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特開2023-53910内燃機関の排気ガス後処理装置及び排気ガス後処理システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023053910
(43)【公開日】2023-04-13
(54)【発明の名称】内燃機関の排気ガス後処理装置及び排気ガス後処理システム
(51)【国際特許分類】
   F01N 3/24 20060101AFI20230406BHJP
   F01N 3/08 20060101ALI20230406BHJP
   F01N 3/28 20060101ALI20230406BHJP
   F01N 3/021 20060101ALI20230406BHJP
   B01J 35/04 20060101ALI20230406BHJP
   B01D 53/94 20060101ALI20230406BHJP
【FI】
F01N3/24 N
F01N3/08 B
F01N3/08 A
F01N3/24 E
F01N3/28 301U
F01N3/021
B01J35/04 301F
B01J35/04 ZAB
B01D53/94 222
B01D53/94 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022151807
(22)【出願日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】10 2021 125 550.3
(32)【優先日】2021-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】510153962
【氏名又は名称】マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー
【氏名又は名称原語表記】MAN ENERGY SOLUTIONS SE
【住所又は居所原語表記】Stadtbachstr.1 86153 Augsburg,GERMANY
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マティアス・ゼンゲン
【テーマコード(参考)】
3G091
3G190
4D148
4G169
【Fターム(参考)】
3G091AA04
3G091AA18
3G091AA19
3G091AA21
3G091AB05
3G091AB06
3G091AB08
3G091BA01
3G091GA06
3G091HA16
3G091HA23
3G091HA26
3G091HA27
3G091HA28
3G091HA46
3G091HB01
3G190AA12
3G190AA14
3G190BA25
3G190CB19
3G190CB25
3G190CB26
4D148AA06
4D148AB02
4D148BB01
4D148BB02
4D148CC08
4D148CC32
4D148DA02
4D148EA04
4G169AA03
4G169CA03
4G169CA08
4G169CA13
4G169CA18
4G169DA06
4G169EA18
4G169EA26
(57)【要約】
【課題】内燃機関の新たな排気ガス後処理装置及び排気ガス後処理システムを提供する。
【解決手段】内燃機関の排気ガス後処理装置(40、53、54、55、56)は、収容ハウジング(41)と、この収容ハウジング(41)内に配置された少なくとも1つの排気ガス後処理ユニット(42)であって、触媒及び/又は微粒子フィルタとして機能するハニカム体(43)と、このハニカム体(43)を取り囲むハニカム体担体(44)とを備え、このハニカム体担体(44)は、ハニカム体(43)の面端部を自由端としている、排気ガス後処理ユニット(42)と、を備え、排気ガス後処理ユニット(42)は、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)、及び各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素(47)を介して、収容ハウジング(41)に予圧されて収容されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容ハウジング(41)と、
該収容ハウジング(41)内に配置された少なくとも1つの排気ガス後処理ユニット(42)であって、触媒及び/又は微粒子フィルタとして機能するハニカム体(43)と、該ハニカム体(43)を取り囲むハニカム体担体(44)とを備え、該ハニカム体担体(44)は、前記ハニカム体(43)の面端部を自由端としている、排気ガス後処理ユニット(42)と、
を備えた内燃機関の排気ガス後処理装置(40、53、54、55、56)において、
前記少なくとも1つの排気ガス後処理ユニット(42)は、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)、及び各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素(47)を介して、前記収容ハウジング(41)に予圧されて収容されている、
ことを特徴とする、排気ガス後処理装置。
