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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023051259
(43)【公開日】2023-04-11
(54)【発明の名称】情報処理装置、仲介支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20230101AFI20230404BHJP
   G06Q 10/00 20230101ALI20230404BHJP
【FI】
G06Q10/06
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021161829
(22)【出願日】2021-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002365
【氏名又は名称】弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 健太郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA01
5L049AA06
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介支援を行う技術を提供する。
【解決手段】サーバ1は、開発者に予め登録された募集情報に基づいて、ソリューション商材を利用するための利用募集をマーケットプレイス上で行い、利用募集に対する利用者の応募を受け付けて利用者によるソリューション商材の利用計画を設定する募集・応募管理部101と、利用計画に対するソリューション商材の開発影響度を算定する開発影響度算定部104と、開発影響度に基づいて開発者と利用者との契約条件を決定する契約条件決定部105と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソリューション商材の開発を行う開発者と前記ソリューション商材を利用する利用者との仲介を支援する情報処理装置であって、
前記ソリューション商材の開発前に、前記ソリューション商材の利用に関する取引を行うためのマーケットプレイスを前記開発者と前記利用者に提供する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記開発者に予め登録された募集情報に基づいて、前記ソリューション商材を利用するための利用募集を前記マーケットプレイス上で行い、前記利用募集に対する前記利用者の応募を受け付けて前記利用者による前記ソリューション商材の利用計画を設定する募集・応募管理部と、
前記利用計画に対する前記ソリューション商材の開発影響度を算定する開発影響度算定部と、
前記開発影響度に基づいて前記開発者と前記利用者との契約条件を決定する契約条件決定部と、を備える情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記募集情報は、前記ソリューション商材の開発着手条件に関する情報を含み、
前記募集・応募管理部は、前記開発着手条件が未達の場合は前記利用募集を継続し、前記開発着手条件が達成された場合は前記利用募集を終了する情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記募集情報は、募集期間に関する情報を含み、
前記募集・応募管理部は、前記募集期間が満了した場合、前記開発着手条件が未達であっても前記利用募集を終了する情報処理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記募集情報は、前記ソリューション商材の開発着手に必要な前記ソリューション商材の最低利用量に関する情報を含み、
前記募集・応募管理部は、前記利用者が応募時に前記開発者に対してコミットする前記ソリューション商材の利用量を含めて前記利用計画を設定し、
前記開発影響度算定部は、前記最低利用量に対する前記利用量の割合に基づいて、前記開発影響度を算定する情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記利用計画と、前記利用者による前記ソリューション商材の利用実績と、を管理する計画・実績管理部を備える情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記契約条件決定部は、前記利用計画と前記利用実績との比較結果に基づいて前記利用者に対する報酬またはペナルティを決定し、決定した前記報酬または前記ペナルティに基づいて前記契約条件を更新する情報処理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記利用計画と前記利用実績との比較結果に基づいて前記利用者の信用スコアを算定する信用スコア算定部を備え、
前記契約条件決定部は、前記信用スコアに基づいて前記契約条件を更新する情報処理装置。
【請求項9】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記計画・実績管理部は、前記利用計画と前記利用実績との比較結果に基づいて前記利用計画を更新し、
前記開発影響度算定部は、更新された前記利用計画に基づいて前記開発影響度を更新し、
前記契約条件決定部は、更新された前記開発影響度に基づいて前記契約条件を更新する情報処理装置。
【請求項10】
ソリューション商材の開発前に、前記ソリューション商材の開発を行う開発者と前記ソリューション商材を利用する利用者とに対して、コンピュータを用いて前記ソリューション商材の取引に関するマーケットプレイスを提供し、前記開発者と前記利用者との仲介を支援する方法であって、
前記コンピュータにより、
前記開発者に予め登録された募集情報に基づいて、前記ソリューション商材を利用するための利用募集を前記マーケットプレイス上で行い、
前記利用募集に対する前記利用者の応募を受け付けて前記利用者による前記ソリューション商材の利用計画を設定し、
前記利用計画に対する前記ソリューション商材の開発影響度を算定し、
前記開発影響度に基づいて前記開発者と前記利用者との契約条件を決定する、仲介支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソリューション商材の開発者と利用者の仲介を支援するための情報処理装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理技術や通信技術の進展に伴い、利用者に対して様々な情報処理サービスを提供するソリューション商材の利用が進んでいる。こうしたソリューション商材の開発および運営を行う事業者(開発者)は、開発計画の段階において、全利用者の売上見込みを積み上げて投資回収計画を策定することがある。例えば、各利用者が自身の要望に応じたソリューション商材の利用計画を開発者に対して事前に約束(コミット)しておき、そのソリューション商材が開発者によって開発されると、各利用者はソリューション商材の利用を開始する運営形態がある。このようなソリューション商材の運営形態では、開発者は利用者のコミットをもとに投資回収計画を策定し、当該ソリューション商材の開発に着手することができるため、開発時の先行投資リスクを低減することが可能となる。一般的なソリューション商材の開発では、利用者の要望に応じて仕様をカスタムする半受注生産方式を採用することが多いため、このような運営形態とすることが好ましい。
【0003】
上記のような状況を踏まえて、ソリューション商材の開発や利用をより一層活性化させるためには、開発段階において利用者側のニーズと開発者側のシーズをマッチングさせ、開発者と利用者がソリューション商材の利用に関する契約を適切に締結できるようにすることが重要である。これを実現するために、ソリューション商材の開発者と利用者の仲介を支援する基盤サービスや取引サービス、マーケットプレイスサービスなどが求められている。
