36dからコネクタハウジング33の壁部33a側に突出している。図10に示すように、抜け止め部36fは、ロック部材36が第4位置P4にある状態で、第2反対方向Y2に抜け止め凸部41dと係合することでロック部材36の取付部41からの抜けを抑制する。
【0047】
抜け止め部36fは、第2方向Y1側の角に傾斜面36gを有する。抜け止め部36fの傾斜面36gと、抜け止め凸部41dの傾斜面41eとは、ロック部材36が取付部41に組み付けられる際に第3連結部36dをコネクタハウジング33の壁部33aから離れる方向に撓ませる分力を発生する。これにより、抜け止め部36fは、取付部41に対するロック部材36の第2方向Y1の移動によって第3連結部36dが撓むことで抜け止め凸部41dを乗り越えることが可能とされている。よって、ロック部材36は、取付部41に対して第2方向Y1に相対移動されることで取付部41に円滑に取り付け可能とされている。
【0048】
図8図9、及び図11に示すように、第3連結部36dは、位置保持部36hを有する。位置保持部36hは、第3連結部36dからコネクタハウジング33の壁部33a側に突出している。図9に示すように、位置保持部36hは、ロック部材36が第3位置P3にある状態で、第2反対方向Y2に位置保持凸部41fと係合することで、ロック部材36の第3位置P3から第4位置P4への移動を抑制して、ロック部材36を第3位置P3に保持する。なお、第3位置P3におけるロック部材36は、第2方向Y1への移動が終端部41b(図6参照)によって抑制される。図11に示すように、位置保持部36hは、ロック部材36が第4位置P4にある状態で、第2方向Y1に位置保持凸部41fと係合することで、ロック部材36の第4位置P4から第3位置P3への移動を抑制して、ロック部材36を第4位置P4に保持する。なお、第4位置P4におけるロック部材36は、第2反対方向Y2への移動が抜け止め凸部41d(図10参照)によって抑制される。
【0049】
位置保持部36hは、第2反対方向Y2側の角に傾斜面36jを有する。位置保持部36hの傾斜面36jと、位置保持凸部41fの傾斜面41gとは、第3位置P3から第4位置P4側にロック部材36が移動される際に第3連結部36dをコネクタハウジング33の壁部33aから離れる方向に撓ませる分力を発生する。また、位置保持部36hは、第2方向Y1側の角に傾斜面36kを有する。位置保持部36hの傾斜面36kと、位置保持凸部41fの傾斜面41hとは、第4位置P4から第3位置P3側にロック部材36が移動される際に第3連結部36dをコネクタハウジング33の壁部33aから離れる方向に撓ませる分力を発生する。これにより、位置保持部36hは、取付部41に対するロック部材36の第2軸線Yに沿った移動によって第3連結部36dが撓むことで位置保持凸部41fを乗り越えることが可能とされている。よって、ロック部材36は、第3連結部36dを撓ませることが可能な力でロック部材36を第2軸線Yに沿って移動させることで、ロック部材36の位置を第3位置P3と第4位置P4とに切り替えることが可能とされている。
【0050】
第1連結部36bは、操作部36mを有する。操作部36mは、例えば、作業者が指でロック部材36を操作し易い形状であって、階段形状とされている。
第2連結部36cは、ロック部36nを有する。図5及び図13に示すように、ロック部36nは、ロック部材36が第4位置P4に配置されている状態で、第2位置P2に配置されている状態のレバー34の接触部34dと接触することでレバー34の第1位置P1側への移動を規制する。また、ロック部36nは、ロック部材36が第4位置P4に配置されている状態で、第2位置P2に配置されている状態のレバー34の接触部34dとコネクタハウジング33の支持部42とによって第1軸線Xに沿って挟まれた状態となる。なお、本実施形態のロック部36nは、支持部42の壁部33aからの高さに合わせるように、支持部42側、すなわち第1反対方向X2側に向かって壁部33aからの高さを徐々に低くする傾斜部36pを有する。
【0051】
