(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023055083
(43)【公開日】2023-04-17
(54)【発明の名称】洗浄機及び制御装置
(51)【国際特許分類】
B08B 3/02 20060101AFI20230410BHJP
B08B 9/00 20060101ALI20230410BHJP
B65D 23/00 20060101ALI20230410BHJP
B67C 7/00 20060101ALN20230410BHJP
【FI】
B08B3/02 A
B08B9/00
B65D23/00 H
B67C7/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021164199
(22)【出願日】2021-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123102
【弁理士】
【氏名又は名称】宗田 悟志
(72)【発明者】
【氏名】高市 翔太
(72)【発明者】
【氏名】菊川 智之
【テーマコード(参考)】
3B116
3B201
3E062
3E079
【Fターム(参考)】
3B116AA21
3B116AB01
3B116AB44
3B116BB22
3B116CC01
3B116CD42
3B201AA21
3B201AB01
3B201AB44
3B201BB22
3B201BB92
3B201CC01
3B201CD42
3E062AA09
3E062AB02
3E062BA07
3E062BB06
3E062BB10
3E062DA08
3E079AB01
3E079GG01
(57)【要約】
【課題】洗浄対象の洗浄を適切に制御する。
【解決手段】洗浄機10は、洗浄対象の容器の識別情報を取得する識別情報取得部20と、識別情報取得部20により取得された識別情報に基づいて洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部と、洗浄許否判定部により洗浄が許可された洗浄対象を洗浄する洗浄部と、を備える。
【選択図】
図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄対象の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報取得部により取得された識別情報に基づいて前記洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部と、
前記洗浄許否判定部により洗浄が許可された洗浄対象を洗浄する洗浄部と、
を備える
洗浄機。
【請求項2】
前記洗浄対象が前記洗浄機にセットされたときに、前記識別情報取得部が前記洗浄対象の識別情報を取得する
請求項1に記載の洗浄機。
【請求項3】
洗浄対象である容器の底面に識別情報が設けられ、
前記識別情報取得部は、前記容器が倒立した状態で前記洗浄機にセットされたときの前記容器の底面の近傍の位置に設けられる
請求項1又は2に記載の洗浄機。
【請求項4】
前記洗浄部は、前記洗浄対象の識別情報に基づいて取得された前記洗浄対象の使用履歴に応じた態様で前記洗浄対象を洗浄する
請求項1から3のいずれかに記載の洗浄機。
【請求項5】
洗浄対象の識別情報に基づいて前記洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部と、
前記洗浄許否判定部により洗浄が許可された洗浄対象の洗浄を制御する洗浄制御部と、
を備える
制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、容器などを洗浄するための洗浄機、及びその洗浄機を制御する制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料などの容器は、食器洗浄機などを用いて洗浄されている。例えば、特許文献1に開示された食器洗浄機は、筐体内に設けた洗浄槽、洗浄槽内に収容されて食器類が収納される食器かご、洗浄槽内の洗浄水を食器類に噴射する噴射ノズル、噴射ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプ、及び洗浄槽内の洗浄水を排水路により筐体外に排出する排水ポンプを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
全ての容器を洗浄するのではなく、所定の容器のみを選択的に洗浄する必要があるような場合には、洗浄の許否を判定して洗浄を適切に制御する技術が必要となる。
【0005】
本開示は、洗浄対象の洗浄を適切に制御するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における洗浄機は、洗浄対象の識別情報を取得する識別情報取得部と、識別情報取得部により取得された識別情報に基づいて洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部と、洗浄許否判定部により洗浄が許可された洗浄対象を洗浄する洗浄部と、を備える。
