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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023056014
(43)【公開日】2023-04-18
(54)【発明の名称】2つのワークピースのためのコネクタ
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/26 20060101AFI20230411BHJP
   E04B 1/58 20060101ALI20230411BHJP
【FI】
E04B1/26 G
E04B1/58 504L
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023022354
(22)【出願日】2023-02-16
(62)【分割の表示】P 2020512705の分割
【原出願日】2018-09-12
(31)【優先権主張番号】17191575.4
(32)【優先日】2017-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】515002012
【氏名又は名称】クナップ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】クナップ,フリードリヒ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】負荷支持能力、耐久性、および全体サイズに関して、接続を改善して、一定の重量または一定の全体サイズを以て、より大きな力に永続的に耐えることができるようにする。
【解決手段】コネクタ1は、第1および第2の取付具であって、それぞれの一方の面によってワークピースのうちの1つに取り付けることができ、それぞれ他方の面によって互いに固定することができ、それらの一方の面および他方の面の間に周囲を取り巻く端面をそれぞれ持つ、第1および第2の取付具4,5を備え、少なくとも第1の取付具は他方の面にアンダーカットを有する突起14を有し、第2の取付具5はその端面から始まりアンダーカットと対応し、突起を固定するためのスロット16を有し、取付具のうち少なくとも1つは他方の面に、突起がスロットに固定された位置にあるとき、もう一方の取付具の端面を載置するためのスロットの方向に対して横方向に延びる突出部17を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に木製の2つのワークピースのためのコネクタであって、
第1および第2の取付具(4、5)であって、それぞれの一方の面(6、7)によって前記ワークピース(2、3)のうち1つにそれぞれ取り付けることができ、それらの他方の面(10、11)によって互いに固定することができ、それらの一方の面および他方の面(6、7、10、11)の間に周囲を取り巻く端面(12、13)をそれぞれ持つ、第1および第2の取付具(4、5)を備え、
ここで少なくとも前記第1の取付具(4)はその前記他方の面(10)にアンダーカット(15)を有する突起(14)を有し、前記第2の取付具(5)は、その前記端面(13)から始まり前記アンダーカット(15)に対応し、前記突起(14)を固定するためのスロット(16)を有し、ここで前記取付具(4、5)のうち少なくとも1つはその前記他方の面(10、11)に、前記突起(14)が前記スロット(16)に固定された位置にあるとき、もう一方の前記取付具(4、5)の前記端面(12、13)を載置するための前記スロット(16)の方向に対して横方向に延びる突出部(17)を有し、
前記突起(14)が、前記他方の面(10)から突出し広がったヘッド(23)を有するスタッド(22)によって形成され、前記スタッド(22)は前記第1の取付具(4)上を軸方向に移動可能なように取り付けられ、前記スタッド(22)はその前記ヘッド(23)が前記第1の取付具(4)の前記一方の面(6)に向かったばね仕掛けであることを特徴とする、
コネクタ。
【請求項2】
前記突出部(17)が前記取付具(4、5)に一体的に形成されるか、またはそれに溶接されていることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記取付具(4、5)が実質的に合同であり、前記スロット(16)にほぼ平行な端部(12’、12”、13’、13”)を有し、ここでチーク(27)が少なくとも1つの前記取付具(4、5)の前記端部(12’、12”、13’、13”)に形成され、前記突起(14)が前記スロット(16)に固定された位置にあるときに、もう一方の前記取付具(4、5)が前記チークの間に横方向に保持されることを特徴とする、請求項1または2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記スロット(16)がV字形の口部(16’)を有することを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
