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特開2023-54972横断返却機能を備えたWEB注文システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023054972
(43)【公開日】2023-04-17
(54)【発明の名称】横断返却機能を備えたWEB注文システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20230410BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021164020
(22)【出願日】2021-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】591075630
【氏名又は名称】株式会社アクティオ
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】井原 宏尚
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】注文者側にとってWEBでの注文作業、特に返却作業の利便性を高めた手段を提供すること。
【解決手段】複数の受注者からそれぞれ貸出された建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品の返却注文を一括で受付可能なWEB注文システムであって、稼働データ取込部70、返却注文部40、注文実行部60および注文通知部80を少なくとも具備する。稼働データ取込部70は、複数の受注者のうち少なくとも一部の受注者が保有する、前記注文者に貸出中の前記取扱品の一覧からなる稼働データを取り込み、注文通知部80は、返却注文部40および注文実行部60を経由して処理された返却注文に係る取扱品の受注者に、当該返却注文の内容を通知する。
【選択図】図17
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも注文者の使用端末からアクセス可能であって、複数の受注者からそれぞれ貸出された建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品の返却注文を一括で受付可能なWEB注文システムであって、
稼働データ取込部、返却注文部、注文実行部および注文通知部を少なくとも具備し、
前記稼働データ取込部は、
前記複数の受注者のうち少なくとも一部の受注者が保有する、前記注文者に貸出中の前記取扱品の一覧からなる稼働データを取り込み可能な機能を有し、
前記返却注文部は、
前記稼働データのリストに返却指示のチェックボックスを付与してなる返却リストを表示する返却画面から、前記注文者が選択した前記取扱品の返却注文を電子カートに保存する機能を有し、
前記注文実行部は、
前記電子カートに保存された返却注文を、前記電子カートに保存されたその他の注文とともに、一つの発注情報として処理する機能を有し、
前記注文通知部は、
前記注文実行部で処理された返却注文に係る取扱品の受注者に、当該返却注文の内容を通知する機能を有することを特徴とする、
WEB注文システム。
【請求項2】
ホーム画面表示部および第1の貸出注文部を更に具備し、
前記ホーム画面表示部は、
前記取扱品を表示するカタログ画面へと遷移する、第1のリンクと、
前記注文者の前記返却画面へと遷移する、第3のリンクと、
を少なくとも表示させたホーム画面を、前記注文者の使用端末に表示させる機能を有し、
前記第1の貸出注文部は、
前記カタログ画面を経由して前記注文者が選択した前記取扱品の貸出注文を、電子カートに保存する機能を有し、
前記注文実行部は、
前記電子カートに保存された、前記貸出注文および前記返却注文を一つの発注情報として処理する機能を有する、
ことを特徴とする、
請求項1に記載のWEB注文システム。
【請求項3】
第2の貸出注文部を更に具備し、
前記ホーム画面表示部は、
前記注文者の注文履歴に含まれる前記取扱品の一覧からなる再注文リストを表示する再注文画面へと遷移する、第2のリンクと、
を更に追加表示させた前記ホーム画面を、前記注文者の使用端末に表示させる機能を有し、
前記第2の貸出注文部は、
前記再注文画面を経由して前記注文者が選択した前記取扱品の再貸出注文を、電子カートに保存する機能を有し、
前記注文実行部は、
前記電子カートに保存された、前記貸出注文、前記再貸出注文および前記返却注文を一つの発注情報として処理する機能を有する、
ことを特徴とする、
請求項2に記載のWEB注文システム。
【請求項4】
前記複数の受注者が、
本WEB注文システムの管理者に属する、内部受注者と、
本WEB注文システムの管理者以外に属する、外部受注者と、
に別れていることを特徴とする、
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のWEB注文システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注文者と受注者の使用に供し、ウェブサイト上で取扱品の貸出、返却、販売等の注文を管理する、WEB注文システムに関し、特に、貸出元の異なる取扱品の返却注文をまとめて受付可能な、横断返却機能を備えたWEB注文システムに関する。