【0007】
本開示における制御装置は、洗浄対象の識別情報に基づいて洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部と、洗浄許否判定部により洗浄が許可された洗浄対象の洗浄を制御する洗浄制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、洗浄対象の洗浄を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】実施の形態1に係る洗浄機により洗浄される容器の構成図
【
図1B】実施の形態1に係る洗浄機により洗浄される容器の構成図
【
図3B】実施の形態1に係る洗浄機の別の例の構成図
【
図4B】実施の形態1に係る洗浄機の別の例の構成図
【
図6】実施の形態1に係る洗浄方法の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
【0011】
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0012】
(実施の形態1)
以下、
図1~7を用いて、実施の形態1を説明する。実施の形態1に係る洗浄機は、主に飲料用の容器を洗浄するためのものである。実施の形態1に係る洗浄機は、使用された容器を洗浄して再利用することを可能とするサービスにおいて使用される専用の容器のみを洗浄するように構成される。
【0013】
[1-1.構成]
図1A及び
図1Bは、実施の形態1に係る洗浄機により洗浄される容器の構成を示す。容器1は、容器本体2と、蓋3とを備える。
図1Aは、蓋3が容器本体2に装着された状態を示し、
図1Bは、蓋3が容器本体2から取り外された状態を示す。
【0014】
図2Aは、容器本体2の構成を示す。容器本体2の底面に、容器1の識別情報を含むタグ4が設けられる。タグ4は、識別情報を表す文字、記号、画像、一次元コード、二次元コードなどが印刷されたものであってもよいし、識別情報を格納したICタグ、RFタグ、NFCタグなどであってもよい。識別情報は、容器1がサービスにおいて専用される容器であり、本実施の形態の洗浄機による洗浄が許可される容器であることを識別するために設けられる。識別情報は、サービスにおいて使用される専用の容器に共通していてもよいし、個々の容器に対して一意に割り当てられていてもよいし、容器の使用者又は所有者に対して一意に割り当てられていてもよい。
【0015】
図2B及び
図2Cは、実施の形態1に係る洗浄機の構成を示す。洗浄機10は、洗浄機本体11、保持部12、シール部14、ノズル15、取っ手16、ガイド17、識別情報取得部20、及びセット完了検知センサ21を備える。
【0016】
ノズル15は、保持部12に保持された容器本体2の内部に洗浄液を射出する。ノズル15から射出される洗浄液は、図示しないポンプなどにより供給される。シール部14は、容器本体2の内部に射出された洗浄液が容器本体2と洗浄機本体11との間から漏れないようにシールする。保持部12は、容器本体2の外側面がシール部14に接触するように保持する。これにより、洗浄液が容器本体2の外側に漏れないようにすることができる。また、容器本体2の外側面がシール部14に接触するとリードスイッチ等で構成されたセット完了検知センサ21が動作し、図示されていない制御部にセット完了を伝える。さらに、容器本体2の飲み口が洗浄機本体11と接触しないようにすることができるので、洗浄機10の衛生面を保つことができる。また、容器本体2の飲み口付近以外の外側を濡らさずに容器本体2の内部を洗浄することができる。
【0017】
保持部12は、容器本体2の開口部が容器本体2の底面よりも低くなるように容器本体2を保持する。これにより、容器本体2の内部に射出された洗浄液を重力により容器本体2の外部に排出することができる。
図2Bの例では、保持部12は、容器本体2を倒立した状態で保持する。保持部12は、容器本体2を傾斜した状態で保持してもよい。
【0018】
保持部12は、ガイド17に沿って昇降可能に設けられる。使用者は、保持部12に取り付けられた取っ手16を把持して、保持部12を上下に移動させることができる。保持部12をガイド17に沿って自動的に昇降させる構成が設けられてもよい。
【0019】
識別情報取得部20は、容器本体2が倒立した状態で洗浄機本体11に取り付けられたときの容器本体2の底面の位置の斜め上近傍に設けられ、タグ4から識別情報を取得する。タグ4が、識別情報を表す文字、記号、画像、一次元コード、二次元コードなどを含む場合は、識別情報取得部20は、それらを読み取るための撮像部などを含んでもよい。タグ4が、識別情報を格納したICタグ、RFタグ、NFCタグなどである場合は、識別情報取得部20は、それらから識別情報を受信するための通信部などを含んでもよい。識別情報取得部20は、取得した識別情報を図示しない制御部に伝達する。識別情報取得部20は、上述のように容器本体2の底面の位置の斜め上近傍に設けられており、底面全体を検出することができ、容器本体2を洗浄機本体11に取り付ける際にタグ4の位置を気にする必要が無い。
