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特開2023-51063ペット保険査定支援装置、ペット保険査定支援システム、ペット保険査定支援方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023051063
(43)【公開日】2023-04-11
(54)【発明の名称】ペット保険査定支援装置、ペット保険査定支援システム、ペット保険査定支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20230404BHJP
【FI】
G06Q40/08
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021161516
(22)【出願日】2021-09-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-01-16
(71)【出願人】
【識別番号】514235307
【氏名又は名称】アニコム ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096714
【弁理士】
【氏名又は名称】本多 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100124121
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 由美子
(74)【代理人】
【識別番号】100176566
【弁理士】
【氏名又は名称】渡耒 巧
(74)【代理人】
【識別番号】100180253
【弁理士】
【氏名又は名称】大田黒 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100169236
【弁理士】
【氏名又は名称】藤村 貴史
(72)【発明者】
【氏名】小田 裕太郎
(72)【発明者】
【氏名】花岡 慎
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼野 宏行
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB61
(57)【要約】
【課題】簡易な方法で、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援できる装置や方法を提供する。
【解決手段】契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援装置であって、前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する格付け検索部を備えることを特徴とするペット保険査定支援装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援装置であって、
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する格付け検索部を備えることを特徴とするペット保険査定支援装置。
【請求項2】
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を用いて、引受の可否を判定する引受判定部を備える請求項1記載のペット保険査定支援装置。
【請求項3】
前記契約済みペット保険の保険料及び/又は自己負担割合を検索する主契約情報検索部を備える請求項1又は2記載のペット保険査定支援装置。
【請求項4】
前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を検索する生体情報検索部を備える請求項1~3のいずれか一項記載のペット保険査定支援装置。
【請求項5】
前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する類似申し込み検索部を備える請求項1~4のいずれか一項記載のペット保険査定支援装置。
【請求項6】
前記契約済みペット保険の保険証券の画像に基づいて、前記ペット保険の契約者と前記保険契約の申込者が同一であるか否かを判定する契約申込者判定部を備える請求項1~5のいずれか一項記載のペット保険査定支援装置。
【請求項7】
学習済みモデルを用いて前記契約済みペット保険の保険証券の画像からペット保険の契約者に関する文字情報を抽出する抽出部を備える請求項6記載のペット保険査定支援装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項記載のペット保険査定支援装置と、申込者が使用する端末とがネットワークを介して接続されてなるペット保険査定支援システム。
【請求項9】
コンピュータによって実行され、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援方法であって、
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索するステップ、
を備えることを特徴とするペット保険査定支援方法。
【請求項10】
