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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023005155
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】歯磨剤組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/02 20060101AFI20230111BHJP
   A61Q 11/00 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
A61K8/02
A61Q11/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021106897
(22)【出願日】2021-06-28
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.プルロニック
(71)【出願人】
【識別番号】000006769
【氏名又は名称】ライオン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】清水 裕之
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA112
4C083AB032
4C083AB172
4C083AB222
4C083AB242
4C083AB272
4C083AB282
4C083AB312
4C083AB352
4C083AB432
4C083AB472
4C083AC122
4C083AC132
4C083AC182
4C083AC262
4C083AC302
4C083AC312
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC582
4C083AC622
4C083AC662
4C083AC682
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC782
4C083AC792
4C083AC862
4C083AD042
4C083AD092
4C083AD272
4C083AD302
4C083AD352
4C083AD472
4C083AD492
4C083AD532
4C083AD662
4C083CC41
4C083DD47
4C083EE31
(57)【要約】
【課題】
1回に使用する歯磨使用量をコントロールでき、使用者に対して歯磨組成物に含有する薬用成分の効果を十分に発揮できる歯磨剤を提供する。
【解決手段】
ポンプ容器に収容されたことを特徴とする歯磨剤組成物とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプ容器に収容されたことを特徴とする歯磨剤組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ容器に充填された歯磨剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
歯磨剤にはう蝕予防や歯周病予防に有効な薬用成分が配合されている。配合されている薬用成分の効果を発揮させるためには歯みがき時に適切な使用量を提供することが大切である。一方、使用するハブラシはヘッド(歯磨剤をのせる部分)の大きさは小さいものから大きいものまで様々なものがある。そのためチューブに収容されている歯磨剤を使用する場合、歯ブラシにのせる歯磨剤は一定量にならず、小さいヘッドのハブラシを使用する場合、有効成分の効果を得るには使用量が少なくなる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-166783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
容器本体とポンプディスペンサーとを備え、ポンプ本体の上部開口部にポンプディスペンサーが装着され、ポンプディスペンサーの押圧部を押圧することで、内容物排出口から容器本体に収容された内容物が排出される容器(以下、ポンプディスペンサーと記す)に歯磨剤組成物を収容し、使用時にポンプディスペンサーによって歯磨組成物を排出して使用できる歯磨剤は、通常のチューブに収容された歯磨剤と異なり、1回の歯磨使用量をコントロールできることから歯磨剤の効果・効能を十分に発揮できると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ポンプ容器に収容されたことを特徴とする歯磨組成物を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、1回に使用する歯磨使用量をコントロールできることから、使用者に対して歯磨組成物に含有する薬用成分の効果を十分に発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の歯磨組成物を収容する容器の一実施例を示す概略断面図である。
図2】本発明の歯磨組成物を収容する容器の他の一実施例を示す概略断面図である。
図3】本発明の歯磨組成物を収容する容器の他の一実施例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明につき更に詳述する。
【0009】
歯磨組成物を収容するポンプ容器としては、特に限定されないが、1回に使用する歯磨使用量をコントロールする観点からエアゾール容器は好ましくなく、ディスペンサータイプ容器が好ましい。このようなポンプ容器としては、内容物を収納する部位と当該容器の口筒部に装着されるディスペンサー部からなり、ディスペンサー部の押圧部を押すことにより一定量の内容物が吐出される容器である。
具体的には容器本体とその上部開口部に装着されたポンプディスペンサーとを備え、容器本体は、外観形状を形成する外層と、その内部に収容された袋体とから構成される。袋体の上部開口部はポンプディスペンサーの底部に密着している。容器外層と袋体の間には容器口部から底部まで縦方向に帯状に延びる接着層が少なくとも1本以上形成されており、容器の外層と袋体は、この接着層で接着固定されるものの、他の部分は剥離自在となっている。このような容器においては、ポンプディスペンサーの押圧部を上部から押圧することにより、ポンプディスペンサー内のポンプ機構により、容器本体内が減圧して袋体が収縮し、袋体に充填された歯磨組成物の一定量が、ポンプディスペンサーの底部に密着された袋体の上部開口部に通じる内容物流入路を通じて、内容物排出口から容器外部に排出されるものである。なお、必要に応じて、ポンプディスペンサーにオーバーキャップを被せることができる。
