IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 梅爾斯特(広東)生物科技有限公司の特許一覧

特開2023-53843ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム
<>
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図1
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図2
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図3
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図4
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図5
  • 特開-ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023053843
(43)【公開日】2023-04-13
(54)【発明の名称】ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの電子タバコのシガレットボム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20230406BHJP
【FI】
A24F40/40
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021163155
(22)【出願日】2021-10-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-01-25
(71)【出願人】
【識別番号】521142863
【氏名又は名称】梅爾斯特(広東)生物科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】王敬
(72)【発明者】
【氏名】呉傑
(72)【発明者】
【氏名】何慶
(72)【発明者】
【氏名】陳兵
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA24
4B162AB12
4B162AB22
4B162AC08
4B162AC41
(57)【要約】      (修正有)
【課題】非燃焼発煙製品の電子タバコのシガレットボムを加熱するためのドローレジスタンス(吸引抵抗調整器)を提供する。
【解決手段】ドローレジスタンスレギュレーターは充実柱体1であり、充実柱体1の縁壁は少なくとも2つの曲面により囲み込んで形成され、前記充実柱体1の軸方向は前記電子タバコのシガレットボムの長さ方向に設置設定されており、前記充実柱体1の縁壁の各曲面と前記電子タバコのシガレットボムの円柱形中空囲込部材の内壁との間には、三日月型気流通路が形成されている。ドローレジスタンスレギュレーターは充実柱体である。充実柱体の縁壁は少なくとも2つの曲面により互いに囲み込んで形成される。その横断面は楕円、ラグビー状またはルーローの三角形とする。縁壁の各曲面と電子タバコのシガレットボムの円柱形中空囲込部材9の内壁との間には、三日月型気流通路2が形成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドローレジスタンスレギュレーターであって、非燃焼発煙製品の電子タバコのシガレット
ボムを加熱するためのドローレジスタンスの調節に用いられ、前記ドローレジスタンスレ
ギュレーターは充実柱体1であり、充実柱体1の縁壁は少なくとも2つの曲面により囲み
込んで形成され、
前記充実柱体1の軸方向は前記電子タバコのシガレットボムの長さ方向に設置されており

前記充実柱体1の縁壁の各曲面と前記電子タバコのシガレットボムの円柱形中空囲込部材
の内壁との間には、三日月型気流通路が形成されている、
ことを特徴とするドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項2】
充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が半楕円形である2つの曲面によって囲み込んで形
成されており、横方向断面は楕円形である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項3】
充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が円弧形となる2つの曲面によって囲み込んで形成
されており、横方向断面は、ラグビーの形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項4】
充実柱体1の縁壁は3つの横方向断面形状が円弧形の曲面により囲み込んで形成されてお
り、横方向の断面形状はルーローの三角形である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項5】
充実柱体1の縁壁の曲面上に1つまたは複数個の凸起点5が備えられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項6】