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を用いて、引受の可否を判定する引受判定ステップを備える請求項9記載のペット保険査定支援方法。
【請求項11】
前記契約済みペット保険の保険料又は自己負担割合を検索する主契約情報検索ステップを備える請求項9又は10記載のペット保険査定支援方法。
【請求項12】
前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種を検索する生体情報検索部を備える請求項9~11のいずれか一項記載のペット保険査定支援方法。
【請求項13】
前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する類似申し込み検索部を備える請求項9~12のいずれか一項記載のペット保険査定支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット保険査定支援装置、ペット保険査定支援システム、ペット保険査定支援方法に関し、詳しくは、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するためのペット保険査定支援装置、ペット保険査定支援システム及びペット保険査定支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
犬や猫、ウサギを始めとする愛玩動物、牛や豚を始めとする家畜は、人間にとってかけがえのない存在である。近年、人間が飼育する動物の平均寿命が大幅に伸びた一方で、動物がその一生の中で何らかの疾患に罹患することが多くなり、飼育者が負担する医療費の増大が問題となっている。動物の医療費の増大に対応するために、様々な企業からペット保険が提供されている。
【0003】
ヒトの医療費の場合、特に日本では、国民皆保険制度のもと国民全てが国民健康保険などの公的医療保険に加入することになっている。日本の公的医療保険では、原則として、患者が医療機関を利用した際の医療費の7割が医療保険から支払われ、3割が自己負担となっている。高齢者の場合は、自己負担割合が1割又は2割となっている。
【0004】
医療の高度化とともに医療費が高額になり、一部の抗癌治療や先進医療では、医療費が数千万円に上るなど、公的医療保険によって7割が補償されるといっても、なお患者の負担が大きい場合がある。このような高額の医療費に対応するために、医療保険が普及している。
【0005】
一方、ペットの場合、日本では公的な医療保険制度は存在していない。また、動物病院は自由診療となっている。そのため、ヒトのように医療行為ごとの診療報酬が設定されておらず、医療費が飼い主の予想を超えることも珍しくない。そして、各社が提供するペット保険は、その内容が様々であるが、医療費のうち、3割~7割が保険金として支払われ、残りが自己負担というものが一般的である。また、支払いに際して、上限額や利用回数が設定されているなど条件が付されていることも多い。そのため、上記のように、ペットの医療費も高額となっている状況下ではペット保険による補償では十分ではない場合が増えている。
【0006】
そこで、ヒトにおいて公的医療保険の自己負担分を補償するような医療保険が各社から販売されているように、ペットについても、自己負担分を補償するような追加のペット保険へのニーズがあると考えられ、そのようなペット保険の査定方法を効率化することが求められている。
【0007】
特許文献1には、保険契約申込の引受可否を判定するための医務査定を支援する医務査定支援装置であって、人工知能モデルを用いて前記医務査定の査定結果を予測する査定結果予測部と、前記査定結果予測部による予測結果に基づいて、前記医務査定の判定基準となる各因子の前記予測結果に与える影響度を算出し、前記影響度に基づいて各因子から注目因子を特定する注目因子特定部と、前記注目因子を用いて前記保険契約申込と申込内容が類似する過去の保険契約申込案件に関する情報を検索する類似案件検索部とを備えることを特徴とする医務査定支援装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第6828209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1には、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するような装置や方法は開示されていない。
【0010】
そこで、本発明は、簡易な方法で、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援できる装置や方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ペット保険特有の問題点に思い至った。すなわち、公的な医療保険制度が運用されているヒトの場合、自己負担分を補償する保険の加入申し込みを審査するにあたって、既に契約されている公的医療保険の内容や保険の引受人について審査する必要はない。これに対して、ペット保険の場合、既に契約されているペット保険(主契約)がどのようなものであるのかを含めて審査しないと、主契約の自己負担分の補償を引き受ける際に思わぬリスクを負う可能性がある。それは、ペット保険を提供している企業は、業態、規模、運営方針などが様々であり、保険の申し込みの審査方法や審査基準も一定ではなく、ペット保険会社によっては、杜撰な引受審査によってペット保険を引き受けているケースもあるためである。
