(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023051673
(43)【公開日】2023-04-11
(54)【発明の名称】カメラアセンブリ、シャフトアセンブリ及びノートパソコン
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20230404BHJP
H05K 5/03 20060101ALI20230404BHJP
【FI】
G06F1/16 312Z
H05K5/03 C
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022011939
(22)【出願日】2022-01-28
(31)【優先権主張番号】202111161853.X
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】朱 建新
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AB04
4E360AB05
4E360AB17
4E360AB18
4E360AB42
4E360BA11
4E360BB02
4E360BB14
4E360BB22
4E360BB27
4E360BD05
4E360CA02
4E360EA14
4E360EA24
4E360EA25
4E360EA28
4E360EC11
4E360EC14
4E360ED02
4E360ED04
4E360ED07
4E360ED15
4E360ED16
4E360ED17
4E360ED23
4E360ED28
4E360FA02
4E360FA20
4E360GA02
4E360GA08
4E360GA46
4E360GB46
4E360GC14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】画面占有率が高く、設計の難易度が低く、コストが低く、ユーザーエクスペリエンスが高いノートパソコン、カメラアセンブリ及びシャフトアセンブリを提供する。
【解決手段】カメラアセンブリは、ノートパソコンに適用され、取り付けブラケット(シャフトカバー1)及び撮像モジュール2を含む。取り付けブラケットは、ノートパソコンのキーボード筐体5に設置され表示画面筐体に接続される。撮像モジュールは、取り付けブラケットに枢動可能に接続され、表示画面筐体のノートパソコンのキーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度(V1)より大きい場合、撮像モジュールの向きとキーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度(V2)に維持される。
【効果】カメラアセンブリが、ノートパソコンに画面占有率が高く、設計の難易度が低く、コストが低く、ユーザーエクスペリエンスが高い。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノートパソコンに適用されるカメラアセンブリであって、
取り付けブラケット及び撮像モジュールを含み、前記取り付けブラケットは、前記ノートパソコンの表示画面筐体に接続され、前記撮像モジュールは、前記取り付けブラケットに枢動可能に接続され、前記表示画面筐体の前記ノートパソコンのキーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度(V1)より大きい場合、前記撮像モジュールの向きと前記キーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度(V2)に維持される、
ことを特徴とするカメラアセンブリ。
【請求項2】
前記カメラアセンブリは調整部材をさらに含み、前記調整部材は、前記キーボード筐体に接続され、前記調整部材は、前記表示画面筐体の前記ノートパソコンのキーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度(V1)より大きい場合、前記取り付けブラケットに対して回動するように前記撮像モジュールを駆動する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラアセンブリ。
【請求項3】
前記調整部材は、順に接続されているリンケージセグメント及びカムシャフトセグメントを含み、前記リンケージセグメントは前記キーボード筐体に接続され、前記カムシャフトセグメントの軸線と、前記表示画面筐体が前記キーボード筐体に対して回動する回動軸線と、前記撮像モジュールが前記取り付けブラケットに対して回動する回動軸線とが互いに平行であり、前記カムシャフトセグメントのガイド面が前記撮像モジュールを支え、前記撮像モジュールが前記ガイド面に対して移動可能である、
ことを特徴とする請求項2に記載のカメラアセンブリ。
【請求項4】
前記ガイド面は、順に接続されている第1のガイド面及び第2のガイド面を含み、前記第1のガイド面の中心軸線は、前記表示画面筐体の回動軸線と共線であり、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が前記第1の設定された角度(V1)より小さい場合、前記第1のガイド面が前記撮像モジュールを支え、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が前記第1の設定された角度(V1)より大きい場合、前記撮像モジュールの中心が前記撮像モジュールの回動軸線周りに回動した角度が、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しくなるように、前記第2のガイド面が前記撮像モジュールを支える、
