(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023053265
(43)【公開日】2023-04-12
(54)【発明の名称】信号の送信および受信方法、ネットワーク装置、および端末
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20230404BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20230404BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W72/23
【審査請求】有
【請求項の数】26
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020083
(22)【出願日】2023-02-13
(62)【分割の表示】P 2021507076の分割
【原出願日】2019-07-10
(31)【優先権主張番号】201810910244.1
(32)【優先日】2018-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 加▲慶▼
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
(72)【発明者】
【氏名】▲繆▼ ▲徳▼山
(57)【要約】
【課題】本出願は、端末の消費電力を低減するための信号の送信および受信方法、ネットワーク装置、および端末を開示する。
【解決手段】前記信号を送信するための方法は、ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するステップと、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信するステップとを備え、前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、前記省電力命令信号は、前記DRX周期において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示することに使用される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するステップと、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信するステップとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記省電力命令信号は、前記DRX周期において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示することを特徴とする信号を送信するための方法。
【請求項2】
前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当て、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子を半静的シグナリングを介して前記少なくともウェイクアップ待機端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項3】
前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当て、または、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定することを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項4】
前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数であることを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項5】
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、端末のための時間領域送受信リソースを構成し、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含み、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、前記ネットワーク装置は、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項6】
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報を介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める最大時間を構成し、
および/または、前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める時間を構成し、
および/または、前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のため、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を構成することを特徴とする請求項5に記載の信号を送信するための方法。
【請求項7】
前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、所定のルールに従って端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成し、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、前記ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項8】
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって省電力命令信号を送信するのに使用され、
前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、前記ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項9】
前記ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を判断した後、前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のための周波数領域送受信リソースを割り当て、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末に前記省電力命令信号を送信するのに使用され、
前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項10】
前記ネットワーク装置が、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含むことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の信号を送信するための方法。
【請求項11】
前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ待機端末のための周波数領域送受信リソースを構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数を、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースとするステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の信号を送信するための方法。
【請求項12】
前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しないことを特徴とする請求項5または請求項7に記載の信号を送信するための方法。
【請求項13】
前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されることを特徴とする請求項7に記載の信号を送信するための方法。
【請求項14】
前記周波数領域送受信リソースが、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されるステップは、
前記ネットワーク装置は、前記端末に第1の切り替え命令を送信し、前記第1の切り替え命令は、前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信するように前記端末に通知し、
または、前記ネットワーク装置は、前記端末に第2の切り替え命令を送信し、前記第2の切り替え命令は、前記省電力命令信号の受信のための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるように、前記端末に通知することを特徴とする請求項13に記載の信号を送信するための方法。
【請求項15】
前記省電力命令信号の送信のための帯域幅部分BWPは、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得されることを特徴とする請求項14に記載の信号を送信するための方法。
【請求項16】
前記ネットワーク装置は、端末がアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断した場合に、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を送信し、または、少なくとも1つのビーム方向に前記ウェイクアップ命令信号を送信し、
または、前記ネットワーク装置は、端末が接続状態にあると判断した場合、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項17】
前記ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子が同じであるかどうかを判断し、同じではないと、前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項18】
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項19】
前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含むことを特徴とする請求項18に記載の信号を送信するための方法。
【請求項20】
ウェイクアップ待機端末は、ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視することを特徴とする信号を受信するための方法。
【請求項21】
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を送信する前に、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子であることを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項22】
前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数であることを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項23】
前記ウェイクアップ待機端末が前記省電力命令信号を受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップであって、前記時間領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された時間領域送受信リソースであり、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む無前記受信するステップ、
および/または、前記ウェイクアップ待機端末は、ブロードキャスト情報を介して接收前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める最大時間を受信するステップ、
および/または、前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置荷よって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める時間を受信するステップ、
および/または、前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を受信するステップを含むことを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項24】
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、前記ウェイクアップ待機端末は、所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含み、
前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって所定のルールに従って端末のために構成されたリソースであることを特徴とする請求項20または請求項21に記載の信号を受信するための方法。
【請求項25】
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を送信する前に、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して所定の周波数領域送受信リソースを受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって省電力命令信号を送信するのに使用され、
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、前記ウェイクアップ待機端末は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含むことを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項26】
前記ウェイクアップ待機端末は、ネットワーク装置によって決定された前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を受信した後、またネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信する前、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースを受信し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、前記ウェイクアップ待機端末は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含むことを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項27】
前記ウェイクアップ待機端末が、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースまたは所定の周波数領域送受信リソースを受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリング受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信するステップ、を含み、
前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含むことを特徴とする請求項25または請求項26に記載の信号を受信するための方法。
【請求項28】
前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されることを特徴とする請求項24に記載の信号を受信するための方法。
【請求項29】
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項20に記載の信号を受信するための方法。
【請求項30】
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するように構成された処理ユニットと、
省電力命令信号を送信するように構成された送信ユニットとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、
前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用されることを特徴とする通信装置。
【請求項31】
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するように構成された受信ユニットと、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子が処理ユニット自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視する処理ユニットとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定されることを特徴とする通信装置。
【請求項32】
プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信し、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用されることを特徴とするネットワーク装置。
【請求項33】
前記プロセッサは、さらに、前記メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、請求項2から請求項19のいずれか一項に記載の前記方法を実行することを特徴とする請求項32に記載のネットワーク装置。
【請求項34】
プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視することを特徴とする端末。
【請求項35】
前記プロセッサは、さらに、
前記メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、請求項20から請求項29のいずれか一項に記載の前記方法を実行することを特徴とする請求項34に記載の端末。
【請求項36】
コンピュータ可読命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ可読命令は、コンピュータによって読み取られて実行されるときに、コンピュータが請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にすることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項37】
コンピュータ可読命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータ可読命令は、コンピュータによって読み取られて実行されるときに、コンピュータが請求項20から請求項29のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にすることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年8月10日に中国特許局に提出し、出願番号が201810910244.1であり、発明名称が「信号の送信および受信方法、ネットワーク装置、および端末」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に信号の送信および受信方法、ネットワーク装置、および端末に関する。
【背景技術】
【0003】
新しい無線アクセス技術(New Radio Access Technology in 3GPP(登録商標),NR)5Gシステムでは、5Gシステムは、より広い帯域幅、より高いスループット、およびより複雑な処理技術と一致するより複雑なサービスをサポートするので、端末省電力の最適化設計により、端末の電力消費を節約し、バッテリー寿命を延ばして、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。これは、5Gの産業化にとって非常に重要である。
【0004】
無線通信システムでは、ネットワーク装置は、端末とサービスデータをインタラクティブするために、端末がアイドル状態から接続状態に切り替わるべきかどうかを示すために、セル内のアイドル状態の端末に定期的にページング信号を送信することができる。可能性のあるページング信号を毎回検出する前に、端末はページング信号の物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)をブラインド検出する必要がある。ページング信号のPDCCHを受信すると、ページング信号のデコードを続行する。それ以外の場合は、再度デコードしない。アイドル状態の端末は、ページング信号を検出するために定期的にウェイクアップする。定期のウェイクアップの周期は不連続受信(discontinuous reception,DRX)周期と呼ばれ、ウェイクアップする位置はページングオケージョン(paging occasion PO)と呼ばれる。