【0004】
ソリューション商材の開発者と利用者の仲介支援に関する技術として、例えば特許文献1の技術が知られている。特許文献1には、クラウドソーシングにおいて、商材開発者が事業情報など従来投資家にオープンにしてこなかった情報をオープンにすることが可能なクラウドソーシング基盤の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016-509721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ソリューション商材の開発に当たっては、利用者が開発者に対して事前にコミットした利用計画を互いに共有し、その利用計画を達成できなかった場合に開発者が受ける影響度を事前に考慮した上で、開発者と利用者が契約内容を事前にすり合わせしておくことが好ましい。しかしながら、特許文献1の技術ではこうした点が考慮されていないため、ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介支援を行うことができない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、その主な目的は、ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介支援を行う技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による情報処理装置は、ソリューション商材の開発を行う開発者と前記ソリューション商材を利用する利用者との仲介を支援するものであって、前記ソリューション商材の開発前に、前記ソリューション商材の利用に関する取引を行うためのマーケットプレイスを前記開発者と前記利用者に提供する。
本発明による仲介支援方法は、ソリューション商材の開発前に、前記ソリューション商材の開発を行う開発者と前記ソリューション商材を利用する利用者とに対して、コンピュータを用いて前記ソリューション商材の取引に関するマーケットプレイスを提供し、前記開発者と前記利用者との仲介を支援する方法であって、前記コンピュータにより、前記開発者に予め登録された募集情報に基づいて、前記ソリューション商材を利用するための利用募集を前記マーケットプレイス上で行い、前記利用募集に対する前記利用者の応募を受け付けて前記利用者による前記ソリューション商材の利用計画を設定し、前記利用計画に対する前記ソリューション商材の開発影響度を算定し、前記開発影響度に基づいて前記開発者と前記利用者との契約条件を決定する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介支援を行う技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の一実施形態に係るソリューション商材用マーケットプレイスシステムの概略構成を示すブロック図である。
図2図2は、募集テーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図3図3は、応募テーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図4図4は、計画・実績テーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図5図5は、信用スコアテーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図6図6は、契約条件テーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図7図7は、開発影響度算定ポリシテーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図8図8は、契約条件決定ポリシテーブルのデータ構造の具体例を示す図である。
図9図9は、応募受付処理の流れを示すフローチャートである。
図10図10は、合意・調整処理の流れを示すフローチャートである。
図11図11は、開発影響度算定処理の流れを示すフローチャートである。
図12図12は、動的見直し処理の流れを示すフローチャートである。
図13図13は、募集画面の一覧表示例を示す図である。
図14図14は、募集画面の詳細表示例を示す図である。
図15図15は、応募画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係るソリューション商材用マーケットプレイスシステム(以下、単に「マーケットプレイスシステム」と称する)の概略構成を示すブロック図である。図1に示すマーケットプレイスシステムは、情報処理技術を用いて利用者へのサービス提供を行うソリューション商材の開発前に、ソリューション商材の開発を行う開発者と、ソリューション商材を利用する利用者とに対して、ソリューション商材の利用に関する取引を行うためのマーケットプレイスをそれぞれ提供する情報処理システムである。これにより、本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介を支援し、ソリューション商材の開発および利用を促進するようにしている。
【0013】
本実施形態のマーケットプレイスシステムは、例えば図1に示すように、サーバ1と、クライアント2と、クライアント3とを含んで構成される。サーバ1、クライアント2、クライアント3は、いずれも所定の演算処理を行う情報処理装置であり、コンピュータを用いてそれぞれ実現される。なお、サーバ1、クライアント2、クライアント3は、それぞれ一台ずつのコンピュータにより構成してもよいし、複数のコンピュータを組み合わせて構成してもよい。
【0014】
サーバ1、クライアント2およびクライアント3は、ネットワーク4を介して相互に接続されている。これにより、本実施形態のマーケットプレイスシステムは、一般的なサーバクライアント型の情報処理システムとして構成される。なお、ネットワーク4は、インターネットであってもよいし、イントラネットであってもよい。
【0015】
サーバ1は、本実施形態のマーケットプレイスシステムに係る各種演算処理や情報管理を行う情報処理装置である。例えば、開発者がソリューション商材の開発着手前に行う利用者の事前募集に対する利用者からの応募状況の管理や、開発者と利用者の間で締結される契約内容の管理や、運用中のソリューション商材に対する事前の利用計画と利用実績の管理などを行う。
【0016】
サーバ1は、例えばWebサーバを用いて構築され、演算処理部10と記憶部11を有する。演算処理部10は、例えばCPUやROM、RAM等を用いて構成され、その機能として、募集・応募管理部101、計画・実績管理部102、信用スコア算定部103、開発影響度算定部104、契約条件決定部105の各機能ブロックを有する。演算処理部10は、記憶部11に記憶された各種プログラムを実行することにより、これらの機能ブロックを実現することができる。なお、演算処理部10の各機能ブロックの詳細については後述する。
【0017】
記憶部11は、例えばHDDやSSD等の記録媒体を用いて構成される。記憶部11には、演算処理部10の各機能ブロックを実現するためのプログラムに加えて、募集テーブル111、応募テーブル112、計画・実績テーブル113、信用スコアテーブル114、契約条件テーブル115、開発影響度算定ポリシテーブル116、契約条件決定ポリシテーブル117の各情報が記録されている。なお、記憶部11の各情報の詳細については後で図2図8を参照して説明する。
【0018】
