IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 小野田 有か里の特許一覧

<>
  • 特開-腰荷物支え具 図1
  • 特開-腰荷物支え具 図2
  • 特開-腰荷物支え具 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023005185
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】腰荷物支え具
(51)【国際特許分類】
   A45F 5/00 20060101AFI20230111BHJP
   A45F 3/00 20060101ALI20230111BHJP
   B65G 7/12 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
A45F5/00
A45F3/00 520
B65G7/12 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021106949
(22)【出願日】2021-06-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】516351496
【氏名又は名称】小野田 有か里
(74)【代理人】
【識別番号】100209668
【弁理士】
【氏名又は名称】樋田 成人
(72)【発明者】
【氏名】小野田 有か里
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045CE07
3B045FA01
3B045FC04
3B045FC06
3B045GA04
(57)【要約】
【課題】簡易に持ち運び又は身体装着ができ、重量物である手荷物の荷重を分散支持させて身体腰部に苦痛なく安全に支えることができ、且つ安価である経済性及び装着作業性を格段に向上させた手荷物支え具を提供すること。
【解決手段】平板状の荷置き台と、荷置き台の一辺を回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結された平板状の腰当て板と、荷置き台と腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し荷置き台と腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる蝶番とを具備し、腰当て板を人の腰ベルトに挿入し荷置き台を略直角乃至略130度の角度で身体の前方に張り出させ、荷置き台の上部に荷物を置いた際、腰当て板が身体腰部近傍に面圧着固定されることにより荷物を簡易に支えることが可能となる腰荷物支え具。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状の荷置き台と、
前記荷置き台の一辺を回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結された平板状の腰当て板と、
前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる蝶番(ちょうつがい)と
を具備する腰荷物支え具であって、
前記腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記荷置き台を略直角乃至略130度の角度で身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記腰当て板が身体腰部近傍に面圧着固定されることにより、荷物を簡易に支えることが可能となること
に特徴を有する腰荷物支え具。
【請求項2】
前記腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有すること及び/若しくは腰部の痛みを回避するよう外周辺が腰部反対側に沿っている形状を有すること
に特徴を有する請求項1に記載の腰荷物支え具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リュックサックや肩掛けバッグ等の手持ち荷物の支え具に係り、特に、身体腰部に装着して用いることができる簡易荷物支え具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、リュックサックや肩掛けバッグ、買い物袋等の手荷物を運ぶ際、その手荷物から内容物を取り出す時や一時的に手荷物を抱え置きする時等、手荷物の置き場所に悩むことが多い。このような場合は、好まざるも一時的に手荷物を台などに置くことを余儀なくされてしまう。また、例えば赤ちゃんを抱っこひもで身体前側に抱えたりおぶったりする際も、一時的に赤ちゃんを抱える時、片手抱えなどで苦労する場合が多い。
【0003】
上記のような場合、簡易に身体腰部に手荷物を一時的に支え保持できれば非常に都合が良い。このような場合に荷物支え具として下記に挙げるような先行文献によって各種提案が成されてきた。
【0004】
たとえば、特許文献1では、周長を調節することによりその径を伸縮できる環状の締具と、前記締具に対し連結部を介して連結された支持板と、前記支持板の自由端側に緊結されて、その自由端側を吊り上げるように張設される張設部材とを備えることを特徴とする荷重支持具に関する技術思想が開示されている。
【0005】