【0010】
ここで、容器本体の外層の材質は、内容物を排出できる程度の硬度を有するもの、例えば、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等が使用できる。内容物を充填する袋体の材質としては、例えば、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂等の容器外層に対して相溶性の低い合成樹脂が使用できる。ポンプディスペンサーの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できる。なお、ポンプディスペンサーの形状に特に制限はなく、使用条件に応じた形状を採用できる。オーバーキャップの材質としては、スチレン系樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等が使用できる。
また、上記容器における袋体を具備せず、容器本体内に、ポンプディスペンサーの内容物流入路に通じるチューブを備え、該チューブを通じて容器本体内に収容された内容物が上昇して内容物排出口から排出される容器も使用できる。チューブの材質としては、ポリエチレン、ナイロン、シリコン、テフロン(登録商標)等が使用できる。チューブ径は内容物の吐出に問題がない範囲内であればよく、特に制限されない。
さらに、容器本体とその上部開口部に装着されたポンプディスペンサーとを備え、容器本体は、外観形状を形成する外層の内部の内容物充填部に内容物が充填され、組成物充填部の上部開口部はポンプディスペンサーの底部に密着している。更に、容器本体の底部には、摺動可能かつ気密に可動底面部が設置され、この可動底面部は容器本体の内部の減圧に応じて容器本体内を上昇する。この容器においては、ポンプディスペンサーの押圧部を上部から押圧することにより、ポンプディスペンサー内のポンプ機構により、容器本体の内部が減圧し、可動底面部が上昇することにより、内容物充填部に充填された歯磨組成物の一定量が、容器の上部開口部に通じる内容物流入路を通じて、内容物排出口から排出される容器も使用できる。容器本体の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できる。ポンプディスペンサーの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できる。
【0011】
図1~3に示す容器は、上記収容容器の具体例であり、本発明では、特に図1に示す容器が、収容された歯磨組成物の排出性、内容物排出口の口元での固化防止性の点から好適に使用できる。
【0012】
図1は、本発明に使用し得るポンプディスペンサー容器の一実施例を示す概略断面図である。図1の容器は、容器本体1とその上部開口部に装着されたポンプディスペンサー2とを備え、容器本体1は、外観形状を形成する外層3と、その内部に収容された袋体4とから構成される。袋体4の上部開口部5はポンプディスペンサー2の底部に密着している。なお、図示はしないが、容器外層3と袋体4の間には容器口部から底部まで縦方向に帯状に延びる接着層(酸変性ポリオレフィン系接着樹脂等の接着性樹脂で構成)が少なくとも1本以上形成されており、容器の外層3と袋体4は、この接着層で接着固定されるものの、他の部分は剥離自在となっている。この容器においては、ポンプディスペンサー2の押圧部6を上部から押圧することにより、ポンプディスペンサー2内のポンプ機構(図示していない)により、容器本体1内が減圧して袋体4が収縮し、袋体4に充填された歯磨組成物の一定量が、ポンプディスペンサー2の底部に密着された袋体4の上部開口部5に通じる内容物流入路(図示していない)を通じて、内容物排出口7から容器外部に排出されるものである。なお、必要に応じて、ポンプディスペンサー2にオーバーキャップ8を被せることができる。
【0013】
ここで、容器本体の外層3の材質は、内容物を排出できる程度の硬度を有するもの、例えば、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等が使用できるが、特に高密度ポリエチレン樹脂が好ましい。内容物を充填する袋体4の材質としては、例えば、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂等の容器外層3に対して相溶性の低い合成樹脂が使用できるが、特にナイロンが好ましい。
【0014】
ポンプディスペンサー2の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できるが、特にポリプロピレンが好ましい。なお、ポンプディスペンサー2の形状に特に制限はなく、使用条件に応じた形状を採用できる。
【0015】
オーバーキャップ8の材質としては、スチレン系樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリ 収容する歯磨剤組成物は、ペースト状、ゲル状、液状などの形態に調製し、練歯磨剤、ジェル歯磨剤、液状歯磨剤の剤型にすることができ、その製造方法も剤型に応じた常法を採用することができる。
プロピレン、ポリエチレン等が使用できるが、特にスチレン系樹脂が好ましい。
【0016】
図2は、本発明にかかわるポンプディスペンサー容器の他の一実施例を示す概略断面図であり、この容器は、図1の容器における袋体4を具備せず、容器本体1’内に、ポンプディスペンサーの内容物流入路に通じるチューブ9を備え、該チューブ9を通じて容器本体内に収容された内容物が上昇して内容物排出口7’から排出される以外は、図1と同様である。チューブの材質としては、ポリエチレン、ナイロン、シリコン、テフロン(登録商標)等が使用できるが、特にシリコンが好ましい。チューブ径は、3~10mmが好ましく、特に排出性の点から4~7mmであるものが好ましい。
【0017】
図3の容器は、特公平6-27057号公報に記載されたもので、容器本体11とその上部開口部に装着されたポンプディスペンサー12とを備え、容器本体11は、外観形状を形成する外層13の内部の内容物充填部14に内容物が充填され、組成物充填部14の上部開口部15はポンプディスペンサー12の底部に密着している。更に、容器本体11の底部には、摺動可能かつ気密に可動底面部16が設置され、この可動底面部16は容器本体11の内部の減圧に応じて容器本体11内を上昇する。この容器においては、ポンプディスペンサー12の押圧部17を上部から押圧することにより、ポンプディスペンサー12内のポンプ機構(図示していない)により、容器本体11の内部が減圧し、可動底面部16が上昇することにより、内容物充填部14に充填された歯磨組成物の一定量が、容器の上部開口部15に通じる内容物流入路(図示していない)を通じて、内容物排出口18から排出されるものである。