【背景技術】
【0002】
建設工事では、作業の効率化や経営資源の最適な活用を実現すべく、現場で使用する建設機械や建設資材を、必要な時だけレンタルする場合がある。
従来の方法では、貸出業者(以下、受注者)は、建設会社などの取引先(以下、注文者)から、取扱品の貸出や返却など注文を電話で受け付け、受注者側は、受け付けた内容に基づいて指定の取扱品の出荷作業や回収作業を進めていくことが一般的であった。
【0003】
上記した注文作業を、インターネット上で実現可能としたシステムとして、出願人は、以下の非特許文献1に示すWEB注文システムを提供している。
【0004】
【非特許文献1】https://order.aktio.co.jp/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したWEB注文システムは、あくまで当該システムを提供する受注者との取引でしか利用することができなかったため、複数の受注者との間で常に取引を行っている注文者にとっては、このシステムを特定の受注者に限定することなく利用したいとのニーズが高まっていた。
しかし、当該WEB注文システムを、管理者以外の受注者との間での取引にも使用できるようにするには大規模な改修が予想されることから、部分的な改修で足りつつ、費用対効果にも優れる手段の提供が求められていた。
【0006】
よって、本発明は、注文者側にとってWEBでの注文作業、特に返却作業の利便性を高めた手段の提供を目的の一つとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべくなされた本発明は、少なくとも注文者の使用端末からアクセス可能であって、複数の受注者からそれぞれ貸出された建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品の返却注文を一括で受付可能なWEB注文システムであって、稼働データ取込部、返却注文部、注文実行部および注文通知部を少なくとも具備し、前記稼働データ取込部は、前記複数の受注者のうち少なくとも一部の受注者が保有する、前記注文者に貸出中の前記取扱品の一覧からなる稼働データを取り込み可能な機能を有し、前記返却注文部は、前記稼働データのリストに返却指示のチェックボックスを付与してなる返却リストを表示する返却画面から、前記注文者が選択した前記取扱品の返却注文を電子カートに保存する機能を有し、前記注文実行部は、前記電子カートに保存された返却注文を、前記電子カートに保存されたその他の注文とともに、一つの発注情報として処理する機能を有し、前記注文通知部は、前記注文実行部で処理された返却注文に係る取扱品の受注者に、当該返却注文の内容を通知する機能を有することを特徴とする。
また、本発明に係るWEB注文システムは、ホーム画面表示部および第1の貸出注文部を更に具備し、前記ホーム画面表示部は、前記取扱品を表示するカタログ画面へと遷移する、第1のリンクと、前記注文者の前記返却画面へと遷移する、第3のリンクと、を少なくとも表示させたホーム画面を、前記注文者の使用端末に表示させる機能を有し、前記第1の貸出注文部は、前記カタログ画面を経由して前記注文者が選択した前記取扱品の貸出注文を、電子カートに保存する機能を有し、前記注文実行部は、前記電子カートに保存された、前記貸出注文および前記返却注文を一つの発注情報として処理する機能を有するよう構成することもできる。
また、本発明に係るWEB注文システムは、第2の貸出注文部を更に具備し、前記ホーム画面表示部は、前記注文者の注文履歴に含まれる前記取扱品の一覧からなる再注文リストを表示する再注文画面へと遷移する、第2のリンクと、を更に追加表示させた前記ホーム画面を、前記注文者の使用端末に表示させる機能を有し、前記第2の貸出注文部は、前記再注文画面を経由して前記注文者が選択した前記取扱品の再貸出注文を、電子カートに保存する機能を有し、前記注文実行部は、前記電子カートに保存された、前記貸出注文、前記再貸出注文および前記返却注文を一つの発注情報として処理する機能を有するよう構成することもできる。
また、本発明に係るWEB注文システムは、前記複数の受注者が、本WEB注文システムの管理者に属する、内部受注者と、本WEB注文システムの管理者以外に属する、外部受注者と、に別れているよう構成することもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の受注者からそれぞれ貸出された建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品の返却注文を一括で横断的に受け付けることができ、注文者側にとってWEBでの注文作業、特に返却作業の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係るWEB注文システムの全体構成図。