図1の縦の点線は、PO位置を示している。端末は、PO位置から始まる検索スペースでPDCCHを検出し、ネットワーク装置によってページングされているかどうかを判断する。ページングされた場合は、ネットワーク側がデータを送信し、端末がダウンリンクデータを受信するために接続状態に入る必要があることを意味する。
【0005】
狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)では、ネットワーク装置は、PO位置の前でウェイクアップ信号(Wake Up signal,WUS)を設定することにより、PO位置で端末デバイスがウェイクアップする必要があるかどうかを示す。ネットワーク装置は、ページング信号を送信する前にWUSを送信する。WUSが検出されると、ページング信号のPDCCHが端末によってブラインド検出され始める。WUSが検出されない場合、PO位置内のページング信号の検出は中止される。WUSは、PDCCHのブラインド検出よりも検出の複雑さがはるかに低いシーケンスとして設計できるため、WUSを使用すると、受信電力消費を大幅に削減できる。
【0006】
NB-IoTの端末は、移動速度が遅く、遅延の影響を受けにくく、伝送速度が遅いため、アイドル状態の端末に対してのみ消費電力を最適化することができる。ただし、5Gシステムは、より広い帯域幅、より高いスループット、およびより複雑な処理技術を組み合わせたより複雑なサービスをサポートするため、NB-IoTのWUS送信方法はNRシステムには適用できない。さらに、NRシステムの場合、NRシステムの端末チップの処理の複雑さはNB-IoTの処理の複雑さよりもはるかに高く、端末の消費電力は主に端末の接続状態に集中する。現在のところ、NRシステムの端末消費電力の問題に対する適切な解決策はまだない。
【0007】
したがって、NRシステムにおける端末の電力消費を低減するための信号送信方法が緊急に必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態の目的は、端末の電力消費を低減するために、信号の送信および受信方法、ネットワーク装置、および端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態によって提供される信号を送信するための方法は、
ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するステップであって、前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定される前記決定するステップと、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信するステップであって、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される前記送信するステップとを備える。
【0010】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てるステップと、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子を半静的シグナリングを介して前記少なくともウェイクアップ待機端末に送信するステップとをさらに備える。
【0011】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当てるステップと、または、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定するステップとを備える。
【0012】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0013】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、端末のための時間領域送受信リソースを構成し、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含み、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含む。
【0014】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報を介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める最大時間を構成するステップ、
および/または、前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める時間を構成するステップ、
および/または、前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のため、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を構成するステップをさらに備える。
【0015】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、所定のルールに従って端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成するステップをさらに備え、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含む。
【0016】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成するステップであって、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって省電力命令信号を送信するのに使用される前記構成するステップと、
前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップと
をさらに備え、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含む。
【0017】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を判断した後、前記省電力命令信号を送信する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のための周波数領域送受信リソースを割り当てるステップであって、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末に前記省電力命令信号を送信するのに使用される前記割り当てるステップと、
前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップと
をさらに備え、
前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップを含む。
【0018】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを送信するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子および前記所定の周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含む。
【0019】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ待機端末のための周波数領域送受信リソースを構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数を、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースとするステップを含む。
【0020】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しない。
【0021】
可能な実施形態において、
前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得される。
【0022】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されるステップは、
前記ネットワーク装置は、前記端末に第1の切り替え命令を送信するステップであって、前記第1の切り替え命令は、前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信するように前記端末に通知する前記送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置は、前記端末に第2の切り替え命令を送信するステップであって、前記第2の切り替え命令は、前記省電力命令信号の受信のための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるように、前記端末に通知する前記送信するステップを含む。
【0023】
可能な実施形態において、前記省電力命令信号の送信のための帯域幅部分(Bandwidth Part,BWP)は、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0024】
可能な実施形態において、前記方法は、
前記ネットワーク装置は、端末がアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断した場合に、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を送信し、または、少なくとも1つのビーム方向に前記ウェイクアップ命令信号を送信するステップと、
または、前記ネットワーク装置は、端末が接続状態にあると判断した場合、前記ウェイクアップ待機端末が存在するビーム方向において送前記省電力命令信号を送信するステップとをさらに備える。
【0025】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を判断するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子が同じであるかどうかを判断し、同じではないと、前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成するステップを含む。
【0026】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を送信するステップを含み、
前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0027】
可能な実施形態において、前記方法は、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0028】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含む。
【0029】
本発明の実施形態によって提供される信号を受信するための方法は、
ウェイクアップ待機端末は、ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップであって、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定される、前記受信するステップと、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視するステップとを備える。
【0030】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を送信する前に、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子である。
【0031】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0032】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末が前記省電力命令信号を受信するステップは、前記ウェイクアップ待機端末時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含み、前記時間領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された時間領域送受信リソースであり、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む。
【0033】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末が前記省電力命令信号を受信する前、
前記ウェイクアップ待機端末は、ブロードキャスト情報を介して接收前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める最大時間を受信し、
および/または、前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置荷よって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める時間を受信し、
および/または、前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を受信する。
【0034】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、前記ウェイクアップ待機端末は、所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含み、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって所定のルールに従って端末のために構成されたリソースである。
【0035】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を送信する前に、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して所定の周波数領域送受信リソースを受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって省電力命令信号を送信するのに使用され、
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含む。
【0036】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を送信する前に、
前記ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースを受信し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、
前記ウェイクアップ待機端末がネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信するステップを含む。
【0037】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末が、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースまたは所定の周波数領域送受信リソースを受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信するステップであって、前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含む前記受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信するステップであって、前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含む前記受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信するステップであって、前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含む前記受信するステップ
を備える。
【0038】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数およびPRACH周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数である。
【0039】
可能な実施形態において、前記方法では、さらに、
前記端末は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信せず、前記周波数領域送受信リソースは、前記省電力命令信号を受信する周波数領域送受信リソースであり、前記周波数領域送受信リソースは、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突する。
【0040】
可能な実施形態において、
前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得される。
【0041】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースが、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されるステップは、前記端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第1の切り替え命令を受信するステップを含み、
前記端末が前記省電力命令信号を受信するステップは、前記端末は、前記第1の切り替え命令にしたがってデータ送受信ための周波数領域送受信リソースから前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信する。
【0042】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースが、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得されるステップは、前記端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第2の切り替え命令を受信するステップと、
前記端末は、前記第2の切り替え命令にしたがって前記省電力命令信号を受信するための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるステップと、
をさらに含む。
【0043】
可能な実施形態において、
前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0044】
可能な実施形態において、前記方法は、
前記端末は、アイドル状態または非アクティブ状態であれば、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を受信するか、または、少なくともビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信するステップと、
または、前記端末は、接続状態であれば、前記端末は、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を受信するステップと
をさらに備える。
【0045】
可能な実施形態において、前記端末が少なくともビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信するステップは、
前記端末は、少なくともビーム方向において送信された前記ウェイクアップ命令信号に従がって、1つのビーム方向を決定するステップと、
前記端末は、決定されたビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信するステップと
を備える。
【0046】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末が前記省電力命令信号を受信する前、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を受信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれ、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記命令情報にしたがって前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を前記構成されたウェイクアップ識別子として更新する。
【0047】
可能な実施形態において、前記方法は、さらに、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得するステップと、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成するステップと
