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▶ 中村 嘉秀の特許一覧

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  • 特開-歯ブラシスタンド 図1
  • 特開-歯ブラシスタンド 図2
  • 特開-歯ブラシスタンド 図3
  • 特開-歯ブラシスタンド 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023056448
(43)【公開日】2023-04-19
(54)【発明の名称】歯ブラシスタンド
(51)【国際特許分類】
   A47K 1/09 20060101AFI20230412BHJP
   A46B 17/02 20060101ALI20230412BHJP
【FI】
A47K1/09 C
A46B17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021180629
(22)【出願日】2021-10-07
(71)【出願人】
【識別番号】521482172
【氏名又は名称】中村 嘉秀
(72)【発明者】
【氏名】中村 嘉秀
【テーマコード(参考)】
3B202
【Fターム(参考)】
3B202AA06
3B202GB06
(57)【要約】
【課題】 本発明は、場所を取らずに、歯ブラシを衛生的に保管できる、歯ブラシの着脱も容易な歯ブラシスタンドを提供する。
【解決手段】 支持クリップと、歯ブラシ保持部と、ボディを備え、支持クリップは、ボディの一端に設けており、歯ブラシ保持部は、ボディの他端に設けた歯ブラシスタンドで、歯ブラシスタンドに、基盤を備え、支持クリップは、基盤の、歯ブラシ保持部とは反対の側に設け、支持クリップは、基盤に被さるような形に屈曲し、歯ブラシ保持部は、歯ブラシの把柄部を着脱自在に挟持可能な2つの突出体を備え、基盤の天面は、歯ブラシ保持部の天面より高い場合でも、差は約10mm以内で、ボディは、弾性を有する樹脂製で、ボディの一端に設けた支持クリップで、歯磨き剤容器のチューブのシール部分などを挟む歯ブラシスタンド。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持クリップと、歯ブラシ保持部と、ボディを備え、支持クリップは、ボディの一端に設けており、歯ブラシ保持部は、ボディの他端に設けた歯ブラシスタンドで、
歯ブラシスタンドに、基盤を備え、支持クリップは、基盤の、歯ブラシ保持部とは反対の側に設け、支持クリップは、基盤に被さるような形に屈曲し、
歯ブラシ保持部は、歯ブラシの把柄部を着脱自在に挟持可能な2つの突出体を備え、
突出体は、第1突出体と、第2突出体を備え、第1突出体は、歯ブラシ保持部の2カ所のうちの甲側であり、第2突出体は、歯ブラシ保持部の2カ所のうちの乙側である、
基盤の天面は、歯ブラシ保持部の天面より高い場合でも、差は約10mm以内で、
ボディは、弾性を有する樹脂製で、ボディの一端に設けた支持クリップで、歯磨き剤容器のチューブのシール部分などを挟み、ボディの他端に設けた歯ブラシ保持部で、歯ブラシを挟む歯ブラシスタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、場所を取らずに、歯ブラシを衛生的に保管できる、歯ブラシの着脱も容易な歯ブラシスタンドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の歯ブラシホルダーでは歯ブラシ保管時、壁面や扉などを新たに占有する必要があった。
また、壁面から近いことで、衛生面の課題もあった。
コップ把手に付属のものでは、うがいをする際、歯ブラシを毎回取り出し、移動させて元に戻す煩わしさがあった。
従来、図3に示した歯ブラシホルダーがあった。
概要としては、スポンジシールや吸盤を用い、本体を壁面や扉などに固定し、本体が歯ブラシの柄を着脱可能な状態で保持できるものである(特許文献1参照)。
また、図4に示した、歯ブラシの保管場所の面積を抑えるコップがあった。
把手に歯ブラシスタンドを備えることで、場所を取らずに歯ブラシの衛生的な保管を容易にしている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3161131号公報
【特許文献2】意匠第1586765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
歯ブラシを保管する洗面所や浴室の空間は限られており、出来るだけ場所を取らないような形での保管が望ましい。
特許文献1の、スポンジシールや吸盤式の歯ブラシホルダーでは、歯ブラシを保管するとき、水平面は占有しないものの、壁面や扉などの、備え付けの垂直面を新たに占有する必要があった。
たとえば、洗面鏡の一部が隠れるなどの事象が発生する。