しかし、この例では、支持板及び腰部環状具が非常に頑丈であり、且つ肩からのベルト等で吊るし支え補助をしなければならない。これは、手荷物支え支持板が腰部環状具と頑丈に連結されていないと手荷物を支え置きした場合、身体前方に傾き、手荷物が落下してしまうからである。しかも本考案は、それを補助するために肩からの吊るしベルト支え具で支持板を引き上げる力の補助がどうしても必要となる。このような支持板、腰部環状具、吊るしベルト支え具であっては、簡易的に持ち運ぶことも難儀であり、外観上も違和感があり、且つ作業性及び経済性にも劣るため、人々から好まれず、上記問題に対しての根本的な解決策を提示したことにはなっていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3229869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これまでの技術もしくは技術的思想では、リュックサックや肩掛けバッグ、買い物袋等の手荷物を運ぶ際、又は赤ちゃんを抱っこしている際、立ったままその手荷物から内容物を取り出す時や一時的に手荷物や赤ちゃんを抱える時等に、仮置き場を探すしか術がなかった。本発明は上記の点に鑑みなされたもので、リュックサックや肩掛けバッグ、買い物袋等の手荷物を運ぶ際、又は赤ちゃんを抱っこする際、立ったまま又は歩きながら身体の腰部近傍に支え仮置きすることのできる手荷物支え具を開発し提供することを課題とする。
【0008】
加えて、本発明は上記課題を解決することを企図した手荷物支え具であって、簡易に持ち運び又は身体装着ができ、重量物である手荷物の荷重を軽く感じるよう分散支持させて身体腰部に苦痛なく安全に支えることができ、且つ安価である経済性及び装着作業性を格段に向上させた手荷物支え具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため、本発明に係る腰荷物支え具は、平板状の荷置き台と、前記荷置き台の一辺を回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結された平板状の腰当て板と、前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる蝶番(ちょうつがい)とを具備する腰荷物支え具であって、前記腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記荷置き台を略直角乃至略130度の角度で身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記腰当て板が身体腰部近傍に面圧着固定されることにより、荷物を簡易に支えることが可能となることに特徴を有する。
【0010】
本発明に係る腰荷物支え具は、人が腰部に設置した平板状の荷置き台に手荷物を載せて一時的に支え持つことができる腰荷物支え具である。平板状の荷置き台の人体腰部側の一辺は、平板状の腰当て板と略直角乃至130度で連結されており、腰当て板は人体の腰部近傍に面接触される構造である。つまり荷置き台と腰当て板は全体で略L字形態となっている。連結部近傍の腰当て板は腰ベルトに挟んでもよいし、又はズボン等の内側に腰当て板を差し込んで装着してもよい。
【0011】
上記の荷置き台の上に手荷物を乗せると、その重さで略L字状の本発明に係る腰荷物支え具の腰当て板は、人体の腰部近傍に面接触で圧力を受け、腰部近傍の表面で手荷物の荷重を支える仕組みである。腰当て板の支え荷重は、腰部近傍の面全体で受けるため、重い荷物であっても容易に支えることができる。しかも軽く感じる。これにより、本発明に係る腰荷物支え具は、荷置き台と荷置き台を支える腰ベルトを強固な頑丈な形態にする必要がなく、加えて、肩から吊り下げベルト等で引き上げ補強する必要もない。前述した先行技術文献のような重厚な高価な形態ではなく、本発明に係る腰荷物支え具は、安価で使いやすく、持ち運びやすく、外観も違和感のない使い勝手の良い簡易型の腰荷物支え具となる。場合によっては、抱っこしている赤ちゃんを一時置きし、片手で支える形態をとることも可能である。何よりも手荷物や赤ちゃんを軽く感じて把持することができる。また手荷物を安易に掛けることもできる。
【0012】
本発明に係る腰荷物支え具の荷置き台と腰当て板は、蝶番(ちょうつがい)で回転可能な形態で連結されており、荷置き台と腰当て板は二枚重ねで折りたたむことができる。これにより本発明に係る腰荷物支え具は、予め腰ベルトに折りたたんで装着したまま外出し、必要な時のみに荷置き台を、蝶番を使って回動させて開き、腰当て板との角度を略直角乃至130度に固定することができる。荷置き台と腰当て板との角度は、荷置き台に荷物を置いたとき、腰当て板が人体腰部面に若干圧入する角度を見込んで、略100度から120度に固定することが好ましい。
【0013】
蝶番は、従来の技術を用いて角度を略直角乃至130度の任意の角度に固定静止できるような形態であればよく、また閉じて折りたたむ場合は、荷置き台と腰当て板との角度固定ストッパーを解除するような方式であれば安全に使用対応できる。また、本発明は、荷置き台と腰当て板との蝶番回転方向には限定はない。つまり荷置き台が腰当て板の人体腰部側に折りたたまれる形態であってもよい。ただしその場合は、本発明に係る腰荷物支え具は任意角度に開いた後で、腰ベルト又はズボンに固定装着することになる。ベルトがない衣服であってもベルトを装着すれば良いことは言うまでもない。加えて、蝶番の固定方向は、略直角乃至130度から角度を小さくする方向に対して固定されて、角度を大きくする方向に対しては固定されず自由に回動できる態様であってもよい。この場合は、使用者が転倒しても荷置き台が身体側上方向に容易に開くため怪我を予防することができる。
【0014】
