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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023055591
(43)【公開日】2023-04-18
(54)【発明の名称】収納ケース
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/34 20060101AFI20230411BHJP
   A45C 13/00 20060101ALI20230411BHJP
【FI】
A45C11/34 G
A45C13/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021165132
(22)【出願日】2021-10-06
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】521442361
【氏名又は名称】渋谷 瑠海
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 瑠海
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA18
3B045CE07
3B045DA42
3B045EA02
3B045EB10
3B045JA01
3B045JB01
3B045JC04
(57)【要約】
【課題】
従来の収納ケースでは、収納する付箋の個数や形状を限定せずに収納することができない欠点があった。
【解決手段】
本発明は、上部にファスナーAを設けた筆記具収納部と、付箋収納部とを備えた収納ケースで、筆記具収納部のファスナーAが設置されていない側面の一面を前面とし、付箋収納部は付箋台紙と表面部から構成され、筆記具収納部の前面の底面側に付箋収納部の表面部の底辺を接続して、付箋収納部の表面部と筆記具収納部の前面の間に付箋台紙を挟み、付箋収納部の表面部は底辺を軸とし開閉可能な形状で構成される。筆記具収納部と付箋収納部に分けることにより、付箋の個数や形状を限定せずに収納することが可能で、付箋の汚れや折れから防止することが可能である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部にファスナーAを設けた筆記具収納部と、付箋収納部とを備え、前記筆記具収納部の前記ファスナーAが設置されていない側面の一面を前面とし、前記付箋収納部は付箋台紙と表面部から構成され、前記筆記具収納部の前記前面の底面側に前記付箋収納部の前記表面部の底辺を接続して、前記付箋収納部の前記表面部と前記筆記具収納部の前記前面の間に前記付箋台紙を挟み、前記付箋収納部の前記表面部は底辺を軸とし開閉可能な形状で構成される収納ケース。
【請求項2】
前記付箋収納部の前記表面部の底辺以外の辺にファスナーBを設けた請求項1の収納ケース。
【請求項3】
前記付箋収納部の前記表面部の両側辺に折り返し部を設けた請求項1の収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来品である収納ケースは、以下の通りである。
特許文献1に示される先行技術である筆記具ケースは、収納できる付箋の形状と数が限られている欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-202279
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の収納ケースでは、収納する付箋の個数や形状を限定せずに収納することができない欠点があった。
【0005】
本発明の目的は、筆記具収納部と付箋収納部から構成される収納ケースで、以上の欠点をなくすためになされたものでる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上部にファスナーAを設けた筆記具収納部と、付箋収納部とを備え、筆記具収納部のファスナーAが設置されていない側面の一面を前面とし、付箋収納部は付箋台紙と表面部から構成され、筆記具収納部の前面の底面側に付箋収納部の表面部の底辺を接続して、付箋収納部の表面部と筆記具収納部の前面の間に付箋台紙を挟み、付箋収納部の表面部は底辺を軸とし開閉可能な形状で構成される収納ケースである。
【発明の効果】
【0007】
本発明において、収納する付箋の個数や形状を限定せずに収納することができる収納ケースである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施例1を示す正面図
図2】本発明の実施例1を示す斜視図
図3】本発明の実施例1において表面部を開いた状態を示す正面図
図4】本発明の実施例1において表面部を開いた状態を示す斜視図
図5】本発明の実施例1の筆記具収納部と付箋収納部の固定位置説明図
図6】本発明の実施例2を示す斜視図
図7】本発明の実施例2の表面部を開いた状態を示す斜視図
図8】本発明の実施例3において表面部を開いた状態を示す斜視図
図9】本発明の実施例4においてマチ部を開いた状態を示す斜視図
図10】本発明の実施例4のマチ部と表面部の説明斜視図
図11】本発明の実施例4においてマチ部を閉じた状態を示す斜視図
図12】本発明の実施例5を示す斜視図
図13】本発明の実施例5の変形例を示す斜視図
図14】本発明の実施例6において付箋台紙の脱着可能な状態を示す説明図
図15】付箋台紙のバリエーション構造説明図
【発明を実施するための形態】
【実施例0009】
以下、本発明の実施例1を図1図5に基づいて説明をする。実施例1は、筆記具収納部(1)と付箋収納部(2)を備えた収納ケースである。
【0010】
筆記具収納部(1)の上部にファスナーA(11)を設ける。筆記具収納部(1)のファスナーA(11)が設置されていない側面の一面を前面(12)とする。
【0011】
付箋収納部(2)は、付箋台紙(21)と表面部(22)から構成される。
【0012】
筆記具収納部(1)前面(12)の底面側に、付箋収納部(2)の表面部(22)の底辺(23)を接続して、表面部(22)と前面(12)の間に付箋台紙(21)を挟んで構成される。
【0013】
付箋収納部(2)の表面部(22)の底辺(23)を軸とし、開閉可能な構造である。
【0014】