充実柱体の隣り合う両曲面の間で接合した結合部には、1つまたは複数個の横方向凹溝が
開設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項7】
充実柱体1の中部には、電子タバコのシガレットボムの長さ方向に沿って貫通型のエアホ
ール4が開設されており、エアホール4の数は1つとし、エアホール4の形状は円形、多
角形あるいは他の不規則形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項8】
充実柱体1の材質は、耐高温プラスティック製、PLA(Polylactic aci
d)製、天然植物繊維材製、あるいは金属製とする、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項9】
電子タバコのシガレットボムであって、発煙基材段6と、中空段7と、フィルタ段8と、
円柱形中空囲込部材9とを含み、さらに、請求項1~8のいずれか一項に記載のドローレ
ジスタンスレギュレーターを含み、発煙基材段6、ドローレジスタンスレギュレーター、
中空段7およびフィルタ段8は順次に円柱形中空囲込部材9の中に充填されており、円柱
形中空囲込部材9の発煙基材段6を充填した一端が、紙質シール片10によってシールさ
れる、
ことを特徴とする電子タバコのシガレットボム。
【請求項10】
発煙基材段6には、発煙基材が充填されており、発煙基材は、タバコまたは非タバコの植
物によって製成される顆粒11である、
ことを特徴とする請求項9に記載の電子タバコのシガレットボム。
【請求項11】
発煙基材顆粒11の直径は三日月型気流通路2の最大穴距離より大径とする、
ことを特徴とする請求項10に記載の電子タバコのシガレットボム。
【請求項12】
ドローレジスタンスレギュレーターの充実柱体1軸方向における長度は、円柱形中空囲込
部材9の直径より大径とする、
ことを特徴とする請求項9に記載の電子タバコのシガレットボム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明は、新型タバコの技術分野に関連し、より具体的には、ドローレジスタンスレギュレ
ーター及びそのドローレジスタンスレギュレーターの非燃焼発煙製品の電子タバコのシガ
レットボムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、消費者の間で健康問題に対する重視及びタバコ製品の個性的な体験に対する需要が
ますます高くなりました。タバコ業界は消費者の需要の高まりに応じて、各種の減焦害を
持つタバコを開発しました。このうち、加熱不燃型電子タバコはタバコの加熱方式が伝統
的なタバコ製品と違って、消費者のタバコに対する感覚を満足させながら、より健康的な
吸引体験を提供することができます。
【0003】
既存の加熱不燃電子タバコのシガレットボムは主に煙基材段、中空支持部品、中段、フィ
ルターと小包を含んでいます。その中に中空支持部品はタバコの支えだけではなく、タバ
コの煙が集まって温度を下げる部分を助けます。既存の技術は中空支持素子の管壁を貫通
することによって通風孔を形成し、外の空気を中空支持素子の内部に入れて煙の量を増加
させ、効果的にシガレットエアロゾルの温度を下げる。
【0004】
原因は以下の2点にあります。1、煙エアロゾルと中空支持素子管壁の接触面積が限られて
いて、効果的な冷却ができないからです。2、シガレットエアロゾルが基質を粒子として
形成すると、穴の通気形式が気道詰まりを形成しやすくなり、吸入抵抗が大きくなり、吸
入体験に影響し、気道の流れが悪くなり、ひどい時には発煙基質が持続的に加熱される状
態で、気道杜栓によって外部の冷たい空気吸入量が減少し、焦げを引き起こす場合。3、
シガレットエアロゾルと空気は中空支持素子の中の気流路が直線で、中空支持素子の中で
の滞留時間が短く、シガレットエアロゾルと空気は直接に中空支持素子を通して中空に入
るので、十分な混合ができない。
【0005】
そのため、タバコのエアロゾルの通路の面積と通路の長さを高めて、温度を下げることを
協力して、同時に効果を支持して塞ぎにくくて、効果的に吸い込み抵抗を下げて、とても
良い吸引体験を達成する技術を開発する必要があります。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、上記の不足に対して、ドローレジスタンスレギュレーター及びそのドロ
ーレジスタンスレギュレーターの非燃焼発煙製品の電子タバコのシガレットボムを提供す
ることにあり、従来技術における冷却効果の悪さ、空気の混合が十分でない、吸止抵抗の
影響が吸引体験に及ぼすなどの技術問題を解決することが期待される。
【0007】
上記の技術問題を解決するために、本発明は以下の技術案を採用する。
ドローレジスタンスレギュレーター(吸引抵抗調整器)は、非燃焼発煙製品の電子タバコ
のシガレットボムを加熱するためのドローレジスタンス調節に用いられ、前記ドローレジ
スタンスレギュレーターは充実柱体1であり、充実柱体1の縁壁は少なくとも2つの曲面
により囲み込んで形成され、
前記充実柱体1の軸方向は前記電子タバコのシガレットボムの長さ方向に設置設定されて
