(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023053893
(43)【公開日】2023-04-13
(54)【発明の名称】深孔ソケット駆動杆
(51)【国際特許分類】
B25B 21/00 20060101AFI20230406BHJP
【FI】
B25B21/00 H
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114419
(22)【出願日】2022-07-16
(31)【優先権主張番号】110136751
(32)【優先日】2021-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】522286621
【氏名又は名称】黄▲シュァン▼佑
(71)【出願人】
【識別番号】520159477
【氏名又は名称】廖秉晟
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】黄▲シュァン▼佑
(72)【発明者】
【氏名】廖秉晟
(57)【要約】
【課題】深孔ソケット駆動杆を提供する。
【解決手段】本発明は、特に、中空管体の頭尾両端部位に2つのスリーブ接続部が設けられ、2つの前記スリーブ接続部の内部には、駆動ヘッドと連結ヘッドとをスリーブ接続するために用いられる2つのスリーブ接続孔溝が設けられ、前記スリーブ接続部の外部には、迅速脱着ナットを螺合固定するために用いられる外ネジ山が設けられ、前記迅速脱着ナットの外端部位に固定キャップが設けられ、前記固定キャップと前記駆動ヘッド及び前記連結ヘッドとの間に対応の内段差縁と位置決め段差縁とが設けられ、前記迅速脱着ナットを利用して、前記固定キャップを前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとに位置決めするように連動し、前記迅速脱着ナットの過度な螺進を回避できるだけでなく、前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとが電動工具の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生をも防止できるものを指す。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スリーブ接続部は、真直な管体である中空管体の頭尾両端に2つ設けられ、前記スリーブ接続部の内部にスリーブ接続孔溝が設けられ、頭端の前記スリーブ接続孔溝は、駆動ヘッドをスリーブ接続するために供され、尾端の前記スリーブ接続孔溝は、連結ヘッドをスリーブ接続するために供され、前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとは、前記スリーブ接続孔溝に対応する部位に結合部が設けられ、前記結合部が前記スリーブ接続孔溝内にスリーブ接続されることにより、前記中空管体は、前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドと一体的に結合されてなり、前記中空管体の前記スリーブ接続部の外部に迅速脱着ナットが螺合固定され、前記迅速脱着ナットの外部に固定キャップが螺合固定され、前記固定キャップと前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとの間に対応の内段差縁と位置決め段差縁とが設けられ、前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドが電動工具の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生を防止することを特徴とする、深孔ソケット駆動杆。
【請求項2】
前記中空管体の前記スリーブ接続孔溝と前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとの前記結合部が円形であり、前記スリーブ接続部の外部に軸心部位に沿って等分配置されている複数個の位置決め凹部が設けられ、前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドは、前記位置決め凹部に対応する部位に位置決め凸部が設けられ、前記位置決め凸部が前記位置決め凹部内にスリーブ接続されることにより、前記中空管体は、前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドと一体的に結合されてなることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項3】
前記中空管体の外部には、手持ち筒体がスリーブ接続されて設けられており、前記手持ち筒体は、前記中空管体の回転に伴って一緒に回転しないようにして、作業者が片手で便利に掴み持てるものとして用いられることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項4】