【0012】
そこで、本発明者らは、さらに検討を進めた結果、主契約であるペット保険の自己負担分を補償する保険の申し込みを引き受けるかどうか査定する際に、主契約であるペット保険の格付け情報を参照することで上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
すなわち、本発明は以下の[1]~[13]である。
[1]契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援装置であって、
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する格付け検索部を備えることを特徴とするペット保険査定支援装置。
[2]前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を用いて、引受の可否を判定する引受判定部を備える[1]のペット保険査定支援装置。
[3]前記契約済みペット保険の保険料及び/又は自己負担割合を検索する主契約情報検索部を備える[1]又は[2]のペット保険査定支援装置。
[4]前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を検索する生体情報検索部を備える[1]~[3]のいずれかのペット保険査定支援装置。
[5]前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する類似申し込み検索部を備える[1]~[4]のいずれかのペット保険査定支援装置。
[6]前記契約済みペット保険の保険証券の画像に基づいて、前記ペット保険の契約者と前記保険契約の申込者が同一であるか否かを判定する契約申込者判定部を備える[1]~[5]のいずれかのペット保険査定支援装置。
[7]学習済みモデルを用いて前記契約済みペット保険の保険証券の画像からペット保険の契約者に関する文字情報を抽出する抽出部を備える[6]のペット保険査定支援装置。
[8][1]~[7]のいずれかのペット保険査定支援装置と、申込者が使用する端末とがネットワークを介して接続されてなるペット保険査定支援システム。
[9]コンピュータによって実行され、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援方法であって、
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索するステップ、を備えることを特徴とするペット保険査定支援方法。
[10]前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を用いて、引受の可否を判定する引受判定ステップを備える[9]のペット保険査定支援方法。
[11]前記契約済みペット保険の保険料又は自己負担割合を検索する主契約情報検索ステップを備える[9]又は[10]のペット保険査定支援方法。
[12]前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種を検索する生体情報検索部を備える[9]~[11]のいずれかのペット保険査定支援方法。
[13]前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する類似申し込み検索部を備える[9]~[12]のいずれかのペット保険査定支援方法。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、簡易な方法で、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援できる装置や方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のペット保険査定支援システムの一実施態様を表すブロック図である。
図2】本発明のペット保険査定支援装置の一実施態様を表すブロック図である。
図3】本発明のペット保険査定支援装置の一実施態様を表すブロック図である。
図4】本発明のペット保険査定支援システムの一実施態様を表すブロック図である。
図5】本発明のペット保険査定支援装置によるペット保険査定支援方法の流れの一例を表すフローチャート図である。
図6】本発明のペット保険査定支援装置によるペット保険査定支援方法の流れの一例を表すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<ペット保険査定支援装置>
本発明のペット保険査定支援装置は、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するためのペット保険査定支援装置であって、前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する格付け検索部を備えるものである。
【0017】
[契約済みペット保険]