ことを特徴とする請求項3に記載のカメラアセンブリ。
【請求項5】
前記第1のガイド面は円弧面であり、前記撮像モジュールが前記第1のガイド面に沿って回動する場合、前記撮像モジュールが前記第1のガイド面に沿って回動したラジアンは、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回転したラジアンと等しく、前記第2のガイド面は曲面であり、前記撮像モジュールが前記第2のガイド面に沿って回動する場合、前記撮像モジュールが前記第2のガイド面に沿って回動したアーク線は、前記撮像モジュールの中心が前記撮像モジュールの回動軸線周りに回動した角度が、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しいことを満たす、
ことを特徴とする請求項4に記載のカメラアセンブリ。
【請求項6】
前記撮像モジュールにはローラが取り付けられており、前記撮像モジュールは、前記ローラを介して前記ガイド面に転動係合する、
ことを特徴とする請求項3に記載のカメラアセンブリ。
【請求項7】
前記リンケージセグメントは、ねじ部材を介して前記キーボード筐体に螺合される、
ことを特徴とする請求項3に記載のカメラアセンブリ。
【請求項8】
前記ノートパソコンは、弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は前記取り付けブラケットと前記撮像モジュールとを接続し、前記弾性部材は、前記撮像モジュールを前記ガイド面に当接させる、
ことを特徴とする請求項3に記載のカメラアセンブリ。
【請求項9】
前記弾性部材は、スプリングを含み、前記スプリングの第1の端部が前記撮像モジュールに接続され、前記スプリングの第2の端部が前記取り付けブラケットに接続される、
ことを特徴とする請求項8に記載のカメラアセンブリ。
【請求項10】
前記撮像モジュールは、キャリアボックス、カメラ及び制御ボードを含み、前記キャリアボックスは前記取り付けブラケットに枢動可能に接続され、前記カメラは前記制御ボードに取り付けられ、前記制御ボードは前記キャリアボックス内に接着されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラアセンブリ。
【請求項11】
前記第1の設定された角度(V1)は、90°~100°であり、前記第2の設定された角度(V2)は、65°~75°である、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載のカメラアセンブリ。
【請求項12】
前記第1の設定された角度(V1)は90°であり、前記第2の設定された角度(V2)は70°である、
ことを特徴とする請求項11に記載のカメラアセンブリ。
【請求項13】
シャフトアセンブリであって、
請求項1~12のいずれかに記載のカメラアセンブリを含むカメラアセンブリと、
シャフトカバーであって、前記シャフトカバーが前記カメラアセンブリの取り付けブラケットを構成するか、又は前記カメラアセンブリが前記シャフトカバーの内側に位置し、前記カメラアセンブリの取り付けブラケットが前記シャフトカバーに接続されているシャフトカバーと、を含む、
ことを特徴とするシャフトアセンブリ。
【請求項14】
前記シャフトカバーには貫通孔が設けられており、前記カメラアセンブリの撮像モジュールは、前記シャフトカバーに接着されて前記貫通孔を閉塞する透明板を含む、
ことを特徴とする請求項13に記載のシャフトアセンブリ。
【請求項15】
ノートパソコンであって、
請求項13又は14に記載のシャフトアセンブリを含むシャフトアセンブリと、
表示画面筐体及びキーボード筐体と、を含み、前記表示画面筐体が前記シャフトアセンブリのシャフトカバーに接続され、前記表示画面筐体が前記シャフトカバーを介して前記キーボード筐体に枢動可能に接続され、前記表示画面筐体の前記キーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度(V1)より大きい場合、前記カメラアセンブリの撮像モジュールの向きと前記キーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度(V2)に維持される、
ことを特徴とするノートパソコン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノートパソコン技術の分野に関し、具体的には、カメラアセンブリ、シャフトアセンブリ及びノートパソコンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、すべての電子製品の表示領域は、画面占有率を向上させるために、いずれも狭額縁に向かって発展し、カメラは、ノートパソコンの狭額縁の発展に影響を与える重要な要素の1つである。関連技術におけるノートパソコンのカメラは、ディスプレイの上側又はキーボードのあるキーキャップに設計されており、前者は、ノートパソコンに画面占有率が小さく、見栄えが悪いという欠点があり、後者は、カメラの角度が制限されているため、ユーザーエクスペリエンスが悪く、キーボードの構造が複雑であるため、設計製作のコストが高いという欠点がある。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、関連技術における技術的課題の1つをある程度解決することを目的としている。
【0004】