【0020】
制御部は、識別情報取得部20により取得された識別情報に基づいて、容器本体2の洗浄の許否を判定する。制御部は、容器本体2の洗浄が許可されると判定した場合、図示しないポンプなどを制御してノズル15から洗浄液を射出し、容器本体2の内部を洗浄する。ポンプやノズル15などは、本開示の洗浄部を構成する。
【0021】
ノズル15から射出された洗浄液は、容器本体2の内側面に当たった後、容器本体2の内側面に沿って上方に流れる。洗浄液は、容器本体2の内底面付近まで到達するような液圧及び液量でノズル孔から射出される。
【0022】
図3Aは、容器本体2の別の例の構成を示す。本図の例では、容器本体2の側面に、容器1の識別情報を含むタグ4が設けられる。
【0023】
図3Bは、実施の形態1に係る洗浄機の別の例の構成を示す。本図の例では、識別情報取得部20は、容器本体2が倒立した状態で保持部12にセットされたときの容器本体2の側面のタグ4の位置の近傍に設けられ、タグ4から識別情報を取得する。その他の構成は、
図2Bに示した洗浄機10と同様である。
【0024】
図4Aは、容器本体2の別の例の構成を示す。本図の例では、容器本体2の側面の、容器本体2が洗浄機10の保持部12に保持される位置の近傍に、容器1の識別情報を含むタグ4が設けられる。
【0025】
図4Bは、実施の形態1に係る洗浄機の別の例の構成を示す。本図の例では、識別情報取得部20は、保持部12に設けられ、タグ4から識別情報を取得する。その他の構成は、
図4Bに示した洗浄機10と同様である。
【0026】
図5は、実施の形態1に係る洗浄機の制御部の構成を示す。制御部30は、洗浄許否判定部31、洗浄態様判定部32、及び洗浄制御部33を備える。
【0027】
洗浄許否判定部31は、識別情報取得部20により取得された洗浄対象の容器本体2の識別情報に基づいて容器本体2の洗浄の許否を判定する。洗浄許否判定部31は、洗浄が許可される容器本体2の識別情報を予め保持し、識別情報取得部20により取得された識別情報が予め保持された識別情報と一致する場合は容器本体2の洗浄を許可し、一致しない場合は容器本体2の洗浄を禁止する。洗浄を禁止する場合には、使用者に表示や音等で洗浄ができない旨を知らせても良い。
【0028】
洗浄許否判定部31は、容器本体2の外観や形状などに更に基づいて容器本体2の洗浄の許否を判定してもよい。例えば、洗浄が許可される容器本体2の外観の画像を予め保持し、撮像装置により撮像された容器本体2の外観が予め保持された外観と一致する場合は容器本体2の洗浄を許可し、一致しない場合は容器本体2の洗浄を禁止してもよい。また、容器本体2が洗浄機本体11に取り付けられたことをセット完了検知センサ21が検出して、制御部30に伝えている情報と識別情報取得部20により取得された情報とを加味して洗浄許可を判断すれば、識別情報取得部20にタグ4を近づけて許可されていない容器を洗浄しようとする不正を防止することができる。また、洗浄許可になるには、セット完了検知センサ21と識別情報取得部20からの情報によって、2つの許可が必要で二重になっており、容器本体2が無い状態でノズル15から洗浄液が出る不完全な状態を二重で防ぐことができる。
【0029】
洗浄態様判定部32は、識別情報取得部20により取得された洗浄対象の容器本体2の識別情報に基づいて容器本体2を洗浄する態様を判定する。洗浄態様判定部32は、容器1の使用履歴を取得し、使用履歴に応じた洗浄態様を判定してもよい。使用履歴は、容器1に入れられた飲料の種類、量、温度、乳化物の有無、飲料を入れた時刻からの経過時間、飲料を飲み終えた時刻からの経過時間、洗浄後に入れる予定の飲料の種類、量、温度などを含んでもよい。例えば、容器1に入れられた飲料が乳化物を含む場合は、容器本体2の内面に乳化物が付着して落ちにくいので、洗浄時間を長くしたり、洗剤や洗浄液の量を多くしたり、洗剤の種類を変更したり、洗浄液を加温したりして、洗浄効率を高めてもよい。洗浄液は、常温よりも高く、乳化物に含まれるタンパク質などが変性する温度よりも低い温度に調整されてもよい。また、容器1に飲料が入れられてからの経過時間が長い場合や容器1に入れられた飲料を飲み終えてからの経過時間が長い場合は、容器本体2の内面に付着した汚れが乾固して落ちにくくなっているので、上記のようにして洗浄効率を高めてもよい。
【0030】
洗浄態様判定部32は、使用者による容器1の使用履歴に基づいて、次に容器1に入れられる飲料の種類、量、温度などを予測し、予測された飲料の種類、量、温度などに基づいて洗浄態様を判定してもよい。例えば、使用者が冷たい飲料を続けて飲用している場合は、次回も冷たい飲料を容器1に入れることが予測されるので、最後のすすぎ工程において常温又は低温の洗浄水を使用することにより容器本体2の内部を冷却してもよい。また、使用者が温かい飲料を続けて飲用している場合は、次回も温かい飲料を容器1に入れることが予測されるので、最後のすすぎ工程において加温した洗浄水を使用することにより容器本体2の内部を加温してもよい。