募集・応募管理部101は、開発者に予め登録された募集情報に基づいて、ソリューション商材を利用するための利用募集を、サーバ1が提供するマーケットプレイス上で行う。そして、この利用募集に対する利用者の応募を受け付けて、利用者によるソリューション商材の利用計画を設定する。なお、ソリューション商材の利用募集を行うための開発者による募集情報は、募集・応募管理部101によって予め取得され、募集テーブル111として記憶部11に記憶される。また、募集・応募管理部101により受け付けられた各利用者からの応募情報は、応募テーブル112として記憶部11に記憶される。
【0019】
計画・実績管理部102は、募集・応募管理部101により設定されたソリューション商材の利用計画と、利用者によるソリューション商材の利用実績とを管理する。また、利用計画と利用実績との比較を行い、その比較結果に基づいて、利用者に対する報酬またはペナルティを決定することができる。計画・実績管理部102は、記憶部11に記憶された計画・実績テーブル113を用いて、これらの管理および比較を行う。
【0020】
信用スコア算定部103は、計画・実績管理部102による利用計画と利用実績との比較結果に基づいて、各利用者が事前に設定した利用計画に対する信用度合いの指標である信用スコアを算定する。信用スコア算定部103による信用スコアの算定結果は、信用スコアテーブル114として記憶部11に記憶される。
【0021】
開発影響度算定部104は、各利用者の利用計画に対するソリューション商材の開発影響度を算定する。開発影響度とは、利用者ごとの利用計画がソリューション商材の開発計画に対して及ぼす影響度合いの指標であり、開発影響度が高い利用計画ほど、その利用計画がソリューション商材の開発計画にとって重要であることを表している。開発影響度算定部104による開発影響度の算定結果は、他の情報とともに、応募テーブル112や計画・実績テーブル113の一部として記憶される。
【0022】
契約条件決定部105は、開発者より利用募集にて提示された条件や、開発影響度算定部104により算定された開発影響度等に基づいて、ソリューション商材の開発開始時に締結される開発者と利用者との契約条件を決定する。契約条件決定部105により決定された契約条件は、契約条件テーブル115として記憶部11に記憶され、開発者と利用者の双方に提示される。開発者および利用者は、提示された契約条件を承諾することで、ソリューション商材の開発や利用に関する契約を互いに締結することができる。なお、開発者と利用者との契約は、サーバ1上で電子的に行われてもよいし、書面等を用いて別途行われてもよい。
【0023】
クライアント2は、ソリューション商材の開発者や利用者がマーケットプレイスシステムを利用するときにそれぞれ使用するクライアント端末であり、PC(パーソナルコンピュータ)等を用いて構築される。なお、図1ではクライアント2が一台のみ図示されているが、実際にはマーケットプレイスに参加する開発者および利用者の数に応じて、複数台の端末がクライアント2としてサーバ1に接続される。
【0024】
クライアント2は、不図示のディスプレイ装置を有しており、このディスプレイ装置において、募集画面21、応募画面22、契約管理画面23、計画・実績画面24等の各種画面を表示可能に構成されている。募集画面21は、開発者によって登録された利用募集中のソリューション商材に関する募集情報を利用者に提供するための画面である。応募画面22は、利用募集中のソリューション商材に対して利用者が応募する際に必要な情報を入力するための画面である。契約管理画面23は、開発者と利用者の間でソリューション商材の開発や利用に関する契約を締結する際の契約条件の提示や、締結済みの契約内容の管理を行うための画面である。計画・実績画面24は、計画・実績管理部102によるソリューション商材の利用計画や利用実績の管理状態を確認するための画面である。
【0025】
ソリューション商材の開発者や利用者は、例えばWebブラウザ等を利用してサーバ1にアクセスし、上記の各画面をクライアント2に表示させて所定の操作を行うことで、本実施形態のマーケットプレイスシステムにより提供される各種機能を利用することができる。なお、クライアント2において表示可能な画面は上記の各画面に限らず、他の画面をクライアント2において表示可能としてもよい。
【0026】
クライアント3は、本実施形態のマーケットプレイスシステムの運営や管理を行うサービス管理者が使用するクライアント端末であり、PC(パーソナルコンピュータ)等を用いて構築される。なお、図1ではクライアント3が一台のみ図示されているが、複数台の端末がクライアント3としてサーバ1に接続されてもよい。
【0027】
クライアント3は、不図示のディスプレイ装置を有しており、このディスプレイ装置において、開発影響度算定ポリシ管理画面31、契約条件決定ポリシ管理画面32等の各種画面を表示可能に構成されている。開発影響度算定ポリシ管理画面31は、記憶部11に記憶されている開発影響度算定ポリシテーブル116の内容を管理するための画面である。契約条件決定ポリシ管理画面32は、記憶部11に記憶されている契約条件決定ポリシテーブル117の内容を管理するための画面である。
【0028】
マーケットプレイスシステムのサービス管理者は、例えばWebブラウザ等を利用してサーバ1にアクセスし、上記の各画面をクライアント3に表示させて所定の操作を行うことで、開発影響度算定ポリシテーブル116や契約条件決定ポリシテーブル117を編集し、本実施形態のマーケットプレイスシステムの管理を行うことができる。なお、クライアント3において表示可能な画面は上記の各画面に限らず、他の画面をクライアント3において表示可能としてもよい。
【0029】
次に、記憶部11に記憶される各情報の詳細について説明する。
【0030】
図2は、募集テーブル111のデータ構造の具体例を示す図である。募集テーブル111の各エントリは、開発者がソリューション材の利用募集を行う際に、その利用募集の案件ごとに設定される。図2に示すように、募集テーブル111は、例えば募集ID欄201と、開発者ID欄202と、商材ID欄203と、応募総数欄204と、募集期間欄205と、開発着手条件欄206と、開発撤退条件欄207と、報酬/ペナルティ案欄208とを備えて構成される。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、募集テーブル111の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、利用募集中の各案件に関する募集情報が構成される。
【0031】
募集ID欄201は、利用募集中の各案件を一意に識別するための識別子を格納する欄である。
【0032】
開発者ID欄202は、各案件の募集元である開発者を一意に識別するための識別子を格納する欄である。
【0033】
商材ID欄203は、利用募集の対象である各ソリューション商材を一意に識別するための識別子を格納する欄である。
【0034】
応募総数欄204は、利用募集中の各案件に対して利用者が応募可能な合計数を格納する欄である。
【0035】
募集期間欄205は、利用募集中の各案件の募集期間を格納する欄である。
【0036】
開発着手条件欄206は、利用募集の対象である各ソリューション商材の開発着手条件に関する情報を格納する欄である。開発着手条件に関する情報とは、開発者が募集したソリューション商材の開発に着手するための条件を表す情報であり、例えば各利用者が応募の際にコミットしたソリューション商材の利用量の合計に対する下限値(最低利用量)などである。具体的には、例えば各利用者が応募の際にコミットしたソリューション商材の利用量の合計が開発着手条件欄206に示された最低利用量を上回った場合、開発者は、ある程度の不確実性を折り込みつつも、募集中のソリューション商材の開発に対して投資回収の見込みが立ったものと判断し、当該ソリューション商材の開発に着手することができる。この場合、開発終了後に当該ソリューション商材は、募集期間中に応募した各利用者に対して提供される。しかし一方で、各利用者が応募の際にコミットしたソリューション商材の利用量の合計が開発着手条件欄206に示された最低利用量を下回った場合、開発者は、当該ソリューション商材の開発に対する投資回収の見込みが立たないと判断し、開発には踏み切らないものとすることができる。
