(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023054732
(43)【公開日】2023-04-14
(54)【発明の名称】ファイリングシール
(51)【国際特許分類】
B42F 3/00 20060101AFI20230407BHJP
【FI】
B42F3/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021176960
(22)【出願日】2021-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】521472379
【氏名又は名称】永野 美由貴
(72)【発明者】
【氏名】永野 美由貴
(72)【発明者】
【氏名】永野 雄大
(57)【要約】
【課題】 ファイリング作業で、複数の綴じ穴を有するシートに粘着テープを付け、1枚から、またホチキス止めされた複数枚の書類を、一度に綴じ込めるファイルリングシールに関するものを提供する。
【解決手段】 書類の長さと同じ複数の穴の開いたファイリングシールを直接貼る事により、めくりやすさ、安定感、強度が得られ、また直接書き込みする事ができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数穴のある綴じ代部と、それに続くのりしろ部の一対で構成され、のりしろ部の中側には、それぞれ粘着テープが設けられていることを特徴とするファイリングシール。
【請求項2】
複数穴のある綴じ代部と、それに続くのりしろ部の一片で構成され、のりしろ部片側に粘着テープが設けられていることを特徴とするファイリングシール
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はファイリング作業で、複数の綴じ穴を有するシートに粘着テープを付け、一枚から、またホチキス止めされた複数枚を一度に閉じ込めるファイルリングシールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、音楽楽譜等のコピーをファイリングする場合、クリアポケットに入れてファイリングするのが一般的である。しかし注意箇所など書き込む場合、そのたびにポケットから出して書き込む必要がある。演奏中クリアポケットの楽譜ではライトがあたり光って見えない。練習で何度もめくるため強度も必要である。解決策でその場でもファイリングできるように、綴じ穴の開いた粘着付シールが市販されている。
従来 2穴のファイルシートがあった(特許文献1参照)。
また、1穴のファイルシートがあった(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-058638号公報
【特許文献2】特開2008-168605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)特許文献1では、シ-ルの穴が2穴の為ファイルの穴が合わない。A4サイズの大きめのファイリングでは安定しない。演奏中めくりにくい。
穴の数が合わないファイルもあるため、大変難しかった。
(ロ)特許文献2では、何枚もシールを貼り、穴の位置合わせはせむずかしい。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
書類の長さと同じ複数の穴の開いたファイリングシールを直接貼る事により、めくりやすさ、安定感、強度が得られ、また直接書き込みできる。
以上を特徴とするファイリングシールである
【発明の効果】
【0006】
イ)今まで楽譜等のファイリングで、ファイリングしてもライトでひかり見にくかった。直接書き込みが出来なかった事を解消した。
ロ)ファイル書類と、同じ長さのファイリングシールの間に挟んでファイリングするため、しっかりファイリングする事ができ音楽だけでなく多岐にわたり活用できる。
ハ)説明書のファイリングや、書類の整理では、ホチキス止め資料なら約30枚(35枚まで実証済)を、一度にファイリングシールで貼ることができ、まずかさばらない。
ニ)長さを切って使用できるため。書類の大きさも選ばない。ファイリングシール自体が、小さいため持ち運びファイリングする場所も選ばず、またエコである。
ホ)綴じ代部から続きののりしろ部の片側に、ファイリングすることにより、今まで粘着テープの貼る部分(両面)は書き込みできなかったが、片面の表面は書き込み可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図3】本発明の
図1の本体側面図(長さは書類に合わせカットされている)である。
【
図5】本発明の
図2の本体側面図(長さは書類に合わせカットされている)である。
【
