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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023054126
(43)【公開日】2023-04-13
(54)【発明の名称】剃毛かみそりカートリッジ
(51)【国際特許分類】
   B26B 21/14 20060101AFI20230406BHJP
   B26B 21/22 20060101ALI20230406BHJP
【FI】
B26B21/14 A
B26B21/22 Z
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023024023
(22)【出願日】2023-02-20
(62)【分割の表示】P 2020548945の分割
【原出願日】2019-03-20
(31)【優先権主張番号】62/650,375
(32)【優先日】2018-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】316015877
【氏名又は名称】ザ ジレット カンパニー リミテッド ライアビリティ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE GILLETTE COMPANY LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マシュー マイケル ロング
(57)【要約】
【課題】ブレードプラットフォームを有するハウジングを有する剃毛かみそりカートリッジの提供。
【解決手段】第1のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、鈍角の挟角を画定する第1の壁及び第2の壁によって形成された前壁を有する。第2のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、第1のブレード保持部材の前壁に対向する後壁を有する。後壁は、鈍角の挟角を画定する第1の壁及び第2の壁を有する。ブレード部材は、前壁と後壁との間に位置付けられている。第2の壁は、約0.2mm~約1.0mmの接触長さを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
剃毛かみそりカートリッジであって、
ブレードプラットフォーム(66)を有するハウジングと、
前記ブレードプラットフォーム上に位置付けられる第1のブレード保持部材(72)であって、第1の横方向端部(86)と、第2の横方向端部(88)と、ブレード支持領域(90)と、を有する前壁(84)を有する、第1のブレード保持部材(72)と、
前記ブレードプラットフォーム上に位置付けられる第2のブレード保持部材(74)であって、前記第2のブレード保持部材は、前記第1のブレード保持部材の前記前壁(84)に対向する後壁(92)を有し、前記第2のブレード保持部材の前記後壁は、第1の横方向端部(94)と、第2の横方向端部(96)と、ブレード支持領域(98)と、を有する、第2のブレード保持部材(74)と、
前記前壁(84)の前記第1の横方向端部(86)は、前記後壁(92)の前記第1の横方向端部(94)から第1の垂直距離(d1)だけ離間され、
前記前壁(84)の前記第2の横方向端部(88)は、前記後壁(92)の前記第2の横方向端部(96)から第2の垂直距離(d2)だけ離間され、
前記前壁(84)の前記ブレード支持領域(90)は、前記前壁(92)の前記ブレード支持領域(98)から前記第1の垂直距離および前記第2の垂直距離よりも小さい第3の垂直距離(d3)だけ離間されている、剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項2】
前記第1の垂直距離は、0.40mm~1.8mmである、請求項1に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項3】
前記第2の垂直距離は、0.40mm~1.8mmである、請求項2に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項4】
前記第3の垂直距離は、0.07mm~0.38mmである、請求項1に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項5】
前記第3の垂直距離は、0.07mm~0.38mmである、請求項3に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項6】
第1の表面(62)と第2の表面(64)とを有するブレード部材(30)を更に備える、請求項1に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項7】
前記第1のブレード保持部材(72)の前記ブレード支持領域(90)は、前記ブレード部材(30)の第1の表面(62)に対向する、請求項6に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項8】