をさらに備え、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0048】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末が、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得するステップを含む。
【0049】
本発明の実施形態によって提供される通信装置は、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成するように構成された処理ユニットであって、前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定される前記処理ユニットと、
前記省電力命令信号を送信するように構成された送信ユニットであって、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される前記送信ユニットとを備える。
【0050】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末に割り当て、
前記送信ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ識別子半静的シグナリングを介して前記少なくともウェイクアップ待機端末に送信する。
【0051】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当て、または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定する。
【0052】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0053】
可能な実施形態において、
前記処理ユニットは、さらに、端末のために時間領域送受信リソースを割り当て、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含み、
前記送信ユニットは、さらに、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0054】
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、ブロードキャスト情報を介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める最大時間を構成し、
または、前記送信ユニットは、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める時間を構成し、
または、前記送信ユニットは、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のために前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始との間の距離を構成する。
【0055】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、所定のルールで端末のために所定の周波数領域送受信リソースを構成し、前記周波数領域送受信リソースは、少なくとも端末のために割り当てられた周波数領域送受信リソースを含み、
前記送信ユニットは、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0056】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ待機端末のために所定の周波数領域送受信リソースを構成し、
前記送信ユニットは、さらに、半静的シグナリングを介して前記ウェイクアップ待機端末のために前記所定の周波数領域送受信リソースを構成し、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0057】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ待機端末のために周波数領域送受信リソースを構成し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末に前記省電力命令信号を送信するのに使用され、
前記送信ユニットは、さらに、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0058】
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、
前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを第1の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子和前記所定の周波数領域送受信リソースを第1の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記周波数領域送受信リソースを第2の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記所定の周波数領域送受信リソースを第2の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子を第3の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0059】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数およびPRACH周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数を、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースとする。
【0060】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、
前記周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断すれば、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しない。
【0061】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得され、
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、前記端末に第1の切り替え命令を送信し、前記第1の切り替え命令は、前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信するように前記端末に通知し、
または、前記送信ユニットは、前記端末に第2の切り替え命令を送信し、前記第2の切り替え命令は、前記省電力命令信号の受信のための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるように、前記端末に通知する。
【0062】
可能な実施形態において、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0063】
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、さらに、端末がアイドル状態または非アクティブ状態であると判断すれば、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を送信し、または、少なくとも1つのビーム方向に前記ウェイクアップ命令信号を送信し、
または、端末が接続状態であると判断すれば、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を送信する。
【0064】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、
前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子が同じであるかを判断し、同じではないと、前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成し、
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を送信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0065】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0066】
可能な実施形態において、前記送信ユニットは、さらに、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0067】
本発明の実施形態によって提供される通信装置は、
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するように構成された受信ユニットであって、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって少なくともウェイクアップ待機端末のために構成された1つのウェイクアップ識別子である前記受信ユニットと、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視するように構成された処理ユニットとを備える。
【0068】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、
半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子である。
【0069】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0070】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、
時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信し、前記時間領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された時間領域送受信リソースであり、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む。
【0071】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、
ブロードキャスト情報を介して接收前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める最大時間を受信し、
または、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置荷よって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める時間を受信し、
または、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を受信する。
【0072】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって所定のルールに従って端末のために構成されたリソースであり、前記周波数領域送受信リソースは、少なくとも端末のために割り当てられた周波数領域送受信リソースを含む。
【0073】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて、前記省電力命令信号を受信する。
【0074】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースを受信し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信する。
【0075】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、
前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信し、前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
または、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信し、前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
または、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信し、前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含む。
【0076】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数およびPRACH周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数である。
【0077】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信せず、前記周波数領域送受信リソースは、前記省電力命令信号を受信する周波数領域送受信リソースであり、前記周波数領域送受信リソースは、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突する。
【0078】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得される;
または、前記受信ユニットは、さらに、前記ネットワーク装置によって送信された第1の切り替え命令を受信し、
前記処理ユニットは、さらに、前記第1の切り替え命令にしたがってデータ送受信ための周波数領域送受信リソースから前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信する。
【0079】
または、前記受信ユニットは、さらに、前記ネットワーク装置によって送信された第2の切り替え命令を受信し、
または、前記処理ユニットは、さらに、前記第2の切り替え命令にしたがって前記省電力命令信号を受信するための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替える。
【0080】
可能な実施形態において、前記省電力命令信号の送信のための帯域幅部分BWPは、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0081】
可能な実施形態において、前記端末はアイドル状態または非アクティブ状態であり、前記受信ユニットは、さらに、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を受信するか、または、少なくともビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信し、
または、前記端末は接続状態であり、前記受信ユニットは、さらに、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を受信する。
【0082】
可能な実施形態において、前記処理ユニットは、さらに、少なくともビーム方向において送信された前記ウェイクアップ命令信号に従がって、1つのビーム方向を決定し、
前記受信ユニットは、さらに、決定されたビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信する。
【0083】
可能な実施形態において、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子は同じであり、前記受信ユニットは、さらに、前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を受信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれ、
前記処理ユニットは、さらに、前記命令情報に従って、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を前記構成されたウェイクアップ識別子として更新する。
【0084】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
前記処理ユニットは、さらに、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0085】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得する。
【0086】
本発明の実施形態によって提供されるネットワーク装置は、プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信し、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される。
【0087】
可能な実施形態において、前記プロセッサは、メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行するように構成される。
【0088】
本発明の実施形態によって提供される端末,プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視する。
【0089】
可能な実施形態において、前記プロセッサは、メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行するように構成される。
【0090】
本発明の実施形態によって提供されるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令を含み、前記コンピュータがコンピュータ可読命令を読み取って実行するとき、コンピュータは、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行させられる。
【0091】
本発明の実施形態によって提供されるコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読命令を含み、コンピュータがコンピュータ可読命令を読み取って実行するとき、コンピュータは、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行させられる。
【発明の効果】
【0092】
本発明の実施形態における解決策では、NRシステムにおいて接続状態にある端末について、必要に応じてウェイクアップ識別子が端末に割り当てられ、ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、複数の端末が1つのウェイクアップ識別子に対応するため、より少ない省電力命令信号で複数の端末をウェイクアップし、省電力命令信号の送信にネットワーク装置が消費するリソースを削減し、システムオーバーヘッドを削減することできる。接続状態の端末について、必要に応じて省電力命令信号を柔軟に送信できるため、必要なDRX周期でウェイクアップするように端末を柔軟に制御し、省電力命令信号の受信により、DRX周期で省電力命令信号頻繁に電力を監視する回数、または端末が頻繁にウェイクアップされる回数を効果的に減らすことができ、端末の消費電力を効果的に削減する。
【図面の簡単な説明】
【0093】
本発明に係る実施例や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0094】
【
図1】本発明の実施形態によって提供される信号伝送の概略図である。
【
図2】本発明の実施形態によって提供される信号伝送の概略図である。
【
図3】本発明の実施形態によって提供される信号を送受信するための方法の概略フローチャートである。
【
図4】本発明の実施形態によって提供されるネットワーク装置の構造概略図である。
【
図5】本発明の実施形態によって提供される端末装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0095】
以下、実施例により本発明を説明するが、これらの実施例に限定されたものではない。本発明の趣旨及び実質を逸脱しない限り、発明方法、工程または条件に対しての修正または取り換えることも、全て本発明の範囲に属する。
【0096】
本発明の実施形態は、様々な通信システム、例えば、新しい無線(new radio,NR)システム、移動体通信のグローバルシステム(global system of mobile communication,GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access,CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access,WCDMA(登録商標))システム、一般パケット無線サービス(general pcket radio service,GPRS)、長期進化(LTE)システム、高度長期進化(long term evolution,LTE-A)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(long term evolution,UMTS)、進化した長期進化(evolved long term evolution,eLTE)システム、将来の通信システムおよび他の通信システムに適用することができる。ここで特に限定されない。