また、図4及び図12に示すように、ロック部材36は、ロック部材36が第3位置P3に配置され、且つレバー34が第1位置P1に配置されている状態でレバー34に覆われる。すなわち、図12に示すように、レバー34は、ロック部材36が第3位置P3に配置され、且つレバー34が第1位置P1に配置されている状態で、ロック部材36を壁部33aとの間に収容する収容部34eを有する。
【0052】
また、ロック部材36は、レバー34が第1位置P1に配置されている状態で第3位置P3から第4位置P4への移動がレバー34と接触することによって規制される。すなわち、図12に示すように、レバー34は、ロック部材36が第3位置P3に配置され、且つレバー34が第1位置P1に配置されている状態で、ロック部材36の第4位置P4への移動を規制する規制面34fを有する。規制面34fは収容部34eの内壁面によって構成されている。
【0053】
また、図5及び図13に示すように、ロック部材36は、レバー34が第2位置P2に配置されている状態でレバー34から露出する。詳しくは、ロック部材36は、レバー34が第2位置P2に配置されている状態で、作業者が指でロック部材36を操作可能にレバー34から露出するとともに、規制面34fと当接不能となって第3位置P3から第4位置P4への移動が可能となる。
【0054】
[アーム35の初期位置を維持する構成]
図15及び図16に示すように、アーム35は、係止突起51を有する。図15に示すように、係止突起51は、レバー34が第1位置P1に配置されている状態で、スリット33bに嵌まることでアーム35の動きを初期位置で規制可能である。
【0055】
また、図4図14及び図15に示すように、レバー34は、弾性片52を有する。図15に示すように、弾性片52は、係止突起51がスリット33bに嵌まる方向にアーム35を押圧する。
【0056】
そして、係止突起51は、コネクタハウジング33との嵌合初期状態の相手側ハウジング23の押出部26によってスリット33bから押し出される。なお、嵌合初期状態とは、図4に示すように、コネクタハウジング33と相手側ハウジング23とが僅かに嵌合された状態であって、被係合部25が一対の係合部35bの先端部の間に入り込んで係合部35bと係合状態となった状態である。
【0057】
詳述すると、図15に示すように、係止突起51は、スリット33bの内壁面33hと接触可能な係止面51aを有する。係止面51aは、係止突起51がスリット33bに嵌まった状態で、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動しようとした際に弾性片52の押圧力に抗する方向に分力を発生させないようにスリット33bの内壁面33hと接触する。すなわち、内壁面33hと係止面51aとは、第3軸線Zに沿った平行な平面である。係止面51aは、係止突起51がスリット33bに嵌まった状態で、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動しようとしてアーム35が回動しようとした際、第3軸線Zと直交する方向に内壁面33hと面接触してアーム35の動きを規制する。
【0058】
また、係止突起51は、第1傾斜面51bを有する。第1傾斜面51bは、第3軸線Zに沿った平面に対して傾斜している。第1傾斜面51bは、レバー34が第2位置P2側から第1位置P1側に移動する際にコネクタハウジング33のアーム35との対向面の段差33gを乗り越えるための分力を発生させる。
【0059】
また、図16図18に示すように、係止突起51は、第2傾斜面51cを有する。第2傾斜面51cは、第3軸線Zに沿った平面に対して傾斜している。第2傾斜面51cは、コネクタハウジング33と相手側ハウジング23とが嵌合初期状態に近づく際にスリット33bから押し出される方向に分力を発生させるように押出部26と接触する。なお、図17は、コネクタハウジング33と相手側ハウジング23とが嵌合していない状態であり、図18は、コネクタハウジング33と相手側ハウジング23との嵌合初期状態である。本実施形態の押出部26は、嵌合初期状態に近づく際に係止突起51をスリット33bから押し出す方向に分力を発生させるように係止突起51と接触する傾斜面26aを有する。