図2】ホーム画面のイメージ図。
図3】カタログ画面のイメージ図。
図4】注文内容入力画面のイメージ図。
図5】再注文画面のイメージ図。
図6】再注文選択品詳細画面のイメージ図。
図7】再注文内容入力画面のイメージ図。
図8】返却画面のイメージ図。
図9】修理滅失画面のイメージ図。
図10】修理滅失選択品詳細画面のイメージ図。
図11】修理滅失入力画面のイメージ図。
図12】電子カート画面のイメージ図。
図13】注文完了後の手配中リスト表示欄および手配用チャット画面のイメージ図。
図14】稼働リスト画面のイメージ図。
図15】問い合わせ画面のイメージ図。
図16】問い合わせ完了後の問い合わせ中リスト表示欄および問い合わせ用チャット画面のイメージ図。
図17】実施例2に係るWEB注文システムの全体構成図。
図18】実施例2に係る稼働リスト画面のイメージ図。
図19】実施例2に係る返却画面のイメージ図。
図20】手配状況一覧画面のイメージ図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例0011】
<1>全体構成(図1
図1は、本実施例に係るWEB注文システムの全体構成図である。
図1に示すWEB注文システムは、注文管理装置Aと、注文者側端末Bと、受注者側端末Cと、を少なくとも具備して構成し、各装置および端末がネットワークDを介して情報の送受信を可能に構成する。
【0012】
<1.1>注文者側端末(図1
注文者側端末Bは、注文側の担当者(注文者)が使用する端末であり、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの、インターネットへの接続が可能な情報処理端末を用いる。
注文者は、注文者側端末Bを用いて、注文管理装置Aが管理・運営するウェブサイトへアクセスおよびログインし、各種の注文作業等を実行することができる。
【0013】
図1
<1.2>受注者側端末(図1
受注者側端末Cは、受注側の担当者(受注者)が使用する端末であり、前記した注文者側端末Bと同様に、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの、インターネットへの接続が可能な情報処理端末を用いる。
受注者は、この注文者側端末Bを用いて、注文管理装置Aが管理・運営するシステムに受注者権限でアクセスし、注文者による発注作業に応答する。
【0014】
<1.3>注文管理装置(図1
注文管理装置Aは、情報処理装置を用いて構成し、当該情報処理装置の内部に備えたCPU、RAM、およびHDD等の記憶媒体、を用いて、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ等の機能を有する。
本実施例において、注文管理装置Aは、ホーム画面表示部10、第1の貸出注文部20、第2の貸出注文部30、返却注文部40、修理滅失注文部50、および注文実行部60を備えて構成する。
これらの各処理部は、ハードウェアへとインストールするプログラムによって各機能を実行するよう構成する。
以下、注文管理装置Aを構成する各処理部の機能の詳細について説明する。
【0015】
<2>ホーム画面表示部(図1図2
ホーム画面表示部10は、本発明に係る注文サービスを提供するウェブサイトに注文者がログインした際のホーム画面を表示する機能を実行するプログラムである。
図2にホーム画面Eのイメージ図を示す。
ホーム画面Eには、各種画面へ遷移するためのURLを有するリンク(ハイパーリンク)を埋め込んだ画像またはテキストが適宜表示されている。
本実施例では、ホーム画面Eに、第1のリンク11、第2のリンク12、第3のリンク13、第4のリンク14、第6のリンク16、第7のリンク17がそれぞれ埋め込まれた、6種の画像ボタンが配置されている。
さらに、前記6種の画像ボタン画面の下部には、第5のリンク15、第8のリンク18が埋め込まれたテキストをそれぞれ表示する2種の表示欄(手配中リスト表示欄E1、問い合わせ中リスト表示欄E2)が配置されている。
また、これらの各リンクは、ホーム画面Eの上部に配置したグローバルナビE3にもテキストに埋め込んだ形式で表示されている。
このグローバルナビE3は、ホーム画面Eから遷移する各種画面に定常的に表示されるメニュー表示欄であり、ホーム画面Eまで戻ることなく各種画面への移動が可能である。
【0016】
<2.1>第1のリンク(カタログ画面への遷移)(図2図3
第1のリンク11は、建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品を閲覧可能なカタログ画面F(図3)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「カタログ注文 総合カタログから選択」とのテキストを含めた画像データに、第1のリンク11が埋め込まれている。
【0017】
<2.2>第2のリンク(再注文画面への遷移)(図2図5