本発明に係る腰荷物支え具の荷置き台と腰当て板の材質、詳細形状、大きさ、厚さについて限定はないが、荷置き台として荷物を支えるに必要な面積及び安全性を確保できる強度を要することは言うまでもない。軽くて強度を有する金属材又は強化合成樹脂であれば好ましい。
【0015】
更に、本発明に係る腰荷物支え具の前記腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有する形態をとること及び/若しくは腰部の痛みを回避するよう外周辺が腰部反対側に沿っている形状を有する形態をとることもできる。
【0016】
つまり、本発明に係る腰荷物支え具は、腰部近傍に装着し、荷置き台に荷物を置いたとき、その荷重を受けて、腰当て板が人体腰部面を若干圧迫し且つ若干圧入されるため、単純な四角形状の平板であっては、平板外周に沿って腰部近傍部に痛みを感じることが予想される。その痛み解消のために、本発明に係る腰荷物支え具の腰当て板は、腰部に柔らかく密着できるように腰回り方向に若干の曲面形状を有する形態をとることもできる。これにより、腰当て板の圧力は人体の腰部近傍面の曲面全体で均一に受けることになるため、上記のような大きな荷重による痛み等の問題が解消される。また、腰当て板の外周辺が腰部反対側に沿っている形状を有することにより、腰部圧迫による腰当て板の外周辺の痛みを回避することができる。
【0017】
その他、本発明に係る腰荷物支え具は、荷置き板下部面にタモ竿状の補強棒を装着してもよい。補強棒は、タモ竿状に延伸して地面に接することで、荷置き台の大きな荷重を受けて支える補強材となる。タモ竿状で取り外しが可能であれば、任意に持ち歩く本発明に係る腰荷物支え具の携帯補助具となる。
【0018】
本発明に係る腰荷物支え具は、上記の他に従来技術を付加したあらゆる均等論的形態をとることが可能であるが、それらは全て本発明の技術思想に内包されるものであることを主張する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、リュックサックや肩掛けバッグ、買い物袋等の手荷物を運ぶ際、又は赤ちゃんを抱っこしている際、立ったままその手荷物から内容物を取り出す時や一時的に手荷物や赤ちゃんを抱える時等に、立ったまま身体の腰部近傍に支え、仮置きすることのできる手荷物支え具を提供することが可能となる。
【0020】
本発明に係る腰荷物支え具によれば、簡易に持ち運び又は身体装着ができ、重量物である手荷物の荷重を分散支持させて身体腰部に苦痛なく安全に支えることができ、且つ安価である経済性及び装着作業性を格段に向上させた手荷物支え具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の全体イメージを示した斜視概念図である。
図2】本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の全体イメージを示した斜視概念図である。
図3】本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の装着時を示した斜視概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の全体イメージを示した斜視概念図である。同図に示すように、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具は、主に荷置き台11と腰当て板12、蝶番(ちょうつがい)13で構成される。荷置き台11と腰当て板12は、蝶番13により回動可能な形態で連結されており、回転方向15に示すように折りたたみ形状から開いて展開することができる。そして、荷置き台11と腰当て板12は、開き角度が略90度から130度の間の好ましくは略100度から120度の角度で固定されるような構造となっている。蝶番13は上記角度で荷置き台11と腰当て板12とを固定するが、例えば固定ストッパーを解除すれば、任意に折りたたむことができる構造である。
【0024】
本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具は、腰当て板12を使用者の腰ベルトに装着し、荷置き台11は使用者の腰部前方に張り出す態様となる。よって腰当て板12には腰ベルト挿入装着部があってもよい。また、腰当て板12は、使用者のズボン等の上部から身体内側に差し込んで装着してもよい。使用者は、手荷物を装着された本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の荷置き台11の上に載せて支え持つことができる。
【0025】
本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具は、荷置き台の上に置かれた手荷物等の重さ荷重を腰当て板12側に分散して受け、使用者の腰部表面でしっかりと受け、固定することができる。非常に簡易で使い安い腰部簡易荷受け台となる。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の全体イメージを示した斜視概念図である。同図に示すように、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具10の荷置き台11と腰当て板12は、回転方向15のように開き、角度が略100度から120度くらいで固定されることが好ましい。荷置き台の上に置かれた手荷物等の重さ荷重は、腰当て板12側によって使用者の腰部表面で面としてしっかりと受け固定するため、使用者の腰部表面は多少凹むことが予想される。よって、荷置き台11の荷置き面を水平に保つため、荷置き台11と腰当て板12との角度は、90度ではなく若干大きい略100度から120度くらいであることが好ましい。