前記迅速脱着ナットと前記固定キャップとは、一体成形されていることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項5】
前記駆動ヘッドの外端の円周部位には、第1C形止め輪を係合固定するために用いられるリング溝筋が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項6】
前記連結ヘッドの外端の円周部位には、第2C形止め輪を係合固定するために用いられるリング溝筋が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項7】
前記中空管体と2つの前記スリーブ接続部との連繋部位には、前記迅速脱着ナットの継続的な螺入を防止するために用いられる2つの外段差縁が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【請求項8】
前記中空管体の前記スリーブ接続部の外囲には、位置決め面が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の深孔ソケット駆動杆。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、深孔ソケット駆動杆に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般の空調通風管または消防管の取り付け作業工程は、主に天井の適当な位置部位に2つずつ配置されている複数本のボルトが装着されると共に、2つの前記ボルトの間に横方向配置されている支持板が介装され、かつ前記支持板の位置高さを調整した後、再度2つのナットを介して2つの前記ボルトに螺合固定することで、前記支持板上に空調通風管または消防管を架設することができる。
【0003】
前記ボルトの設置位置が比較的に高く、かつ長さも大変長いので、工事業者がもし一般のソケットレンチ工具を使用して前記ナットを螺合固定したり、取り外して下げたりする場合には、持ってきた一台の脚立を上り下りして作業する必要があり、かつ長い距離を置いて前記ナットを緊締したり、緩解したりする必要があり、工事プロセス全体は、非常に面倒で不便であることが明らかになった。そこで、このような前記ボルトと前記ナットとの螺合固定手順について、一種の深孔ソケット駆動杆が開発されている。
【0004】
伝統的な従来の深孔ソケット駆動杆は、主に、まず、適当な長さを持つ直管の頭端に駆動ヘッドが設けられ、前記直管の尾端部位に半田付けや熱溶接などの方式を利用して連結ヘッドが設けられ、次に、研磨艶出しの方法により前記直管を前記連結ヘッドと一体になるように加工成形し、電動工具により前記駆動ヘッドを駆動回転させ、前記ナットを直接組み立てたり、取り外したりするものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
伝統的な従来の深孔ソケット駆動杆では、下記のいくつかの問題と欠点が存在する。
1.前記直管と前記連結ヘッドとの間の真円度及び同心精度が悪く、実際に操作使用する場合には、偏振れ揺動するような状況が発生しやすい。
2.前記直管と前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとは、一体成形されており、異なる寸法・規格の各種のナットを取り外したり、組み立てたりすることに適用することができず、適用範囲が狭隘である。
3.前記直管または前記連結ヘッドの破断時(電動工具の突合せ接続部位)及び前記駆動ヘッドの損耗時(ナットの突合せ接続部位)に、全体を廃棄する必要があり、非常に浪費であり、経済的利益に合致していない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の問題を解決するために応用できる技術手段としては、中空管体の頭尾両端部位に2つのスリーブ接続部が設けられ、2つの前記スリーブ接続部の内部には、駆動ヘッドと連結ヘッドとをスリーブ接続するために用いられる2つのスリーブ接続孔溝が設けられ、前記スリーブ接続部の外部には、迅速脱着ナットを螺合固定するために用いられる外ネジ山が設けられ、前記迅速脱着ナットの外端部位に固定キャップが設けられ、前記固定キャップと前記駆動ヘッド及び前記連結ヘッドとの間に対応の内段差縁と位置決め段差縁とが設けられ、前記迅速脱着ナットを利用して、前記固定キャップを前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとに位置決めするように連動し、前記迅速脱着ナットの過度な螺進(ねじ込み)を回避できるだけでなく、前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとが電動工具の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生をも防止できると同時に、前記中空管体と前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとの間の真円度及び同心精度が高く、実際に操作使用する場合には、偏振れ揺動するような状況を発生することがなく、前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとを迅速に組み立てたり、取り外したりする目的が達成される。