【請求項2】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)と、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に対して垂直に作用する第2の予圧要素(47)とが、別個の予圧アセンブリ(48)によって形成され、
別個の予圧アセンブリ(48)の各々は、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)と、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に垂直に作用する複数の第2の予圧要素(47)とを含み、
別個の予圧アセンブリ(48)は、排気ガス後処理ユニット(42)の軸方向の少なくとも一方の反対側端部、すなわち、各々の排気ガス後処理ユニット(42)の前記ハニカム体担体(44)上にプラグ接続されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項3】
前記別個の予圧アセンブリ(48)は単一壁または複数壁であることを特徴とする、ことを特徴とする請求項2に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項4】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)及び/又は各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素(47)は、各々の排気ガス後処理ユニット(42)の前記ハニカム体担体(44)の一体部分として形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項5】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)の前記ハニカム体担体(44)は、単一壁または複数壁である、ことを特徴とする請求項4に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項6】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)は、ベローズ型予圧要素として形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項7】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素(47)が爪状突起として形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項8】
前記爪状突起は、流れ方向に対して90°の角度(α,β)を有する、ことを特徴とする請求項7に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項9】
前記爪状突起は、単一壁または複数壁である、ことを特徴とする請求項7または8に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項10】
各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(46)上のシール面(52)が、各々の排気ガス後処理ユニット(42)を通る流れ方向に対して垂直に配向されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
【請求項11】
内燃機関の排気ガス後処理システム(57、62、64、65、66、67、68)であって、
請求項1~10のいずれか一項に記載の少なくとも1つの排気ガス後処理装置(40、53、54、55、56)を有し、
前記排気ガス後処理システム(57、62、64、65、66、67、68)を排気ラインに接続するための蓋(59)を有している、ことを特徴とする排気ガス後処理システム。
【請求項12】
請求項1~10のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置(40、53、54、55、56)の複数が直列接続されている、ことを特徴とする請求項11に記載の排気ガス後処理システム。
【請求項13】
請求項1~10のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置(40、53、54、55、56)の複数が並列接続されている、ことを特徴とする請求項11または12に記載の排気ガス後処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気ガス後処理装置(exhaust gas after-treatment device)に関する。また、本発明は、内燃機関の排気ガス後処理システム(exhaust gas after-treatment system)に関する。
【0002】
本発明は、シリンダーが少なくとも140mm、特に少なくとも175mmのピストン直径を有する、いわゆる大型内燃機関の分野に関する。このような大型内燃機関は、例えば大型舶用エンジンである。このような大型内燃機関は、ディーゼルエンジン、ガスエンジンまたは二元燃料エンジン(dual-fuel engine)として具体化することができる。二元燃料エンジンでは、液体燃料、特にディーゼル燃料を第1運転状態で燃焼させ、気体燃料、特に天然ガスを第2運転状態で燃焼させることができる。