【0037】
開発撤退条件欄207は、利用募集の対象である各ソリューション商材の開発撤退条件に関する情報を格納する欄である。開発撤退条件に関する情報とは、開発者が募集したソリューション商材の開発や運用から撤退するための条件を表す情報である。開発者は、開発撤退条件に関する情報を開発撤退条件欄207に設定することで、その情報を利用者に予め開示した上で、ソリューション商材の利用募集を行うことができる。これにより、開発中または開発済みのソリューション商材の利用が当初の計画や想定どおりに進まず、投資回収の見込みが立たなくなった場合に、開発者はソリューション商材の開発や運用から撤退することができるため、損失の拡大を抑えることが可能となる。
【0038】
報酬/ペナルティ案欄208は、利用募集の対象である各ソリューション商材の利用状況に応じて利用者に提供または課せられる報酬とペナルティの情報を格納する欄である。開発者は、例えばソリューション商材の利用状況が所定の条件を達成したときには、その利用者に報酬を与えることを利用募集時に宣言しておくことで、当該ソリューション商材の応募や利用に対する利用者へのインセンティブとすることができる。あるいは、例えばソリューション商材の利用状況が開発者にとって阻害要因となるような所定の条件に合致したときには、その利用者に対してペナルティを与えることを利用募集時に宣言しておくことで、当該ソリューション商材の利用者による阻害行動を抑制することもできる。開発者と利用者は、ソリューション商材の開発に対する契約を締結する際に、様々な前提を踏まえて報酬条件やペナルティ条件を調整する場合がある。報酬/ペナルティ案欄208には、この調整に先立ち、調整のベースとなる報酬条件やペナルティ条件を記憶しておくことができる。
【0039】
図3は、応募テーブル112のデータ構造の具体例を示す図である。応募テーブル112の各エントリは、利用者が利用募集中の案件に対して応募を行うと、その応募ごとに設定される。図3に示すように、応募テーブル112は、例えば応募ID欄301と、利用者ID欄302と、応募先募集ID欄303と、利用コミット欄304と、開発影響度欄305と、応募状態欄306とを備えて構成される。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、応募テーブル112の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、利用者が行った各応募に関する応募情報が構成される。
【0040】
応募ID欄301は、利用募集中の案件に対して利用者が行った各応募を一意に識別する識別子を格納する欄である。
【0041】
利用者ID欄302は、利用募集中の案件に対して応募を行った各利用者を一意に識別する識別子を格納する欄である。
【0042】
応募先募集ID欄303は、応募先のソリューション商材を一意に識別する識別子を格納する欄である。ここには、図2の募集テーブル111において商材ID欄203に格納されるものと対応する識別子が格納される。これらの識別子同士を照合することにより、開発者が利用募集中のソリューション商材のうち、どのソリューション商材に対して利用者が応募したかを特定することができる。
【0043】
利用コミット欄304は、各利用者が応募時に開発者に対してコミットした利用条件に関するコミットメント情報を格納する欄である。ソリューション商材の利用者は、利用募集中の案件に対して応募する際に、そのソリューション商材の利用期間や利用量を開発者に対して事前に約束(コミット)することがある。コミットメント情報とは、このときの利用期間や利用量を表す情報である。なお、利用期間や利用量に加えて、利用者が事前に想定したこれらの値の確からしさを表す確度情報などを、コミットメント情報に含めてもよい。
【0044】
開発影響度欄305は、利用者が応募した各ソリューション商材に対して開発影響度算定部104が算定した開発影響度の値を格納する欄である。なお、前述のように開発影響度とは、利用者が応募時に設定した利用計画が当該ソリューション商材の開発計画に対して及ぼす影響度合いの指標である。
【0045】
応募状態欄306は、応募の状態を格納する欄である。ここには、応募先の各ソリューション商材の開発計画状況に応じて、「未定」、「仮確定」、「本確定」などのステータス情報が格納される。
【0046】
図4は、計画・実績テーブル113のデータ構造の具体例を示す図である。計画・実績テーブル113の各エントリは、利用募集されたソリューション商材の運用が開始されると、そのソリューション商材の運用状況を月次ごとに集計して求められた利用計画と利用実績の情報に基づいて設定される。図4に示すように、計画・実績テーブル113は、例えば商材ID欄401と、日時欄402と、総量欄403と、利用者ID欄404と、利用量計画値欄405と、開発影響度欄406と、総量欄407と、利用者ID欄408と、利用量実績値欄409と、開発影響度欄410とを備えて構成されている。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、計画・実績テーブル113の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、運用中のソリューション商材の利用計画および利用実績の管理が行われる。
【0047】
商材ID欄401は、ソリューション商材を一意に識別する識別子を格納する欄である。ここには、図3の応募テーブル112における応募先募集ID欄303と同様に、図2の募集テーブル111において商材ID欄203に格納されるものと対応する識別子が格納される。これらの識別子同士を照合することにより、開発者の利用募集に応じて利用者が応募したソリューション商材のうち、どのソリューション商材の情報であるかを特定することができる。
【0048】
日時欄402は、集計する月次期間を格納する欄である。
【0049】
総量欄403は、集計対象の各月次期間における当該ソリューション商材の利用量計画値の総量を格納する欄である。この総量欄403の値は、例えば、各利用者が応募時に設定した利用計画においてコミットした利用量を月次期間ごとに合計することにより、求めることができる。
【0050】
利用者ID欄404は、利用計画の集計対象とする各利用者を一意に識別する識別子を格納する欄である。ここには、図3の応募テーブル112において利用者ID欄302に格納されるものと対応する識別子が格納される。
【0051】
利用量計画値欄405は、集計対象の各月次期間における利用者ごとの当該ソリューション商材の利用量の計画値を格納する欄である。この利用量計画値欄405の値は、例えば、各利用者が応募時に設定した利用計画においてコミットした利用量から求めることができる。
【0052】
開発影響度欄406は、集計対象の各月次期間における利用者ごとの当該ソリューション商材の利用量の計画値から算定された開発影響度の値を格納する欄である。この開発影響度欄406の値は、例えば、各利用者が応募時に設定した利用計画においてコミットした利用量に基づいて、開発影響度算定部104により算定される。
【0053】
総量欄407は、集計対象の各月次期間における当該ソリューション商材の利用量実績値の総量を格納する欄である。この総量欄407の値は、例えば、各利用者が実際に利用した利用量を月次期間ごとに合計することにより、求めることができる。