【0097】
具体的には、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するために、本発明の実施形態における端末デバイスは、無線送信機能を備えたデバイスまたはデバイスにインストールすることができるチップである。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を介して1つ以上のコアネットワークと通信できる。端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットPC(パッド)、無線送信機能を備えたコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業用制御(industrial control)端末、自走(self driving)無線端末、遠隔医療(remote medical)無線端末、スマートグリッド(smart grid)無線端末、輸送安全(transportation safety)無線端末、スマートシティ(smart city)無線端末、スマートホーム(smart home)無線端末などであり得る。本発明の実施形態は、アプリケーションシナリオを限定しない。本発明では、上記端末デバイスおよび上記端末デバイスに搭載されたチップを総称して端末デバイス(user equipment,UE)と呼ぶ。本発明の実施形態における端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment,UE)、ユーザ端末(user terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザユニット、ユーザステーション、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、リモート端末(remote terminal)、モバイルデバイス、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェントまたはユーザ装置であることができる。
【0098】
ネットワーク装置は、無線送受信機能を備えたデバイス、またはデバイスにインストールすることができるチップである。ネットワーク装置は、受信した機体とIPパケット間の相互変換を実行するために使用でき、端末デバイスとアクセスネットワークの残りの部分との間のルーターとして機能し、エアインターフェイスの属性管理を調整するためにも使用できる。この装置は、衛星、ゲートウェイステーション、進化したノードB(evolved Node B,eNB)、無線ネットワークコントローラー(radio network controller,RNC)、ノードB(Node B,NB)、基地局コントローラー(base station controller,BSC)、基地局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(たとえば、ホーム進化型ノードBまたはホームノードB(home evolved NodeB,またはhome Node B,HNB)、ベースバンドユニット(BBU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)システムのアクセスポイント(access point,AP)、ワイヤレスリレーノード、ワイヤレスバックホールノード、送受信ポイント(transmission and reception point,TRP)または送信ポイント(transmission point,TP)など、または5G(NR)システムのgNBまたは送信ポイント(TRPまたはTP)、1つのアンテナ5Gシステムの基地局のパネルまたはアンテナパネルのグループ(複数のアンテナパネルを含む)、またはBBUなどのgNBまたは送信ポイントを構成するネットワークノード、またはDU-CUアーキテクチャ下の分散ユニット(distributed unit, DU)などが含まれるが、これらに限定されない。
【0099】
本発明の実施形態に記載されているネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本発明の実施形態の技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、本発明の実施形態において提供される技術的解決策に対する制限を構成しない。ネットワークアーキテクチャの進化および新しいサービスシナリオの出現により、当業者に知られているように、本発明の実施形態で提供される技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能である。
【0100】
本発明の実施形態におけるいくつかのシナリオは、例として、無線通信ネットワークがNRシステムネットワークであるシナリオを取り上げることによって示されている。本発明の実施形態における解決策は、他の無線通信ネットワークにも適用可能であり、対応する名前は、他の無線通信ネットワークにおける対応する機能の名前に置き換えることもできることに留意されたい。
【0101】
現在のNR(5G)システムでは、端末の動作状態は、アイドル状態(RRC_IDLE)、非アクティブ状態(RRC_Inactive)、および接続状態(RRC-connected)に分割することができる。
【0102】
端末が接続状態にあるとき、それは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の送信情報を取得するために、PDCCHを継続的に監視する必要がある。パケットベースのデータストリームは通常バースト性であり、一定時間でデータ送信があるが、次の長時間にデータ送信がない場合がある。したがって、PDCCHを継続的に監視すると、端末の不要な電力消費が発生する。
【0103】
端末が接続状態にあるとき、消費電力を削減するために、端末に対してDRX周期を構成することができる。
図2に示されるように、DRX周期では、端末は、DRX周期のアクティブ化周期(On duration)でのみPDCCHを監視でき、端末は、消費電力を削減するため、スリープ周期(Opportunity for DRX,off)でPDCCHを監視しない。
【0104】
しかしながら、ネットワーク装置のスケジューリングに迅速に応答し、端末の遅延を低減するために、移動通信システムのDRX周期において長いスリープ時間を設定することは困難である可能性があり、端末としては、DRX周期のアクティブとスリープを頻繁に切り替える必要があるため、消費電力を削減するという目的を達成することはできない。
【0105】
したがって、従来技術における端末の電力消費を低減するために端末のDRX周期を最適化する問題を解決するために、信号の送受信方法が緊急に必要とされている。
【0106】
一実施形態では、ネットワーク装置は、省電力命令信号(power saving signal)を各端末に送信する方法によって、省電力命令信号のリソース上に省電力命令信号があるかどうかを監視するように端末に指示することができる。また、省電力命令信号があるとの監視結果の場合は、省電力命令信号専用DRX周期でウェイクアップし、省電力命令信号を受信しないDRX周期でもスリープ状態を維持するため、電力消費が少なくなる。
【0107】
本発明の実施形態では、省電力命令信号とウェイクアップ命令信号(WUS)は同等の説明と見なすことができ、後で区別されないことに留意されたい。
【0108】
ネットワーク装置が端末のDRX周期を構成するとき、端末をウェイクアップするための省電力命令信号が各端末に送信される。ネットワーク装置は、ランダムアクセスプロセス中に端末識別子を端末に割り当てることができ、端末識別子は、端末に1つずつ対応する。たとえば、LTEページングプロセスでは、端末識別子はIMSI mod 1024である可能性があるため、端末識別子はIMSI(International Mobile Subscriber Identity)と1対1で対応している可能性がある。
【0109】
多数の端末を同時にウェイクアップする必要がある場合、ネットワーク装置は、複数の省電力命令信号を端末に送信するためのリソースを割り当て、複数の省電力命令信号を送信する必要がある。そのため、多くのリソースが消費される。
【0110】
図3に示すように、省電力命令信号の構成をさらに最適化するために。本発明の一実施形態は、以下のステップを含む、信号を送信するための方法を提供する。
【0111】
ステップ301:ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する。
【0112】
ここで、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定される。
【0113】
ステップ302:ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信する。
【0114】
ここで、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される。
【0115】
ステップ303:ウェイクアップ待機端末は、ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信する。
【0116】
ステップ304:ウェイクアップ待機端末は、前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視する。
【0117】
本発明の実施形態では、省電力命令信号は、異なるシーケンスおよびコード分割によって区別することができ、または本発明において特に限定されない時分割、周波数分割または空間分割によって区別することができる。
【0118】
本発明の実施形態に記載されるPDCCHのタイプには、狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル(narrowband downlink control channel,NPDCCH)、機械型通信物理ダウンリンク制御チャネル(machine-type communication physical downlink control channel,MPDCCH)、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(enhanced physical downlink control channel,ePDCCH)が含まれるが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0119】
ステップ301において、ネットワーク装置によって決定される、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子は、端末がネットワークにアクセスするときに、端末のためにネットワーク装置によって構成され得るか、または端末をウェイクアップする必要があると判断する端末のためにネットワーク装置によって構成され得る。
【0120】
可能な実装において、ウェイクアップ識別子(On-Demand WUS ID)は、ネットワーク装置によって、必要に応じて少なくとも1つの少なくともウェイクアップ待機端末に割り当てられる。
【0121】
具体的には、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、この方法は、以下ステップをさらに含む。
【0122】
ステップ1、ネットワーク装置は、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てる。
【0123】
ステップ2、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子半静的シグナリングを介して少なくともウェイクアップ待機端末に送信する。
【0124】
ステップ3、ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介して前記ウェイクアップ識別子を受信し、
ステップ4、ウェイクアップ待機端末は、前記ウェイクアップ識別子を前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子として決定する。
【0125】
従来技術では、ネットワーク装置がウェイクアップ命令信号を端末に送信するとき、ネットワーク装置は、端末の端末識別子に対してモジュラス動作を実行した後に決定された値に従って識別子を設定する。端末識別子が固定されており、識別子の決定方法も固定されているため、ネットワーク装置は必要に応じて任意に割り当てることができない。ネットワーク装置によって端末に割り当てられた識別子に従ってウェイクアップ命令信号が送信されると、不要なリソースが無駄になり、スケジューリングが十分に柔軟にならない。
【0126】
本発明の実施形態では、ネットワーク装置が、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てることは、実際のニーズに合わせて、ネットワーク装置が、少なくとも1つの端末に少なくとも1つのウェイクアップ識別子を割り当てることができることを意味する。つまり、各ウェイクアップ識別子に対応する端末の数に制限はなく、ネットワーク装置によって割り当てられるウェイクアップ識別子の数にも制限はない。
【0127】
本発明の実施形態における解決策では、NRシステムにおいて接続状態にある端末について、必要に応じてウェイクアップ識別子が端末に割り当てられ、ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、複数の端末が1つのウェイクアップ識別子に対応し、且つウェイクアップ識別と端末の対応が制限されないため、必要に応じて省電力命令信号を少なくして複数の端末をウェイクアップすることができるため、省電力命令信号の送信にネットワーク装置が消費するリソースを削減し、システムオーバーヘッドを削減することできる。接続状態の端末について、必要に応じて省電力命令信号を柔軟に送信できるため、必要なDRX周期でウェイクアップするように端末を柔軟に制御し、省電力命令信号の受信により、DRX周期で省電力命令信号頻繁に電力を監視する回数、または端末が頻繁にウェイクアップされる回数を効果的に減らすことができ、端末の消費電力を効果的に削減する。
【0128】
特定の実施プロセスでは、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、さらに、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当て、または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定する。
【0129】
ここで、専用識別子は、アイドルであっても固定値であってもよく、これはここで限定されない。
【0130】
ネットワーク装置は、各端末に一意のウェイクアップ識別子を割り当てることができる。可能な実施形態では、ネットワーク装置は、ネットワーク装置のすべての端末にウェイクアップ識別子を事前に割り当てることができる。もちろん、ネットワーク装置は、省電力命令信号を端末に送信する必要がある前に、ウェイクアップ識別子を割り当てることもできる。
【0131】
可能な実施形態において、ネットワーク装置が端末のためにウェイクアップ識別子を割り当てることは、以下のステップが含まれ得る。
【0132】
ステップ1、ネットワーク装置は、構成されたウェイクアップ識別子を前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0133】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された前記ウェイクアップ識別子を受信する。
【0134】
特定の実施プロセスにおいて、ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報(例えば、システム情報)、動的シグナリング(例えば、PDCCH)、半静的シグナリング(例えば、RRCシグナリング)などを含む様々な方法で、ウェイクアップ識別子を記ウェイクアップ待機端末に割り当てて、ウェイクアップすることができる。
【0135】
ステップ302の特定の実施プロセスでは、各ウェイクアップ識別子は、1つの省電力命令信号に1つずつ対応する。
【0136】
ステップ302において、ネットワーク装置は、必要に応じて、DRX周期でウェイクアップする必要がある端末のための少なくとも1つのウェイクアップ識別子を構成することができる。ウェイクアップ識別子の数は、構成リソースを節約するために事前設定された値より少なくすることができる。
【0137】
省電力命令信号を送信するためのリソースを節約するために、ネットワーク装置は、DRX周期でウェイクアップする端末に対して1つのウェイクアップ識別子、すなわち、DRX周期でウェイクアップが必要とするK個の端末のウェイクアップ識別子を構成することができる。DRX周期でウェイクアップが必要とするK個の端末のウェイクアップ識別子は、同じウェイクアップ識別子である。前記Kは、1以上の正の整数である。
【0138】
具体的には、ネットワーク装置は、同じウェイクアップ識別子を複数の端末に同時に割り当てることができ、また、セル内でウェイクアップする必要があるすべての端末に同じウェイクアップ識別子を割り当てることができる。
【0139】
可能な実施形態において、ウェイクアップ識別子の構成モードは、半静的構成であり得る。そして、ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定することは、以下を含む:
【0140】
ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子が同じであるかどうかを判断し、同じではないと、前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成する。
【0141】
特定の実施プロセスにおいて、ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末に対して同じウェイクアップ識別子を構成することができ、これは、以下のステップを含み得る。
【0142】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を送信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0143】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を受信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0144】
ステップ3、ウェイクアップ待機端末は、前記命令情報にしたがって前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を更新する。
【0145】
例えば、ウェイクアップ周期の前に、ネットワーク装置は、K個の端末を同時にスケジュールする必要があり、K個の端末の省電力命令信号は、同じ時間周波数リソースで送信される。このとき、ネットワーク機器はK個の端末に同じウェイクアップ識別子を割り当てることができ、省電力命令信号を1つだけ送信するだけでK端末をウェイクアップでき、信号リソースを効率的に節約できる。
【0146】
別の例として、あるシナリオでは、ネットワーク装置は、緊急情報を受信するために、例えば、地震および津波警報システムを受信するために、すべての端末をウェイクアップする必要がある。ネットワーク装置は、事前にすべての端末のウェイクアップ識別子を同じ値として設定する必要があるだけであり、ネットワーク装置は、すべての端末をウェイクアップするために1つの省電力命令信号のみを必要とする。
【0147】
別のシナリオでは、ネットワーク装置は、同時により少ない端末をウェイクアップする必要がある。この場合、ネットワーク装置は異なるウェイクアップ識別子を端末に割り当てることができる。端末をウェイクアップする必要がある場合、ネットワーク装置は、端末のウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成できる。この省電力命令信号は、ウェイクアップ識別子に従ってスクランブルされ、ウェイクアップ識別子で構成された端末のみが省電力命令信号を正しく解析できるようにすることができる。
【0148】
例えば、DRX周期でウェイクアップする必要のある端末はK端末であり、K個の端末のウェイクアップ識別子を2つのウェイクアップ識別子として設定することができる。
【0149】
DRX周期で多数の端末をウェイクアップする必要があり、ネットワーク装置が、K個の端末が省電力命令信号を送信するために同じ時間周波数リソースを構成できない場合、K個の端末のウェイクアップ識別子は、複数のウェイクアップ識別子として設定し、各ウェイクアップ識別子に対応する1つの時間周波数リソースを設定して省電力命令信号を送信する。