【背景技術】
【0003】
排気ガス後処理は、大型内燃機関の分野においてもますます重要な役割を担っている。従って、大型内燃機関に使用することができるような排気ガス後処理システムは、特許文献1に記載されている。開示された排気ガス後処理システムは、反応器空間(reactor space)を備え、反応器空間にSCR触媒コンバータが配置されている。このようなSCR触媒コンバータは、平行に接続された排気ガスが流れる複数の排気ガス後処理ユニットを備え、各々の排気ガス後処理ユニットは、ハニカム体担体(honeycomb body carrier)によって保持されるハニカム体を備え、このハニカム体担体は収容ハウジング(receiving housing)内に配置されることが知られている。ハニカム体担体はキャニング(canning)とも呼ばれ、面端部(face-ends)は自由端とされる一方で、それぞれのハニカム体を外側で取り囲んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許出願公開第102016205327号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
今日まで、排気ガス後処理ユニットを収容ハウジング内に配置することは困難を生じていた。これは、排気ガスがハニカム体を完全に流れ、ハニカム体担体と収容ハウジングとの間の間隙を通ってハニカム体を流れないようにすることが多大な努力によって保証されなければならなかったからである。
【0006】
そこで、本発明は、内燃機関の新たな排気ガス後処理装置及び排気ガス後処理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、請求項1に記載の排気ガス後処理装置により解決される。本発明に係る排気ガス後処理装置において、該装置の少なくとも1つの排気ガス後処理ユニットは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素(first preload elements)と、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素(second preload elements)とによって予圧された状態で、収容ハウジング内に収容されている。
【0008】
各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向及び流れ方向に対して垂直に作用する予圧要素によって、排気ガスが少なくとも1つの排気ガス後処理ユニットの少なくとも1つのハニカムを通って導かれ、それぞれのハニカム体のハニカム体担体と収容ハウジングとの間の間隙を通ってハニカム体を通過しないようにすることができる。これは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素と、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に対して垂直に作用する第2の予圧要素とによって、少ない労力で実現することができる。
【0009】
好ましくは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素と、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素とは、別々の予圧アセンブリによって形成され、それぞれの別々の予圧アセンブリは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素と、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に垂直に作用する複数の第2の予圧要素とを含み、別々の予圧アセンブリは、排気ガス後処理ユニットの対向する軸方向端部の少なくとも一方、すなわち各々の排気ガス後処理ユニットのハニカム体担体上にプラグ接続されている(plugged)。特に、予圧要素が、各々の排気ガス後処理ユニットにプラグ接続された別個の予圧アセンブリによって形成されている場合には、予圧アセンブリは再使用することができ、特に、例えば、ハニカム体が詰まってしまい(clogged)、結果として排気ガス後処理ユニットを交換しなければならない場合には再使用することができる。
【0010】
好ましくは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素は、ベローズ型予圧要素(bellows-type preload elements)として形成されている。ベローズ型予圧要素によって、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向における各々の排気ガス後処理ユニットの予圧を容易に且つ有利に提供することができる。
【0011】
好ましくは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に対して垂直に作用する第2の予圧要素は、爪状突起(pawl-like projections)として形成することができる。爪状突起により、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に対して垂直な各々の排気ガス後処理ユニットの予圧を容易且つ確実に与えることができる。