前記第1のブレード保持部材(72)の前記ブレード支持領域(90)は、前記ブレード部材(30)の第1の表面(62)に接触する、請求項6に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項9】
前記第2のブレード保持部材(74)の前記ブレード支持領域(98)は前記ブレード部材(30)の第2の表面(64)に対向する、請求項7に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項10】
前記第2のブレード保持部材(74)の前記ブレード支持領域(98)は、前記ブレード部材(30)の第2の表面(64)に接触する、請求項7に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項11】
前記ブレード部材(30)は、前記ハウジング(12)により支持される1.5~2.5mmの支持部高さ(SH1)を有する、請求項6に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項12】
前記ブレード部材(30)は、基部(50)、刃先(40)、および前記刃先(40)と前記基部(50)との間に位置付けられる湾曲部(60)を有する、請求項6に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項13】
前記ブレード支持部材(72)は、0.75mm~1.25mmの幅(w1)を有し、前記ブレード支持部材(74)は、0.75mm~1.25mmの幅(w2)を有する、請求項1に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項14】
前記ブレード支持部材(72)は、1mm~3mmの長さ(L1)を有し、前記ブレード支持部材(74)は、1mm~3mmの長さ(L2)を有する、請求項1に記載の剃毛かみそりカートリッジ。
【請求項15】
前記長さ(L1)に対する前記ブレード支持領域(90)の接触長さの比は1:3~1:5である、請求項14に記載の剃毛かみそりカートリッジ(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、湿式剃毛安全かみそりに関し、更に詳細には、1枚以上のブレードをハウジングに保持し、かつ/又はしっかりと固定するためのハウジングを有する剃毛かみそりカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
概して、安全かみそりのカートリッジ又はブレードユニットは、カートリッジが取り付けられたハンドルによって、剃毛される皮膚の表面にわたって動かされる、刃先を有する少なくとも1枚のブレードを有する。一部の剃毛かみそりには、ハンドルに対して枢動し、剃毛中に皮膚の輪郭に沿って移動する、ばね付勢されたカートリッジが備わっている。カートリッジは、ブレードの切れ味が不十分な程度にまで低下した時点で、カートリッジを新しいカートリッジに交換することができるように、ハンドルに取り外し可能に装着されてもよく、あるいは、ブレードの切れ味が鈍くなった時点でかみそり全体を廃棄することを想定して、ハンドルに恒久的に取り付けられてもよい。かみそりカートリッジは通常、剃毛中にブレードの前方の皮膚と接触するガードと、ブレードの後方の皮膚と接触するキャップと、を含む。キャップ及びガードは、いわゆる「剃毛ジオメトリ」、すなわち、剃毛中の皮膚に対するブレードの向き及び位置を決定するパラメータを確立する助けとなり、このパラメータは、かみそりの剃毛性能及び有効性に大きく影響することがある。キャップは、抵抗を低減し快適性を高める、水滲出性の剃毛補助剤を含んでもよい。ガードは、一般に剛性を有するものであってもよく、例えば、ブレードの支持を提供するフレーム又はプラットフォーム構造体と一体的に形成されてもよい。ガードはまた、より軟質のエラストマー材を含んで、皮膚の引き延ばしを改善させ得る。
【0003】
湿式剃毛かみそりは、湾曲したブレード支持部材にブレードを溶接する必要がない単体のブレード部材を含むように長年にわたって開発されてきた。このような単体のブレード部材は、通常は以前の湾曲したブレード支持部材よりも薄い。単体のブレード部材は、剃毛中にキャップ-ガード方向に動く傾向があるため、剃毛ストロークを繰り返す過程で、単体のブレード部材をハウジング内にしっかりと保持することが難しいことが多い。剃毛ストローク中に単体のブレード部材が動くことで、剃毛の効率が低下し、切り傷及び切れ目が増すことがある。また、同じような問題が、溶接したブレード組立体(すなわち、湾曲したブレード支持体にブレードを溶接したもの)でも起こり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのため、剃毛ストローク中のブレードの動きを最小に抑えるハウジングを有する安全剃毛かみそりに対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様では、本発明は、概して、ブレードプラットフォームを有するハウジングを有する剃毛かみそりカートリッジを特徴とする。