第2のリンク12は、注文者の注文履歴に含まれる取扱品の一覧リストからなる再注文リストH1を表示する再注文画面H(図5)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「再注文 以前のご注文から選択」とのテキストを含めた画像データに、第2のリンク12が埋め込まれている。
【0018】
<2.3>第3のリンク(返却画面への遷移)(図2図8
第3のリンク13は、注文者へ貸出中の取扱品の一覧リストに、返却指示用のチェックボックスK1を付与してなる、返却リストK2を閲覧可能な返却画面K(図8)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「返却 一括選択で便利になりました!」とのテキストを含めた画像データに、第3のリンク13が埋め込まれている。
【0019】
<2.4>第4のリンク(修理滅失リスト画面への遷移)(図2図9
第4のリンク14は、注文者へ貸出中の取扱品の一覧リストからなる修理滅失指定用リスト(L1)を閲覧可能な修理滅失画面L(図9)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「修理・滅失 修理・滅失の御連絡」とのテキストを含めた画像データに、第4のリンク14が埋め込まれている。
【0020】
<2.5>第5のリンク(手配用チャット画面への遷移)(図2図13
第5のリンク15は、手配中の前記発注情報毎に、受注者側とのチャット画面(手配用チャット画面P(図13))へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは図示を省略しているが、「手配中の注文」のタイトルを付した欄(手配中リスト表示欄E1)の中に記載される、テキストに、第5のリンク15が埋め込まれている。
第5のリンク15が埋め込まれるテキストは、手配中の発注情報の種別(再注文、返却、修理滅失)や、取扱品の名称などが選択される。
【0021】
<2.6>第6のリンク(稼働リスト画面)(図2図14
第6のリンク16は、注文者へ貸出中の取扱品を表示する貸出リストからなる稼働リストを閲覧可能な、稼働リスト画面Q(図14)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「稼働リスト レンタル中機械の一覧」とのテキストを含めた画像データに、第6のリンク16が埋め込まれている。
【0022】
<2.7>第7のリンク(問い合わせ画面)(図2図15
第7のリンク17は、注文者による、問い合わせ情報の入力、および写真画像などのデータの添付を受け付け可能な問い合わせ画面R(図15)へと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは、「お問い合わせ 機械選びのご相談等」とのテキストを含めた画像データに、第7のリンク17が埋め込まれている。
【0023】
<2.8>第8のリンク(問い合わせ用チャット画面S)(図2
第8のリンク18は、問い合わせ毎に用意される問い合わせ用チャット画面Sへと遷移するためのハイパーリンクである。
図2に示すホーム画面Eでは図示を省略しているが、「お問い合わせ状況」のタイトルを付した欄(問い合わせ中リスト表示欄E2)の中に記載されるテキストに、このテキストに第8のリンク18が埋め込まれている。
第8のリンク18が埋め込まれるテキストは、問い合わせ内容の件名などが選択される。
【0024】
<3>第1の貸出注文部(図1
第1の貸出注文部20は、前記第1のリンク11の選択によって表示されるカタログ画面Fを経由して、注文者が選択した取扱品の貸出注文を電子カートに保存する機能を実行するプログラムである。
【0025】
<3.1>カタログ画面(図3
図3は、カタログ画面Fのイメージ図である。
カタログ画面Fは、第1のリンク11の選択によって表示される画面である。
本実施例では、カタログ画面Fに、カテゴリ欄F1、商品欄F2、及び検索欄F3を設けており、カテゴリ欄F1を画面左側に配置し、商品欄F2を画面中央に配置し、検索欄F3を画面右側上部に配置している。
第1のリンク11の選択後に直ちに表示される、初期状態のカタログ画面Fでは、商品欄F2に、取扱件数が多いなどの所定条件を満たした取扱品が優先表示されている。
カテゴリ欄F1は、取扱品のカテゴリ毎に階層化されており、適宜対象のカテゴリを選択することで、当該カテゴリに属する取扱品が商品欄F2に表示されるよう構成されている。
商品欄F2に表示されている取扱品の画像またはテキストには、後述する、当該取扱品の注文内容入力画面G(図4)へと遷移するハイパーリンクが埋め込まれている。
【0026】
<3.2>注文内容入力画面(図4
図4は、注文内容入力画面Gのイメージ図である。
注文内容入力画面Gには、取扱品の画像や、注文個数の選択やメモを入力可能な注文内容欄G1と、入力された注文内容で電子カートへの保存を行う、追加ボタンG2が表示されている。
注文者によって追加ボタンG2が選択されると、第1の貸出注文部20は、取扱品の貸出注文を一旦電子カートへと保存する。
【0027】
<4>第2の貸出注文部(図1