【0012】
好ましくは、爪状突起は、流れ方向に対して90°の角度を有している。特に、爪状突起が流れ方向に対して90°の角度を有している場合には、各々の排気ガス後処理ユニットを予圧要素と共に収容ハウジング内に特に有利に配置することができる。
【0013】
好ましくは、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に作用する第1の予圧要素上のシール面は、各々の排気ガス後処理ユニットを通る流れ方向に対して垂直に配向されている。これは、特に、収容ハウジングにおいて、複数の排気ガス後処理ユニットが直列接続の意味で互いに前後に配置されている場合に有利である。この場合、排気ガス後処理ユニットの領域における製造公差によって、シール面に対するシール効果が損なわれることはない。
【0014】
本発明に係る排気ガス後処理システムは請求項11に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明による内燃機関の排気ガス後処理装置の第1の例示的な実施形態の断面図である。
図2図1の詳細を示す分解図である。
図3】本発明による内燃機関の排気ガス後処理装置の第2の例示的な実施形態の断面図である。
図4図3の詳細を示す図である。
図5図4の詳細の代替である。
図6図3の更なる詳細図である。
図7図6の詳細の代替である。
図8図6の詳細の更なる代替例である。
図9図6の詳細の更なる代替例である。
図10図1または図3の更なる詳細図である。
図11図10の詳細の代替例からの抜粋である。
図12】本発明による内燃機関の排気ガス後処理装置の第3の例示的な実施形態の断面図である。
図13図12の詳細を示す図である。
図14図13の詳細の代替である。
図15】本発明による内燃機関の排気ガス後処理装置の第4の例示的な実施形態の断面図である。
図16】本発明による内燃機関の排気ガス後処理装置の第5の例示的な実施形態の断面図である。
図17】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第1の例示的な実施形態の断面図である。
図18図17の詳細を示す分解図である。
図19】アセンブリとしての図18の詳細図である。
図20】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第2の例示的な実施形態の断面図である。
図21】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第3の例示的な実施形態の断面図である。
図22図21の詳細を示す分解図である。
図23図22の分解図である。
図24】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第4の例示的な実施形態の断面図である。
図25図24のA-A断面である。
図26】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第5の例示的な実施形態の断面図である。
図27図26のB-B断面である。
図28】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの第6の例示的な実施形態の断面図である。
図29図28のC-C断面である。
図30】本発明による内燃機関の排気ガス後処理システムの更なる例示的な実施形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の好ましい更なる発展は、特許請求の範囲及び以下の記載から得られる。以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
本発明は、内燃機関、特に大型の内燃機関の排気ガス後処理装置及び排気ガス後処理システムに関する。大型内燃機関は、特に、ディーゼルエンジン、ガスエンジン又は二元燃料エンジンとして実施することができる船舶用エンジンである。大型内燃機関は、少なくとも140mm、特に少なくとも175mmのピストン直径を有するシリンダーを備えている。
【0018】
図1は、本発明に係る第1の排気ガス後処理装置40の詳細を示す。排気ガス後処理装置40は、収容ハウジング41を備えており、本実施形態では、複数の排気ガス後処理ユニット42が収容ハウジング41内に配置されている。図1には、前後に直列に接続された2つの排気ガス後処理ユニット42が示されており、これらはいずれも収容ハウジング41内に配置されている。
【0019】
本実施形態では、収容ハウジング41は筒状(tube-like)に形成されている。収容ハウジング41または収容ハウジング41内に配置された排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向は、収容ハウジング41の軸方向に延びている。特に、筒状の収容ハウジング41及び収容ハウジング41内に配置された排気ガス後処理ユニット42が断面円形に形成されている場合には、収容ハウジング41又は収容ハウジング41内に配置された排気ガス後処理ユニット42の径方向は、それを通る流れ方向に対して垂直に延びている。収容ハウジング41及び排気ガス後処理ユニット42の断面は、矩形、正方形、楕円形等であっても良い。
【0020】