第1のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、第1の横方向端部と、第2の横方向端部と、第1のブレード保持部材の第1の横方向端部と第2の横方向端部との間のブレード支持領域と、を有する前壁を有する。第2のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、第1のブレード保持部材の前壁に対向する後壁を有する。後壁は、第1の横方向端部を有する。第2のブレード保持部材は、第1のブレード保持部材の前壁に対向する後壁を有する。後壁は、第1の横方向端部と、第2の横方向端部と、第2のブレード保持部材の後壁の第1の横方向端部と第2の横方向端部との間のブレード支持領域と、を有する。第1の横方向端部は、第1の垂直距離だけ離間されている。第2の横方向端部は、第2の垂直距離だけ離間されている。ブレード支持領域は、第1の垂直距離よりも小さい第3の垂直距離だけ離間されている。
【0006】
別の態様では、本発明は、概して、ブレードプラットフォームを有するハウジングを有する剃毛かみそりカートリッジを特徴とする。第1のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、鈍角の挟角を画定する第1の壁及び第2の壁によって形成された前壁を有する。第2のブレード保持部材は、ブレードプラットフォーム上に位置付けられ、第1のブレード保持部材の前壁に対向する後壁を有する。後壁は、鈍角の挟角を画定する第1の壁及び第2の壁を有する。ブレード部材は、前壁と後壁との間に位置付けられている。第2の壁は、約0.2mm~約1.0mmの接触長さを有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の他の特徴及び利点、並びに本発明自体は、添付の図面と併せて読むときに、種々の実施形態の以下の説明から、より完全に理解することができる。
図1】本発明の1つの可能な実施形態による剃毛かみそりカートリッジの斜視図である。
図2】全体的に図1の線2-2に沿って切り取られた剃毛かみそりカートリッジの断面図である。
図3図1の剃毛かみそりカートリッジに組み込むことができる複数のブレード部材を有するハウジングの第1の可能な実施形態の上面図である。
図4A図3の第1のブレード保持部材の上面図である。
図4B図3の第2のブレード保持部材の上面図である。
図5図3のブレードプラットフォームの上面図である。
図6図4Aの第1のブレード保持部と図4Bの第2のブレード保持部材との間に位置付けられたブレード部材の上面図である。
図7A】第1のブレード保持部材の第2の可能な実施形態の上面図である。
図7B】第2のブレード保持部材の第2の可能な実施形態の上面図である。
図8】ブレードプラットフォームの第2の可能な実施形態の上面図である。
図9図1の剃毛かみそりカートリッジに組み込むことができる複数のブレード部材を有するハウジングの第2の可能な実施形態の上面図である。
図10図7Aの第1のブレード保持部と図7Bの第2のブレード保持部材との間に位置付けられたブレード部材の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照すると、剃毛かみそりカートリッジ10の斜視図が示されている。剃毛かみそりカートリッジ10は、ハンドル(図示せず)に装着することができる。剃毛かみそりカートリッジ10は、ハンドルに取り外し可能に装着さてもよく、又はハンドルに恒久的に装着されてもよい。例えば、剃毛かみそりカートリッジ10は、ブレードの切れ味が不十分な程度にまで低下した時点で、剃毛かみそりカートリッジ10を新しい剃毛かみそりカートリッジ10に交換することができるように、ハンドルに取り外し可能に装着されてもよく、あるいは、ブレードの切れ味が鈍くなった時点でかみそり全体を廃棄することを想定して、ハンドルに恒久的に取り付けられてもよい。剃毛かみそりカートリッジは、ハウジング12を含んでいてもよい。ハウジング12は、剛性プラスチックから成形されてもよいし、あるいは金属などのその他の材料から製造されてもよい。ハウジングの前部16にガード14が位置付けられていてもよく、ハウジング12の後部20にキャップ18が位置付けられていてもよい。ガード14は、通常、剛性プラスチック(例えば、ハウジング10と同じ材料)で形成できる単体の成形部材である。特定の実施形態では、キャップ18は、剃毛ストローク中に放出される1種類以上の潤滑剤を含んでいてもよい。
【0009】