【0060】
図4及び図5に示すように、弾性片52は、レバー34の壁部34bの一部に設けられている。壁部34bは、U字形状のスリット34gを有し、そのスリット34gによって区画された部位が弾性片52を構成している。
【0061】
図14に示すように、弾性片52は、先端部に押圧部52aを有する、押圧部52aはアーム35側に突出している。弾性片52は、レバー34が第1位置P1に配置されている状態で、押圧部52aによってアーム35を押圧する。また、弾性片52は、レバー34が第1位置P1に配置されていない状態で、アーム35を押圧しない。例えば、図5に示すように、弾性片52は、レバー34が第2位置P2に配置されている状態では、アーム35との位置がずれてアーム35を押圧しない。
【0062】
また、図15に示すように、押圧部52aは、第3傾斜面52bを有する。第3傾斜面52bは、レバー34が第2位置P2側から第1位置P1に移動する際に押圧部52aがアーム35に乗り上がるための分力を発生させる。
【0063】
次に、上記のように構成されたコネクタアセンブリ11の接続時の作用について説明する。
図1に示すように、相手側コネクタ21に接続される前の状態のコネクタ31は、レバー34が第1位置P1に配置されている。レバー34が第1位置P1に配置されている状態では、図15に示すように、アーム35は、弾性片52によって係止突起51がスリット33bに嵌まる方向に押圧されている。そして、アーム35は、係止突起51がスリット33bに嵌まっていることで回動が抑制され、初期位置に維持される。これにより、アーム35と駆動連結されたレバー34も第2位置P2への移動が抑制される。また、レバー34が第1位置P1に配置されている状態では、図4及び図12に示すように、第3位置P3に配置されたロック部材36は、レバー34に覆われている。また、レバー34が第1位置P1に配置されている状態では、図12に示すように、ロック部材36は、第3位置P3から第4位置P4への移動がレバー34の規制面34fと接触することによって規制される。
【0064】
そして、相手側コネクタ21にコネクタ31を接続する場合、作業者は、相手側コネクタ21に対してコネクタ31を第1方向X1に相対移動させて、図4に示すように、コネクタハウジング33を相手側ハウジング23に僅かに嵌合させた嵌合初期状態とする。これにより、図18に示すように、相手側ハウジング23の押出部26は、スリット33bに導入される。そして、アーム35の係止突起51は、押出部26によってスリット33bから弾性片52の押圧力に抗して押し出される。これにより、アーム35は、初期位置からの動き、すなわち回動が許容され、アーム35と駆動連結されたレバー34も第2位置P2への移動が許容される。また、相手側ハウジング23の被係合部25は、一対の係合部35bの間であってスリット35dに挿入され、係合部35bと係合状態とされる。
【0065】
次に、作業者は、レバー34を把持してレバー34を第1方向X1に移動させる。すると、レバー34は、第1位置P1から第2位置P2に移動する。このとき、レバー34が移動するにつれて、アーム35が回動して被係合部25と係合した係合部35bも動く。このとき、係合部35bが被係合部25を引き込むように作用することで、コネクタハウジング33は相手側ハウジング23に対して相対移動して相手側ハウジング23と完全に嵌合した嵌合状態になる。これにより、端子32は相手側端子22に電気的に接続される。また、レバー34が第2位置P2に配置されている状態では、ロック部材36は、レバー34から露出する。詳しくは、レバー34が第2位置P2に配置されている状態では、ロック部材36は、操作可能にレバー34から露出するとともに、規制面34fと当接不能となって第3位置P3から第4位置P4への移動が許容される。
【0066】
次に、作業者は、ロック部材36の操作部36mを操作してロック部材36を第3位置P3から第4位置P4に移動させる。すると、図5及び図13に示すように、ロック部材36のロック部36nが第2位置P2に配置されている状態のレバー34の接触部34dと接触可能となって、レバー34の第1位置P1側への移動が規制される。これにより、例えば、振動等の外力によって、コネクタハウジング33の相手側ハウジング23との嵌合状態が解除されてしまうことは抑制される。