各々の排気ガス後処理ユニット42は、触媒及び/又は微粒子フィルタ(particulate filter)として機能しているハニカム体43と、ハニカム体43を外側に取り囲むハニカム体担体44とを備えており、ハニカム体担体44はハニカム体43の面端部を自由端としている。ハニカム体担体44は、キャニング(canning)とも呼ばれる。図1及び図2によれば、そこに示された排気ガス後処理ユニット42のハニカム体43とハニカム体担体44との間に繊維マット(fibre mat)45が配置されている。繊維マット45はまた、それぞれのハニカム体43の自由な面端部を残し、それらは排気ガスのための入口側及び出口側を画定している。
【0021】
各々の排気ガス後処理ユニット43は、予圧要素によって予圧されて収容ハウジング41内に収容されている。
【0022】
従って、各々の排気ガス後処理ユニット42は、排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素46及び各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素47の両方により予圧された状態で収容ハウジング41内に配置されている。予圧要素46、47は、収容ハウジング41内の各々の排気ガス後処理ユニット42を流れ方向に且つ流れ方向に対して垂直に弾性的に予圧している。
【0023】
図1及び図2に示す好ましい例示的な実施形態では、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る/または軸方向の流れ方向に作用する第1の予圧要素46と、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る/または径方向の流れ方向に垂直に作用する第2の予圧要素47とは、別個の予圧アセンブリ48によって形成されている。
【0024】
これらの別個の予圧アセンブリ48は、特に図2の分解図から把握することができる。それぞれの別個の予圧アセンブリ48は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素46と、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に垂直に作用する複数の第2の予圧要素47とを含む。
【0025】
図1及び図2において、別個の予圧アセンブリ48は、各々の排気ガス後処理ユニット42の軸方向両端において各々の排気ガス後処理ユニット42上に、すなわち各々の排気ガス後処理ユニット42のハニカム体担体44上に、再び、それぞれのハニカム体43の面端部を自由端とした状態でプラグ接続されている。この面端部は、それぞれのハニカム体43、従って浄化される排気ガスのための各々の排気ガス後処理ユニット42の入口側及び出口側として作用している。
【0026】
特に、収容ハウジング41が流れ方向から見て断面が円形に形成されている場合には、排気ガス後処理ユニット42及び別個の予圧アセンブリ48も断面が円形に形成されている。この場合、複数の第2の予圧要素47は、半径方向に予圧するために作用し、予圧要素48の円周上に分散されている。
【0027】
収容ハウジング41及び排気ガス後処理ユニット42の断面輪郭は、長方形、正方形、楕円形等とすることもできる。
【0028】
図1及び図2に示す好ましい例示的な実施形態では、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素46は、ベローズ型予圧要素として形成されている。
【0029】
各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して垂直に作用する第2の予圧要素47は、それぞれの予圧アセンブリ48から半径方向外側に曲げられた爪状突起として形成されている。これらの第2の予圧要素47は、爪状突起として優先的に形成され、収容ハウジング41の内壁49に支持されている。
【0030】
第1の予圧要素46は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に作用し、優先的にベローズとして形成され、特に、別の排気ガス後処理ユニット42が一の排気ガス後処理ユニット42に続く場合には、隣接する排気ガス後処理ユニット42の隣接する第1の予圧要素46上でそれ自体を支持している。あるいは、ベローズ状に形成されたこれら第1の予圧要素46は、内側に半径方向に延びる収容ハウジング41の突出部50に支持されている。
【0031】
図2から明らかなように、別個の予圧アセンブリ48には、径方向外側に設定された第2の予圧要素47だけでなく、径方向内側に設定された第3の予圧要素51も形成されている。半径方向内側に設定されたこれら第3の予圧要素51は、別個の予圧アセンブリ48内の排気ガス後処理ユニット42を予圧された状態で受け入れる役割を果たす。半径方向内側にセットされたこれらの予圧要素51は、それに応じて、各々の排気ガス後処理ユニット42のハニカム体担体44に弾性的に支持されている。
【0032】
図1によれば、流れ方向に作用する第1の予圧要素46上のシール面52は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して垂直に延びている。これは、排気ガス後処理ユニット42の領域における製造公差が、隣接する排気ガス後処理ユニット42の隣接する第1の予圧要素46間のシール効果に悪影響を及ぼすことを回避するために有利である。