1つ以上のブレード部材22、24、26、28及び30が、キャップ18とガード14との間(すなわち、キャップ18の前方かつガード14の後方)でハウジング12に装着されてもよい。ブレード部材22、24、26、28及び30はそれぞれ、実質的にガード14の方を向いている刃先32、34、36、38及び40を有していてもよい。第1のブレード部材22は、ガード14に最も近くてもよく、第2のブレード24は、ガード14に次に最も近くてもよく、このようにして第5のブレード30まで続き、第5のブレード30は、ガード14から最も離れている。5つのブレード部材22、24、26、28及び30が示されているが、ハウジング12は、剃毛かみそりカートリッジ10の所望の性能及び費用に応じて、これよりも多い枚数又は少ない数のブレードを有していてもよい。ガード14及びキャップ18は、ガード14及びキャップ18に接する剃毛平面を画定してもよい。ガード14は、ブレード部材22、24、26、28及び30に概ね平行に延在し、かつ剃毛ストローク中に皮膚を支持する、固体又は区画化されたバーであってもよい。特定の実施形態では、ハウジング12は、剃毛ストローク中に皮膚を伸張させるための皮膚係合部材15(例えば、複数のフィン又は他の凸部)をガード14の前方に含んでいてもよい。特定の実施形態では、皮膚係合部材15は、ハウジング12に対してインサート射出成形又は共射出成形されてもよい。しかしながら、接着剤、超音波溶接又は機械的締結具などの他の既知の組立方法もまた使用されてもよい。皮膚係合部材15は、ハウジング12よりも軟性(すなわち、デュロメータ硬度が低い)のエラストマーなどの材料から成形されてもよい。
【0010】
特定の実施形態では、ブレード22、24、26、28及び30は、ハウジング12に装着され、ハウジング12の両側に位置する1つ以上のクリップ62及び64によって固定されてもよい。ブレード部材22、24、26、28及び30は、ハウジング12内で固定されてもよく、あるいは、ブレード部材22、24、26、28及び30(例えば、それぞれの刃先32、34、36、38及び40)がクリップ62及び64に対して付勢されるように弾力をもって装着されてもよい。クリップ62及び64は、ブレード22、24、26、28及び30を上方向及び下方向(すなわち、ハウジング12の上面55に向かう方向及び上面55から離れる方向)に保持するのを補助してもよい。クリップ62及び64のそれぞれは、ハウジング12を通って延在するか、又はハウジング12の周囲を包む。クリップ62及び64は、アルミニウムなどの金属又はプラスチックを含んでいてもよい。またクリップ62及び64は、一片の組立体を形成するように相互接続していてもよい。ワイヤラッピング、冷間成形、熱かしめ、インサート成形、超音波溶接及び接着剤が挙げられるが、これらに限定されない、当業者に既知の他の組立方法を用いて、ブレード部材22、24、26、28及び30をハウジング12に固定かつ/又は装着してもよい。
【0011】
図2を参照すると、全体的に図1の線2-2に沿って切り取られた剃毛カートリッジ10の断面図が示されている。ブレード部材22、24、26、28及び30のうちの1つ以上は、湾曲したブレードユニットであってもよい。例えば、各ブレード部材22、24、26、28、及び30は、基部42、44、46、48、50及びそれぞれの刃先32、34、36、38、40と基部42、44、46、48、50との間に位置しているそれぞれの湾曲部52、54、56、58、60を有する単体の部材を含んでいてもよい。基部42、44、46、48、50は、互いに概ね平行であり、ガード14及びキャップ18に接する剃毛面P1を横断していてもよい。他の実施形態では、ブレードの1枚以上は、溶接されたブレード組立体(例えば、刃先が、基部及び湾曲部を有するブレード支持体に接続している、溶接されたブレード)であってもよい。図2は、ガード14からキャップ18に向かう方向にブレード部材22、24、26、28及び30に力をかけることができる剃毛力F1を示している。したがって、ブレード22、24、26、28及び30は、剃毛ストローク中にキャップ18に向かって後ろ向きに揺れ得る。ブレード部材22、24、26、28及び30の動きは、ブレード部材22、24、26、28及び30の厚み及び剛性が小さくなるにつれて大きくなってもよい。ブレード部材22、24、26、28及び30は、約1.5mm~約2.5mmの支持部高さ「SH1」を有していてもよい。例えば、基部42などのブレードの部分の高さは、ハウジング12に支持され、かつ/又はハウジングと接触している。
【0012】
図3を参照すると、ハウジング12に装着されたブレード部材22、24、26、28及び30の上面図が示されている。ブレード部材22、24、26、28及び30のそれぞれは、第1の表面及び第2の表面を有していてもよい。例えば、ブレード部材30は、第1の表面62及び第2の表面64を有していてもよい。第1の表面62は、ハウジング12の後部20に対向していてもよく、第2の表面64は、ハウジング12の前部18に対向していてもよい。ハウジング12は、ハウジング12の後部20から前部18に向かって延在する1つ以上のブレードプラットフォーム66、68及び70を有していてもよい。3つのプラットフォームが示されているが、ブレード部材22、24、26、28及び30の所望の支持レベルに応じて、より多い又はより少ないプラットフォームが使用されてもよい。