本発明における契約済みペット保険とは、既に自社又は他社が引受け、加入者との契約が済んでいるペット保険である。すなわち、自社が引き受けているペット保険でもよいし、他社が引き受けているペット保険でもよい。ペット保険とは、ペットが動物病院での治療を受けた際にかかる医療費の一部を補償するものであり、本発明におけるペット保険は公知のものをいずれも含み特に限定されない。ペット保険には、損害保険会社が提供するものと、少額短期保険会社が提供するものとがあり、それぞれ、提供する会社の最低資本金額の金額、保険契約者保護機構の対象となるかどうか等の違いがあるが、本発明におけるペット保険は、いずれのものも含む。また、ペット保険には、動物病院の窓口において保険金の精算が可能なものと、動物病院の窓口では保険加入者が一旦医療費の全額を支払い、後日保険会社に保険金の支払いを請求するタイプがあるが、本発明のペット保険はいずれのものも含む。
【0018】
[格付けに関する情報]
ペット保険の格付けに関する情報としては、ペット保険の格付け情報、そのペット保険を提供しているペット保険会社の格付け情報が挙げられる。ペット保険会社の格付けとしては、例えば、スタンダードアンドプアーズ、ムーディーズ、日本格付研究所、格付投資情報センター、フィッチレーティングスなどの格付会社が提供しているヒト向けの保険会社の格付けと同様の基準に基づいた格付け、ソルベンシー・マージン比率のような保険会社の健全度指標に基づいて設定された格付け、売上高、利益率(額)、資産、ROA、収入保険料、損害率、事業費率、収支残率、自己資本比率といった財務・経営指標に基づいた格付け、市場地位、ブランド力、販売チャネルといった保険会社の市場における地位に基づいた格付け、利用者の口コミ、過去のトラブルの有無等のサービスへの評価に基づいた格付け、加入審査の厳しさに基づいた格付け、損害保険会社であるか少額短期保険会社であるかに基づいた格付けが挙げられる。自らが設定した指標に基づいて策定した格付けでもよい。
【0019】
ペット保険の格付けに関する情報としては、ペット保険商品自体の格付けであってもよい。例えば、ペット保険の自己負担割合、支払実績、提供開始からの年数、保険料、などに基づいて格付けをすることができる。
【0020】
[格付け検索部]
格付け検索部は、契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する。検索方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いてデータベースやネットワークに接続されているサーバー等から契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する。
【0021】
格付けに関する情報は、インターネット検索で取得してもよいし、別途設置される格付け情報を記憶したデータベースから検索してもよい。データベースは、ペット保険査定支援装置の他の構成と同じサーバーないしコンピュータ内等に備えられていてもよく、別途異なるサーバーに格納され、ネットワークで接続されていてもよい。
【0022】
[保険契約]
本発明における保険契約は、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約である。例えば、契約済みペット保険が、自己負担割合が50%のペット保険であった場合、保険契約では、その50%の全部又は一部を補償する。自己負担分の全部を補償する保険契約の場合、加入者は、医療費が保険金の上限を超えない限り、医療費の自己負担分はゼロ円となる。
【0023】
(引受判定部)
本発明のペット保険査定支援装置を用いて必要な情報を得た後に、引受の査定を最終的に人的査定によって行ってもよいが、本発明のペット保険査定支援装置は、さらに引受判定部を備えることが好ましい。引受判定部は、前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を用いて、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかについての可否を判定する。判定にあたって、格付けに関する情報以外の情報を用いてもよい。判定方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いてペット保険の格付けに関する情報を用いて引受の可否を判定する。判定結果は、例えば、可、否、といった結論のほか、引き受ける場合のリスクを段階や数値で表すといった方法で示される。引受判定部は、学習済みモデルを含むものであってもよい。
【0024】
(主契約情報検索部)
本発明のペット保険査定支援装置は、さらに主契約情報検索部を備えることが好ましい。主契約情報検索部は、前記契約済みペット保険の保険料及び/又は自己負担割合を検索する。契約済みペット保険の保険料を検索する機能を有していてもよいし、自己負担割合を検索する機能を有していてもよいし、保険料と自己負担割合の両方を検索する機能を有していてもよい。検索方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いてデータベースやネットワークに接続されているサーバー等から契約済みペット保険の保険料又は自己負担割合に関する情報を検索する。