このため、本発明の実施例は、カメラアセンブリ、シャフトアセンブリ及びノートパソコンを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例に係るカメラアセンブリは、ノートパソコンに適用され、取り付けブラケット及び撮像モジュールを含み、前記取り付けブラケットは、前記ノートパソコンの表示画面筐体に接続され、前記撮像モジュールは、前記取り付けブラケットに枢動可能に接続され、前記表示画面筐体の前記ノートパソコンのキーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、前記撮像モジュールの向きと前記キーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。
【0006】
いくつかの実施例において、前記カメラアセンブリは調整部材をさらに含み、前記調整部材は、前記キーボード筐体に接続され、前記調整部材は、前記表示画面筐体の前記ノートパソコンのキーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、前記取り付けブラケットに対して回動するように前記撮像モジュールを駆動する。
【0007】
いくつかの実施例において、前記調整部材は、順に接続されているリンケージセグメント及びカムシャフトセグメントを含み、前記リンケージセグメントが前記キーボード筐体に接続され、前記カムシャフトセグメントの軸線と、前記表示画面筐体が前記キーボード筐体に対して回動する回動軸線と、前記撮像モジュールが前記取り付けブラケットに対して回動する回動軸線とが互いに平行であり、前記カムシャフトセグメントのガイド面が前記撮像モジュールを支え、前記撮像モジュールは前記ガイド面に対して移動可能である。
【0008】
いくつかの実施例において、前記ガイド面は、順に接続されている第1のガイド面及び第2のガイド面を含み、前記第1のガイド面の中心軸線は、前記表示画面筐体の回動軸線と共線であり、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が前記第1の設定された角度V1より小さい場合、前記第1のガイド面が前記撮像モジュールを支え、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が前記第1の設定された角度V1より大きい場合、前記撮像モジュールの中心が前記撮像モジュールの回動軸線周りに回動した角度が、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しくなるように、前記第2のガイド面が前記撮像モジュールを支える。
【0009】
いくつかの実施例において、前記第1のガイド面は円弧面であり、前記撮像モジュールが前記第1のガイド面に沿って回動する場合、前記撮像モジュールが前記第1のガイド面に沿って回動したラジアンは、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回転したラジアンと等しく、前記第2のガイド面は曲面であり、前記撮像モジュールが前記第2のガイド面に沿って回動する場合、前記撮像モジュールが前記第2のガイド面に沿って回動したアーク線は、前記撮像モジュールの中心が前記撮像モジュールの回動軸線周りに回動した角度が、前記表示画面筐体が前記表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しいことを満たす。
【0010】
いくつかの実施例において、前記撮像モジュールにはローラが取り付けられており、前記撮像モジュールは、前記ローラを介して前記ガイド面に転動係合する。
【0011】
いくつかの実施例において、前記リンケージセグメントは、ねじ部材を介して前記キーボード筐体に螺合される。
【0012】
いくつかの実施例において、前記ノートパソコンは弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は前記取り付けブラケットと前記撮像モジュールとを接続し、前記弾性部材は、前記撮像モジュールを前記ガイド面に当接させる。
【0013】
いくつかの実施例において、前記弾性部材は、スプリングを含み、前記スプリングの第1の端部が前記撮像モジュールに接続され、前記スプリングの第2の端部が前記取り付けブラケットに接続される。
【0014】
いくつかの実施例において、前記撮像モジュールは、キャリアボックス、カメラ及び制御ボードを含み、前記キャリアボックスは前記取り付けブラケットに枢動可能に接続され、前記カメラは前記制御ボードに取り付けられ、前記制御ボードは前記キャリアボックス内に接着されている。
【0015】
いくつかの実施例において、前記第1の設定された角度V1は、90°~100°であり、前記第2の設定された角度V2は、65°~75°である。
【0016】
いくつかの実施例において、前記第1の設定された角度V1は90°であり、前記第2の設定された角度V2は70°である。
【0017】
本発明の実施例に係るシャフトアセンブリは、カメラアセンブリ及びシャフトカバーを含み、前記カメラアセンブリは上記カメラアセンブリを含み、
前記シャフトカバーが前記カメラアセンブリの取り付けブラケットを構成するか、又は前記カメラアセンブリが前記シャフトカバーの内側に位置し、前記カメラアセンブリの取り付けブラケットが前記シャフトカバーに接続されている。
【0018】
いくつかの実施例において、前記シャフトカバーには貫通孔が設けられており、前記カメラアセンブリの撮像モジュールは、前記シャフトカバーに接着されて前記貫通孔を閉塞する透明板を含む。
【0019】
本発明の実施例に係るノートパソコンは、シャフトアセンブリ、表示画面筐体及びキーボード筐体を含み、前記シャフトアセンブリは上記シャフトアセンブリを含み、
前記表示画面筐体が前記シャフトアセンブリのシャフトカバーに接続され、前記表示画面筐体が前記シャフトカバーを介して前記キーボード筐体に枢動可能に接続され、前記表示画面筐体の前記キーボード筐体に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、前記カメラアセンブリの撮像モジュールの向きと前記キーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。