各ブレードプラットフォーム66、68及び70は、複数のブレード保持部材を有していてもよい。例えば、ブレードプラットフォーム66は、第1のブレード保持部材72と、第2のブレード保持部材74と、第3のブレード保持部材76と、第4のブレード保持部材78と、第5のブレード保持部材80と、第6のブレード保持部材82と、を有していてもよい。ブレード部材22、24、26、28及び30のうちの1つは、一対の連続したブレード保持部材の間に位置付けられてもよい。例えば、ブレード部材30は、第1のブレード保持部材72と第2のブレード保持部材74との間に位置付けられてもよい。ブレード部材28は、第2のブレード保持部材74と第3のブレード保持部材76との間に位置付けられてもよい。ブレード部材26は、第3のブレード保持部材76と第4のブレード保持部材78との間に位置付けられてもよい。ブレード部材24は、第4のブレード保持部材78と第5のブレード保持部材80との間に位置付けられてもよい。ブレード部材22は、第5のブレード保持部材80と第6のブレード保持部材82との間に位置付けられてもよい。
【0013】
図4A及び図4Bを参照すると、第1のブレード保持部材72及び第2のブレード保持部材74の上面図がそれぞれ示されている。特定の実施形態では、第1のブレード保持部材72及び第2のブレード保持部材74は、(図示のように)同じサイズ又は形状であってもよい。第1のブレード保持部材72は、第1の横方向端部86及び第2の横方向端部88を有する前壁84を有していてもよい。第1の横方向端部86と第2の横方向端部88との間のブレード支持領域90は、剃毛中にブレード部材30(図3)に接触して支持する第2の壁102を含んでもよい。第2のブレード保持部材74は、第1の横方向端部94及び第2の横方向端部96を有する後壁92を有していてもよい。第1の横方向端部94と第2の横方向端部96との間のブレード支持領域98は、剃毛中にブレード部材30(図3)に接触して支持する第2の壁106を含んでもよい。特定の実施形態では、前壁84は、鈍角の挟角「A1」を画定する第1の壁100及び第2の壁102によって形成されてもよい。第2の壁102は、ブレード支持領域90を含んでもよい。同様に、後壁92は、鈍角の挟角「A2」を画定する第1の壁104及び第2の壁106によって形成されてもよい。ブレード支持領域90及び98(すなわち、第2の壁102及び106)は、約0.2mm~約1.0mm、好ましくは約0.3mm~0.6mmの接触長さを有していてもよい。増加した接触長さ(例えば、第2の壁102又は第2の壁106がブレード部材22、24、26、28及び30のうちの1つと接触する長さ)は、剃毛中のブレードの安全性を改善し、かつブレードの動きを減少させることで、より快適かつ効率的な剃毛をもたらすことができる。鈍角A1及びA2は、第2の壁102及び106の接触長さが増加するにつれてより困難になり得るブレード部材の組み立てをより容易にすることができる。ブレード保持部材72は、長さ「L1」を有してもよく、ブレード保持部材74は、長さ「L2」を有していてもよい。長さ「L1」は、横方向端部86と88との間に延在する水平距離であってもよい。長さ「L2」は、横方向端部94と96との間に延在する水平距離であってもよい。長さ「L1」及び「L2」は、約1mm~約3mm、好ましくは約1.5mm~約2.5mmであってもよい。特定の実施形態では、ブレード支持領域90及び98(すなわち、第2の壁102及び106)のうちの一方の接触長さと対応する長さ「L1」及び「L2」との比は、約1:3~約1:10、好ましくは約1:3~約1:5であってもよい。
【0014】
第1のブレード保持部材72は、第1の横方向端部86から、第1の壁100から離れる方向に延在する、第1の横方向端壁108を有していてもよい。第1のブレード保持部材72は、ブレード支持領域90(及び第2の壁102)と横方向端部88との間に延在する第2の横方向端壁110を有していてもよい。第1の横方向端壁108、第2の横方向端壁110及び第1の壁100は、ブレード保持部材72と74との間のブレードの装填を容易にするために、レリーフ壁として作用してもよい(例えば、ブレード部材と接触しない)。更に、第1の横方向端壁108及び第2の横方向端壁110は、第1のブレード保持部材72に十分な剛性を提供し、したがって、不必要なブレードの動きをもたらし得る偏向又はひずみを防止することができる。
【0015】