【0054】
利用者ID欄408は、利用実績の集計対象とする各利用者を一意に識別する識別子を格納する欄である。ここには、利用者ID欄404と同様に、図3の応募テーブル112において利用者ID欄302に格納されるものと対応する識別子が格納される。
【0055】
利用量実績値欄409は、集計対象の各月次期間における利用者ごとの当該ソリューション商材の利用量の実績値を格納する欄である。この利用量実績値欄409の値は、例えば、当該ソリューション商材の利用実績における利用者ごとの利用量の内訳から求めることができる。
【0056】
開発影響度欄410は、集計対象の各月次期間における利用者ごとの当該ソリューション商材の利用量の実績値から算定された開発影響度の値を格納する欄である。この開発影響度欄410の値は、例えば、当該ソリューション商材の利用実績における利用者ごとの利用量の内訳に基づいて、開発影響度算定部104により算定される。
【0057】
図5は、信用スコアテーブル114のデータ構造の具体例を示す図である。信用スコアテーブル114の各エントリは、ソリューション商材の利用者ごとに設定される。図5に示すように、信用スコアテーブル114は、例えば利用者ID欄501と、信用スコア欄502と、行動履歴日時欄503と、行動履歴行動欄504とを備えて構成されている。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、信用スコアテーブル114の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、ソリューション商材の利用に関する各利用者の行動履歴と、その行動履歴に基づき算出された各利用者の信用スコアとの管理が行われる。
【0058】
利用者ID欄501は、各利用者を一意に識別する識別情報を格納する欄である。ここには、図4の計画・実績テーブル113における利用者ID欄404と同様に、図3の応募テーブル112において利用者ID欄302に格納されるものと対応する識別情報が格納される。
【0059】
信用スコア欄502は、利用者ID欄501の識別情報により特定される利用者に関する信用スコアを格納する欄である。この信用スコア欄502の値は、例えば、当該ソリューション商材の利用実績における利用者ごとの行動履歴に基づいて、信用スコア算定部103により算定される。
【0060】
行動履歴日時欄503は、記録対象とする利用者の行動履歴について、その行動が利用者によって行われた日時情報を格納する欄である。
【0061】
行動履歴行動欄504は、記録対象とする利用者の行動履歴の内容を格納する欄である。ここには、例えば各利用者が応募時にコミットした利用量が達成できたか否かを表す情報などが格納される。
【0062】
図6は、契約条件テーブル115のデータ構造の具体例を示す図である。契約条件テーブル115の各エントリは、ソリューション商材の開発者と利用者の組み合わせごとに設定される。図6に示すように、契約条件テーブル115は、例えば開発者ID欄601と、利用者ID欄602と、応募ID欄603と、報酬条件欄604と、ペナルティ条件欄605とを備えて構成されている。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、契約条件テーブル115の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、開発者と利用者の間で個別に調整された契約条件における報酬条件やペナルティ条件の管理が行われる。
【0063】
開発者ID欄601は、ソリューション商材の開発者を一意に識別するための識別情報を格納する欄である。ここには、図2の募集テーブル111において開発者ID欄202に格納されるものと対応する識別情報が格納される。
【0064】
利用者ID欄602は、各利用者を一意に識別する識別情報を格納する欄である。ここには、図4の計画・実績テーブル113における利用者ID欄404や、図5の信用スコアテーブル114における利用者ID欄501と同様に、図3の応募テーブル112において利用者ID欄302に格納されるものと対応する識別情報が格納される。
【0065】
応募ID欄603は、利用者がソリューション商材ごとに行った応募を一意に識別する識別子を格納する欄である。ここには、図2の募集テーブル111において応募ID欄301に格納されるものと対応する識別子が格納される。
【0066】
報酬条件欄604は、開発者と利用者の間で締結されたソリューション商材の利用に関する契約において、開発者から利用者に提供される報酬の条件を示す情報を格納する欄である。
【0067】
ペナルティ条件欄605は、開発者と利用者の間で締結されたソリューション商材の利用に関する契約において、開発者から利用者に課せられるペナルティの条件を示す情報を格納する欄である。
【0068】
図7は、開発影響度算定ポリシテーブル116のデータ構造の具体例を示す図である。開発影響度算定ポリシテーブル116の各エントリは、開発影響度の算定方法に関して予め定められた規則(ポリシ)の内容ごとに設定される。図7に示すように、開発影響度算定ポリシテーブル116は、例えばポリシID欄701と、開発影響度算定ポリシ欄702とを備えて構成されている。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、開発影響度算定ポリシテーブル116の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、開発影響度算定部104が開発影響度を算出する際に用いられるポリシの管理が行われる。
【0069】
ポリシID欄701は、開発影響度の算定に関するポリシを一意に特定するための識別情報を格納する欄である。
【0070】
開発影響度算定ポリシ欄702は、ポリシID欄701の識別情報により特定されるポリシの内容を示す情報を格納する欄である。開発影響度算定部104は、この開発影響度算定ポリシ欄702に記載されたポリシの内容に従って、各利用者のソリューション商材の利用計画に対する開発影響度を算定することができる。
【0071】
図8は、契約条件決定ポリシテーブル117のデータ構造の具体例を示す図である。契約条件決定ポリシテーブル117の各エントリは、開発者と利用者の間での契約条件の決定方法に関して予め定められた規則(ポリシ)の内容ごとに設定される。図8に示すように、契約条件決定ポリシテーブル117は、例えばポリシID欄801と、契約条件決定ポリシ欄802とを備えて構成されている。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、契約条件決定ポリシテーブル117の各エントリに対して、これらの欄に対応する情報がそれぞれ格納されて記憶部11に記憶されることにより、ソリューション商材の開発開始時に締結される開発者と利用者との契約条件を契約条件決定部105が決定する際に用いられるポリシの管理が行われる。
【0072】
ポリシID欄801は、契約条件の決定に関するポリシを一意に特定するための識別情報を格納する欄である。
【0073】
契約条件決定ポリシ欄802は、ポリシID欄801の識別情報により特定されるポリシの内容を示す情報を格納する欄である。契約条件決定部105は、この契約条件決定ポリシ欄802に記載されたポリシの内容に従って、ソリューション商材の利用に対して開発者と利用者が事前に契約を締結する際の契約条件を決定することができる。
【0074】