おり、
前記充実柱体1の縁壁の各曲面と前記電子タバコのシガレットボムの円柱形中空囲込部材
の内壁との間には、三日月型気流通路が形成されている。
【0008】
好ましくは、充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が半楕円形となる2つの曲面によって
囲み込んで形成されており、横方向断面は楕円形としている。
【0009】
好ましくは、充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が円弧形となる2つの曲面によって囲
み込んで形成されており、横方向断面は、ラグビーの形状である。
【0010】
好ましくは、充実柱体1の縁壁は3つの横方向断面形状が円弧形の曲面により囲み込んで
形成されており、横方向の断面形状はルーローの三角形である。
【0011】
好ましくは、充実柱体1の縁壁の曲面上に1つまたは複数個の凸起点5が備えられている
【0012】
好ましくは、充実柱体の隣り合う両曲面の間で接合した結合部には、1つまたは複数個の
横方向凹溝が開設されている。
【0013】
好ましくは、充実柱体1の中部には、電子タバコのシガレットボム長度方向に沿って貫通
型のエアホール4が開設されており、エアホール4の数は1つとし、エアホール4の形状
は円形、多角形あるいは他の不規則形状である。
【0014】
好ましくは、充実柱体1の材質は、耐高温プラスティック製、PLA(Polylact
ic acid)製、天然植物繊維材製、あるいは金属製とする。
【0015】
また、電子タバコのシガレットボムであって、発煙基材段6と、中空段7と、フィルタ段
8と、円柱形中空囲込部材9とを含み、さらに、請求項1~8のいずれか一項に記載のド
ローレジスタンスレギュレーターを含み、発煙基材段6、ドローレジスタンスレギュレー
ター、中空段7およびフィルタ段8は順次に円柱形中空囲込部材9中に充填されており、
円柱形中空囲込部材9の発煙基材段6を充填した一端が、紙質シール片10によってシー
ルされる。
【0016】
好ましくは、発煙基材段6には、発煙基材が充填されており、発煙基材は、タバコまたは
非タバコの植物によって製成される顆粒11である。
【0017】
好ましくは、発煙基材顆粒11の直径は三日月型気流通路2の最大穴距離より大径とする
【0018】
好ましくは、ドローレジスタンスレギュレーターの充実柱体1軸方向における長度は、円
柱形中空囲込部材9の直径より大径とする。
【0019】
先行技術に比べて、本発明の有益な効果は、以下の通りである。ドローレジスタンスレギ
ュレーター(draw resistance regulator)は充実柱体である
。充実柱体の縁壁は少なくとも2つの曲面により互いに囲み込んで形成される。その横断
面は楕円、ラグビー状またはルーローの三角形とする。縁壁の各曲面と電子タバコのシガ
レットボムの円柱形中空囲込部材の内壁との間には、三日月型気流通路が形成されている
。発煙基材顆粒の直径が三日月型気流通路の最大穴距離(hole spacing)よ
り大きくさせることによって、発煙基材段を支持する機能を発揮している。曲面の弧形面
と円柱内の弧形壁によって形成される通路は、形状的特徴からみると、エア通路の面積が
最大となり、塞ぎ低減の効果がよく、発煙基材段に生じるタバコエアロゾルの通過空間を
最大限まで増大させ得、有効的にドローレジスタンスを低減させ、焦げてしまうという不
都合を減少させ得る。
【0020】
また、充実柱体の縁壁の曲面に1つまたは複数個の凸起点が備えられている。充実柱体の
隣り合う両曲面の間で接合した結合部には、1つまたは複数個の横方向凹溝が開設されて
いる。タバコエアロゾルへの係止機能を発揮できるが、タバコのエアロゾルと紙管の内壁
との摩擦力を向上させる。空気をシガレットボムに吸入する時に充分に混合させ、煙量を
増大させるとともに、エアロゾルの通過距離と時間を増加させ、有効的にエアロゾルの降
温効果を増強させる。
【0021】
なお、充実柱体にエアホールが開設されている。さらに上記の構成と組み合わせて、シガ
レットボムのドローレジスタンスを調節する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施例1におけるドローレジスタンスレギュレーターの構成図である。
図2】本発明の実施例1における電子タバコのシガレットボムの吸込抵抗調整器の断面図である。
図3】本発明の実施例2におけるドローレジスタンスレギュレーターの構成を示す図である。
図4】本発明の実施例3におけるドローレジスタンスレギュレーターの構成図である。
図5】本発明の実施例におけるドローレジスタンスレギュレーターの更なる設計構成図である。
図6】本発明の実施例における電子タバコのシガレットボムの構造の概略図である。
【0023】
[符号の説明]
充実柱体 1
三日月型気流通路 2
横方向凹溝 3
エアホール 4
凸起点 5
発煙基材段 6
中空段 7
フィルタ段 8
円柱形中空囲込部材 9
紙質シール片 10
発煙基材顆粒 11
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面に関連して本発明をさらに説明する。
ドローレジスタンスレギュレーターは、非燃焼発煙製品の電子タバコのシガレットボムを