両方の前記取付具(4、5)が同一の形状を有するか、または互いに鏡面対称であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、特に木製の2つのワークピースのためのコネクタに関するものであり、このコネクタは、第1および第2の取付具であって、それぞれの一方の面によってワークピースのうちの1つにそれぞれ取り付けることができ、それらの他方の面によってもう一方に固定することができ、それらの一方の面および他方の面の間に周囲を取り巻く端面をそれぞれ持つ、第1および第2の取付具を備え、ここで少なくとも第1の取付具はその他方の面にアンダーカットを有する突起を有し、第2の取付具はその端面から始まりアンダーカットと対応し、突起を固定するためのスロットを有する。
【0002】
〔背景技術〕
この種のコネクタは、例えばDE 102 27 661 B3およびEP 1 856 417 B1により公知であり、オーストリア、ユーラスフェルドのKnapp GmbH社によって商標RICON(登録商標)Sで販売されている。それらは、例えば、主梁、第2または直交の梁、クロスパス、トラス、柱、支柱、壁などの、接続のために木材工学の分野において重い負荷を支えることができる接続の構築に特に適している。取付具は通常、金属、例えば高強度アルミニウムで作られ、接続されるワークピースは通常、木、例えば接着集成板、集成梁などで作られる。少なくとも1つのワークピースは、代わりに、例えば、コンクリート、石材、積み石、または金属でも作られてもよい。
【0003】
文献、DE 103 26 196 B3およびGB 1 087 401 Aはまた、一方の取付具が、他方の取付具を支持するためのスロットの方向に対して横方向に延びる突出部を一方の面に有するコネクタを記載している。
【0004】
〔発明の概要〕
本発明の目的は、その負荷支持能力、耐久性、および全体サイズに関して、この種の接続をさらに改善して、一定の重量または一定の全体サイズを以て、より大きな力に永続的に耐えることができるようにすることである。
【0005】
この目的は、導入部に記載された種のコネクタによって達成され、少なくとも取付具の1つは他方の面に、突起がスロットに固定された位置にあるとき、もう一方の取付具の端面を載置するためのスロットの方向に対して横方向に延びる突出部を有し、本発明によれば、突起が、前記他方の面から突出し広がったヘッドを有するスタッドによって形成され、前記スタッドは、第1の取付具上を軸方向に移動可能なように取り付けられ、その前記ヘッドが第1の取付具の一方の面に向かったばね仕掛けであることを特徴とする。
【0006】
この種のコネクタでは、2つのワークピースによってコネクタに作用する力、特に支持力を支えるのは突起およびスロットだけではなく、その代わりに、その少なくとも重要な部分は少なくとも1つの他の取付具の突出部を支持する取付具の端面によって支えられる。スタッドはまた、容易に製造することができる。第1の取付具にスタッドを取り付けることにより、一方ではワークピースの不正確さを相殺することができ、もう一方では、例えば地震の際等に発生する衝撃荷重を、ばねによって吸収し、したがって、コネクタが損害を被ることなくワークピースから離しておくことができる。したがって、コネクタは、2つの取付具のお互いに対する不変の確実な固定を以て、一定の全体的な高さでより大きな力、またはより小さな全体サイズで同じ力に、永続的に耐えることができる。
【0007】
突出部は、ここで、特定の取付具にねじ留めされてもよい。しかしながら、突出部は、好ましくは取付具上に一体的に形成されるか、または取付具に溶接される場合に、特に大きな力を吸収し得る。
【0008】
突出部は、立方形であり、ワークピースの1つに取り付けるためのスクリューを受け入れるための孔によって貫通されていることが好ましい。これはコンパクトで頑丈な突出部を同時にもたらし、これはワークピースに直接的に力を伝達することができる。孔の少なくとも1つが、取付具の一方の面に対して鋭角で突出部を貫通し、突出部が、孔が開始する面取り部を有することが好都合である。これは、ワークピース内への力を傾けて導入することにつながり、特にワークピースが木製であり取付具がその端面に取り付けられている場合に、ワークピースの端面の膨張またはひび割れを妨げる。面取り部の結果として、スクリューもまた、より容易に取り付けられ、突出部に対する改善された嵌合を有することができる。
【0009】
有利な実施形態では、孔の少なくとも1つが、取付具の一方の面に円筒状の拡張部を有する。前記円筒状の拡張部は、取付具の取り付け前に例えばワークピースに取り付けられたスクリューの頭部上に取り付けることができ、このようにして、取付具は、ワークピースに取り付けるために確実に位置決めすることができる。
【0010】
また、取付具が実質的に合同であり、前記スロットにほぼ平行な端部を有し、ここでチークが少なくとも1つの取付具の端部に形成され、突起がスロットに固定された位置にあるときに、もう一方の取付具がチークの間に横方向に保持される場合が、特に好ましい。このようにして、せん断力のような横方向の力もまた、チークによって少なくとも部分的に吸収されることができ、したがって、突起の負荷は、さらに低減されることができる。したがって、さらに、コネクタは、突起またはスロットに過負荷をかけることなく、-垂直なスロットを有するその通常の取り付け方向と比較して-傾けて、または水平でさえも使用することができる。
【0011】
2つの取付具を互いに固定するときに、突起のアンダーカットをスロット内に円滑に挿入するために、スロットは好ましくはV字形の口部を有する。