【0150】
あるシナリオでは、ネットワーク装置は、異なるDRX周期で異なる端末をウェイクアップする必要がある。この場合、異なるDRX周期に従って、複数のウェイクアップ識別子を設定できる。
【0151】
別のシナリオでは、複数のウェイクアップ識別子に従って、省電力命令信号は、同じ時間領域送信リソースであるが異なる周波数領域リソースで送信される。そして、省電力命令信号は、異なるDRX周期でウェイクアップ識別子に対応する端末をウェイクアップして、送信遅延を低減する。
【0152】
本発明の実施形態は、端末のウェイクアップ識別子を柔軟に構成し、次に省電力命令信号の送信を柔軟に構成することができ、それにより、端末の省電力命令信号受信により頻繁にウェイクアップする回数を効果的に削減し、端末の消費電力を効果的に低減する。
【0153】
ステップ302の前に、ネットワーク装置は、実際の必要性に従って、ウェイクアップ待機端末に対応する省電力命令信号のために時間周波数送受信リソースを割り当てることができる。
【0154】
可能な実施において、時間周波数リソースは、ウェイクアップ識別子から独立することができ、すなわち、複数のウェイクアップ待機端末は、同じ時間周波数送受信リソースで構成され得る。ウェイクアップ待機端末に対応する省電力命令信号を送信するように同じ時間周波数送受信リソースを構成し、割り当てられた時間周波数送受信リソースをすべての端末に開放する。
【0155】
特定の実施プロセスでは、省電力命令信号を送信するための時間周波数送受信リソースは、シーケンス集合に対応することができる。NRシナリオでは、1つの省電力命令信号が1つのマルチレベルシーケンスに対応する場合もあれば、ウェイクアップ識別子によってスクランブルされる特別に定義されたPDCCHの場合もある。
【0156】
ネットワーク装置が時間領域送信リソースを端末に割り当てる実施形態を以下に説明する。
【0157】
可能な実施形態において、ネットワーク装置前記省電力命令信号を送信する前に、ネットワーク装置は、端末のための時間領域送受信リソースを構成する。
【0158】
ここで、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む。
【0159】
前記時間領域送信リソースがDRX周期に対応するという事実は、前記時間領域送信リソースは、1つのDRX周期に対応するか、N個の連続したDRX周期に対応するか、またはN個の非連続DRX周期に対応することに留意されたい。ここで制限されていない。
【0160】
特定の実施プロセスでは、前記DRX周期は、N個の連続したDRX周期または、N個の非連続したDRX周期であり得る。
【0161】
例えば、DRX周期がN個の連続したDRX周期であり得ると決定された場合、省電力命令信号は、省電力命令信号の後の最も近いN個の連続したDRX周期の間にウェイクアップする必要がある端末をウェイクアップすることができる。
【0162】
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0163】
NおよびMが1より大きいシナリオに対応して、ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報、動的シグナリング、または半静的シグナリングなどを介して、NまたはMの特定の値を端末に半静的に通知することができる。
【0164】
以上の設定方法により、省電力命令信号を柔軟に設定することができ、省電力命令信号を送信する回数を減らし、省電力命令信号を受信するための端末の消費電力をさらに削減することができる。
【0165】
特定の実施プロセスでは、アイドル状態の端末の場合、省電力命令信号の時間領域送信リソースは、PO位置に対応する。対応する方法は、時間領域送信リソースが1つのPO位置に対応するか、またはN個の連続的なPO位置またはN個の非連続なPO位置に対応することができる。
【0166】
アイドル状態の端末については、ウェイクアップ命令信号とPO位置との間に1対1の対応があり、同じセル内の異なる端末のDRX周期の開始点が整列しているので、WUSとPOの間の距離は、各POでウェイクアップする必要がある複数の端末に対して固定されているが、アイドル状態の端末はPDSCHを介して高位層の信号を送信できない。したがって、特定のセル(cell specific)のWUSとPOの間の距離は、システム情報(SI)を介してブロードキャストできる。さらに、ネットワーク装置は端末とのRRC接続を確立していないため、ネットワーク装置はセルのブロードキャストに従って端末のDRX周期の開始点を構成する。
【0167】
接続状態の端末の場合、省電力命令信号の時間領域送信リソースは、DRX周期に対応する。
【0168】
アイドル状態とは異なり、接続状態の端末に対してネットワーク装置によって送信された省電力命令信号は、UEに固有(UE Specific)であり得るため、接続状態の端末構成された省電力命令信号の時間領域送受信リソースよび端末のDRX周期は、それぞれ端末に応じて設定できる。例えば、省電力命令信号とDRX周期との間の距離は、端末ごとに異なる場合があり、ネットワーク装置は、異なる信号を介してそれを各端末に送信する場合がある。ネットワーク装置は、ブロードキャストシグナリングを介して、省電力命令信号とDRX周期の間の同じ距離をすべての端末に通知することもできる。そのため、異なる端末のDRX周期の始点を整列することができず、異なる端末の省電力命令信号の始点または終点を整列することができない。したがって、端末ごとに、省電力命令信号の時間領域伝送リソースを構成する必要がある。
【0169】
可能な実施において、ネットワーク装置が省電力命令信号を送信する前に、端末が異なる時間に省電力命令信号をブラインド検出することを防ぐために、上記方法ではさらに、ネットワーク装置は、動的シグナリングまたは半静的シグナリングを介して端末のために省電力命令信号とDRX 周期の開始点との間の距離を構成する。
【0170】
ここで、半静的シグナリングはRRCシグナリングであり得、動的シグナリングはPDCCHであり得る。
【0171】
具体的には、各端末について、ネットワーク装置は、省電力命令信号とDRX周期の開始点との間の距離を構成することができ、省電力命令信号とDRX周期の開始点との間の距離は、DRX周期のアクティブ(オン)の開始点と省電力命令信号の開始点との間の距離、またはDRX周期のアクティブ(オン)の開始点と省電力命令信号の終了点との間の距離であり得る。
【0172】
前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間の構成方法に関して、可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、上記方法はさらに次のステップを含む。
【0173】
ステップ1、ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報を介して省電力命令信号が占める最大時間を通知することができる;
【0174】
ステップ2、端末は、ブロードキャスト情報を介して省電力命令信号が占める最大時間を受信することができる。
【0175】
ここで、ブロードキャスト情報は、システム情報であり得る。
【0176】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、上記方法はさらに次のステップを含む。
【0177】
ステップ1、ネットワーク装置は、半静的信号または動的信号を介して、各端末の省電力命令信号が占める時間を構成することができる。
【0178】
ステップ2、端末は、半静的信号または動的信号を介して、各端末のためにネットワーク装置によって構成された省電力命令信号が占める時間を受信することができる。
【0179】
ここで、半静的シグナリングはRRCシグナリングであり得、動的シグナリングはPDCCHであり得る。
【0180】
なお、省電力命令信号がサブフレームまたはスロットを占有していると仮定すると、カバレッジを向上させるために、サブフレームまたはスロットを基本単位とする基本的な省電力命令信号が繰り返し送信され、省電力命令信号が占める最大時間は事前設定可能である。これはすべての端末で一貫している可能性があり、ブロードキャスト情報を通じてすべての端末に通知できる。
【0181】
具体的には、毎回送信される省電力命令信号の送信長さを変更することができ、端末に応じて個別に構成することができる。したがって、好ましくは、省電力命令信号が占める時間は、RRCシグナリングまたはPDCCHを介して時間内に端末に通知することができる。
【0182】
ネットワーク装置が遅延送信リソースを構成した後、可能な実施は以下のステップを含む。
【0183】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0184】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信する。
【0185】
本発明の実施形態では、端末の省電力命令信号の時間領域送受信リソースの割り当てを、必要に応じて設定することができる。端末については、必要に応じて端末をウェイクアップするための時間周波数送受信リソースを柔軟に構成でき、省電力命令信号の柔軟な送信を柔軟に構成できるため、端末が省電力命令信号の受信により省電力命令信号を頻繁に監視する回数またはDRX周期で頻繁に端末をウェイクアップする回数を効果的に削減でき、端末の消費電力を効果的に削減する。
【0186】
ネットワーク装置が周波数領域送受信リソースを端末に割り当てる実施形態を以下に説明する。省電力命令信号の周波数領域送受信リソースの位置は、事前に合意または信号通知によって割り当てられ得る。本発明の実施形態では、省電力命令信号のスケジューリングの柔軟性は、様々な割り当て方法によって改善される。
【0187】
可能な実施において、省電力命令信号のためにネットワーク装置によって構成された周波数領域送受信リソースは、データ送信のための周波数領域送受信リソースとは異なり得る。
【0188】
第1の態様では、ネットワーク装置によって端末のために割り当てられた所定の周波数領域送受信リソースの位置は、事前に固定され得る。
【0189】
特定の実施プロセスでは、前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、前記ネットワーク装置は、所定のルールで端末のために所定の周波数領域送受信リソースを事前設定する。
【0190】
ここで、所定のルールは、次のようになり得る:所定の周波数領域送受信リソースは、端末の端末識別子に対応する。
【0191】
端末識別子(UE ID)は、端末を区別するためにネットワーク装置によって端末に割り当てられ、各端末識別子は1つの端末に対応する。例えば、ランダムアクセスプロセスでは、ネットワーク装置は端末識別子を端末に割り当て、ネットワーク装置は、端末識別子に対応するアップリンク送信をタイミングアドバンス(Timing Advance,TA)に通知する。前記所定の周波数領域送受信リソースは、省電力命令信号を送信するために端末に割り当てられた少なくとも1つの周波数領域送受信リソースであり得る。
【0192】
もちろん、所定の周波数領域送受信リソースが端末のウェイクアップ識別子に対応することも可能であり、前記所定のルールはまた、前記ウェイクアップ待機端末のために、同じ周波数領域送受信リソースの割り当てを優先することであり得る。特定の所定のルールは必要に応じて設定できるが、ここに限定されない。
【0193】
可能な実施において、端末の端末識別子は、周波数領域送受信リソースと対応する関係を有する。複数の端末の省電力命令信号の周波数領域送受信リソースは、1つの周波数領域送受信リソースに対応し得る。
【0194】
複数の端末を同時にウェイクアップするために、複数の端末が少なくとも1つの周波数領域送受信リソースに対応する場合、少なくとも1つの省電力命令信号が送信される必要がある。送信される省電力命令信号の具体的な数は、端末に構成された周波数領域送受信リソースの数に応じて決定できる。
【0195】
具体的には、ネットワーク装置は、端末のために少なくとも1つの省電力命令信号を送信するために、周波数領域送受信リソースを半静的に構成することができる。
【0196】
上記の方法により、異なる端末は、異なる周波数領域送受信リソース上で省電力命令信号を受信することができる。省電力命令信号を端末に送信するための周波数領域送受信リソースは、端末が接続状態になった後に割り当てることができ、その後、省電力命令信号に割り当てられた周波数領域送受信リソースを端末に通知するために必要なシグナリングは1つだけである。省電力命令信号を送信する前に、端末のために割り当てられた周波数領域送受信リソースのシグナリングを毎回送信する必要がない場合があるため、ネットワーク装置から端末に送信されるシグナリングを節約することができる。
【0197】
第2の態様では、本発明の一実施形態では、前記周波数領域送受信リソースは、ネットワーク装置によって事前に固定された位置であり得、この方法は、以下のステップをさらに含み得る。
【0198】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって省電力命令信号を送信するのに使用される。
【0199】
ステップ2、ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースをウェイクアップ待機端末に送信する。
【0200】
ステップ3、ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介してネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された所定の周波数領域送受信リソースを受信する。
【0201】
前記所定の周波数領域送受信リソースは、端末識別子またはウェイクアップ識別子に従って割り当てられ得、省電力命令信号を送信するためにネットワーク装置によって使用され得る。周波数領域送受信リソースは、ウェイクアップ待機端末に割り当てられることに限定されず、省電力命令信号の送信専用の周波数領域送受信リソースであり得る。ネットワーク装置が、ウェイクアップする必要のある端末を決定し、ウェイクアップする端末のウェイクアップ識別子を決定した後、前記ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を判断した後、前記省電力命令信号を送信する前に、前記周波数領域送受信リソースをウェイクアップ待機必要のあるこれらの端末に割り当て、半静的シグナリングを介してウェイクアップ待機必要のあるこれらの端末に通知する。
【0202】
上記の方法により、ウェイクアップする必要のある端末をウェイクアップするために、ウェイクアップする必要のある端末を、DRX周期の前に、より少ない周波数領域送受信リソースおよびより少ないウェイクアップ識別子に十分に柔軟に割り当てることができる。省電力命令信号が少なく、端末の消費電力を大幅に削減する。
【0203】
第3の態様では、ネットワーク装置によってウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースは、事前に割り当てられないが、端末が必要に応じてウェイクアップされる必要がある前に、リソーススケジューリング要件に従って柔軟に構成される。この構成方法はより柔軟で、リソース使用率を向上させる。
【0204】
特定の実施プロセスでは、前記ネットワーク装置が前記省電力命令信号を送信する前に、この方法はさらに以下のステップを含む。
【0205】
ステップ1、ネットワーク装置は、周波数領域送受信リソースをウェイクアップ待機端末に割り当て、周波数領域送受信リソースを運ぶ構成情報をウェイクアップ待機端末に送信する。
【0206】
ここで、ウェイクアップ待機端末に周波数領域送受信リソースを割り当てるネットワーク装置のルールは、必要に応じて端末をウェイクアップする必要がある前に、リソーススケジューリング要件に従って柔軟に構成することができる。周波数領域の送受信リソースは、省電力命令信号の送信専用の周波数領域の送受信リソースだけでなく、データを送信するための周波数領域の送受信リソースでもあり、リソースの利用率を向上させ、ネットワーク装置による端末にたいするスケジュール柔軟性を向上する。特定の実施形態は、ここで限定されないウェイクアップ識別子に従って割り当てられた周波数領域送受信リソースを決定することであり得る。例えば、ネットワーク装置は、送信される省電力命令信号の数を節約し、したがって端末の電力消費を削減するために、ウェイクアップする必要がある複数のウェイクアップ待機端末の周波数領域送受信リソースを1つの周波数領域送受信リソースとしてように構成することができる。
【0207】
ステップ2、ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0208】
ここで、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末に前記省電力命令信号を送信するのに使用される。
【0209】
ステップ3、ウェイクアップ待機端末は、半静的シグナリングを介してネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースを受信する。
【0210】
上記の方法により、ウェイクアップ待機端末をウェイクアップさせるために、DRX周期の前に、最小の周波数領域送受信リソースおよび最小のウェイクアップ識別子をウェイクアップ待機必要のある端末のために、十分に柔軟に割り当てることができる。省電力命令信号を最小限に抑え、端末の消費電力を大幅に削減し、ネットワーク装置のスケジューリングの柔軟性を向上させる。
【0211】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために周波数領域送受信リソースを構成した後、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域リソースは、以下の方法で構成される。
【0212】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0213】
または、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子および前記所定の周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0214】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信する。
【0215】
特定の実施プロセスでは、第1の構成シグナリングは、半静的シグナリング、動的シグナリングまたは、ウェイクアップ識別子であり得る。ここで、半静的シグナリングはRRCシグナリングであり得、動的シグナリングはPDCCHであり得る。
【0216】
上記の方法では、周波数領域送受信リソースの構成は十分に柔軟であるため、ウェイクアップする必要のある端末は、DRX周期の前に同じウェイクアップ識別子に対応する同じリソースに割り当てられる。送信する必要のある省電力命令信号を削減する。
【0217】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために周波数領域送受信リソースを構成した後、前記周波数領域送受信リソースは、以下の方法で構成される。
【0218】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0219】
または、ネットワーク装置は、前記所定の周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0220】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信する。
【0221】
ここで、第2の構成シグナリングは、半静的シグナリングまたは動的シグナリングであり得、ここで、半静的シグナリングは、RRCシグナリングであり得、動的シグナリングは、PDCCHであり得る。
【0222】
可能な実施形態において、前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために周波数領域送受信リソースを構成した後、前記周波数領域送受信リソースは、以下の方法で構成される。
【0223】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0224】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信する。
【0225】
ここで、第3の半静的シグナリングは、半静的シグナル、例えば、RRCシグナルであり得る。
【0226】
特定の実施プロセスでは、ネットワーク装置は、省電力命令信号を送信するために、RRCシグナリングなどの半静的シグナリングを介して、複数の周波数領域リソースを異なる端末に割り当てることができる。半静的シグナリングは、周波数領域送受信リソースの数、周波数領域送受信リソースのシーケンス番号、および中心周波数点などの周波数領域送受信リソースの位置情報のうちの1つまたは複数を含む。ネットワーク装置は、端末識別子のマッピングに基づいて、複数の周波数領域リソースを異なる端末に割り当てることもできる。