【0027】
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具10の荷置き台11と腰当て板12は、回転方向16の方向で折り畳めてもよいことは言うまでもない。加えて、荷置き台11と腰当て板12との角度固定が回転方向16の方向に対しては固定が解除されて自由回動できる構造の蝶番13であれば、使用者が転倒などした際、腰部を圧迫するような怪我を防止することができる。また、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具10の荷置き台11と腰当て板12との使用時の角度固定を、より安全なものにするため、図2に示す受けバー14のような補助固定機能を付加してもよい。受けバー14は、荷置き台11と腰当て板12とを折りたたむ際、横方向に折れて挟まれるようにしまい込まれればよい。
【0028】
また、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の荷置き台11の下面には、伸延して床まで届くタモ竿状の補強棒を装着してもよい。荷置き台11の下面から伸びて床まで届く伸縮タモ竿補強棒によって、荷置き台に置かれた荷物を、より安定に安全に仮置きすることが可能になる。タモ竿状補強棒は、取り外し可能な形態であれば付属品として持ち歩くことができる便利グッズとなる。
【0029】
図3は、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具の装着時を示した斜視概念図である。同図に示すように、人18の腰ベルト17の腹から腰部に装着された本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具10は、荷物16を簡易に載せ仮置きすることができる。人18は、苦痛がなく重い荷物を軽く感じ腰部近傍に仮置きすることができるため、不用意に他の台などに置かずに片手で支え、他の手で必要な行為をすることが可能になる。歩行中も同様である。
【0030】
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る腰荷物支え具があれば、電車やバス等の乗り物内においても他人に迷惑をかけずに手荷物を軽く感じ持ち続けることが可能になる。また身体の前側に抱っこした赤ちゃん等であっても、支えながら荷置き台にお尻を乗せることにより、重さを腰当て板12の腰部面全体で分散して受け、苦痛なく安全に抱っこし続けることができる。
【0031】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。これらはいずれの形態もすべて、本技術思想の一部である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
上述したように、本願に係る発明によれば、リュックサックや肩掛けバッグ、買い物袋等の手荷物を運ぶ際、又は赤ちゃんを抱っこしている際、立ったままその手荷物から内容物を取り出す時や一時的に手荷物や赤ちゃんを抱える時等に、立ったまま身体の腰部近傍に支え仮置きすることのできる手荷物支え具を開発し提供することができる。また、本願に係る手荷物支え具によれば、簡易に持ち運び又は身体装着ができ、重量物である手荷物の荷重を分散支持させて軽く感じつつ身体腰部に苦痛なく安全に支えることができ、且つ安価である経済性及び装着作業性を格段に向上させた手荷物支え具となる。
【0033】
したがって、本発明は、その材料、製造、販売に係る事業に限定されることなく、力の弱い人、身体の不自由な人、お年寄り等に喜ばれる簡易な腰荷物支え具となり、社会に対して大きな有益性をもたらすものである。
【符号の説明】
【0034】
10 腰荷物支え具
11 荷起き台
12 腰当て板
13 蝶番(ちょうつがい)
14 受けバー
15 回転方向
16 回転方向
17 腰ベルト
18 人
19 荷物

図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2022-03-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の前方に張り出させるための平板状の荷置き台と、
前記荷置き台の一辺側を蝶番(ちょうつがい)による回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結され且つ人の腰ベルトに挿入し身体腰部近傍に面圧着固定される態様である平板状の腰当て板と、
前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる前記蝶番(ちょうつがい)と
を具備する腰荷物支え具であって、
前記平板状の腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記平板状の荷置き台を身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記荷置き台と前記腰当て板との角度が好ましくは前記蝶番により100度乃至120度の角度で固定され、且つ前記100度乃至120度の角度は角度が広がる方向に対しては固定が解除されている形態であり、前記平板状の腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有し、腰部の痛みを回避するよう前記腰当て板の外周辺が腰部反対側に反っている形状を有すること