【0012】
2つの取付具は、一方では互いに完全に異なっていてもよく、ここで、第1の取付具のみが突起を有し、第2の取付具はスロットを有し、取付具のうちの1つのみが前記ストップを有し、かつ/または取付具のうちの1つのみが前記任意のチークを有する。しかしながら、両方の取付具は、好ましくは同一の形状を有するか、または互いに対して鏡面対称である。このようにして、コネクタの構造および取扱いは、特に、取付具が同一の形状を有する場合に、かなり単純化される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
以下、添付の図面に示された例示的な実施形態を参照して、より詳細に本発明の説明をする:
図1a図1aおよび図1bは、それぞれ斜め上方から見た斜視図で、取付具(図1a)および2つのワークピースのための2つのこのような取付具を有するコネクタ(図1b)を示す;
図1b図1aおよび図1bは、それぞれ斜め上方から見た斜視図で、取付具(図1a)および2つのワークピースのための2つのこのような取付具を有するコネクタ(図1b)を示す;
図2a図2aおよび図2bは図1bのコネクタの変形例を、ワークピースのない取り付け位置において斜め上方から見た斜視図(図2a)で示し、一部を示した2つのワークピース上から見た側面図(図2b)で示す;
図2b図2aおよび図2bは図1bのコネクタの変形例を、ワークピースのない取り付け位置において斜め上方から見た斜視図(図2a)で示し、一部を示した2つのワークピース上から見た側面図(図2b)で示す;
図3a図3a~3cは図1b、2aまたは2bからのコネクタの突出部の変形例を、斜め上方からの斜視図(図3a)、断面図(図3b)、および側面図(図3c)で示す;
図3b図3a~3cは図1b、2aまたは2bからのコネクタの突出部の変形例を、斜め上方からの斜視図(図3a)、断面図(図3b)、および側面図(図3c)で示す;
図3c図3a~3cは図1b、2aまたは2bからのコネクタの突出部の変形例を、斜め上方からの斜視図(図3a)、断面図(図3b)、および側面図(図3c)で示す;
図4図4、5、6aおよび6bはコネクタの取付具のさらなる実施形態を示し、より具体的には、変形例を斜め上方からの斜視図(図4)で示し、本発明による突起を有する別の変形例を側面図(図5)で示し、およびさらなる変形例をそれぞれ斜め上方からの斜視図(図6aおよび6b)で示す。
図5図4、5、6aおよび6bはコネクタの取付具のさらなる実施形態を示し、より具体的には、変形例を斜め上方からの斜視図(図4)で示し、本発明による突起を有する別の変形例を側面図(図5)で示し、およびさらなる変形例をそれぞれ斜め上方からの斜視図(図6aおよび6b)で示す。
図6a図4、5、6aおよび6bはコネクタの取付具のさらなる実施形態を示し、より具体的には、変形例を斜め上方からの斜視図(図4)で示し、本発明による突起を有する別の変形例を側面図(図5)で示し、およびさらなる変形例をそれぞれ斜め上方からの斜視図(図6aおよび6b)で示す。
図6b図4、5、6aおよび6bはコネクタの取付具のさらなる実施形態を示し、より具体的には、変形例を斜め上方からの斜視図(図4)で示し、本発明による突起を有する別の変形例を側面図(図5)で示し、およびさらなる変形例をそれぞれ斜め上方からの斜視図(図6aおよび6b)で示す。
【0014】
〔発明の詳細な説明〕
図1a、図1b、図2aおよび図2bは、木、特に接着集成材、コンクリート、積み石、石材、金属で作られた2つのワークピース2、3、例えば、梁、および/または垂直な構成材、例えば柱、支柱、または壁のためのコネクタ1のための実施例を示す。コネクタ1は、第1および第2の取付具4、5を有する。第1の取付具4はその一方の面6がワークピース2、3の一つに取り付けられ、第2の取付具5はその他方の面7がワークピース2、3の他方に取り付けられる。この目的のために、取付具4、5の各々は、例えば当該ワークピース2、3に固定されたスクリュー9、釘、ピン等のための孔8を有する。
【0015】
他方の面10の手段によって、第1の取付具4は第2の取付具5の他方の面11に固定され、2つのワークピース2、3はこのようにして互いに接続される。2つの取付具4、5は、それぞれ一方の面と他方の面6、7、10、11の間に周囲を取り巻く端面12、13を有している。
【0016】
2つの取付具4、5をそれらの他方の面10、11の手段によって互いに固定するために、少なくとも第1の取付具4はその他方の面10にアンダーカット15を有する突起14を有し、少なくとも第2の取付具5はその端面13から始まりアンダーカット15と対応するスロット16を有し、このスロットにおいて、第1の取付具4の突起14は、アンダーカット15をスロット16に挿入することによって固定される。言うまでもなく、図2bの実施例に示されるように、第1の取付具4は支持されるワークピース2、例えば梁、に取り付けられる取付具であってもよく、第2の取付具5は支持されるワークピース3、例えば支柱、に取り付けられる取付具であり、またはその逆である。
【0017】