【0018】
容器本体11の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できるが、特に高密度ポリエチレン樹脂が好ましい。
【0019】
ポンプディスペンサー12の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン樹脂等が使用できるが、特にポリプロピレンが好ましい。
【0020】
上記ポンプディスペンサー容器において、内容物排出口の口径は、2~10mmが好ましく、特に口元の固化防止の点から2~5mmであるものが好ましい。このような細い口径のものを使用することで、容器の内容物排出口の口元への歯磨組成物の固化をより効果的に防止でき、排出量のコントロールがより容易となり、歯磨組成物を歯ブラシ上へより載せやすくなる。
【0021】
また、ポンプディスペンサー内の内容物流入路の口径は2~10mm、特に2~5mmであることが、内容物を良好に排出できることから好ましい。
【0022】
ポンプディスペンサー容器の容器本体の高さ、幅は特に限定されないが、高さは50~150mm、幅は20~60mmが好ましい。
【0023】
収容する歯磨剤組成物はポンプ容器からの吐出性を良好にし、且つ歯磨剤組成物を歯ブラシ上へ吐出したときの使用性を良好にするために25℃における歯磨剤組成物の粘度が3~35Pa・sが好ましい。
【0024】
歯磨剤に含有されるバインダーの種類や含有量によっては、製造後に経時で粘度が変化することがある。ポンプ容器からの吐出性を良好に保つため、25℃で1ヵ月保存後の粘度の変化が製造直後に対して、0~10Pa・sであることが好ましい。
なお、上記粘度は、B8H型粘度計(例えば(株)東京計器製)を用い、4~7番のロータを用い、20rpmで3分後の粘度を測定した値である。
歯磨剤のハブラシ上への乗せ易さを良好にするために、歯磨剤をポンプ容器から吐出したときの糸曳性は重要である。糸曳性はバインダーの種類や含有量に影響されるが、ポンプ容器の押圧部を押し、歯磨剤をハブラシ上に吐出し、ポンプ容器を上に持ち上げたときの糸曳きが2cm以下であることが好ましい。
ポンプ容器の吐出部口径はハブラシへの乗せ易さから2~5mmが好ましい。また、吐出した歯磨剤が空気に触れることで固化(乾燥)すると、ポンプを押して歯磨剤を吐出するときに横飛びなどが生じ使用性が悪くなることがあることから、歯磨剤の乾燥性は良好な使用性を確保するために重要である。歯磨剤の乾燥性は含有する湿潤剤に影響されるが、吐出部に歯磨剤が付着した状態で25℃、30RH%条件下で7日間保管した後、ポンプの押出部を押して歯磨剤を吐出したときに横飛びしないことが好ましい。
本発明の歯磨組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、通常歯磨組成物に使用されているその他の公知成分を必要に応じて配合することができる。配合できる任意成分としては、研磨剤、粘結剤、界面活性剤、湿潤剤、甘味剤、香料、pH調整剤、防腐剤、有効成分あるいは薬効成分等がある。
【0025】
研磨剤としては、第2リン酸カルシウム・2水和塩及び無水和物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、沈降性シリカ、アルミノシリケート等のシリカ系研磨剤、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイト、ハイドロキシアパタイトなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上を配合できる。これらの中で、特に沈降性シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、チタン結合性シリカなどのケイ酸塩を主成分とする化合物や炭酸カルシウムが好ましい。沈降性シリカは、例えば、粒径が1μm~40μm、BET比表面積が1gあたり80~250平方メートルのものが上げられ、市販されているものを配合することができる。例えば、HUBER(株)製のZeodent124、Zeodent113、Rhodia(株)製のTIXOSIL 73、TIXOSIL 63、Degussa(株)製のSident 3、Sident 20、多木化学(株)製のジルコノシリケート、アルミノシリケートなどが挙げられる。これら研磨剤の配合量は、組成物全体に対して、5~70%が好ましい。
【0026】
粘結剤としては、増粘性シリカ、ケイ酸アルミニウムやビーガムなどの無機粘結剤、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム、ローカストビーンガム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸プロピレングリコール等の有機粘結剤を配合してもよい。
【0027】
増粘性シリカとしては、吸液量が2.0~3.0ml/gの範囲の公知の製法で得られたシリカを用いることができる。なお、吸液量の測定方法は、下記の通りである。
試料1.0gを清浄なガラス板上に量り取り、ミクロビュレットを用いて、42.5%グリセリンを少量ずつ滴下しながらステンレス製のへらで液が均一になるように試料を混合した。試料が一つの塊となり、へらでガラス板よりきれいに剥がれるようになったときを終点とし、要した液量(ml)を吸液量とした。
【0028】
増粘性シリカとしては、例えば、徳山曹達(株)製のTokusil、PQコーポレーション(株)製のSORBOSIL TC15、Rhodia(株)製のTIXOSIL43、Huber(株)製のZeodent 153、DSLジャパン(株)製のカープレックス #67Qなどが挙げられる。
【0029】
カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、カルボキシメチル基の平均置換度(DS化度)が0.5~1.5のものが、好適に使用できる。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、粘度が15~3,000mPa・s(2%水溶液、20℃におけるB型粘度計による測定値。以下、同様。)のものが好適である。
なお、上記粘度は、B8H型粘度計(例えば(株)東京計器製)を用い、粘度域に合わせて1~4番のロータを用いて測定した値である。粘度が100mPa・s未満のときは、1番のロータを用いて50rpmで3分後の粘度を、粘度が100mPa・s以上のときは、1~4番のロータを用いて20rpmで3分後の粘度を測定した。
このようなカルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、ダイセルファインケム(株)から販売されているCMCダイセル、第一工業製薬(株)製のセロゲン、日本製紙(株)製のサンローズなどの市販品を挙げることができる。