【0227】
具体的には、ネットワーク装置は、省電力命令信号の周波数領域送受信リソースをシステム情報(System Information,SI)を介してブロードキャストし、次に、端末と省電力命令信号の周波数領域送受信リソースとの間の関数関係を定義する。
【0228】
例えば、ネットワーク装置は、P個のバイナリビットによって構成される端末識別子のビットの一部(Lビットなど)を使用して、端末によって使用される省電力命令信号の周波数領域送受信リソースのシーケンスインデックス(index)を示すことができる。これらのLビットがPビットの先頭または末尾、あるいは特定の事前に合意された位置に配置される。
【0229】
隣接セル間のウェイクアップ表示干渉を可能な限り回避するために、ネットワーク装置は、隣接セル内の端末のための省電力命令信号の異なる周波数領域送受信リソースを構成し得ることに留意されたい。
【0230】
特定の実施形態では、前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ待機端末のための周波数領域送受信リソースを構成することは、具体的に、
ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソース、同期信号周波数領域送受信リソース、PRACH周波数領域送受信リソースのうちの1つまたは複数を、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースとする。
【0231】
可能な実施において、端末のためのネットワーク装置によって構成された省電力命令信号に対応する周波数領域送受信リソースは、PDCCHの送信周波数領域リソースまたは同期信号の伝送の周波数領域リソース、またはPRACH周波数領域送受信リソースの関数であり得る。特定の関数が制限されない場合がある。たとえば、関数はオフセットにすることができ、ネットワーク装置はシグナリングを通じてオフセット値を端末に通知するだけで済む。
【0232】
可能な実施において、周波数領域リソースはまた、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCHの周波数領域送受信リソース、同期信号の周波数領域送受信リソース、およびPRACHの周波数領域送受信リソースのうちの1つまたは複数であり得る。
【0233】
このとき、省電力命令信号の時間周波数送受信リソースは、例えば、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)信号またはSI情報を含む同期信号(Synchronization Signal Block,SSB)、またはパイロット信号または発見信号などの信号の送信リソースと競合する可能性がある。省電力命令信号の時間周波数送受信リソースが、元のシステムで省電力命令信号を処理しない端末の性能への干渉を回避するために、同期信号、放送信号、発見信号、パイロット信号と衝突する場合、省電力命令信号の送信を停止する。
【0234】
特定の実施プロセスには、以下のステップも含まれる。
【0235】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しない。
【0236】
ステップ2、端末前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信しない。
【0237】
可能な実施形態において、ネットワーク装置が前記端末のために周波数領域送受信リソースを構成した後、前記方法はさらに以下のステップを含む。
【0238】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0239】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記周波数領域リソースにおいて前記省電力命令信号を受信する。
【0240】
あるシナリオでは、端末はアイドル状態にあり、端末は、第1または第2の態様で説明した解決策を通じて省電力命令信号を受信することができる。
【0241】
あるシナリオでは、端末がウェイクアップされて接続状態に入った後、端末は、第3の態様で説明した方法で、対応する周波数領域送受信リソースで省電力命令信号を受信することができる。
【0242】
別のシナリオでは、接続状態の端末が、第1または第2の実施形態の方法でネットワーク装置によって割り当てられた省電力命令信号の周波数領域送受信リソースを取得するが、当該周波数領域送受信リソースは現在非常にタイトな状態にあり、第3の実施形態の方法に切り替えることが可能である。
【0243】
ネットワーク装置のスケジューリングの柔軟性を高めるために、可能な実施において、ネットワーク装置端末のために割り当てられた周波数領域送受信リソースは、データを送信するための周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得され得る。
【0244】
具体的には、この方法は、以下を含むことができる。ネットワーク装置は、電力を受信する前に、ネットワーク装置によって端末に割り当てられた省電力命令信号を受信するために、周波数領域送受信リソースを周波数領域送受信リソースに切り替えるように端末に通知する。また、ネットワーク装置は、省電力命令信号を受信するように端末に通知した後、端末の周波数領域送受信リソースをデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えることにより、端末がデータを受信できるようにする。
【0245】
特定の実施プロセスでは、ネットワーク装置前記省電力命令信号を送信する前に、この方法は、以下のステップをさらに含み得る。
【0246】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記端末に第1の切り替え命令を送信し、前記第1の切り替え命令は、前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替て前記省電力命令信号を受信するように前記端末に通知する。
【0247】
ステップ2、端末は前記第1の切り替え命令を受信する。
【0248】
ステップ3、端末は、前記第1の切り替え命令にしたがってネットワーク装置によって前記端末のために構成された周波数領域リソースにおいて省電力命令信号を受信することを決定する。
【0249】
ここで、第1の切り替え命令は、動的シグナリングであり得、周波数領域送受信リソースの切り替えを示す。または、第1の切り替え命令は、半静的シグナリングであり得、周波数領域の送受信リソースの切り替えを示す。または、第1の切り替え命令は、定義されたタイマーであり、タイマーが時間切れになると、端末は自動的に事前定義された周波数領域送受信リソースに切り替えて、ウェイクアップ命令信号を受信する。
【0250】
ネットワーク装置が省電力命令信号を送信する前に、この方法は、以下のステップをさらに含み得る。
【0251】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記端末に第2の切り替え命令を送信し、前記第2の切り替え命令は、前記省電力命令信号の受信のための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるように、前記端末に通知する。
【0252】
ステップ2、端末は第2の切り替え命令を受信する。
【0253】
ネットワーク装置が省電力命令信号を送信した後、この方法はさらに以下を含む:
【0254】
端末は、前記第2の切り替え命令にしたがって前記省電力命令信号を受信するための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替える。
【0255】
本発明の実施形態では、端末の省電力命令信号の周波数領域送受信リソースの割り当てを、必要に応じて設定することができる。端末については、必要に応じて端末をウェイクアップするための時間周波数送受信リソースを柔軟に構成でき、省電力命令信号の柔軟な送信を柔軟に構成できるため、端末が省電力命令信号の受信により省電力命令信号を頻繁に監視する回数またはDRX周期で頻繁に端末をウェイクアップする回数を効果的に削減でき、端末の消費電力を効果的に削減する。
【0256】
ネットワーク装置は、電力節約命令信号のための狭帯域周波数領域送受信リソースを構成し、その帯域幅は、端末の電力消費を低減するために、データ送信に割り当てられる典型的な帯域幅よりも著しく小さくなり得る。
【0257】
特定のアプリケーションシナリオでは、NRシステム内のネットワーク装置は、データ送信のために少なくとも1つのBWPを端末に割り当てることができる。この場合、可能な実施において、ネットワーク装置は、BWP上で省電力命令信号を送信するための周波数領域送受信リソースを構成することができる。
【0258】
具体的には、ネットワーク装置は、周波数領域送受信リソースを端末に割り当てる。ここで、周波数領域送受信リソースは、データを送信するためのBWPとは異なる。
【0259】
好ましくは、ネットワーク装置は、省電力命令信号のために狭帯域BWPを構成することができ、端末は、省電力命令信号を検出するときにのみ狭帯域BWPをアクティブにする。省電力命令信号を送信するためのBWPの帯域幅は、BWPで省電力命令信号を受信するときの端末の消費電力を低減するために、データを送信するためのBWP以下であり得る。
【0260】
任意選択で、複数のデータBWPは、1つの同じ省電力命令信号BWPで構成され得、省電力命令信号を送信するための1つのBWPは、複数の省電力命令信号周波数領域送受信リソースを含み得、各端末は、1つの省電力命令信号BWPに対応する。
【0261】
可能な実施形態において、前記省電力命令信号の送信のための帯域幅部分BWPは、データ送信用の帯域幅部分BWPと異なる。
【0262】
または、前記省電力命令信号を伝送するための帯域幅部分BWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0263】
ここで、省電力命令信号は、データBWPから非データBWPに切り替えることによって送信することができる。
【0264】
本発明の一実施形態では、データBWPは、省電力命令信号に対応するデータ送信によって占有されるBWPであり得、非データBWPは、省電力命令信号に対応する、データ送信によって占有されるBWPとは異なるBWPを指す。以上の方法により、省電力命令信号を受信したときの端末の消費電力を節約することができる。
【0265】
端末がデータBWPを処理した後、BWPを頻繁に切り替えることによって引き起こされる時間遅延を回避するために、または周波数領域送受信リソースが制限されるシナリオにおいて、リソース消費を節約するために、また、データ送信にBWPを直接使用して、省電力命令信号を送信することもできる。
【0266】
可能な実施形態において、前記方法では、さらに、
ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末が存在するビームにおいて前記省電力命令信号を送信する。前記ウェイクアップ待機端末が存在するビームビームは、ウェイクアップ待機端末のデータ送信用のビームであり得る。
【0267】
ネットワーク装置が端末の周波数領域送受信リソースをデータBWPまたは非データBWPとして構成した後、ネットワーク装置が省電力命令信号を送信する前に、この方法はさらに以下のステップを含む。
【0268】
ステップ1、ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースをウェイクアップ待機端末に通知し、前記周波数領域送受信リソースは、ネットワーク装置によって端末のために割り当てられたリソースである。
【0269】
ステップ2、端末半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを受信する。
【0270】
既存のNB-IoTシステムでは、ウェイクアップ命令信号はセル識別子を運び、ウェイクアップ命令信号は、セル識別子に従って一度に1つのセルをウェイクアップすることができる。DRX周期では、多くの場合、サービスを提供する必要のある端末がある。セルの端末が毎回ウェイクアップすると、消費電力を節約できない。
【0271】
NRシステムにおいて、NRは、広い帯域幅、高スループットの送信、高速移動のサポート、および大規模な接続に焦点を合わせている。アイドル状態または非アクティブ状態の端末の場合、基地局は同じセルに基づいてページングとウェイクアップを実行する。これにより、不要な端末がウェイクアップされ、端末のリソースが浪費され、消費電力の削減につながらない。
【0272】
本端末の消費電力を低減するために、この方法はさらに以下のステップを含む。
【0273】
ステップ1、ネットワーク装置は、端末がアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断した場合に、BWP上でウェイクアップ命令信号を送信する。
【0274】
ステップ2、端末は、BWP上でウェイクアップ命令信号を受信する。
【0275】
ここで、BWPは、ウェイクアップ命令信号を受信するときの端末の電力消費を低減するための狭帯域BWPであり得る。
【0276】
NRシナリオでは、可能な実施において、方法は、以下のステップをさらに含み得る。
【0277】
ステップ1、ネットワーク装置は、端末がアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断した場合に、少なくともビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を送信する。
【0278】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、少なくともビーム方向においてウェイクアップ命令信号を受信する。
【0279】
ステップ2において、ウェイクアップ待機端末は、少なくとも1つのビーム方向で受信されたウェイクアップ命令信号に従ってビーム方向をさらに決定し、決定されたビーム方向でウェイクアップ命令信号を受信することができる。
【0280】
上記の方法により、端末が受信する必要のあるウェイクアップ命令信号を低減することができ、それにより、端末の電力消費を低減することができる。
【0281】
特定の実施形態では、省電力命令信号は、マルチレベルシーケンスであり得る。ステップ2は、以下を含み得る。ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって少なくとも1つのビーム方向に送信される前記省電力命令信号のマルチレベルシーケンスの少なくとも1つのサブシーケンスに従って、最適なビーム方向を決定する。そして、ウェイクアップ待機端末は、最適なビーム方向で省電力命令信号のマルチレベルシーケンスを受信する。
【0282】
NRシナリオでは、可能な実施において、方法は、以下のステップをさらに含み得る。
【0283】
ステップ1、ネットワーク装置は、ウェイクアップ待機端末が接続状態にあると判断した場合、ウェイクアップ待機端末が存在するビーム方向に省電力命令信号を送信する。
【0284】
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、それが存在するビーム方向で省電力命令信号を受信する。
【0285】
本発明の一実施形態では、ネットワーク装置は、省電力命令信号をサポートする端末のウェイクアップ表示モードを有効にするかどうかを構成することができる。
【0286】
接続状態の端末の場合、省電力命令信号をサポートする端末のウェイクアップ表示モードがオフされると、端末は省電力命令信号を受信しなくなり、非省電力命令信号モードで動作する。つまり、ウェイクアップ表示モードがオフされる接続状態のすべての端末は、DRX周期で省電力命令信号なしでウェイクアップできる。例えば、上記の実施形態は、地震および津波警報メッセージなどの緊急メッセージをセル内のすべての端末に送信するためのネットワーク装置に使用することができる。
【0287】
特定の実施プロセスでは、前記方法は、以下のステップをさらに含む。
【0288】
ステップ1、ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、
ステップ2、ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
ステップ2の特定の実施プロセスは、以下を含み得る:ネットワーク装置は、ブロードキャスト、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して、前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0289】
ウェイクアップ待機端末は、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得する。
【0290】
ステップ3、ウェイクアップ待機端末は、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成する。
【0291】
接続状態の端末について、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示する。
【0292】
アイドル状態または非アクティブ状態の端末の場合、ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示する。そして、ウェイクアップモードをオフにすると、ページング信号の前に省電力命令信号を検出することなく、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示する。
【0293】
上記の方法により、端末のウェイクアップモードは、端末の電力消費を削減しながら、ネットワーク装置および基地局の異なる要件に適応するために、必要に応じてより柔軟に構成することができる。
【0294】
本発明の実施形態における解決策では、NRシステムにおいて接続状態にある端末について、必要に応じてウェイクアップ識別子が端末に割り当てられ、ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、複数の端末が1つのウェイクアップ識別子に対応するため、より少ない省電力命令信号で複数の端末をウェイクアップし、省電力命令信号の送信にネットワーク装置が消費するリソースを削減し、システムオーバーヘッドを削減することできる。接続状態の端末について、必要に応じて省電力命令信号を柔軟に送信できるため、必要なDRX周期でウェイクアップするように端末を柔軟に制御し、省電力命令信号の受信により、DRX周期で省電力命令信号頻繁に電力を監視する回数、または端末が頻繁にウェイクアップされる回数を効果的に減らすことができ、端末の消費電力を効果的に削減する。
【0295】
ウェイクアップ識別子を設定する多くの方法があり、ネットワーク装置のより柔軟なスケジューリングを実現する。端末の省電力命令信号の時間周波数送受信リソースの割り当ては、必要に応じて設定できる。端末については、必要に応じて端末をウェイクアップするための時間周波数送受信リソースを柔軟に構成でき、省電力命令信号の柔軟な送信を柔軟に構成できるため、端末が省電力命令信号の受信により省電力命令信号を頻繁に監視する回数またはDRX周期で頻繁に端末をウェイクアップする回数を効果的に削減でき、端末の消費電力を効果的に削減する。たとえば、端末に時間領域送受信リソースが設定されている場合、ネットワーク装置は、対応するDRX周期に従って、半静的シグナリングを介して端末に構成された時間領域送受信リソースに通知できる。これにより、端末のための時間領域送受信リソースの柔軟な設定が実現される。端末の周波数領域送受信リソースが構成されている場合、周波数領域送受信リソースを事前設定するか、周波数領域送受信リソースを動的に構成することができる。また、端末は、静的構成または構成シグナリングによって、端末に構成された周波数領域送受信リソースを通知することができ、これにより、端末の周波数領域送受信リソースの柔軟な構成が実現される。端末の消費電力をさらに削減するために、ネットワーク装置は、省電力命令信号用の狭帯域周波数領域送受信リソースを構成することができ、また、狭帯域周波数領域送受信リソースに切り替える構成モードを構成することができる。
【0296】
ウェイクアップモードで端末をサポートするために、ウェイクアップ表示モードのオンとオフを試みて、より多くのアプリケーションシナリオに適応し、端末の柔軟なスケジューリングを容易にすることも可能であり、ネットワーク装置は、省電力命令信号の受信により端末が頻繁にウェイクアップする回数を効果的に削減し、端末の消費電力を効果的に削減する。
【0297】
同じ発明思想に基づく。
図4に示されるように、本発明は、以下を含む通信装置を提供する。前記通信装置は、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成するように構成された処理ユニット401であって、前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定される前記処理ユニット401と、