【発明の効果】
【0007】
従来技術に比べて、この発明の作用効果は、以下の通りである。
1.前記中空管体と前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとの間の真円度及び同心精度が高く、実際に操作使用する場合には、偏振れ揺動するような状況を発生することがない。
2.前記中空管体と前記駆動ヘッドまたは前記連結ヘッドとは、分離型であってもよく、異なる寸法・規格の各種の前記駆動ヘッドと前記連結ヘッドとを迅速に脱着することができ、多種のナットを取り外したり、組み立てたりすることに適用され、適用範囲が幅広い。
3.前記中空管体または前記駆動ヘッドの損耗時(ナットの突合せ接続部位)及び前記連結ヘッドの断裂時(電動工具の突合せ接続部位)に、前記駆動ヘッド及び前記連結ヘッドを一組とした一式部材を交換するだけでよく、全体を廃棄する必要がなく、経済的利益にかなり合致している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施例1の正面斜視組合せ図である。
【
図2】本発明の実施例1の背面斜視組合せ図である。
【
図3】本発明の実施例1の斜視分解図、F部拡大図及びY部拡大図である。
【
図6】本発明の実施例1の迅速脱着ナットの螺入作動図である。
【
図7】本発明の実施例1の連結ヘッドのスリーブ接続作動図である。
【
図8】本発明の実施例1の固定キャップの螺入作動図である。
【
図9】本発明の実施例1の迅速脱着ナットの継続的な螺締作動図である。
【
図10】本発明の実施例1の固定キャップの連結ヘッドへの継続的な螺締を示す作動図である。
【
図11】本発明の実施例1のC形止め輪の係合固定作動図である。
【
図12】電動工具に使用される本発明の実施例1の操作を示す平面図である。
【
図13】本発明の実施例2の正面斜視組合せ図である。
【
図14】本発明の実施例2の斜視分解図及びK部拡大図である。
【
図17】本発明の実施例3の斜視分解図、D部拡大図及びW部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0009】
図1~
図5のように、本発明にかかる深孔ソケット駆動杆の実施例1は、中空管体10と、駆動ヘッド20と、連結ヘッド30と、2つの迅速脱着ナット40と、2つの固定キャップ50と、手持ち筒体60とを備える。
【0010】
この実施例1において、前記中空管体10は、真直な管体であり、適当な長さを有し、前記中空管体10の長さは、実際の要求に応じて決定され、前記中空管体10の頭尾両端に2つのスリーブ接続部11が設けられ、頭尾両端の2つの前記スリーブ接続部11の内部には、円形を呈する2つのスリーブ接続孔溝12が設けられ、前記駆動ヘッド20と前記連結ヘッド30とをスリーブ接続するために用いられ、前記スリーブ接続部11の外部には、前記迅速脱着ナット40を螺合固定するために用いられる第1外ネジ山13が設けられ、前記スリーブ接続部11の外部に軸心部位に沿って等分配置されている複数個の位置決め凹部14が設けられ、これによって複数個の前記位置決め凹部14の間に複数個の位置決め面15が形成され、前記中空管体10と2つの前記スリーブ接続部11との連繋部位には、前記迅速脱着ナット40の継続的な螺入を防止するために用いられる2つの外段差縁16が設けられている。
【0011】
前記駆動ヘッド20の頭端部位に駆動溝21が設けられ、前記駆動溝21の形状は、実際の要求に応じて正六角形または正四辺形に作製され、これによって異なる寸法・規格の各種のナットに適用され、前記駆動ヘッド20は、2つの前記位置決め凹部14に対応する部位には、2つの前記位置決め凹部14に位置決めするために用いられる2つの位置決め凸部22が設けられ、前記駆動ヘッド20の外端の円周部位には、前記固定キャップ50を位置決めするために用いられる位置決め段差縁23が設けられ、前記駆動ヘッド20の外端の円周部位には、また、第1C形止め輪C1を係合固定するために用いられるリング溝筋24が設けられている。
【0012】
前記連結ヘッド30の頭端部位には、電動工具1にスリーブ接続される際に係合固定のために用いられる連結杆31が設けられ、前記連結ヘッド30は、2つの前記位置決め凹部14に対応する部位には、2つの前記位置決め凹部14に位置決めするために用いられる2つの位置決め凸部32が設けられ、前記連結ヘッド30の外端の円周部位には、前記固定キャップ50を位置決めするために用いられる位置決め段差縁33が設けられ、前記連結ヘッド30の外端の円周部位には、また、第2C形止め輪C2を係合固定するために用いられるリング溝筋34が設けられている。
【0013】
前記迅速脱着ナット40の内部には、前記中空管体10の前記第1外ネジ山13内に螺合固定されるための第1内ネジ山41が設けられ、前記迅速脱着ナット40の外部の上方部位には、正六角形を呈する駆動部42が設けられ、レンチ工具の噛合により前記迅速脱着ナット40を駆動回転させるために用いられ、前記迅速脱着ナット40の外部の下方部位には、前記迅速脱着ナット40を手で駆動回転させる際に摩擦力を増加するために用いられるローレット部43が設けられ、前記迅速脱着ナット40には、前記駆動部42の前方部位に対応して固定キャップ50を螺合固定するために用いられる第2外ネジ山44が設けられている。