第2のブレード保持部材74は、ブレード支持領域98(第2の壁106)と第1の横方向端部94との間に延在する第1の横方向端壁112を有していてもよい。第2のブレード保持部材74は、第2の横方向端部96から、第1の壁部104から離れる方向に延在する、第2の横方向端壁114を有していてもよい。第1の壁104、第1の横方向端壁112及び第2の横方向端壁は、ブレード保持部材72と74との間のブレードの装填を容易にするレリーフ壁として作用してもよい(例えば、ブレード部材と接触しない)。更に、第1の横方向端壁112及び第2の横方向端壁114は、第2のブレード保持部材74に十分な剛性を提供し、したがって、不必要なブレードの動きをもたらし得る偏向又はひずみを防止することができる。特定の実施形態では、ブレード保持部材72及び74は、約0.75mm~約1.25mmの幅「w1」及び「w2」をそれぞれ有していてもよい。幅「w1」は、第2の壁102から第1のブレード保持部材72の後壁105まで延在する垂直距離であってもよい。後壁105は、第2の壁102に対して概ね平行であってもよい。幅「w2」は、第2の壁106から第2のブレード保持部材74の前壁115まで延在する垂直距離であってもよい。前壁115は、第2の壁106に対して概ね平行であってもよい。
【0016】
ブレード保持部材72及び74は、図4A及び図4B並びにブレードプラットフォーム66の上面図を示す図5を参照してより詳細に説明される。第1のブレード保持部材72の前壁84は、第2のブレード保持部材74の後壁92に対向していてもよい。特定の実施形態では、後壁92及び前壁84は、概ね整列して(例えば、重なり合って)いてもよい。例えば、後壁92のブレード支持領域98は、前壁84のブレード支持領域90からオフセットされていてもよい(例えば、整列していないか又は重なり合っていなくてもよい)。ブレード支持領域98は、第1の壁100と概ね整列していてもよい。ブレード支持領域90は、第1の壁104と概ね整列していてもよい。したがって、ブレード支持領域90及び98を非ブレード支持表面又は壁(例えば、第1の壁100及び第1の壁104)と整列させることにより、それぞれのブレード部材(例えば、図3のブレード部材30)をブレード保持部材72と74との間に位置合わせすることを容易にすることができ、また、ハウジング12(図1)を作製する射出成形型の空洞内により堅牢な鋼状態を提供することができる。
【0017】
前壁84の第1の横方向端部86は、後壁の第1の横方向端部94から、約0.4mm~約1.8mmの第1の垂直距離「d1」だけ離間されていてもよい。前壁84の第2の横方向端部88は、後壁92の第2の横方向端部96から、約0.4mm~約1.8mmの第2の垂直距離「d2」だけ離間されていてもよい。前壁84のブレード支持領域90は、後壁92のブレード支持領域98から、約0.07mm~約0.38mmの第3の垂直距離「d3」だけ離間されていてもよい。第3の垂直距離は、部材ブレード30(図3)を確実に支持するために、第1の垂直距離及び第2の垂直距離の両方よりも小さくてもよい。より大きい第1及び第2の垂直距離は、ブレードの装填組み立てを改善することができ、また、ハウジング12(図3)を作製する射出成形の空洞内により堅牢な工具鋼設計を提供することができる。
【0018】
図6を参照すると、第1のブレード保持部材72と第2のブレード保持部材74との間に位置付けられたブレード部材30を詳述する部分上面図が示されている。第1のブレード保持部材72の第1のブレード支持領域90は、ブレード部材30の第1の表面62に対向して接触していてもよい。第2のブレード保持部材74の第2のブレード支持領域98は、ブレード部材30の第2の表面64に対向して接触していてもよい。ブレード部材30の第1の表面62は、壁100から離間されていていてもよい。ブレード部材30の第2の表面64は、第2のブレード保持部材74の壁104から離間されていてもよい。他のブレード部材22、24、26及び28(図3)は、ブレード部材30について説明したのと同じ方法で、それぞれのブレード保持部材74、76、78、80及び82(図3)の間に位置付けられてもよいことが理解される。更に、ブレードプラットフォーム68及び70は、ブレード部材22、23、24、26、28及び30(図3)の位置合わせ及び固定を容易にするために、ブレードプラットフォーム66に関して示し説明したようなブレード保持部材に類似のパターンを有していてもよい。
【0019】
図7A及び図7Bを参照すると、第1のブレード保持部材200及び第2のブレード保持部材202の代替的な実施形態が示されている。特定の実施形態では、第1のブレード保持部材200及び第2のブレード保持部材202は、同じサイズ又は形状であってもよいが、互いに対して異なって配向されてもよい(例えば、鏡像)。第1のブレード保持部材200は、第1の横方向端部206及び第2の横方向端部208を有する前壁204を有していてもよい。第1の横方向端部206と第2の横方向端部208との間のブレード支持領域210は、ブレード部材(図示せず)に接触して支持してもよい。ブレード支持領域210は、壁であってもよいことが理解される。第2のブレード保持部材202は、第1の横方向端部214及び第2の横方向端部216を有する後壁212を有していてもよい。第1の横方向端部214と第2の横方向端部216との間のブレード支持領域218は、ブレード部材30(図示せず)に接触して支持してもよい。ブレード支持領域210及び218は、概ね平行な壁であってもよいことが理解される。
【0020】