次に、サーバ1の演算処理部10において実行される演算処理の詳細について説明する。本実施形態のマーケットプレイスシステムでは、演算処理部10が所定のプログラムを実行し、募集・応募管理部101、計画・実績管理部102、信用スコア算定部103、開発影響度算定部104および契約条件決定部105として機能することで、開発者と利用者に対して、ソリューション商材の利用に関する取引を行うためのマーケットプレイスが提供される。以下では、図9図12の各フローチャートを参照して、募集・応募管理部101、計画・実績管理部102、信用スコア算定部103、開発影響度算定部104および契約条件決定部105の各機能ブロックが行う処理の具体例を説明する。
【0075】
図9は、開発者がソリューション商材の開発前にその利用募集を行い、利用者からの応募を受け付けてその採否を決定する際に実行される応募受付処理の流れを示すフローチャートである。図9のフローチャートに示す処理は、例えば開発者がクライアント2を介して送信した利用募集の登録要求をサーバ1が受信した際や、利用募集中の案件に対する応募からの応募要求をサーバ1が受信した際などに実行される。また、サーバ1において現在利用募集中のソリューション商材が存在する場合には、その各案件に対して、図9のフローチャートに示す処理を一定時間ごとに実行してもよい。
【0076】
ステップ901において、募集・応募管理部101は、開発者より送信された募集情報を取得する。ここでは、例えば開発者がクライアント2を操作して登録し、クライアント2からサーバ1へ送信された募集情報を受信することにより、ソリューション商材の利用募集に関する開発者からの募集情報を取得する。
【0077】
ステップ902において、募集・応募管理部101は、ステップ901で取得した募集情報に対する応募者からの応募要求を受け付ける。ここでは、例えば募集情報を取得した利用募集中のソリューション商材の利用を希望しており、その利用募集に係る案件に対して応募を行う利用者を応募者とする。この応募者がクライアント2を操作して登録し、クライアント2からサーバ1へ送信された応募情報を受信することにより、ソリューション商材の利用募集に関する応募者からの応募要求を受け付ける。
【0078】
ステップ903において、募集・応募管理部101は、開発者と応募者(利用者)との間でのソリューション商材の利用に関する合意・調整処理を行う。ここでは、ステップ902で受け付けた応募要求にて応募者から提示されたソリューション商材の利用計画を開発者と応募者で共有させるとともに、この利用計画に基づいて、ソリューション商材の開発に対する契約条件を開発者と応募者の間で調整する。そして、双方が契約条件に合意できたら、当該応募を仮採用する。なお、このステップ903で実行される合意・調整処理の詳細については、図10を参照して後述する。
【0079】
ステップ904において、募集・応募管理部101は、処理対象の案件が開発着手条件を達成したか否かを判定する。ここでは、例えばステップ903の合意・調整処理において応募が仮採用された案件を処理対象として、図2の募集テーブル111において開発着手条件欄206に示された情報を参照することで、当該案件に対する開発着手条件を取得し、その開発着手条件を達成したか否かを判定する。その結果、開発着手条件を達成した場合はステップ905に進み、未達である場合はステップ907に進む。
【0080】
ステップ905において、募集・応募管理部101は、ステップ904で開発着手条件を達成したと判定した案件の募集を終了する。これにより、当該案件に対応するソリューション商材の利用募集が締め切られ、開発者による当該ソリューション商材の開発が開始される。なお、ステップ905の処理を実行せずに、開発を開始した後でもソリューション商材の利用募集が継続されるようにしてもよい。
【0081】
ステップ906において、募集・応募管理部101は、ステップ905で募集を終了した案件に対する各利用者からの応募状態を、「仮確定」から「本確定」に変更する。この応募状態の変更内容は、図3の応募テーブル112において応募状態欄306に反映される。ステップ906の処理を実行したら、募集・応募管理部101は、図9のフローチャートに示す応募受付処理を終了する。
【0082】
ステップ907において、募集・応募管理部101は、処理対象の案件の募集期間が満了したか否かを判定する。ここでは、例えば利用募集中の各案件を処理対象として、図2の募集テーブル111において募集期間欄205に示された情報を参照することで、当該案件の募集期間を取得し、現在の日時がその募集期間内であるか否かを判定する。その結果、現在の日時が募集期間内である場合はステップ908に進み、募集期間外である場合は期間満了と判断してステップ909に進む。
【0083】
ステップ908において、募集・応募管理部101は、当該案件の募集を継続することとしてステップ902に戻る。これにより、サーバ1において、応募者からの応募要求の受付が引き続き行われるようにする。
【0084】
ステップ909において、募集・応募管理部101は、ステップ907で募集期間を満了したと判定した案件の募集を終了する。これにより、当該案件に対応するソリューション商材の利用募集が打ち切られ、開発者は当該ソリューション商材の開発を断念する。すなわち、募集期間が満了した場合、募集・応募管理部101は、開発着手条件が未達であっても、ソリューション商材の利用募集を終了する。
【0085】
ステップ910において、募集・応募管理部101は、ステップ909で募集を終了した案件に対する各利用者からの応募状態を、「仮確定」から「取消状態」に変更する。この応募状態の変更内容は、図3の応募テーブル112において応募状態欄306に反映される。ステップ910の処理を実行したら、募集・応募管理部101は、図9のフローチャートに示す応募受付処理を終了する。
【0086】
図10は、図9のステップ903で実行される合意・調整処理の流れを示すフローチャートである。
【0087】
ステップ1001において、募集・応募管理部101は、図9のステップ902で受け付けた応募要求に対応する利用計画を特定する。ここでは、クライアント2から受信した応募情報に含まれるソリューション商材の利用計画を取得することで、利用者がソリューション商材への応募の際にコミットした利用計画を特定することができる。
【0088】
ステップ1002では、開発影響度算定部104による開発影響度算定処理を行う。ここでは、ステップ1001で特定した利用計画に基づく開発影響度を算定し、その算定結果を、図3の応募テーブル112における開発影響度欄305や、図4の計画・実績テーブル113における開発影響度欄406に反映する。なお、このステップ1002で実行される開発影響度算定処理の詳細については、図11を参照して後述する。
【0089】
ステップ1003では、契約条件決定部105により、ステップ1002で算定された開発影響度に基づいて、開発者と利用者との契約条件を決定する。ここでは、図8の契約条件決定ポリシテーブル117において各エントリの契約条件決定ポリシ欄802に格納された情報を参照することにより、契約条件の決定に関するポリシを取得する。そして、ステップ1002で開発影響度算定部104により算定された開発影響度に基づき、取得したポリシに従って、利用者が応募したソリューション商材を利用する際に開発者と利用者が締結すべき契約条件を決定する。決定された契約条件は、サーバ1からソリューション商材の開発者と利用者(応募者)がそれぞれ操作しているクライアント2に送信され、これらのクライアント2において開発者と利用者の双方に提示される。
【0090】
ステップ1004では、ステップ1003で決定した契約条件について、開発者と利用者の間で合意が成立したか否かを判定する。ここでは、開発者と利用者がそれぞれクライアント2に対して所定の操作を行うことにより、提示された契約条件に対して合意の意志を示したか否かを判断する。その結果、開発者と利用者の双方が合意の意志を示した場合は、合意が成立したと判定してステップ1005に進み、いずれか少なくとも一方が不合意の意志を示した場合は、合意が不成立と判定してステップ1006に進む。なお、このとき開発者と利用者が提示された契約条件をそれぞれ編集可能として、合意前に契約条件の調整を行うことができるようにしてもよい。