加熱するためのドローレジスタンス調節に用いられるものとなる。このドローレジスタン
スレギュレーターは充実柱体1である。充実柱体1の縁壁は少なくとも2つの曲面により
囲み込んで形成されている。
【0025】
[実施例1]
図1図2を参考すると、充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が半楕円形となる2つの
曲面によって囲み込んで形成されている。横方向断面は楕円形としている。2つの曲面と
、電子タバコのシガレットボムの外周にある円柱形中空囲込部材8の内壁との間には、2
つの三日月型気流通路2が形成されている。従来における、多角形の直面や、支持部に開
設された溝などを気流通路とする場合と比べて、三日月型気流通路2は、形状的特徴から
みると、エア通路の面積が最大となり、塞ぎ低減の効果がよく、発煙基材段に生じるタバ
コエアロゾルの通過空間を最大限まで増大させ得、有効的にドローレジスタンスを低減さ
せ、焦げてしまうという不都合を減少させ得る。
【0026】
[実施例2]
図3を参考すると、充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が円弧形となる2つの曲面によ
って囲み込んで形成されている。横方向断面は、ラグビーの形状と似ている形状とする。
これは、望ましい形態であるが、三日月型気流通路2を構成すれば効果が最適となる。
【0027】
[実施例3]
図4を参考すると、充実柱体1の縁壁は3つの横方向断面形状が円弧形の曲面により囲み
込んで形成されている。横方向の断面形状はルーローの三角形であり、3つの曲面と、電
子タバコのシガレットボムの外周にある円柱形中空囲込部材8の内壁との間には、3つの
三日月型気流通路2が形成されている。
【0028】
図5を参考すると、充実柱体1の隣り合う両曲面の間で接合した結合部には、1つまたは
複数個の横方向凹溝3が形成されている。その方向が三日月型気流通路2の気流方向と不
一致であり、通路の長度をさらに増大させるようにできている。最も重要なのは、気流の
方向を改変させることにより、タバコエアロゾルへの係止機能を発揮できるが、タバコの
エアロゾルと紙管の内壁との摩擦力を向上させ、エアロゾルの通過距離と時間を増大させ
る。シガレットボムに空気を吸入する時に充分に混合させ、煙量を増大させる。また、一
般的には、喫煙者口内の煙温度が50℃より大きくなると、喫煙フィーリングが悪くなる
が、喫煙者の口に入った煙の温度が37℃となると、喫煙者のフィーリングが最適となる
。横方向凹溝3によって、さらに通路の長度を増大させ、エアロゾルの通過距離と時間を
増加させ、有効的にエアロゾルの降温効果を増強させるようにできている。
【0029】
図5を参考すると、充実柱体1の中部には、電子タバコのシガレットボム長度方向に沿っ
て貫通型のエアホール4が開設されてもよく、エアホール4の数は1つまたは複数個とし
、エアホール4の形状は円形、多角形あるいは他の不規則形状としてもよい。これによっ
て、さらに通路の面積を増大させることができる。さらに上記の構成と組み合わせて、シ
ガレットボムドローレジスタンスを調節する。
【0030】
図5を参考すると、充実柱体1の縁壁の曲面上に1つまたは複数個の凸起点5が備えられ
てもよい。同じく、タバコのエアロゾルへの係止機能をさらに発揮できるが、タバコのエ
アロゾルと紙管の内壁との摩擦力を向上し、気流の通過抵抗を増加し、さらにドローレジ
スタンスを調節することができる。
充実柱体1の材質は、耐高温プラスティック製、PLA(Polylactic aci
d)製、天然植物繊維材製、あるいは金属製とする。一定の耐温特徴を有すべく、変形さ
れ難く、そして支持の機能を発揮する。
【0031】
図6に示すように、電子タバコのシガレットボムは、発煙基材段6と、中空段7と、フィ
ルタ段8と、円柱形中空囲込部材9とを含む。さらに、これらのいずれか1つのドローレ
ジスタンスレギュレーターをも含む。発煙基材段6、ドローレジスタンスレギュレーター
、中空段7およびフィルタ段8は順次に円柱形中空囲込部材9中に充填されている。円柱
形中空囲込部材9の発煙基材段6を充填した一端が、紙質シール片10によってシールさ
れる。
【0032】
ドローレジスタンスレギュレーターの充実柱体1軸方向における長度は、円柱形中空囲込
部材9の直径より大径とする。これによって、ドローレジスタンスレギュレーターが充填
された後、円柱形中空囲込部材9内で返ってしまうことを防止する。
発煙基材段6には、発煙基材が充填されている。発煙基材は、タバコまたは非タバコの植
物によって製成される顆粒11である。主には、タバコまたは非タバコの植物等の芳香族
材材料を粉末化させた後、再び混合させて形成されるものである。顆粒11はさらに円柱
形中空囲込部材9の紙質シール片10側の一端に充填される。
発煙基材顆粒11の直径は三日月型気流通路2の最大穴距離より大径とする。これによっ
て、発煙基材顆粒11が通路に入ってしまうことを防止することができる。そして、ドロ
ーレジスタンスレギュレーターが、中部にて発煙基材を支持する作用も有してなる。充填
された後、発煙基材段6中の発煙基材は、別のところへ移動され得ず、発煙基材段6中に