【発明の効果】
【0020】
したがって、本発明の実施例に係るノートパソコンは、画面占有率が高く、設計の難易度が低く、コストが低く、ユーザーエクスペリエンスが高いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例に係るノートパソコンの概略図である。
【
図2】本発明の実施例に係るノートパソコンの他の概略図である。
【
図3】本発明の実施例に係るシャフトアセンブリの概略図である。
【
図4】本発明の実施例に係るシャフトアセンブリの他の概略図である。
【
図5】本発明の実施例に係るカメラアセンブリの概略図である。
【
図6】本発明の実施例に係るカメラアセンブリの他の概略図である。
【
図7】本発明の実施例に係る表示画面筐体及び撮像モジュールが表示画面筐体の回動軸線周りに回動する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例が図面に示される。以下、図面を参照して説明された実施例は例示的なものであり、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものとして理解することはできない。
【0023】
本発明の実施例は、カメラアセンブリ、シャフトアセンブリ及びノートパソコンを提案する。
【0024】
図1及び
図2に示すように、本発明の実施例に係るノートパソコンは、本発明の実施例に係るシャフトアセンブリ、表示画面筐体及びキーボード筐体5を含む。
図3及び
図4に示すように、本発明の実施例に係るシャフトアセンブリは、本発明の実施例に係るカメラアセンブリ及びシャフトカバー1を含む。
【0025】
図5及び
図6に示すように、カメラアセンブリは、取り付けブラケット及び撮像モジュール2を含む。取り付けブラケットは、ノートパソコンの表示画面筐体に接続され、撮像モジュール2は、取り付けブラケットに枢動可能に接続され、表示画面筐体のノートパソコンのキーボード筐体5に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。
【0026】
シャフトカバー1がカメラアセンブリの取り付けブラケットを構成し、すなわち、取り付けブラケットはノートパソコンのシャフトカバー1である。あるいは、カメラアセンブリがシャフトカバー1の内側に位置し、カメラアセンブリの取り付けブラケットがシャフトカバー1に接続される。すなわち、取り付けブラケットとシャフトカバー1との回動軸線が同じであり、撮像モジュール2がシャフトカバー1に枢動可能に接続されることにより、撮像モジュール2とシャフトカバー1とが相対的に回動することができ、撮像モジュール2がシャフトカバー1に対してその撮像方向を調整することができる。シャフトカバー1に接続される表示画面筐体とキーボード筐体5との間の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。シャフトカバー1は、円弧状の板であり、シャフトカバー1の内側にキャビティがあり、例えば、シャフトカバー1の全部又は少なくとも一部が光透過性材料で作製され、すなわち、シャフトカバー1全体が光を透過させてもよいし、シャフトカバー1の撮像モジュール2の中心に対向する部分のみが光を透過させるように設定してもよい。シャフトカバー1の内壁面とキーボード筐体5との間は取り付けキャビティを構成しているか、又はシャフトカバー1は、撮像モジュール2を設置可能な取り付けキャビティを有している。
【0027】
例えば、表示画面筐体が閉状態(表示画面筐体とキーボード筐体5との間の開閉角度が0)から開状態に向かってキーボード筐体5に対して回動するときの回動方向を時計回り方向とみなすことを例とする。表示画面筐体に接続されているシャフトカバー1(取り付けブラケット)が時計回りに回動することで、表示画面筐体の開閉角度を大きくすることができる。シャフトカバー1が時計回りに回動する場合、表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より小さい時に、撮像モジュール2は、表示画面筐体の回動軸線周りにシャフトカバー1とともに回動し、撮像モジュール2とシャフトカバー1とが相対的に静止する。表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1と等しい場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度は第2の設定された角度V2である。表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、シャフトカバー1が時計回りに回動し続ける間、撮像モジュール2は、撮像モジュール2の回動軸線周りに反時計回りに回動し、同一時間に、シャフトカバー1が時計回りに回動した角度は、撮像モジュール2が撮像モジュール2の回動軸線周りに反時計回りに回動した角度と等しく、これにより、表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間角度を第2の予め設定された角度V2に維持することができる。
【0028】
なお、表示画面筐体の開閉角度は、表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度であってもよいが、これに限定されない。
【0029】