特定の実施形態では、第1のブレード保持部材200の前壁204は、鈍角の挟角「A3」を画定する第1の壁220及びブレード支持領域210によって形成されてもよい。同様に、第2のブレード保持部材202の後壁212は、鈍角の挟角「A4」を画定する第1の壁222及びブレード支持領域218によって形成されてもよい。鈍角「A3」及び「A4」は、隣接するブレード保持部材200と202との間により大きな開口部を提供することによってブレード部材の装填を容易にすることができ、また、隣接するブレード保持部材200及び202のサイズを増大させることができる。例えば、鋭角は、ブレード保持部材200及び202のサイズを減少させるため、ブレード保持部材200及び202がより弱くなる場合がある。第1の横方向端部206は、第1の横方向端壁224と第1の壁220との間に位置付けられてもよい(例えば、第1の横方向端部224壁と第1の壁220との交点)。第1のブレード保持部材200の第2の横方向端壁226は、横方向端部208とブレード支持領域210との間に位置付けられてもよい。第2のブレード保持部材202の第1の横方向端部214は、第1の横方向端壁228と第1の壁222との間に位置付けられてもよい。第2の横方向端壁230は、ブレード支持領域218と第2の横方向端部216との間に位置付けられてもよい。
【0021】
ブレード支持領域210及び218は、約0.2mm~約2.0mm、好ましくは約0.3mm~0.6mmの接触長さを有していてもよい。増加した接触長さは、ブレードの安全性を改善し、かつブレードの動きの減少させることができる。第1のブレード保持部材200は、第1の横方向端部206から第2の横方向端部208までの水平距離である長さ「L3」を有していてもよい。第2のブレード保持部材202は、第1の横方向端部214から第2の横方向端部216まで延在する水平距離である長さ「L4」を有していてもよい。長さ「L3」及び「L4」は、約1mm~約3mm、好ましくは約1.5mm~約2.5mmであってもよい。特定の実施形態では、ブレード支持領域210及び218の接触長さと対応する長さ「L3」又は「L4」との比は、約1:3~約1:10、好ましくは約1:3~約1:5であってもよい。第1の横方向端壁224及び228、第2の横方向端壁226及び230並びに第1の壁220及び222は、それぞれのブレード保持部材200と202との間のブレード部材の装填を容易にするために、レリーフ壁として作用してもよい(例えば、ブレード部材と接触しない)。更に、第1の横方向端壁206及び228並びに第2の横方向端壁226及び230は、第1及び第2のブレード保持部材200及び202のそれぞれに十分な剛性を提供し、したがって、剃毛中の不必要なブレード部材の動きをもたらし得る偏向又はひずみを防止することができる。
【0022】
特定の実施形態では、ブレード保持部材200及び202は、約0.75mm~約1.25mmの幅「w3」及び「w4」をそれぞれ有していてもよい。幅「w3」は、ブレード支持領域210から第1のブレード保持部材200の後壁225まで延在する垂直距離であってもよい。後壁225は、ブレード支持領域210と概ね平行であってもよい。幅「w4」は、ブレード支持領域218から第2のブレード保持部材74の前壁235まで延在する垂直距離であってもよい。前壁235は、第2のブレード支持領域218と概ね平行であってもよい。
【0023】
図8を参照すると、複数の第1のブレード保持部材200a、200b、200c及び第2のブレード保持部材202a、202b、202cを有するブレードプラットフォーム232の別の可能な実施形態の上面図である。特定の実施形態では、第1のブレード保持部材200a、200b及び200cは、第2のブレード保持部材202a、202b及び202cと同じ配向及び鏡像を有していてもよい。ブレード支持領域210及び218は、互いに対向していてもよく、概ね整列して(例えば、重なり合って)いてもよい。ブレード支持領域210及び218は、それぞれのブレード部材(図示せず)を受容するために、距離「d4」だけ離間されていてもよい。第1の横方向端部206は、第1の横方向端部214から、約0.4mm~約1.8mmの垂直距離「d5」だけ離間されていてもよい。第2の横方向端部208は、第2の横方向端部216から、約0.4mm~約1.8mmの垂直距離「d6」だけ離間されていてもよい。垂直距離d5及びd6は、ブレード部材の装填及び組み立てを容易にし、かつブレードプラットフォーム232を作製する射出成形型の空洞内により堅牢な鋼状態を提供するために、垂直距離d4よりも大きくてもよい。それぞれの遠位端206、214、208及び216の間隔は、ブレード支持領域210及び218のいずれかの側で、はるかに大きい開放領域を可能にする。
【0024】