固定されるようになる。
【0033】
上記以外にも、本明細書で述べられた「一実施形態」、「別の実施形態」、「実施形態」
などは、本実施形態に関連して説明された具体的な特徴、構造、または特徴が本明細書で
概括的に説明された少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。明細書の複数の場
所で同じ表現が現れることは、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。さらに、いず
れかの実施形態に関連して具体的な特徴、構造または特徴を説明する場合、他の実施形態
に関連してこのような特徴、構造または特徴を実現することが主張される。
【0034】
本発明の複数の解釈的実施形態を参照して本発明を説明したが、当業者は他の多くの修正
および実施形態を設計することができ、これらの修正および実施形態は本出願の開示の原
則的範囲および精神の範囲内あることを理解されたい。より具体的には、主題の組み合わ
せレイアウトの構成要素および/またはレイアウトは、本明細書の開示、図面および請求
項の範囲内で様々な変形および改善され得る。構成部品および/または配置の変形および
改良も、当業者にとっては、他の用途も明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-11-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドローレジスタンスレギュレーターであって、非燃焼発煙製品の電子タバコのシガレット
ボムを加熱するためのドローレジスタンスの調節に用いられ、前記ドローレジスタンスレ
ギュレーターは充実柱体1であり、充実柱体1の縁壁は少なくとも2つの曲面により囲み
込んで形成され、
前記充実柱体1の軸方向は前記電子タバコのシガレットボムの長さ方向に設置されており

前記充実柱体1の縁壁の各曲面と前記電子タバコのシガレットボムの円柱形中空囲込部材
の内壁との間には、三日月型気流通路が形成されている、
ことを特徴とするドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項2】
充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が半楕円形である2つの曲面によって囲み込んで形
成されており、横方向断面は楕円形である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項3】
充実柱体1の縁壁は、横方向断面形状が円弧形となる2つの曲面によって囲み込んで形成
されており、横方向断面は、楕円形の形状である
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項4】
充実柱体1の縁壁は3つの横方向断面形状が円弧形の曲面により囲み込んで形成されてお
り、横方向の断面形状はルーローの三角形である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項5】
充実柱体1の縁壁の曲面上に1つまたは複数個の凸起点5が備えられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項6】
充実柱体の隣り合う両曲面の間で接合した結合部には、1つまたは複数個の横方向凹溝が
開設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項7】
充実柱体1の中部には、電子タバコのシガレットボムの長さ方向に沿って貫通型のエアホ
ール4が開設されており、エアホール4の数は1つとし、エアホール4の形状は円形、多
角形あるいは他の不規則形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項8】
充実柱体1の材質は、耐高温プラスティック製、PLA(Polylactic aci
d)製、天然植物繊維材製、あるいは金属製とする、
ことを特徴とする請求項1に記載のドローレジスタンスレギュレーター。
【請求項9】
電子タバコのシガレットボムであって、発煙基材段6と、中空段7と、フィルタ段8と、
円柱形中空囲込部材9とを含み、さらに、請求項1~8のいずれか一項に記載のドローレ
ジスタンスレギュレーターを含み、発煙基材段6、ドローレジスタンスレギュレーター、
中空段7およびフィルタ段8は順次に円柱形中空囲込部材9の中に充填されており、円柱
形中空囲込部材9の発煙基材段6を充填した一端が、紙質シール片10によってシールさ
れる、
ことを特徴とする電子タバコのシガレットボム。
【請求項10】
発煙基材段6には、発煙基材が充填されており、発煙基材は、タバコまたは非タバコの植
物によって製成される顆粒11である、
ことを特徴とする請求項9に記載の電子タバコのシガレットボム。
【請求項11】
発煙基材顆粒11の直径は三日月型気流通路2の最大穴距離より大径とする、
ことを特徴とする請求項10に記載の電子タバコのシガレットボム。
【請求項12】
ドローレジスタンスレギュレーターの充実柱体1軸方向における長さは、円柱形中空囲込
部材9の直径より大径とする、
ことを特徴とする請求項9に記載の電子タバコのシガレットボム。