第2の貸出注文部30は、ホーム画面Eに表示された第2のリンク12の選択によって表示される再注文画面Hを経由して、注文者が選択した取扱品の再貸出注文を、電子カートに保存する機能を実行するプログラムである。
【0028】
<4.1>再注文画面(図5
図5は、再注文画面Hのイメージ図である。
再注文画面Hは、第2のリンク12の選択によって表示される画面である。
再注文画面Hには、注文者による過去の注文履歴のある取扱品がリスト化された、再注文リストH1を少なくとも設けている。
この「注文履歴」は、本発明に係るWEB注文システムによって注文者が過去に注文した情報に限らず、従来行われていた電話やFAXなどによって注文した情報を含めておいてもよく、特段限定しない。
再注文リストH1に掲載されている取扱品のテキストには、選択した取扱品の詳細内容を表示する、再注文選択品詳細画面I(図6)へと遷移するハイパーリンクが埋め込まれている。
【0029】
<4.2>再注文選択品詳細画面(図6
図6は、再注文選択品詳細画面Iのイメージ図である。
再注文選択品詳細画面Iには、画面中央に、選択した取扱品の詳細欄が表示されており、画面下部には選択した取扱品の確定ボタンI1が配置されている。
この確定ボタンI1には、当該取扱品の再注文内容入力画面Jへと遷移するハイパーリンクが埋め込まれている。
【0030】
<4.3>再注文内容入力画面(図7
図7は、再注文内容入力画面Jのイメージ図である。
再注文内容入力画面Jは、取扱品の画像や、注文個数の選択やメモを入力可能な再注文内容入力欄J1と、入力された注文内容で電子カートへの保存を行う、追加ボタンJ2が表示されている。
注文者によって追加ボタンJ2が選択されると、第2の貸出注文部30は、取扱品の再貸出注文を一旦電子カートへと保存する。
【0031】
<5>返却注文部(図1
返却注文部40は、前記第3のリンク13の選択によって表示される返却画面Kを経由して、注文者が選択した貸出中の取扱品の返却注文を、電子カートに保存する機能を実行するプログラムである。
【0032】
<5.1>返却画面(図8
図8は、返却画面Kのイメージ図である。
返却画面Kは、第3のリンク13の選択によって表示される画面である。
返却画面Kの画面中央には貸出中の取扱品の一覧からなる貸出リストに返却指示のチェックボックスを付与した返却リストK1が配置されており、画面の下部には追加ボタンK2が配置されている。
返却対象の取扱品の選択は、当該取扱品のチェックボックスにチェックを入れることによって行われる。
よって、返却画面Kでは、返却リストK1から複数の返却対象を一括で選択することができる。
注文者によって追加ボタンK2が選択されると、返却注文部40は取扱品の返却注文を電子カートへと保存する。
【0033】
<6>修理滅失注文部(図1
修理滅失注文部50は、前記第4のリンク14の選択によって表示される修理滅失画面を経由して、注文者が選択した貸出中の取扱品の修理滅失注文を、電子カートに保存する機能を実行するプログラムである。
【0034】
<6.1>修理滅失画面(図9
図9は、修理滅失画面Lのイメージ図である。
修理滅失画面Lは、第4のリンク14の選択によって表示される画面である。
修理滅失画面Lには、貸出中の取扱品の一覧からなる修理滅失指定用リストL1を少なくとも設けている。
修理滅失指定用リストL1に掲載されている取扱品のテキストには、選択した取扱品の詳細内容を表示する、修理滅失選択品詳細画面M(図10)へと遷移するハイパーリンクが埋め込まれている。
【0035】
<6.2>修理滅失選択品詳細画面(図10
図10は、修理滅失選択品詳細画面Mのイメージ図である。
修理滅失選択品詳細画面Mには、画面中央に選択した取扱品の詳細欄が表示されており、画面下部には、選択した取扱品の確定ボタンM1が配置されている。
この確定ボタンM1には、当該取扱品の修理滅失入力画面Nへと遷移するハイパーリンクが埋め込まれている。
【0036】
<6.3>修理滅失入力画面(図11
図11は、修理滅失入力画面Nのイメージ図である。
修理滅失入力画面Nは、修理滅失選択品詳細画面Mでの確定ボタンM1の選択によって表示される画面である。
修理滅失入力画面Nの画面中央には、選択した取扱品の詳細欄、修理依頼/滅失連絡の選択、数量などの選択、その他自由記入のメモ欄と、追加ボタンN1が配置されている。
注文者によって追加ボタンN1が選択されると、修理滅失注文部50は、選択した取扱品の修理滅失注文を一旦電子カートへと保存する。
【0037】
<7>注文実行部(図1
注文実行部60は、電子カートに保存された、前記貸出注文、前記再貸出注文、前記返却注文および前記修理滅失注文を、一つの発注情報として処理する機能を実行するプログラムである。
【0038】
<7.1>電子カート画面(図12
図12は、電子カート画面Oのイメージ図である。
電子カート画面Oは、ホーム画面EのグローバルナビE3に含まれる「カート」のテキストに埋め込まれるハイパーリンクの選択時に表示される。
その他にも、前記追加ボタンG2、J2、K2、N1の選択による電子カートへの保存実行時に電子カート画面Oを表示させてもよい。