【0025】
契約済みペット保険の保険料又は自己負担割合に関する情報は、インターネット検索で取得してもよいし、別途設置される保険料又は自己負担割合に関する情報を記憶したデータベースから検索してもよい。データベースは、ペット保険査定支援装置の他の構成と同じサーバーないしコンピュータ内等に備えられていてもよく、別途異なるサーバーに格納され、ネットワークで接続されていてもよい。
【0026】
(生体情報検索部)
本発明のペット保険査定支援装置は、さらに生体情報検索部を備えることが好ましい。生体情報検索部は、前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を検索する。契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けを検索する機能を有していてもよいし、年齢に応じたランク付けを検索する機能を有していてもよいし、品種及び年齢の両方に応じたランク付けを検索する機能を有していてもよい。検索方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いてデータベースやネットワークに接続されているサーバー等から、対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を検索する。
【0027】
ペットの品種に応じたランク付けに関する情報とは、品種ごとに設定されたランク又はスコアに関する情報である。一般的に、ペットは種や品種ごとに疾患への罹患しやすさ、寿命、疾患の治療に要する費用などが異なる傾向がある。例えば、犬の場合、進行性網膜萎縮症(PRA)という疾患は、ダックスフント、プードル、シーズー、ミニチュアシュナウザーなどといった品種(犬種)が発症しやすいことが知られている。このように、特定の疾患に罹患する可能性が高い犬種は「好発犬種」と言われており、疾患ごとに異なる好発犬種が存在する。そのため、保険の引受けをするか否か、あるいは保険料の設定をするにあたって、対象となるペットの品種に関する情報があることが好ましい。品種ごとに設定されたランクに関する情報とは、例えば、品種を、疾患リスクなどに応じて分類したランク分け(クラス分け)をした結果に関する情報である。例えば、アーフェンピンシャー、日本スピッツ、チワワなどをランクA(クラスA)、ケリー・ブルー・テリア、柴犬などをランクB(クラスB)、サルーキ、シェットランド・シープドッグなどをランクC(クラスC)、ラブラドール・レトリーバー、ボクサーなどをランクD(クラスD)、フレンチ・ブルドッグ、ブル・テリアなどをランクE(クラスE)というように分類することが挙げられる。また、ランク(クラス)分けではなく、品種ごとにスコアを設定しておき、その品種ごとのスコアを、ランク付けに関する情報としてもよい。例えば、疾患リスクが高い品種については低いスコアを設定し、疾患リスクが低い品種については高いスコアを設定する。そして、後述する年齢に応じたランク付けに関する情報など他の情報を加味して、スコアが高い場合に、或いは、スコアが閾値を超えた場合に引受をする判定をするといったことが挙げられる。混血(雑種)についても、クラス分けをすることが可能である。混血の場合、その両親や血縁の品種に応じたクラス分けをしたり、混血の中でさらに年齢や体重等に応じてクラス分けをするといったことが可能である。例えば、混血犬のうち、体重が10kg未満のものはランクA(クラスA)、10kg以上30kg未満のものはランクC(クラスC)、30kg以上45kg未満のものはランクD(クラスD)、45kg以上のものはランクE(クラスE)といった具合である。
【0028】
ペットの年齢に応じたランク付けに関する情報とは、年齢ごとに設定されたランク又はスコアに関する情報である。一般的にペットは年齢が上がるごとに疾患に罹患するリスクが上がっていく傾向がある。そのため、保険の引受けをするか否か、あるいは保険料の設定をするにあたって、対象となるペットの年齢に関する情報があることが好ましい。年齢ごとに設定されたランクに関する情報とは、例えば、0歳~3歳未満をランクA(クラスA)、3歳~5歳未満をランクB(クラスB)、5歳~8歳未満をランクC(クラスC)、8歳以上をランクD(クラスD)といった例が挙げられる。また、ランク(クラス)分けではなく、年齢ごとにスコアを設定しておき、その年齢ごとのスコアを、ランク付けに関する情報としてもよい。例えば、疾患リスクが高い年齢については低いスコアを設定し、疾患リスクが低い年齢については高いスコアを設定する。そして、前記の品種に応じたランク付けに関する情報など他の情報を加味して、スコアが高い場合に、或いは、スコアが閾値を超えた場合に引受をする判定をするといったことが挙げられる。
【0029】
前記契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報は、インターネット検索で取得してもよいし、別途設置されるペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を記憶したデータベースから検索してもよい。データベースは、ペット保険査定支援装置の他の構成と同じサーバーないしコンピュータ内等に備えられていてもよく、別途異なるサーバーに格納され、ネットワークで接続されていてもよい。