【0067】
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)レバー34が第1位置P1から第2位置P2に第1軸線Xに沿って移動されると、コネクタハウジング33は相手側ハウジング23との嵌合状態とされる。そして、ロック部材36が第4位置P4に配置されると、ロック部材36によって第2位置P2に配置されているレバー34の移動が規制されるため、嵌合状態が維持される。そして、ロック部材36は、第1軸線Xと交差する第2軸線Yに沿って第4位置P4に移動するものである。よって、例えば、従来のように第1軸線Xと交差する方向に突出する相手側ハウジングの小さい突起と引っ掛かって嵌合状態を維持する構成に比べて、嵌合状態を強固に維持できる。すなわち、小さい突起と引っ掛かって嵌合状態を維持するような従来の構成に比べて、ロック部材36は、大きな範囲で大きな力を受け止めることが可能になり、嵌合状態を強固に維持できる。また、ロック部材36は、レバー34の移動する軸線である第1軸線Xとは異なる軸線である第2軸線Yに沿って移動してレバー34と接触するものであるため、例えば、従来技術のように撓みながら突起を乗り越えるといった必要がない。よって、ロック部材36は、可撓性を有する必要がなく、破損し難い構成とすることができることからも、嵌合状態を強固に維持できる。
【0068】
(2)アーム35は、相手側ハウジング23の被係合部25と係合可能な係合部35bを有する。そして、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動することに伴ってアーム35が動き、相手側ハウジング23の被係合部25と係合した係合部35bも動くことで、コネクタハウジング33を相手側ハウジング23との嵌合状態に近づけることができる。
【0069】
(3)ロック部材36は、レバー34が第1位置P1に配置されている状態で第3位置P3から第4位置P4への移動がレバー34と接触することによって規制される。よって、例えば、レバー34が第1位置P1に配置されている状態でロック部材36を第3位置P3から第4位置P4に移動させてしまう誤操作を防ぐことができる。よって、例えば、ロック部材36の誤操作によってレバー34が移動不能となることを回避でき、コネクタハウジング33が相手側ハウジング23に嵌合できなくなるといった不具合を回避することができる。
【0070】
(4)ロック部材36は、レバー34において第1反対方向X2側の端部の接触部34dと接触することでレバー34の移動を規制するため、簡単な構成で、レバー34の第1位置P1への移動を強固に規制することができる。例えば、レバー34において第1反対方向X2側の端部以外の部位に接触部を設ける構成では、接触部を第1軸線Xと交差する方向に突出させる構成が必要となり、構成が複雑化するとともに、高剛性化が難しいという問題があるが、これを回避することができる。よって、簡単な構成で、レバー34の第1位置P1への移動を強固に規制することができる。
【0071】
(5)コネクタハウジング33は、レバー34が第2位置P2に配置されるとともにロック部材36が第4位置P4に配置されている状態において、レバー34とでロック部材36を第1軸線Xに沿って挟むことが可能な支持部42を有する。よって、レバー34の第1位置P1への移動を規制するロック部材36はレバー34から受ける力に対して支持部42に支持されることになる。よって、レバー34の第1位置P1への移動をより強固に規制することができる。
【0072】
(6)コネクタハウジング33の取付部41は、第2軸線Yに沿って延びる一対のレール溝41aを有する。そして、ロック部材36は、第1連結部36b、第2連結部36c及び第3連結部36dによって連結された一対の摺動部36aがそれぞれレール溝41aに嵌まって案内される構成である。よって、ロック部材36は、コネクタハウジング33に対してがたつき難く安定して移動可能となる。