【0033】
図3は、その基本構造に関して図1の排気ガス後処理装置40に対応する本発明による第2の排気ガス後処理装置53の断面図を抜粋して示す。このため、同じアセンブリには同じ参照番号が使用され、図3の排気ガス後処理装置53と図1の排気ガス後処理ユニット40とが異なる詳細については、図3を参照して以下に説明する。図1の例示的な実施形態では、第1の予圧要素46及び第2の予圧要素47は両方とも別個の予圧アセンブリ48によって提供されるが、図3の例示的な実施形態では、第1の予圧要素46及び第2の予圧要素47もハニカム体担体44従ってキャニングの一体部分として形成されている。従って、個々のアセンブリの数は減少するが、予圧要素46、47は、排気ガス後処理ユニット42を交換する際に再利用することはできない。
【0034】
隣接する排気ガス後処理ユニット42の隣接する第1の予圧要素46の領域における図3の詳細を示す図4から、第1の予圧要素46のシール面52が排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して垂直に延びていることが明らかである。
【0035】
これに対し図5は、図4の詳細に対する変形例を示しており、隣接する排気ガス後処理ユニット42の隣接する第1の予圧要素46のシール面52は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して垂直には延びておらず、むしろ流れ方向に垂直に延びる半径方向に対して斜めに設定されている。
【0036】
図6図11は、第2の予圧要素47の詳細及び可能な実施形態を示す。従って、図6に示す第2の予圧要素47は、ハニカム体担体44すなわちキャニングの一体部分であり、ハニカム体担体44及び爪状突起として形成された第2の予圧要素47の両方がそれぞれ単一壁で形成されていることが分かる。これに対し図7は、ハニカム体担体44が複数壁すなわち2壁で形成され、爪状突起として形成された第2の予圧要素47が単一壁に形成された本発明の構成を示している。更なる変形例を示す図8では、ハニカム体担体44及び図示された第2の予圧要素47の両方が、それぞれ複数壁で形成されている。図6図7及び図8に示す変形例のうち、図7の変形例は、繊維マット45がその軸方向範囲全体にわたってハニカム収容体(honeycomb receiving body)44によって支持され、その上に第2の予圧要素47を容易に形成できるという利点を有している。
【0037】
図6図7及び図8は、ハニカム体担体44の一体部分として形成された第2の予圧要素47に関するが、図6図7及び図8の変形例は、図1の排気ガス後処理装置40と共に使用することもできることが指摘される。ここで、単一壁または複数壁の特徴は、ハニカム体担体44に関連するのではなく、むしろ予圧要素46及び47を提供する別個の予圧アセンブリ46に関連する。
【0038】
図9は、図6の変形例を示しており、ここに示す第2の予圧要素47は、単一壁でブリッジ状に形成されている。これもまた、ハニカム体担体44の一体部分である。図7及び図8の複数壁の特徴は、図9にも用いることができる。第2の予圧要素47もまた、図1の例示的な実施形態においてブリッジ形態で実施することができる。
【0039】
図10は、別個の予圧アセンブリ48または第2の予圧要素47の領域におけるハニカム体担体44の展開を示す。図10では、単に第2の予圧要素47が示されており、これらは半径方向外側にセットされ、設置された状態で収容ハウジング41の内面49に対して位置している。これらの第2の予圧要素47は、既に説明したように、好ましくは爪状突起であり、これらの爪状突起は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して角度αまたは角度βを有している。各々の排気ガス後処理ユニット42の入口側端部の領域において、第2の予圧要素47は、角度αを含み、出口側端部の領域において、第2の予圧要素47は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に対して角度βを含み、図10による爪状突起は、優先的に互いに反対であるか、または互いに180°だけずれている。角度α及び角度βは同じ大きさであっても良いが、大きさが異なっていても良い。
【0040】
特に好ましい態様は、角度α及び角度βの両方がそれぞれ90°である態様である。この場合、第2の予圧要素47はまた、有利な方法で、排気ガス後処理ユニット47の収容ハウジング41への導入斜面(introduction ramps)を形成している。
【0041】
図12は、本発明による排気ガス後処理装置54の第3の例示的な実施形態を示す。図1の例示的な実施形態と同じ参照番号が、図12の例示的な実施形態の同じアセンブリにも使用されている。図12の例示的な実施形態では、第2のクランプ要素47は、爪状突起として形成され、収容ハウジング41の壁49に当接するようになっており、ハニカム体担体44、従ってキャニングとの一体部分である。ここで、図12の例示的な実施形態は、図3の例示的な実施形態に対応している。しかしながら、排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に作用する第1の予圧要素46は、図1と同様に、図12においても別個のアセンブリとして具体化されているが、図1とは対照的に、別個の第1の予圧要素46は、各々の排気ガス後処理ユニット42の軸方向両端にプラグ接続されるのではなく、単に同ユニットの軸方向一端にプラグ接続されているに過ぎない。