【0030】
(類似申し込み検索部)
本発明のペット保険査定支援装置は、さらに類似申し込み検索部を備えることが好ましい。類似申し込み検索部は、前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する。検索方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いてデータベースやネットワークに接続されているサーバー等から、前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する。引受判定の参考となるため、申込内容が類似する過去の申し込みに対する引受判定の結果も併せて検索できることが好ましい。
【0031】
申込内容が類似する過去の申し込みとは、例えば、保険契約の申し込みと、対象となっているペットの種、品種、年齢または既往歴が類似又は共通している申し込み、或いは、契約済みペット保険が共通する申し込みなど、今回の申し込みと何らかの要素が共通又は類似する過去の申し込みである。
【0032】
前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報は、インターネット検索で取得してもよいし、別途設置される前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を記憶したデータベースから検索してもよい。データベースは、ペット保険査定支援装置の他の構成と同じサーバーないしコンピュータ内等に備えられていてもよく、別途異なるサーバーに格納され、ネットワークで接続されていてもよい。
【0033】
(契約申込者判定部)
本発明のペット保険査定支援装置は、さらに契約申込者判定部を備えることが好ましい。契約申込者判定部は、前記契約済みペット保険の保険証券の画像に基づいて、前記ペット保険の契約者と前記保険契約の申込者が同一であるか否かを判定する。判定方法は特に限定されない。例えば、プロセッサが、予め設定されたプログラムを用いて申込者が同一であるか否かを判定する。具体的には、例えば、申込者が端末などを通じて入力した氏名、住所などの個人情報と、申込者から入手した契約済みペット保険の保険証券の画像に印字された氏名、住所などの個人情報が一致するか否かによって、前記ペット保険の契約者と前記保険契約の申込者が同一であるか否かを判定する。
【0034】
(抽出部)
本発明のペット保険査定支援装置は、さらに抽出部を備えることが好ましい。抽出部は、学習済みモデルを用いて前記契約済みペット保険の保険証券の画像からペット保険の契約者に関する文字情報を抽出する。例えば、抽出部が抽出したペット保険の契約者の氏名、住所等の情報を抽出し、契約申込者判定部は、前記契約済みペット保険の保険証券の画像に基づいて、前記ペット保険の契約者と前記保険契約の申込者が同一であるか否かを判定することができる。
【0035】
前記学習済みモデルとしては、人工知能(AI)が好ましい。特に、OCR機能に特化したAI-OCRが好ましい。人工知能(AI)とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステムであり、具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。人工知能としては、汎用型、特化型のいずれであってもよく、ディープニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、ロジスティック回帰モデル、サポートベクターマシン等のいずれであってもよく、公開されているソフトウェアを使用することができる。
【0036】
学習済みモデルを生成するために、人工知能に教師データを用いて学習させる。学習としては、機械学習とデイープラーニング(深層学習)のいずれであってもよい。ディープラーニングは、機械学習を発展させたものであり、特徴量を自動的に見つけ出す点に特徴がある。
【0037】
学習済みモデルを生成するための学習方法としては、特に制限されず、公開されているソフトウェアを用いることができる。例えば、NVIDIAが公開しているDIGITS (the Deep Learning GPU Training System)を用いることができる。その他、例えば、「サポートベクターマシン入門」(共立出版)等において公開されている公知のサポートベクターマシン法(Support Vector Machine法)等によって学習させてもよい。
【0038】
機械学習としては、教師無し学習及び教師あり学習のいずれでもあり得るが、教師あり学習が好ましい。教師あり学習の手法としては特に限定されず、例えば、決定木(ディシジョン・ツリー)、アンサンブル学習、勾配ブースティング等を挙げることができる。公開されている機械学習のアルゴリズムとしては、例えば、XGBoost、CatBoostやLightGBMが挙げられる。
【0039】
(受付手段)
本発明のペット保険査定支援装置は、データの入力を受け付ける受付手段を備えていてもよい。画像を受け付ける場合の受付方法は、スキャン、画像データの入力、送信、その場で撮影しての画像取り込みなどいずれの方法であってもよい。