【0031】
使用履歴は、使用者から入力を受け付けてもよいし、使用者の端末などから取得してもよいし、容器1の使用履歴を管理するサーバなどから取得してもよい。
【0032】
洗浄制御部33は、洗浄許否判定部31により洗浄が許可された容器本体2を、洗浄態様判定部32により判定された態様で洗浄するよう、ポンプなどの洗浄部を制御する。
【0033】
[1-2.動作]
以上のように構成された洗浄機10について、以下その動作、作用を説明する。
【0034】
図6は、実施の形態1に係る洗浄方法の手順を示すフローチャートである。使用者は、洗浄対象の容器本体2を保持部12にセットする。使用者は、取っ手16を把持し、容器本体2を下方に移動させて、容器本体2をシール部14に押し付ける。この時、セット完了検知センサ21が動作し、制御部30に容器セット完了を伝える(S10)。容器本体2が洗浄機本体11に正しくセットされた場合(S12のY)、識別情報取得部20は、容器本体2に設けられたタグ4から識別情報を取得する(S14)。洗浄許否判定部31は、識別情報取得部20により取得された識別情報に基づいて容器本体2の洗浄の許否を判定する。洗浄が許可される場合は(S16のY)、洗浄制御部33は洗浄部を制御して容器本体2を洗浄する(S18)。容器本体2が所定の容器でない場合(S12のN)や、洗浄許否判定部31により洗浄が禁止された場合(S16のN)は、容器本体2を洗浄しない。
【0035】
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、洗浄機10は、洗浄対象の容器1の識別情報を取得する識別情報取得部20と、識別情報取得部20により取得された識別情報に基づいて洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部31と、洗浄許否判定部31により洗浄が許可された洗浄対象を洗浄する洗浄部と、を備える。これにより、洗浄が許可された洗浄対象を適切に洗浄することができる。
【0036】
また、本実施の形態において、洗浄対象が洗浄機10にセットされたときに、識別情報取得部20が洗浄対象の識別情報を取得する。これにより、消費電力などを低減させることができる。
【0037】
また、本実施の形態において、洗浄対象である容器1の底面に識別情報が設けられ、識別情報取得部20は、容器本体2が倒立した状態で洗浄機10にセットされたときの容器本体2の底面の近傍の位置に設けられる。これにより、識別情報を取得する精度を向上させることができるとともに、容器本体2の底面のどの位置にタグ4があっても検知でき、使い勝手が良い。また、容器1の外観を向上させることができる。
【0038】
また、本実施の形態において、洗浄部は、洗浄対象の識別情報に基づいて取得された洗浄対象の使用履歴に応じた態様で洗浄対象を洗浄する。これにより、洗浄効率を向上させることができる。
【0039】
また、本実施の形態において、制御部30は、洗浄対象の容器1の識別情報に基づいて洗浄対象の洗浄の許否を判定する洗浄許否判定部31と、洗浄許否判定部31により洗浄が許可された洗浄対象の洗浄を制御する洗浄制御部33と、を備える。これにより、洗浄が許可された洗浄対象を適切に洗浄することができる。
【0040】
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0041】
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
【0042】
実施の形態1では、飲料用の容器の蓋を洗浄する例について主に説明したが、本実施の形態の技術は、任意の用途の容器や、容器以外の洗浄対象を洗浄する場合にも適用可能である。
【0043】
図7は、他の実施の形態に係る洗浄機10の構成を示す。実施の形態1では、保持部12に容器本体2をセットし、ガイド17に沿って昇降可能にしているが、本図に示す洗浄機10では、保持部12をシール部14の近傍に設け、ガイド17を無くして、保持部12に容器本体2を取りつけると、容器本体2の外側面がシール部14に接触するようにしている。
【0044】
実施の形態1では、セット完了検知センサ21を設けたが、無くても良い。容器本体2が所定の位置になるように洗浄機本体11に取りつけると、タグ4が識別情報取得部20の近傍に位置し、識別情報取得部20によりタグ4を検知できるので、安定して洗浄動作ができる。
【0045】
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、容器などを洗浄するための洗浄機に利用可能である。
【符号の説明】
【0047】
1 容器
2 容器本体
3 蓋
4 タグ
10 洗浄機
11 洗浄機本体
12 保持部
14 シール部
15 ノズル
16 取っ手
17 ガイド
20 識別情報取得部
21 セット完了検知センサ
30 制御部
31 洗浄許否判定部
32 洗浄態様判定部
33 洗浄制御部