に特徴を有する腰荷物支え具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
かかる課題を解決するため、本発明に係る腰荷物支え具は、身体の前方に張り出させるための平板状の荷置き台と、
前記荷置き台の一辺側を蝶番(ちょうつがい)による回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結され且つ人の腰ベルトに挿入し身体腰部近傍に面圧着固定される態様である平板状の腰当て板と、
前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる前記蝶番(ちょうつがい)と
を具備する腰荷物支え具であって、
前記平板状の腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記平板状の荷置き台を身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記荷置き台と前記腰当て板との角度が好ましくは前記蝶番により100度乃至120度の角度で固定され、且つ前記100度乃至120度の角度は角度が広がる方向に対しては固定が解除されている形態であり、前記平板状の腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有し、腰部の痛みを回避するよう前記腰当て板の外周辺が腰部反対側に反っている形状を有すること
に特徴を有する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
更に、本発明に係る腰荷物支え具の前記腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有する形態をとること及び/若しくは腰部の痛みを回避するよう外周辺が腰部反対側に反っている形状を有する形態をとることもできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
つまり、本発明に係る腰荷物支え具は、腰部近傍に装着し、荷置き台に荷物を置いたとき、その荷重を受けて、腰当て板が人体腰部面を若干圧迫し且つ若干圧入されるため、単純な四角形状の平板であっては、平板外周に沿って腰部近傍部に痛みを感じることが予想される。その痛み解消のために、本発明に係る腰荷物支え具の腰当て板は、腰部に柔らかく密着できるように腰回り方向に若干の曲面形状を有する形態をとることもできる。これにより、腰当て板の圧力は人体の腰部近傍面の曲面全体で均一に受けることになるため、上記のような大きな荷重による痛み等の問題が解消される。また、腰当て板の外周辺が腰部反対側に反っている形状を有することにより、腰部圧迫による腰当て板の外周辺の痛みを回避することができる。

【手続補正書】
【提出日】2022-06-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の前方に張り出させるための平板状の荷置き台と、
前記荷置き台の一辺側を蝶番(ちょうつがい)による回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結され且つ人の腰ベルトに挿入し身体腰部近傍に面圧着固定される平板状の腰当て板と、
前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる前記蝶番(ちょうつがい)と
を具備する腰荷物支え具であって、
前記平板状の腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記平板状の荷置き台を身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記荷置き台と前記腰当て板との角度が100度乃至120度の角度で固定され、且つ前記100度乃至120度の角度は角度が広がる方向に対しては固定が解除される構造を前記蝶番(ちょうつがい)が備えており、
前記平板状の腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有し、腰部の痛みを回避するよう前記腰当て板の外周辺が腰部反対側に反っている形状を有すること
に特徴を有する腰荷物支え具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
かかる課題を解決するため、本発明に係る腰荷物支え具は、身体の前方に張り出させるための平板状の荷置き台と、
前記荷置き台の一辺側を蝶番(ちょうつがい)による回転軸として回転折りたたみ可能な状態で連結され且つ人の腰ベルトに挿入し身体腰部近傍に面圧着固定される平板状の腰当て板と、
前記荷置き台と前記腰当て板とを回転折りたたみ可能な状態で連結し、前記荷置き台と前記腰当て板とを略直角乃至略130度の角度で固定することができる前記蝶番(ちょうつがい)と
を具備する腰荷物支え具であって、
前記平板状の腰当て板を人の腰ベルトに挿入し前記平板状の荷置き台を身体の前方に張り出させ、前記荷置き台の上部に荷物を置いた際、前記荷置き台と前記腰当て板との角度が100度乃至120度の角度で固定され、且つ前記100度乃至120度の角度は角度が広がる方向に対しては固定が解除される構造を前記蝶番(ちょうつがい)が備えており、
前記平板状の腰当て板は、腰部に密着できるように腰回り方向に曲面形状を有し、腰部の痛みを回避するよう前記腰当て板の外周辺が腰部反対側に反っている形状を有すること
に特徴を有する。