【0030】
これら粘結剤の配合量は、組成物全体に対して、有機粘結剤は0.1~2%、無機粘結剤は1~10%が好ましい。
【0031】
界面活性剤としては、公知の界面活性剤、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を1種単独で又は2種以上を組み合わせて配合できる。
【0032】
アニオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム、N-メチル-N-アシルタウリンナトリウム等のN-アシルタウレート、アシルサルコシンナトリウム、N-アシル-L-グルタミン酸塩などが挙げられる。
【0033】
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0034】
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル酸モノ又はジエタノールアミド等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、プルロニック等が挙げられる。
【0035】
湿潤剤としては、ソルビット、キシリトール、エリスリトール、グリセリン、プロピレングリコール、平均分子量200~6,000のポリエチレングリコール、エチレングリコ-ル、1,3-ブチレングリコール、トリメチルグリシン、還元でんぷん糖化物等の多価アルコール、糖アルコールの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて配合できる。歯磨剤の乾燥を防ぐためにグリセリン、平均分子量400ポリエチレングリコールを含有することが好ましい。
【0036】
これら湿潤剤の配合量は、組成物全体に対して、50~90%が好ましい。
【0037】
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ペルラルチン、グリチルリチン、ソーマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル等が挙げられる。
【0038】
香料としては、公知の香料、例えばメントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモネン、n-デシルアルコール、シトロネロール、α-テレピネオール、シトロネリルアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、和種ハッカ油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、タイム油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁字油、ユーカリ油、等が挙げられる。
【0039】
pH調整剤としては、クエン酸、乳酸などの有機酸やその塩類、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムなどの無機化合物などが挙げられる。
【0040】
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
【0041】
薬効成分あるいは有効成分としては、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズ等のフッ素化合物、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ等の酵素、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アズレン、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸、塩化リゾチーム等の抗炎症剤、イソプロピルメチルフェノール、銅クロロフィル、グルコン酸銅、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール等の殺菌剤、ピロリン酸塩類、ポリリン酸塩類やゼオライト等の歯石予防剤、ビタミンEなどの血行促進剤、アラニン、グリシン、プロリンなどのアミノ酸類、塩化ナトリウム、ビタミン類などを配合できる。なお、薬効成分あるいは有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
【0042】
その他にも、任意成分として、雲母チタン、酸化チタン、ベントナイトなどの無機化合物やその造粒物、結晶性セルロース等のセルロース系の有機粉末の造粒物、寒天、ゼラチン、デンプン、グルコマンナン等の天然高分子化合物、ポリ酢酸ビニル、アクリル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ナイロン末、ポリエチレン末等の合成高分子化合物及びそれらの共重合体、カルナバワックス、ロジン、ライスワックス、マイクロクリスタリンワックス、ミツロウ、パラフィンワックス等のワックス類、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ウレタン、シリコン、天然ゴム等などを、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。
【0043】
以下、処方例を示すが、本発明は下記の処方例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
【実施例0044】
処方例1~18の歯磨組成物を、ポンプ容器に充填し、ポンプタイプの歯磨製品を製造した。ポンプ容器は、図1に示すポンプディスペンサー容器を使用した。詳細には、容器外層3の材質:高密度ポリエチレン樹脂、袋体4の材質:ナイロン、ポンプディスペンサー2の材質:ポリプロピレン、容器の高さ(D):150mm、容器幅(L):40mm、内容物排出口7の口径:3mm、内容物流入路の口径:5mm、吐出量:約1g/1プッシュのものを用いた。
【0045】
(処方例1)
モノフルオロリン酸ナトリウム; 1.15
重質炭酸カルシウム; 10
酸化アルミニウム; 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.0
ラウロイルサルコシンナトリウム; 0.2
70%ソルビット液; 35
85%グリセリン: 30
プロピレングリコール; 3.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 1.8
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 8Pa・s