【0073】
(7)レール溝41aは、レール溝41aの凹設方向と交差する方向に凹設された横溝41cを有し、摺動部36aは、横溝41cに嵌まる凸部36eを有する。よって、ロック部材36は、横溝41cに嵌まる凸部36eによって摺動部36aがレール溝41aの凹設方向の反対方向に飛び出すことが抑制されて、取付部41に保持される。
【0074】
(8)ロック部材36は、取付部41に対して第2軸線Yに沿った第2方向Y1に相対移動されることで取り付けられるものである。そして、第3連結部36dの抜け止め部36fが取付部41の抜け止め凸部41dと第2方向Y1の反対方向である第2反対方向Y2に係合することでロック部材36の取付部41からの抜けが抑制される。また、抜け止め部36fは、取付部41に対するロック部材36の第2方向Y1の移動によって第3連結部36dが撓むことで抜け止め凸部41dを乗り越えることが可能とされている。よって、第3連結部36dを撓ませることが可能な力でロック部材36を取付部41に対して第2方向Y1に相対移動させるだけで、ロック部材36を取付部41から第2反対方向Y2に抜けないように組み付けることができる。
【0075】
(9)第3連結部36dの位置保持部36hが取付部41の位置保持凸部41fと係合することで、ロック部材36が第3位置P3または第4位置P4に保持される。そして、位置保持部36hは、取付部41に対するロック部材36の第2軸線Yに沿った移動によって第3連結部36dが撓むことで位置保持凸部41fを乗り越えることが可能とされている。よって、第3連結部36dを撓ませることが可能な力でロック部材36を第2軸線Yに沿って移動させることで、ロック部材36の位置を第3位置P3と第4位置P4とに切り替えることができる。
【0076】
(10)抜け止め部36fと位置保持部36hとは、同一の第3連結部36dに設けられる。よって、例えば、抜け止め部36fを有する連結部と、位置保持部を有する連結部とを別々の連結部とした場合に比べて、ロック部材36の構成が単純となる。
【0077】
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、アーム35は、相手側ハウジング23の被係合部25と係合可能な係合部35bを有するとしたが、これに限定されず、係合部35bを有していない構成としてもよい。すなわち、コネクタハウジング33は、レバー34が第1位置P1から第2位置P2に移動するにつれて、相手側ハウジング23との嵌合状態に近づく構成とされていれば、他の構成に変更してもよい。例えば、アーム35は、さらに他の別部材と駆動連結され、その別部材が相手側ハウジング23と係合して上記実施形態と同様に動作する構成としてもよい。
【0078】
・上記実施形態では、ロック部材36は、レバー34が第1位置P1に配置されている状態で第3位置P3から第4位置P4への移動がレバー34と接触することによって規制されるとしたが、これに限定されず、規制されない構成としてもよい。
【0079】
・上記実施形態では、ロック部材36は、レバー34において第1反対方向X2側の端部の接触部34dと接触することでレバー34の移動を規制するとしたが、これに限定されず、レバーの他の部位に設けた接触部と接触する構成としてもよい。
【0080】
・上記実施形態では、コネクタハウジング33は、レバー34とでロック部材36を第1軸線Xに沿って挟むことが可能な支持部42を有するとしたが、これに限定されず、支持部42を有していない構成としてもよい。また、ロック部材36のロック部36nは、支持部42の壁部33aからの高さに合わせるように傾斜した傾斜部36pを有するとしたが、これに限定されず、傾斜部36pを有していない構成としてもよい。
【0081】
・上記実施形態では、コネクタハウジング33の取付部41は、ロック部材36を移動可能に保持できれば、ロック部材36の構成と共に、他の構成に変更してもよい。
例えば、取付部41は、一対のレール溝41aを有しておらず、他の構成でロック部材を案内するものとしてもよい。
【0082】
また、例えば、取付部41は、レール溝41aが横溝41cを有しておらず、他の構成でロック部材36のレール溝41aからの飛び出しを抑制するものとしてもよい。