電子カート画面Oには、前記した第1の貸出注文部20、第2の貸出注文部30、返却注文部40、修理滅失注文部50でそれぞれ電子カートに保存された各注文を表示する、注文リスト欄O1と、納品日、利用期間、納品場所等の注文内容を入力する、注文内容入力欄O2と、注文内容を確定させる注文ボタンO3が配置されている。
注文者によって注文ボタンO3が選択されると、注文実行部60は、各注文を一単位の発注情報として一括処理し、注文完了となる。
【0039】
<8>注文完了時(図13(a))
前記注文実行部60によって注文が実行されると、図2で説明したホーム画面Eに表示される手配中リスト表示欄E1に、注文内容に関するテキストが表示される。
図13(a)は、ホーム画面Eの一部を取り出した、手配中リスト表示欄E2の表示イメージである。
手配中リスト表示欄E2に表示されるテキストは、第1のリンク11を経た貸出注文では取扱品の名称を表示しており、第2のリンク12を経た再貸出注文では「再注文」の文字、第3のリンク13を経た返却注文では、「返却」の文字、第3のリンク13を経た修理滅失注文では、「修理・滅失」を表示するよう構成している。
したがって、図13(a)に示すテキストを参照すれば、返却注文、送風機の貸出注文、修理滅失注文および再注文が一括処理された発注情報であることがわかる。
このテキストには、後述する、当該発注情報に係る手配用チャット画面P(図13(b))に遷移する第5のリンク15が埋め込まれている。
【0040】
<9>手配用チャット画面(図13(b))
図13(b)は、手配用チャット画面Pのイメージ図である。
手配用チャット画面Pは、手配中リスト表示欄E2からの第5のリンク15の選択によって表示される画面である。
手配用チャット画面Pには、注文者が入力可能なメッセージ入力欄が配置されており、その下方に、注文者からのメッセージと、受注者からのメッセージが時系列で表示されるチャット欄が配置されている。
受注者は、発注情報毎に、納品等に向けての細かな情報のヒアリングや情報提供をチャット欄で行うことで、より注文者側のニーズに沿い、かつ間違いの無い納品が可能となる。
なお、本発明における受注者を、電話注文における受注者と同じ営業所としておくと、電話での注文と当該サービスを併用しても業務上認識の齟齬が生じない点で有益である。
【0041】
<10>稼働リスト画面(図14
図14は、稼働リスト画面Qのイメージ図である。
稼働リスト画面Qは、第6のリンク16の選択によって表示される画面である。
稼働リスト画面Qは、既に貸出中の取扱品の一覧がリスト形式で表示される画面である。
なお、稼働リスト画面Qに表示されるリストから、取扱品の返却や再注文などの指定はできないよう設定されている。
よって、返却画面K、修理滅失画面Lおよび稼働リスト画面Qで表示される取扱品の項目は実質的に同一であるものの、注文者が実施したい内容に合わせて、各画面が個別に用意されている点で、注文者にとって利便性の高い設計となっている。
【0042】
<11>問い合わせ画面(図15
図15は、問い合わせ画面Rのイメージ図である。
問い合わせ画面Rは、第7のリンク17の選択によって表示される画面である。
問い合わせ画面Rでは、注文者の氏名、連絡先、件名、問い合わせ内容などの入力欄と、画像ファイルなどのアップロードが可能な添付ボタンR1と、送信ボタンR2が配置されている。
この送信ボタンR2を選択することで、問い合わせ内容が注文管理装置Aに送信され、注文管理装置Aでは、受注者側端末Cに問い合わせがあったことを通知する。
【0043】
<12>問い合わせ完了時(図16(a))
問い合わせの完了後は、ホーム画面Eに、問い合わせ毎にリスト化されたテキストが、問い合わせ中リスト表示欄E2に表示される。
このテキストは、問い合わせ画面Rで入力した件名などを用いることができ、さらに前記した第8のリンク18が埋め込まれている。
【0044】
<13>問い合わせ用チャット画面(図16(b))
図16は、問い合わせ用チャット画面Sのイメージ図である。
問い合わせ用チャット画面Sは、第8のリンク18の選択によって表示される画面である。
問い合わせ用チャット画面Sは、前記<9>で説明した手配用チャット画面Pと構成と同一であるため、詳細な説明は省略する。
【0045】
<14>その他
なお、各種画面のレイアウトは、注文者側端末Bの種類(PC、スマートフォン、タブレットなど)や、ディスプレイのサイズ等によっても適宜変更されうる。
したがって、本発明における各種画面における各項目のレイアウトは、本実施例で説明した内容に限定解釈されるものではない。
【0046】
<15>まとめ
このように、本実施例に係るWEB注文システムによれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)ホーム画面からの注文者側からの注文方法が多彩となるため、注文者にとってより好ましい方法で注文作業を行うことができる。
(2)各注文画面では、注文者ができる限り具体性を持たせた内容で注文を実行することができるため、受注者側にとってもその後の折り返し連絡による注文内容の確定作業をより効率良く行うことができる。