【0042】
図13は、2つの隣接する排気ガス後処理ユニット42の領域における図6の詳細を示す。ここで、図13によれば、図13に示す第1の予圧要素46と、隣接する排気ガス後処理ユニット42のハニカム体担体44の隣接部分との間のシール面52は、流れ方向と直交する半径方向に対して斜めに設定されている。図13の詳細の変形例を示す図14も、シール面52のこのような傾斜位置を示しているが、図13とは対照的に、シール面52は隣接する排気ガス後処理ユニット42の方向に傾斜しており、図13に示すようにシール面52から離れる方向には傾斜していない。
【0043】
図15及び図16は、排気ガス後処理装置55及び56の更なる例示的な実施形態を示す。図15及び図16の排気ガス後処理ユニット55及び56は、基本的に、図3の排気ガス後処理ユニット53に対応し、図15及び図16では、第1の予圧要素46及び第2の予圧要素47も、従って、ハニカム体担体44、従ってそれぞれのキャニングの一体部分として形成されている。
【0044】
しかしながら、図15及び図16の例示的な実施形態は、各々の排気ガス後処理ユニット42を通る流れ方向に有効な第1の予圧要素46がベローズ状に形成されるのではなく、むしろハニカム体担体44の対応する壁厚によって形成されるという点で、図3の例示的な実施形態と異なる。
【0045】
図15及び図16の例示的な実施形態は、図16において、隣接する排気ガス後処理ユニット42が第1の予圧要素46の領域において互いに直接シールしておらず、むしろ内側に半径方向に突出する収容ハウジング41の突出部50に対してシールしている点で、図15及び図16の例示的な実施形態と異なる。
【0046】
図17は、図3による2つの排気ガス後処理装置53を含む、本発明による排気ガス後処理システム57の第1の例示的な実施形態を示す。2つの排気ガス後処理装置53は、それぞれ収容ハウジング41と、収容ハウジング41内に配置された2つの排気ガス後処理ユニット42とを備えている。
【0047】
2つの排気ガス後処理装置53は、直列に接続されている。従って、図17の排気ガス後処理部57を流れる排気ガスは、全ての排気ガス後処理部42を流れる。図17の排気ガス後処理システム57は、シングルフロー型である。
【0048】
図17によれば、ハウジング58が2つの排気ガス後処理装置53間に接続されており、この装置は、例えば温度センサまたは圧力センサ等のセンサを受け入れる役割を果たしている。代替的又は追加的に、ハウジング58は、例えば、還元剤を排気ガス流に導入するための装置を受け入れることができる。ハウジング58は、煤ブロワ(soot blower)を受け入れることもできる。
【0049】
互いに反対側に面した2つの排気ガス後処理装置53の端部には蓋59が続き、蓋59を介して排気ガス後処理システム57を排気ライン(図示せず)に接続することができる。
【0050】
図18及び図19は、図17に示す排気ガス後処理装置53の1つの収容ハウジング41と蓋59の1つとの接続の詳細を示す。蓋59(図18参照)が取り外されると、対応する排気ガス後処理ユニット42の対応する端部は、所定の予圧ストロークVHで流れ方向に収容ハウジング41から突出している。
【0051】
装着された蓋59(図19参照)では、流れ方向に有効な収容ハウジング41内に配置された排気ガス後処理ユニット42の予圧要素46は、蓋59のフランジ60が収容ハウジング41のフランジ61に当接し、次いで蓋59と収容ハウジング41とを例えばネジ結合によって互いに接続するように圧縮されている。
【0052】
図20は、単に単一の排気ガス後処理装置53を含む第2の排気ガス後処理システム62の断面図であり、蓋59がその両側に直接続いている。
【0053】
図20において、中間ディスク63は、収容ハウジング41のフランジ61と蓋59のフランジ60との間で排気ガス後処理装置53の左端に使用され、蓋59を収容ハウジング41に接続し、第1の予圧要素46を圧縮している。中間ディスク53によって、流れ方向の予圧力を調節することができる。
【0054】
図21図22及び図23は、図12による排気ガス後処理装置54を備えた第3の排気ガス後処理システム64の詳細を示す。しかしながら、残りの全ての詳細に関しては、図21図22及び図23の例示的な実施形態は、図20の例示的な実施形態に対応し、収容ハウジング41への蓋59の接続に関しては、図18及び図19の例示的な実施形態の詳細に対応するので、同じ参照番号が同じアセンブリに対して使用され、上述の説明を参照することができる。
【0055】
図17図23において、図1及び図2の排気ガス後処理装置40は、図15及び図16の排気ガス後処理装置55、56と同様に、排気ガス後処理システムに設置することもできることが指摘される。
【0056】