また、洗面台に奥行きがある場合、あるいは、身長の低い方が使用する場合、手の届きやすい範囲に、適切な対象面がないといったこともあった。
さらに、場所の課題だけでなく、衛生面の課題もある。
歯ブラシのブラシ部分と壁面の距離の近さから、カビなどが発生しやすい形状であった。加えてスポンジシールや吸盤の特性上、継続的に面に貼っていると、長期的には面に汚れや黄変の発生するものであった。
特許文献2の、歯ブラシの保管場所の面積を抑えるコップでは、歯ブラシを保管するとき、限られた水平面を占有せず、垂直面も占有しない。
ただし、うがいをする際に、歯ブラシを毎回取り出し、移動させて元に戻す煩わしさがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
支持クリップと、歯ブラシ保持部と、ボディを備え、支持クリップは、ボディの一端に設けており、歯ブラシ保持部は、ボディの他端に設けた歯ブラシスタンドで、
歯ブラシスタンドに、基盤を備え、支持クリップは、基盤の、歯ブラシ保持部とは反対の側に設け、支持クリップは、基盤に被さるような形に屈曲し、
歯ブラシ保持部は、歯ブラシの把柄部を着脱自在に挟持可能な2つの突出体を備え、
突出体は、第1突出体と、第2突出体を備え、第1突出体は、歯ブラシ保持部の2カ所のうちの甲側であり、第2突出体は、歯ブラシ保持部の2カ所のうちの乙側である、
基盤の天面は、歯ブラシ保持部の天面より高い場合でも、差は約10mm以内で、
ボディは、弾性を有する樹脂製で、
ボディの一端に設けた支持クリップで、歯磨き剤容器のチューブのシール部分などを挟み、ボディの他端に設けた歯ブラシ保持部で、歯ブラシを挟む歯ブラシスタンド。
【発明の効果】
【0006】
歯ブラシを保管するとき、キャップを底辺にしたチューブ状の歯磨き剤容器と一体化させることで、場所を取らずに保管することができる。
歯ブラシを保管するとき、壁面から遠ざけて歯磨き剤容器を設置すると、歯ブラシのブラシ部分の衛生を高めることができる。
安価で大量に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の歯ブラシスタンドの斜視図である。
図2】 本発明の歯ブラシスタンドで実際に歯ブラシを保管している状態の説明図である。
図3】 従来の技術の歯ブラシホルダーの全体の説明図である。
図4】 従来の技術の把手に歯ブラシ立てを備えたコップの全体の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
支持クリップ(21)と、歯ブラシ保持部(31)と、ボディ(11)を備え、支持クリップ(21)は、ボディ(11)の一端に設けており、歯ブラシ保持部(31)は、ボディ(11)の他端に設けた歯ブラシスタンド(1)で、
歯ブラシスタンド(1)に、基盤(41)を備え、支持クリップ(21)は、基盤(41)の、歯ブラシ保持部(31)とは反対の側に設け、支持クリップ(11)は、基盤(41)に被さるような形に屈曲し、
歯ブラシ保持部(31)は、歯ブラシ(61)の把柄部(62)を着脱自在に挟持可能な2つの突出体を備え、
突出体は、第1突出体(32)と、第2突出体(33)を備え、第1突出体(32)は、歯ブラシ保持部(31)の2カ所のうちの甲側であり、第2突出体(33)は、歯ブラシ保持部(31)の2カ所のうちの乙側である、
基盤(41)の天面(42)は、歯ブラシ保持部(31)の天面(34)より高い場合でも、差は約10mm以内で、
ボディ(11)は、弾性を有する樹脂製で、
ボディ(11)の一端に設けた支持クリップ(21)で、歯磨き剤容器(51)のチューブのシール部分(52)などを挟み、ボディ(11)の他端に設けた歯ブラシ保持部(31)で、歯ブラシ(61)を挟む歯ブラシスタンド。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときを説明する。
ボディ(11)の一端に支持クリップ(21)を設け、他端に、歯ブラシ保持部(31)を設けている。
これにより、歯ブラシ保持部(31)に固定した歯ブラシ(61)を、チュ-ブ状の歯磨き剤容器(51)と一体化させることができる。
これにより、歯ブラシ(61)のコンパクトな保管ができ、かつ、使用するとき、手の届きやすい場所で歯ブラシ(61)の着脱ができる。
また、使用者が、固定させる歯磨き剤容器(51)を壁などから遠ざけ、歯ブラシ(61)のブラシ部分を上に向けた状態で保持すると、ブラシ部分の周囲全方向には障害物がないため、カビの発生を抑制できる。
加えて、コップではなく歯磨き剤容器(51)と組み合わせる方法のため、うがいの度に歯ブラシ(61)を移動させる必要がなくなる。
【符号の説明】
【0013】
11 ボディ
21 支持クリップ
31 歯ブラシ保持部
32 第1突出体
33 第2突出体
34 歯ブラシ保持部の天面
41 基盤
42 基盤の天面
51 歯磨き剤容器
52 歯磨き剤容器のチューブのシール部分
61 歯ブラシ
62 歯ブラシの把柄部
図1
図2
図3
図4