(3)貸出注文、再貸出注文、返却注文および修理滅失注文を適宜組み合わせて同時に発注することができ、発注作業の効率が向上する。
(4)注文履歴から再度貸出注文を行うことができるため、注文者による発注作業の効率が向上する。
(5)注文者が貸出を受けている取扱品の一覧リストから、取扱品の返却や修理・滅失に関する指示や連絡を、注文に見立てて実行することができ、貸出の手続と同じ感覚で受注者側に連絡することができる。
(6)注文者による注文から注文内容の確定までの間の、注文者と受注者とのやりとりをチャット画面上で実行することができる。また、チャット画面上では、文章や写真添付などの多様な方法でコミュニケーションを図ることができるため、間違いの無い注文が可能となる。
(7)チャットでの応対履歴を双方で閲覧できるため、注文確定までの経緯の把握がし易い。
(8)貸出を受けている取扱品の一覧リストを注文者が確認できるため、現況の確認や、返却手続の効率性の向上に寄与する。
(9)注文者側からの写真画像などのデータの添付を受け付けることで、受注者側で、問い合わせ対象の特定が容易となる。
(10)受注者側からの写真画像などのデータを添付して対応することで、受注者側に対して具体的で明確な回答ができる。
【実施例0047】
次に、実施例1で説明したWEB注文システムの返却機能を拡張させた例について説明する。
【0048】
<1>全体構成(図17
図17を参照しながら、本実施例に係るWEB注文システムの全体構成について説明する。
図17に示すWEB注文システムは、実施例1と同様、注文管理装置Aと、注文者側端末Bと、受注者側端末Cと、を少なくとも具備して構成している。
注文管理装置Aは、実施例1で説明したホーム画面表示部10、第1の貸出注文部20、第2の貸出注文部30、返却注文部40、修理滅失注文部50および注文実行部60に加えて、さらに稼働データ取込部70および注文通知部80を具備している。
以下、新規の処理部(稼働データ取込部70および注文通知部80)の詳細について説明する。
【0049】
<2>稼働データ取込部(図17
稼働データ取込部70は、本発明に係るWEB注文システムに対し、複数の受注者のうち少なくとも一部の受注者が保有する稼働データを取り込み可能な機能を有するプログラムである。
稼働データとは、受注者側で管理する、各注文者との間での取扱品の注文状況や貸出状況等の情報からなり、特に注文者に貸出中の取扱品の一覧情報を有している。
稼働データ取込部70が対象とする稼働データは、主に本システムの管理者側である者(内部受注者)が用意する稼働データではなく、返却注文の受付のみ本システムの機能を利用する者(外部受注者)が用意する稼働データであってもよい。
稼働データ取込部70による稼働データの取込作業は、各受注者から提供を受けた稼働データを自動的に取り込む形であってもよいし、システム管理者によって手動で取り込む形であってもよい。
また、稼働データ取込部70による稼働データの取込頻度は、1日に1度など、適宜設計することができる。
【0050】
<2.1>稼働リスト画面(図18
図18は、実施例2における稼働リスト画面Qのイメージ図である。
実施例1(図14)で示した稼働リスト画面Qと比較して、本実施例では、既に貸出中の取扱品の一覧リストの項目に、「社名」の項目として受注者情報が新たに付加されている。
注文者はこの稼働リスト画面Qでもって、稼働中の取扱品と貸出元の受注者とを紐付けて確認することができる。
【0051】
<3>注文通知部(図17
注文通知部80は、注文実行部60で処理された返却注文に係る取扱品の受注者に、当該返却注文の内容を通知する機能を実行するプログラムである。
注文管理装置Aでは、受注者毎にメールアドレスなどの連絡先情報が予め記録されており、注文通知部80では注文内容に含まれている取扱品を受注者毎に分割した内容で、それぞれ返却注文の内容を通知する。
注文通知部80による通知の有無および通知内容等は、受注者毎に自由にアレンジ可能に構成してもよい。
注文通知部80からの通知を受けた受注者は、本WEB注文システムに受注者側権限でログインし、注文番号毎に注文内容を確認し、手配用チャット画面Pを用いて注文者とチャットすることができる。
【0052】
<4>使用イメージ
次に、本実施例に係るWEB注文システムを用いて、複数の受注者に対し一括で返却注文を行う場合の処理について説明する。
【0053】
<4.1>返却品の指定(図19
図19は、実施例2に係る返却画面Kのイメージ図である。
返却画面Kでは、前記した稼働リスト画面Qと同様、既に貸出中の取扱品の一覧リストの項目に受注者情報である「社名」が含まれている。
実施例1で説明したとおり、返却対象の取扱品の選択は、当該取扱品のチェックボックスにチェックを入れることによって行うことができるため、この返却画面Kでは、返却リストK1から異なる受注者に対して、複数の返却対象を一括で選択することができる。
注文者によって追加ボタンK2が選択されると、返却注文部40は取扱品の返却注文を電子カートへと保存する。
【0054】
<4.2>返却注文の実行