【0040】
<ペット保険査定支援システム>
本発明のペット保険査定支援システムは、上記のペット保険査定支援装置と、ペット保険の申込者が使用する端末とがネットワークを介して接続されてなるものである。ペット保険の申込者は、スマートフォンやタブレットなどの端末を通じて、ペット保険査定支援装置に対して、自らの氏名、住所、契約済みペット保険の名称、契約内容、保険証券の画像、対象となるペットの名称、品種、年齢、等の情報をアップロード、入力することができる。
【0041】
<ペット保険査定支援方法>
本発明のペット保険査定支援方法は、コンピュータによって実行され、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約の申し込みを引き受けるかどうかの査定を支援するペット保険査定支援方法であって、前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索するステップを備えることを特徴とするものである。
前記契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する方法及びそのための構成については、上記のペット保険査定支援装置において説明したものと同様である。
【0042】
<実施形態>
本発明のペット保険査定支援装置及びペット保険査定支援システムの実施形態の一例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明のペット保険査定支援システム1の一例である。ペット保険査定支援システム1では、本発明のペット保険査定支援装置10が、申込者端末2と接続されている。ペット保険査定支援装置10は、通常、ペット保険の引受を査定したいペット保険会社に設置される。
【0043】
図1中、申込者端末2は、ペット保険の申し込みをする者(ユーザ)が利用する端末である。申込者端末2は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレット端末などが挙げられる。申込者端末2は、CPUなどの処理部、ハードディスク、ROMあるいはRAMなどのメモリ/記憶部、液晶パネルなどの表示部、マウス、キーボード、タッチパネルなどの入力部、ネットワークアダプタなどの通信部などを含んで構成される。
【0044】
申込者は、申込者端末2から、ネットワークを通じてペット保険査定支援装置10にアクセスし、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ペットの名称、品種、年齢、体重、契約済みのペット保険の名称、当該ペット保険を提供する企業名、契約内容などの情報を入力、送信する。また、申込者は、契約済みのペット保険の保険証券の画像をカメラで撮影し、画像をアップロードして、ペット保険査定支援装置10に送信する。
【0045】
また、ユーザーは、申込者端末2がペット保険査定支援装置10にアクセスすることによって、契約済みペット保険の自己負担分の一部又は全部を補償する保険契約の申し込みに対する引受けの可否についての査定結果を受信することができる。
【0046】
図2は、本発明のペット保険査定支援装置10の一例である。本実施形態においては、ペット保険査定支援装置10はコンピュータによって構成されるが、本発明にかかる機能を有する限りにおいて、どのような装置であってもよい。
【0047】
記憶部は、例えばROM、RAMあるいはハードディスクなどから構成される。記憶部には、ペット保険査定支援装置の各部を動作させるための情報処理プログラムが記憶され、特に、格付け検索部11のためのソフトウェアなどが記憶される。
【0048】
CPU20が、格付け検索部を実行することで、格付け検索部として機能する。また、本実施形態では、ペット保険の格付け情報を記憶しているデータベース41がペット保険査定支援装置内に格納されている。格付け検索部は、適宜データベース41にアクセスし、申込者が入力した契約済みペット保険の名称やそれを提供する企業名を用いて、契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する。データベース41は、ペット保険査定支援装置とは別個に備え付けられ、インターネットによってペット保険査定支援装置と接続されていてもよい。
【0049】
本発明の予測装置は、図3のように、引受判定部12を備えていてもよい。引受判定部12は、上記格付け検索部11が検索した契約済みペット保険の格付けに関する情報に応じて、契約済みペット保険の自己負担分の全部又は一部を補償する保険契約を引き受けるか判定するためのプログラム又はソフトウェアである。例えば、引受判定部12は、検索された格付け情報に応じて、引受の可否を判定して、出力する。具体的には、例えば、契約済みペット保険の格付けが最高クラスであった場合、その自己負担分の全部又は一部を補償してもリスクが小さいとして、引受けを推奨する出力結果を出す。また、契約済みペット保険の格付けが低いものであった場合、申込者の属性、対象となるペットの品種や年齢などその他の情報を加味して査定をすることを推奨したり、その他の情報を加味したうえで、引受けを推奨または拒絶する出力結果を出すこともできる。