付箋収納部(2)の表面部(22)は、筆記具収納部(1)の前面(12)と平行に重ねて配置される。
【0015】
付箋収納部(2)の表面部(22)は、筆記具収納部(1)の前面(12)よりも大きくはない。付箋収納部(2)の表面部(22)は、付箋台紙(21)より、やや大きめの形状であり、付箋台紙(21)覆う構造で、カーバとしての役割を果たす。
【0016】
付箋台紙(21)は、筆記具収納部(1)の前面(12)と付箋収納部(2)の表面部(22)の間に挟んであり、固定されていても、脱着可能でも良い。
【0017】
付箋台紙(21)は1&#12316;10枚程度で構成され、付箋台紙(21)の素材は厚紙、紙、プラスチックシート、紙とプラスチックの混合シート等からなり、素材は問わないものとする。
【0018】
購入の際に付箋の裏側に付いていた台紙を剥がし、付箋を付箋台紙(21)に直接、貼ることができる。その為に、複数の付箋を自由にレイアウトして収納することが可能である。また、かさばる台紙から剥がして収納できる為、付箋をコンパクトに収納できる。
【0019】
筆記収納部(1)内に直接、付箋を入れると、筆箱内を散乱する消しゴムのカスやペンのインク等の汚れ等により汚れてしまうことがある。筆記具収納部(1)と付箋収納部(2)に区分けすることにより、付箋を汚れや折れから防止できる。
【0020】
筆記具収納部(1)と付箋収納部(2)に分けることにより、付箋の個数や形状を限定せずに収納することが可能である。
【実施例0021】
以下、本実施例2を図6図7に基づいて説明をする。実施例2は、付箋収納部(2)の表面部(22)の底辺(23)以外の辺にファスナーB(24)を設けてあり、それ以外は実施例1と同様である収納ケースである。
【0022】
付箋収納部(2)の表面部(22)の底辺(23)を軸とし、表面部(22)を閉じた状態のとき、筆記収納部(1)の前面(12)と表面部(22)の底辺(23)以外の辺が合わさる箇所に、ファスナーB(24)を設ける。
【0023】
筆記収納部(1)の前面(12)と付箋収納部(2)の表面部(22)の底辺(23)以外の辺が合わさる箇所に、ファスナーB(24)を設けることにより、付箋台紙(21)に配置された付箋が剥がれ落ちても、付箋収納部(2)から、はみ出しや落下することはない。
【実施例0024】
以下、本実施例3を図8に基づいて説明をする。実施例3は、筆記具収納部(1)の前面(12)と、付箋収納部(2)の表面部(22)に、留め具を、各々、設けてあり、それ以外は実施例1と同様である収納ケースである。
【0025】
筆記具収納部(1)の前面(12)に留め具A(13)を設け、付箋収納部(2)の表面部(22)に留め具A(13)と一対になる留め具B(25)を設ける。
【0026】
筆記具収納部(1)の前面(12)に配置した 留め具A(13)と、付箋収納部(2)の表面部(22)に配置した留め具B(25)が合わさり、表面部(22)を閉じた状態を保つことができる。
【0027】
留め具A(13)と留め具B(25)は、両サイドの2か所、上部に2か所、中央に1か所、複数など限定せずに配置して良いものとする。
【0028】
留め具A(13)と留め具B(25)は、マジックテープ、金具ホック、磁石ホック、プラスチックホック、ファスナー、ボタン等で構成され、形状や数は問わないものとする。
【実施例0029】
以下、本実施例4を図9図11に基づいて説明をする。実施例4は、付箋収納部(2)の表面部(22)の両側辺に、折り返し部(26)を設けてあり、それ以外は実施例1と同様である収納ケースである。
【0030】
折り返し部(26)は、付箋収納部(2)の表面部(22)の内側に折れ曲げて収納される。
【0031】
折り返し部(26)を設け、付箋収納部(2)の表面部(22)の内側に折り曲げた状態で、筆記具収納部(1)の前面(12)に配置した 留め具A(13)と合わさる箇所に留め具B(25)を設ける。
【0032】
折り返し部(26)を設けることにより、筆記具収納部(1)の前面(12)と、付箋収納部(2)の表面部(22)の両端の隙間から、付箋のはみ出しや落下を防止することが可能である。
【実施例0033】
以下、本発明の実施例5を図12に基づいて説明をする。実施例5は、付箋収納部(2)の表面部(22)に覆いかぶさるように蓋(27)を取り付けた実施例1の収納ケースである。
【0034】
蓋(27)は、筆記具収納部(1)の前面(12)の上辺に設ける。
【0035】
蓋(27)を設けることにより、筆記具収納部(1)の前面(12)と、付箋収納部(2)の表面部(22)の上端の隙間から、付箋のはみ出しや落下を防止することが可能である。
【0036】
以下、本実施例5の変形例を図13に基づいて説明をする。実施例5の変形例として、図13に示したように、蓋(27)は、筆記具収納の背面に設けても良い。
【実施例0037】
以下、本発明の実施例6を図14に基づいて説明をする。実施例6は、付箋収納部(2)の付箋台紙(21)が、本体から脱着可能な実施例1の収納ケースである。
【0038】
以下、付箋台紙(21)の実施形態を図15に基づいて説明をする。付箋収納部(2)の付箋台紙(21)の形状は、(a)、(b)、(c)等のバリエーションが考えられる。
【0039】
図15の(a)は、数枚の付箋台紙が連結され、中央下部で固定した形状である。
【0040】
図15の(b)は、数枚の付箋台紙(21)が連結され、下部に貫通した孔を設けた形状である。
【0041】
図15の(c)は、貫通した孔を設けた複数枚の付箋台紙(21)が単独で連なって重なった状態である。
【0042】
図15の(b)と(c)における本体は、付箋収納部(2)の表面部(22)と筆記具収納部(1)の前面(12)の間に、バインダーやファイル等のとじ具を設けて、とじ具のリングに通して、付箋台紙(21)が格納される構造でも良い。また、付箋台紙(21)の貫通した孔に帯を通して、付箋台紙(21)を本体に縫い合わせても良い。貫通した孔は、丸型、四角形など形状は問わないものとする。また、孔は2個ではなく、複数個所に設けても良い。
【符号の説明】
【0043】
1.筆記具収納
2.付箋収納部
11.ファスナーA
12.前面
13.留め具A
21.付箋台紙
22.表面部
23.底辺
24.ファスナーB
25.留め具B
26.折り返し部
27.蓋
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15