前記省電力命令信号を送信するように構成された送信ユニット402であって、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される前記送信ユニット402とを備える。
【0298】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末に割り当て、
送信ユニット402はさらに、前記ウェイクアップ識別子半静的シグナリングを介して前記少なくともウェイクアップ待機端末に送信する。
【0299】
処理ユニット401はさらに、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当て、または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定する。
【0300】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0301】
可能な実施形態において、
処理ユニット401はさらに、端末のために時間領域送受信リソースを割り当て、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む。
【0302】
送信ユニット402はさらに、前記時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0303】
可能な実施形態において、
送信ユニット402は、ブロードキャスト情報を介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める最大時間を構成する。
【0304】
および/または、送信ユニット402は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のための前記省電力命令信号が占める時間を構成する。
【0305】
および/または、送信ユニット402は、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記端末のため、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を構成する。
【0306】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、所定のルールで端末のための所定の周波数領域送受信リソースを構成する。
【0307】
送信ユニット402は、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0308】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、前記ウェイクアップ待機端末のために所定の周波数領域送受信リソースを構成する。
【0309】
送信ユニット402はさらに、半静的シグナリングを介して前記ウェイクアップ待機端末のために前記所定の周波数領域送受信リソースを構成し、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0310】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、前記ウェイクアップ待機端末のために周波数領域送受信リソースを構成し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末に前記省電力命令信号を送信するのに使用される。
【0311】
送信ユニット401はさらに、半静的シグナリングを介して前記周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信する。
【0312】
可能な実施形態において、送信ユニット401は、
前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを第1の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子和前記所定の周波数領域送受信リソースを第1の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記周波数領域送受信リソースを第2の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記所定の周波数領域送受信リソースを第2の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子を第3の構成シグナリングに含ませて前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0313】
可能な実施形態において、処理ユニット402は、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数およびPRACH周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数を、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースとする。
【0314】
可能な実施形態において、処理ユニット402はさらに、
前記周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断すれば、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しない。
【0315】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なる。
【0316】
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得される。
【0317】
または、送信ユニット402はさらに、前記端末に第1の切り替え命令を送信し、前記第1の切り替え命令は、前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信するように前記端末に通知する。
【0318】
または、送信ユニット402はさらに、前記端末に第2の切り替え命令を送信し、前記第2の切り替え命令は、前記省電力命令信号の受信のための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替えるように、前記端末に通知する。
【0319】
可能な実施形態において、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPと異なる。
【0320】
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0321】
可能な実施形態において、送信ユニット402はさらに、端末がアイドル状態または非アクティブ状態であると判断すれば、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を送信し、または、少なくとも1つのビーム方向に前記ウェイクアップ命令信号を送信する。
【0322】
または、端末が接続状態であると判断すれば、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を送信する。
【0323】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子が同じであるかを判断し、同じではないと、前記ウェイクアップ待機端末のために同じウェイクアップ識別子を構成する。
【0324】
可能な実施形態において、送信ユニット402はさらに、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を送信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0325】
可能な実施形態において、処理ユニット401はさらに、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0326】
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0327】
可能な実施形態において、送信ユニット402はさらに、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信する。
【0328】
同じ発明思想に基づく。
図5を参照すると、本発明の一実施形態は、通信装置を提供する。前記通信装置は、
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定されるように構成された受信ユニット501と、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視するように構成された処理ユニット502とを備える。
【0329】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、
半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子である。
【0330】
可能な実施形態において、前記DRX周期はN個の連続したDRX周期であるか、または、N個の非連続したDRX周期であり、
または、前記DRX周期は前記省電力命令信号後のM番目のDRX周期であり、前記NとMは、1以上の正の整数である。
【0331】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、
時間領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信し、前記時間領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された時間領域送受信リソースであり、前記時間領域送受信リソースはDRX周期に対応し、前記時間領域送受信リソースは、前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離、および/または前記省電力命令信号が占める最大時間、および/または前記省電力命令信号が占める時間を含む。
【0332】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、
ブロードキャスト情報を介して接收前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める最大時間を受信し、
および/または、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置荷よって前記端末のために構成された前記省電力命令信号が占める時間を受信し、
および/または、半静的シグナリングまたは動的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記端末のために構成された前記省電力命令信号と前記DRX周期の開始点との間の距離を受信する。
【0333】
可能な実施形態において、受信ユニット501は、所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって所定のルールに従って端末のために構成されたリソースである。
【0334】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて、前記省電力命令信号を受信する。
【0335】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、半静的シグナリングを介して周波数領域送受信リソースを受信し、前記周波数領域送受信リソースは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたリソースであり、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信する。
【0336】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、
前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信し、前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
または、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信し、前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
または、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信し、前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含む。
【0337】
可能な実施形態において、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースは、前記ウェイクアップ待機端末のPDCCH周波数領域送受信リソースの関数、同期信号周波数領域送受信リソースの関数およびPRACH周波数領域送受信リソースの関数のうちの1つまたは複数である。
【0338】
可能な実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、前記周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を受信せず、前記周波数領域送受信リソースは、前記省電力命令信号を受信する周波数領域送受信リソースであり、前記周波数領域送受信リソースは、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突する。
【0339】
可能な実施形態において、
前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースとは異なり、
または、前記周波数領域送受信リソースは、データ送信用の周波数領域送受信リソースを切り替えることによって取得される。
【0340】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、前記ネットワーク装置によって送信された第1の切り替え命令を受信し、処理ユニット502はさらに、前記第1の切り替え命令にしたがってデータ送受信ための周波数領域送受信リソースから前記端末のために構成された周波数領域送受信リソースに切り替えて前記省電力命令信号を受信する。
【0341】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、前記ネットワーク装置によって送信された第2の切り替え命令を受信し、
または、処理ユニット502はさらに、前記第2の切り替え命令にしたがって前記省電力命令信号を受信するための周波数領域送受信リソースからデータ送信用の周波数領域送受信リソースに切り替える。
【0342】
可能な実施形態において、
前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPと異なり、
または、前記省電力命令信号の送信のためのBWPは、データ送信用のBWPを切り替えることによって取得される。
【0343】
可能な実施形態において、前記端末はアイドル状態または非アクティブ状態であり、受信ユニット501はさらに、BWPにおいてウェイクアップ命令信号を受信するか、または、少なくともビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信し、
または、前記端末は接続状態であり、受信ユニット501はさらに、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を受信する。
【0344】
可能な実施形態において、処理ユニット502はさらに、少なくともビーム方向において送信された前記ウェイクアップ命令信号に従がって、1つのビーム方向を決定し、
受信ユニット501はさらに、決定されたビーム方向において前記ウェイクアップ命令信号を受信する。
【0345】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、前記ネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を更新するための命令情報を受信し、前記命令情報には、構成されたウェイクアップ識別子が含まれる。
【0346】
処理ユニット502はさらに、前記命令情報に従って、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を前記構成されたウェイクアップ識別子として更新する。
【0347】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得する。
【0348】
処理ユニット502はさらに、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用される。
【0349】
可能な実施形態において、受信ユニット501はさらに、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得する。
【0350】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態によって提供されるネットワーク装置は、プロセッサと、メモリと、送受信機と、バスインターフェースとを備え、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続される。
【0351】
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記省電力命令信号を送信し、前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用される。
【0352】
可能な実施形態において、前記プロセッサは、前記メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、本発明の実施形態における方法のいずれか1つを実行するように構成される。
【0353】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態によって提供される端末は、プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続される。
【0354】
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、少なくとも1つの端末がウェイクアップされるようにネットワーク装置によって設定され、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子がそれ自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視する。
【0355】
可能な実施形態において、前記プロセッサは、前記メモリ内のソフトウェアプログラムを読み取り、本発明の実施形態における方法のいずれか1つを実行するように構成される。
【0356】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態によって提供されるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令を含む。前記コンピュータがコンピュータ可読命令を読み取って実行するとき、コンピュータは、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行させられる。
【0357】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態によって提供されるコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読命令を含む。コンピュータが前記コンピュータ可読命令を読み取って実行するとき、コンピュータは、本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか1つを実行させられる。
【0358】
本発明の方法実施形態の関連部分は、互いに参照することができる。装置の実施形態によって提供される装置は、対応する方法の実施形態によって提供される方法を実行するために使用されるので、装置の実施形態は、関連する方法の実施形態の関連部分を参照して理解することができる。
【0359】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システムまたはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである。さらに、本発明は、一つまたは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0360】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム命令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、または他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム命令を実行し、フロー図における一つまたは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0361】