(処方例2)
フッ化ナトリウム; 0.22
イプシロン-アミノカプロン酸; 0.5
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.5
70%ソルビット液; 50
85%グリセリン 20
ポリエチレングリコール400 10
プロピレングリコール; 3
キサンタンガム; 0.5
増粘性シリカ; 1
酸化チタン; 0.5
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 7Pa・s

(処方例3)
フッ化ナトリウム; 0.32
イソプロピルメチルフェノール; 0.1
研磨性シリカ: 10
ラウロイルメチルタウリンナトリウム; 1.0
70%ソルビット液; 45
85%グリセリン 30
プロピレングリコール; 3
キサンタンガム; 0.4
アルギン酸ナトリウム; 0.4
増粘性シリカ; 0.5
サッカリンナトリウム; 0.15
香料; 1.3
水; バランス
計 100
粘度 20Pa・s

(処方例4)
フッ化ナトリウム; 0.33
酢酸トコフェロール; 0.1
研磨性シリカ: 5
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O);1
70%ソルビット液; 50
85%グリセリン 30
プロピレングリコール; 3
キサンタンガム; 0.5
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム; 0.5
増粘性シリカ; 0.5
サッカリンナトリウム; 0.15
香料; 1.3
水; バランス
計 100
粘度 15Pa・s