本発明の実施例に係るシャフトアセンブリ及び本発明の実施例に係るカメラアセンブリは、取り付けブラケットを設けることで表示画面筐体に固定されており、撮像モジュール2は取り付けブラケットに枢動可能に接続され、表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間角度が第2の設定された角度V2に維持され、これによって取り付けブラケットとそれに接続されている表示画面筐体とが一定の角度だけ回転した後、撮像モジュール2が予め設定された向きを有することができる。
【0030】
したがって、本発明の実施例に係るカメラアセンブリ及び本発明の実施例に係るカメラアセンブリは、取り付けブラケットが一定の角度を回転した後に、撮像モジュール2が予め設定された方向に向かうことができるという利点を有する。
【0031】
表示画面筐体がシャフトアセンブリのシャフトカバー1に接続され、表示画面筐体は、シャフトカバー1を介してキーボード筐体5に枢動可能に接続されている。これにより、表示画面筐体を開閉する場合、表示画面筐体とキーボード筐体5が相対的に回動し、シャフトカバー1が、表示画面筐体の駆動下でキーボード筐体5と相対的に回動する。
【0032】
表示画面筐体のキーボード筐体5に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、カメラアセンブリの撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。キーボード筐体5は、ほぼ平面板とすることができ、当該平面板の平面を第1の基準面とすることができ、取り付けブラケットの回動時に、表示画面筐体と第1の基準面との間に夾角がある。
【0033】
つまり、本発明の実施例に係るノートパソコンは、本発明の実施例に係るシャフトアセンブリを設けることにより、表示画面筐体のキーボード筐体5に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、カメラアセンブリの撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を第2の設定された角度V2に維持することができる。
【0034】
なお、表示画面筐体のキーボード筐体5に対する開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、ユーザは表示画面を正常に視聴することができる。撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が第2の設定された角度V2に維持されるということは、撮像モジュール2の撮像方向とキーボード筐体5との間の角度がV2であるということであり、かつ撮像モジュール2の撮像方向とキーボード筐体5との間の角度がV2である場合、撮像モジュール2が撮像しやすく、ユーザーエクスペリエンスがよい。
【0035】
したがって、ユーザが表示画面を正常に視聴し、かつユーザの好みに応じて表示画面筐体のキーボード筐体5に対する開閉角度を調整できる場合(表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合)、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が第2の設定された角度V2に維持される。すなわち、ユーザが表示画面を正常に視聴し、かつ表示画面筐体を回動できる場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が変わらず、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が、撮像モジュール2が撮像しやすい数値に維持され、ユーザーエクスペリエンスが高い。
【0036】
本発明の実施例に係るノートパソコンは、撮像モジュール2をシャフトカバー1の内側(シャフトカバー1内の取り付けキャビティ)に設けることにより、ユーザが表示画面を視聴するときに撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を確保することができる。これにより、撮像モジュール2を表示画面の上側に設けることなく、スムーズに撮像することができ、表示画面の画面占有率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。撮像モジュール2をキーボードのキーキャップに設けることに比べて、撮像モジュール2をシャフトカバー1の内側に設ける方が、技術の難易度が低く、構造が簡単であり、すなわち、設計の難易度が低く、コストが低い。撮像モジュール2をキーボードのキーキャップに設けると、ユーザとの距離が比較的近くなるが、撮像モジュール2をシャフトカバー1の内側に設けると、ユーザとの位置関係が適切となり、撮像モジュール2の撮像の視野が比較的よくなり、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0037】
したがって、本発明の実施例に係るノートパソコンは、画面占有率が高く、設計の難易度が低く、コストが低く、ユーザーエクスペリエンスが高いという利点がある。
【0038】
図3~
図6に示すように、いくつかの実施例において、カメラアセンブリは、調整部材3をさらに含み、調整部材3は、取り付けブラケットに対して回動するように撮像モジュール2を駆動するように、撮像モジュール2に接続されている。具体的には、取り付けの回動中に、表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、調整部材3は、撮像モジュール2の回動軸線周りに回動するように撮像モジュール2を駆動し、撮像モジュール2の回動方向は取り付けブラケットの回動方向と反対であり、また同一時間内に、取り付けブラケットが表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度は、撮像モジュール2が撮像モジュール2の回動軸線周りに回動した角度と等しく、これによって撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を第2の設定された角度V2に維持することができる。