これらのコンピュータプログラム命令は、又、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、命令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の命令を実行でき、フロー図における一つまたは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0362】
これらコンピュータプログラム命令はさらに、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム命令が実装されたコンピュータまたは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータまたは他のプログラム可能な設備において実行される命令によって、フロー図における一つまたは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0363】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0364】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0365】
401 処理ユニット
402 送信ユニット
501 受信ユニット
502 処理ユニット
【手続補正書】
【提出日】2023-03-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置が、同一のウェイクアップ識別子を半静的シグナリングを介して少なくとも1つのウェイクアップ待機端末に送信するステップと、
前記ネットワーク装置が、ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定するステップと、
前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを割り当て、前記ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信するか、または、前記ネットワーク装置が、第1の周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記第1の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しないステップと、
前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するステップとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、
前記省電力命令信号は、前記DRX周期において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示することを特徴とする信号を送信するための方法。
【請求項2】
前記ネットワーク装置がウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定する前に、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末にウェイクアップ識別子がないと判断すると、前記ウェイクアップ待機端末のためにウェイクアップ識別子を割り当て、または、
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を専用識別子として設定することを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項3】
前記ネットワーク装置が、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップは、
前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ識別子および周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置が、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップ、
または、前記ネットワーク装置が、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項4】
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末がアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断した場合に、BWPにおいて省電力命令信号を送信し、または、少なくとも1つのビーム方向に前記省電力命令信号を送信し、
または、前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末が接続状態にあると判断した場合、前記端末が存在するビーム方向において前記省電力命令信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項5】
前記ネットワーク装置は、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項1に記載の信号を送信するための方法。
【請求項6】
前記ネットワーク装置が前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成するステップは、
前記ネットワーク装置は、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の信号を送信するための方法。
【請求項7】
ウェイクアップ待機端末が、半静的シグナリングを介してネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信するステップと、
前記ウェイクアップ待機端末が、半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された所定の周波数領域送受信リソースを受信するステップと、
前記ウェイクアップ待機端末が、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて、前記ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するステップと、
前記ウェイクアップ待機端末が、前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子が前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視するステップとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子であり、
前記省電力命令信号は、ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ識別子にしたがって生成された信号であることを特徴とする信号を受信するための方法。
【請求項8】
前記ウェイクアップ待機端末が、半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された周波数領域送受信リソースを受信するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信するステップ、
または、前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信するステップ、を含み、
前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含むことを特徴とする請求項7に記載の信号を受信するための方法。
【請求項9】
前記ウェイクアップ待機端末は、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
前記ウェイクアップ待機端末は、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項7に記載の信号を受信するための方法。
【請求項10】
前記ウェイクアップ待機端末が、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得するステップは、
前記ウェイクアップ待機端末が、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを受信するステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の信号を受信するための方法。
【請求項11】
同一のウェイクアップ識別子を半静的シグナリングを介して少なくとも1つのウェイクアップ待機端末に送信するように構成された送信ユニットと、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを割り当て、前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成するように構成された処理ユニットとを備え、
前記送信ユニットは、さらに、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて省電力命令信号を送信するか、または、第1の周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記第1の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信しないように構成され、
前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、
前記省電力命令信号は、DRX周期中にPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示するのに使用されることを特徴とする通信装置。
【請求項12】
前記送信ユニットが半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信することは、
前記送信ユニットが、前記ウェイクアップ識別子および周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信すること、
または、前記送信ユニットが、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信すること、
または、前記送信ユニットが、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信すること、
または、前記送信ユニットが、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信することを含むことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
【請求項13】
前記処理ユニットが、さらに、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
【請求項14】
前記処理ユニットが、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成することは、
前記処理ユニットが、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信することを含むことを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
【請求項15】
半静的シグナリングを介してネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によってウェイクアップ待機端末のために構成された所定の周波数領域送受信リソースを受信し、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて、前記ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信するように構成された受信ユニットと、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子が処理ユニット自体のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視する処理ユニットとを備え、
前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子であり、
前記省電力命令信号は、ネットワーク装置によってウェイクアップ識別子にしたがって生成されることを特徴とする通信装置。
【請求項16】
前記受信ユニットが半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成された所定の周波数領域送受信リソースを受信することは、
前記受信ユニットが、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信すること、
または、前記受信ユニットが、前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信すること、
または、前記受信ユニットが、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信すること、を含み、
前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含むことを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記受信ユニットは、さらに、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
前記処理ユニットは、さらに、前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
【請求項18】
前記受信ユニットが、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得することは、
前記受信ユニットが、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを受信することを含むことを特徴とする請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
前記プロセッサは、同一のウェイクアップ識別子を半静的シグナリングを介して少なくとも1つのウェイクアップ待機端末に送信し、
ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子を決定し、
前記ウェイクアップ待機端末のための所定の周波数領域送受信リソースを割り当て、ネットワーク装置は、半静的シグナリングを介して前記所定の周波数領域送受信リソースを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
前記ウェイクアップ識別子に従って省電力命令信号を生成し、前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信するか、または、第1の周波数領域送受信リソースにおいて送信しようとする省電力命令信号が、同期信号、ブロードキャスト信号、発見信号、およびパイロット信号のうちの1つまたは複数と衝突すると判断する場合、前記第1の周波数領域送受信リソースにおいて前記省電力命令信号を送信せず、
前記ウェイクアップ待機端末は、非連続受信(DRX)周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、
前記省電力命令信号は、前記DRX周期において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するように前記ウェイクアップ待機端末に指示することを特徴とするネットワーク装置。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記ウェイクアップ識別子および周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第1の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記周波数領域送受信リソースを運ぶ第2の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信し、
または、前記ウェイクアップ識別子を運ぶ第3の構成シグナリングを前記ウェイクアップ待機端末に送信することを特徴とする請求項19に記載のネットワーク装置。
【請求項21】
前記プロセッサは、前記ウェイクアップ待機端末のために、ウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを構成し、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項19に記載のネットワーク装置。
【請求項22】
前記プロセッサは、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを前記ウェイクアップ待機端末に送信することを特徴とする請求項21に記載のネットワーク装置。
【請求項23】
プロセッサ、メモリ、送受信機、およびバスインターフェースを含み、プロセッサ、メモリ、および送受信機は、バスインターフェースを介して接続され、
前記プロセッサは、メモリに格納されている1つまたは複数の実行可能プログラムを読み取り、次の操作を実行するように構成され、
半静的シグナリングを介してネットワーク装置によって送信されたウェイクアップ識別子を受信し、
半静的シグナリングを介して前記ネットワーク装置によってウェイクアップ待機端末のために構成された所定の周波数領域送受信リソースを受信し、
前記所定の周波数領域送受信リソースにおいて、前記ネットワーク装置によって送信された省電力命令信号を受信し、
前記省電力命令信号内のウェイクアップ識別子が前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ識別子と同じであると判断した後、前記省電力命令信号によって指示されたDRX周期でPDCCHを監視し、
前記ウェイクアップ待機端末はDRX周期中にウェイクアップする必要がある端末であり、前記ウェイクアップ識別子は、前記ネットワーク装置によって、同一のウェイクアップ識別子を少なくともウェイクアップ待機端末のために割り当てられた識別子であり、
前記省電力命令信号は、ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ識別子にしたがって生成された信号であることを特徴とする端末。
【請求項24】
前記プロセッサは、前記ネットワーク装置によって送信された第1の構成シグナリングを受信し、
前記ネットワーク装置によって送信された第2の構成シグナリングを受信し、
または、前記ネットワーク装置によって送信された第3の構成シグナリングを受信し、
前記第1の構成シグナリングは、前記ウェイクアップ識別子および前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第2の構成シグナリングは、前記周波数領域送受信リソースまたは前記所定の周波数領域送受信リソースを含み、
前記第3の構成シグナリングは前記ウェイクアップ識別子を含むことを特徴とする請求項23に記載の端末。
【請求項25】
前記プロセッサは、前記ネットワーク装置によって前記ウェイクアップ待機端末のために構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを取得し、
前記構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフにしたがって、前記ウェイクアップ待機端末のウェイクアップ表示モードを構成し、
前記ウェイクアップ表示モードのオンは、DRX周期の開始時に、前記省電力命令信号に従ってPDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、DRX周期の開始時に、PDCCHを監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、
または、前記ウェイクアップ表示モードのオンは、ページング信号の前に、前記省電力命令信号を監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用され、前記ウェイクアップ表示モードのオフは、前記省電力命令信号を検出せずに、ページング信号のPDCCHを直接監視するように前記ウェイクアップ待機端末を指示するのに使用されることを特徴とする請求項23に記載の端末。
【請求項26】
前記プロセッサは、ブロードキャスト情報、半静的シグナリングまたは動的シグナリングのいずれかを介して前記ネットワーク装置によって構成されたウェイクアップ表示モードのオンまたはオフを受信することを特徴とする請求項25に記載の端末。