【0091】
ステップ1005において、募集・応募管理部101は、ソリューション商材の利用に対する利用者からの応募を仮採用し、利用者が応募時にコミットしたソリューション商材の利用計画を仮確定する。これにより、当該案件に対する利用者からの応募状態が「仮確定」に設定され、図3の応募テーブル112において応募状態欄306に反映される。ステップ1005の処理を実行したら、募集・応募管理部101は、図10のフローチャートに示す合意・調整処理を終了する。
【0092】
ステップ1006において、募集・応募管理部101は、ソリューション商材の利用に対する利用者からの応募を不採用とし、利用者が応募時にコミットしたソリューション商材の利用計画を破棄する。これにより、当該応募に対応するエントリが図3の応募テーブル112から削除される。ステップ1006の処理を実行したら、募集・応募管理部101は、図10のフローチャートに示す合意・調整処理を終了する。
【0093】
図11は、図10のステップ1002で実行される開発影響度算定処理の流れを示すフローチャートである。
【0094】
ステップ1101において、開発影響度算定部104は、図10のステップ1001で特定された利用計画に対応するソリューション商材について、開発者がそのソリューション商材の開発着手に必要な最低利用量を特定する。ここでは、例えば図2の募集テーブル111において当該ソリューション商材に対応するエントリの開発着手条件欄206に格納された情報を参照することにより、開発着手に必要な最低利用量を特定することができる。
【0095】
ステップ1102において、開発影響度算定部104は、ステップ1101で開発着手に必要な最低利用量を特定したソリューション商材について、利用者が応募時にコミットした利用量(コミット利用量)を特定する。ここでは、例えば図3の応募テーブル112において当該応募に対応するエントリの利用コミット欄304に格納された情報を参照することにより、利用者が応募時に計画し開発者に対してコミットしたソリューション商材の利用量をコミット利用量として特定することができる。あるいは、利用コミット欄304に格納された情報に基づき、利用者が応募時に計画し開発者に対してコミットしたソリューション商材の利用量を、図4の計画・実績テーブル113において利用量計画値欄405に予め格納しておくことにより、利用量計画値欄405を参照してコミット利用量を特定できるようにしてもよい。
【0096】
ステップ1103において、開発影響度算定部104は、ステップ1101で特定した最低利用量と、ステップ1102で特定したコミット利用量とに基づいて、最低利用量に対するコミット利用量の割合を計算する。
【0097】
ステップ1104において、開発影響度算定部104は、ステップ1103で計算した最低利用量に対するコミット利用量の割合に基づいて、当該応募におけるソリューション商材の利用計画に対する開発影響度を算定する。ここでは、例えば最低利用量に対するコミット利用量の割合の計算結果に、予め設定された変換係数をかけることにより、開発影響度を算定することができる。なお、最低利用量に対するコミット利用量の割合に基づいて開発影響度を適切に算定できれば、他の方法により開発影響度を算定してもよい。ステップ1104の処理を実行したら、得られた開発影響度の算定結果を、図3の応募テーブル112における開発影響度欄305や、図4の計画・実績テーブル113における開発影響度欄406に反映した後、図11のフローチャートに示す開発影響度算定処理を終了する。
【0098】
図12は、ソリューション商材の利用が開始された後の利用実績に応じて利用計画や契約内容を動的に見直すために実行される動的見直し処理の流れを示すフローチャートである。図12のフローチャートに示す処理は、例えば開発済みのソリューション商材の利用が開始されると、そのソリューション商材を利用している各利用者について、一定の間隔で実行される。
【0099】
ステップ1201において、計画・実績管理部102は、現時点がチェックポイントであるか否かを判定する。チェックポイントとは、開発影響度や契約見直しのタイミングに応じて予め設定された時間の区切りを表しており、一定の期間、例えば1か月ごとにチェックポイントが設定される。現時点がチェックポイントに相当するタイミングである場合はステップ1202に進み、そうでない場合は図12のフローチャートに示す動的見直し処理を終了する。あるいは、チェックポイントとして所定の条件を設定しておき、その条件が満たされたときにチェックポイントであると判定してもよい。
【0100】
ステップ1202において、計画・実績管理部102は、各利用者によるソリューション商材の利用計画と利用実績を比較する。ここでは、例えば図4の計画・実績テーブル113において、当該利用者に対応するエントリの利用量計画値欄405と利用量実績値欄409にそれぞれ格納された利用量の値同士を比較し、これらの差分や比を算出することにより、利用計画と利用実績の比較を行うことができる。
【0101】
ステップ1203において、計画・実績管理部102は、ステップS1202の比較結果に基づいて、各利用者によるソリューション商材の利用計画の見直しを行う。ここでは、例えば利用計画と利用実績の乖離が所定値以上である場合に、利用計画を利用実績に応じて変更することにより、利用計画を見直す。このとき、元の利用計画からの変化量がある一定の範囲内となるように、利用計画の見直し幅を制限してもよい。見直し後の利用計画は、図4の計画・実績テーブル113において、次のチェックポイントまでの利用計画として利用量計画値欄405に格納される。
【0102】
ステップ1204では、ステップ1203で見直した利用計画と、ステップS1202で見直し前の利用計画との比較に用いた利用実績とに基づいて、開発影響度算定部104および信用スコア算定部103により、開発影響度と信用スコアをそれぞれ更新する。開発影響度は、例えば図11で説明したのと同様の方法により算定できる。ただし、図11のステップ1102では利用者が応募時にコミットしたソリューション商材の利用量を用いているが、ステップ1204では、ステップS1203で見直した利用計画における利用量の計画値を代わりに用いて、開発影響度を算定する。一方、信用スコアは、上記の利用計画と利用実績の差分や比に基づき、例えば所定の演算式を用いて算出できる。ステップS1204で得られた開発影響度と信用スコアの算定結果は、図4の計画・実績テーブル113における開発影響度欄410と、図5の信用スコアテーブル114における信用スコア欄502とにそれぞれ反映される。こうした処理を利用者ごとに行うことで、開発影響度と信用スコアの更新を行うことができる。
【0103】
ステップ1205では、ステップS1202で行われた利用計画と利用実績の比較結果と、ステップ1204で更新された開発影響度および信用スコアとに基づいて、契約条件決定部105により、契約条件の見直しを行う。ここでは、例えば図6の契約条件テーブル115において、当該利用者に対応するエントリの報酬条件欄604またはペナルティ条件欄605に格納された情報を参照することにより、報酬条件やペナルティ条件を取得する。そして、これらの条件と、利用計画と利用実績の比較結果とを基に、開発者が利用者に提供する報酬または開発者が利用者に課すペナルティを決定する。なお、報酬とペナルティのいずれを適用するかは、ステップ1203における利用計画と利用実績の比較結果などに応じて決定することができる。このとき、報酬とペナルティを同時に適用してもよい。また、例えば図8の契約条件決定ポリシテーブル117において各エントリの契約条件決定ポリシ欄802に格納された情報と、更新後の開発影響度や信用スコアとを比較し、いずれかの契約条件を満たす場合には、その契約条件の採用を決定する。こうして決定された報酬条件、ペナルティ、契約条件を組み合わせることで、見直し後の契約条件を決定することができる。ステップ1205の処理を実行したら、図12のフローチャートに示す動的見直し処理を終了する。