【0014】
前記固定キャップ50は、前記迅速脱着ナット40の前記第2外ネジ山44に対応する部位には、前記固定キャップ50を前記迅速脱着ナット40に螺合固定するために用いられる第2内ネジ山51が設けられ、前記固定キャップ50に内段差縁52が設けられ、前記迅速脱着ナット40の過度な螺進を回避できるだけでなく、前記駆動ヘッド20と前記連結ヘッド30とが電動工具1の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生をも防止できる。
【0015】
前記手持ち筒体60を前記中空管体10に被嵌装着し、前記手持ち筒体60は、前記中空管体10の回転に伴って一緒に回転しないようにして、作業者が片手で便利に掴み持てるものとして用いられる。
【0016】
上記の各部品構造から組み合わせてなる本発明によれば、深孔ソケット駆動杆が提供され、実際の操作応用上は、以下のようにする。
【0017】
図6のように、本発明の組み立て時、使用者は、まず、前記迅速脱着ナット40の前記第1内ネジ山41を前記中空管体10の前記第1外ネジ山13内に螺合固定することだけが必要である。
【0018】
図7のように、次に、前記連結ヘッド30が前記中空管体10の2つの前記位置決め面15上に突き当てるまでに、前記連結ヘッド30の2つの前記位置決め凸部32を前記中空管体10の2つの前記位置決め凹部14内にスリーブ接続して位置決めする。
【0019】
図8のように、そして、前記固定キャップ50が前記迅速脱着ナット40の前記駆動部42上に突き当てるまでに、前記固定キャップ50の前記第2内ネジ山51を前記迅速脱着ナット40の前記第2外ネジ山44内に螺合固定する。
【0020】
図9のように、それから、前記迅速脱着ナット40の前記第1内ネジ山41を継続的に前記中空管体10の前記第1外ネジ山13内に螺合固定し、前記迅速脱着ナット40を利用して、前記固定キャップ50の前記内段差縁52を前記連結ヘッド30の前記位置決め段差縁33上に位置決めするように連動する。
【0021】
図10のように、前記迅速脱着ナット40の前記第1内ネジ山41が前記中空管体10の前記第1外ネジ山13に螺着されると共に、前記外段差縁16に当て付く際に、前記連結ヘッド30の前記リング溝筋34が外部に露出されることとなると同時に、前記迅速脱着ナット40の継続的な螺入を阻止でき、前記迅速脱着ナット40が前記電動工具1の駆動回転を受けることに起因して現れる過度な螺進状態を回避することができる。
【0022】
図11のように、最後に、前記第2C形止め輪C2を前記連結ヘッド30の前記リング溝筋34内に係合固定する。まず、前記連結ヘッド30を利用して前記中空管体10の2つの前記位置決め面15に突き当て、次に、前記固定キャップ50の前記内段差縁52を利用して前記連結ヘッド30の前記位置決め段差縁33上に位置決めし、最後に、前記第2C形止め輪C2を利用して前記固定キャップ50を係合固定し、前記連結ヘッド30が前記電動工具1の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生を防止すると同時に、前記迅速脱着ナット40の前記第1内ネジ山41が前記中空管体10の前記第1外ネジ山13に螺着されると共に、前記外段差縁16に当て付く際に、前記迅速脱着ナット40の継続的な螺入を阻止できることとなり、前記電動工具1が前記連結ヘッド30と前記中空管体10とを駆動回転させるように連動させる場合、前記迅速脱着ナット40の前記第1内ネジ山41の回転に連動させずに、前記中空管体10の前記第1外ネジ山13内にねじ込みすぎないようになっている。
【0023】
一般の空調通風管または消防管の取り付け作業工程は、
図12のように、主に天井の適当な位置部位に2つずつ配置されている複数本のボルト70が装着されると共に、2つの前記ボルト70の間に横方向配置されている支持板71が介装され、かつ前記支持板71の位置高さを調整した後、再度2つのナット72を介して2つの前記ボルト70に螺合固定することで、前記支持板71上に空調通風管または消防管73を架設することができ、使用者は、適当な長さを持つ前記中空管体10を前記ボルト70に位置合わせて突っ込むと共に、前記駆動ヘッド20の前記駆動溝21を利用して前記ナット72内にスリーブ接続することだけが必要であり、次に、前記電動工具1を前記連結ヘッド30の前記連結杆31にスリーブ接続すれば、前記ナット72を直接組み立てたり、取り外したりすることができ、前記駆動ヘッド20と前記連結ヘッド30とが前記電動工具1の振動を受けることに起因する緩脱状況の発生を防止すると同時に、前記中空管体10と前記駆動ヘッド20または前記連結ヘッド30との間の真円度及び同心精度が高く、前記電動工具1を実際に操作使用する場合、深孔ソケット駆動杆が偏振れ揺動するような状況を発生することがない。