アンダーカット15を有する突起14のスロット16への挿入を円滑にするために、スロットは任意にV字形の口部16’を有する。図示の実施例のように、スロット16は一方の面7から他方の面11まで第2の取付具5を貫通することができ、あるいは、他方では第2の取付具5の他方の面11の単に溝として具体化することができる。スロット16は、図1aの実施例のように、突起14のアンダーカット15の形状に任意に適合されてもよく、ここでは面取りされ、所望であれば、他方の面11上に持ち上げられてもよい。取付具4、5は、図示された実施例のように、大部分が板状であってもよく、または別の適切な断面を有してもよい。さらに、図1bの実施例のように、両方の取付具4、5は、第1の取付具4および第2の取付具5の両方がそれぞれ、アンダーカット15を有する突起14と、他方の取付具4、5の突起14を固定するためのスロット16とを有するように、任意に、同一の形状を有してもよく、または互いに鏡面対称であってもよい。
【0018】
少なくとも取付具4、5のうち1つは、その他方の面10、11に、スロット16の方向に対して横方向に延びる突出部17を有する。他方の取付具4、5の端面12、13は、突起14がスロット16に固定された位置にあるとき、この突出部17上に載る。突出部17は、例えば屈曲または成形により当該取付具4、5に一体的に形成され、または図1aの実施例のように例えば前記他方の面10、11上に、または図2aの実施例のようにその端面12、13上に溶接される。あるいは、突出部17は当該取付具4、5にねじ止めされてもよく、または取付具4、5の一方の面および他方の面6、7、10、11を貫通する穴8’を通して当該ワークピース2、3に固定することによって取付具4、5に固定されてもよい。
【0019】
図3a~3cの典型的な実施形態では、突出部17は立方形である。あるいは、突出部17は、少なくとも部分的に他の取付具4、5の支持端面12、13を支えるために適した別の形状を有してもよい。図3a~3cに示す実施例の突出部17は、ワークピース2、3の1つに取り付けるためのスクリュー9を受け入れるための孔8’によって貫通されている。図3a~図3cの実施例では、突出部17が任意に、取付具4、5の前記一方の面6、7に対して鋭角αで突出部17を貫通する少なくとも1つの孔18(図3aの実施例では2つの孔18)を有し、取付具4、5をスクリュー19の補助で傾けてワークピース2、3にねじ込むことができる。この実施例では、突出部17は、傾いた孔18(ここでは直角)が開始する場所から、任意の面取り部20を有する。
【0020】
孔8、18は、例えば円筒状(図3b)または円錐状(図3c)に、任意に窪んでいる。図3cの典型的な実施形態では、孔8’の1つは、また、ワークピース2、3に予めねじ込まれた位置決めスクリューの頭部、または取付具4、5のための位置決めピン(図示せず)の頭部を受け入れるために、取付具4、5の一方の面6、7に円筒状の拡張部21を有する。
【0021】
図4の典型的な実施形態では、例えばアンダーカット15を有する突出部17の凸部として、突起14が突出部17と一体的に形成される。この実施例では、突出部17はまた、その変形例において、全ての実施形態に対して任意である孔8’、18を有さないで示されている。
【0022】
あるいは、突起14は、さらなる図示の実施例において、前記他方の面10、11から突出するスタッド22によって形成され、スタッドは広がったヘッド23を有し、それによって、アンダーカット15はヘッド23と他方の面10、11との間に形成される。ヘッド23は、例えば球状、円筒状、または図示のように円錐状であってもよい。図1aの実施例では、スタッド22は取付具4、5に溶接されているが、代わりにねじ止めされていてもよい。
【0023】
図5は、本発明による別の実施例を示し、ここでスタッド22は取付具4、5に軸方向に移動可能なように取り付けられ、そのヘッド23による当該取付具4、5の前記一方の面6、7に向かったばね仕掛けである。この実施例では、スタッド22は取付具4、5の両方の面6、7、10、11を貫通し、他方の面10、11はストップ24を有し、ヘッド23の反対側の端部には、フランジ25と取付具4、5の一方の面6、7との間にクランプされたばね26に作用するフランジ25を有する。軸方向に移動可能なスタッド22のばね荷重の他の変形例は、当業者には非常によく知られている。
【0024】
図6aおよび6bによるさらなる実施形態では、取付具4、5は実質的に合同であり、前記スロット16にほぼ平行な端部12’、12”、13’、13”を有する。チーク27が少なくとも1つの取付具4、5(ここでは両方の取付具4、5)の前記端部12’、12”、13’、13”に形成され、突起14がスロット16に固定された位置にあるときに、チーク27が2つの取付具4、5の間の横方向の力を伝達するように、他の取付具4、5が前記チークの間に横方向に保持される。言うまでもなく、取付具4、5の適切な鏡面対称な実施形態では、同様の趣旨で、取付具4、5の各々はその端部12’、12”、13’、13”の一方にのみチーク27を有することができ、両方にはない。
【0025】
本発明は、提示された実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲内にある全ての変形、修正、および組み合わせを含む。
図1a
図1b
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図4
図5
図6a
図6b