図6】本発明の
図3をロール形態にした側面図である。
【
図7】本発明の
図5を、ロール形態にした側面図である。
【
図8】本発明
図7との違いは、
図7は綴じ代部が2枚に対して
図8は綴じ代部から続きの1枚だけで構成された、ロール形態側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(
図1の実施形態となる)
イ)
図3のフィルムの形態のファイリングシールを説明する。ファイリングシールは、綴じ代部から続いたのりしろ部のシート2枚から構成され、シートの幅真ん中と綴じ代部端を熱溶着等で接着した複数穴の有する綴じ代部1部と、そこから2枚ののりしろ部に分かれる。綴じ代部には、複数の綴じ込み穴を有する。フィルム形態の弱い場合は、補強として、綴じ代部2枚の間に1枚フィルムが入れられる。のりしろ部は、2枚あり、粘着テープはのりしろ部と同じ長さで、幅は粘着部分が出ないよう、のりしろ部2枚の内側に、幅の両端から 1.5mm~2.0mm内側にそれぞれ貼られている。その間に書類を挟み、粘着シールを剥がしてファイリングする。ファイリングシールの長さは、書類にあわせてカットされている形態である。
ロ)
図3の紙の形態のファイリングシールを説明する。ファイリングシールは、綴じ代部から続いたのりしろ部のシート2枚から構成され、シートの幅真ん中から綴じ代部全体に粘着された綴じ代部1部と、そこから2枚ののりしろ部に分かれる。綴じ代部には、複数の綴じ込み穴を有する。のりしろ部は、2枚あり、粘着テープはのりしろ部と同じ長さで、幅は粘着部分が出ないよう、のりしろ部2枚の内側に、幅の両端から 1.5mm~2.0mm内側にそれぞれ貼られている。その間に書類を挟み、粘着シールを剥がしてファイリングする。ファイリングシールの長さは、書類にあわせてカットされている。形態である。
ハ)
図6の形態のファイリングシールを説明する。実施形態
図1となるロール形態でカットして使用するファイリングシール。
(
図2の実施形態となる)
イ)
図5のフィルムの形態のファイリングシールを説明する。ファイリングシールは、綴じ代部幅の1枚と、綴じ代部から続いたのりしろ部1枚のシートで2枚から構成され、シートの幅真ん中と綴じ代部端を熱溶着等で接着した複数穴の有する綴じ代部1部と、そこから1枚ののりしろ部になっている。フィルム形態の弱い場合の補強として、綴じ代部2枚の間に1枚フィルムが入れられる。粘着テープはのりしろ部と同じ長さで、幅は粘着部分が出ないよう、のりしろ部1枚の上側に、幅の両端から 1.5mm~2.0mm内側に1枚貼られている。その粘着シールを剥がして、書類を置き貼ってファイリングする。ファイリングシールの長さは、書類にあわせてカットされている形態である。
ロ)
図5の紙の形態ファイリングシールを説明する。ファイリングシールは、綴じ代部幅の1枚と、綴じ代部から続いたのりしろ部1枚のシートで2枚から構成され、綴じ代部全体接着した複数穴の有する綴じ代部1部と、そこから1枚ののりしろ部になっている。粘着テープはのりしろ部と同じ長さで、幅は粘着部分が出ないよう、のりしろ部1枚の上側に、幅の両端から 1.5mm~2.0mm内側に1枚貼らている。その粘着シールを剥がして、書類を置き、貼ってファイリングする。ファイリングシールの長さは、書類にあわせてカットされている形態である。
ハ)
図7の形態のファイリングシールを説明する。実施形態
図2となるロール形態でカットして使用するファイリングシール。
二)
図8の形態のファイリングシールを説明する。紙の形態のファイリングシールで、複数穴のある綴じ代部とのりしろ部続き1枚で構成され、穴の開いた反対側の端から 1.5mm~2.0mm内側に入った所の上から粘着テープ貼られているロール形態でカットして使用するファイリングシール。
(デザイン形態)
紙の形態のもので全体に、もしくは1部、文字や、絵柄が印刷してある、デザイン的な物の形態である。
本発明を使用するときは
(書類を挟み粘着するものと、片面だけに粘着するもの2通りある。)
1.
図3、
図4、
図6の使用で、
図1の実施形態となる。本体綴じ部を左側にし、書類をのりしろ部2枚の間に挟み、のりしろ部2(上部)の内側の粘着テープ4を剥がして書類に貼る。それを裏に返して、同じように粘着テープ4を剥がして貼る。こちらの形態は、1枚からホチキス止め約30枚(35枚で実証済み)1度に貼ることができる。
2.
図5、
図7、
図8の使用で、
図2の実施形態となる。本体綴じ部を左にし、粘着テープ4を剥がし、書類を上から置き、のりしろ部3に貼る。こちらの形態は、端まで、片面表面の書き込みが可能となる。
【符号の説明】
【0009】
1 本体綴じ部
2 のりしろ部(上部)
3 のりしろ部(下部)
4 粘着テープ
5 書類