【0104】
続いて、クライアント2において表示される画面の例を、図13図15を参照して以下に説明する。
【0105】
図13は、クライアント2に表示される募集画面21の一覧表示例を示す図である。図13の画面では、本実施形態のマーケットプレイスシステムにおいて、開発者がソリューション商材の利用者を募集中の各案件に関する情報がリスト化して一覧表示されている。
【0106】
図14は、クライアント2に表示される募集画面21の詳細表示例を示す図である。図14の画面では、本実施形態のマーケットプレイスシステムにおいて、開発者がソリューション商材の利用者を募集中の案件に関する詳細情報が表示されている。
【0107】
図15は、クライアント2に表示される応募画面22の例を示す図である。図15の応募画面では、本実施形態のマーケットプレイスシステムにおいて、利用者が応募先として選択したソリューション商材への応募を行う際に確認すべき情報が表示されている。
【0108】
ソリューション商材の利用者が図13、14の募集画面21において任意の案件を選択し、クライアント2に対して所定の操作を行うと、例えば図15のような応募画面22がクライアント2に表示される。この応募画面22において必要な情報を確認した後、利用者がさらにクライアント2に対して所定の操作を行うと、クライアント2からサーバ1へ応募要求が送信され、図9のステップ902においてサーバ1により受信される。これにより、利用者が選択したソリューション商材への応募が行われる。
【0109】
以上説明した本発明の実施形態によれば、以下のような作用効果を奏する。
【0110】
(1)サーバ1は、ソリューション商材の開発を行う開発者とソリューション商材を利用する利用者との仲介を支援する情報処理装置であって、図9のフローチャートに示す応募受付処理を実行することにより、ソリューション商材の開発前に、ソリューション商材の利用に関する取引を行うためのマーケットプレイスを開発者と利用者に提供する。このようにしたので、ソリューション商材の開発前に開発者と利用者の仲介支援を行うことができる。
【0111】
(2)サーバ1は、開発者に予め登録された募集情報に基づいて、ソリューション商材を利用するための利用募集をマーケットプレイス上で行い、利用募集に対する利用者の応募を受け付けて利用者によるソリューション商材の利用計画を設定する募集・応募管理部101と、利用計画に対するソリューション商材の開発影響度を算定する開発影響度算定部104と、開発影響度に基づいて開発者と利用者との契約条件を決定する契約条件決定部105と、を備える。このようにしたので、利用者により事前に設定された利用計画がソリューション商材の開発に対して及ぼす影響度を考慮して、ソリューション商材の開発にあたって開発者と利用者が締結すべき契約の支援を適切に行うことができる。
【0112】
(3)図2の募集テーブル111において開発着手条件欄206に示すように、募集情報は、ソリューション商材の開発着手条件に関する情報を含む。募集・応募管理部101は、この開発着手条件が未達の場合は利用募集を継続し(ステップ908)、開発着手条件が達成された場合は利用募集を終了する(ステップ905)。このようにしたので、開発着手条件が達成された場合には利用募集を締め切って、開発者に対してソリューション商材の開発着手を促すことができる。
【0113】
(4)図2の募集テーブル111において募集期間欄205に示すように、募集情報は、募集期間に関する情報を含む。募集・応募管理部101は、この募集期間が満了した場合、開発着手条件が未達であっても利用募集を終了する(ステップ910)。このようにしたので、事前に設定した募集期間を経過した場合には利用募集を打ち切って、開発者に対してソリューション商材の開発からの撤退を促すことができる。
【0114】
(5)図2の募集テーブル111において開発着手条件欄206に示すように、募集情報は、ソリューション商材の開発着手に必要なソリューション商材の最低利用量に関する情報を含む。募集・応募管理部101は、利用者が応募時に開発者に対してコミットするソリューション商材の利用量を含めて利用計画を設定する。開発影響度算定部104は、この最低利用量に対するソリューション商材の利用量の割合に基づいて、開発影響度を算定する(ステップ1103、1104)。このようにしたので、利用計画がソリューション商材の開発に対して及ぼす影響度に応じた開発影響度を算定することができる。
【0115】
(6)サーバ1は、利用計画と、利用者によるソリューション商材の利用実績と、を管理する計画・実績管理部102を備える。このようにしたので、ソリューション商材の開発が完了してその運用が開始された後に、各利用者による当所の利用計画と実際の運用に応じた利用実績とを、それぞれ適切に管理することができる。
【0116】
(7)契約条件決定部105は、利用計画と利用実績との比較結果に基づいて利用者に対する報酬またはペナルティを決定し、決定した報酬またはペナルティに基づいて契約条件を更新する(ステップ1205)。このようにしたので、各利用者によるソリューション商材の利用状況に応じて報酬やペナルティを適切に定めて、契約条件を更新することができる。その結果、開発者と利用者の双方にとって納得感の高いソリューション商材の運用を行うことができる。
【0117】
(8)サーバ1は、利用計画と利用実績との比較結果に基づいて利用者の信用スコアを算定する信用スコア算定部103を備える。また、計画・実績管理部102は、利用計画と利用実績との比較結果に基づいて利用計画を更新し(ステップ1203)、開発影響度算定部104は、更新された利用計画に基づいて開発影響度を更新する(ステップ1204)。契約条件決定部105は、信用スコアや更新後の開発影響度に基づいて契約条件を更新する(ステップ1205)。このようにしたので、各利用者によるソリューション商材の利用状況が適切に反映された信用スコアや開発影響度に従って、契約条件の更新を行うことができる。その結果、利用者がソリューション商材の利用に対して応募を行う際に事前に定めた利用計画と、運用開始後の利用実績との間に乖離が生じた場合でも、開発者と利用者の双方にとって納得感の高いソリューション商材の運用を行うことができる。
【0118】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、任意の構成要素を用いて実施可能である。
【0119】
上記の実施形態や変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0120】
1…サーバ
2,3…クライアント
4…ネットワーク
10…演算処理部
11…記憶部
21…募集画面
22…応募画面
23…契約管理画面
24…計画・実績画面
31…開発影響度算定ポリシ管理画面
32…契約条件決定ポリシ管理画面
101…募集・応募管理部
102…計画・実績管理部
103…信用スコア算定部
104…開発影響度算定部
105…契約条件決定部
111…募集テーブル
112…応募テーブル
113…計画・実績テーブル
114…信用スコアテーブル
115…契約条件テーブル
116…開発影響度算定ポリシテーブル
117…契約条件決定ポリシテーブル
図1
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