ブレード第1のブレード保持部材200b、200c及び第2のブレード保持部材202a、202bのうちの1つ以上は、1枚以上のブレードを支持してもよいが、1つのブレード部材のみが、単一の一対のブレード保持部材の間に位置付けられてもよい。例えば、第2のブレード保持部材202aは、1つのブレード部材を支持するためのブレード支持領域218と、別のブレード部材(図示せず)を支持するための別のブレード支持領域(例えば、壁235)との両方を含んでいてもよい。一方のブレード支持領域218は、1つのブレード部材の前側に接触するか又は支持してもよく、他方のブレード支持領域235は、別のブレード部材の後側を支持してもよい。同じブレード保持部材(例えば、ブレード保持部材202a)上に位置付けられた2つのブレード支持領域218及び235は、ブレード部材の十分な支持及び間隔を提供するために、水平方向及び垂直方向の両方で互いにオフセットされていてもよい。これは、第1のブレード保持部材200a、200b、200c及び第2のブレード保持部材202a、202b、202cを交互に配向することによって達成され得る。例えば、第2のブレード保持部材202a、202b、202cのうちの1つは、ブレード支持体232上の第1のブレード保持部材200a、200b、200cのうちの2つの間に位置付けられてもよい。
【0025】
図9を参照すると、図1の剃毛かみそりカートリッジ10に組み込むことができるハウジング250の別の実施形態の上面図が示されている。ハウジング250は、複数のブレードプラットフォーム232、252及び254を含んでいてもよい。ブレードプラットフォーム252及び254のそれぞれは、第1のブレード保持部材200a、200b及び200c並びに第2のブレード保持部材202a、202b及び202cを有するブレードプラットフォーム232について前述したのと同様に配置された、複数の第1のブレード保持部材200d、200e、200f、200g、200h及び200i並びに第2のブレード保持部材202d、202e、202f、202g、202h及び202iを有していてもよい。例えば、ブレードプラットフォーム252は、第2のブレード保持部材202d、202e及び202fと交互に配置された第1のブレード保持部材200d、200e及び200fを含んでいてもよい(例えば、第2のブレード保持部材のうちの1つである202dは、第1のブレード保持部材のうちの2つである200dと200eとの間に位置付けられてもよい)。ブレードプラットフォーム254は、第2のブレード保持部材202g、202h及び202iと交互に配置された第1のブレード保持部材200g、200h及び200iを含んでいてもよい(例えば、第2のブレード保持部材のうちの1つである202gは、第1のブレード保持部材のうちの2つである200gと200hとの間に位置付けられてもよい)。ブレード部材22、24、26、28及び30のそれぞれは、前側の1つ以上のブレード保持部材及び後側の1つ以上のブレード保持部材によって支持されてもよい。例えば、ブレード部材30は、ブレード保持部材200a、200d及び200gによって第1の表面62上に、かつ、ブレード保持部材202a、202d及び202gによって第2の表面64上に支持されてもよい。ブレード部材22、24、26、28及び30の厚さなどの要因によって影響され得るブレード部材22、24、26、28及び30の所望の剛性レベルに応じて、より多い又はより少ないブレード保持部材が使用されてもよいことが理解される。
【0026】
図10を参照すると、図7Aの第1のブレード保持部材200と図7Bの第2のブレード保持部材202との間に位置付けられたブレード部材30の上面図が示されている。第1のブレード保持部材200aの第1のブレード支持領域210は、ブレード部材30の第1の表面62に対向して接触していてもよい。第2のブレード保持部材202aの第2のブレード支持領域218は、ブレード部材30の第2の表面64に対向して接触していてもよい。ブレード部材30の第1の表面62は、壁220から離間されていてもよい。ブレード部材30の第2の表面64は、第2のブレード保持部材202aの壁214から離間されていてもよい。壁220及び214は、互いに対して角度をなしており(平行ではなく)、したがって、ブレード部材の装填(一対のブレード保持部材の間でのブレード部材の位置合わせ)を容易にする。同様に、壁208及び230は、それぞれのブレード支持領域の間でのブレード部材の位置合わせを容易にするように、互いに対して角度をなしていて(平行ではなくて)もよい(例えば、ブレード支持領域210と218との間に位置付けられたブレード部材30)。特定の実施形態では、壁220及び228(並びに壁208及び230)は、約10度~約120度の挟角で互いに対して傾斜していてもよい。
【0027】
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【0028】
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0029】
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の「特許請求の範囲」に網羅することが意図されている。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
【外国語明細書】