(処方例5)
フッ化ナトリウム; 0.33
硝酸カリウム; 5
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 1
70%ソルビット液; 30
85%グリセリン; 50
キサンタンガム; 1.0
乳酸アルミニウム; 2
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.2
黄色4号; 0.00003
緑色3号; 0.00002
水; バランス
計 100
粘度 11Pa・s
【0046】
(処方例6)
デキストラナーゼ; 0.3
フッ化ナトリウム; 0.33
研磨性シリカ; 5
ラウリル硫酸ナトリウム; 1
70%ソルビット液; 40
ポリエチレングリコール400; 20
プロピレングリコール; 3
ポリエチレングリコール4000;2
キサンタンガム; 1.5
カラギーナン; 0.3
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 8Pa・s

(処方例7)
フッ化ナトリウム; 0.33
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 2
85%グリセリン; 45
ポリエチレングリコール400;10
プロピレングリコール; 5
カルボキシメチルセルロースナトリウム;1.5
増粘性シリカ; 0.5
ポリリン酸ナトリウム; 1
メチルパラベン; 0.05
ブチルパラベン; 0.01
サッカリンナトリウム; 0.3
香料; 1
水; バランス
計 100
粘度 6Pa・s

(処方例8)
フッ化ナトリウム; 0.22
研磨性シリカ; 7.0
ポリリン酸ナトリウム; 2
ヘキサメタリン酸ナトリウム; 0.2
ラウロイルメチルタウリンナトリウム; 1
ラウロイルサルコシンナトリウム; 0.5
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油; 0.5
85%グリセリン; 55
ポリエチレングリコール400; 5
増粘性シリカ; 0.5
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 1.0
キサンタンガム; 0.8
酸化チタン; 0.8
メチルパラベン; 0.2
サッカリンナトリウム; 0.17
香料; 1
水; バランス
計 100
粘度 7Pa・s

(処方例9)
フッ化ナトリウム; 0.33
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.5
ポリオキシエチレン(20E.O.)硬化ヒマシ油; 1.5
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(AI30%):1.5
βグリチルレチン酸; 0.5
70%ソルビット液; 30
85%グリセリン; 40
プロピレングリコール; 3
ポリエチレングリコール400; 3
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 1.5
キサンタンガム: 0.2
増粘性シリカ: 0.5
サッカリンナトリウム; 0.1
雲母チタン; 0.1
香料; 1
水; バランス
計 100
粘度 8Pa・s

(処方例10)
モノフルオロリン酸ナトリウム; 0.73
重質炭酸カルシウム; 15
70%ソルビット液; 30
85%グリセリン: 30
プロピレングリコール; 5
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 0.6
キサンタンガム: 0.5
増粘性シリカ; 1
オウバクエキス; 0.1
ローズマリーエキス; 0.1
ポリオキシエチレン(5E.O.)ラウリルエーテル; 0.5
ポリオキシエチレン(20E.O.)硬化ヒマシ油; 0.5
酢酸トコフェロール; 0.1
サッカリンナトリウム; 0.03
硫酸アルミニウムカリウム; 1.5
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 35Pa・s
【0047】
(処方例11)
研磨性シリカ; 15
85%グリセリン; 35
70%ソルビット液; 25
プロピレングリコール; 5
キサンタンガム; 0.3
アルギン酸ナトリウム; 0.2
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム; 0.3
炭酸水素ナトリウム; 0.5
ポリリン酸ナトリウム; 2.0
水酸化ナトリウム; 0.1
メチルパラベン; 0.1
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1
水; バランス
計 100
粘度 12Pa・s

(処方例12)
フッ化ナトリウム; 0.33
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.5
85%グリセリン; 60
プロピレングリコール; 3
ポリエチレングリコール400; 1
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 0.7
キサンタンガム; 1.0
無水硫酸ナトリウム; 0.2
香料; 1.3
水; バランス
計 100
粘度 10Pa・s

(処方例13)
フッ化ナトリウム; 0.33
トラネキサム酸; 0.05
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 1.2
85%グリセリン; 60
プロピレングリコール; 3
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 1.8
サッカリンナトリウム; 0.2
キシリトール; 5
香料; 1
水; バランス
計 100
粘度 6Pa・s