また、例えば、取付部41は、ロック部材36が第2方向Y1以外の方向に相対移動されることで取り付けられる構成としてもよい。
【0083】
また、例えば、取付部41は、抜け止め凸部41dを有しておらず、他の構成でロック部材36の取付部41からの抜けを抑制するものとしてもよい。
また、例えば、取付部41は、位置保持凸部41fを有しておらず、他の構成でロック部材36を第3位置P3または第4位置P4に保持可能なものとしてもよい。
【0084】
・上記実施形態では、抜け止め部36fと位置保持部36hとは、同一の第3連結部36dに設けられるとしたが、これに限定されず、それぞれ別々の連結部に設けてもよい。例えば、上記実施形態のロック部材36は、一対の摺動部36aを連結する第4連結部が追加して設けられた構成とし、抜け止め部36fは第3連結部36dに設けられ、位置保持部36hは第4連結部に設けられた構成としてもよい。
【0085】
・上記実施形態では、アーム35は、スリット33bに嵌まることでアーム35の動きを規制可能な係止突起51を有するとしたが、これに限定されず、係止突起51を有していない構成としてもよい。
【0086】
・上記実施形態では、特に言及していないが、アーム35は、1つのコネクタ31に複数設けられていてもよい。例えば、アーム35は、コネクタ31の第3軸線Zに沿った表裏に設けられてもよいし、第2軸線Yに沿った左右に複数設けられてもよい。なお、もちろん、アーム35を設ける部位には、アーム35に関するスリット33bや回動軸33c等の構成を設ける必要がある。また、もちろん、相手側ハウジング23には、アーム35と対応して被係合部25等を設ける必要がある。
【0087】
・上記実施形態では、特に言及していないが、ロック部材36は、1つのコネクタ31に複数設けられていてもよい。例えば、ロック部材36は、コネクタ31の第3軸線Zに沿った表裏に設けられてもよいし、第2軸線Yに沿った左右に複数設けられてもよい。なお、もちろん、ロック部材36を設ける部位には、ロック部材36に関する取付部41等の構成を設ける必要がある。
【0088】
・上記実施形態では、相手側コネクタ21は2つの相手側端子22を有し、コネクタ31は2つの端子32を有するとしたが、相手側端子22及び端子32の数は、1つや3つ以上の他の数に変更してもよい。
【符号の説明】
【0089】
11 コネクタアセンブリ
21 相手側コネクタ
22 相手側端子
23 相手側ハウジング
23a 壁部
24 突出延部
25 被係合部
26 押出部
26a 傾斜面
31 コネクタ
32 端子
33 コネクタハウジング
33a 壁部
33b スリット
33c 回動軸
33d 壁部
33e レール部
33f 肉厚部
33g 段差
33h 内壁面
34 レバー
34a 凹部
34b 壁部
34c 被連結部
34d 接触部
34e 収容部
34f 規制面
34g スリット
35 アーム
35a 中央孔
35b 係合部
35c 延設部
35d スリット
35e 連結軸
36 ロック部材
36a 摺動部
36b 第1連結部
36c 第2連結部
36d 第3連結部(連結部)
36e 凸部
36f 抜け止め部
36g 傾斜面
36h 位置保持部
36j 傾斜面
36k 傾斜面
36m 操作部
36n ロック部
36p 傾斜部
41 取付部
41a レール溝
41b 終端部
41c 横溝
41d 抜け止め凸部
41e 傾斜面
41f 位置保持凸部
41g 傾斜面
41h 傾斜面
42 支持部
51 係止突起
51a 係止面
51b 第1傾斜面
51c 第2傾斜面
52 弾性片
52a 押圧部
52b 第3傾斜面
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
P4 第4位置
P5 第5位置
P6 第6位置
WH ワイヤハーネス
X 第1軸線
X1 第1方向
X2 第1反対方向
Y 第2軸線
Y1 第2方向
Y2 第2反対方向
Z 第3軸線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図18