【0039】
図1及び
図3に示すように、いくつかの実施例において、シャフトカバー1には貫通孔11が設けられており、シャフトカバー1に貫通孔11が設けられることで、貫通孔11がシャフトカバー1を貫通して取り付けキャビティに連通し、貫通孔11をシャフトカバー1の光透過口とする。撮像モジュール2のレンズは、貫通孔11に向かってシャフトカバー1の外側の環境を撮像する。
【0040】
カメラアセンブリの撮像モジュール2は、シャフトカバー1に接着されて貫通孔11を閉塞する透明板25を含む。透明板25は光を透過させてほこりなどの異物が貫通孔11を貫通して閉塞することを防ぐことができ、ほこりなどの異物がカメラ23の撮像に影響を与えることを防ぐことができる。
【0041】
図5に示すように、いくつかの実施例において、調整部材3は、順に接続されているリンケージセグメント31及びカムシャフトセグメント32を含む。具体的には、リンケージセグメント31とカムシャフトセグメント32とがシャフトカバー1の延在方向に沿って接続される。リンケージセグメント31はキーボード筐体5に接続されており、すなわち、カムシャフトセグメント32は、リンケージセグメント31とともにキーボード筐体5に固定されており、カムシャフトセグメント32が表示画面筐体の回動に伴って移動しないようにする。
【0042】
カムシャフトセグメント32の軸線と、表示画面筐体がキーボード筐体5に対して回動する回動軸線と、撮像モジュール2が取り付けブラケットに対して回動する回動軸線とが互いに平行であり、カムシャフトセグメント32とシャフトカバー1とが共に撮像モジュール2とキーボード筐体5との角度を変更させる。具体的には、表示画面筐体の回動軸線はシャフトカバー1の回動軸線と共線である。撮像モジュール2は、その上の第1の端部の固定ピン26によってシャフトカバー1に枢動可能に接続され、撮像モジュール2の回動軸線が固定ピン26の回動軸線である。
【0043】
カムシャフトセグメント32のガイド面は、撮像モジュール2を支える。具体的には、カムシャフトセグメント32のガイド面321は、カムシャフトセグメント32の上端面であり、カムシャフトセグメント32のガイド面321は撮像モジュール2を上方に支える。上下方向は
図5における矢印Aで示されている。
【0044】
例えば、撮像モジュール2の第2の端部は、カムシャフトセグメント32のガイド面に摺動可能に接続され、撮像モジュール2の第2の端部202は、撮像モジュール2の第1の端部201に対向して設けられる。撮像モジュール2の第1の端部201の固定ピン26はシャフトカバー1に枢動可能に接続され、これによって撮像モジュール2の第1の端部201をシャフトカバー1の回動に伴って表示画面筐体の回動軸の軸線周りに回動させる。撮像モジュール2の第1の端部201の移動中に、撮像モジュール2の第2の端部202がカムシャフトセグメント32のガイド面321を摺動し、すなわち、カムシャフトセグメント32のガイド面321は、撮像モジュール2の第2の端部202の移動軌跡を位置制限することができる。表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、調整部材3は、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を第2の設定された角度V2に維持するように、シャフトカバー1に対して回動するように撮像モジュール2を駆動することができる。調整部材3は、リンケージセグメント31及びカムシャフトセグメント32を設けることにより、調整部材3の構造が比較的簡単であり、設置が容易になる。
【0045】
図6に示すように、いくつかの実施例において、ガイド面321は、順に接続されている第1のガイド面3211及び第2のガイド面3212を含む。
【0046】
第1のガイド面3211の中心軸線は、表示画面筐体の回動軸線と共線であり、表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が第1の設定された角度V1より小さい場合、第1のガイド面3211が撮像モジュール2に接続されている。第1のガイド面3211は円弧面であり、表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに回動するときに、撮像モジュール2の第1の端部201の第1のガイド面3211での移動軌跡による円弧面の中心軸線も表示画面筐体の回動軸線と共線であることが容易に分かる。つまり、撮像モジュール2が第1のガイド面3211に沿って回動する場合、撮像モジュール2が第1のガイド面3211に沿って回動したラジアンは、表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回転したラジアンと等しい。これにより、表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに回動して、第1のガイド面3211に対して移動するように撮像モジュール2の第2の端部202を駆動するときに、第1のガイド面3211の支持により、撮像モジュール2と表示画面筐体とが相対的に回動することなく、撮像モジュール2と表示画面筐体とが相対的に静止し、すなわち、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が常に変化する。
【0047】