注文実行部60における、電子カートに保存された取扱品の発注処理は、実施例1と同様であり、詳細な説明は省略する。
なお、一括で返却注文した取扱品の中に異なる受注者が混在している場合には、注文実行部60において、受注者毎に発注情報を分割して、異なる注文番号を付与しておくことが好ましい。
【0055】
<4.3>手配状況一覧画面(図20
図20は、手配状況一覧画面Tのイメージ図である。
手配状況一覧画面Tは、図2に示すホーム画面EのグローバルナビE3に表示されている「手配状況」の文字に埋め込まれたリンクの選択によって表示される画面である。
手配状況一覧画面Tでは、注文実行部60によって付与される注文番号毎に注文内容のテキストが表示されており、このテキストに、実施例1で説明した、当該発注情報に係る手配用チャット画面Pに遷移する第5のリンク15が埋め込まれている。
この第5のリンク15の選択によって表示される手配用チャット画面Pを用いた受注者と注文者とのやりとりは、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
【0056】
<5>返却手配完了後の処理
その後、受注者側での返却処理の手配が完了した取扱品については、以下の処理等によって抹消されることにより、注文者から閲覧可能な稼働リスト画面Qには表示されない形となる。
【0057】
(処理例1)受注者側での削除処理
受注者側がWEB注文システムのデータベースにアクセスできる権限を有する者(すなわち、内部受注者)である場合には、当該データベースから対象の取扱品を削除することによって、稼働リストの一覧から該当する取扱品が削除される。
【0058】
(処理例2)稼働データの再取り込み
受注者側が、本WEB注文システムのデータベースにアクセスできる権限を有さず、稼働データの提供のみを行う者(すなわち、外部受注者)である場合は、当該受注者の社内システムで対象の取扱品が削除された最新の稼働データを、再度稼働データ取込部70で定期的に取り込むことによって、稼働リストの一覧から該当する取扱品が削除される。
【0059】
<6>まとめ
このように、本実施例に係るWEB注文システムによれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)複数の受注者からそれぞれ貸出された建設機械または建設資材を少なくとも含む取扱品の返却注文を一括で横断的に受け付けることが可能となるため、注文者が受注者毎に異なるWEB注文システムにアクセスしたり、個別に連絡をとる必要がなくなる。
(2)小規模な受注者にとっては、自社で大規模なシステム開発を行うことなく、本発明に係るWEB注文システムに、各注文者との稼働データを定期的に提供するだけで足りるため、多くの労力を要することなく、注文者に対してより利便性に優れるサービスを提供できる。
【実施例0060】
本発明におけるWEB注文システムでは、前述した注文管理装置Aを、複数台の情報処理装置を用いて構成してもよいし、前記した各処理部のうち少なくとも何れか1つの処理部を、受注者側端末Cにインストールする専用のアプリケーションによって実行するよう構成してもよい。
【0061】
また、本発明におけるWEB注文システムでは、実施例2で想定する、本WEB注文システムの管理者に属する者を内部受注者、本WEB注文システムの管理者以外に属する外部受注者に分け、外部受注者からのみ定期的に稼働データを取り込む態様だけでなく、本WEB注文システムの管理者がプラットフォームの提供者であり、全ての受注者を実施例2における外部受注者として位置づけて、各外部受注者から定期的に稼働データを取り込むことで、各受注者に対し横断的に返却注文を可能とする態様であってもよい。
【符号の説明】
【0062】
A:注文管理装置
B:注文者側端末
C:受注者側端末
10:ホーム画面表示部
11~18:第1のリンク~第8のリンク
20:第1の貸出注文部
30:第2の貸出注文部
40:返却注文部
50:修理滅失注文部
60:注文実行部
70:稼働データ取込部
80:注文通知部
B:注文者側端末
C:受注者側端末
D:ネットワーク
E:ホーム画面
E1:手配中リスト表示欄
E2:問い合わせ中リスト表示欄
E3:グローバルナビ
F:カタログ画面
F1:カテゴリ欄、F2:商品欄、F3:検索欄
G:注文内容入力画面
G1:注文内容欄、G2:追加ボタン
H:再注文画面
H1:再注文リスト
I:再注文選択品詳細画面
I1:確定ボタン
J:再注文内容入力画面
J1:再注文内容入力欄、J2:追加ボタン
K:返却画面
K1:返却リスト
K2:追加ボタン
L:修理滅失画面
L1:修理滅失指定用リスト
M:修理滅失選択品詳細画面
M1:確定ボタン
N:修理滅失入力画面
N1:追加ボタン
O:電子カート画面
O1:注文リスト欄、O2:注文内容入力欄、O3:注文ボタン
P:手配用チャット画面
Q:稼働リスト画面
R:問い合わせ画面
R1:添付ボタン、R2:送信ボタン
S:問い合わせ用チャット画面
T:手配状況一覧画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
図17
図18
図19
図20