(処方例14)
塩化セチルピリジニウム; 0.1
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%AI); 1.2
85%グリセリン; 55
プロピレングリコール; 3
ポリエチレングリコール400;3
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム;1.0
アルギン酸ナトリウム; 1.0
メチルパラベン; 0.07
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 20Pa・s


(処方例15)
フッ化ナトリウム; 0.33
研磨性シリカ; 10
ラウリル硫酸ナトリウム; 0.7
ラウロイルサルコシンナトリウム;0.3
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油;1.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%AI);1.0
70%ソルビット液; 30
85%グリセリン; 30
プロピレングリコール; 5
無水ピロリン酸ナトリウム; 1
キサンタンガム; 0.5
アルギン酸ナトリウム; 0.2
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム;0.2
DL-アラニン; 0.2
酸化チタン; 0.2
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.3
水; バランス
計 100
粘度 8Pa・s
【0048】
(処方例16)
モノフルオロリン酸ナトリウム;1.13
無水リン酸カルシウム; 5
リン酸カルシウム2水和物; 5
ラウリル硫酸ナトリウム; 1
85%グリセリン; 55
プロピレングリコール; 5
キサンタンガム; 0.5
アルギン酸ナトリウム; 0.5
増粘性シリカ; 0.5
リン酸マグネシウム; 0.5
安息香酸ナトリウム; 0.5
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 0.2
水; バランス
計 100
粘度 15Pa・s

(処方例17)
フッ化ナトリウム; 0.25
デキストラナーゼ; 0.2
酢酸トコフェロール; 0.1
トリポリリン酸ナトリウム; 2
塩化ベンザルコニウム; 0.01
ラウリル硫酸ナトリウム; 0.3
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム; 1
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%AI);2
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油; 1
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル; 1
ラウリン酸デカグリセリル; 0.1
85%グリセリン; 50
プロピレングリコール; 10
ポリエチレングリコール4000; 1
キサンタンガム; 1.0
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム; 0.5
カルボキシビニルポリマー; 0.1
サッカリンナトリウム; 0.2
DL-アラニン; 0.2
酸化チタン; 0.5
香料; 1.2
水; バランス
計 100
粘度 8Pa・s

(処方例18)
フッ化ナトリウム; 0.25
アラントイン; 0.2
トラネキサム酸; 0.2
酢酸トコフェロール; 0.2
イソプロピルメチルフェノール; 0.03
研磨性シリカ; 10
ラウロイルメチルタウリンナトリウム; 1.5
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油; 2
85%グリセリン; 55
プロピレングリコール; 3
ポリエチレングリコール400; 5
ポリエチレングリコール4000; 0.2
カルボキシメチルセルロースナトリウム; 0.7
キサンタンガム; 1.0
増粘性シリカ; 0.5
アルギン酸プロピレングリコール; 0.1
クエン酸; 1
クエン酸ナトリウム; 0.5
イソステアリン酸フィトステリル; 0.3
イソステアリン酸; 0.3
硫酸アルミニウムカリウム; 1
酸化チタン; 0.5
サッカリンナトリウム; 0.2
香料; 1.0
水; バランス
計 100
粘度 28Pa・s
【0049】
<使用したシリカ、高分子化合物>
研磨性シリカ:Huber(株) Zeodent 124
増粘性シリカ:DSLジャパン(株) カープレックス #67Q
カルボキシメチルセルロースナトリウム:ダイセルファインケム(株) CMC1250
アルギン酸プロピレングリコール:(株)キミカ製キミロイドBF、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液は、純分30%溶液のものを用い、溶液の配合量で示した。
カルボキシビニルポリマー LUBRIZOL社製 Carbopol980
キサンタンガム:DSP五協フード&ケミカル(株)製 モナートガムDA
アルギン酸ナトリウム:(株)キミカ製 キミカアルギン
カラギーナン:三晶(株)製、PJ-JPE
架橋型ポリアクリル酸ナトリウム:東亞合成株式会社製 レオジック260H


<使用した香料>
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【符号の説明】
【0053】
1、1’、11 容器本体
2、12 ポンプディスペンサー
3、13 外層
4 袋体
5、15 上部開口部
6、17 押圧部
7、7’、18 内容物排出口
8 オーバーキャップ
9 チューブ
14 内容物充填部
16 可動底面部

【0054】
図1
図2
図3

図1
図2
図3