表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに第1の設定された角度V1まで回動した場合、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度が第2の設定された角度V2になり、この時、撮像モジュール2の第2の端部202は、第1のガイド面3211と第2のガイド面3212との接続箇所まで移動する。
【0048】
表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回動し、かつ回動角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、撮像モジュール2の中心が撮像モジュール2の回動軸線周りに回動した角度が、表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しくなるように、第2のガイド面3212が撮像モジュール2を支える。撮像モジュール2の回動軸線は固定ピンの中心軸線である。
【0049】
図6に示すように、第2のガイド面3212は曲面であり、撮像モジュール2が第2のガイド面3212に沿って回動する場合、撮像モジュール2が第2のガイド面3212に沿って回動したアーク線は、撮像モジュール2の中心が撮像モジュール2の回動軸線周りに回動した角度が、表示画面筐体が表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しいことを満たす。
【0050】
第2のガイド面3212の各セグメントの円弧面の回動軸線と第1のガイド面3211の回動軸線とは互いに平行であり、共線ではない。表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに回動し続けることにつれて、撮像モジュール2の第2の端部202が第2のガイド面3212を移動し始める時、撮像モジュール2と表示画面筐体とが相対的に回動する。
【0051】
具体的には、表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに第1の設定された角度V1より大きく回動して回動し続ける場合、その移動状態を
図7に示し、0は表示画面筐体の回動軸線を表し、L及びL1はそれぞれ表示画面筐体がα角度を回動する前後の2つの位置を表し、M及びM1はそれぞれ撮像モジュール2がα角度を回動する前後の2つの位置を表し、M’とMは互いに平行である。すなわち、表示画面筐体がキーボード筐体5に対して表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度が第1の設定された角度V1より大きい場合、同じ時間内で撮像モジュール2のレンズの中心が第1の端部201の固定ピン26周りに回動した角度が、表示画面筐体(第1の端部201の固定ピン26)が表示画面筐体の回動軸線周りに回動した角度と等しいことだけを確保すれば、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を第2の予め設定された角度V2に維持することができる。
【0052】
図5に示すように、いくつかの実施例において、撮像モジュール2にはローラ21が取り付けられており、撮像モジュール2は、ローラ21を介してガイド面321に転動係合する。具体的には、ローラ21は撮像モジュール2の第2の端部202の下部に回動可能に設けられ、ローラ21がガイド面321に転動係合し、撮像モジュール2の摩耗を低減させ、撮像モジュール2の向きの精度を向上させることができる。
【0053】
図5に示すように、いくつかの実施例において、リンケージセグメント31は、ねじ部材33を介してキーボード筐体5に螺合される。具体的には、リンケージセグメント31のカムシャフトセグメント32から離れる端は接続板であり、接続板に4つの接続孔が設けられ、キーボード筐体5に4つのねじ孔が設けられ、ねじ部材33はボルトであり、4つのボルトは、対応する接続孔を貫通して対応するねじ孔に螺合されており、リンケージセグメントとキーボード筐体5との接続が容易になる。
【0054】
図5に示すように、いくつかの実施例において、ノートパソコンは、弾性部材4をさらに含み、弾性部材4は、シャフトカバー1と撮像モジュール2とを接続し、弾性部材4は、撮像モジュール2をガイド面321に当接させる。具体的には、弾性部材4は、カムシャフトセグメント32に向かって下方に撮像モジュール2を押圧することにより、撮像モジュール2がカムシャフトセグメント32のガイド面321に沿って移動するときの安定性を向上させるとともに、撮像モジュール2のぶれを回避し、その使用性を確保する。
【0055】
図5に示すように、いくつかの実施例において、弾性部材は、スプリング4を含み、スプリング4の第1の端部が撮像モジュール2に接続され、スプリング4の第2の端部がシャフトカバー1に接続される。例えば、スプリング4の下端部が撮像モジュール2に接続され、スプリング4の上端部がシャフトカバー1に接続されることで、スプリング4が自分の弾性を利用してカムシャフトセグメント32に向かって撮像モジュール2を下方に押圧することができる。
【0056】
あるいは、弾性部材は、固定ピンに嵌設されているねじりばねであってもよい。
【0057】
図5に示すように、いくつかの実施例において、撮像モジュール2は、キャリアボックス22、カメラ23及び制御ボード24を含む。例えば、キャリアボックス22は、上向きに開口する溝本体を有し、カメラ23及び制御ボード24は、上から下に向かって順にキャリアボックス22の溝本体に設けられている。キャリアボックス22はシャフトカバー1に枢動可能に接続されており、具体的には、撮像モジュール2がシャフトカバー1に枢動可能に接続されるように、キャリアボックス22上の固定ピン26はシャフトカバー1に枢動可能に接続される。カメラ23は制御ボード24に取り付けられ、制御ボード24は、両面テープによってキャリアボックス22内に接着され、カメラ23及び制御ボード24がキャリアボックス22内に固定できるようにする。