図17図23はそれぞれシングルフロー排気ガス後処理システム57、62、64を示し、図24及び図25図26及び図27図28及び図29並びに図30はそれぞれ、マルチフロー排気ガス後処理システム65、66、67及び68の異なる図を示す。図24及び図25は、図1に従って並列に接続された5つの排気ガス後処理装置40を全体として含むマルチフロー排気ガス後処理システム65の例示的な実施形態を示すが、図24及び図25では、3つの排気ガス後処理ユニット42がそれぞれの収容ハウジング内で互いに直列に接続されており、図1及び図2のように単に2つの排気ガス後処理ユニット42ではない点が異なる。
【0057】
図24及び図25において、共通蓋59はそれぞれ、並列に接続された5つの排気ガス後処理装置40のそれぞれの端部に隣接している。ここで、図24及び図25において、左蓋59のフランジ60と収容ハウジング41のフランジ61との間には、並列接続された全ての排気ガス後処理装置40の全ての収容ハウジング41に共通の締付蓋(clamping lid)69が採用されており、図20の中間ディスク63の機能も兼ねている。
【0058】
これに対して、図28及び図29は、排気ガス後処理システム67を示しており、左蓋59と排気ガス後処理装置40の収容ハウジング41との間に、各々の排気ガス後処理装置40毎に個別の締付蓋69が設けられている。
【0059】
図24及び図25並びに図28及び図29の各々の排気ガス後処理システム65及び67において、流入側及び流出側は、各々の排気ガス後処理システム65、67の対向する端部に配置されている。これに対し、図26及び図27は、排気ガス後処理システム26の流入側及び流出側が排気ガス後処理システム66と同じ端部又は同じ側に形成された排気ガス後処理システム66を示している。
【0060】
図26及び図27では、4つの排気ガス後処理装置40が並列に、すなわち蓋59間に接続されている。図24及び図25において、一方の蓋59が各々の排気ガス後処理システムの入口側を形成し、反対側の蓋59が出口側を形成しているが、図26及び図27の例示的な実施形態における入口側及び出口側は、それぞれ図6の右の蓋59に設けられている。反対側の蓋59では、排気ガスの流れの反転が行われる。排気ガスのこのような流れの反転は、特許文献1から既に知られている。図26及び図27の排気ガス後処理システム66を通る排気ガス流は、図26に矢印によって示されている。
【0061】
図30は、排気ガス後処理システム68を示しており、このシステムでは、2つの排気ガス後処理装置40が互いに直列に並んで配置され、複数のこのような直列接続が2つの蓋59の間に互いに平行に配置されている。ここで、センサシステムを受け入れるため、または煤ブロワを受け入れるため、または還元剤の導入装置を受け入れるためのハウジング58は、図17に一致して、直列に接続された2つの排気ガス後処理装置40の間に配置することができる。図30において、排気ガスの流れ伝導は、図24及び図25若しくは図26及び図27のいずれかのように実施することができる。
【0062】
特に、収容ハウジング41内に複数の排気ガス後処理ユニット42が配置されている場合、及び/又は特に複数の排気ガス後処理装置が直列に接続されている場合には、直列に接続された排気ガス後処理ユニット42は、同一のようにも異なるようにも実施することができる。従って、例えば図17の例示的な実施形態において、2つの左排気ガス後処理ユニット42が微粒子フィルタとして実施され、2つの右排気ガス後処理ユニット42がSCR触媒コンバータ又はNOx貯蔵触媒コンバータとして実施されることが可能である。また、排気ガス後処理ユニット42の位置を自由にして、そこに空間ホルダを配置するだけで、排気ガス後処理機能を発揮しないようにしても良い。
【0063】
予圧要素46、47に対する予圧力は、特に、材料の選択によって、及び/又は壁厚によって、及び/又は幾何学的形状によって、及び/又は予圧要素46、47の壁の数によって調整することができる。先に説明したように、予圧要素46、47は、単一壁または複数壁で実施することができる。
【0064】
ベローズ型予圧要素46では、ベローズ又は波形(corrugation)の数を変えることができる。爪状の予圧要素47では、爪の数を変えることができる。
【0065】
上述した収容ハウジング41、排気ガス後処理ユニット42、ハウジング58及び蓋59の構成要素から、排気ガス後処理システムを必要に応じて拡張することができる。収容ハウジング41及び排気ガス後処理ユニット42は、粗い公差で実施することができる。予圧要素26、27は、このような公差を補償している。予圧要素26、27は更に、振動減衰機能を提供し、排気システム内の振動を低減している。
【符号の説明】
【0066】
40 排気ガス後処理装置
41 収容ハウジング
42 排気ガス後処理装置
43 ハニカム体
44 ハニカム体担体
45 繊維マット
46 第1の予圧要素
47 第2の予圧要素
48 予圧アセンブリ
49 内面
50 突出部
51 第3の予圧要素
52 シール面
53 排気ガス後処理装置
54 排気ガス後処理装置
55 排気ガス後処理装置
56 排気ガス後処理装置
57 排気ガス後処理システム
58 ハウジング
59 蓋
60 フランジ
61 フランジ
62 排気ガス後処理システム
63 中間ディスク
64 排気ガス後処理システム
65 排気ガス後処理システム
66 排気ガス後処理システム
67 排気ガス後処理システム
68 排気ガス後処理システム
69 締付蓋
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
【外国語明細書】