【0050】
処理演算部(CPU)20は、記憶部に記憶された格付け検索部にかかるプログラムやソフトウェアを用いて、適宜データベースにアクセスして契約済みペット保険の格付けに関する情報の検索を実行する。
【0051】
インターフェース部(通信部)30は、受付手段31と出力手段32を備え、申込者端末2から、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ペットの名称、品種、年齢、体重、契約済みのペット保険の名称、当該ペット保険を提供する企業名、契約内容などの情報や契約済みのペット保険の保険証券画像の入力を受け付け、申込者端末2に対して、引受の査定結果を出力、送信する。
【0052】
本発明のペット保険査定支援システムは、図4のように、契約済みペット保険の格付けに関する情報を記憶した格付け情報DB(データベース)41、契約済みペット保険の保険料や自己負担割合などの情報を記憶した主契約情報DB(データベース)42、ペット保険の対象となるペットの品種のランク付けに関する情報や年齢のランク付けに関する情報を記憶した生体情報DB(データベース)43、保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を記憶した類似案件情報DB(データベース)44を備えていてもよい。
【0053】
本発明のペット保険査定支援装置で実行される査定支援のフローチャートの例を図5を用いて説明する。
保険申込者は、契約済みペット保険に加えて、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを行うために、申込者情報及び保険証券情報(保険証券の画像等)をペット保険査定支援装置に送信する(ステップS1)。ペット保険査定支援装置は、申込者情報を取得し(ステップS2)、契約済みペット保険(主契約)の保険証券情報を取得する(ステップS3)。この例では、主契約の契約者(主契約者)と、保険契約の申込者が同一であるかどうかの判定を行う(ステップS4)。次に、ペット保険査定支援装置が、ペット保険やペット保険会社の格付け情報を記憶したデータベースを参照し、契約済みペット保険の格付けに関する情報を検索する(ステップS5)。得られた格付けに関する情報から引き受け可否の判定が可能かどうかを判定する(ステップS6)。格付けに関する情報から機械的に引受可否の判定が可能である場合は、引受可否判定を行う(ステップS8)。格付けに関する情報から機械的に引受可否の判定が可能ではない場合は、他の情報を用いて個別に引受査定を行う(ステップS7)。その後、引受査定を終了する。ステップS6以降は、ペット保険査定支援装置が実行してもよいし、人間が実行してもよい。ペット保険査定支援装置がステップS6以降を実行する場合は、ペット保険査定支援装置は、引受判定部を備える。
【0054】
本発明のペット保険査定支援装置で実行される査定支援のフローチャートの別の例を図6を用いて説明する。
保険申込者は、契約済みペット保険に加えて、契約済みペット保険の自己負担分を補償する保険契約の申し込みを行うために、申込者情報及び保険証券情報(保険証券の画像等)をペット保険査定支援装置に送信する(ステップS1)。ペット保険査定支援装置は、申込者情報を取得し(ステップS2)、契約済みペット保険(主契約)の保険証券情報を取得する(ステップS3)。次に、抽出部が学習済みモデルを用いて、保険証券の画像から文字情報が抽出できる場合(ステップS4)は、保険証券に記載された文字情報を抽出し、当該文字情報に記載された主契約の契約者(主契約者)の氏名と、保険契約の申込者の氏名が一致するかどうかの判定を行う(ステップS5)。保険証券の画像から文字情報が抽出できない場合、再度申込者に保険証券の画像を送信し直すように促す。また、保険証券の画像から主契約者に関する文字情報が抽出できたとしても、主契約者と申込者が異なると判定された場合には、申込者情報について再度送信するように促す。
【0055】
主契約者と保険契約の申込者が同一であることが確認できた後に、格付け検索部が、契約済みペット保険の格付けに関する情報の検索を行う(ステップS6)。その後、主契約情報検索部が、契約済みペット保険の保険料及び自己負担割合についての情報の検索を行う(ステップS7)。次に、生体情報検索部が、契約済みペット保険の対象となっているペットの品種に応じたランク付けに関する情報及び/又は年齢に応じたランク付けに関する情報を検索する(ステップS8)。次に、類似申し込み検索部が、前記保険契約の申し込みと申込内容が類似する過去の申し込みに関する情報を検索する(ステップS9)。
なお、これらの検索の順序は特に限定されないし、複数の検索を同時に行ってもよい。
【0056】
その後、判定部が、上記検索により得られた情報から、機械的に引受の査定が可能であるかどうか判定する(ステップS10)。機械的に引受の査定が可能である場合は、判定部が査定についての判定を行う(ステップS13)。機械的に引受の査定ができない場合は、その他の情報も用いて個別に引受査定を行う(ステップS12)。個別の引受査定は人間が行ってもよい。


図1
図2
図3
図4
図5
図6