【0058】
いくつかの実施例において、第1の設定された角度V1は、90°~100°であり、第2の設定された角度V2は、65°~75°である。つまり、表示画面筐体の開閉角度が第1の設定された角度(90°~100°)より大きい場合、調整部材3は、撮像モジュール2の向きとキーボード筐体5との間の角度を設定された角度(65°~75°)に維持するように、シャフトカバー1に対して回動するように撮像モジュール2を駆動することができる。表示画面筐体の開閉角度が90°~100°より大きい場合、ユーザは、表示画面を正常に視聴することができる。撮像モジュール2の撮像方向とキーボード筐体5との間の角度が65°~75°である場合、撮像モジュール2が撮像しやすく、ユーザーエクスペリエンスが高い。
【0059】
いくつかの実施例において、第1の設定された角度V1は90°であり、第2の設定された角度V2は70°である。表示画面筐体の開閉角度が少なくとも90°に達する場合は、多くのユーザが表示画面を正常に視聴できる角度である。撮像モジュール2の撮像方向とキーボード筐体5との間の角度が70°である場合、撮像モジュール2が撮像しやすく、多くのユーザの撮像ニーズを満たす。
【0060】
本発明の記載において、なお、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などによって示される方位又は位置関係は、図面が示す方位又は位置関係に基づき、本発明を容易に説明し及び説明を簡素化するためのものであり、示される装置又は素子が特定の方位を持って、特定の方位で構成されて操作されることを示すか又は暗示するものではなく、したがって、本発明を限定するものとして理解することはできない。
【0061】
また、用語「第1の」、「第2の」は、目的を説明するためのものにすぎず、相対的な重要性を示すか又は暗示し、又は示される技術的な特徴の数を示すと理解することはできない。これにより、「第1の」、「第2の」と限定される特徴は、少なくとも1つの特徴を含むことを示すか又は暗示することができる。本発明の記載において、「複数」の意味は、別段の具体的な限定がない限り、少なくとも2つであり、例えば、2つ、3つなどである。
【0062】
本発明において、別段の明確な規定及び限定がない限り、用語「取り付け」、「接続」、「連結」、「固定」などの用語は、一般的に理解すべきであり、別段の限定がない限り、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよいし、一体化されていてもよく、機械的接続であってもよいし、電気的接続又は互いに通信可能であってもよく、直接接続であってもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよいし、2つの素子の内部の連通又は2つの素子の相互作用関係であってもよい。当業者にとっては、本発明における上記の用語の具体的な意味は、特定の状況に応じて理解することができる。
【0063】
本発明において、別段の明確な規定及び限定がない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあることは、第1と第2の特徴が直接的に接触することであってもよく、又は第1と第2の特徴が中間媒体を介して間接的に接触することであってもよい。さらに、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直上又は斜め上にあること、又は単に第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも高いことを示すことができる。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下又は斜め下にあること、又は単に第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも低いことを示すことができる。
【0064】
本発明において、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」などは、当該実施例又は例に関連して説明された具体的な特徴、構造、材料、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記の用語の例示的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を対象としていなくてもよい。さらに、記載された具体的な特徴、構造、材料又は特性は、任意の1つ又は複数の実施例又は例において適切な形で組み合わされてもよい。さらに、当業者は、本明細書に記載された異なる実施例又は例及び異なる実施例又は例の特徴を、互いに矛盾することなく組み合わせることができる。
【0065】
以上、本発明の実施形態を示して説明したが、なお、上述した実施例は例示的なものであり、本発明を限定するものとして理解することはできず、当業者であれば、本発明の範囲内で、上述した実施例を変更、補正、置換、変形することができる。
【符号の説明】
【0066】
1 シャフトカバー
11 貫通孔
2 撮像モジュール
201 撮像モジュール2の第1の端部
202 撮像モジュール2の第2の端部
21 ローラ
22 キャリアボックス
23 カメラ
24 制御ボード
25 透明板
3 調整部材
31 リンケージセグメント
32 カムシャフトセグメント
321 ガイド面
3211 第1のガイド面
3212 第2のガイド面
33 ねじ部材
26 固定ピン
4 スプリング
5 キーボード筐体